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真正面(壁紙あり)

レノボ『Legion Y740(15)』の実機レビューです。

『Legion Y740(15)』は、第9世代インテル Core i7-9750H プロセッサーにくわえ、NVIDIA GeForce RTX 2000シリーズを搭載したパワフルでハイパフォーマンスな 15.6インチサイズのゲーミングノートです。

レビューでは RTX 2070 with Max-Q Design 搭載モデルを試用、ベンチマークのスコアも圧巻でレイトレーシング性能を評価するベンチマークでも良好なスコアでした。

ディスプレイの映像も鮮明でキレイ、サウンドも高音質です。

パワフルなパフォーマンスでキレイな映像やサウンドにこだわったゲーミングノートといえるでしょう。

■Legion Y740(15) の特徴

  • パワフルでハイパフォーマンス
  • 描画される映像がキレイ
  • 高リフレッシュレートでなめらか描画
  • 迫力ある高音質サウンド
  • デザインがカッコいい
  • 光るキーボードは英語配列で見た目スッキリ

レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能レビューを行います。

背面側(壁紙あり)

レビュー内容は 2019年9月20日時点のものです。

 

スペック構成

『Legion Y740(15)』の主なスペック構成です。

OS ■Windows 10 Home 64bit
■Windows 10 Pro 64bit
CPU インテル Core i7-9750H プロセッサー
メモリ ■8GB PC4-21300 DDR4 SODIMM
■16GB PC4-21300 DDR4 SODIMM (8GBx2)
■32GB PC4-21300 DDR4 SODIMM (16GBx2)
ストレージ ■256GB SSD (M.2 PCIe-NVMe)
■512GB SSD (M.2 PCIe-NVMe)
■256GB SSD (M.2 PCIe-NVMe)+ 1TB HDD (SATA, 7200rpm)
■512GB SSD (M.2 PCIe-NVMe)+ 1TB HDD (SATA, 7200rpm)
その他
ディスプレイ 15.6型 FHD (1920 x 1080) IPS液晶 (1920×1080ドット、リフレッシュレート:144Hz) 光沢なし
グラフィックス ■NVIDIA GeForce RTX 2060 (6GB GDDR6 192bit)
■NVIDIA GeForce RTX 2070 with Max-Q Design
■NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design
LAN 100BASE-TX/1000BASE-T
ワイヤレス Killer Wireless-AC 1550i、Bluetooth v5.0
カメラ、マイク HD 720p カメラ、デジタルアレイ マイクロホン
本体サイズ(W×D×H) 約 361×265×19.95 mm(最薄部)
質量 約 2.2kg
価格(税込・送料無料) 17万円から(クーポン適用後の価格)

メモリ・ストレージ・グラフィックスのスペックの違いにより複数のモデルがラインナップ。カスタマイズ可能なモデルもラインナップしています。

レビューで試用するスペックは以下のとおり。

■レビュー機の基本スペック
Core i7-9750H/16GBメモリ/512GB SSD+1TB HDD/RTX 2070 with Max-Q Design グラフィックス

モデルごとの価格・クーポンなどの最新情報はレノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」でチェックできます。

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■対象製品
 IdeaPad/IdeaCentre/YOGA/Legion

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スライド(概要)
メーカー側のアピールポイント

 

外観チェック

重厚感とスタイリッシュさをあわせ持つデザイン

『Legion Y740(15)』はスクエアで「シュッ」としたなかに重厚感とスタイリッシュさをあわせ持つデザインです。

正面(向かって斜め右)

背面側(向かって斜め右)

本体のカラーは少し濃いめのグレー。「LEGION」のロゴがアクセントになってカッコいいです。

キーボードのバックライトをオンにすれば「LEGION」ロゴの「O」が光ります。

LEGION の光ったロゴ

天面をチェックします。

天面(その1)

天面はサラサラとしていて質感もグッドです。指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

天面(その2)

天面(その3)

底面部をチェックします。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面の半分近くが吸気用に確保されているのが印象的です。

吸気ファン
ファンは2基実装されています

排気口は背面側左右に2つ、左右側面の奥に2つ、計4つ実装されています。

排気口
矢印の指すところが排気口

吸気と排気を左右それぞれで行う「デュアルチャネルサーマルシステム」は CPU と GPUを効率的に冷却してくれます。高負荷時でもパフォーマンスが低下することなく動作も軽快でした。

