マウス mouse K7(2020年モデル)レビュー:大画面でオールマイティに使える!高性能でパワフルな17.3型ノートPC

 

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貸出機材提供:株式会社マウスコンピューター

真正面(壁紙)

マウスコンピューター の mouse K7 は、第10世代インテル Core i7-10750H プロセッサーと NVIDIA GeForce GTX 1650 グラフィックスを搭載した高性能な 17.3型ノートPC です。

写真編集や動画編集などクリエイティブな作業を快適にこなせるほか、17.3インチサイズの大画面は表示される文字も見やすく複数のウィンドウを並べた作業も快適です。

まさにオールマイティに使える大画面ノートといえるモデルです。

■mouse K7(2020年モデル) の特徴

  • 第10世代インテル Core i7-10750H プロセッサーと NVIDIA GeForce GTX 1650 グラフィックスを搭載
  • 写真・動画編集などクリエイティブな作業を快適にこなせる
  • ブラックを基調としたシンプルながら重厚感のあるデザイン
  • 17.3インチの大画面でも狭額ベゼルで画面周りスッキリ
  • タイピングしやすく視認性の良いキーボード
  • 指紋センサー搭載でかんたんサインイン
  • 最新無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)を搭載

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザインにくわえ、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面

レビューは 2020年11月15日時点の内容です。

関連リンク

15.6インチサイズ姉妹機種のレビューです。

 

スペック構成

mouse K7 のおもなスペックです。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-10750H プロセッサー
メモリ 8GB (8GB×1) PC4-21300 DDR4 SODIMM
※最大64GB (32GB×2) 搭載可能
ストレージ 512GB M.2 SSD (SATA)
ディスプレイ 17.3型 フルHDノングレア (IPSパネル/ LEDバックライト)
グラフィックス GeForce GTX 1650/ インテル UHD グラフィックス
LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45)
ワイヤレス インテル Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵
カメラ、マイク 100万画素カメラ、デュアル アレイ マイク
バッテリー駆動時間 約 6.5時間 (JEITA測定法2.0)
本体サイズ(W×D×H) 約 395.9×266.6×25.9 mm (折り畳み時/ 突起部含まず)
本体質量 約 2.34kg

スペック詳細はマウスコンピューター公式サイトでご確認ください。

真正面

マウスコンピューター mouse K7
税込 15万円台から

※スペックや価格は変更される場合があります。

 

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外観チェック

ブラックを基調とした重厚感のあるデザイン

mouse K7 はブラックを基調とした重厚感のあるデザインです。

正面斜め

背面斜め

筐体の素材は樹脂製(プラスチック)ですが、半光沢のヘアライン仕上げで高級感ある仕上がりです。

天面斜め(その1)
天面はサラサラとした感触で質感は良好

天面斜め(その2)
シンプルな天面にチーズをモチーフとしたロゴがアクセント

指紋や皮脂の跡が目立ちやすいですが、柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
やや厚みのあるボディ

底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造です。

底面側(斜め)
間口の広い吸気口も印象的

ゴム足は四隅に実装されており、安定性は良好です。

バッテリーは取り外し・交換が可能です。

バッテリーは取り外し可能
バッテリーの容量は 2750mAh

排気口は背面側と 左右側面、計3箇所に実装されています。

排気口
矢印の指すところが排気口
(背面 左側はデザインのみ)

必要十分なインターフェースを実装

mouse K7 には、USBポート、HDMI端子、LAN端子など必要十分なインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①セキュリティスロット
②通気口
③USB3.0 端子(Type-A)
④USB2.0 端子(Type-A)
⑤マイク端子
⑥ヘッドフォン出力/ ヘッドセット

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑦USB3.1 端子(Type-A)
⑧USB3.1 端子(Type-C)
⑨カードリーダー
⑩通気口

カードリーダーはプッシュロック式です。

microSDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

mouse K7 は背面側にもインターフェース類を実装しています。

インターフェース(背面側)

⑪通気口
⑫Mini Display Port 端子
⑬HDMI 端子
⑭LAN端子
⑮電源端子

電源ボタンはキーボード面の左奥に実装されています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー(底面部)
矢印の指すところがスピーカー

指紋認証でかんたんサインイン

mouse K7 は指紋センサーが搭載されています。

パスワードの代わりに指紋認証情報を登録することで、セキュリティを確保しつつ指紋センサーにタッチするだけでサインインできます。

指紋認証
認証精度は良好

17.3インチサイズでも意外と重くない!

