第13世代インテル Core プロセッサーを搭載した最新機種のレビュー記事はこちらをご覧ください。
日本HP の HP Pavilion Plus 14-eh [以下、HP Pavilion Plus 14 と記載] は、第12世代インテル Core H プロセッサーを搭載した 14.0型ノートPC です。
パワフル性能の搭載にくわえシステム全体の処理性能が最大化されておりパフォーマンスも快適!スタイリッシュで高級感あるアルミボディにくわえ持ち歩きができる軽さでモバイルノートとしてアクティブに使えます。
OLEDディスプレイの採用により鮮明な映像で写真編集などクリエイティブ作業に活用できるところもポイント。
- 第12世代インテル Core H プロセッサー& 16GBメモリ搭載
- Pavilion初のフルメタルボディ
- スタイリッシュで高級感ある洗練されたデザイン
- OLED(有機EL) ディスプレイを採用(高輝度&高精細&広色域)
- 高級オーディオメーカー Bang & Olufsen のカジュアルブランド B&O Playデュアルスピーカー
- 5MP IR カメラ(約500万画素)&AIノイズリダクション機能マイク
- 指紋認証センサー搭載
レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
【 目 次 】
レビューは 2022年11月29日時点の内容です。
スペック構成
HP Pavilion Plus 14 は、CPU/ストレージのスペックにより「スタンダードモデル」「パフォーマンスモデル」がラインナップしています。
おもなスペックは以下のとおり。
シリーズ名 | HP Pavilion Plus 14-eh0000 シリーズ |
OS | Windows 11 Home |
CPU | ■インテル Core i5 12500H プロセッサー ■インテル Core i7 12700H プロセッサー |
メモリ | 16GB オンボード (3200MHz, DDR4 SDRAM) |
ストレージ | ■512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ■1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
ディスプレイ | 14.0インチワイド・2.8Kブライトビュー・OLEDディスプレイ (2880×1800 (16:10) / 400nit / 90Hz) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス (CPUに内蔵) |
ワイヤレス | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E対応)、Bluetooth 5.3 |
カメラ | HP True Vision 5MP カメラ (約 500 万画素) |
バッテリー駆動時間 | 最大 約8時間 |
Windows Hello | 指紋認証センサー |
本体サイズ(W×D×H) | 約 314×225×16.9 mm (最薄部) |
本体質量 | 約 1.33 kg |
■スタンダードモデル
Core i5/512GB SSD
■パフォーマンスモデル
Core i7/1TB SSD
詳細なスペックや価格など最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。
HP Pavilion Plus 14-eh
税込 14万円台から
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外観チェック
アルミニウムボディでスタイリッシュなデザイン
HP Pavilion Plus 14 はスタイリッシュ感と高級感をあわせ持つデザインです。
筐体の素材はアルミニウム。Pavilion初のフルメタルボディはデザイン全体が洗練されたイメージです。
本体のカラー「ウォームゴールド」は温かみのある淡いゴールド系の色味です。照明などの光を少し反射するため見る角度によって色味が多少変化します。
本体はスリム。バッグへの出し入れもスムーズにできそうです。
スリムなボディ
表面の感触はサラサラとしていて質感も良好です。
天面中央の hp ロゴとヒンジの PAVILION がアクセント
天面の奥にはキーボードをリフトアップできるラバーが付いていますが、天面を大きく開かない限りリフトアップされません。
天面をこれだけ開いて使うのは実用的ではないので、リフトアップ用というよりは天面奥をキズから守るため付いているのではないでしょうか
底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目もスッキリしています。
ゴム足は前後に平行して実装されており本体の安定性は良好です。
背面側のゴム足は高さが 5mmくらいある
排気口は、背面側のヒンジのあいだに実装されています。
なお、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。
インターフェースは必要十分
HP Pavilion Plus 14 は必要十分なインターフェースを実装しています。
左右側面に実装されているインターフェースなどは以下のとおり。
左側面
①ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
②SuperSpeed USB Type-A 5Gbps
③microSDカードスロット
右側面
④SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2
⑤HDMI 2.1出力端子
⑥SuperSpeed USB Type-A 5Gbps
以下、USBポート、カードスロットについての補足です。
USB Type-C ポートは映像出力や PD充電に対応しています。(低出力PDを除く)
■USB Type-C 対応表(当サイトの検証結果:2ポート共通)
映像出力 | 〇 |
---|---|
PD充電器(30W) | × |
PD充電器(45W) | △(低速充電) |
PD充電器(65W) | 〇 |
microSDカードスロットはプッシュロック式です。
カードを押し込んでロックさせ、取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てくる仕組みです。
電源ボタンはキーボード上にレイアウト
電源ボタンはキーの一部として[delete]キーの左隣りにレイアウトされています。
電源ボタンは LED内蔵
使用中に間違って電源ボタンを押しても短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。
B&O Playデュアルスピーカーを搭載
