天面斜め

レノボが販売する Yoga 670 (AMD) は、AMD Ryzen 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載した 13.3インチサイズのコンバーチブルノートPC です。

ファブリック素材でおおわれた天面とスリムでスタイリッシュなデザインが相まって個性あふれるデバイスに仕上げられています。

デザインのみならず、モバイルノートとして快適に使える処理性能を搭載しベンチマークによる性能評価も良好です。

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

■Yoga 670 (AMD) の特徴

  • AMD Ryzen 5000 シリーズ・モバイルプロセッサーを搭載
  • 天面がファブリック素材でおおわれた個性的なデザイン
  • 高輝度&高精細、アスペクト比 16:10 の液晶タッチディスプレイ
  • 顔認証カメラ&指紋認証センサーを搭載
  • プライバシーシャッター搭載
  • Lenovo デジタルペンを同梱
  • 長時間駆動可能なバッテリー

テントスタイル

レビューは 2022年7月30日時点の内容です。

 

スペック構成

Yoga 670 (AMD) のおもなスペックは以下のとおり。

OS Windows 11 Home 64bit (日本語版)
CPU ■AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサー
■AMD Ryzen 7 5700U モバイル・プロセッサー
メモリ ■8GB オンボード (LPDDR4X)
■16GB オンボード (LPDDR4X)
ストレージ ■256GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
■512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 13.3型 WUXGA IPS液晶 (1920×1200ドット、約1,677万色、16:10、Dolby Vision対応) 、マルチタッチ対応(10点)、光沢あり
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)、Bluetooth v5.2
カメラ、マイク FHD 1080p カメラ(IRカメラ、プライバシーシャッター付き)、デジタルアレイ マイクロホン
バッテリー駆動時間 約 20.0時間 (JEITA2.0 による計測)
指紋認証センサー 搭載
本体サイズ(W×D×H) 約 304×218×18.27 mm
本体質量 約 1.39kg/td>

 

ラインナップモデルの詳細なスペック構成や価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

Yoga 670 (AMD)
税込 8万円台から

関連リンク

 

そのほかの取り扱いショップは以下のリンクから検索してください。

 

 

外観チェック

ファブリック素材の天面が個性的でオシャレなデザイン

Yoga 670 はスタイリッシュで意外にオシャレ感のあるデザインです。

正面側 右側

背面側 左側

何といってもファブリック素材を貼り付けた天面が個性的!

天面真上

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)
ファブリック素材の天面に YOGA と Lenovo のロゴがアクセント

天面がファブリック素材でおおわれているノートPC は珍しいですが、これも十分にアリ!

スリムボディ(背面側)

スリムボディ(手前側)
スリムなボディ

天面は布地に触れる感覚と同じで手になじみます。スリムなボディは携帯性にもすぐれ、スタイリッシュ感もアップさせてくれます。

底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目もスッキリしています。

底面真上

底面斜め

ゴム足は前面側左右に2箇所、背面側ヒンジ近くに1箇所、計3箇所に実装されています。本体の安定性は良好です。

排気口は、背面側のヒンジのあいだに実装されているので、本体左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

排気口

とくに、背面側のゴム足は排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むのを遮断する役割も兼ねています。効果的なエアフローで本体内部の冷却効率のアップが期待できます。

スタイル自在に使える

Yoga 670 は天面を回転させることでスタイル自在に使えます。

ノートパソコン
ノートパソコン

スタンド
スタンド

テント
テント

タブレット
タブレット

フラット
フラット(画面共有に便利)

必要なインターフェースを実装

Yoga 670 のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①USB3.2 Gen1 Type-C

②USB3.2 Gen1 Type-C

③HDMI

④マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤microSDメディアカードリーダー

⑥USB3.2 Gen1 Type-A

⑦USB3.2 Gen1 Type-A

⑧電源ボタン

 

Yoga 670 のインターフェースはモバイルノートとして必要なインターフェースを実装しています。USB Type-C ポートが2ポート実装されているので、必要に応じて USB Type-C ハブを用意すれば拡張性も向上します。

なお、USB Type-C は映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C 対応表(2ポート共通、当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

また、microSDメディアカードリーダーはプッシュロック式です。

Micro SDカードスロット
Micro SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

microSD カードを押し込んでロックさせ、取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てくる仕組みです。

スピーカーはキーボード左右に実装

スピーカーはキーボード左右に実装されています。

スピーカー

ややこもった感じがするもののおおむね高音質で、音声も聞き取りやすいスピーカーです。

顔認証カメラと指紋認証センサーを標準搭載

Yoga 670 は顔認証カメラと指紋認証センサーを標準搭載しています。

顔認証でサインイン
顔認証でサインイン

指紋認証でサインイン
指紋認証でサインイン(マスク着用時もOK)

