LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル) レビュー:高い完成度と所有満足度の 14型モバイルノートPC

 

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貸出機材提供:NECパーソナルコンピュータ株式会社

正面斜め上(壁紙)

NEC の LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル) は、第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した 14.0型モバイルノートPC です。

モバイルノートの主流ともいえる 13.3型より一回り大きいサイズながら重量は 1kg 切りで超軽量!持ち歩きもラクにできる軽さです。

性能評価ではベンチマークの一部に少しひかえめなところがありましたが、モバイルノートとしては十分なパフォーマンスで満足できる内容です。

機能美と堅牢性を兼ね備えた洗練されたデザインにくわえ、高輝度&広色域の大画面液晶やタイピングしやすいキーボードなど実用性にもすぐれています。

■LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル) の特徴

  • 第11世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • 14インチサイズでもスリム&コンパクト&超軽量
  • 天面と底面にカーボン素材を採用&MIL規格に準拠した堅牢ボディ
  • リフトアップヒンジによる適度な傾斜でタイピングしやすく疲れにくいキーボード(静音タイプ)
  • 高輝度&広色域の液晶ディスプレイ
  • 顔認証&指紋認証センサーやプライバシーアラート、スマートロックなどセキュリティ機能充実
  • バッテリー駆動時間は最大 約24時間

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

関連記事

第12世代インテル Core プロセッサーを搭載した最新機種の実機レビューです。

天面(壁紙)

レビューは 2022年4月30日時点の内容です。

 

スペック構成

LAVIE Direct NEXTREME Carbon は、量販店などで購入可能なカタログモデルのほか、使いかたや予算に合わせてスペックを変更できるカスタマイズモデルがラインナップしています。

なお、カスタマイズモデルはメーカー直販サイトから直接購入できるあんしん感がある点や、Windows 11 Proへの変更、顔認証・指紋センサー搭載のほか、5Gモデルを選択できるなどのメリットがあります。

以下は、カスタマイズモデルのおもなスペック構成です。

OS ■Windows 11 Home 64ビット
■Windows 11 Pro 64ビット
CPU ■インテル Core i5-1155G7 プロセッサー
■インテル Core i7-1195G7 プロセッサー
メモリ ■8GB(LPDDR4X SDRAM/オンボード 8GB、デュアルチャネル対応)
■16GB(LPDDR4X SDRAM/オンボード 16GB、デュアルチャネル対応)
ストレージ ■約256GB SSD (PCIe)
■約512GB SSD (PCIe)
■約1TB SSD (PCIe)
■約2TB SSD (PCIe)
ディスプレイ 14.0型ワイド LED IPS液晶 (広視野角・高色純度・ノングレア)(WUXGA、解像度 1920×1200)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス Wi-Fi 6(2.4Gbps)対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth Smart Ready(Ver.5)
ワイヤレスWAN ■なし
■LTE(CA対応)/3G、SIMフリー/eSIM対応
■5G/LTE(CA対応)/3G、SIMフリー/eSIM対応
カメラ、マイク Full HD解像度(1080p)対応カメラ(プライバシーシャッター付き)、有効画素数200万画素/ステレオマイク内蔵
セキュリティ 顔認証・指紋センサー(Windows Hello対応)
本体サイズ(W×D×H) 313×218×17.5 mm (突起部、バンプ部除く)
本体質量 約 870g~
本体カラー ■メテオグレー
■ペールゴールド

カスタマイズモデルの詳細スペックや価格など最新情報は NEC直販サイト「NEC Direct」をご確認ください。

 

真正面

LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル)
税込 17万円台から
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Check

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外観チェック

洗練されたスタイリッシュなデザイン

LAVIE Direct NEXTREME Carbon のデザインは洗練されていてスタイリッシュ!

正面側 右側

背面側 右側

レビュー機の「ペールゴールド」は落ち着きのある柔らかい印象のカラーです。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)

指紋や皮脂の跡は目立ちにくいところも好印象です。

天面のアップ
LAVIE のロゴと NEXTREME がアクセント

本体はスリム!