スピーカーは B&O Playデュアルスピーカーを搭載。底面部 前面側の左右に2基実装されています。
スピーカー
スピーカー(拡大)
高音質で、低音域から高音域まで広い音域を再現できるスピーカーです。
B&O Play は、高級オーディオメーカー Bang & Olufsen のカジュアルブランドです。
高画質カメラ&AIノイズリダクション機能マイクを搭載
HP Pavilion Plus 14 の Web カメラは 約500万画素。
Pavilion シリーズのほかの機種(Pavilion Aero 13, Pavilion 14-dv, Pavilion 15)では Webカメラが約92万画素であることから 500万画素はかなりの高画質であることがわかります。
また、マイクには AIノイズリダクション機能が搭載されています。
矢印の指すところがマイク
付属ソフト B&O Audio Control のノイズキャンセリング機能で、マイクに入力される音声以外のノイズを除去したりスピーカーから出力される音に対してもノイズ除去が可能です。
B&O Audio Control ノイズキャンセリング機能
高画質カメラと AIノイズリダクション機能マイクにより、オンライン会議などでもクッキリとした表情にくわえ聴き取りやすい音声で円滑なコミュニケーションが期待できます。
なお、Webカメラにプライバシーシャッターは搭載していません。
指紋認証でかんたんサインイン
HP Pavilion Plus 14 は指紋センサーを搭載しています。認証精度は良好で Windows へのサインインもスムーズです。
指紋認証はマスク着用時でも可能
スリムでコンパクト
本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。
本体の大きさは A4サイズより一回り大きいくらい。14インチサイズながらとてもコンパクトです。
本体を閉じたときの高さのイメージです。
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
本体の高さは実測で 約16(最前面の最薄部)~21(最厚部) mm。最厚部でも CDケース 2枚程度でとてもスリムです。
本体や電源アダプターなどの重量を実測します。
・本体:1,341g
・電源アダプター:348g
・電源コード:106g
・ウォールマウントプラグ:41g
本体はそこそこ軽くて持ち歩きがラクにできる重量感です。
電源アダプターの最大出力は 90W。 Core H プロセッサーを搭載しているぶん出力ワット数は大きく、サイズもそれなりにデカいです。
なお、電源アダプターはウォールマウントプラグを装着することでコンセントに直付けできます。
ディスプレイのチェック
鮮明な映像を描画できる OLED ディスプレイ
レビュー機のディスプレイは SAMSUNG製の OLED(有機EL)パネルです(型番:SDC4170)。
高精細でディスプレイに描画される映像は自然な色合いでキレイです。とくに、OLED パネルはコントラスト比が高く、黒をより黒く表現できるため描画される映像全体がくっきりしていて鮮明です。
画像の表示例(その1)
画像の表示例(その2)
テキストの表示例
輝度は実測でディスプレイの明るさ設定 100 のとき「381 nit」(仕様は 400 nit)。高輝度で見た目もかなりの明るさです。
トーンカーブは RGBともに理想的な45度の直線に近い形状です。
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)
色域の計測結果です。
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)
規格 | カバー率 | 比 |
---|---|---|
sRGB | 100.0% | 156.4% |
Adobe RGB | 98.4% | 115.9% |
DCI-P3 | 99.9% | 115.3% |
色域も広く、色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にも活用できます。
ベゼルは狭額縁
ベゼルは狭額縁です。
とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りがスッキリしています。
映り込みは気になるかも
HP Pavilion Plus 14 のディスプレイは光沢です。
上記写真のとおり黒系の映像や照明の位置によっては映り込みが気になるかもしれません。
広い視野角
視野角をチェックします。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。斜めから見ても映像をはっきり確認できます。
ディスプレイを開く角度は十分な範囲をカバー
天面を開くことのできる最大角度は約 140度。
クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な角度をカバーしています。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
HP Pavilion Plus 14 のキーボードレイアウトは標準的です。
キートップの英数字は文字サイズが大きくて見やすいところは好感が持てますが、右端の[home]キーから[end]キーの配列は好みが分かれるところ。
キートップは中央部分が少しへこんだ形状。感触は少しツルツルして質感も良好です。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm(仕様は 約18.7mm)。
キーストロークはノートパソコンとして平均的な 1.5mm(仕様)。
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か。
キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚もちょうど良く、シッカリとした打鍵感でタイピングできます。
ちなみに、[f1]キーにはスマイリーフェースが印刷されており、これを押すと絵文字リストが表示されます。
パソコンでメッセージをやり取りするときに便利そうです。
キーボードにはバックライトを搭載
キーボードにはバックライトが搭載されています。
キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。
[f4]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ
質感のよいパームレスト
パームレストはサラサラとした感触で上質感があります。
指紋や皮脂の跡は目立ちません。快適にキーボードを操作できます。
スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。
タッチパッドのサイズ感
