VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)(以下、VAIO SX14 と記載)は、第12世代インテル Core プロセッサーを搭載した 14.0型ノートPCです。
最新プロセッサーの搭載により、CPUや内蔵グラフィックスのベンチマーク結果は優秀! 従来からのスタイリッシュなデザインや使いやすさをしっかり継承しつつ、より完成度が高められています。
レビューではメーカーからお借りした実機を試用して、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
■VAIO SX14 (2022年7月発売モデル) の特徴
- 第12世代インテル Core プロセッサーを搭載
- 立体成型カーボン天板の採用&MIL規格に準拠した堅牢ボディ
- 14インチサイズでもスリム&コンパクト&軽量
- 高輝度&広色域の液晶ディスプレイ
- 片手で天面を開くことができる
- チルトアップヒンジによる無限パームレストでタイピングしやすく疲れにくいキーボード
- CMOS センサー Full HDカメラ&顔認証機能搭載(オプション)
- 電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵(オプション)、電源オンと同時に指紋認証
【 目 次 】
レビューは 2022年9月9日時点の内容です。
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第13世代インテル Core プロセッサーを搭載した最新機種の実機レビューです。
スペック構成
VAIO SX14 (2022年7月発売モデル) は、量販店などで取り扱われている「個人向け標準仕様モデル」のほか、使いかたや予算に合わせて柔軟にカスタマイズできる「カスタマイズモデル」がラインナップしています。
カスタマイズモデルはメーカー直販サイトから直接購入できるあんしん感がある点や、ALL BLACK EDITION を選択できる特別感もあります。
以下は、カスタマイズモデルのおもなスペック構成です。
通常モデル | ALL BLACK EDITION | |
---|---|---|
カラー | ■アーバンブロンズ ■ブライトシルバー ■ファインホワイト ■ファインブラック |
オールブラック |
OS | ■Windows 11 Pro 64ビット ■Windows 11 Home 64ビット |
|
CPU | ■インテル Core i7-1260P プロセッサー ■インテル Core i5-1240P プロセッサー ■インテル Core i3-1215U プロセッサー ■インテル Celeron 7305 プロセッサー |
インテル Core i7-1280P プロセッサー |
メモリ | ■32GB (On Board) ■16GB (On Board) ■8GB (On Board) ※規格 LPDDR4X、デュアルチャンネル転送対応 |
■32GB (On Board) ■16GB (On Board) ※規格 LPDDR4X、デュアルチャンネル転送対応 |
ストレージ | ■2TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) ■1TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) ■512GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) ■256GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) ■512GB SSD (スタンダード, NVMe 暗号化機能付き) ■256GB SSD (スタンダード, NVMe 暗号化機能付き) ■128GB SSD (スタンダード, NVMe 暗号化機能付き) |
■2TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) ■1TB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) ■512GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) ■256GB SSD (第四世代 ハイスピード, NVMe 暗号化機能付き) |
ディスプレイ | ■14.0型ワイド(16:9) Ultra HD(4K) (3840×2160) アンチグレア(非光沢) 液晶 ■14.0型ワイド(16:9) Full HD (1920×1080) アンチグレア(非光沢) 液晶 ■14.0型ワイド(16:9) Full HD (1920×1080) グレア(光沢) タッチパネル対応液晶 |
|
グラフィックス | ■インテル Iris Xe グラフィックス (Core i7/i5) ■インテル UHD グラフィックス (Core i3/Celeron) |
インテル Iris Xe グラフィックス |
LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T | |
ワイヤレス | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠, Wi-Fi 6準拠, Bluetooth 5.1準拠 | |
カメラ、マイク | ■CMOS センサー搭載Full HDカメラ Windows Hello 顔認証対応、内蔵ステレオマイク ■CMOS センサー搭載HDウェブカメラ、内蔵ステレオマイク |
CMOS センサー搭載Full HDカメラ Windows Hello 顔認証対応、内蔵ステレオマイク |
生体認証 | ■指紋認証、顔認証 ■指紋認証 ■顔認証 ■なし |
指紋認証、顔認証 |
バッテリー駆動時間(JEITA測定法 2.0) | 最大 約27.0時間 | |
本体サイズ(W×D×H) | 約 320.4×222.9×13.3~17.9 mm | |
本体質量 | 約1,046~1,167g | 約1,080~1,167g |
ラインナップしているモデルのスペック詳細、価格など最新情報は VAIO直販サイト「VAIO ストア」をご確認ください。
VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)
税込17万円台から
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外観チェック
センスが光るスタイリッシュデザイン
VAIO SX14 はスリムでスタイリッシュなデザイン。
レビュー機は ALL BLACK EDITION。全身がマットなブラックで、ビジネスシーンはもちろんのことプライベートシーンにもマッチしています。
