VAIO SX14 (2022年7月発売モデル, ファインレッド) レビュー:情熱と気品を感じるスペシャルな14型ノートPC

 

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貸出機材提供:VAIO株式会社

正面斜め

VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)(以下、VAIO SX14 と記載)に「ファインレッド」カラーが登場しました。

深みのあるレッドは情熱と気品を兼ね備えたイメージでカッコよく、ほかのカラーとは一線を画した色合いです。

性能面では第12世代インテル Core プロセッサーにより とにかくパフォーマンスがパワフル!ベンチマークによる性能評価も優秀です。

すぐれた性能やデザイン性にくわえ使いやすさを考慮した作りもポイント。

レビューではメーカーからお借りしたファインレッドの実機を試用して、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

■VAIO SX14 (2022年7月発売モデル) の特徴

  • 第12世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • 立体成型カーボン天板の採用&MIL規格に準拠した堅牢ボディ
  • 14インチサイズでもスリム&コンパクト&軽量
  • 高輝度&広色域の液晶ディスプレイ
  • 片手で天面を開くことができる
  • チルトアップヒンジによる無限パームレストでタイピングしやすく疲れにくいキーボード
  • CMOS センサー Full HDカメラ&顔認証機能搭載(オプション)
  • 電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵(オプション)、電源オンと同時に指紋認証
  • ファインレッドのカラーは情熱と気品を兼ね備えた深みのあるレッド(VAIOストア限定色)

天面(壁紙)

レビューは 2023年3月24日時点の内容です。

関連記事

第13世代インテル Core プロセッサーを搭載した最新機種の実機レビューです。

 

スペック構成

VAIO SX14 (2022年7月発売) は、量販店などで取り扱われている「個人向け標準仕様モデル」のほか、使いかたや予算に合わせて柔軟にカスタマイズできる「カスタマイズモデル」がラインナップしています。

カスタマイズモデルはメーカー直販サイトから直接購入できるあんしん感があるほか、ALL BLACK EDITION や限定色のファインレッドを選択できる特別感もあります。

以下は、カスタマイズモデルのおもなスペック構成です。

通常モデル ALL BLACK EDITION
カラー ■アーバンブロンズ
■ブライトシルバー
■ファインホワイト
■ファインブラック
■ファインレッド
オールブラック
OS ■Windows 11 Pro 64ビット
■Windows 11 Home 64ビット
CPU ■インテル Core i7-1260P プロセッサー
■インテル Core i5-1240P プロセッサー
■インテル Core i3-1215U プロセッサー
■インテル Celeron 7305 プロセッサー
インテル Core i7-1280P プロセッサー
メモリ ■32GB (On Board)
■16GB (On Board)
■8GB (On Board)
※規格 LPDDR4X、デュアルチャンネル転送対応
■32GB (On Board)
■16GB (On Board)
※規格 LPDDR4X、デュアルチャンネル転送対応
ストレージ ■2TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
■1TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
■512GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
■256GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
■512GB SSD (スタンダード, NVMe 暗号化機能付き)
■256GB SSD (スタンダード, NVMe 暗号化機能付き)
■128GB SSD (スタンダード, NVMe 暗号化機能付き)
■2TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
■1TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
■512GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
■256GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き)
ディスプレイ ■14.0型ワイド(16:9) Ultra HD(4K) (3840×2160) アンチグレア(非光沢) 液晶
■14.0型ワイド(16:9) Full HD (1920×1080) アンチグレア(非光沢) 液晶
■14.0型ワイド(16:9) Full HD (1920×1080) グレア(光沢) タッチパネル対応液晶
グラフィックス ■インテル Iris Xe グラフィックス (Core i7/i5/i3)
■インテル UHD グラフィックス (Celeron)
インテル Iris Xe グラフィックス
LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
ワイヤレス IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠, Wi-Fi 6E 適合, Bluetooth 5.1準拠
カメラ、マイク ■CMOS センサー搭載Full HDカメラ Windows Hello 顔認証対応、内蔵ステレオマイク
■CMOS センサー搭載HDウェブカメラ、内蔵ステレオマイク
CMOS センサー搭載Full HDカメラ Windows Hello 顔認証対応、内蔵ステレオマイク
生体認証 ■指紋認証、顔認証
■指紋認証
■顔認証
■なし
指紋認証、顔認証
バッテリー駆動時間(JEITA測定法 2.0) 最大 約27.0時間 最大 約15.0時間
本体サイズ(W×D×H) 約 320.4×222.9×13.3~17.9 mm
本体質量 約1,046~1,167g 約1,080~1,167g

