富士通 LIFEBOOK WC1/G3 レビュー:軽さと使いやすさで選ぶならコレ!良デザインで所有満足度の高いモバイルノートPC

 

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貸出機材提供:富士通クライアントコンピューティング株式会社

正面斜め

富士通の LIFEBOOK CH シリーズにラインナップする LIFEBOOK WC1/G3 (2022年11月モデル) は、第12世代インテル Core プロセッサーを搭載した高性能な 13.3型モバイルノートPCです。

スリムで超軽量なボディに快適に使える処理性能を搭載、タイピングしやすいキーボードや高輝度&広色域ディスプレイなど使いやすさも良好です。

スタイリッシュなデザインや 3色のカラーバリエーションから選べるところも魅力で、多くのユーザーが高い所有満足度を得られるデバイスに仕上げられています。

■LIFEBOOK WC1/G3 (2022年11月モデル) の特徴

  • 第12世代インテル Core i7-1260P/Core i5-1240P プロセッサーを搭載
  • スリム&コンパクト&軽量ボディ
  • スタイリッシュなデザイン&3色のカラーバリエーション
  • 高輝度&広色域の狭額縁ディスプレイ(アスペクト比 16:10)
  • タイピングしやすいキーボード
  • 電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵し電源オンと同時に指紋認証

レビューでは、メーカーからお借りした実機を試用して前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2023年4月26日時点の内容です。

 

スペック構成

LIFEBOOK WC1/G3 は使いかたや予算に合わせたカスタマイズが可能です。

おもなスペックは以下のとおり。

本体カラー ■ベージュゴールド
■モカブラウン
■クラウドブルー
OS Windows 11 Home 64ビット版
CPU ■インテル Core i7-1260P プロセッサー
■インテル Core i5-1240P プロセッサー
メモリ ■16GB (オンボード) デュアルチャネル対応 LPDDR5-4800 (Core i7 選択時)
■8GB (オンボード) デュアルチャネル対応 LPDDR5-4800 (Core i5 選択時)
ストレージ ■約1TB SSD(PCIe)
■約512GB SSD(PCIe)
■約256GB SSD(PCIe)
ディスプレイ 13.3型ワイド 高輝度・高色純度・広視野角TFTカラーLCD(スーパーファイン液晶) 解像度:1920×1200ドット
グラフィックス Intel Iris Xe グラフィックス(CPUに内蔵)
ワイヤレス Wi-Fi 6E(2.4Gbps)対応、IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠、MU-MIMO対応
カメラ、マイク HD Webカメラ内蔵(有効画素数 約92万画素)、デジタル(ステレオ)マイク内蔵
センサー Windows Hello対応指紋センサー(電源ボタンに内蔵)
バッテリー駆動時間 (JEITA 2.0) ■約19.5時間 (Core i7 搭載時)
■約19.8時間 (Core i5 搭載時)
本体サイズ(W×D×H) 298×210×17.5 mm (突起部含まず)
本体質量 約 998g

 

カスタマイズ構成や価格、キャンペーンなど最新情報は、富士通FMV公式通販サイト「WEB MART」をご確認ください。

真正面

LIFEBOOK WC1/G3
税込 15万円台から

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外観チェック

洗練されたスタイリッシュデザイン

LIFEBOOK WC1/G3 のデザインは洗練されていてスタイリッシュ!

正面側 右側

背面側 右側

レビュー機のカラーは「モカブラウン」。ダークブラウンに近いカラーで派手派手しさのないシックなイメージの色合いです。

天面真上

天面斜め(その1)

天面斜め(半開き)

天面の感触はサラサラしていて質感は良好です。

シンプルデザインの天面の片隅にあるインフィニティ マークがアクセントになっています。

天面ロゴ(その1)

天面ロゴ(その2)
シンプルデザインの天面に インフィニティ マークがアクセント

Check

LIFEBOOK WC1/G3 のカラーバリエーションは以下のとおり。

カラーバリエーション

いずれのカラーも洗練されたスタイリッシュなデザインにマッチしています。

本体はとてもスリム!バッグへの出し入れもスムーズにできます。

スリムボディ(その1)

スリムボディ(その2)

スリムボディ(その3)
本体はスリム

天面を開くとき指がかかりやすいデザインも好印象です。

天面を開きやすいデザイン
天面を開きやすいデザイン

天面の開きやすさは、使いやすさにもつながります。

 

ヒンジは本体奥側を持ち上げるリフトアップヒンジです。

リフトアップヒンジ

キーボードに適度な傾斜ができてタイピングしやすく、底面からの吸気効率がアップするメリットもあります。

 

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリしています。

底面真上

底面(斜め)

ゴム足は前面側左右に2箇所、背面側ヒンジ近くの左右にまたがって1箇所、計3箇所に実装。本体の安定性は良好です。

ゴム足

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口
排気口(ヒンジのあいだ)

