正面斜め上

HP 250 G8 は、第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した 15.6型ノートPCです。

しっかりとした基本性能にくわえ、指紋認証センサーやノイズキャンセル機能搭載の Webカメラなど、ビジネスノートPC としての実用性にもすぐれています。

レビューではメーカーからお借りした実機を使用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

■HP 250 G8 の特徴

  • 第11世代インテル Core プロセッサーを搭載(Celeron プロセッサーもあり)
  • ビジネス向けでもスリム&スタイリッシュなデザイン
  • フルHD液晶ディスプレイを搭載(Celeron プロセッサーは HD液晶)
  • 指紋認証センサーを標準搭載
  • ノイズキャンセル機能搭載の Webカメラ

天面(壁紙)

レビューは 2022年5月6日時点の内容です。

 

スペック構成

HP 250 G8 のおもなスペックは以下のとおり。

OS ・Windows 11 Home(日本語)
・Windows 11 Pro(日本語)
CPU ・インテル Celeron プロセッサー N4020
・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー
・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
メモリ ■Celeron 搭載時
・4GB(4GB×1) DDR4-2400
・8GB(8GB×1) DDR4-2400
■Core i3 / i5 搭載時
・4GB(4GB×1) DDR4-2666
・8GB(4GB×2) DDR4-2666
・16GB(8GB×2) DDR4-2666
ストレージ ■Celeron 搭載時
・128GB M.2 SSD (SATA-3)
・256GB SSD (SATA-3)
■Core i3 / i5 搭載時
・500GB HDD 5400rpm (SATA-3)
・1TB HDD 5400rpm (SATA-3)
・128GB M.2 SSD (SATA-3)
・256GB M.2 SSD(PCIe NVMe)
・512GB M.2 SSD(PCIe NVMe)
・1TB M.2 SSD(PCIe NVMe)
ディスプレイ ■Celeron 搭載時
・15.6インチワイド(16:9)HD液晶ディスプレイ(非光沢、1366×768ドット、250cd/m2)、LEDバックライト
■Core i3 / i5 搭載時
・15.6インチワイド(16:9)FHD液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1080ドット、250cd/m2、UWVA)、LEDバックライト
グラフィックス ■Celeron 搭載時
・インテル UHD グラフィックス 600
■Core i3 搭載時
・インテル UHDグラフィックス
■Core i5 搭載時
・インテル Iris Xe グラフィックス(デュアルチャネルメモリ構成が必要)
LAN Realtek (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
ワイヤレス ■Celeron 搭載時
・Realtek 802.11a/b/g/n/ac(アンテナ数:送信1、受信1)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth 4.2
■Core i3 / i5 搭載時
・Realtek 802.11a/b/g/n/ac(アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth 5.0
・インテル Wi-Fi 6 AX201 a/b/g/n/ac/ax(アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth 5.0
カメラ、マイク HP TrueVision HD Camera(約92万画素)、内蔵デュアルマイク
バッテリー駆動時間 Mobilemark2018測定時 : 最大 約9.75時間、JEITA測定法Ver2.0 : 最大 約6.37時間
指紋認証センサー パームレストに内蔵
本体サイズ(W×D×H) 約 358×242×19.9 mm (最薄部、突起部含まず)
本体質量 約1.74kg

記事執筆時点で販売中のモデルは Windows 11 搭載モデルのみです。レビュー機の OS は Windows 10 Pro ですが、外観デザインやその他のスペックは同等です。また、ベンチマークによる性能評価についても同等です(他機種にて確認済み)。

ラインナップモデルの詳細なスペック構成や価格など最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

真正面

HP 250 G8
税込 5万円台から

※HP 250 G8 は法人向け PC ですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。

 

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外観チェック

スタイリッシュなデザイン

HP 250 G8 は、ビジネス向けのスタンダードノートながらスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

ビジネス向けのノートパソコンのカラーは一般的にブラック系が多いですが、HP 250 G8 はビジネス向けを感じさせない濃い目のシルバーカラーです。

天面斜め(その1)
濃い目のシルバーでシンプルデザインの天面

天面斜め(その2)
シンプルな天面に hpロゴがアクセント

15.6インチの大画面ノートでもスリムでスタイリッシュなフォルムです。

スリムボディ
スリムなボディ

天面とパームレスト
スタイリッシュなフォルム

排気口はヒンジのあいだに実装されています。本体の左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

排気口
排気口

また、画面左上には「Made in TOKYO」のシールが貼られています。あんしんの東京生産の証しです。

Made in TOKYO のシール
東京生産の証し「Made in TOKYO」

底面部は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前後に平行して実装されています。少し硬めのゴム足ですが本体の安定感は良好です。