顔認証と指紋認証は併用が可能で、認証精度はいずれも良好です。Windows へのサインインもスムーズです。

プライバシーシャッターでカメラを遮断できる

Yoga 670 には、カメラを遮断できるプライバシーシャッターが付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
カメラの上部に切り替えスイッチがある

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズに操作できます。

Check

カメラを遮断しているときは、顔認証は使えません。

スリムでコンパクト

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体の大きさは A4サイズにくらべわずかに大きさがある程度でコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 18~21 (最厚部) mm。最厚部でも CDケース 2枚程度でスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

重量の実測
・本体:1,377g
・電源アダプター:194g
・電源コード:107g

本体は軽量で持ち歩きもラクにできます。

本体の重量感

電源アダプターの最大出力は 45W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ実測

 

ディスプレイのチェック

高精細で自然な色合いの液晶パネル

レビュー機の液晶パネルは インフォビジョン製の WUXGA液晶パネルです(型番 M133NW4J R3、解像度 1920×1200、アスペクト比 16:10)。

高精細でディスプレイに描画される映像は自然な色合いでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

ブラウザに表示される文字の大きさ
ブラウザの表示例

アスペクト比(画面縦横比)が 16:10 と縦方向の表示領域が広くなったことも特徴のひとつ。ブラウザや表計算、文書などでスクロールをしなくても多くの情報をチェックできる一覧性にすぐれているメリットがあります。

トーンカーブは RGBともに理想的な45度の角度で良好な形状です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「310 cd/m2」と高輝度です(パネル仕様では 300 cd/m2)。

色域の計測結果です。

色域色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 100.0% 104.5%
Adobe RGB 75.3% 77.5%

色域も広く、色再現性にもすぐれています。

 

ベゼルは狭額縁

ベゼルは狭額縁です。

ベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りがスッキリしています。

 

映り込みはそれなりにある

Yoga 670 の液晶パネルは光沢です。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)
映り込みはそれなりにある

映像の色味や照明の位置によっては映り込みが気になる場合があるかもしれません。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。斜めから見ても映像をはっきり確認できます。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

Yoga 670 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm(仕様は 18.7 mm)。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップはほぼフラットな形状。感触は少しツルツルして質感も良好です。

キートップ

キーストロークは(感覚的には)ノートパソコンとして平均的な 1.5mm くらい。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさはフツウ。

キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚もちょうど良く、シッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。

[fn]+[Space]キー押下:
Auto(周囲の明るさで自動点灯)→点灯(暗)→点灯(明)→消灯

質感のよいパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で上質感があります。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立たちやすいですが、気になるときは柔らかいクロスなどでこまめに手入れするとよいでしょう。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめのサイズ感で手触りも良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

デジタルペンのチェック

Lenovo デジタルペンの書き心地をチェックします。

デジタルペン

デジタルペンの書き心地はひっかかる感じが強めで、好みが分かれるところです。また、追従性についてはペンの動きにくらべ描画がわずかに遅れ気味です。

イラスト作成やデッサンにはキビシイものの、気軽にメモをとるには十分な性能です。

ペンの使用イメージ

なお、デジタルペンの電源は乾電池 単6型(AAAA)1本です。(同梱されています)

Surfaceペンの電源

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは Yoga 670 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Home 64bit
CPU AMD Ryzen 7 5700U
メモリ 16GB オンボード (LPDDR4X)
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
グラフィックス AMD Radeon グラフィクス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークは、付属ソフトウェア Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンス[スマート・パワー]を「エクストリーム・パフォーマンス」と「インテリジェント・クーリング」2つのモードに設定して実施しています。

Lenovo Vantage スマート・パワー
Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンス

「エクストリーム・パフォーマンス」と「インテリジェント・クーリング」の項目説明は以下のとおり。

モード 説明
エクストリーム・パフォーマンス システム・パフォーマンスを最大化できるモード。
インテリジェント・クーリング ファン速度とシステム・パフォーマンスのバランスが取れた状態で最高のエクスペリエンスを実現できるモード。ゲーム中はパフォーマンスが最大化され、オフィス作業は騒音が軽減される。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 3 5400U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20