大きめのサイズ感で手触りも良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは HP Pavilion Plus 14 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | インテル Core i7 12700H |
メモリ | 16GB (3200MHz, DDR4 SDRAM) |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィクス |
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。
評価項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価] |
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
グラフィック性能 | 3DMark FireStrike |
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「HP Command Center」のシステムコンロトール/デバイスモードを「最適」と「パフォーマンス」2つのモードに設定して実施しています。
HP Command Center
デバイスモードの機能説明は以下のとおり。
デバイスモード | 説明 |
---|---|
最適 | ファン/パフォーマンス/温度のバランスを最適化する。 |
パフォーマンス | ファンの回転数を上げることで本体内部の温度上昇を抑制してパフォーマンスを維持する。CPU使用率の高いアプリに最適なモード。 |
省電力 | パフォーマンスやディスプレイの明るさを下げ消費電力を抑えてバッテリー駆動時間を延ばすモード。バッテリー駆動のときに設定可能。 |
※コントロールパネル[電源オプション]の電源プランや、Windows 標準設定の[電源とバッテリー]-[電源モード]は、いずれも「バランス」に設定。
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。
性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・インテル Core i7-1260P プロセッサー
・インテル Core i5-1240P プロセッサー
・インテル Core i7-1255U プロセッサー
・インテル Core i5-1235U プロセッサー
・インテル Core i7-11370H プロセッサー
・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
■CINEBENCH R20
CPU | |
---|---|
Core i7 12700H(レビュー機/パフォーマンス) |
5550 pts
|
Core i7 12700H(レビュー機/最適) |
5512 pts
|
Core i7-1260P |
3578 pts
|
Ryzen 7 5800U |
3535 pts
|
Core i5-1240P |
3412 pts
|
Ryzen 7 5700U |
3330 pts
|
Ryzen 5 5600U |
2999 pts
|
Core i5-1235U |
2809 pts
|
Ryzen 5 5500U |
2665 pts
|
Core i7-1255U |
2156 pts
|
Core i7-11370H |
1995 pts
|
Core i7-1165G7 |
1908 pts
|
Core i5-1135G7 |
1783 pts
|
■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
CPU Mark | |
---|---|
Core i7 12700H(レビュー機/パフォーマンス) |
25419
|
Core i7 12700H(レビュー機/最適) |
25040
|
Core i7-1260P |
19034
|
Ryzen 7 5800U |
18835
|
Core i5-1240P |
17932
|
Ryzen 7 5700U |
17115
|
Ryzen 5 5600U |
16487
|
Core i7-1255U |
13140
|
Core i5-1235U |
12919
|
Ryzen 5 5500U |
12667
|
Core i7-11370H |
11692
|
Core i7-1165G7 |
11270
|
Core i5-1135G7 |
10823
|
レビュー機のスコアは優秀です。
同じ第12世代のなかでもパワフルなクラスの Pシリーズと比較しても そのパフォーマンスは群を抜いています。
スタンダードタイプながら Hプロセッサーを搭載することで、写真・動画編集のような負荷の高い処理でも快適なパフォーマンスでこなすことができます。
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-11370H搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark FireStrike
3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。
Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
3DMark Fire Strike | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
4911
|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス) |
4243
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4134
|
インテル Iris Xe(Core i7-11370H) |
4104
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4090
|
インテル Iris Xe(レビュー機/最適) |
3809
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
3577
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3491
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
3468
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3204
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