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)

表面はサラサラとした感触で上質感があります。

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリとしています。

底面側(斜め)

ゴム足は四隅に実装されています。細長い形状でクッション性の少ないゴム足ですが本体の安定感は良好です。

ヒンジは本体奥側を持ち上げるリフトアップヒンジです。

リフトアップ

リフトアップヒンジは、キーボードに適度な傾斜ができてタイピングしやすくなるメリットがあります。

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口
排気口はヒンジのあいだ

必要十分なインターフェースを実装

LAVIE Direct NEXTREME Carbon のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①セキュリティースロット

②USB 3.2 Gen2 Type-C×2

③microSDメモリカードスロット

 

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

④ヘッドフォン/ヘッドフォンマイク端子

⑤USB 3.2 Gen2 Type-A

⑥HDMI 出力端子

 

LAVIE Direct NEXTREME Carbon はモバイルノートとして必要十分なインターフェースを実装しています。

なお、USB Type-C コネクタは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C コネクタ対応表(2ポート共通、当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

また、microSDメモリカードスロットは、microSDカードを押し込んでロックさせるプッシュロック式です。

microSDメモリカードスロット
microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態

カードを取り出すときはカードを再度押し込みます。ロックが解除され microSDカードが出てきます。

LTE, 5G 搭載も可能

LAVIE Direct NEXTREME Carbon は、LTE や 5G 対応へカスタマイズすることも可能です。

SIMカードスロット
SIMカードスロット

SIMカードスロットは背面側のヒンジ近くに実装されており、細長いピンをスロット穴に差し込んで軽く押し込むとトレイが出てきます。(対応するサイズは nanoSIM、ピンは同梱されていない)

なお、LTE や 5G 対応へカスタマイズすると、nanoSIMカードのほか eSIM も対応可能です。eSIM は通信キャリアと通信契約・設定すればすぐに使えるメリットがあります。

顔認証カメラと指紋認証センサーを標準搭載

LAVIE Direct NEXTREME Carbon は、顔認証カメラと指紋認証センサーを標準搭載しています。(カタログモデルは顔認証カメラのみ)

顔認証でサインイン
顔認証でサインイン

指紋認証
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵)

顔認証と指紋認証は併用が可能で、認証精度はいずれも良好です。Windows へのサインインもスムーズです。

なお、指紋センサーは電源オフの状態で電源ボタンを押したときにパワーオンと同時に指紋を読み込むことができます。サインイン画面で再度指紋センサーにタッチする必要はなく、そのまま Windows にサインインできます。

また、カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断

手動のスライドスイッチでシャッターを開閉しますがスムースに操作できます。(スライドスイッチはカメラの左隣りにある)

ちなみに、プライバシーシャッターでカメラを遮断しているときやマスクを着用しているときは顔認証でサインインできませんが、指紋認証でサインインできます。

スピーカーは左右側面に実装

スピーカーは左右側面に実装されています。

スピーカー
矢印の指すあたりから音が聞こえる

少しこじんまりとした感じはありますが、クリアで高音質です。

軽量&スリム&コンパクトなボディ

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
コンパクトな本体

本体のフットプリント(設置面積)は、A4 サイズより一回りくらい大きいくらいで、14インチサイズながらコンパクトです。

ゴム足を含めた本体の高さは、実測で約18.5~19mm。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

最厚部でも CDケース 2枚より薄く、とてもスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:857g
・電源アダプター:186g
・電源コード:38g

本体はとても軽く、持ち歩きがラクにできます。

本体の重量感
14インチサイズでも超軽量

電源アダプターの最大出力は 65W。電源アダプターもコンパクトで、その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ実測

 

ディスプレイのチェック

自然な色合いで描画できる液晶ディスプレイ

LAVIE Direct NEXTREME Carbon の液晶パネルは解像度 1920×1200ドット、型番は「CTO LN.VB301H001」(メーカー不明)。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

描画される映像は自然な色合いでキレイです。

トーンカーブは RGB ともに理想的な 45度に近い直線です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「387 nit」。高輝度で実際に見てもかなりの明るさを感じます。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 99.5% 104.0%
Adobe RGB 75.7% 77.1%

広色域で色再現性にもすぐれています。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りがスッキリしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

上記写真のとおり、画面への映り込みはほとんど気になりません。眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイはフラットにできる

ディスプレイは ほぼ 180度開くことができます。

ディスプレイの最大角度

打ち合わせなどで画面共有するときに便利です。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

LAVIE Direct NEXTREME Carbon のキーボードレイアウトはほぼ標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

ただし、左[Ctrl]キーと[Fn]キーの配置が一般的な配列と逆になっています。(この配列は NEC やレノボ ThinkPad シリーズに多い)

また、ファンクションキーは[Fn]+[Esc]キー押下により「メディア機能」と「ファンクション機能」の切り替えが可能です。

ファンクションキー機能切り替え

※ファンクションキーの切り替えは Fn+Esc(Escキー・ランプ点灯時はファンクション機能)