VAIO のロゴプレートとオーナメント(背面の金属部分)がアクセントで高級感ある仕上がりです。
通常モデルのカラーイメージは以下のとおり。
いずれのカラーもセンスが光るスタイリッシュなデザインにマッチしています。
レビュー機 ALL BLACK EDITION の表面はサラサラとした感触です。指紋や皮脂の跡は目立ちにくいところも好印象です。ちなみに汚れが気になったときは柔らかいクリーナークロスなどでふき取れます。
本体の厚みは 14インチでもスリム。バッグへの出し入れもスムーズにできます。
本体はスリム
底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリとしています。
ゴム足は四隅に実装されています。前面側は縦方向の細長くて低めのゴム足、背面側は横方向で細長く少し高さのあるゴム足です。
ゴム足の構造はチルトアップするときに滑りやすくし、なおかつ無限パームレストで接地面との段差を極力なくす役割も兼ねているようです。もちろん本体の安定感は良好です。
なお、吸気口はヒンジのあいだ(キーボード側と底面側)、排気口は左側面に実装されています。
吸気口(キーボード側)と排気口(左側面)
吸気口(底面側)
天面は片手で開けられる
VAIO SX14 は、天面を片手で開くことができます。
チルトアップまで片手でできる
もちろん、タイピング中にディスプレイがグラつくことがないようヒンジのトルクは最適化されています。
必要十分なインターフェース
VAIO SX14(レビュー機)のインターフェースをチェックします。
左側面のインターフェースなど各部名称です。
①セキュリティーロック・スロット
②USB 3.0 Type-A
③ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)
右側面のインターフェースなど各部名称です。
④USB 3.0 Type-A (給電機能付き)
⑤USB Type-C (Thunderbolt 4、USB Power Delivery、USB4、USB 3.1、DisplayPort 1.4) ×2
⑥HDMI出力
⑦LAN端子 (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) (部分開閉カバー付き)
VAIO SX14 は必要十分なインターフェースを実装しています。SDカードスロットは実装されていませんが、必要に応じて USB対応のカードリーダーを使用すると良いでしょう。(ピンキリですが 500円くらいから購入できます)
なお、USB Type-C ポートは映像出力や PD充電器に対応しています。
■USB Type-C ポート対応表
(2ポート共通、当サイトの検証結果)
映像出力 | 〇 |
---|---|
PD充電器(30W) | 〇 |
PD充電器(45W) | 〇 |
PD充電器(65W) | 〇 |
Dolby Atmos 対応 スピーカー搭載
スピーカーは Dolby Atmos 対応で底面の前面側左右に2基搭載されています。
矢印の指すところがスピーカー
底面スピーカーの拡大
音域や音質はまずまずで、音声は明瞭です。
顔認証カメラと指紋認証センサー搭載
VAIO SX14 は、顔認証カメラと指紋認証センサーを搭載可能です。
顔認証でサインイン
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵)
顔認証と指紋認証は併用が可能で、認証精度はいずれも良好です。Windows へのサインインもスムーズです。
とくに、VAIO SX14 の指紋センサーは電源ボタンを押したときにパワーオンと同時に指紋を読み込むことができます。サインイン画面で再度指紋センサーにタッチする必要はなく、そのまま Windows にサインインできます。
もちろん、指紋登録されていない指で電源オンしたときはサインイン画面での認証が必要です。(顔認証情報を登録しておけば顔認証でサインイン可能)
プライバシーシャッターでカメラを遮断できる
VAIO SX14 は、カメラを遮断できる「プライバシーシャッター」が付いています。
上の画像:シャッターが開いてカメラ有効
下の画像:シャッターが閉じてカメラを遮断
カメラ上側に切り替えスイッチがある
シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます。
なお、プライバシーシャッターでカメラを遮断しているときやマスクを着用しているときは顔認証でサインインできませんが、指紋認証でサインイン可能です。
軽量&スリム&コンパクト
本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。
コンパクトな本体
本体は A4 サイズより一回り大きいくらいのサイズ感で、14インチサイズながらコンパクトです。
本体を閉じたときの高さのイメージです。
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
ゴム足を含めた本体の高さは実測で 16~20.5(最厚部、突起部除く)mm。最厚部でも CDケース 2枚程度でスリムです。
本体や電源アダプターなどの重量を実測します。
・本体:1,135g
・電源アダプター:161g
14インチサイズながら本体は 1kg チョットで軽量。持ち歩きもラクにできる重量感です。
本体は軽量
電源アダプターは超コンパクトなサイズながら最大出力が 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。
ディスプレイのチェック
自然な色合いで描画できる液晶パネル
レビュー機の液晶パネルは Sharp製[型番:LQ140M1JW55]。描画される映像は自然な色合いでキレイです。
画像の表示例
テキストの表示例
トーンカーブは、RGB ともに理想的な 45度の角度です。
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)
輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「389 nit」。高輝度で実際に見てもとても明るいです。
色域の計測結果です。
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)
規格 | カバー率 | 比 |
---|---|---|
sRGB | 98.3% | 100.5% |
Adobe RGB | 73.4% | 74.5% |
DCI-P3 | 74.0% | 74.1% |
広色域で色再現性にすぐれており、写真編集作業にも十分活用できます。
14インチサイズは 12.5インチより意外に大きい
