HP Pavilion Plus 14-ew (2023年モデル) レビュー:モバイルできるカジュアルなクリエイティブノート

 

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貸出機材提供:株式会社日本HP

正面斜め(背景付き)

日本HP が販売する HP Pavilion Plus 14-ew (以下、Pavilion Plus 14 と記載)は、第13世代インテル Core プロセッサーを搭載した 14型ノートパソコンです。

スタイリッシュなデザインにくわえスリムで軽量なボディに高い処理性能を搭載!

カジュアルクリエイター向けのポジションで投入された Pavilion Plus 14 は、軽快な動作でパフォーマンスも快適、ベンチマークによる性能評価も優秀です。

■HP Pavilion Plus 14-ew の特徴

  • 第13世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • 堅牢性にすぐれたアルミニウムボディ&より洗練されたスタイリッシュデザイン
  • 14インチサイズでもスリム&コンパクト&軽量
  • アスペクト比(画面縦横比) 16:10 の液晶ディスプレイ。有機EL(OLED)搭載モデルもラインアップ
  • 5MP IR カメラ (約500万画素、顔認証機能)&プライバシーシャッター搭載
  • B&O Playデュアルスピーカー搭載
  • 長時間駆動&急速充電できるバッテリー
  • ワイヤレスマウス同梱

レビューではメーカーからお借りした実機を試用して、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

正面斜め(背景付き)

レビューは 2024年3月22日時点の内容です。

 

スペック構成

Pavilion Plus 14 のおもなスペック構成は以下のとおり。

本体カラー ナチュラルシルバー
OS Windows 11 Home
CPU ■インテル Core i5-1335U プロセッサー
■インテル Core i7-1355U プロセッサー
メモリ 16GB オンボード (5200MHz, LPDDR5x)
ストレージ ■512GB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
■1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
ディスプレイ ■14.0インチワイド・WQXGA 非光沢・IPSディスプレイ
■14.0インチワイド・2.8Kブライトビュー(光沢)・OLEDディスプレイ
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
ワイヤレス IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E)、Bluetooth 5.3
Webカメラ、マイク HP Wide Vision 5MP IR カメラ (約500万画素)、内蔵デュアルマイク
バッテリ駆動時間(MobileMark25) ■最大 12時間30分 (Core i5搭載時)
■最大 13時間 (Core i7搭載時)
本体サイズ(W×D×H) 約 314×227×17.5 mm (最薄部)
本体質量 約 1.44 kg

 
Pavilion Plus 14 は「スタンダードモデル」「パフォーマンスモデル」の2モデルがラインナップしています。

■スタンダードモデル
Core i5/512GB SSD/WQXGA IPSディスプレイ

■パフォーマンスモデル
Core i7/1TB SSD/2.8K OLEDディスプレイ

 
ラインナップしているモデルの詳しいスペックや価格などの最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

アイキャッチ

HP Pavilion Plus 14-ew
税込12万円台から

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外観チェック

洗練されたスタイリッシュデザイン

Pavilion Plus 14 は洗練されたスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

本体のカラーは「ナチュラルシルバー」。

旧モデルのカラーは「ウォームゴールド」でしたが、新モデルではデザインやカラーリングなどスタイリッシュ感がアップしています。

旧モデル
旧モデルのカラーは「ウォームゴールド」

また、新モデルでは「サスティナビリティ」を意識した作りであることもポイントでボディにはリサイクルアルミニウムが採用されています。再生素材が使われていますがボディは上質感があって頑丈そうな仕上がりです。

天面はサラサラとした感触。指紋や皮脂の跡が目立たないところも好印象です。

天面真上

天面斜め

また、天面中央の hp スラッシュロゴとヒンジ側の PAVILIONブランドマークがアクセントで高級感を演出しています。

hpスラッシュロゴ
hpスラッシュロゴと PAVILIONブランドマーク

天面半開き
スタイリッシュなフォルム

本体の厚みは 14インチでもスリム。バッグへの出し入れもスムーズにできます。

スリムボディ(その1)

スリムボディ(その2)

スリムボディ(その3)
本体はスリム

 
底面カバーの構造は剛性を重視した「ユニボディ」で見た目もスッキリとしています。

底面真上

底面(斜め)

ゴム足は前面側と背面側に平行して実装。安定感は良好です。

ゴム足

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口
排気口(ヒンジのあいだ)

排気口(底面側)
吸気口と排気口

なお、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。

天面の奥にはキーボードをリフトアップできるラバーが付いていますが、天面を大きく開かないとリフトアップされずリフトアップの高さもそれほどではありません。

リフトアップヒンジ

通常、天面をこれだけ開いて使うのは実用的ではないので、リフトアップ用というよりは天面奥をキズから守るため付いているといってよいでしょう。

 