 

ラインナップしているモデルのスペック詳細、価格など最新情報は VAIO直販サイト「VAIO ストア」をご確認ください。

真正面

VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)
税込19万円台から

 

キャンペーン情報

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詳しくは VAIOストア公式サイトをご確認ください。

 

外観チェック

情熱と気品を感じるカラー&スタイリッシュデザイン

VAIO SX14 はスリムでスタイリッシュなデザイン。

正面側 右側

背面側 右側

レビュー機のファインレッドは情熱と気品を感じさせるカラーで、女性はもちろんのこと男性が使ってもスペシャル感を演出してくれる色合いです。

天面真上

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)

VAIO のロゴプレートとオーナメント(背面の金属部分)がアクセントで高級感ある仕上がりです。

天面斜め(その3)

ほかのカラーイメージは以下のとおり。

カラーバリエーション

いずれのカラーもセンスが光るスタイリッシュなデザインにマッチしています。

 

レビュー機の天面はサラサラとした感触です。指紋や皮脂の跡は目立ちにくいところも好印象です。ちなみに汚れが気になったときは柔らかいクリーナークロスなどでふき取れます。

本体の厚みは 14インチでもスリム。バッグへの出し入れもスムーズにできます。

スリムボディ(その1)

スリムボディ(その2)
本体はスリム

 

底面の色はマットなブラック。天面のレッドとのツートンカラーが意外にマッチしています。

また、底面カバーの構造は剛性を重視した「ユニボディ」で見た目もスッキリとしています。

底面真上

底面(斜め)

ゴム足は四隅に実装されています。前面側は縦方向の細長くて低めのゴム足、背面側は横方向で細長く少し高さのあるゴム足です。

ゴム足

ゴム足の構造はチルトアップするときに滑りやすくし、なおかつ無限パームレストで接地面との段差を極力なくす役割も兼ねているようです。もちろん本体の安定感は良好です。

チルトアップ

なお、吸気口はヒンジのあいだ(キーボード側と底面側)、排気口は左側面に実装されています。

吸気口と排気口
吸気口(キーボード側)と排気口(左側面)

吸気口
吸気口(底面側)

天面は片手で開けられる

VAIO SX14 は、天面を片手で開くことができます。

天面は片手で開くことができる
チルトアップまで片手でできる

片手で勢いよく開くことはできませんが、コツをつかめばスムーズに開くことができます。

必要十分なインターフェース

VAIO SX14(レビュー機)のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①セキュリティーロック・スロット

②USB 3.0 Type-A

③ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

④USB 3.0 Type-A (給電機能付き)

⑤USB Type-C (Thunderbolt 4、USB Power Delivery、USB4、USB 3.1、DisplayPort 1.4) ×2

⑥HDMI出力

⑦LAN端子 (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) (部分開閉カバー付き)

VAIO SX14 は必要十分なインターフェースを実装しています。SDカードスロットは実装されていませんが、必要に応じて USB対応のカードリーダーを使用すると良いでしょう。(ピンキリですが 500円くらいから購入できます)

なお、USB Type-C ポートは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C ポート対応表

 (2ポート共通、当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

Dolby Atmos 対応 スピーカー搭載

スピーカーは Dolby Atmos 対応で底面の前面側左右に2基搭載されています。

スピーカー(底面部左右)
矢印の指すところがスピーカー

スピーカー(拡大写真)
底面スピーカーの拡大

音域や音質はまずまずで、音声は明瞭に聴こえます。

顔認証カメラと指紋認証センサー搭載

VAIO SX14 は、顔認証カメラと指紋認証センサーを搭載可能です。

顔認証
顔認証でサインイン

指紋認証
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵)

顔認証と指紋認証は併用が可能で、認証精度はいずれも良好です。Windows へのサインインもスムーズです。

とくに、VAIO SX14 の指紋センサーは電源ボタンを押したときにパワーオンと同時に指紋を読み込むことができます。サインイン画面で再度指紋センサーにタッチする必要はなく、そのまま Windows にサインインできます。