VAIO SX14 と VAIO SX12 (12.5インチ) のディスプレイサイズを比較します。
ディスプレイサイズ比較
14インチのディスプレイは意外に大きく表示される文字も見やすいです。(同じテキストスケーリングで比較)
狭額縁ベゼル
ベゼルは狭額縁です。
上部ベゼルはカメラユニットを収納しているためか少し幅がありますが、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く全体的に画面周りはスッキリしています。
映り込みは気になるかも
ディスプレイの映り込み具合をチェックします。
レビュー機はタッチ対応の光沢液晶です。上記写真のとおり映像の色味や明るさによっては画面への映り込みが気になるかもしれません。
広い視野角
視野角をチェックします。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。
ディスプレイはフラットにできる
ディスプレイは ほぼ 180度開くことができます。
ディスプレイをフラットにすれば、打ち合わせなどで画面共有するときに便利です。
また、VAIO SX14 は画面回転機能が搭載されており、[Fn]+[2]キー操作で画面の向きを簡単に切り替えられます。
画面の向きを切り替え
とくに、VAIO SX14 の画面回転機能ですぐれているところは、画面の向きを相手側に切り替えてもタッチパッドの操作方向が切り替わらない点。画面の向きが逆さまでもマウスポインターはタッチパッド側から見た方向に動かせます。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
VAIO SX14 のキーボードレイアウトはほぼ標準的です。
キーピッチは実測で 約19mm。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで、窮屈な感じはありません。
キートップの形状は中央部分が指先にあわせてへこんだ形です。少しツルツルとした感触です。
キーストロークは(感覚的に)ノートPC の平均的なストローク幅 1.5mm と同じくらい。シッカリとした打鍵感でタイピングできます。
タイプ音は「ドスドス」という音。音の大きさは静か
キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じでタイピングしやすいキーボードです。
キーボードにはバックライトを搭載
キーボードにはバックライトが搭載されています。
キーボード・バックライトの設定は、付属のソフトウェア「VAIOの設定」でオン/オフできます。
明るさの設定はできませんが、点灯/消灯の切り替えのほか点灯時間などの設定が可能です。
質感の良いパームレスト
パームレストを含めキーボード面全体はヘアライン仕上げで高級感があります。ツルツルとした感触で質感も良好、キーボード操作も快適です
レビュー機のカラーはブラックのため指紋や皮脂の跡が目立ちやすいですが、汚れが気になるときは柔らかいクリーナークロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。
また、VAIO SX14 はチルトアップヒンジによってキーボード面に適度な傾斜ができるところもポイント。
無限パームレスト
適度な傾斜にくわえ無限パームレストと言われるパームレストとデスクの段差を小さくすることでタイピングしやすく手首が疲れにくいメリットがあります。
スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド
タッチパッドは大きめサイズで感触はサラサラしています。
タッチパッドのサイズ感
スベリはなめらかで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズ、扱いやすさは良好です。
デジタイザーペンのチェック
VAIO SX14 は、オプションでワコム製のデジタイザーペンを選択することができます。
デジタイザーペンは筆圧検知(4096階調)と傾き検知に対応、繊細でなめらかな描き心地です。追従性についても違和感はありません。
画面がフラットになるタイプでペンの利用シーンは少ないですが、契約書など相手方に自筆のサイン入力を求めるときに活用できます。
画面を逆さま表示する機能も活用できる
なお、デジタイザーペンの電源は乾電池 単6型(AAAA)1本です。(同梱されています)
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
CPU | インテル Core i7-1280P プロセッサー |
---|---|
メモリ | 16GB LPDDR4X (オンボード) |
ストレージ | 256GB SSD (M.2 PCIe NVMe) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。
評価項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価] |
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
グラフィック性能 | 3DMark FireStrike |
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「VAIOの設定」の[電源・バッテリー]-[CPUとファン]の設定を「パフォーマンス優先」と「標準」で評価しています。
VAIOの設定[電源・バッテリー]-[CPUとファン]
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。
評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・インテル Core i7-1260P プロセッサー
・インテル Core i5-1240P プロセッサー
・インテル Core i5-1235U プロセッサー
・インテル Core i7-1195G7 プロセッサー
・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU | |
---|---|
Core i7-1280P(レビュー機/パフォーマンス優先) |
4939 pts
|
Core i7-1280P(レビュー機/標準) |
4245 pts
|
Ryzen 7 5800U |
3535 pts
|
Ryzen 7 5700U |
3330 pts
|
Core i5-1240P |
3297 pts
|
Core i7-1260P |
3294 pts
|
Ryzen 5 5600U |
2999 pts
|
Ryzen 5 5500U |
2665 pts
|
Core i5-1235U |
