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2026年6月中旬、日本HP主催の新製品説明会が開催されました。
新製品説明会では、OmniBook シリーズの新製品などが展示。
また、2026年発売の Premium AI PC の紹介のほか、クアルコムジャパンの担当者による Snapdragon の特長などの説明もありました。
本記事では、新製品説明会より、OmniBook Ultra / X シリーズ 2026年モデルの概要と Snapdragon の特長を紹介します。
記事は 2026年6月23日時点の内容です。
OmniBook Ultra / X シリーズ 2026年モデルの概要
OmniBook Ultra / X シリーズは、Premium AI PC としての位置づけです。
それぞれのシリーズの特徴は以下のとおり。
OmniBook Ultra シリーズ 2026年モデルの特徴
OmniBook Ultra シリーズ 2026年モデルは、以下の2機種をラインナップ。
・HP OmniBook Ultra 14-kg:Qualcomm Snapdragon X2 シリーズ搭載
・HP OmniBook Ultra 14-kd:インテル Core Ultra H シリーズ3 搭載
いずれも、厚さ 10.7mm の超薄型設計で高級感あふれるクラムシェルタイプのモデルです。
最大 85TOPS(インテルモデルは 最大50TOPS) の NPU を内蔵した次世代AI PC (Copilot+ PC) で、高い AI処理性能を備えています。最大3K OLED タッチディスプレイや高精細5MP IR AI カメラを採用。米軍調達規格 MIL-STD-810H の 20項目をクリアした堅牢性も確保しています。
OmniBook初のベイパーチャンバー冷却機能を採用している点も特徴のひとつ。超薄型・省スペースな形状のスリム・ベイパーチャンバーを採用し、デュアルファンと連携しながら、PC内部の熱を静かに かつ均等に散逸・除去・最小化しています。
ローカルAI を加速させるテクノロジーが詰め込まれており、トップクラスのパフォーマンスとデザイン性、そしてAI技術を提供する製品に仕上がっています。
新製品説明会では、HP OmniBook Ultra 14-kg が展示されていました。





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OmniBook X シリーズ 2026年モデルの特徴
OmniBook X シリーズ 2026年モデルは、以下の2機種をラインナップ。
・HP OmniBook X Flip 14-kb:インテル Core Ultra シリーズ3 搭載
・HP OmniBook X Flip 14-kc: AMD Ryzen AI 400 シリーズ搭載
両機種ともに、タブレットとしても使えるコンバーチブル 2in1 PC です。
最大 50TOPS の NPU を内蔵した次世代AI PC (Copilot+ PC) で、高い AI処理性能を備えています。最大3K OLED タッチディスプレイを採用しペン入力にも対応。高精細5MP IR AI カメラや HDMI/Type-A 等の豊富な外部ポートを搭載しています。
スタイリッシュさと携帯性、充実の機能を提供する製品に仕上がっています。
新製品説明会では、両機種ともに展示されていました。
■HP OmniBook X Flip 14-kb(インテル)




■HP OmniBook X Flip 14-kc(AMD)




なお、OmniBook Ultra / X シリーズともに、ACアダプターがコンパクトに改良されています。

軽量・小型ながら、折りたたみプラグを採用しているところや、スピード充電で発熱が少ない点も特徴です。パソコンが長時間バッテリー駆動できるとはいえ、いざというときのために充電器を本体と一緒に持ち歩くユーザーにとってはうれしい改良といえるでしょう。

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フェラーリとのコラボモデルも展示
HP は自動車メーカー「フェラーリ」とのパートナシップ契約の一環として限定パソコン「HP Limited Edition Scuderia Ferrari AI PC」を発表しました。
価格は 99万円で、数量限定(グローバルで 4,999台)とのこと。
新製品説明会でも特別展示されました。



