HP ProDesk 405 G6 SFF レビュー:AMD Ryzen PRO 搭載でコストパフォーマンスにすぐれたデスクトップPC

 

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貸出機材提供:株式会社日本HP

縦置き(壁紙)

HP ProDesk 405 G6 SFF は、AMD Ryzen PRO 4000 シリーズ・デスクトップ・プロセッサーを搭載した超小型デスクトップPCです。

省スペースタイプで縦/横自在に設置可能。

姉妹機種 HP ProDesk 405 G6 DM のように手のひらに載せられるほどのコンパクトではないものの、光学ドライブの搭載や拡張性の高さなどはビジネス向けとして十分です。

性能レベルも高くビジネスシーンやテレワークでも高いパフォーマンスで快適に使えます。

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第12世代インテルCoreプロセッサーを搭載した最新機種の実機レビューです。

■HP ProDesk 405 G6 SFF の特徴

  • AMD Ryzen PRO 4000 シリーズ・デスクトップ・プロセッサーを搭載
  • 省スペースタイプで縦横どちらにも設置できる
  • CPU、メモリ、ストレージなど柔軟なカスタマイズが可能
  • ツールレスで本内内部にアクセスできる
  • メモリやストレージ、拡張スロットなど、ビジネス向けとしての拡張性は十分
  • マルウェアの脅威からPCを守る充実のセキュリティ機能を標準搭載

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザインや本体内部をチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

関連記事

AMD Ryzen Pro 5000 シリーズを搭載した後継機種の実機レビューです。

本体&モニター 正面側(斜め)
モニターサイズは 21.5インチ

レビューは 2021年7月30日時点の内容です。

 

スペック構成

HP ProDesk 405 G6 SFF のおもなスペックです。

OS ■Windows 10 Home (64bit)
■Windows 10 Pro (64bit)
プロセッサー ■AMD Ryzen 3 PRO 4350G プロセッサー
■AMD Ryzen 5 PRO 4650G プロセッサー
■AMD Ryzen 7 PRO 4750G プロセッサー
メモリ ■4GB (4GB×1)
■8GB (8GB×1)
■16GB (8GB×2)
■32GB (16GB×2)
仕様:PC4-25600 (3200MT/s)、最大64GB
ストレージ ・HDD SATA/600(7,200rpm) : 500GB / 1TB / 2TB
・SSD M.2(NVMe) :128GB(TLC) / 256GB(TLC) / 512GB(TLC) / 1TB(TLC)
ストレージ2 ■なし
■HDD SATA/600(7,200rpm) : 500GB / 1TB / 2TB
光学ドライブ ■なし
■DVD-ROMドライブ(9.5mmスリムライン)
■DVDライター(9.5mmスリムライン)
グラフィックス AMD Radeon Graphics(プロセッサー内蔵)
LAN Realtek RTL8111FPH-CG ギガビットネットワークコネクション(1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T Wake-on-LAN対応)
ワイヤレス ■なし
■インテル Wi-Fi 6 AX200 2×2 + Bluetooth 5
キーボード、マウス USB 320 キーボード(OADG準拠日本語版109Aキーボード)、USB 320 光学マウス
本体サイズ (W×D×H) 約 270×303×95 mm(横置き時)
重量 約 3.9kg

ランナップしているモデルの詳細スペックや価格は日本HP公式サイトをご確認ください。

 

正面ななめ

HP ProDesk 405 G6 SFF
税込 約4万円から

※HP ProDesk 405 G6 SFF は法人向けPC ですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入可能です。

Check

HP ProDesk 405 G6 SFF は販売終了していますが、後継機 HP ProDesk 405 G8 SFF (AMD Ryzen PRO 5000搭載) がキャンペーン価格で販売中です。
【税込 5万円台~】

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外観チェック

縦置き/横置きできる省スペースデザイン

HP ProDesk 405 G6 SFF は、ミニタワー型よりもコンパクトなので省スペースにスッキリと設置できます。

正面側

横置きのほか縦置きも可能です。

縦置き

縦置き用スタンド
縦置きは付属のタワースタンドで安定感アップ

Check

タワースタンドは標準で同梱されますが、カスタマイズで「なし」にできます。(税込550円安くなります)

前後からの外観です。

正面側と背面側

左右の側面です。

左右側面

天面側です。

本体天面側
天面

底面側です。

本体底面側
底面

ゴム足は前面側の左右に実装されています。背面側は型取りされたボディの一部ですが安定性は良好です。

スリムでコンパクトなサイズ感

本体の大きさのイメージです。

本体の大きさイメージ
ティシューボックスと大きさ比較

コンパクトで奥行きが浅く、縦置き/横置きが可能なので、省スペースのデスク上にもスマートに設置できます。

 

