マウス DAIV 4N レビュー:軽量&スリム&コンパクト!モバイルできる14型クリエイティブノートPC

 

【アフィリエイト広告】
貸出機材提供:株式会社マウスコンピューター

真正面(背景付き)

マウスコンピューターの DAIV 4N シリーズは 14インチサイズながらスリムで軽くて持ち歩きもできるクリエイティブノートPCです。

第10世代インテル Core i7-10510U プロセッサーや 16GBメモリ、GeForce MX250 グラフィックスの搭載により、写真編集などクリエイティブな作業も軽快な動作でこなせます。

くわえて外出先でもクリエイティブな作業ができる機動力の高さも魅力です。

■DAIV 4N の特徴

  • Core i7-10510U & 16GBメモリ & GeForce MX250 の搭載で外出先でもクリエイティブな作業を快適にこなせる
  • マグネシウム合金を採用した軽くてスリムなボディ
  • ナローベゼルデザインにより 13.3型クラスの本体に14型液晶を採用
  • 顔認証で Windows へかんたんサインイン

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能レビューを行います。

関連記事

後継モデル(インテル Core i7-1165G7/GeForce GTX 1650 Ti 搭載)のレビューです。

天面(背景付き)

レビュー内容は 2020年3月10日時点のものです。

 

スペック構成

DAIV 4N のおもなスペックです。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-10510U プロセッサー
メモリ 16GB (16GB×1), PC4-21300 DDR4 SODIMM
ストレージ 256GB SSD (M.2 NVMe)
ディスプレイ 14.0型 フルHDノングレア液晶
グラフィックス GeForce MX250 / インテル UHD グラフィックス
LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45)
ワイヤレス インテル Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5
カメラ、マイク 100万画素カメラ(Windows Hello 顔認証カメラ搭載)、デュアルアレイマイク内蔵
バッテリー駆動時間(JEITA測定法2.0) 約 12.0時間
本体サイズ(W×D×H) 320.2×214.5×17.5 mm (折り畳み時/ 突起部含まず)
重量 約 1.09 kg

スペック詳細はマウスコンピューター公式サイトでご確認ください。

 

正面ななめ

マウスコンピューター DAIV 4N
税込 15万円台から

 

外観チェック

スリムでスタイリッシュなデザイン

DAIV 4N はスリムでスタイリッシュなデザインです。

正面(向かって斜め左)

背面側(向かって斜め左)

マグネシウム合金のボディはサラサラとした感触で質感も良好、指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

天面(その1)
天面は「DAIV」のロゴがアクセントになっている

天面(その2)
スリムな本体はバッグへの出し入れもしやすい

底面側(その1)
底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で見た目もスッキリ

ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定性は良好です。

排気口と排気口

吸気口と排気口のあいだにあるゴム足は、排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むのを遮断する役割も兼ねています。本体内部の効果的な冷却が期待できます。

モバイルノートとして必要十分なインターフェース(SDカードスロットがないのは残念)

DAIV 4N のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①セキュリティスロット
②LAN 端子(部分開閉式)
③USB2.0 端子
④USB3.0 端子 (Type-A)
⑤ヘッドホン出力/ヘッドセット端子

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑥USB3.0 端子 (Type-C/PowerDelivery 対応)
⑦USB3.0 端子(Type-A)
⑧HDMI 端子
⑨電源端子

Type-C 端子は PowerDelivery 対応で、60W(20V/3A) 以上を出力できるモバイルバッテリーなどから本体を充電することができます。(ただし、高負荷時は充電できなかったり、すべてのモバイルバッテリーの動作を保証するものではないとのこと)

また、SDカードスロットが搭載されていないのは残念なところ。SDカードから画像データを取り込むときは USB対応の SDカードリーダーを使用すると良いでしょう。(USB3.0対応のリーダーも1,000円前後から購入できます)

電源ボタンはキーボード面の右奥に実装されています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵(右隣りは電源やバッテリーの状態を確認できるステータスLED)

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー(底面部 前面側)
矢印の指すところがスピーカー

Windows Hello 顔認証カメラを搭載

DAIV 4N は Windows Hello に対応した顔認証カメラを搭載しています。

顔認証でサインイン

顔認証情報を登録しておけばかんたんに Windows にサインインできて便利です。認証精度は良好です。

14インチサイズでも薄くて軽いから持ち歩きがラク!