もちろん、指紋登録されていない指で電源オンしたときはサインイン画面での認証が必要です。(顔認証情報を登録しておけば顔認証でサインイン可能)

VAIO User Sensing 機能搭載

VAIO User Sensing は、指紋と顔、2つの人感センサーを組み合わせて強固なセキュリティを実現できる機能です。

VAIO User Sensing の機能は全部で4つ、それぞれ付属ソフトウェア「VAIOの設定」で該当する設定をオンすることで機能を使用することができます(個別設定も可能)。

実際に試してみたところ、とても便利で実用面でもあんしんして使えそうです。

VAIO User Sensing のおもな機能は以下のとおり。

着席オートログオン

パソコンの前に座るだけで人感センサーがユーザーを検知し自動で顔認証を実行しサインインできる機能です。

着席オートログオン
着席オートログオン

なお、Windows の設定で「Windows Hello 顔認証」の登録が必要です。

離席オートロック

パソコンの前から離れると人感センサーが離席を検知してパソコンを自動でロック状態にする機能です。

離席オートロック
離席オートロック

画面を暗くするまでの時間や、画面を暗くした後ロックするまでの時間設定も可能です。

在席ノーロック

人感センサーがパソコンの前に人がいることを検知しているあいだはスリープやスクリーンセーバーへ移行しない機能です。

在席ノーロック
在席ノーロック

ワンアクションログオン

電源オフの状態で電源ボタンを押したときに起動と同時に指紋認証を行う機能です。サインイン画面が表示されたときのサインイン操作が不要で、自動的にデスクトップ画面が表示されます。

ワンアクションログオン
ワンアクションログオン

なお、Windows の設定で「Windows Hello 指紋認証」の登録と同じ指で電源ボタンを押す必要があります。指紋登録されていない指で電源オンしたときはサインイン画面での認証が必要です。

プライバシーシャッターでカメラを遮断できる

VAIO SX14 は、カメラを遮断できる「プライバシーシャッター」が付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターが開いてカメラ有効
下の画像:シャッターが閉じてカメラを遮断
カメラ上側に切り替えスイッチがある

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます。

なお、プライバシーシャッターでカメラを遮断しているときやマスクを着用しているときは顔認証でサインインできませんが、指紋認証でサインイン可能です。

軽量&スリム&コンパクト

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
コンパクトな本体

本体は A4 サイズより一回り大きいくらいのサイズ感で、14インチサイズながらコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 16~20.5(最厚部、突起部除く)mm。最厚部でも CDケース 2枚程度でスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,086g
・電源アダプター:163g

14インチサイズながら本体は 1kg チョットで軽量。持ち歩きもラクにできる重量感です。

本体の重量感
本体は軽量

電源アダプターの最大出力は 65W。超コンパクトで手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ

 

ディスプレイのチェック

自然な色合い描画できる液晶パネル

レビュー機の液晶パネルは Sharp製[型番:LQ140M1JW43]。描画される映像は自然な色合いでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは 青と緑が少し強めに出ていますが、理想的な 45度の角度に近い形状です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「339 nit」。高輝度で見た目でも十分な明るさです。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 99.4% 102.5%
Adobe RGB 75.5% 76.0%
DCI-P3 75.5% 75.6%

広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にも活用できそうです。

 

14インチサイズは 12.5インチより意外に大きい

VAIO SX14 と VAIO SX12 (12.5インチ) のディスプレイサイズを比較します。

ディスプレイサイズ比較
ディスプレイサイズ比較
(写真は ALL BLACK EDITION)

14インチのディスプレイは意外に大きく表示される文字も見やすいです。(同じテキストスケーリングで比較)

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

上部ベゼルはカメラユニットを収納しているためか少し幅がありますが、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く全体的に画面周りはスッキリしています。

 

映り込みはほとんど気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

レビュー機は非光沢液晶です。映り込みが気になることはほとんどなく眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイはフラットにできる

ディスプレイは ほぼ 180度開くことができます。

ディスプレイの最大角度

ディスプレイをフラットにすれば、打ち合わせなどで画面共有するときに便利です。

また、VAIO SX14 は画面回転機能が搭載されており、[Fn]+[2]キー操作で画面の向きを簡単に切り替えられます。

画面の向きを切り替え
画面の向きを切り替え

とくに、VAIO SX14 の画面回転機能ですぐれているところは、画面の向きを相手側に切り替えてもタッチパッドの操作方向が切り替わらない点。画面の向きが逆さまでもマウスポインターはタッチパッド側から見た方向に動かせます。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

VAIO SX14 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチは実測で 約19mm(仕様も 19mm)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで、窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状は中央部分が指先にあわせてへこんだ形です。少しツルツルとした感触です。

キートップ

キーストロークの仕様は 約1.5mm。しっかりした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という音。音の大きさは静か

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じでタイピングしやすいキーボードです。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

キーボード・バックライトの設定は、付属のソフトウェア「VAIOの設定」でオン/オフできます。

VAIOの設定 キーバックライト

明るさの設定はできませんが、常時点灯/キーを押したら点灯/点灯しない の切り替えのほか点灯時間などの設定が可能です。

質感の良いパームレスト

パームレストを含めキーボード面全体はヘアライン仕上げで高級感があります。ツルツルとした感触で質感も良好、キーボード操作も快適です

パームレスト

指紋や皮脂の跡は少し目立ちやすいですが、汚れが気になるときは柔らかいクリーナークロスなどでふき取れます。

また、VAIO SX14 はチルトアップヒンジによってキーボード面に適度な傾斜ができるところもポイント。

無限パームレスト
無限パームレスト

適度な傾斜にくわえ無限パームレストと言われるパームレストとデスクの段差を小さくすることでタイピングしやすく手首が疲れにくいメリットがあります。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドの感触はツルツルしており、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめサイズで扱いやすさは良好です。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core i7-1260P プロセッサー
メモリ 16GB LPDDR4X (オンボード)
ストレージ 512GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「VAIOの設定」の[電源・バッテリー]-[CPUとファン]の設定を「パフォーマンス優先」と「標準」で評価しています。

VAIOの設定[電源・バッテリー]
VAIOの設定[電源・バッテリー]-[CPUとファン]

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1260P プロセッサー

・インテル Core i5-1240P プロセッサー

・インテル Core i7-1255U プロセッサー

・インテル Core i7-1250U プロセッサー

・インテル Core i5-1235U プロセッサー

・インテル Core i3-1215U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Core i7-1260P(レビュー機/パフォーマンス優先)
4357 pts
Ryzen 7 5825U
4148 pts
Core i7-1260P(レビュー機/標準)
3837 pts
Core i7-1260P
3575 pts
Core i5-1240P
3412 pts
Core i7-1250U
3024 pts
Ryzen 5 5625U
2974 pts
Core i5-1235U
2738 pts
Core i3-1215U
2441 pts
Core i7-1255U
2340 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1783 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Core i7-1260P(レビュー機/パフォーマンス優先)
22783
Core i7-1260P(レビュー機/標準)
21056
Ryzen 7 5825U
20422
Core i7-1260P
18859
Core i5-1240P
17932
Core i7-1250U
16471
Ryzen 5 5625U
16291
Core i7-1255U
13869
Core i3-1215U
13584
Core i5-1235U
13275
Core i7-1165G7
11270
Core i5-1135G7
10823

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

[CPUとファン]の設定が標準モードでも平均値を上回るスコアで、保有している性能をしっかり発揮しています。

とくに、パフォーマンス優先モードでスコアが大きく伸びているところは大きな魅力。VAIO独自のチューニング「VAIO TruePerformance」の効果で、負荷の高い処理でもパワフルなパフォーマンスが期待できます。

Check

VAIO TruePerformance は、電源強化や放熱能力の向上などによって、より高いパフォーマンスを持続的に発揮できる VAIO独自のチューニング技術です。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1250U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i3-1215U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先)
5094
インテル Iris Xe(レビュー機/標準)
5005
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
4744
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4134
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
3915
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3678
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
3570
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3493
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3204
インテル UHD(Core i3-1215U)
3145
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
2995

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
10840
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
9531
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
9503
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先)
9293
インテル Iris Xe(レビュー機/標準)
9038
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
8647
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
8319
インテル UHD(Core i3-1215U)
7326
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
6792
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
6667