ちなみに、背面側のゴム足は排気口から排熱された空気が再び吸気口に入り込むことを遮断する役割も兼ねています。これにより本体内部を効果的に冷却できるメリットがあります。

必要十分なインターフェース

LIFEBOOK WC1/G3 のインターフェースをチェックします。

インターフェース(左側面)

左側面

①HDMI出力端子

②Thunderbolt 4 USB4 (Gen3) Type-Cコネクタ

③マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子

インターフェース(右側面)

右側面

④Thunderbolt 4 USB4 (Gen3) Type-Cコネクタ

⑤USB3.2 (Gen1) Type-Aコネクタ

LIFEBOOK WC1/G3 は使用頻度の高い必要なポート類を搭載しており、モバイルノートとしては十分といえるでしょう。

電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵

LIFEBOOK WC1/G3 は、電源ボタンに Windows Hello 対応の指紋センサーを内蔵しています。

電源ボタン

指紋センサーはマスク着用時でも指紋認証でかんたんにサインインできるところがいちばんのメリット。

指紋認証
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵)

とくに、LIFEBOOK WC1/G3 の指紋センサーがすぐれているポイントは電源ボタンを押したときにパワーオンと同時に指紋を読み込めること。サインイン画面で再度指紋センサーにタッチする必要はなく、そのまま Windows にサインインできます。

なお、指紋登録されていない指で電源オンしたときはサインイン画面での認証が必要です。

スピーカーは底面側左右に搭載

スピーカーは底面側左右に搭載されています。

スピーカー(底面側左右)
スピーカーは底面の前面側左右に実装

スピーカー(拡大写真)
スピーカーの拡大写真

低音域から高音域まで広い音域を再現して高音質です。

コンパクトで超軽量

本体の大きさのイメージです。本体の下に A4コピー用紙(黄色)を置き、本体上に B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
本体のサイズ感

本体は A4サイズとほぼ同じ大きさで、とてもコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

最厚部でも CD 2枚と同じくらいで とてもスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:987g
・電源アダプター:246g
・電源コード:59g

本体は 1kg切りで超軽量! 持ち歩きもラクにできる軽さです。

本体の重量感
本体は持ち歩きがラクにできる軽さ

電源アダプターは最大出力が 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ(実測)

 

ディスプレイのチェック

高輝度&広色域ディスプレイ

レビュー機の液晶パネルは BOE製[型番:BOE0B27 NV133WUM-N64]。

映像の描画(気球)
画像の表示例

文字の描画
テキストの表示例

アスペクト比(縦横比)は 16:10 で、これまでノートパソコンの主流だった 16:9 にくらべ表示領域が縦方向に広くなっているところもポイント。表示領域が縦方向に広いぶん、多くの情報を表示できるメリットがあります。

トーンカーブは青と緑が少し強めに出ていますが RGB ともに 45度の角度に近い形状で色調バランスは良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「360 nit」。高輝度で見た目にも かなりの明るさを感じます。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 99.1% 105.0%
Adobe RGB 76.1% 77.8%
DCI-P3 77.1% 77.4%

広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にも活用できそうです。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りがスッキリしています。

 

映り込みが気になる場合もある

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

レビュー機は光沢液晶です。上記写真のとおり映像の内容や照明の位置によっては映り込みが気になるかもしれません。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからも描画されている映像をはっきり確認できます。

ディスプレイは ほぼフラットまで開くことができる

天面はほぼフラットまで開くことができます。

ディスプレイの最大角度

完全なフラットではありませんが、ディスプレイをこれだけ開くことができれば画面を共有するときに活用できます。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

LIFEBOOK WC1/G3 のキーボードはレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キートップにはカナが印刷されていません。そのぶん英数字が大きく印刷されていて見やすいです。

視認性にすぐれたキーボード

キーピッチは 約19mm(仕様)。コンパクトなモバイルノートながらフルサイズキーボードと同等のキーピッチで窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状は中央部分が指先にあわせて少しへこんでいます。少しツルツルした感触で指先のフィット感は良好です。

キートップ

キーストロークは約1.7mm(仕様)。ノートPC の平均的なストローク幅より深く、シッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か

なお、キーボード・バックライトは非搭載です。

質感のよいパームレスト

パームレストは少しツルツルとした感触で質感も良好です。

パームレスト

レビュー機のような濃い目の色味でも指紋や皮脂の跡は目立ちません。

なめらかなスベリのタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

なめらかなスベリで操作性は良好です。

ただ、サイズ感としては、横幅は十分ですが奥行きが浅めです。手の大きい男性はジェスチャー操作でやりにくさを感じるかもしれません。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core i5-1240P プロセッサー
メモリ 8GB LPDDR5-4800
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランを「FUJITSU」に設定し、電源とバッテリーの電源モードを「バランス」と「最適なパフォーマンス」の2モードで実施しています。