2432 pts
|
Core i7-1195G7 |
2321 pts
|
Core i7-1165G7 |
1908 pts
|
Core i5-1135G7 |
1783 pts
|
Core i3-1115G4 |
1121 pts
|
■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
CPU Mark | |
---|---|
Core i7-1280P(レビュー機/パフォーマンス優先) |
25062
|
Core i7-1280P(レビュー機/標準) |
23951
|
Ryzen 7 5800U |
18835
|
Core i7-1260P |
17866
|
Core i5-1240P |
17420
|
Ryzen 7 5700U |
17115
|
Ryzen 5 5600U |
16487
|
Core i7-1195G7 |
13696
|
Ryzen 5 5500U |
12667
|
Core i5-1235U |
12399
|
Core i7-1165G7 |
11270
|
Core i5-1135G7 |
10823
|
Core i3-1115G4 |
6510
|
レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。
高いレベルの性能をシッカリと発揮しており、高負荷な処理でもパワフルなパフォーマンスが期待できます。
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1195G7搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)
・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark FireStrike
3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。
Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
3DMark Fire Strike | |
---|---|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先) |
5293
|
インテル Iris Xe(レビュー機/標準) |
5153
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
4891
|
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7) |
4521
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4277
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4090
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3491
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
3468
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3204
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
2971
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
2950
|
インテル UHD(Core i3-1115G4) |
2308
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
2199
|
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。
ドラゴンクエストX | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7) |
12513
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
11198
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
10644
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
10027
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
9998
|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先) |
9878
|
インテル Iris Xe(レビュー機/標準) |
9605
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
9589
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
9357
|
インテル UHD(Core i3-1115G4) |
7296
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
6887
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
6174
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
6127
|
※最高品質/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。
漆黒のヴィランズ | |
---|---|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先) |
6523
|
インテル Iris Xe(レビュー機/標準) |
5862
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
5764
|
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7) |
5079
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4779
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4381
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3972