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先)
6161
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
5592
インテル Iris Xe(レビュー機/標準)
5425
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
5128
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4790
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
インテル UHD(Core i3-1215U)
4372
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
4261
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
4065
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
4004
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3561

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先)
4190
インテル Iris Xe(レビュー機/標準)
3900
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
3897
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
3485
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
3411
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3399
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3174
インテル UHD(Core i3-1215U)
3147
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3141
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
2997
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2927

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機はグラフィックス性能も優秀です。

一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画閲覧など)やオンライン会議はもちろんのこと、写真・動画編集など高度なグラフィックス処理でも十分なパフォーマンスが期待できます。

なお、第12世代 Core プロセッサー内蔵の Iris Xe グラフィックスは負荷が低いときよりも負荷が高くなるほどパフォーマンスを発揮する傾向があります。ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]のスコアがいまひとつだったのはそのためです。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは、第四世代 ハイスピード NVMe対応の SSD(容量 512GB) が搭載されています。

ストレージ情報
レビュー機のストレージ情報(対応転送モード:PCIe 4.0 x4 がポイント

以下は、データ転送速度の計測結果です。

データ転送速度
レビュー機のデータ転送速度

※[VAIOの設定]-[電源・バッテリー]-[CPUとファン]の設定を「標準」で計測した結果。パフォーマンス優先で計測した場合でも結果はほぼ同じ

計測結果は優秀です。実際の動作としても Windows やアプリの起動は早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・VAIO SX14(ALL BLACK EDITION 2022年7月モデル)

・レノボ Yoga 770i

・HP Spectre x360 14-ef

・デル XPS 13 Plus

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定でのスコア)

おもなスペックは以下のとおり。

スペック VAIO SX14
(レビュー機)
VAIO SX14
(ALL BLACK)
Yoga 770i Spectre x360 14 XPS 13 Plus
CPU インテル Core i7-1260P インテル Core i7-1280P インテル Core i7-1260P インテル Core i7-1255U インテル Core i5-1240P
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe)
グラフィックス Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
VAIO SX14(標準)
10095
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
9970
VAIO SX14(ALL BLACK)
9766
Yoga 770i
10159
Spectre x360 14
9736
XPS 13 Plus
9023
目標値
4100
Productivity
VAIO SX14(標準)
7044
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
6948
VAIO SX14(ALL BLACK)
6419
Yoga 770i
7283
Spectre x360 14
6610
XPS 13 Plus
6083
目標値
4500
Digital Contents Creation
VAIO SX14(標準)
6627
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
6640
VAIO SX14(ALL BLACK)
6463
Yoga 770i
6598
Spectre x360 14
5505
XPS 13 Plus
5971
目標値
3450
Gaming
VAIO SX14(標準)
4166
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
4376
VAIO SX14(ALL BLACK)
4494
Yoga 770i
4310
Spectre x360 14
4002
XPS 13 Plus
3632

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。

性能バランスにもすぐれており、ビジネスシーンやクリエイティブ作業のほか軽いゲームなど さまざまなシーンでパワフルな処理性能が期待できます。

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バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 8時間 27分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間 18分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 54分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
3時間 6分

レビュー機のバッテリー駆動時間は公称値で「約12.3~15.0時間」。バッテリーを多く消費する条件なので実用面では十分といえる結果です。

バッテリー駆動で使用するときは、画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑えれば駆動時間をさらに伸ばすことができます。

また、充電については公称値「約3時間」と同等です。

バッテリー性能は良好な結果といえるでしょう。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・VAIO SX14(ALL BLACK EDITION 2022年7月モデル)

・レノボ Yoga 770i

・HP Spectre x360 14-ef

・デル XPS 13 Plus

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定での処理時間)

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
VAIO SX14(標準)
42秒1
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
41秒1
VAIO SX14(ALL BLACK)
42秒6
Yoga 770i
43秒0
Spectre x360 14
40秒6
XPS 13 Plus
44秒2
Photoshop Lightroom
VAIO SX14(標準)
13秒4
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
13秒3
VAIO SX14(ALL BLACK)
11秒9
Yoga 770i
13秒9
Spectre x360 14
17秒0
XPS 13 Plus
14秒4
Lightroom Classic
VAIO SX14(標準)
19秒3
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
18秒9
VAIO SX14(ALL BLACK)
17秒1
Yoga 770i
19秒6
Spectre x360 14
21秒2
XPS 13 Plus
20秒7