必要十分なインターフェース

Pavilion Plus 14 は必要十分なインターフェースを実装しています。

インターフェース(左側面)

■左側面

①ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

②SuperSpeed USB Type-A 5Gbps

インターフェース(右側面)

■右側面

③SuperSpeed USB Type-C 10Gbps (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)

④Thunderbolt 4 with USB4 Type-C 40Gbps (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)

⑤HDMI 2.1出力端子

⑥SuperSpeed USB Type-A 10GbpsA

なお、USB Type-C ポートは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C ポート対応表(2ポート共通/当サイトの検証結果)

映像出力 〇(4K出力可能)
PD充電器(30W)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

また、SDカードスロットは実装されていないため、SDカードからデータを読み込む際は USB対応のカードリーダーを用意してください。

 

電源ボタンはキーボード上にレイアウト

電源ボタンはキーの一部として[delete]キーの左隣りにレイアウトされています。

電源ボタン
電源ボタン(LED内蔵)

使用中に間違って電源ボタンを押しても短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。

 

プライバシーシャッター付き 5MP IRカメラ

Pavilion Plus 14 は高精細な 5MP (約500万画素) カメラを搭載しています。

背景の明るさを調整できる機能や背景ぼかし/画像埋め込み機能にくわえプライバシーシャッターも搭載しているのでスムーズなオンラインミーティングが可能です。

ビデオコントロール
[ビデオコントロール]カメラの設定

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターが開いてカメラ有効
下の画像:シャッターが閉じてカメラを遮断

プライバシーシャッターはスライド式(手動)ですがスムーズにスライドできます。(スライドスイッチはカメラ上側)

 

顔認証カメラ搭載

Pavilion Plus 14 は、顔認証カメラを標準搭載しています。

顔認証カメラ
顔認証でサインイン

認証精度は良好です。Windows へのサインインもスムーズです。

 

B&O Playデュアルスピーカーを搭載

スピーカーは底面の前面側左右に搭載されています。

スピーカー(その1)
スピーカーは底面の前面側左右に実装

スピーカー(その2)
スピーカーの拡大

B&O Playデュアルスピーカーは低音域から高音域まで広い音域を再現して高音質です。

ちなみに、B&O Play は高級オーディオメーカー Bang & Olufsen のカジュアルブランドです。

 

スリム&コンパクト&軽量

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
コンパクトな本体

本体は A4 サイズより一回り大きいくらいのサイズ感で、14インチサイズながらコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 17~21(突起部除く)mm。最厚部でも CDケース 2枚程度でスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ

・本体:1,374g
・電源アダプター:233g
・電源コード:109g
・ウォールマウントプラグ:41g

13インチサイズのモバイルノートにくらべると少し重さはありますが持ち歩きも十分可能な重量感です。

本体の重量感
持ち歩きも可能な重量感

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのコンパクトサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ実測

なお、電源アダプターはウォールマウントプラグを装着することでコンセントに直付けできます。

ウォールマウントプラグでコンセント直付け

 

ディスプレイのチェック

高輝度&広色域 OLED(有機EL)ディスプレイ

レビュー機のディスプレイは SAMSUNG製[型番:SDC4197]の OLED(有機EL)を搭載しています。

ディスプレイに描画される映像は高精細で自然な色合いです。とくに、OLED パネルはコントラスト比が高く、黒をより黒く表現できるため映像全体を鮮明に描画できるメリットがあります。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例(その1)

ディスプレイに描画された映像(紅葉)
画像の表示例(その2)

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは RGB ともに 45度の直線にちかい形状で色調バランスは良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「397 nit」と高輝度。実際に画面を見た印象はとても明るいです。

 
色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 100.0% 156.4%
Adobe RGB 98.0% 115.9%
DCI-P3 99.9% 115.3%

広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にもしっかり対応できます。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

上部ベゼルはカメラユニットを収納しているため少し幅がありますが、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りは全体的にスッキリとしています。

 

OLEDディスプレイは多少映り込みがある

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

OLED ディスプレイは「ブライトビュー(光沢)」のため多少映り込みはありますが気になるほどではありません。

 

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

 

ディスプレイを開く角度は十分な範囲をカバー

ディスプレイを開くことのできる最大角度は 約132度。

ディスプレイの最大角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

Pavilion Plus 14 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キートップの英数字は文字サイズが大きくて見やすいところは好感が持てますが、右端の[home]キーから[end]キーの配列は好みが分かれます。