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体は A4サイズより少し幅がある程度です。ディスプレイのサイズは14インチですが 13.3インチモデルを使っているかのような錯覚をしてしまうくらいコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

DAIV 4N の高さは最厚部でも CDケース 2枚より薄く、実際に手で持ってみた印象としても薄さを感じます。(実測で 19~20.5 mm)

本体の薄さのイメージ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
本体の重量:1,096g、電源アダプター:206g、電源コード:167g

本体の重量はとても軽くて持ち歩きがラクにできます。

本体の重さのイメージ

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイのチェック

高精細で色鮮やかに描画できる液晶ディスプレイ

レビュー機のディスプレイは高輝度で高精細、描画される映像も色鮮やかでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

i1Display Pro で計測したトーンカーブは、青と緑がわずかに強く出ていますが RGBともに45度の角度に近い理想的なかたちで色調のバランスは優秀です。

トーンカーブ

Adobe RGBカバー率 74.3%
Adobe RGB比 74.3%
sRGBカバー率 99.4%
sRGB比 100.3%
NTSCカバー率 68.8%
NTSC比 71.0%(仕様では 約72%)

色域の広さも優秀です。

 

左右のベゼルは狭額縁です。その幅は鉛筆の太さよりもせまいです。

左右ベゼル

 

映り込みはほとんど感じない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ時)

画面映り込み(電源オン時)

レビュー機のディスプレイは非光沢液晶なので映り込みはかなり低減されています。映り込みを感じることはほとんどないといって良いでしょう。

広い視野角

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

ディスプレイを開ける範囲は意外と広いです。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

標準的なレイアウトで心地よいタイプ感のキーボード

DAIV 4N のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウトキーボードのレイアウトは標準的
(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キーの中心から隣りのキーの中心までの距離)は、仕様では約18mmですが数字以上にゆったり感があります。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは浅くなくシッカリとした打鍵感でタイプ感も心地良いです。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という比較的静かな音です

キートップの表面は指先にあわせて少しへこんでいます。サラサラとした感触で質感も良好です。

キートップ

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは明るさを2段階で切り替え可能です。

[Fn]+[F7]:消灯→点灯(暗)→点灯(明)
[Fn]+[F6]:点灯(明)→点灯(暗)→消灯

パームレストの素材は天面と同じマグネシウム合金。サラサラとした感触で質感も良くキーボード操作も快適です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡が目立ちにくいところも好印象です。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドは大きめサイズで手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッドサイズ感
タッチパッドサイズ感

また、タッチパッドの左上をダブルタップすることでタッチパッドの有効/無効を切り替えられます。

タッチパッドの有効/無効切り替え
LED点灯時はタッチパッド無効、消灯時はタッチパッド有効

 

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、DAIV 4N の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

比較に使用したベンチマークは以下のとおりです。

比較項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級]
ファイナルファンタジーXV[重量級]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)
※レビュー機の DAIV 4N のみ掲載

なお、ベンチマークの実行にあたっては、付属のソフトウェア「Control Center」の電源設定を[ハイパフォーマンスモード](ターボモードは OFF)に設定して実施しています。

Control Center の電源設定
Control Center の電源設定

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、当サイトでレビューした インテル Core i7-9750H 搭載機のスコア(平均値)と インテル Core i5-10210U 搭載機のスコア(平均値)と比較します。

レビュー機の DAIV 4N の姉妹モデル DAIV 5P や DAIV 5N(いずれも15.6インチ) には Core i7-9750H が搭載されていいます。比較検討の参考にしてください。

■CINEBENCH R20

CPU(Multi Core)
Core i7-9750H(平均値)
2526 cb
DAIV 4N (Core i7-10510U)
1517 cb
Core i5-10210U(平均値)
1382 cb