電源プラン
電源プランの設定

電源モード
電源モードの設定

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1260P プロセッサー

・インテル Core i5-1240P プロセッサー

・インテル Core i7-1255U プロセッサー

・インテル Core i7-1250U プロセッサー

・インテル Core i5-1235U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5825U
4078 pts
Core i7-1260P
3575 pts
Core i7-1250U
3024 pts
Ryzen 5 5625U
2974 pts
Core i5-1240P
2901 pts
Core i5-1235U
2805 pts
Core i7-1255U
2340 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1240P(レビュー機/最適なパフォーマンス)
1881 pts
Core i5-1240P(レビュー機/バランス)
1879 pts
Core i5-1135G7
1783 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5825U
20320
Core i7-1260P
18859
Core i5-1240P
17629
Core i5-1240P(レビュー機/最適なパフォーマンス)
17308
Core i5-1240P(レビュー機/バランス)
17024
Core i7-1250U
16471
Ryzen 5 5625U
16291
Core i7-1255U
13869
Core i5-1235U
13834
Core i7-1165G7
11270
Core i5-1135G7
10823

レビュー機の CPU パフォーマンスは良好です。

スコア平均値にくらべ少しひかえめな部分はあるものの一般的な使いかた(ネット検索・メール・動画鑑賞・オフィスソフトなど)はもちろんのこと高負荷な処理も十分快適にこなせる性能レベルです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1250U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
4787
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
3915
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
3827
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3678
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
3451
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3425
インテル Iris Xe(レビュー機/最適なパフォーマンス)
3217
インテル Iris Xe(レビュー機/バランス)
3214
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3204
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
2995

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
10526
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
9531
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
9426
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
8647
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
8319
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
6710
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
6594
インテル Iris Xe(レビュー機/最適なパフォーマンス)
6223
インテル Iris Xe(レビュー機/バランス)
6199

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
5564
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
5128
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4591
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
4261
インテル Iris Xe(レビュー機/バランス)
4194
インテル Iris Xe(レビュー機/最適なパフォーマンス)
3946
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3937
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
3900
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3561

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
3898
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
インテル Iris Xe(Core i7-1250U)
3411
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3340
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
3186
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3174
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3141
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
2989
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2927
インテル Iris Xe(レビュー機/バランス)
2589
インテル Iris Xe(レビュー機/最適なパフォーマンス)
2516

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル/クアッド)に依存します。

レビュー機のメモリはクアッドチャネル構成ながら、スコアが比較対象にくらべ少しひかえめです。

メモリ情報
レビュー機のメモリ情報

メモリ容量 8GB と、最近のメモリ大容量化が進むなかでは少なめなところが影響しているのかもしれません。

ただ、スコア的には低すぎるわけではなく、一般的な使いかたでは十分快適なパフォーマンスで使うことができるスコアです。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは、PCIe/NVMe 対応の SSD(容量 256GB) を搭載しています。

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度
データ転送速度

※電源モードをバランスに設定して計測した結果。最適なパフォーマンスでの計測結果も同等です。

計測結果は優秀です。体感的にも高速にアクセスできていてファイルの読み書きもスムーズです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 で実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・LIFEBOOK WU-XG2

・XPS 13 (9315)

・dynabook GZ/HV

※当サイトで計測したスコア(dynabook GZ/HV は電源モードをバランスに設定して計測、ほかはパフォーマンスモードに相当する設定で計測)

おもなスペックは以下のとおり。

スペック LIFEBOOK WC1/G3
(レビュー機)
LIFEBOOK WU-XG2 XPS 13 (9315) dynabook GZ/HV
CPU インテル Core i5-1240P インテル Core i7-1255U インテル Core i5-1230U インテル Core i7-1260P
メモリ 8GBメモリ 32GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 2TB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe)
グラフィックス Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
8765
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
8974
LIFEBOOK WU-XG2
9867
XPS 13 (9315)
8650
dynabook GZ/HV
10045
目標値
4100
Productivity
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
6806
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
6845
LIFEBOOK WU-XG2
6760
XPS 13 (9315)
5981
dynabook GZ/HV
6808
目標値
4500
Digital Contents Creation
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
4663
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
4600
LIFEBOOK WU-XG2
5149
XPS 13 (9315)
4698
dynabook GZ/HV
5961
目標値
3450
Gaming
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
2685
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
2676
LIFEBOOK WU-XG2
4001
XPS 13 (9315)
2626
dynabook GZ/HV
3700

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機はスペック相応のスコアが出ており、総合的なパフォーマンスは良好です。