本体の大きさのイメージです。本体の上に B5版ノートを2冊載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)3枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 26~36mm。数字ほどの分厚さは感じません。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:2,363g、電源アダプター:412g、電源コード:107g

本体は 17.3インチサイズでも意外と重くなく、部屋間の移動など近くへの持ち運びはラクにできる重量感です。

電源アダプターの最大出力は 120W。大出力なのでサイズはそれなりにデカいです。

電源アダプターの大きさ実測

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイのチェック

色調バランス・色域ともに優秀なディスプレイ

レビュー機のディスプレイは高輝度で高精細、描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測したトーンカーブは、わずかにうねっていますが RGBともに45度の角度の理想的なかたちです。

トーンカーブ

色域の計測結果です。

色域色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

sRGBカバー率 96.0%
Adobe RGBカバー率 71.3%

色調バランス・色域ともに優秀です。シビアな写真編集にも十分対応できる性能レベルです。

画面が大きいから文字も見やすい

17.3インチのディスプレイは 15.6インチよりサイズが大きいぶん画面に表示される文字が見やすく、複数のウィンドウを並べても快適に作業できます。

ディスプレイサイズ比較
mouse K7 と 15.6型ノートと比較
(テキストスケーリングはどちらも 100%に設定)

 

狭額ベゼル

左右のベゼルは狭額縁です。その幅は鉛筆の太さと同じくらいのせまさです。

上左右のベゼルは狭額縁

画面周りがスッキリとして、映像への没入感もアップします。

 

映り込みの少ない非光沢液晶

ディスプレイは、映り込みの少ない非光沢液晶です。

画面映り込み(電源オフ)
電源オフ時の画面映り込み

画面映り込み(電源オン)
電源オン時の画面映り込み

映り込みの少ない非光沢液晶は眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向/垂直方向ともに視野角は広いです。

 

ディスプレイを開ける角度は意外と広い

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

大画面でもディスプレイを開ける角度は意外と広く、可動範囲は十分です。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

キーボードは、おおむね標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

テンキーのレイアウトは若干のクセはありますが、使いなれてくれば違和感はなくなってくると思います。

テンキーのレイアウト
テンキーのレイアウトは若干のクセあり

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm(公称値も 約19mm)。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

ちなみに、テンキーのピッチは実測で 約17.5mm です。

キーストロークはやや深めです。シッカリとした打鍵感があってタイプ感も心地よいです(公称値は 約1.8mm)。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という静かな音

キートップはほぼフラットな形状です。(少しへこんでいる感覚はあります)

キートップ
キートップは「サラサラ」とした感触で指先のフィット感も良好

指紋や皮脂の跡が若干目立ちやすいですが、柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

また、キートップの周囲はホワイトでカラーリングされており、キーの視認性も良好です。

キーの視認性も良好

 

キーボード・バックライトのカラーはバリエーション豊富

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

バックライトのカラーは、付属のソフト「Control Center」でバリエーション豊富にカラー設定が可能です。

Control Center(キーボードバックライト)

キーバックライトの制御キー
・[Fn]+[-](テンキー):バックライトのオン/オフ切替
・[Fn]+[+](テンキー):キーバックライト設定画面表示

ヘアライン仕上げで質感の良いパームレスト

パームレストの素材は天面と同じ樹脂製ですが、ヘアライン仕上げで上質感があります。

パームレスト
上質な仕上がりのパームレスト

指紋や皮脂の跡が目立ちやすいですが、サラサラとした感触でキーボード操作も快適です。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