2971
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
2950
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
2199
|
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。
ドラゴンクエストX | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
11198
|
インテル Iris Xe(Core i7-11370H) |
11171
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
10644
|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス) |
10333
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
9998
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
9820
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
9589
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
9357
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
8290
|
インテル Iris Xe(レビュー機/最適) |
7527
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
6792
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
6174
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
6127
|
※最高品質/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。
漆黒のヴィランズ | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
5752
|
インテル Iris Xe(Core i7-11370H) |
5087
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4790
|
インテル Iris Xe(レビュー機/最適) |
4426
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4381
|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス) |
4231
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
4134
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3972
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3738
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
3682
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
3553
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
3027
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
2342
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。
ファイナルファンタジーXV | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
3915
|
インテル Iris Xe(Core i7-11370H) |
3873
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
3485
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
3456
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U) |
3419
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U) |
3300
|
インテル Iris Xe(レビュー機/最適) |
3233
|
インテル Iris Xe(レビュー機/パフォーマンス) |
3179
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U) |
3099
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
3014
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
2927
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
2553
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U) |
2209
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
レビュー機のグラフィックスパフォーマンスは少しひかえめです。
第12世代 Core プロセッサー内蔵の Iris Xe グラフィックスは負荷が低いときよりも負荷が高くなるほどパフォーマンスを発揮する傾向がありますが、レビュー機の場合、重量級のベンチマークでもスコアの伸びはいまひとつです。
ただし、後述の総合的なパフォーマンス評価ではスペック相当のスコアが出ています。おそらくシステム全体のパフォーマンスは最大化されるよう上手くチューニングされているものと思われます。
ストレージ性能
レビュー機のストレージは NVMe/PCIe3.0対応の SSD(容量 1TB) を搭載しています。
レビュー機のストレージ情報
ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。
レビュー機のデータ転送速度
測定結果は優秀です。体感的にも高速にアクセスできていてファイルの読み書きもスムーズです。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。