必要十分なインターフェース

HP 250 G8 のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①LANポート(RJ45) (部分開閉式)

②HDMI

③USB-C 3.2(Gen1)

④コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤SDカードリーダー

⑥USB-A 3.2(Gen 1)×2

⑦電源ポート

 

HP 250 G8 は一般的なビジネスシーンに必要なインターフェースを実装しています。

なお、USB Type-C は、データ転送のみで、映像出力や PD充電には対応していません。

 

SDカードリーダーは抜き差し方式です。

SDカードリーダー
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

挿し込んだカードは出っ張りが少ないため、カードを取り出すときは少しやりにくさを感じるかもしれません。

電源ボタンはキーボード左上にレイアウト

電源ボタンはキーボード左上にレイアウトされています。

電源ボタン

電源ボタンには LEDは内蔵されていませんが、本体の左側面に電源ランプが実装されています。

スピーカーはキーボード奥に実装

スピーカーはキーボード奥に実装されています。

スピーカー
キーボード奥にスピーカー

低音域から高音域まで広い音域を再現しており意外に高音質です。

指紋認証センサーを搭載

HP 250 G8 は指紋認証センサーを標準搭載しています。

指紋認証でサインイン
指紋認証でサインイン

認証精度は良好で、Windows へのサインインもスムーズです。

15.6インチサイズでも、そこそこスリムで軽量

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測でおよそ 19.5~21.5mm (最厚部)。CDケース 2枚程度の厚みで 意外にスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,712g
・電源アダプター:160g
・電源コード:109g
・ウォールマウントプラグ:41g

本体の重量は一般的な 15.6インチノートにくらべ軽量です。(一般的な15.6インチノートは 2kgくらい)

外出先への持ち運びはキビシイですが、部屋間の移動や会議室などへの持ち運びは十分ラクにできます。

電源アダプターの最大出力は 45W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ

電源アダプターの大きさ(実測)

 

ディスプレイのチェック

ビジネス用途には十分な色合いの液晶

レビュー機の液晶パネルは AU Optronics製(BenQグループの液晶パネル製造会社)です(フルHD解像度 1920×1080)。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは、RGBともに理想的な 45度の直線です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「269 cd/m2」(パネル仕様では 250cd/m2)。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 61.8% 61.9%
Adobe RGB 45.9% 45.9%

 

レビュー機の液晶は輝度/色調バランスともに一般的なビジネス用途(メール・ネット検索・オフィスソフトなど)では十分なレベルです。また、色域は広くはありませんが一般的なビジネスには十分なレベルです。(液晶パネルの性能としては標準レベル)

 

狭額ベゼルで画面周りスッキリ

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

15.6インチの大画面ながら左右のベゼルは鉛筆の太さと同じくらいの幅で画面周りがスッキリしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

上記写真のとおり非光沢液晶は画面への映り込みはほとんど気になりません。長時間作業でも眼への負担を軽減できます。

視野角は広い

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからでも映像をしっかり確認できます。

ディスプレイを開く角度は十分な範囲をカバー

ディスプレイを開くことができる最大角度は 約135度。

ディスプレイの最大可動角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

HP 250 G8 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ18.5mm(仕様は 約18.7mm)。テンキーは実測値で 17.5mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ
フルサイズ相当のキーピッチ

キーピッチはフルサイズ相当で狭さを感じません。

キートップ表面はフラットな形状。少しサラサラした感触で質感も良好です。

キートップ

キーストロークの仕様は 1.5~1.7mm。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音
音の大きさは普通

キーを押し込む硬さやキーを押し込んだ後の反発も良好で、適度な打鍵感でタイピングできます。

なお、HP 250 G8 はキーボードバックライト非搭載です。

質感の良いパームレスト

パームレストはヘアライン仕上げで上質感があります。

パームレスト
パームレストはヘアライン仕上げ

ツルツルした感触で指紋や皮脂の跡は目立たず気持ちよくキーボード操作ができます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめサイズで感触はツルツルとしています。なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、HP 250 G8 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Pro(64bit)
CPU インテル Core i3-1115G4 プロセッサー
メモリ 8GB(4GB×2) DDR4-2666
ストレージ 256GB M.2 SSD(PCIe NVMe)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス

 

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランを「バランス」に、電源モードを「高パフォーマンス」に設定して実行しています。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