■CPU Mark(PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Core i7-9750H(平均値)
14692.8
DAIV 4N (Core i7-10510U)
10404.5
Core i5-10210U(平均値)
8412.4

当然のことながら Core i7-9750H のスコアが圧倒していますが、レビュー機の DAIV 4N の姉妹モデル DAIV 5P や DAIV 5N は重量が 2kg を超え持ち歩きするには少し厳しい重量です。

レビュー機に搭載されている Core i7-10510U のスコアは Core i7-9750H の 60%~70%程度ですが、モバイルノートとしての性能レベルは高く機動力を十分に活かしてくれます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、当サイトでレビューした GeForce GTX 1650 搭載機のスコア(平均値)と CPU内蔵 インテル UHD グラフィックス のスコア(平均値)と比較します。

レビュー機の DAIV 4N の姉妹モデル DAIV 5P には GeForce GTX 1650 が搭載されています。比較検討の参考にしてください。

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
GTX 1650(平均値)
8062
DAIV 4N (MX250)
3341
インテル UHD(平均値)
980

ドラゴンクエストX[軽量級]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX[スコア(評価)]
GTX 1650(平均値)
11560
DAIV 4N (MX250)
12730(すごく快適)
インテル UHD(平均値)
3602

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ[スコア(評価)]
GTX 1650(平均値)
11306
DAIV 4N (MX250)
5501(とても快適/38fps)
インテル UHD(平均値)
1332

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV[スコア(評価)]
GTX 1650(平均値)
5154
DAIV 4N (MX250)
1886(動作困難)
インテル UHD(平均値)
(未実施)

※標準品質/解像度 1920×1080 で実施

 

軽量級の「ドラゴンクエストX」ではスコアが逆転していますが、それだけ GeForce MX250 の性能レベルが高いということです。

重量級になるほどグラフィックス性能の差は開いていく傾向にありますが、GeForce MX250 はモバイル環境に最適化されたグラフィックスなので外出先でも快適なパフォーマンスが期待できます。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

NVMe対応の SSD は SATA対応の SSD にくらべデータアクセスも超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

DAIV 4N は SSD のカスタマイズが可能で価格も比較的安価です。

SSD のカスタマイズ
DAIV 4N の SSD カスタマイズ一覧

標準搭載されている SSD の容量 256GB は写真編集にはチョット少なめですので購入前のチェックをおすすめします。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握しやすくするため当サイトでレビューした インテル Core i7-9750H 搭載のスコア(平均値)と比較・評価します。

性能評価する機種の基本スペックは以下のとおり。

スペック DAIV 4N
(レビュー機)
Core i7-9750H搭載機
(比較対象機)
CPU インテル Core i7-10510U AMD Ryzen 5 3500U
メモリ 16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (M.2 SATA) 256GB SSD (M.2 SATA)
グラフィックス GeForce MX250 GeForce GTX 1650

比較対象機はレビュー機 DAIV 4N の姉妹モデル DAIV 5P に相当するスペックです。

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
比較対象機(平均値)
5293
DAIV 4N
3729
 Essentials
比較対象機(平均値)
8289
DAIV 4N
8247
 Productivity
比較対象機(平均値)
7069
DAIV 4N
7226
 Digital Contents Creation
比較対象機(平均値)
5480
DAIV 4N
3206
 Gaming
比較対象機(平均値)
6609
DAIV 4N
2739

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

写真・動画編集を想定したテストでは性能レベルに意外と大きな開きがあります。

レビュー機 DAIV 4N の性能が低いわけではありませんが、姉妹モデルの DAIV 5P と比較した場合、クリエイティブ作業に集中するなら「DAIV 5P」、機動力の高さを活かして場所を選ばずクリエイティブ作業をするなら「DAIV 4N」といったところでしょうか。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機 DAIV 4N のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 6時間 18分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間 4分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 40分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 22分

バッテリーを多く消費する条件とはいえ、バッテリー駆動時間が 6時間程度は少し物足りなさを感じるかもしれません。

ただ、使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすことができますし、電源コンセントのない場所ではモバイルバッテリーから充電するなど柔軟な対応ができるメリットがあります。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した インテル Core i7-9750H 搭載機の処理時間(平均値)と比較・評価します。
※一部 処理時間未計測のところはご了承ください。