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3738
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
3682
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
3553
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
3027
|
インテル UHD(Core i3-1115G4) |
2589
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
2342
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。
ファイナルファンタジーXV | |
---|---|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス優先) |
4335
|
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7) |
4137
|
インテル Iris Xe(レビュー機/標準) |
4014
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
3937
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
3547
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
3456
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3419
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
3300
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
3099
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
2927
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
2553
|
インテル UHD(Core i3-1115G4) |
2340
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
2209
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
レビュー機のグラフィックス性能は優秀です。
ビジネスでの一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画閲覧など)やオンライン会議はもちろんのこと、写真・動画編集など高度なグラフィックス処理でも十分なパフォーマンスが期待できます。
なお、軽量級のゲームベンチではスコアが比較対象にくらべ低めの結果でしたが、負荷の高いベンチマークでは相応の優秀なスコアです。負荷の低い処理ではそれなりの動作で十分ですし、レビュー機に限らず第12世代インテル Core プロセッサー内蔵の Iris Xe グラフィックスは同様の傾向があるようです。
ストレージ性能
レビュー機のストレージは、第四世代 ハイスピード NVMe対応の SSD(容量 256GB) が搭載されています。
レビュー機のストレージ情報(対応転送モード:PCIe 4.0 x4 がポイント
以下は、データ転送速度の計測結果です。
レビュー機のデータ転送速度
※[VAIOの設定]-[電源・バッテリー]-[CPUとファン]の設定を「標準」で計測した結果。パフォーマンス優先で計測した場合でも結果に大きな違いはない
計測結果は優秀です。実際の動作としても Windows やアプリの起動は早いです。
参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。
・dynabook RZ/LV
・dynabook GZ/HV
・ThinkPad X1 Carbon Gen 10
・VAIO SX14(2021年10月モデル)
・Yoga Slim 760 Carbon
※当サイトで計測したスコア
おもなスペックは以下のとおり。
スペック | VAIO SX14 (2022年7月モデル) |
dynabook RZ/LV | dynabook GZ/HV | ThinkPad X1 Carbon | VAIO SX14 (2021年10月モデル) |
Yoga Slim 760 Carbon |
---|---|---|---|---|---|---|
CPU | インテル Core i7-1280P | インテル Core i7-1260P | インテル Core i7-1260P | インテル Core i5-1240P | インテル Core i7-1195G7 | AMD Ryzen 7 5800U |
メモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ |
ストレージ | 256GB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 256GB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) |
グラフィックス | Intel Iris Xe | Intel Iris Xe | Intel Iris Xe | Intel Iris Xe | Intel Iris Xe | AMD Radeon |
ベンチマーク結果は以下のとおり。
Total Score | |
---|---|
VAIO SX14(標準) |
4900
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
5094
|
dynabook RZ/LV |
4935
|
dynabook GZ/HV |
4860
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
4580
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
5096
|
Yoga Slim 760 Carbon |
4636
|
Essentials | |
VAIO SX14(標準) |
9768
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
9766
|
dynabook RZ/LV |
9515
|
dynabook GZ/HV |