タッチパッドは、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは mouse K7 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-10750H プロセッサー
メモリ 8GB (8GB×1) PC4-21300 DDR4 SODIMM
ストレージ 512GB M.2 SSD (SATA)
グラフィックス GeForce GTX 1650/ インテル UHD グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、付属のソフトウェア「Control Center」の Power Modes を[パフォーマンス]に、FAN SPEED SETTING を[自動]に設定しています。

Control Center 動作モード
Power Modes

Control Center ファンスピード
FAN SPEED SETTING

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては CPU の性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-10700 プロセッサー(平均値)
 (デスクトップPC 向け CPU)
・インテル Core i7-10875H プロセッサー
 (DAIV 5N のスコア)
・インテル Core i7-10510U プロセッサー
 (DAIV 4N のスコア)
・AMD Ryzen 7 3700X プロセッサー
 (DAIV 5D-R7 のスコア)
・AMD Ryzen 5 3500 プロセッサー
 (DAIV 5D-R5 のスコア)
※平均値は当サイト計測スコアの平均

■CINEBENCH R20

CPU
Core i7-10700
4754 pts
AMD Ryzen 7 3700X
4739 pts
Core i7-10875H
4228 pts
Core i7-10750H(レビュー機)
3091 pts
AMD Ryzen 5 3500
2639 pts
Core i7-10510U
1517 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
AMD Ryzen 7 3700X
22809
Core i7-10700
18739
Core i7-10875H
17271
AMD Ryzen 5 3500
13227
Core i7-10750H(レビュー機)
12381
Core i7-10510U
10405

DAIV ノートPC シリーズに搭載されている CPU やデスクトップ向け CPU との比較のため見劣りするような印象を持ちそうですが、別な見方をすれば mouse K7 に搭載されている CPU はそれなりに高いレベルであることがわかります。

以下の基本仕様を見てのとおり インテル Core i7-10750H はパワフルなプロセッサーです。

Core i7-10750H Core i7-10700 Core i7-10875H Core i7-10510U Ryzen 7 3700X Ryzen 5 3500
CPUコア数 6 8 8 4 8 6
スレッド数 12 16 16 8 16 6
基本クロック 2.60 GHz 2.90 GHz 2.30 GHz 1.80 GHz 3.60 GHz 3.60 GHz
最大ブースト・クロック 5.00 GHz 4.80 GHz 5.10 GHz 4.90 GHz 4.40 GHz 4.10 GHz

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・NVIDIA GeForce RTX 2060 グラフィックス
 (DAIV 5N のスコア)
・NVIDIA GeForce MX250 グラフィックス
 (DAIV 4N のスコア)
・NVIDIA GeForce GTX 1660Ti グラフィックス
 (DAIV 5D-R5、DAIV 5D-R7 の平均スコア)

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
GeForce RTX 2060
15896
GeForce GTX 1660Ti
13499
GeForce GTX 1650(レビュー機)
8992
GeForce MX250
3341

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX[スコア(評価)]
GeForce RTX 2060
22317
GeForce GTX 1660Ti
20734
GeForce GTX 1650(レビュー機)
18361
GeForce MX250
12730

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ[スコア(評価)]
GeForce RTX 2060
15428
GeForce GTX 1660Ti
13539
GeForce GTX 1650(レビュー機)
11415
GeForce MX250
5501

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV[スコア(評価)]
GeForce RTX 2060
8151
GeForce GTX 1660Ti
8148
GeForce GTX 1650(レビュー機)
5283
GeForce MX250
1864

※標準品質/解像度 1920×1080 で実施

 

レビュー機に搭載されているグラフィックス性能は意外とレベルが高いことがわかります。

写真・動画編集などでも快適なパフォーマンスが期待できますし、中量級のゲームも快適に楽しめるくらいの性能レベルです。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは SATA対応の SSD(容量:512GB)が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