ちなみに、レノボの担当者によると冷却性能は前モデル(Legion Y520)にくらべ 16%アップしているそうです。

ゴム足は高さがあり吸気スペースを確保しています。もちろん本体の安定性も良好です。

ゴム足
矢印の指すところがゴム足

なお、この冷却システムを実現できたのはヒンジ設計の見直しによるものだそうです。

スライド(ヒンジ設計の見直し)
タイトルの「LEGION YX40」は「LEGION Y740」と「LEGION Y540」のこと

 

ヒンジ(外側)

ヒンジのトルクは ほど良い感じで天面の開け閉めもスムースです。もちろんゲームプレイ中やタイピング中でも画面がグラつくことはありません。

配線を背面側に集約することでわずらわしさを解消

『Legion Y740(15)』には必要十分なインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①マイクロフォン・ヘッドフォン・ジャック
②USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 3)

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

③USB 3.0(Powered USB)

背面側のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(背面側)

④Mini DisplayPort
⑤HDMI 出力ポート
⑥USB 3.0
⑦イーサネット・コネクター(RJ-45)
⑧USB 3.1
⑨電源ジャック
⑩セキュリティ・キーホール

わずらわしい配線は背面側に集約できるので、たとえばマウス操作のときに挿し込んでいるコネクタにぶつかることはありません。

なお、背面側インターフェース 各ポートのマークはLED内蔵で視認性にも優れています。

インターフェース(背面側LED)

電源ボタンは、キーボード奥 中央にあります。LED 内蔵でオン/オフはキーボードバックライトと連動します。

電源ボタン

スピーカーは前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

ゲーミングノートでも重くない

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
ピンクの点線が A4コピー用紙

本体を閉じたときのゴム足を含めた高さは、実測値で 22mm(最薄部)~31mm(ヒンジの突起部) です。

ヒンジの突起部分をのぞけば、次の写真のとおり本体は意外と薄いです。

本体の高さ
『Legion Y740(15)』の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CD の厚さは 10mm)

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重量は 2,266g。電源コードと電源アダプターの重量は、それぞれ 194g、763g です。

本体の重さ

ゲーミングノートながら一般的な15インチノートと同じくらいの重量でゲーミングノートとしては軽いです。これなら部屋間の移動もラクにできますし、いわゆる LANパーティへの持ち出しもラクにできそうです。

なお、電源アダプターの最大出力は 230W とハイパワーです。高出力のアダプターなので、その大きさはデカいです。

電源アダプターの大きさイメージ

 

ディスプレイ

高リフレッシュレートで映像がキレイ

『Legion Y740(15)』のディスプレイは 15.6型 フルHD 非光沢液晶です。

描画される映像は高精細で鮮やか、キレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

i1Display Pro で計測したトーンカーブは、若干青みが強く出ているようですが理想に近いかたちなので映像もキレイに描画されます。

トーンカーブ

また、レビュー機のディスプレイ・リフレッシュレートは 144Hzです。ゲームをプレイするうえでもなめらかに描画できる高リフレッシュレートです。

ディスプレイのリフレッシュレート

Windows の設定で見ると 143Hz ですがディスプレイ情報のデータ取得・計算する際の誤差と思われます。

上左右のベゼル(ディスプレイのフレーム枠)はナローベゼルでその幅は鉛筆の太さよりせまいです。

左右ベゼル

映り込みの少ない非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オン時 その1)

画面映り込み(電源オン時 その2)

非光沢液晶なので映り込みはかなり低減されています。映り込みが気になることはないでしょう。

広い視野角で斜めからもキレイな映像が観れる

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに、視野角は広いです。斜めからも鮮やかでキレイな映像を観ることができます。

ディスプレイを開くことができる最大角度は 180度。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

ディスプレイをフラットすれば、友人や家族たちとゲームシーンを共有することもできます。

 

キーボード&タッチパッド

タイピングしやすいキーボード

『Legion Y740(15)』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーボードは英語配列で、記号の一部が日本語配列と異なっている点はチェックが必要です。

とはいえ、見た目がスッキリしてキーのサイズも大きく見えるのが英語配列の魅力の一つでもあります。

キーボード配列比較上の画像が Legion Y740(15) のキーボードレイアウト
下の画像は日本語配列のキーボード(IdeaPad S540 (15))
(クリックで拡大表示できます)

漢字入力モードの切り替えは、画面右下のタスクトレイに表示されている IMEのアイコンクリックのほか、[Shift]+[CapsLk]キー押下でも切り替えできます。