CPU
Ryzen 7 5800U
3535 pts
Ryzen 7 5700U
3330 pts
Ryzen 7 5700U(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3286 pts
Ryzen 7 5700U(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
3200 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 5 5500U
2665 pts
Ryzen 3 5400U
2230 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1783 pts
Core i3-1115G4
1121 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Ryzen 7 5800U
18835
Ryzen 7 5700U(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
17651
Ryzen 7 5700U
17115
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 7 5700U(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
15511
Ryzen 5 5500U
12667
Ryzen 3 5400U
11525
Core i7-1165G7
11270
Core i5-1135G7
10823
Core i3-1115G4
6510

レビュー機のスコアは平均値相当で、保有している性能をシッカリと発揮できています。

モバイルノートとしてのパフォーマンスは十分で、一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画視聴など)はもちろんのこと、オンライン会議や負荷の高い処理も快適にこなせる処理性能です。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 3 5400U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
3682
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3649
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3491
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3468
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3204
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2308
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2199
AMD Radeon(Ryzen 3 5400U)
1933

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10644
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
9606
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
9489
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
9357
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7296
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
6127
AMD Radeon(Ryzen 3 5400U)
5812

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3972
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3959
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
3804
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3682
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3553
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2589
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2342
AMD Radeon(Ryzen 3 5400U)
2176

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3502
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3419
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3300
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
3190
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2927
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2340
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2209
AMD Radeon(Ryzen 3 5400U)
2069

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機は、グラフィックス性能も優秀です。

オンライン会議のほか写真編集などクリエイティブ作業でも十分快適に使える性能レベルです。

ちなみに、CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかに搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)に依存します。

レビュー機は 16GBメモリのデュアルチャネル構成により、グラフィックス・パフォーマンスをシッカリ発揮できています。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量:512GB)を搭載しています。

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

計測結果は優秀です。

データアクセスも超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・HP ENVY x360 13-ay (2021年モデル)

・Yoga Slim 750i Carbon

・ThinkBook 13s Gen 2

※当サイトで計測したスコア

スペック Yoga 670
(レビュー機)
HP ENVY x360 13 Yoga Slim 750i Carbon ThinkBook 13s Gen 2
CPU AMD Ryzen 7 5700U AMD Ryzen 7 5800U インテル Core i7-1165G7 インテル Core i5-1135G7
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon AMD Radeon インテル Iris Xe インテル Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
4194
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
4426
HP ENVY x360 13
4586
Yoga Slim 750i Carbon
4251
ThinkBook 13s Gen 2
4351
 Essentials
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
8660
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
8483
HP ENVY x360 13
7692
Yoga Slim 750i Carbon
9203
ThinkBook 13s Gen 2
9091
基準値
4100
 Productivity
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
7341
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
7507
HP ENVY x360 13
9348
Yoga Slim 750i Carbon
6429
ThinkBook 13s Gen 2
6405
基準値
4500
 Digital Contents Creation
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
5023
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
5676
HP ENVY x360 13
6120
Yoga Slim 750i Carbon
4416
ThinkBook 13s Gen 2
4703
基準値
3450
 Gaming
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
2620
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
2870
HP ENVY x360 13
2718
Yoga Slim 750i Carbon
3377
ThinkBook 13s Gen 2
3540

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集などクリエイティブな作業を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。

Gaming テストではパフォーマンスが少しひかえめですが、そもそもゲーミングPC ではないので問題にはならないでしょう。それ以外のテストでは良好なスコアが出ており、負荷状況に合わせてパフォーマンスを上手く制御している印象です。

関連記事

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※Lenovo Vantage のスマート・パワー設定は「インテリジェント・クーリング」で計測

※Lenovo Vantage の急速充電設定は「オフ」で計測

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 8時間 59分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
59分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 36分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 28分

バッテリーを多く消費する条件とはいえ、仕様の 20時間にくらべると物足りなさを感じます。

とはいえ 9時間くらいバッテリーで連続駆動できればモバイルノートとして十分といえるでしょう。画面の明るさなど状況にあわせて設定を変えれば 1日中バッテリーで使えるのではないでしょうか。

また、充電を急ぐときは急速充電を有効にすることでより短時間で充電することができます。ただし、バッテリーの負担が大きくなるため通常は急速充電をオフにしておくことをおすすめします。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで比較に使用した機種の処理時間と比較します。

・HP ENVY x360 13-ay (2021年モデル)

・Yoga Slim 750i Carbon

・ThinkBook 13s Gen 2

※当サイトで計測した処理時間

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
1分6秒1
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
1分4秒6
HP ENVY x360 13
52秒6
Yoga Slim 750i Carbon
46秒1
ThinkBook 13s Gen 2
47秒3
Photoshop Lightroom
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
36秒2
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
36秒2
HP ENVY x360 13
33秒2
Yoga Slim 750i Carbon
28秒7
ThinkBook 13s Gen 2
29秒2
Lightroom Classic
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
40秒4
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
41秒0
HP ENVY x360 13
36秒2
Yoga Slim 750i Carbon
30秒8
ThinkBook 13s Gen 2
30秒8