モバイルノートとして快適なパフォーマンスが期待できます。筆者が実際に試用した印象としてもサクサク動作して使用感はグッドでした。

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バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※電源モードを「バランス」に設定して計測

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 5時間 52分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間 3分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 41分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
3時間 25分

バッテリーを多く消費する条件とはいえ、約6時間のバッテリー駆動は物足りなさを感じます。

バッテリー駆動で使用するときは画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑える使いかたが良いでしょう。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するため参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・LIFEBOOK WU-XG2

・XPS 13 (9315)

・dynabook GZ/HV

※当サイトで計測した処理時間(dynabook GZ/HV は電源モードをバランスに設定して計測、ほかはパフォーマンスモードに相当する設定で計測)

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
51秒3
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
51秒6
LIFEBOOK WU-XG2
49秒5
XPS 13 (9315)
47秒7
dynabook GZ/HV
44秒9
Photoshop Lightroom
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
28秒0
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
19秒3
LIFEBOOK WU-XG2
17秒4
XPS 13 (9315)
19秒3
dynabook GZ/HV
18秒8
Lightroom Classic
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
40秒2
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
38秒7
LIFEBOOK WU-XG2
24秒6
XPS 13 (9315)
25秒1
dynabook GZ/HV
25秒9

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
LIFEBOOK WC1/G3(バランス)
3分28秒0
LIFEBOOK WC1/G3(最適なパフォーマンス)
3分29秒6
LIFEBOOK WU-XG2
2分43秒9
XPS 13 (9315)
2分2秒5
dynabook GZ/HV
2分7秒4

 

実際のソフトウェアを使ったクリエイティブ性能評価も良好です。

多少時間のかかる処理はあるものの、趣味として楽しむならクリエイティブ作業にも活用できると思います。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

電源モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
中段はピーク時の音量推移
下段はスコア/処理時間(参考値)
ベンチマーク中 動画エンコード中
バランス 32.8db 44.6db
(43~44db)
(1831pts)
44.4db
(42~44db)
(3分29秒)
最適なパフォーマンス 32.8db 43.8db
(42~43db)
(1885pts)
43.2db
(42~43db)
(3分29秒)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は静かです(ほぼ無音状態)。

高負荷な状態では「サーッ」という排気音が大きくなります。個人差はありますがうるさく感じるかもしれません。

負荷低減後は(状況にもよりますが)20~30秒くらいから音が小さくなりはじめ、さらに1~2分くらい経過すると ほぼ無音状態に戻ります。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※電源とバッテリーの電源モードを「バランス」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分間放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

高負荷な状態になるとキーボード奥の温度が少し上昇しますが、パームレストは本体内部の熱の影響がほとんどありません。

負荷が高い状態でタイピングをしていても不快に感じることはないでしょう。

 

サウンド チェック

LIFEBOOK WC1/G3 にはサウンドユーティリティソフト「Dolby Access」がインストールされています。

サウンドユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再現して高音質。音声もはっきり聴き取ることができる。
タイピングをしているときは、スピーカーの実装位置の関係上、手の位置によっては聞こえにくい場合がある。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅され、周囲の音が遮蔽されているぶんクリアに聴こえ、音質的にもアップする。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 19.2秒 38.6秒 8.5秒
2回目 18.6秒 37.9秒 9.2秒
3回目 18.6秒 37.5秒 9.7秒
4回目 18.7秒 38.4秒 9.7秒
5回目 18.5秒 38.4秒 9.2秒
平均 18.7秒 38.2秒 9.3秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いです。

再起動については少し時間がかかりますが頻繁に行う処理ではないので、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

LIFEBOOK WC1/G3 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式
同梱品
・LIFEBOOK WC1/G3 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、LIFEBOOK WC1/G3 のレビュー記事をお届けしました。

LIFEBOOK WC1/G3 は超軽量で洗練されたスタイリッシュなデザインのモバイルノートです。

ベンチマークによる性能評価では少しひかえめなところはあるものの、アスペクト比 16:10 のディスプレイやタイピングしやすいキーボードなど使用感はグッド。全体的な仕上がりの良さも好印象です。

軽くて使いやすいモバイルノートを検討しているユーザーはチェックしておきたいデバイスです。

高評価のポイント

  • スタイリッシュデザインとオシャレ感のあるカラーバリエーション
  • 超軽量で堅牢性にすぐれているので持ち歩きがラクにできる
  • 高輝度&広色域&アスペクト比 16:10 のディスプレイ
  • 電源オンと同時に指紋認証できる
  • キーボードはフルサイズでタイピングしやすい

気をつけておきたいところ

  • プライバシーシャッターは非搭載

 

価格やキャンペーン・セールなど最新情報は、富士通FMV公式通販サイト「WEB MART」をご確認ください。

真正面

LIFEBOOK WC1/G3
税込 15万円台から

※価格は記事執筆時点

 

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