最初のうちは扱いにくさを感じたとしても大きな違和感もなく慣れてくれば扱いにくさはなくなると思います。

また、『Legion Y740(15)』のキーボード左側にレイアウトされているのは、Lenovo Vantage やマクロキーなど。

特殊キー説明

①Lenovo Vantage 起動キー
自動化されたパフォーマンス、冷却、電力制御などを設定できます。
②配信・キャプチャー起動キー
ゲームプレイの記録や配信機能を起動します。
③マクロキー1
④マクロキー2
⑤キーバックライト点灯キー
 (明るさを3段階で明るくできます)
⑥キーバックライト消灯キー
 (明るさを3段階で暗くし消灯します)

マクロキーの設定画面
マクロキーの設定画面(ゲームプレイ中でも画面表示可能)

キーバックライトは、ライティングのパターンを選べるほか、明るさを3段階で切り替えできます。

キーボードバックライト(その1)

キーボードバックライト(その2)

ゲームタイトルに合わせてライティングパターンを設定すれば、ゲームプレイの雰囲気が格段にアップします。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は、実測で およそ 19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

デスクトップパソコンのキーボードと同等のキーピッチなので、ゆったりとした感じで窮屈さはありません。

キーストロークは浅くなくシッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク

キートップの形状は指先にあわせて中心部が少しへこんでいます。サラサラとした質感で指先のフィット感も良好です。

キートップ

パームレストはサラサラとした感触で質感もグッドです。キーボード操作も快適できます。

パームレスト

扱いやすいタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプです。

いたってフツウのタッチパッドですが、手触り感は良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすいです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

 

 

ベンチマーク

ベンチマークでは、レビュー機の『Legion Y740(15)』の基本性能にくわえ CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

測定結果については、性能レベルの程度を把握しやすくするため、以前レビューを実施した「Dell G5 15」のスコアと比較・掲載します。

2機種の基本スペックは以下のとおり。

■Legion Y740(15)
Core i7-9750H/16GBメモリ/512GB SSD+1TB HDD/RTX 2070 with Max-Q Design グラフィックス
価格:税込19万円台後半
(クーポン割引後の価格)

■Dell G5 15
Core i7-8750H/16GBメモリ/256GB SSD+1TB HDD/RTX 2060グラフィックス
価格:税込16万円台後半
(クーポン割引後の価格)

CPU やグラフィックスなど、Legion Y740(15) に優位性のある構成ですが、ベンチマーク結果にどの程度の差があるか参考になると思います。

価格差以上の性能があるのか?といった観点で見てみるのもおもしろいと思います。

なお、比較に使用したベンチマークは以下のとおりです。

比較項目 使用するベンチマーク
基本性能 PASS MARK PerformanceTest 9.0
CPU性能 CINEBENCH R15
グラフィック性能 3DMark
ドラゴンクエストX
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
ファイナルファンタジーXV
VRMark
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 8
PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

 

基本性能

PASS MARK PerformanceTest 9.0 のベンチマーク結果です。

PASS MARK PerformanceTest Legion Y740(15) Dell G5 15
PassMark Rating 6421.4 5026.9
CPU Mark 14950.8 11366.6
2D Graphics Mark 872.2 725.7
3D Graphics Mark 11975.9 9017.2
Memory Mark 2978.5 2437.8
Disk Mark 23834.2 9684.3

基本性能はスペック以上に『Legion Y740(15)』に優位性がある結果です。

 

CPU性能

CINEBENCH R15 と CINEBENCH R20 のベンチマークを使って CPU 単独での性能評価・比較します。

CINEBENCH R15 Legion Y740(15) Dell G5 15
CPU 1250 cb 1047 cb
CPU (Single Core) 188 cb 168 cb
 MP Ratio 6.65 x 6.22 x
CINEBENCH R20 Legion Y740(15) Dell G5 15
CPU 2712 cb 2432 cb
CPU (Single Core) 451 cb 404 cb
 MP Ratio 6.01 x 6.02 x

当然のことながら第9世代インテル Core プロセッサーを搭載した Legion Y740(15) のスコアに優位性がありますが、その差は意外と大きいです。

 

グラフィック性能

ゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark Legion Y740(15) Dell G5 15
Night Raid 38004 26561
Sky Diver 35665 28249
Fire Strike 14153 12946
Time Spy 6448 5603
Port Royal 3673 3074

3DMark の各テスト内容は以下のとおり。

Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Port Royal DirectX のレイトレーシング(DXR)を使用したリアルタイム・レイトレーシングのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX Legion Y740(15) Dell G5 15
最高品質
解像度 1280×720
12926
(すごく快適)
最高品質
解像度 1920×1080
20475
(すごく快適)
8826
(とても快適)

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV は「紅蓮のリベレーター」と「漆黒のヴィランズ」 2つのベンチマークで計測します。