インターフェースのチェック

アクセスしやすい豊富なインターフェース

フロント側インターフェースをチェックします。

インターフェース(前面側)

■前面側

①SDカードリーダー

②USB 3.2 Gen 1(Type-A)×4

③マイク/ヘッドフォン/コンボジャック

④電源ボタン(LED内蔵)

⑤光学ドライブ

 

メディアカードリーダと 光学ドライブへ メディアをセットしたときのイメージです。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

DVDライター
光学ドライブはルーバーを押すとトレイが出てくる

 

背面側インターフェースをチェックします。

インターフェース(背面側)

■背面側

⑥ラインアウト

⑦DisplayPort 1.4×2

⑧HDMI(選択可能ポート)

⑨USB2.0(Type-A)×2

⑩USB 3.2 Gen 1(Type-A)×3

⑪LANコネクター

⑫電源コネクター

 

ビジネス向けとして必要十分なインターフェースが実装されています。

また、標準構成でも複数ディスプレイ出力に対応しています。

Check

背面側インターフェースで ⑧の選択可能ポートは以下から選択できます。
選択可能ポート

 

本体内部のチェック

HP ProDesk 405 G6 SFF の本体を分解、内部をチェックします。

本体内部へはツールレスでアクセスできる

本体のカバーは、固定している 1本のネジを外してからカバーを背面側にスライドさせてから持ち上げ取りはずします。

天面カバー固定しているネジ
矢印の指すネジをはずす

本体内部です。

本体内部の全体イメージ
本体内部

まず、光学ドライブのコネクタ(電源ケーブルと信号ケーブル)をはずしてから、緑色のレバーをフロント側に押し込むようにして DVDドライブをフロント側から取り出します。

DVDドライブを取り出す

つぎにフロントパネルをはずします。(フロント側を手前にしたほうが作業しやすい)

フロントパネルをはずす(その1)
フロントパネルを固定しているツメ(矢印)をはずす

フロントパネルをはずす(その2)
フロントパネルを開くようにはずす

フロントパネルをはずす(その3)
フロントパネルは取り外せる

本体を横置きにして、フロント側のケージ左右のポッチを押しながらケージをフロント側に開きます。

ケージを開く(その1)
矢印のポッチを押しながらケージを開く(ポッチは左右にある)

ケージを開く(その2)
ケージからマザーボードにつながっているコードに注意

ケージを開く(その3)

これで本体内部すべてのパーツにアクセスできます。

本体内部の全体イメージ(その2)

 

各パーツの実装エリアをチェックします。

CPU・メモリ・SSD
CPU・メモリ・SSD

PCIe スロット
PCI 拡張スロット

■PCI 拡張スロットの内訳

・ロープロファイル x1 PCIe×1スロット

・ロープロファイル x16 PCIe×1スロット

※奥行は最大16.7cm まで

ワイヤレスLAN カードの実装エリアです。

ワイヤレスLANカード
ワイヤレスLANカード

フロント側ケージの内側に 3.5/2.5インチドライブベイがあります。

HDD の実装も可能
3.5/2.5インチドライブベイ

Check

HDD などをドライブベイに実装(増設)するときは専用の固定ネジをドライブに装着する必要があります。自身でドライブを増設する場合は安全に作業するためにも HPサポートへの問い合わせをおすすめします。

電源ユニットは 80PlUS PLATINUM(最大出力 210W)です。

電源ユニット
電源ユニット

 

本体内部へのアクセスはかんたんです。

ビジネス向けのデスクトップPC としての拡張性は十分といえます。

ただ、3.5/2.5インチドライブベイに HDD を増設するときは上述のとおり専用の固定ネジが必要なので、購入時に HDD をカスタマイズで追加しておくことをおすすめします。

 

キーボード&マウスのチェック

キーボード&マウス

同梱されているキーボードとマウスをチェックします。(いずれも USB対応です)

キーボードは標準的なレイアウト

キーボードレイアウトは標準的です。

キーボード&マウス(クリックで拡大表示できます)

キーボードはフルサイズでキーストロークも深め、タイプ感も標準的です。

キーボードピッチのイメージ

ごく普通のキーボードです。

手のひらにフィットするマウス

マウスはスクロールホイールが付いたタイプです。

マウス

その大きさは手のひらフィットするサイズです。(重量感は軽めです)

マウスのサイズ感
マウスのサイズ感

いたってフツウのマウスで、使いやすさもフツウです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか総合的なパフォーマンスを評価します。

■レビュー機の基本スペック

CPU AMD Ryzen 5 PRO 4650G
メモリ 8GB (4GB×2)
ストレージ 256GB SSD M.2(NVMe)
グラフィックス AMD Radeon Graphics

■使用したベンチマーク

比較項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで比較・評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-10700 プロセッサー