キー配列
[home]~[end]キーの配列は好みが分かれる

キーピッチは実測で 約19mm(仕様は 18.7mm)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチです。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの表面は少しツルツルした感触、形状は中央部分が少しへこんでいます。

キートップ

キーストロークの仕様は 約1.3mm。ノートパソコンの平均的なストローク幅 1.5mm より数字上は浅いですが感覚的には浅さを感じません。しっかりとした打鍵感でタイプできます。

キーストローク
タイプ音は「カタカタ」という音。音の大きさは普通

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じでタイピングしやすいキーボードです。

 

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。

[f4]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ

 

質感の良いパームレスト

パームレストは上質感ある仕上がりです。

パームレスト

サラサラとした感触で質感も良好、指紋や皮脂の跡は目立たないので気持ちよくキーボードを操作できます。

 

大きめサイズで操作性の良いタッチパッド

タッチパッドはツルツルした感触でスベリはなめらかです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめサイズで扱いやすくジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core i7-1355U プロセッサー
メモリ 16GB オンボード (5200MHz, LPDDR5x)
ストレージ 1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス

 
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark Time Spy
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランを「バランス」に設定し、電源とバッテリーの電源モードを「バランス」と「最適なパフォーマンス」の2モードで実施しています。

電源プラン
電源プランの設定

電源モード
電源モードの設定

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R23 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1360P プロセッサー

・インテル Core i5-1340P プロセッサー

・インテル Core i7-1355U プロセッサー

・インテル Core i5-1335U プロセッサー

・インテル Core i7-1260P プロセッサー

・インテル Core i5-1240P プロセッサー

・インテル Core i7-1255U プロセッサー

・インテル Core i5-1235U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

 
■CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]

CINEBENCH R23 (マルチコア)
Ryzen 7 5825U
10237 pts
Core i7-1360P
10095 pts
Core i7-1260P
9437 pts
Core i7-1355U(レビュー機/最適なパフォーマンス)
8998 pts
Ryzen 7 7730U
8997 pts
Core i7-1355U(レビュー機/バランス)
8891 pts
Core i5-1240P
8781 pts
Core i5-1340P
8551 pts
Ryzen 5 5625U
7555 pts
Ryzen 5 7530U
7502 pts
Core i7-1355U
7330 pts
Core i5-1235U
6792 pts
Core i5-1335U
6645 pts
Core i7-1255U
6047 pts

 

CINEBENCH R23 (シングルコア)
Core i7-1355U(レビュー機/最適なパフォーマンス)
1855 pts
Core i7-1355U(レビュー機/バランス)
1839 pts
Core i7-1355U
1756 pts
Core i7-1360P
1732 pts
Core i7-1260P
1684 pts
Core i7-1255U
1615 pts
Core i5-1235U
1553 pts
Core i5-1340P
1534 pts
Core i5-1335U
1525 pts
Core i5-1240P
1491 pts
Ryzen 7 5825U
1435 pts
Ryzen 7 7730U
1428 pts
Ryzen 5 7530U
1408 pts
Ryzen 5 5625U
1365 pts

 
■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Core i7-1360P
20651
Ryzen 7 5825U
20320
Core i7-1355U(レビュー機/最適なパフォーマンス)
19668
Core i7-1355U(レビュー機/バランス)
19354
Core i7-1260P
19117
Ryzen 7 7730U
18677
Core i5-1240P
17932
Core i7-1355U
16659
Core i5-1340P
16650
Ryzen 5 5625U
16291
Ryzen 5 7530U
15632
Core i5-1335U
13925
Core i5-1235U
13892
Core i7-1255U
13869

 
レビュー機のスコアは優秀です。

平均値を大きく上回るスコアが出ていることから、保有している性能をしっかりと発揮できていることがわかります。

体感的にも非常にパワフルでサクサク動作します。一般的な使いかた(オフィスソフト・メール・ネット検索など)はもちろんのこと写真・動画編集など負荷の高い処理でも快適なパフォーマンスが期待できるでしょう。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1360P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1340P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1355U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1335U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

 

3DMark Time Spy

Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Time Spy
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
1911
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
1837
インテル Iris Xe(レビュー機/最適なパフォーマンス)
1780
インテル Iris Xe(レビュー機/バランス)
1780
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
1720
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
1545
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
1512
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
1484
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
1381
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
1342
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
1329
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
1270
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
1242
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
1189

 

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
6051
インテル Iris Xe(レビュー機/最適なパフォーマンス)
5819
インテル Iris Xe(レビュー機/バランス)
5817
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
5392
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
5273
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
5072
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4962
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
4184
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
4108
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
4184
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
4123
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
3831
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3714
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3613