・HP Spectre x360 14-ef (2022年モデル)
・VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)
・レノボ Yoga Slim 760 Carbon
※当サイトで計測したスコア
スペック | Pavilion Plus 14 (レビュー機) |
Spectre x360 14 | VAIO SX14 | Yoga Slim 760 |
---|---|---|---|---|
CPU | インテル Core i7 12700H | インテル Core i7 1255U | インテル Core i7-1280P | AMD Ryzen 7 5800U |
メモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 256GB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) |
グラフィックス | インテル Iris Xe | インテル Iris Xe | インテル Iris Xe | AMD Radeon |
販売価格(税込) | 174,800円 | 219,800円 | 269,800円 | 146,850円 |
※販売価格は上記スペックを搭載したモデルの記事執筆時点の価格。
ベンチマーク結果は以下のとおり。
※比較対象のスコアはパフォーマンス最大に設定したときの計測スコア
Essentials | |
---|---|
HP Pavilion Plus 14(最適) |
10178
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
10239
|
HP Spectre x360 14 |
9736
|
VAIO SX14 |
9766
|
Yoga Slim 760 Carbon |
9088
|
目標値 |
4100
|
Productivity | |
HP Pavilion Plus 14(最適) |
7203
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
7349
|
HP Spectre x360 14 |
6610
|
VAIO SX14 |
6419
|
Yoga Slim 760 Carbon |
8746
|
目標値 |
4500
|
Digital Contents Creation | |
HP Pavilion Plus 14(最適) |
6634
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
6842
|
HP Spectre x360 14 |
5505
|
VAIO SX14 |
6463
|
Yoga Slim 760 Carbon |
6200
|
目標値 |
3450
|
Gaming | |
HP Pavilion Plus 14(最適) |
3662
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
3647
|
HP Spectre x360 14 |
4002
|
VAIO SX14 |
4494
|
Yoga Slim 760 Carbon |
3205
|
※テスト項目説明
・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
・Digital Contents Creation(写真・動画編集などクリエイティブな作業を想定したテスト)
・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア
レビュー機のスコアは優秀です。
スタンダードタイプながらパワフルなパフォーマンスで快適に使える性能レベルです。価格がほかの機種より抑えられていている点も好印象です。
関連記事
バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
※HP Command Center のデバイスモードは「最適」で計測
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 4時間 55分 |
---|---|
バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
58分 |
バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
1時間 35分 |
バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
2時間 42分 |
検証結果の 4時間 55分は 公称値 8時間の 61%です。
バッテリーを多く消費する条件なので、検証結果としては満足できる内容です。
ただ、持ち歩きもできるだけに実用面では物足りないと感じるかもしれません。外出先などでバッテリー駆動で使用する際は、状況にあわせて画面の明るさやデバイスモードの設定を切り替える使いかたが良いでしょう。
なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで比較に使用した機種の処理時間と比較します。
・HP Spectre x360 14-ef (2022年モデル)
・VAIO SX14 (2022年7月発売モデル)
・レノボ Yoga Slim 760 Carbon
※当サイトで計測した処理時間
※比較対象のスコアはパフォーマンス最大に設定したときの計測時間
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PhotoDirector | |
---|---|
HP Pavilion Plus 14(最適) |
45秒3
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
43秒5
|
HP Spectre x360 14 |
40秒6
|
VAIO SX14 |
42秒6
|
Yoga Slim 760 Carbon |
50秒0
|
Photoshop Lightroom | |
HP Pavilion Plus 14(最適) |
20秒3
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
20秒1
|
HP Spectre x360 14 |
17秒0
|
VAIO SX14 |
11秒9
|
Yoga Slim 760 Carbon |
26秒1
|
Lightroom Classic | |
HP Pavilion Plus 14(最適) |
24秒2
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