なお、キー表面の印刷文字の下に「・」がついているキーは、[Fn]キーを押しながら押下したときの動作を表しています。(たとえば、[Fn]+[Space]キーでタッチパッドのオン/オフ切り替え)

キーピッチは 実測で 約19mm(仕様も19mm)。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップは中央部分が若干へこんだ形状で指先にフィットします。少しツルツルとした感触で質感も良好です。

キートップ

キーストロークは仕様では約1.5mm。感覚的にも適度な打鍵感でタイピングしやすいキーボードです。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音(音の大きさは静か)

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じです。

なお、レビュー機にはキーボードバックライトは搭載されていませんが、搭載されているモデルもラインナップしています。

質感の良いパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で上質な仕上がりです。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立ちません。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

ちょうど良いサイズ感にくわえ、ツルツルした感触で扱いやすさも良好です。なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core i5-1155G7 プロセッサー
メモリ 8GB(LPDDR4X SDRAM/オンボード)
ストレージ 約256GB SSD (PCIe)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランを「LAVIE」に、電源とバッテリーの電源モードを「バランス」に設定して実行しています。

電源プラン
電源プランの設定

電源モード
電源モードの設定

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1195G7 プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

・インテル Core i3-10110U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5800U
3629 pts
Ryzen 7 5700U
3418 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 5 5500U
2743.2 pts
Core i7-1195G7
2321 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i5-1155G7(レビュー機)
1594 pts
Core i7-10510U
1500 pts
Core i5-10210U
1398 pts
Core i3-1115G4
1121 pts
Core i3-10110U
894.5 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5800U
19295
Ryzen 7 5700U
17487
Ryzen 5 5600U
16487
Core i7-1195G7
13696
Ryzen 5 5500U
12801
Core i7-1165G7
11270
Core i5-1135G7
10914
Core i5-1155G7(レビュー機)
10478
Core i7-10510U
8122
Core i5-10210U
7611
Core i3-1115G4
6510
Core i3-10110U
5533

レビュー機のスコアは少しひかえめです。

同じ第11世代 Core i5 でもプロセッサーナンバーの小さい CPU にくらべスコアが低いのは残念なところ。

とはいえ、モバイルノートとしてのパフォーマンスは十分で、一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・オンライン会議など)では十分なパフォーマンスが期待できるスコアです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1195G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i7-10710U搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i5-10210U搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-10110U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7)
4521
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
インテル Iris Xe(レビュー機)
3907
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3449
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3374
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2356
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2308
インテル UHD(Core i7-10510U)
1177
インテル UHD(Core i5-10210U)
1095
インテル UHD(Core i3-10110U)
836

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7)
12513
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
インテル Iris Xe(レビュー機)
10819
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10463
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
9103
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7296
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
6594
インテル UHD(Core i7-10510U)
5161
インテル UHD(Core i5-10210U)
4671
インテル UHD(Core i3-10110U)
2650

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7)
5079
インテル Iris Xe(レビュー機)
4564
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3893
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3681
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3553
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2589
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2589
インテル UHD(Core i7-10510U)
1695
インテル UHD(Core i5-10210U)
1500
インテル UHD(Core i3-10110U)
1081

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1195G7)
4137
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
インテル Iris Xe(レビュー機)
3384
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3370
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3232
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2380
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2340
インテル UHD(Core i7-10510U)
1267
インテル UHD(Core i5-10210U)
1200
インテル UHD(Core i3-10110U)
944

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機のグラフィックス性能は優秀です。

CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル/クアッド)に依存します。

レビュー機は、8GBメモリ/デュアルチャネル構成により、保有している性能をシッカリと発揮しています。

ちなみに、16GBメモリにすることでグラフィックス・パフォーマンスはさらにアップします。複数のアプリを数多く動かしながらオンライン会議を行うなら 16GBメモリの搭載がおすすめです。ただし、LAVIE Direct NEXTREME Carbon の場合、16GBメモリを搭載するためには Core i7-1195G7 を選択する必要があります。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは、NVMe/PCIe4.0対応の SSD(容量 256GB) が搭載されています。

ストレージ情報
レビュー機のストレージ情報(対応転送モード:PCIe 4.0 x4 がポイント)

以下は、データ転送速度の計測結果です。

データ転送速度(レビュー機)
レビュー機のデータ転送速度

計測結果が示すとおり、NVMe/PCIe4.0対応の SSD は体感的にも爆速です。

参考までに一般的な NVMe対応 SSD (対応転送モード:PCIe 3.0 x4)のデータ転送速度は以下のとおり。

データ転送速度(一般的な NVMe対応 SSD)
一般的な NVMe対応 SSD(対応転送モード:PCIe 3.0 x4)のデータ転送速度

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・LAVIE Direct PM (2021年春モデル)