・インテル Core i3-10110U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5800Uプロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600Uプロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5800U
3629 pts
Ryzen 7 5700U
3418 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 5 5500U
2743.2 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i7-10510U
1500 pts
Core i5-10210U
1398 pts
Core i3-1115G4
1121 pts
Core i3-1115G4(レビュー機)
1018 pts
Core i3-10110U
894.5 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5800U
19295
Ryzen 7 5700U
17487
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 5 5500U
12801
Core i7-1165G7
11270
Core i5-1135G7
10914
Core i7-10510U
8122
Core i5-10210U
7611
Core i3-1115G4
6510
Core i3-1115G4(レビュー機)
6317
Core i3-10110U
5533

レビュー機の CPU パフォーマンスは、少しひかえめな印象はあるものの平均値相当と見てよいでしょう。ネット・メール・オフィスソフトなど事務的な処理をメインとした用途であれば十分なパフォーマンスです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i7-10710U搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i5-10210U搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-10110U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3449
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3374
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2356
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2308
インテル UHD(レビュー機)
2282
インテル UHD(Core i7-10510U)
1177
インテル UHD(Core i5-10210U)
1095
インテル UHD(Core i3-10110U)
836

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10463
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
9103
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7296
インテル UHD(レビュー機)
6885
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
6594
インテル UHD(Core i7-10510U)
5161
インテル UHD(Core i5-10210U)
4671
インテル UHD(Core i3-10110U)
2650

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3893
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3681
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3553
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2589
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2589
インテル UHD(レビュー機)
2516
インテル UHD(Core i7-10510U)
1695
インテル UHD(Core i5-10210U)
1500
インテル UHD(Core i3-10110U)
1081

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3370
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3232
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2380
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2340
インテル UHD(レビュー機)
2291
インテル UHD(Core i7-10510U)
1267
インテル UHD(Core i5-10210U)
1200
インテル UHD(Core i3-10110U)
944

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

グラフィックスのスコアも平均値相当です。一般的な使いかた(メール・ネット検索・オフィスソフト・動画閲覧など)なら問題なく使える性能レベルです。

ちなみに、CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)にも依存します。

レビュー機のメモリ構成は 8GB (4GB×2) のデュアルチャネル構成により性能通りのパフォーマンスがでていますが、HP 250 G8 には 4GBや8GBメモリのシングルチャネル構成のモデルもラインナップしています。メモリがシングルチャネル構成の場合、グラフィックスパフォーマンスは意外にひかえめになる点は注意してください。(メモリ容量が同じでもデュアルチャネル構成の 60~70% 程度になる)

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは SSD(PCIe/NVMe対応、容量:256GB) が搭載されています。

ストレージ性能については、CrystalDiskMark を使用して計測したデータ転送速度で評価します。

データ転送速度
データ転送速度

計測結果は優秀で Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・HP ProBook 450 G8

・HP EliteBook 850 G8

・ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)

・HP Pavilion 15-eh

※当サイトで計測したスコア

おもなスペックは以下のとおり。

スペック HP 250 G8
(レビュー機)
HP ProBook 450 G8 HP EliteBook 850 G8 ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) HP Pavilion 15-eh
CPU インテル Core i3-1115G4 インテル Core i5-1135G7 インテル Core i7-1165G7 AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 7 5700U
メモリ 8GBメモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル UHD インテル Iris Xe インテル Iris Xe AMD Radeon AMD Radeon

 

ベンチマーク結果は以下のとおりです。

Total Score
HP 250 G8
3218
HP ProBook 450 G8
3637
HP EliteBook 850 G8
4289
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
3410
HP Pavilion 15-eh
4509
 Essentials
HP 250 G8
8084
HP ProBook 450 G8
8909
HP EliteBook 850 G8
9402
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
8211
HP Pavilion 15-eh
8577
基準値
4100
 Productivity
HP 250 G8
5983
HP ProBook 450 G8
5955
HP EliteBook 850 G8
6572
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
7449
HP Pavilion 15-eh
7840
基準値
4500
 Digital Contents Creation
HP 250 G8
3147
HP ProBook 450 G8
4256
HP EliteBook 850 G8
4935
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
4278
HP Pavilion 15-eh
5680
基準値
3450
 Gaming
HP 250 G8
1905
HP ProBook 450 G8
2095
HP EliteBook 850 G8
3000
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1398
HP Pavilion 15-eh
2927

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアはまずまずです。

クリエイティブな作業やゲーミングなど高負荷な処理には不向きですが、事務処理系の作業には十分な性能レベルです。

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バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 5時間 21分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
44分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 13分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 4分

HP 250 G8 のバッテリー駆動時間は公称値で「約6.37時間 (JEITA測定法 Ver2.0)」です。

バッテリーを多く消費する条件のなかでも 5時間30分近くバッテリー駆動できればまずまずといえます。

必要に応じて画面の明るさを抑えればバッテリー駆動時間はさらに伸ばすことができますし、会議室への持ち出しにも十分対応できるのではないでしょうか。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機の処理時間と比較します。