レビュー機のデータ転送速度は SATA対応の SSD として平均値相当です。

Windows やアプリの起動も早いですが、SATA対応の SSD は NVMe対応 にくらべデータ転送速度は遅いです。

予算が許せば NVMe対応 SSD へのカスタマイズがおすすめです。Windows やアプリの起動が超高速になり、体感的にも快適度はアップします。

ちなみに、NVMe対応の SSD は SATA対応SSD にくらべシーケンシャルリード/ライトで 3倍から5倍くらい高速にアクセスできます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・DAIV 5N(2020年モデル)
・DAIV 5D-R7
・DAIV 5D-R5
・DAIV 4N

mouse K7 DAIV 5N DAIV 5D-R7 DAIV 5D-R5 DAIV 4N
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-10750H インテル Core i7-10875H AMD Ryzen 7 3700X AMD Ryzen 5 3500 インテル Core i7-10510U
メモリ 8GB (8GB×1) 16GB (8GB×2) 8GB (8GB×1) 16GB (16GB×1)
ストレージ 512GB M.2 SSD (SATA) 512GB SSD (NVMe対応) 256GB SSD (NVMe対応)
グラフィックス GeForce GTX 1650 GeForce RTX 2060 GeForce GTX 1660Ti GeForce MX250

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機
5413
DAIV 5N
6578
DAIV 5D-R7
7212
DAIV 5D-R5
6519
DAIV 4N
3729
 Essentials
レビュー機
8504
DAIV 5N
8757
DAIV 5D-R7
9175
DAIV 5D-R5
8425
DAIV 4N
8247
基準値
4100
 Productivity
レビュー機
7248
DAIV 5N
7108
DAIV 5D-R7
7938
DAIV 5D-R5
7512
DAIV 4N
7226
基準値
4500
 Digital Contents Creation
レビュー機
5251
DAIV 5N
6855
DAIV 5D-R7
8689
DAIV 5D-R5
7203
DAIV 4N
3206
基準値
3450
 Gaming
レビュー機
7169
DAIV 5N
11861
DAIV 5D-R7
11555
DAIV 5D-R5
10709
DAIV 4N
2739

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

比較対象機はハイスペックな機種が多いため見劣りするようにも感じますが、レビュー機 mouse K7 のスコアもレベルは高いです。

とくに、レビュー機にはメモリとストレージをカスタマイズすることでパフォーマンスを大幅にアップできる伸びしろがあります。

■カスタマイズ例
・メモリ 16GB(8GB×2) デュアルチャネル
・512 GB SSD (NVMe)

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 4時間 38分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
57分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 35分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 31分

持ち歩くことの少ないノートパソコンなので、4時間30分程度バッテリーで駆動できれば十分といえます。

使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすこともできます。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

RAW現像のイメージ

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機の処理時間と比較します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
レビュー機
57秒2
DAIV 5N
38秒4
DAIV 5D-R7
54秒6
DAIV 5D-R5
1分13秒1
DAIV 4N
53秒1
Photoshop Lightroom
レビュー機
54秒0
DAIV 5N
25秒0
DAIV 5D-R7
15秒7
DAIV 5D-R5
34秒8
DAIV 4N
46秒6
Lightroom Classic
レビュー機
1分3秒7
DAIV 5N
30秒7
DAIV 5D-R7
21秒5
DAIV 5D-R5
40秒0
DAIV 4N
53秒5

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
レビュー機
2分29秒9
DAIV 5N
1分27秒8
DAIV 5D-R7
1分34秒1
DAIV 5D-R5
2分41秒3
DAIV 4N
3分25秒3

 

実際のソフトウェアを使っての評価では、レビュー機のメモリ容量 8GB がネックになって処理時間にも影響しています。

より快適なパフォーマンスで処理させたいなら 16GB(8GB×2)以上を搭載したいところです。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