■紅蓮のリベレーター

紅蓮のリベレーター Legion Y740(15) Dell G5 15
高品質(ノートPC)
解像度 1920×1080
16545
(非常に快適)
平均FPS:117 FPS
10503
(非常に快適)
最高品質
解像度 1920×1080
14304
(非常に快適)
平均FPS:97 FPS
10245
(非常に快適)

■漆黒のヴィランズ

漆黒のヴィランズ Legion Y740(15) Dell G5 15
高品質(ノートPC)
解像度 1920×1080
15886
(非常に快適)
平均FPS:122 FPS
10510
(非常に快適)
最高品質
解像度 1920×1080
14129
(非常に快適)
平均FPS:99 FPS
9975
(非常に快適)

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV Legion Y740(15) Dell G5 15
標準品質
解像度 1920×1080
8382
(快適)
6450
(快適)
高品質
解像度 1920×1080
6060
(快適)
5161
(やや快適)

VRMark

VRMark のベンチマーク結果です。

VRMark Legion Y740(15) Dell G5 15
Orange Room 8650 5650
 平均 fps 188.57 fps 123.17 fps
 目標 fps 109.00 fps 109.00 fps
Blue Room 1975 1763
 平均 fps 43.06 fps 38.43 fps
 目標 fps 109.00 fps 109.00 fps
Cyan Room 5786 393
 平均 fps 126.13 fps 8.58 fps
 目標 fps 88.90 fps 88.90 fps

VRMark の各テスト内容は以下のとおり。

Orange Room VRアプリケーションを快適に楽しめるか標準的負荷のテスト
Blue Room VRアプリケーションで利用される典型的なグラフィックス処理を高クオリティで処理させる高負荷なテスト
Cyan Room Orange Room と Blue Room の中間的な負荷のテストで、DirectX 12 でどの程度の VRパフォーマンスを発揮できるかを判定するテスト

 

グラフィックス性能は、映像描画の快適性の指標になります。

RTX 2070 with Max-Q Design を搭載した Legion Y740(15) が圧倒的に優位な結果とはなりました。

いずれのグラフィックスも RTX 2000シリーズで レイトレーシングに対応していますが、RTX 2070 with Max-Q Design を搭載した Legion Y740(15) は重量級のほとんどのゲームタイトルもヌルヌルにプレイできる性能レベルです。

 

ストレージ性能

ストレージはいずれの機種も SSD + HDD のデュアルドライブ構成で、SSD は PCIe / NVMe 対応、HDD の回転数は Legion Y740(15) が 7200回転/分、Dell G5 15 が 5400回転/分 です。

データ転送速度は CrystalDiskMark 6.0.2 を使用して計測したシーケンシャルリード(読み込み)/ライト(書き込み)で比較します。

データ転送速度 Legion Y740(15) Dell G5 15
シーケンシャルリード
(SSD)
3336.5 MB/s 1642.3 MB/s
シーケンシャルライト
(SSD)
2546.6 MB/s 720.2 MB/s
シーケンシャルリード
(HDD)
170.5 MB/s 155.4 MB/s
シーケンシャルライト
(HDD)
164.8 MB/s 150.6 MB/s

HDD のデータ転送速度は回転数なりの違いがありますが、SSD のデータ転送速度は容量の違いによりかなり差があります。

ちなみに、SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなり、512GB以上で違いが顕著になる傾向があります。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 8 と PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

PCMark 8

PCMark 8 のベンチマーク結果です。

PCMark 8 Legion Y740(15) Dell G5 15
Home Test 5262 4259
Creative Test 7986 5063

※テスト項目説明
 Home Test(家庭での利用を想定したテスト)
 Creative Test(クリエイティブな利用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended のベンチマーク結果です。

PCMark 10 Extended Legion Y740(15) Dell G5 15
Total Score 6873 5995
Essentials 8711 8252
 App Start-up Score 10463 10745
 Video Conferencing Score 7202 7200
 Web Browsing Score 8773 7264
Productivity 7436 7498
 Spreadsheets Score 9070 9662
 Writing Score 6098 5819
Digital Content Creation 7598 5912
 Photo Editing Score 8913 9453
 Rendering and Visualization Score 9099 6821
 Video Editing Score 5409 3206
Gaming 12252 10487
 Graphics score 15938 14104
 Physics score 17687 13823
 Combined score 7982 6456

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

一部スコアが逆転しているところもありますが、総合的なパフォーマンスについても Legion Y740(15) にかなりの優位性があります。

ただ、Dell G5 15 もなかなか検討している印象です。

 