・HP ProBook 450 G8

・HP EliteBook 850 G8

・ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)

・HP Pavilion 15-eh

※当サイトで計測した処理時間

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
HP 250 G8
1分3秒9
HP ProBook 450 G8
1分2秒6
HP EliteBook 850 G8
55秒7
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1分36秒0
HP Pavilion 15-eh
57秒1
Photoshop Lightroom
HP 250 G8
53秒9
HP ProBook 450 G8
39秒0
HP EliteBook 850 G8
30秒0
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1分53秒9
HP Pavilion 15-eh
35秒7
Lightroom Classic
HP 250 G8
1分5秒3
HP ProBook 450 G8
42秒9
HP EliteBook 850 G8
38秒8
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1分45秒9
HP Pavilion 15-eh
40秒7

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
HP 250 G8
6分8秒8
HP ProBook 450 G8
3分26秒2
HP EliteBook 850 G8
3分11秒1
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
3分44秒5
HP Pavilion 15-eh
2分45秒4

 

レビュー機のスペックではクリエイティブ作業に時間がかかることが予想されます。

ビジネス文書作成で写真編集などクリエイティブな作業に使用する場合は、補助的な作業にとどめておくか上位スペックの選択をおすすめします。

 

駆動音・表面温度のチェック

HP 250 G8 の駆動音と表面温度をチェックします。

駆動音のチェック

駆動音については、下記条件の音量(デシベル)計測で評価します。

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・動画エンコード中

・ゲーム系ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ」実行中

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

■測定結果

最大音量
下段はピーク時の音量推移
アイドル時 35.0db
(最小音量)
CPU ベンチマーク 36.1db
(36db前後で推移)
動画エンコード 36.3db
(36db前後で推移)
ゲーム系ベンチマーク 45.1db
(45db前後で推移)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

高負荷な状態でも、「ウーッ」というモータ音がかすかに聞こえる程度で静かです。

ゲーム系ベンチマークのようにかなり負荷の高い状態で「ウーッ」というモータ音と「サーッ」という排気音が少し大きくなりますが、耳ざわりに感じるほどではありません。

 

表面温度のチェック

表面温度については、アイドル状態、動画視聴時、動画エンコード時の表面温度を測定・評価します。

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

高負荷な状態でもキーボード奥 中央寄りの温度が少し上昇する程度です。また、パームレストは本体内部の熱の影響を受けにくく、キーボード操作をしていても不快な感じはありません。

 

サウンド チェック

HP 250 G8 のサウンドユーティリティソフトには「HP Audio Center」がプリインストールされています。

周囲の音を除去する内蔵マイクのノイズリダクション機能のほか、スピーカーから出力されるサウンドのコンテンツに合わせたプリセットでお好みの音質にチューニングできます。

HP Audio Center(入力)HP Audio Center(入力:HP Noise Reduction)

HP Audio Center(出力)HP Audio Center(出力:HP Experience)

HP がタイアップしている Bang & Olufsen のロゴは入っていませんが、意外に高音質です。

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。
・HP Experience:オン
・イコライザーのプリセット:なし(初期値)

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再現しており意外に高音質。音声も明瞭でハッキリ聴き取れる。

■ヘッドホン
ヘッドホンは各音域が増幅&クリアになり、音質もアップする。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 13.8秒 34.8秒 10.4秒
2回目 13.4秒 34.2秒 10.3秒
3回目 13.7秒 34.2秒 10.5秒
4回目 13.5秒 34.6秒 10.3秒
5回目 13.5秒 35.2秒 9.9秒
平均 13.6秒 34.6秒 10.3秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いです。

再起動は少し時間がかかりますが、頻繁に行う処理ではないので処理待ちのストレスを感じることはないと思います。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の状態などにより時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

HP 250 G8 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・HP 250 G8 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・HDMI – VGA アダプター(オプション:2,750円)
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、HP 250 G8 のレビュー記事をお届けしました。

HP 250 G8 は、しっかりとした基本性能の搭載にくわえ実用性にもすぐれた 15.6型スタンダードノートPCです。

ProBook シリーズや EliteBook シリーズにくらべ筐体の素材や液晶パネルなどでコストダウンされている印象はありますが、見た目にチープ感はなく、一般的な事務作業に対応できる処理性能を備えています。

価格は 税込5万円台から。

実用性重視で高コスパなスタンダードノートを検討中のユーザーはチェックしておきたい機種といえるでしょう。

 

ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

真正面

HP 250 G8
税込 5万円台から

※HP 250 G8 は法人向け PC ですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。

 

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