・ThinkPad X1 Carbon Gen 9

・VAIO SX14 (2021年10月モデル)

・HP Pavilion Aero 13 (2021年モデル:スタンダードモデル)

・HP ENVY x360 13 (2021年モデル:パフォーマンスモデル)

※当サイト計測スコア

おもなスペックは以下のとおり。

スペック LAVIE Direct NEXTREME Carbon
(レビュー機)
LAVIE Direct PM ThinkPad X1 Carbon VAIO SX14 HP Pavilion Aero 13 HP ENVY x360 13
CPU インテル Core i5-1155G7 インテル Core i7-1165G7 インテル Core i7-1165G7 インテル Core i7-1195G7 AMD Ryzen 5 5600U AMD Ryzen 7 5800U
メモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe)
グラフィックス Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe AMD Radeon AMD Radeon

 

ベンチマーク結果は以下のとおりです。

Total Score
LAVIE Direct NEXTREME
4319
LAVIE Direct PM
4122
ThinkPad X1 Carbon
4787
VAIO SX14
5096
HP Pavilion Aero 13
4587
HP ENVY x360 13
4586
 Essentials
LAVIE Direct NEXTREME
8761
LAVIE Direct PM
7724
ThinkPad X1 Carbon
9778
VAIO SX14
10266
HP Pavilion Aero 13
9488
HP ENVY x360 13
7692
基準値
4100
 Productivity
LAVIE Direct NEXTREME
6613
LAVIE Direct PM
6697
ThinkPad X1 Carbon
6751
VAIO SX14
7013
HP Pavilion Aero 13
9060
HP ENVY x360 13
9348
基準値
4500
 Digital Contents Creation
LAVIE Direct NEXTREME
4839
LAVIE Direct PM
4153
ThinkPad X1 Carbon
5357
VAIO SX14
5695
HP Pavilion Aero 13
5615
HP ENVY x360 13
6120
基準値
3450
 Gaming
LAVIE Direct NEXTREME
3356
LAVIE Direct PM
3632
ThinkPad X1 Carbon
4014
VAIO SX14
4447
HP Pavilion Aero 13
2481
HP ENVY x360 13
2718

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。スペック的に上位の比較対象機に近いパフォーマンスが出ています。

CPU単独のベンチマークではひかえめな印象がありましたが、実際の使用を想定したベンチマークではシステム全体のパフォーマンスを最大化しているようです。

LAVIE Direct NEXTREME Carbon には、Core i7-1195G7 の搭載も可能ですが、モバイルメインに使うなら Core i5-1155G7 でも十分かもしれません。

ちなみに、HP Pavilion Aero 13 のスコアもスペック以上に優秀なので、こちらもチェックしてみてください。

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バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 5時間 9分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
29分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
55分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 4分

レビュー機のバッテリー容量は標準タイプです。

バッテリーを多く消費する条件ながら公称値の15時間にくらべると駆動時間はかなり短い点はチェックしておきたいところ。

ただし、バッテリーは急速充電に対応しており、30分程度で50%まで充電できる点は好印象です。

バッテリー駆動で使うときは電源の設定や画面の明るさを調整するなど適度な設定にし、必要に応じて急速充電で対応するといった使いかたが良さそうです。

なお、バッテリーで使う時間が長めのユーザーには大容量バッテリーへのカスタマイズがおすすめです。(一部モデルは大容量タイプを標準搭載)

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・LAVIE Direct PM (2021年春モデル)

・ThinkPad X1 Carbon Gen 9

・VAIO SX14 (2021年10月モデル)

・HP Pavilion Aero 13 (2021年モデル:スタンダードモデル)

・HP ENVY x360 13 (2021年モデル:パフォーマンスモデル)

※当サイトで計測した処理時間

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
LAVIE Direct NEXTREME
46秒8
LAVIE Direct PM
55秒8
ThinkPad X1 Carbon
41秒2
VAIO SX14
35秒7
HP Pavilion Aero 13
55秒1
HP ENVY x360 13
52秒6
Photoshop Lightroom
LAVIE Direct NEXTREME
31秒3
LAVIE Direct PM
28秒7
ThinkPad X1 Carbon
25秒8
VAIO SX14
20秒3
HP Pavilion Aero 13
37秒6
HP ENVY x360 13
33秒2
Lightroom Classic
LAVIE Direct NEXTREME
37秒2
LAVIE Direct PM
37秒5
ThinkPad X1 Carbon
33秒0
VAIO SX14
27秒7
HP Pavilion Aero 13
35秒2
HP ENVY x360 13
36秒2