バッテリー

以下の条件でバッテリー駆動時間を測定した結果です。

■駆動時間の測定条件
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

Legion Y740(15) Dell G5 15
バッテリー駆動時間 2時間 5分 4時間 0分

ゲーミングノートなのでバッテリー駆動でのゲームプレイはほとんどないとは思いますが参考程度としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・出力先は SSD ドライブ
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

Legion Y740(15) Dell G5 15
処理時間 43.9秒 56.3秒

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

Legion Y740(15) Dell G5 15
処理時間 2分19秒4 2分26秒7

 

駆動音・表面温度・パーツの温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると排熱のため「サーッ」というファンの回転音(排気音)が大きくなります。

ただ、負荷が低減してくると即応するようにファン音も静かになりますし、ゲーム中はサウンドが再生されていたりヘッドホンを装着してのプレイがほとんどなので耳ざわりに感じることはないと思います。

本体の表面温度については、平常時も高負荷時もほとんど同じです。

キーボード上は奥に行くほど温かさの度合いが高くなりますがタイピングへの影響はないですし、パームレストは本体内部の熱の影響がほとんどないので不快に感じることはないでしょう。

キーボードの表面温度(単位:℃)

本体の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

パーツの温度については、以下に「動画エンコード時」「ベンチマーク実行時」の CPU温度と動作周波数の関係をグラフ化しています。

動画エンコード時の CPU温度
動画エンコード時の CPU動作周波数と温度
(10分間の動画エンコード処理)

ベンチマーク時の CPU温度
ベンチマーク実行時の CPU温度
(ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズを1回実行)

CPUの温度は 90℃を超えると一瞬だけ動作周波数を若干おさえ気味にしながらハイパフォーマンスをキープできるように制御されています。

吸気と排気を左右それぞれで行う「デュアルチャネルサーマルシステム」が本体内部の冷却に効果的に作用しているようです。

 

サウンド チェック

『Legion Y740(15)』には サウンドユーティリティソフト「Dolby Atmos Speaker System」がインストールされています。

サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほかイコライジング機能でお好みのサウンドにチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト

とくにゲームではジャンルごとに最適化されたプリセットが設定されているので迫力あるサウンドでゲームプレイを楽しめます。

サウンドを実際に聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再現してかなりの高音質。
ゲームから音楽、映画まで迫力のあるサウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで音量レベルがアップ、クリアでより迫力のある高音質サウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 11.9秒 32.0秒 12.2秒
2回目 11.8秒 31.0秒 11.8秒
3回目 11.9秒 31.5秒 11.7秒
4回目 11.8秒 31.8秒 12.7秒
5回目 11.8秒 31.5秒 13.8秒
平均 11.8秒 31.6秒 12.4秒

起動、シャットダウンの処理時間は早いのですが、再起動はスペックのわりに少し時間がかかるようです。

 

搭載ソフトウェア

『Legion Y740(15)』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

主なソフトウェア

Windows標準のソフトのほか、レノボ サポート関連ソフトや「Killer Control Center」、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

「Killer Control Center」は多くのゲーミングパソコンなどで採用されているネットワーク通信を制御できるソフトウェアでゲーム配信などにも有効です。

 

付属品

『Legion Y740(15)』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類)です。

『m-Book N シリーズ』本体セット

付属しているドキュメント類は以下のとおりです。

『m-Book N シリーズ』ドキュメント類

【上記写真のドキュメント類について】
■上段左側から
・セットアップガイド
・Safety and Warranty Guide(安全・保証に関するガイド)
・lenovoパソコン出張サービス
■下段
・サポートのしおり

 

まとめ

以上、『Legion Y740(15)』のレビュー記事をお届けしました。

Legion Y740(15) にはハイレベルの性能が搭載されています。

あらゆるゲームタイトルも快適にプレイできてパワフルに遊べるゲーミングノートPC です。

価格はクーポン割引で 税込17万円からとそれなりにしますが、価格以上の価値があるモデルといえそうです。(価格は記事執筆時点)

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・とにかくパワフルでハイパフォーマンス!
・ゲームプレイを快適に楽しめる
・キーボードバックライトがプレイの雰囲気を高めてくれる
・高リフレッシュレートでなめらか描画のディスプレイ
・重厚感とスタイリッシュさをあわせ持つデザインがカッコいい

残念なポイント
・英語配列のキーボードは扱いにくさを感じるかも(最初のうちは)

ラインナップしているモデルや割引クーポンは、レノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」でチェックできます。

 

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Legion Y740(15) 正面

 

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