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
VAIO SX14(標準)
1分56秒7
VAIO SX14(パフォーマンス優先)
1分32秒6
VAIO SX14(ALL BLACK)
1分33秒6
Yoga 770i
1分42秒0
Spectre x360 14
1分38秒4
XPS 13 Plus
1分42秒9

 

実際のソフトウェアを使った検証結果も優秀です。

標準モードでの動画エンコードは処理時間が若干かかるものの、パフォーマンス優先にすることで処理スピードが向上する点は大きな魅力です。

写真・動画編集などクリエイティブな作業でも快適なパフォーマンスで活用できそうです。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※VAIOの設定の[CPUとファン]の設定のうち「標準」と「パフォーマンス優先」で測定

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:24℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
中段はピーク時の音量推移
下段はスコア/処理時間(参考値)
ベンチマーク中 動画エンコード中
標準 34.6db 46.1db
(45~46db)
(3867pts)
46.3db
(46db前後)
(1分55秒)
パフォーマンス優先 35.1db 49.9db
(48~49db)
(4355pts)
50.0db
(48~50db)
(1分33秒)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は静かです。

高負荷な状態では「サーッ」という気流音が大きくなり、個人差はありますがうるさく感じるかもしれません。

なお、状況にもよりますが負荷が低減すると 30秒後くらいから気流音は静かになりはじめ、その後 1分30秒前後で平常時の状態の戻ります。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:24℃

※VAIOの設定の[CPUとファン]を「標準」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

高負荷な状態ではキーボード奥 中央寄りから左側の温度が上がりやすくタイピング中でも多少の温かさを感じるかもしれません。

また、パームレストは負荷状態にかかわらず本体内部の熱の影響を受けにくいため高負荷時でも快適なタイピングが可能です。

 

サウンド チェック

VAIO SX14 は、サウンドユーティリティソフト「Dolby Acccess」がプリインストールされています。

Dolby Acccess では、スピーカーから出力されるサウンドのコンテンツに合わせたプリセットが用意されており、お好みの音質にチューニングすることができます。

サウンドユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

※プリセット「ミュージック(インテリジェントイコライザー:バランス)」で試聴

■スピーカー
音域や音質はまずまず。
ボリュームを最大に近づけたときでも音割れしにくい。
音声もはっきり聴き取れる。

■ヘッドホン
ヘッドホンは音質が格段にアップする。
音楽を聴くならヘッドホンがおすすめ。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 11.1秒 37.6秒 7.0秒
2回目 11.1秒 36.4秒 6.9秒
3回目 10.8秒 37.0秒 7.0秒
4回目 10.8秒 37.0秒 6.9秒
5回目 10.7秒 36.9秒 7.3秒
平均 10.9秒 37.0秒 7.0秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いです。

再起動については少し時間がかかりますが頻繁に行う処理ではないので、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

VAIO SX14 の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・VAIO SX14 本体
・電源アダプター
・ドキュメント類
・液晶クリーナクロス

 

まとめ

以上、VAIO SX14 (2022年7月発売モデル, ファインレッド) のレビュー記事をお届けしました。

VAIO SX14 は 高い処理性能で快適に使える 14型ノートで、性能・デザイン・使いやすさなど完成度は高く、多くのユーザーが満足できるデバイスに仕上げられています。

また、今回レビューしたファインレッドのカラーは、派手さというよりも情熱と気品を感じさせる色合いです。型にはまらずオンリーワンを好むユーザーにとってはスペシャル感を演出してくれるアイテムになるはずです。

高評価のポイント

  • 処理性能とバランスにすぐれている
  • 軽量&スリム&コンパクトで持ち運びがラクにできる
  • チルトアップヒンジでタイピングしやすいキーボード
  • 完成度が高く、多くのユーザーが満足できる仕上がり
  • ファインレッドは情熱と気品を感じさせるカラー

気をつけておきたい点

  • Celeron 搭載モデルのパフォーマンスは期待しすぎないほうが良い(ふだん使いや軽い作業だけならアリ)

 

カスタマイズ構成や価格、キャンペーンなど最新情報は、VAIO直販サイト「VAIO ストア」をご確認ください。

真正面

VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)
税込19万円台から

 

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