10045
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
9792
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
10266
|
Yoga Slim 760 Carbon |
8856
|
基準値 |
4100
|
Productivity | |
VAIO SX14(標準) |
6335
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
6419
|
dynabook RZ/LV |
5959
|
dynabook GZ/HV |
6808
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
6246
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
7013
|
Yoga Slim 760 Carbon |
8431
|
基準値 |
4500
|
Digital Contents Creation | |
VAIO SX14(標準) |
6320
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
6463
|
dynabook RZ/LV |
6357
|
dynabook GZ/HV |
5961
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
5540
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
5695
|
Yoga Slim 760 Carbon |
5603
|
基準値 |
3450
|
Gaming | |
VAIO SX14(標準) |
3986
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
4494
|
dynabook RZ/LV |
4449
|
dynabook GZ/HV |
3700
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
3511
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
4447
|
Yoga Slim 760 Carbon |
5985
|
※テスト項目説明
・Total Score(総合的な評価)
・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア
レビュー機のスコアは優秀です。性能バランスにもすぐれており、さまざまなシーンにおいてパワフルな処理性能が期待できます。
なお、VAIO SX14(2021年10月モデル)のスコアも高いのですが、クリエイティブ性能に関しては少しひかえめです。後述する実際のソフトを使ったクリエイティブ性能の評価でも同様の結果が出ています。
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バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 8時間 35分 |
---|---|
バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
38分 |
バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
1時間 14分 |
バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
2時間 25分 |
バッテリーを多く消費する条件のなかでも 8時間以上バッテリーで駆動できれば十分といえるでしょう。
バッテリー駆動で使用するときは、画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑えれば駆動時間をさらに伸ばすことができます。
また、急速充電に対応しているところは好印象です。バッテリー残量が残り少ない状態でも30分程度で 50%まで充電できれば よりアクティブに使うことができます。
なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。
・dynabook RZ/LV
・dynabook GZ/HV
・ThinkPad X1 Carbon Gen 10
・VAIO SX14(2021年10月モデル)
・Yoga Slim 760 Carbon
※当サイトで計測した処理時間
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PhotoDirector | |
---|---|
VAIO SX14(標準) |
43秒0
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
42秒6
|
dynabook RZ/LV |
33秒0
|
dynabook GZ/HV |
44秒9
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
46秒9
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
35秒7
|
Yoga Slim 760 Carbon |
54秒0
|
Photoshop Lightroom | |
VAIO SX14(標準) |
12秒1
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
11秒9
|
dynabook RZ/LV |
13秒4
|
dynabook GZ/HV |
18秒8
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
17秒1
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
20秒3
|
Yoga Slim 760 Carbon |
26秒0
|
Lightroom Classic | |
VAIO SX14(標準) |
17秒3
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
17秒1
|
dynabook RZ/LV |
20秒9
|
dynabook GZ/HV |
25秒9
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
21秒2
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