平常時は静かですが、高負荷時は「サーッ」という排熱のための気流音が大きくなります。個人差はありますが耳ざわりに感じかもしれません。

以下は、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の最大音量(デシベル)を計測した結果です。(付属ソフト「Control Center」の Power Modes(動作モード)ごとに計測)

騒音測定イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

Control Center 動作モード
Power Modes(動作モード)

■測定結果

モード 最大音量
下段はベンチマーク結果/処理時間(参考値)
ベンチマーク中 動画エンコード中
アイドル時 35.0 db
 
静音 36.4 db
(1356 pts)
36.3 db
(3分49秒)
省電力 37.1 db
(2185 pts)
37.4 db
(2分45秒)
エンターテイメント 52.0 db
(2722 pts)
52.6 db
(2分34秒)
パフォーマンス 52.8 db
(3051 pts)
52.6 db
(2分32秒)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

表面温度のチェック

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。(付属ソフト「Control Center」の Power Modes を「パフォーマンス」に設定して計測)

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

高負荷な状態になるとキーボード奥や中央部分の温度が上昇しやすいですがタイピングに影響はありません。また、パームレストは本体内部の熱の影響がないので不快な感じはありません。

 

サウンド チェック

mouse K7 にはサウンド・ユーティリティソフト「Sound Blaster Cinema 6」がインストールされています。

サウンドユーティリティソフトサウンド ユーティリティソフト
(クリックで拡大表示できます)

プリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることが可能です。

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再現しており、まずまずの高音質サウンド。
少しこもった感じもするが、カジュアルには楽しめる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅されてクリアになって、より高音質なサウンドを楽しめる。
サウンドを楽しむならヘッドホンのほうがグッド。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 15.7秒 32.9秒 9.8秒
2回目 15.4秒 31.6秒 10.2秒
3回目 16.5秒 31.1秒 10.2秒
4回目 16.6秒 31.3秒 10.6秒
5回目 16.7秒 32.8秒 9.8秒
平均 16.2秒 31.9秒 10.1秒

起動・シャットダウンは早いですが、再起動は少し時間がかかるようです。それでも30秒ちょっとなので「処理が遅い」と感じることはないでしょう。

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

付属品

mouse K7 の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・mouse K7 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、mouse K7(2020年モデル) のレビュー記事をお届けしました。

mouse K7 は 17.3インチの大画面で写真や動画編集などクリエイティブな作業からミドルレンジクラスのゲームまでオールマイティに使えるパワフルなノートPCです。

大画面なので表示されている文字が見やすく、複数のウィンドウを並べた作業が快適にできるところも魅力です。

初期構成での 8GBメモリや SATA対応の SSD などシステム全体のパフォーマンスでネックになることもありますが、ここはカスタマイズで 16GBメモリ以上と NVME対応 SSD アップグレードしておきたいところ。

価格が 税込14万円台ながら価格以上の性能を搭載しているところも魅力で、コストパフォーマンスにすぐれた大画面ノートといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • 写真・動画編集やゲームなどプライベートからオフィスソフトを使った仕事までオールマイティに使える
  • 色調バランス、色域が優秀で描画される映像がキレイなディスプレイ
  • 画面が大きいので表示さる文字が見やすい
  • 狭額ベゼルで画面周りがスッキリして没入感がアップする
  • 視認性が良くタイピングしやすいキーボード

チョット残念なところ

  • 高負荷時の排熱の音が意外と大きい
  • 初期構成のメモリとSSD のスペックが高負荷な処理でネックになるときがあるかも → カスタマイズがおすすめ

最新価格やカスタマイズなど詳細についてはマウスコンピューター公式サイトでご確認ください。

真正面

マウスコンピューター mouse K7
税込 15万円台から

※スペックや価格は変更される場合があります。

 

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マウスコンピューター公式サイトで冬の感謝セールを開催中です。

・mouse K7 が 税込 8,000円オフ!
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