・インテル Core i5-10500 プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー(*)

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー(*)

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー(*)

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー(*)

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー(*)

※当サイトで計測したスコアの平均値

※(*)印はノートPC 向けプロセッサー

 

■CINEBENCH R20

CPU
Core i7-10700
4139 pts
Ryzen 5 PRO 4650G(レビュー機)
3476 pts
Ryzen 5 5500U
2960 pts
Core i5-10500
2767 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-1165G7
1918 pts
Core i5-1135G7
1787 pts

 

■CPU Mark(PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Core i7-10700
17654
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 PRO 4650G(レビュー機)
13516
Ryzen 5 5500U
13281
Core i7-1165G7
11465
Ryzen 5 4500U
11105
Core i5-1135G7
10757
Core i5-10500
10645

 

レビュー機に搭載されている CPU パフォーマンスはまずまずです。

ビジネスシーンでも十分なパフォーマンスが期待できます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで評価します。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(*1)

・インテル UHD グラフィックス 630

・インテル Iris Xe グラフィックス(*2)

・AMD Radeon グラフィックス(*2)

※当サイトで計測したスコアの平均値

※(*1)はレビュー機の姉妹機種「HP ProDesk 405 G6 DM」のスコア

※(*2)はノートPC 向けプロセッサー内蔵グラフィックスのスコア

関連記事

 

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe
3682
AMD Radeon(DM)
3056
AMD Radeon(ノートPC)
2495
AMD Radeon(レビュー機)
1711
インテル UHD 630
1087

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe
10590
AMD Radeon(DM)
9639
AMD Radeon(ノートPC)
7279
AMD Radeon(レビュー機)
4883
インテル UHD 630
4679

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe
2860
AMD Radeon(DM)
2716
AMD Radeon(ノートPC)
2244
AMD Radeon(レビュー機)
1407
インテル UHD 630
1004

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe
3151
AMD Radeon(DM)
3138
AMD Radeon(ノートPC)
2494
AMD Radeon(レビュー機)
1635
インテル UHD 630
1215

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機のスコアがイマイチなのはメモリカード1枚挿しのシングルチャネル構成だから。

CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル/クアッド)に依存します。メモリ容量が同じ場合、デュアルチャネル構成やクアッドチャネル構成のほうがグラフィックス・パフォーマンスは圧倒的に優位です。

姉妹機種 HP ProDesk 405 G6 DM のグラフィックススコアが良好なのはメモリが 8GB(4GB×2) のデュアルチャネル構成のためです。

シングルチャネル構成でも一般的な使いかた(メール、ネット、オフィスソフトなど)なら問題なく使えると思いますが、デュアルチャネル構成にしておけばシステム全体のパフォーマンスが大幅にアップします。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 256GB) を搭載しています。

ストレージ性能については、CrystalDiskMark を使用して計測したデータ転送速度で評価します。

データ転送速度
データ転送速度

NVMe対応の SSD としては とても優秀なスコアです。データアクセスも超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの違いを把握するため下記機種のスコアと比較します。

・HP ProDesk 405 G6 DM(レビュー機の姉妹機種)

・NEC LAVIE Direct DT

・NEC LAVIE Direct DT Slim

各機種の特徴は以下のとおり。

HP ProDesk 405 G6 DM レビュー機の姉妹機種で超小型デスクトップPC
NEC LAVIE Direct DT レビュー機と同じくらいのサイズで縦置き/横置き可能なデスクトップPC(2020年秋冬モデル)
NEC LAVIE Direct DT Slim NEC LAVIE Direct DT の姉妹機種で HP ProDesk 405 G6 DM と同等サイズの超小型デスクトップPC(2020年秋冬モデル)

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基本スペックは以下のとおり。

スペック HP ProDesk 405 G6 SFF HP ProDesk 405 G6 DM LAVIE Direct DT LAVIE Direct DT Slim
CPU AMD Ryzen 5 PRO 4650G AMD Ryzen 5 PRO 4650GE インテル Core i7-10700 インテル Core i5-10500T
メモリ 8GB(8GB×1) 8GB(4GB×2) 8GB(4GB×2) 8GB(8GB×1)/16GB(8GB×2)
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス AMD Radeon グラフィックス インテル UHD グラフィックス 630 インテル UHD グラフィックス 630

※LAVIE Direct DT Slim はメモリ容量 8GB/16GB の 2パターンのスコア

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

■ベンチマーク結果

Total Score
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
3712
LAVIE Direct DT
3083
ProDesk 405 G6 DM
4467
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
2572
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
2817
 Essentials
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
9165
LAVIE Direct DT
7707
ProDesk 405 G6 DM
9192
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
6708
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
7705
基準値
4100
 Productivity
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
7895
LAVIE Direct DT
7254
ProDesk 405 G6 DM
8097
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
6196
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
6386
基準値
4500
 Digital Contents Creation
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
4924
LAVIE Direct DT
4179
ProDesk 405 G6 DM
5555
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
3122
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
3221
基準値
3450
 Gaming
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
1441
LAVIE Direct DT
1046
ProDesk 405 G6 DM
2602
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
912
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
1074