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
LAVIE Direct NEXTREME
3分25秒8
LAVIE Direct PM
4分1秒1
ThinkPad X1 Carbon
2分40秒8
VAIO SX14
2分17秒8
HP Pavilion Aero 13
2分5秒0
HP ENVY x360 13
1分48秒1

 

クリエイティブ性能については、ソフトウェアとの相性はあるものの結果的にはスペック相応でまずまずの内容です。

 

駆動音・表面温度のチェック

LAVIE Direct NEXTREME Carbon の駆動音と表面温度をチェックします。

駆動音のチェック

駆動音は、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)を計測し、評価します。

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

最大音量
下段はピーク時の音量推移
アイドル時 34.6db
(最小音量)
CINEBENCH R20 39.1db
(37~39dbで推移)
動画エンコード 38.8db
(38db台で推移)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は静かです。

高負荷な状態でも「サーッ」という排熱のための気流音が少し大きくなる程度で、駆動音はほとんど気になりません。

 

表面温度のチェック

表面温度については、アイドル状態、動画視聴時、動画エンコード時の表面温度を測定・評価します。

※単位:℃、測定時の室温:24℃

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

高負荷な状態になるとキーボード奥 中央寄りの温度が上がりやすいですがタイピングへの影響はありません。

また、パームレストについても本体内部の熱の影響はないので、高負荷な状態でも快適なキーボード操作が可能です。

 

サウンド チェック

LAVIE Direct NEXTREME Carbon は、2W+2Wステレオスピーカーとヤマハ製 AudioEngine 機能を搭載しています。

サウンド・コンテンツに合わせたプリセットのほか、オンライン会議で便利なミーティング機能も活用できます。

プリセット
AudioEngine スピーカーのプリセット

ミーティング機能
AudioEngine ミーティング機能

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

※プリセット「Music」で試聴

■スピーカー
低音域は少しだけ弱いものの音域や音質はまずまず。少しこじんまりとした感はあるがクリアで高音質。音声はハッキリ聴き取れる。

■ヘッドホン
ヘッドホンは音質はアップするが、音全体が少しおとなしい印象。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 7.5秒 25.9秒 6.8秒
2回目 7.4秒 24.2秒 7.2秒
3回目 7.2秒 24.9秒 8.4秒
4回目 7.0秒 24.3秒 7.7秒
5回目 7.2秒 25.3秒 8.2秒
平均 7.3秒 24.9秒 7.7秒

※起動、再起動はサインイン画面表示までの時間

体感的にも早く、使いたいときにスグに使えます。

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル) の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式
同梱品リスト
・LAVIE Direct NEXTREME Carbon 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル) のレビュー記事をお届けしました。

LAVIE Direct NEXTREME Carbon は、一般的なモバイルノートにくらべ一回り画面が大きいながら 1kg 切りの超軽量で持ち運びがラクにできるモバイルノートです。

高い処理性能にくわえ、顔認証/指紋認証のほか「Glance by miraMetrix」によるプライバシーアラートやスマートロックなどセキュリティ機能が充実しているので、オフィスなど外出先でもあんしんして使えます。

価格は税込20万円台から。(クーポン適用前の価格)

高価格帯とはいえ性能・デザイン・使いやすさなど完成度はワンランク上、多くのユーザーが高い所有満足度を得られるデバイスです。

高評価のポイント

  • システム全体のパフォーマンスが最大化されている
  • カーボン素材の堅牢ボディ&洗練されたデザイン
  • 14インチながら 1Kg 切りで超軽量!持ち歩きがラクにできる
  • フルサイズでタイピングしやすいキーボード
  • 高輝度で高精細な液晶に描画される映像がキレイ
  • 性能・デザイン・品質・使いやすさなど完成度が高い
  • 国内メーカー&国内生産によるあんしんの高品質

気をつけておきたい点

  • CPU ベンチマークは少しひかえめ
  • バッテリー駆動で使うときは画面の明るさをひかえめに

ラインナップしているモデルや価格、割引クーポンなど最新情報は NEC直販サイト「NEC Direct」をご確認ください。

真正面

LAVIE Direct NEXTREME Carbon (2022年春モデル)
税込 17万円台から
(メルマガ会員クーポン適用価格)

Check

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