24秒6
|
HP Spectre x360 14 |
21秒2
|
VAIO SX14 |
17秒1
|
Yoga Slim 760 Carbon |
29秒2
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PowerDirector | |
---|---|
HP Pavilion Plus 14(最適) |
1分41秒9
|
HP Pavilion Plus 14(パフォーマンス) |
1分36秒9
|
HP Spectre x360 14 |
1分38秒4
|
VAIO SX14 |
1分33秒6
|
Yoga Slim 760 Carbon |
1分49秒8
|
レビュー機のクリエイティブ性能は優秀です。
写真・動画編集などクリエイティブな作業も快適なパフォーマンスで活用できます。
とくに、レビュー機は OLED(有機EL)ディスプレイを採用していることからシビアな色再現が必要なクリエイティブ作業にも適しています。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※HP Command Center デバイスモードの「最適」と「パフォーマンス」で測定
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:23℃)
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 中段はピーク時の音量推移 下段はスコア/処理時間(参考値) |
|
---|---|---|---|
ベンチマーク中 | 動画エンコード中 | ||
最適 | 34.2db | 40.2db (39~40db) (5351pts) |
41.1db (40~41db) (1分42秒) |
パフォーマンス | 34.1db | 40.4db (39~40db) (5352pts) |
42.7db (41~42db) (1分36秒) |
■騒音の目安
騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
---|---|
60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
平常時は静かです。
高負荷時は「サーッ」という排熱のときの気流音が少し大きくなりますが、耳ざわりに感じるほどではありません。
状況にもよりますが負荷が低減すると 20~30秒程度で気流音は静かになります。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※HP Command Center の[デバイスモード]を「最適」に設定して実施
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分放置
■Youtube 動画 30分間視聴後
■10分間動画エンコード実行後
負荷が高い状態ではキーボードは奥側にかけて表面温度が上昇し多少の温かさを感じますがタイピングへの影響はありません。また、パームレストは表面温度が大きく上昇することはありませんが、室温高めの部屋で高負荷な作業をする場合は少し温かさを感じるかもしれません。
サウンド チェック
HP Pavilion Plus 14 にはサウンドユーティリティソフト「B&O Audio Control」がプリインストールされています。
サウンド ユーティリティソフト
スピーカーや内蔵マイクのノイズ除去のほか、イコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。
以下は、実際にサウンドを聴いてみた印象です。
・オーディオプリセット:オン
・EQコントロール:オン
・イコライザーのプリセット:HP最適化
■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバーした安定の高音質。
音声も明瞭ではっきり聴き取れる。
■ヘッドホン
ヘッドホンでもスピーカー同様に高音質。
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
起動 | 再起動 | シャットダウン | |
---|---|---|---|
1回目 | 15.2秒 | 35.6秒 | 8.9秒 |
2回目 | 15.1秒 | 34.8秒 | 7.7秒 |
3回目 | 15.2秒 | 35.0秒 | 8.0秒 |
4回目 | 15.2秒 | 34.3秒 | 7.8秒 |
5回目 | 15.0秒 | 36.4秒 | 8.0秒 |
平均 | 15.1秒 | 35.2秒 | 8.1秒 |
起動とシャットダウンは体感的にも早いです。再起動は少し時間がかかりますが、頻繁に行う操作ではないので処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。
なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するので参考値としてください。
同梱品
HP Pavilion Plus 14 の本体ほか同梱品一式です。
同梱品リスト
・HP Pavilion Plus 14-eh 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・ドキュメント類
まとめ
以上、HP Pavilion Plus 14-eh のレビュー記事をお届けしました。
HP Pavilion Plus 14 は 第12世代インテル Core H プロセッサーの搭載によりパワフルなパフォーマンスで使うことができます。
グラフィックスパフォーマンスが少しひかえめながらシステム全体の性能が最大化されている点は好印象。
快適に使える処理性能にくわえ、洗練されたデザインや持ち歩きができる軽さ、使いやすさなど高い所有満足度を得られるスタンダードノートといえるでしょう。
高評価のポイント
- フルメタルボディで洗練されたデザイン
- スタンダードノートとして快適に使える処理性能
- 鮮明な映像を描画できる OLED ディスプレイ(色調バランス・色域も優秀)
- 高画質カメラと AIノイズリダクション機能マイクでオンラインでも円滑なコミュニケーションができる
- 価格以上に高性能で高品質(パワフル性能を搭載した高コスパモデル)
気をつけておきたいところ
- キーボード右端が[home]~[end]のキー配列
- Webカメラにプライバシーシャッターは付いていない
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。
HP Pavilion Plus 14-eh
税込 14万円台から
【広告】【提供:株式会社日本HP】
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