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機は、シングルチャネルのメモリ構成のため姉妹機種の ProDesk 405 G6 DM よりスコアがひかえめです。

上述のとおり、シングルチャネル構成でも一般的な使いかた(メール、ネット、オフィスソフトなど)なら問題なく使えると思いますが、デュアルチャネル構成にすることでネット・メール・オフィスソフトを動かしながらオンライン会議を行う使いかたでも安定したパフォーマンスが期待できます。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・HP ProDesk 405 G6 DM(レビュー機の姉妹機種)

・LAVIE Direct DT

・NEC LAVIE Direct DT Slim

※メモリ容量 8GB/16GB の 2パターンの処理時間

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
1分20秒5
LAVIE Direct DT
47秒3
ProDesk 405 G6 DM
59秒4
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
1分3秒7
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
48秒1
Photoshop Lightroom
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
1分40秒0
LAVIE Direct DT
41秒5
ProDesk 405 G6 DM
50秒2
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
1分3秒5
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
32秒8
Lightroom Classic
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
1分36秒9
LAVIE Direct DT
43秒2
ProDesk 405 G6 DM
51秒3
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
54秒7
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
32秒6

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
ProDesk 405 G6 SFF(レビュー機)
3分2秒6
LAVIE Direct DT
1分46秒0
ProDesk 405 G6 DM
1分55秒3
LAVIE Direct DT Slim(8GBメモリ)
2分36秒0
LAVIE Direct DT Slim(16GBメモリ)
1分56秒8

 

実際のソフトウェアを使った評価でもメモリ構成が大きく影響しています。

デュアルチャネル構成にすることでシステム全体のパフォーマンスが大幅にアップし、クリエイティブ作業の処理時間も短縮できます。

 

駆動音のチェック

駆動音は、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)を計測し、評価します。

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

最大音量
下段はピーク時の音量推移
アイドル時 34.8 db
 
CINEBENCH R20 36.8 db
(35~36db前後で推移)
動画エンコード 36.2 db
(35~36db前後で推移)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時/高負荷時ともに、駆動音は「ブーン」という静かな音です。本体に耳を近づければわずかに聞こえるくらいの静かさです。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 13.8秒 31.9秒 5.3秒
2回目 13.0秒 31.8秒 5.3秒
3回目 13.3秒 31.5秒 5.0秒
4回目 13.3秒 32.1秒 4.9秒
5回目 13.7秒 30.7秒 4.8秒
平均 13.4秒 31.6秒 5.1秒

体感的にも処理時間は短いです。処理を待っているあいだのストレスを感じることはないでしょう。

なお、起動・再起動・シャットダウン時間は状況により多少変動するので、参考値としてください。

 

同梱品

本体ほか同梱品一式です。

本体ほか一式

同梱品は以下のとおり。

・電源コード

・キーボード

・マウス

・スタンド

・ドキュメント類

・リカバリーDVD(OS用、ドライバ用)

 

まとめ

以上、HP ProDesk 405 G6 SFF のレビュー記事をお届けしました。

HP ProDesk 405 G6 SFF はデスクトップPC 本来の高いパフォーマンスを発揮しつつ、高負荷時でも駆動音が静かです。

縦置き/横置きが可能な省スペースタイプのデスクトップPC は、デスクやテーブルにスマートに設置できて、作業スペースを有効に活用できるメリットがあります。

マルウェアからパソコンを保護してくれる充実のセキュリティ機能が標準搭載されており、ビジネスシーンも あんしんして使えるモデルです。

高評価のポイント

  • コンパクトな筐体で横置きにも縦置きにも対応しているので省スペースに設置できる
  • 省スペースタイプでもシッカリとした性能を搭載している
  • ツールレスで本体内部へアクセスできて拡張性もビジネス向けとしては十分
  • 充実のセキュリティ機能を標準搭載している
  • 価格が税込4万円台からとコストパフォーマンスにすぐれている

気をつけておきたいところ

  • HDD 増設の際には別途専用の固定ネジが必要
  • CPU性能を活かすためにもメモリはデュアルチャネル構成がおすすめ

ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

 

正面ななめ

HP ProDesk 405 G6 SFF
税込 約4万円から

Check

HP ProDesk 405 G6 SFF は販売終了していますが、後継機 HP ProDesk 405 G8 SFF (AMD Ryzen PRO 5000搭載) がキャンペーン価格で販売中です。
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