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

 

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
4225
インテル Iris Xe(レビュー機/最適なパフォーマンス)
4150
インテル Iris Xe(レビュー機/バランス)
4137
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
3855
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
3828
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
3572
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
3485
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
3451
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3340
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3174
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3141
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3026
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
3017
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
2657

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 
レビュー機はグラフィックスのスコアも優秀です。

オンライン会議で複数のアプリを動かしてもカクつくことなく、写真編集などクリエイティブ作業でも快適に使うことができるでしょう。

参考までに、CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル/クアッド)に依存します。レビュー機は CPU性能の高さにくわえ 16GBメモリのクアッドチャネル構成が優秀なスコアにつながっています。

メモリ情報

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは、PCIe Gen4x4 の NVMe SSD(容量 1TB)を搭載しています。

ストレージ情報
レビュー機のストレージ情報

以下は、データ転送速度の計測結果です。

データ転送速度
レビュー機のデータ転送速度

※電源モードをバランスに設定して計測した結果。最適なパフォーマンスでの計測結果も同等です。

計測結果は優秀です。体感的にも高速アクセスでファイルの読み書きもスムーズです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・VAIO F14 (2023年6月モデル)

・LIFEBOOK WU-X/H1

・ThinkPad X13 Gen 4

・HP Pavilion Aero 13-be (2023年モデル)

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定でのスコア)

おもなスペックは以下のとおり。

スペック Pavilion Plus 14
(レビュー機)
VAIO F14 LIFEBOOK WU-X ThinkPad X13 Pavilion Aero 13
CPU インテル Core i7-1355U インテル Core i7-1355U インテル Core i7-1355U インテル Core i5-1335U AMD Ryzen 7 7735U
メモリ 16GBメモリ 32GBメモリ 32GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 1TB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe)
グラフィックス Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe AMD Radeon

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
Pavilion Plus 14(バランス)
9579
Pavilion Plus 14(最適なパフォーマンス)
9923
VAIO F14
9905
LIFEBOOK WU-X
9994
ThinkPad X13
9635
Pavilion Aero 13
9098
目標値
4100
Productivity
Pavilion Plus 14(バランス)
7599
Pavilion Plus 14(最適なパフォーマンス)
7176
VAIO F14
7223
LIFEBOOK WU-X
7364
ThinkPad X13
6914
Pavilion Aero 13
9155
目標値
4500
Digital Contents Creation
Pavilion Plus 14(バランス)
6122
Pavilion Plus 14(最適なパフォーマンス)
6329
VAIO F14
6027
LIFEBOOK WU-X
5849
ThinkPad X13
5660
Pavilion Aero 13
7114
目標値
3450

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 
レビュー機のスコアは優秀です。

性能バランスも良好で、ふだん使いからビジネスソフト、写真・動画編集など さまざまなシーンで快適に使うことができるでしょう。

なお、Pavilion Aero 13 はスコア的に優位ですが、Pavilion Plus 14 はディスプレイサイズが 14インチで一回り大きいところがメリットです。

関連記事

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※電源モードを「バランス」に設定して計測

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 10時間 31分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
54分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 31分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 40分

バッテリーを多く消費する条件のなかで 10時間以上バッテリー駆動できれば十分です。

画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑える使いかたをすれば駆動時間はスペックの「最大13時間」に近い時間まで伸ばすことができるでしょう。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・VAIO F14 (2023年6月モデル)

・LIFEBOOK WU-X/H1

・ThinkPad X13 Gen 4

・HP Pavilion Aero 13-be (2023年モデル)

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定での処理時間)

 

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

CyberLink PhotoDirector

Adobe Photoshop Lightroom

Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

PhotoDirector
Pavilion Plus 14(バランス)
40秒4
Pavilion Plus 14(最適なパフォーマンス)
37秒9
VAIO F14
44秒8
LIFEBOOK WU-X
51秒4
ThinkPad X13
45秒0
Pavilion Aero 13
53秒5
Photoshop Lightroom
Pavilion Plus 14(バランス)
19秒6
Pavilion Plus 14(最適なパフォーマンス)
19秒3
VAIO F14
18秒4
LIFEBOOK WU-X
19秒0
ThinkPad X13
19秒7
Pavilion Aero 13
22秒0
Lightroom Classic
Pavilion Plus 14(バランス)
25秒6
Pavilion Plus 14(最適なパフォーマンス)
24秒9
VAIO F14
23秒6
LIFEBOOK WU-X
27秒1
ThinkPad X13
24秒9
Pavilion Aero 13
26秒3