27秒7
|
Yoga Slim 760 Carbon |
29秒0
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PowerDirector | |
---|---|
VAIO SX14(標準) |
1分57秒6
|
VAIO SX14(パフォーマンス優先) |
1分33秒6
|
dynabook RZ/LV |
(未実施)
|
dynabook GZ/HV |
2分7秒4
|
ThinkPad X1 Carbon Gen 10 |
1分48秒6
|
VAIO SX14(2021年10月モデル) |
2分17秒8
|
Yoga Slim 760 Carbon |
1分51秒2
|
ソフトウェアとの相性があるものの、レビュー機はクリエイティブ性能も優秀です。
写真・動画編集などクリエイティブな作業も快適なパフォーマンスで活用できます。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※VAIOの設定の[CPUとファン]の設定すべてで測定
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 中段はピーク時の音量推移 下段はスコア/処理時間(参考値) |
|
---|---|---|---|
ベンチマーク中 | 動画エンコード中 | ||
標準 | 34.3db | 50.6db (48~50db) (4246pts) |
43.8db (43db台) (1分57秒) |
パフォーマンス優先 | 34.8db | 49.2db (48~49db) (4919pts) |
48.9db (48db台) (1分31秒) |
静音 | 34.2db | 37.2db (37db前後) (3560pts) |
37.2db (37db前後) (2分15秒) |
■騒音の目安
騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
---|---|
60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
平常時は静かです。
高負荷な状態では静音モード以外「サーッ」という気流音が大きくなります。個人差はありますがうるさく感じるかもしれません。
なお、状況にもよりますが負荷が低減すると 5~10秒程度で気流音は静かになります。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※VAIOの設定の[CPUとファン]を「標準」に設定して実施
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分放置
■Youtube 動画 30分間視聴後
■10分間動画エンコード実行後
高負荷な状態になるとキーボード奥 中央寄りから左側の温度が上がりやすく、タイピング中でも多少の温かさを感じるかもしれません。
また、パームレストは左側が本体内部の熱の影響を受けやすいものの表面温度はそれほど上昇しないのでタイピング操作に影響はありません。
サウンド チェック
VAIO SX14 は、サウンドユーティリティソフト「Dolby Acccess」がプリインストールされています。
Dolby Acccess では、スピーカーから出力されるサウンドのコンテンツに合わせたプリセットでお好みの音質にチューニングすることができます。
以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。
※プリセット「ミュージック(インテリジェントイコライザー:バランス)」で試聴
■スピーカー
音域や音質はまずまず。ボリュームを最大に近づけたときに多少音割れするものの旧モデル(2021年10月モデル)にくらべ改善されている印象。
音声もはっきり聴き取れる。
■ヘッドホン
旧モデル同様、音域や音質はアップする。音楽を聴くならヘッドホンがおすすめ。
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
起動 | 再起動 | シャットダウン | |
---|---|---|---|
1回目 | 12.4秒 | 40.2秒 | 13.1秒 |
2回目 | 13.0秒 | 40.3秒 | 12.5秒 |
3回目 | 13.1秒 | 40.0秒 | 13.0秒 |
4回目 | 13.1秒 | 40.8秒 | 12.8秒 |
5回目 | 13.3秒 | 40.5秒 | 13.4秒 |
平均 | 13.0秒 | 40.4秒 | 13.0秒 |
起動とシャットダウンは体感的にも早いです。
再起動については少し時間がかかりますが頻繁に行う処理ではないので、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。
なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。
同梱品
VAIO SX14 の本体ほか付属品一式です。
同梱品リスト
・VAIO SX14 本体
・電源アダプター
・ドキュメント類
・液晶クリーナクロス
なお、本体や付属品は化粧箱に収納されています。
まとめ
以上、VAIO SX14 (2022年7月発売モデル) のレビュー記事をお届けしました。
VAIO SX14 (2022年7月発売モデル) は、高い処理性能にくわえ性能バランスにすぐれたモデルです。
旧モデルの処理性能が高いこともあり劇的にアップしたとは言えないものの高いレベルで性能バランスが取れている点は好印象です。
デザイン・使いやすさなどを継承しつつ、さらに完成度を高めたワンランク上のモバイルノートといえるでしょう。
高評価のポイント
- 第12世代インテル Core 搭載により処理性能とバランスが向上
- 軽量&スリム&コンパクトで持ち運びがラクにできる
- チルトアップヒンジでタイピングしやすいキーボード
- 完成度が高められていてワンランク上の所有満足度を得られる
気をつけておきたい点
- Celeron 搭載モデルのパフォーマンスは期待しすぎないほうが良いかも(ふだん使いや軽い作業だけならアリ)
カスタマイズ構成や価格、キャンペーンなど最新情報は、VAIO直販サイト「VAIO ストア」をご確認ください。
VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)
税込17万円台から
VAIOストアで「LAST SUMMER SALE」を開催中です。[2024年10月1日(火) 9:59まで]
①対象のカスタマイズモデルがお買い得。さらにメモリ・SSDのアップグレードがお得
②新規会員登録で 最大2万5千円値引きクーポンも使えます(併用可能)
詳しくは VAIOストア公式サイトをご確認ください。