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
Yoga 670(インテリジェント・クーリング)
2分0秒5
Yoga 670(エクストリーム・パフォーマンス)
2分0秒5
HP ENVY x360 13
1分48秒1
Yoga Slim 750i Carbon
3分19秒6
ThinkBook 13s Gen 2
2分26秒2

 

ソフトウェアとの相性がありますが、クリエイティブ性能はおおむね良好です。

当サイトでの検証では全般的に言えることですが、Ryzen プロセッサー搭載モデルの場合、PhotoDirector での処理速度はひかえめな傾向があります。

とはいえ、処理速度としてはまずまずでレンダリング(編集内容の画面への反映)もスムーズです。趣味としての写真・動画編集も十分快適に楽しめるはずです。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音については、下記条件の音量(デシベル)計測で評価します。

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
インテリジェント・クーリング 34.2db
(ほぼ無音)
40.2db
(39~40db)
40.0db
(39~40db)
エクストリーム・パフォーマンス 35.0db
(ほぼ無音)
41.5db
(40~41db)
41.4db
(40~41db)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

平常時は静かです。

高負荷時は「サーッ」という排熱のときの気流音がわずかに大きくなりますが、気になるほどではないと思います。

 

表面温度のチェック

アイドル状態、動画視聴時、動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※Lenovo Vantage のスマート・パワーを「インテリジェント・クーリング」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

負荷が高い状態ではキーボードは奥側 中央寄りの表面温度が上昇しますが、多少の温かさを感じる程度でタイピングに影響はありません。

また、パームレストは本体内部の熱の影響を受けにくいので、高負荷時でもキーボード操作は快適です。

ただ、高負荷時は底面側 排気口そばの温度が非常に高くなるので注意してください。

 

サウンド チェック

Yoga 670 のサウンド機能は ドルビーアトモス対応です。

Dolby ロゴ

サウンドユーティリティソフトもインストールされており、コンテンツにあわせたプリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることができます。

サウンドユーティリティソフトサウンド ユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを聴いてみた印象です。
※プリセット「ミュージック」(バランス)で試聴

■スピーカー
中音域から高音域を中心に再現した音で、低音域はやや弱いかも。少しこもった感じがするものの音質的には高音質。音声は明瞭ではっきり聴き取れる。

■ヘッドホン
全音域が増幅&クリアになってより高音質なサウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 15.6秒 35.0秒 12.5秒
2回目 15.7秒 33.6秒 10.9秒
3回目 15.9秒 31.7秒 12.9秒
4回目 15.4秒 32.5秒 11.0秒
5回目 15.8秒 33.8秒 11.1秒
平均 15.7秒 33.3秒 11.7秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いです。再起動は少し時間がかかりますが、30秒程度なので処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

Yoga 670 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式
同梱品リスト
・Yoga 670 本体
・電源アダプター
・電源コード
・Lenovo デジタルペン
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、Yoga 670 (AMD) のレビュー記事をお届けしました。

Yoga 670 (AMD) は、天面のファブリック素材に目がいきがちですが、シッカリとした処理性能を搭載しています。

パフォーマンスもおおむね良好で、使用感も良好、快適に使えるコンバーチブルノートです。

デジタルペンのひっかかる感じが強いところは好みが分かれますが、慣れれば違和感も低減するでしょう。なにより、コンバーチブルノートはスタイル自在に使えてペン入力が可能なところがいちばんのウリです。

税込8万円台の価格ながらスタイリッシュデザインで快適に使える処理性能を搭載し高コスパなところも魅力です。所有満足度高めの 2in1 モバイルノートといえるのではないでしょうか。

高評価のポイント

  • ベンチマークによる性能評価は良好で快適に使える
  • 天面のファブリック素材が個性的&スタイリッシュな良デザイン
  • タイピングしやすいキーボード
  • 高輝度&広色域、映像がキレイで見やすい液晶ディスプレイ
  • 顔認証と指紋認証を搭載している(プライバシーシャッター使用時やマスク着用は指紋認証を使える)

気をつけておきたい点

  • 同梱のデジタルペンの書き心地はひっかかる感じが強め

 

ラインナップモデルの詳細なスペック構成や価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

Yoga 670 (AMD)
税込 8万円台から

関連リンク

 

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