 

RAW現像イメージ

 

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

RAWデータ現像の処理時間
PhotoDirector
45.8秒
53.1秒
Photoshop Lightroom (未実施)
46.6秒
Lightroom Classic (未実施)
53.5秒
比較対象機(平均値) DAIV 4N

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

動画エンコード処理時間
PowerDirector
2分1秒9
3分25秒5
比較対象機(平均値) DAIV 4N

 

動画エンコードでは処理時間に多少の開きがありますが、グラフィック性能の違いが大きく影響しているようです。

ただ、RAWデータ現像では処理時間に大きな違いはなく、DAIV 4N はレタッチ作業でも反応よくサクサク動いてくれるので写真編集作業が快適にできます。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

高負荷時は「サーッ」という排熱のための気流音が大きくなります。(うるさいと感じるくらい)

ただ、平常時は静かであることや、高負荷な状態がパソコンを使っているあいだ続くわけではないので、駆動音についてはそれほど気にする必要はないと思います。

表面温度のチェック

本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥 排気口周辺が温かくなります。

キーボードの中央部も温かくなりますがタイピングに影響はなく、パームレストは本体内部の熱の影響がないので不快な感じはありません。

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:23℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:23℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

DAIV 4N には サウンドユーティリティソフト「Sound Blaster Cinema 5」がプリインストールされています。

サウンドユーティリティソフトサウンド ユーティリティソフト
(クリックで拡大表示できます)

実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
中音域から高音域にかけて再現されており、こもった感じもあるがカジュアルになら十分楽しめるレベル。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで広い音域を再現できてサウンド自体もクリアに高音質になる。高音質なサウンドを楽しむならヘッドホンがおすすめ。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間の計測結果です。
(それぞれ 5回ずつ計測し平均値を算出)

起動 再起動 シャットダウン
1回目 11.5秒 28.4秒 8.9秒
2回目 11.2秒 29.0秒 8.9秒
3回目 11.6秒 27.3秒 9.7秒
4回目 11.5秒 28.5秒 9.7秒
5回目 11.5秒 29.4秒 9.8秒
平均 11.5秒 28.5秒 9.4秒

体感的にも早いです。待ちのストレスはありません。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

付属品

DAIV 4N の本体ほか付属品一式です。

DAIV 4N 本体セット

電源アダプター、電源コード、ドキュメント類が付属しています。

なお、付属しているドキュメント類は以下のとおりです。

ドキュメント類

【上記写真のドキュメント類について】
■上段右側から
・製品仕様書
・ファーストステップガイド
・サポートマニュアル
■下段右側から
・U-NEXT プレミアムチケット
・保証書

 

まとめ

以上、DAIV 4N のレビュー記事をお届けしました。

DAIV 4N は 14インチとは思えないコンパクトなサイズ感にくわえ薄さと軽さで持ち歩きがラクにできる機動力の高いクリエイティブノートです。

性能面では機動力の高さを活かしてくれるスペック構成で、そのパフォーマンスをシッカリ引き出せています。システム全体の性能バランスが優秀なところも好印象です。

バッテリーの性能評価では少し物足りなさを感じましたが、モバイルバッテリーで充電できる点は電源コンセントのない屋外での写真撮影・編集に便利です。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • 14インチサイズでも薄型/軽量/コンパクト
  • 軽快な動作でパフォーマンスも快適
  • 色調のバランスが良く、色域が広い液晶(映像描画もキレイ)
  • 心地よいタイプ感のキーボード
  • モバイルバッテリーで本体を充電できる(USB Power Delivery対応)

チョット残念なところ

  • SDカードスロットがない
  • 高負荷時の駆動音が意外と大きい

DAIV 4N の価格は税込15万円前半から。

最新価格やカスタマイズなど詳細についてはマウスコンピューター公式サイトでご確認ください。

 

正面ななめ

マウスコンピューター DAIV 4N
税込 15万円台から

 

 

タイトルとURLをコピーしました