底面のヒートパイプ(赤)に個別番号が付与
米国HP の公式サイトによると、販売される国は、米国、英国、スイス、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、日本、オーストラリアの 9か国で、HP.comオンラインストアを通じてのみ購入可能とのこと。
おもなスペックは以下のとおりです。
※米国HP 公式サイトの情報のため、日本国内での販売モデルが同じ内容で展開されるかは不明。あくまで参考情報です。
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel Core Ultra X7 368H |
| メモリ | 64 GB LPDDR5x-9600 MT/s (onboard) |
| ストレージ | 1TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD |
| ディスプレイ | 14″ 3K (2880 x 1800), OLED, touch, IPS, 120 Hz, BrightView, 700 nits, 100% DCI-P3 with HP Eye Ease |
| グラフィックス | Intel Arc B390 GPU |

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Snapdragon の特長
クアルコム Snapdragon は高性能・高品質・省電力がウリの SoC (System on Chip) です。クアルコムは、スマートフォンなどのモバイルから AI のコンピューティングへ拡大しており、今後も注目したいメーカーのひとつです。
まず、AIとGPU・NPUの関係性について説明があり、「AIモデルを作るのが GPU」、「AIを使うのがNPU」とのことでした。

AI と GPU・NPU の関係
今後、その AI を一日中使い倒すことができることが重要になってきます。つまり、PC でAIをしっかり快適に使うためには NPU がカギを握るとのこと。
Copilot+ PC は AIを使うパソコンです。

Copilot+ PC は AIを使う PC
ここで重要なのは、推論性能の高さ。そのため、NPU に求められるのは、リアルタイム応答・低遅延・ローカル処理・省電力などです。
スマートフォンでは演算処理性能 80~100TOPSを実現しており、この流れがパソコンに拡張されてきています。
つまり、「Snapdragon」の最大の特徴は、スマートフォンなどのモバイルから培ってきた 高い AI推論性能を持つNPU と省電力にすぐれた Armアーキテクチャの 2つを組み合わせたチップセットであるということです。
Snapdragon は、従来のパソコンのように、CPU を中心に機能を後付けしていくわけではなく、すべてが統合された SoC です。最初から AIやモバイル利用を前提した設計がなされているため、低遅延・高い電力効率・自然な AI動作が実現できるとのことです。

Snapdragon はすべてが統合された SoC
Snapdragon X2 シリーズでは NPU が大幅に進化しています。

Snapdragon X2 シリーズは NPU が大幅に進化
NPU の進化によって、Coplit+ PC の重要な要素のひとつ「推論性能」の大幅な向上が見込めます。
また、Snapdragon X2 Elite と X2 Plus は、前世代から省電力化しつつ性能が大きく向上しています。

省電力化しつつ性能が大きく向上
バッテリー駆動でもパフォーマンスが低下しないことも Snapdragon の大きな特徴です。

バッテリー駆動時のパフォーマンス
省電力とパフォーマンスが両立すれば、外出先や会議室でも、電源を気にせず、高いパフォーマンスで使うことができます。
さらに、GPU についても高性能化と省電力化を実現しています。

Qualcomm Adreno GPU も高性能化と省電力化を実現
DirectX 12.2 などの次世代のグラフィックスもサポートしており、STEAM や XBOX など、ほとんどのPCゲームストアに対応したとのことです。
これまで Snapdragon の最大の弱点であった アプリの互換性も大幅に進化しています。

アプリの互換性も大幅に進化
担当者によると、「大手の販売店でヒアリングしたところ、以前は販売に苦労したが現在では問題なくスムーズに販売できており、Snapdragon のアプリ互換性の懸念は、もはや過去のものである」とのことです。
筆者も、Snapdragon を搭載した Arm ベースの Windows は、アプリの互換性が最大の懸念でした。これが解消されれば、Snapdragon 搭載PC も有力な選択肢になるはずです。

Snapdragon X2 プロセッサーの特徴まとめ
Snapdragon は Copilot+ PC の価値を最大限に引き出すプロセッサーといえるでしょう。