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

PowerDirector
Pavilion Plus 14(バランス)
1分51秒6
Pavilion Plus 14(最適なパフォーマンス)
1分51秒4
VAIO F14
1分49秒3
LIFEBOOK WU-X
3分0秒0
ThinkPad X13
1分46秒0
Pavilion Aero 13
1分29秒0

 
実際のソフトウェアを使った検証結果も優秀です。

とくに、レビュー機のディスプレイは OLED(有機EL)パネルを搭載していることでシビアな色再現が可能です。写真・動画編集などクリエイティブ作業も快適に活用できるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

 

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
バランス 33.9db 39.2db
(38~39db)
41.6db
(40~41db)
最適なパフォーマンス 33.9db 39.0db
(38~39db)
41.5db
(40~41db)

 

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 
アイドル時はほぼ無音状態で静かです。

高負荷な状態では「サーッ」という気流音が大きくなりますが、うるさく感じるほどではありません。

負荷低減後は、30秒から1分くらい経過すると駆動音は小さくなりはじめ、さらに1~2分くらい経過するとアイドル時の状態に戻ります。

※アイドル時の状態に戻る時間は使用環境などの状況により変動します。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※電源モードを「バランス」に設定して計測

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 
高負荷な状態ではキーボード奥 中央から右側にかけて表面温度が上がりやすいですが多少の温かさを感じる程度です。タイピングへの影響はありません。

パームレスト上は右側の表面温度が少し高いものの高負荷な状態でも表面温度はそれほど上がらないので不快に感じることはないでしょう。

 

サウンド チェック

Pavilion Plus 14 のサウンドユーティリティ機能は、付属ソフトウェア「myHP」のオーディオコントロールに組み込まれています。

サウンドユーティリティソフト
「myHP」オーディオコントロール

オーディオコントロールでは、スピーカー/内蔵マイクのノイズ除去のほか、プリセットによる音質の設定やイコライザーでお好みの音質にチューニングすることができます。

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

※プリセット「音楽」で試聴(イコライザーはデフォルトのまま)

■スピーカー

・低音域から高音域まで広い音域を再現して高音質

・音量を最大にしても音割れしない

・音声もはっきり聴き取れる

■ヘッドホン

・ヘッドホンでもスピーカーと同様に高音質

・周囲の音が遮断されているぶん臨場感や音のクリア感がアップする

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 15.4秒 35.5秒 7.3秒
2回目 15.5秒 34.6秒 7.8秒
3回目 15.5秒 34.3秒 7.9秒
4回目 15.5秒 34.3秒 7.3秒
5回目 15.6秒 34.2秒 7.1秒
平均 15.5秒 34.6秒 7.5秒

 
起動とシャットダウンは体感的にも早いです。

再起動は多少時間はかかりますが頻繁に行う操作ではないので処理待ちのストレスを感じることはないと思います。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するため参考値としてください。

 

同梱品

Pavilion Plus 14 の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式

同梱品リスト
・Pavilion Plus 14 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類
・マウス

なお、マウスは薄型の軽量タイプで、操作性や扱いやすさは良好です。

マウス
マウスは薄型・軽量タイプ

マウス
マウスの底面

マウス
マウスのカバーは矢印方向に上げるように取りはずす(カバーはマグネットでくっついているだけ)

マウス
マウス電源は単三電池1本(付属)

マウスは Bluetooth 5.0 接続に対応敷いているほか 2.4GHzワイヤレス接続も可能です。(USB-Aレシーバーはマウス内部に収納されています)

 

まとめ

以上、HP Pavilion Plus 14-ew のレビュー記事をお届けしました。

Pavilion Plus 14 は快適に使える処理性能の搭載しており さまざまなシーンで快適に使えます。

高い処理性能にくわえ良デザインで使いやすく、多くのユーザーが満足できるデバイスに仕上げられています。

「カジュアルクリエイター向け」のコンセプトらしく写真・動画編集などクリエイティブな作業にも適しています。まさにモバイルできるカジュアルなクリエイティブノートといえるでしょう。

高評価のポイント

  • 高い処理性能と良好な性能バランス
  • 洗練されたスタイリッシュデザイン
  • 持ち歩きも可能な軽さとサイズ感
  • B&O Playデュアルスピーカーは高音質サウンド
  • バッテリーで長時間使える

気をつけておきたい点

  • SDカードリーダーは非搭載(必要に応じてUSB対応カードリーダーを別途用意)

 
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

アイキャッチ

HP Pavilion Plus 14-ew
税込12万円台から

【広告】【提供:株式会社日本HP】

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