デル Inspiron 13 (5320) レビュー:高性能でスタイリッシュデザインの 13.3型モバイルノートPC

 

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貸出機材提供:デル・テクノロジーズ株式会社

正面斜め

Inspiron 13 (5320)(以下、Inspiron 13 と記載)は、第12世代インテル Core プロセッサーを搭載した 13.3型モバイルノートPCです。

最新プロセッサーの搭載によりパフォーマンスも快適、ベンチマークによる性能評価も優秀です。

スタイリッシュなデザインのアルミニウムボディは軽くて堅牢性にすぐれ、モバイルノートとして場所を選ばず使うことができます。

アスペクト比(画面縦横比) 16:10 は、これまでノートパソコンの主流だった 16:9 のアスペクト比にくらべ表示領域が縦方向に広くなっているところもポイント。

レビューではメーカーからお借りした実機を試用して、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

■Inspiron 13 (5320) の特徴

  • 第12世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • 軽くて堅牢性にすぐれたアルミニウムボディ&スタイリッシュデザイン
  • 広色域液晶ディスプレイ&4辺狭額縁ベゼル
  • パネルオープンセンサーで天面を開けば電源オン
  • リフトアップヒンジにより適度な傾斜ができるキーボード
  • フルHDカメラ&プライバシーシャッター搭載
  • 指紋認証リーダー搭載可能(オプション)

関連記事

第13世代インテル Core プロセッサーを搭載した後継機種の実機レビューです。

天面(壁紙)

レビューは 2022年12月19日時点の内容です。

 

スペック構成

Inspiron 13 は、CPU/メモリ/ストレージなどの組み合わせにより複数のモデルがラインナップしています。

おもなスペック構成は以下のとおり。

本体カラー プラチナ シルバー
OS ■Windows 11 Home, 日本語
■Windows 11 Pro, 日本語
CPU ■インテル Core i3-1215U プロセッサー
■インテル Core i5-1240P プロセッサー
■インテル Core i7-1260P プロセッサー
メモリ ■8GB (4GB×2) 4800MHz LPDDR5 オンボード
■16GB (8GB×2) 4800MHz LPDDR5 オンボード
ストレージ ■256GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
■512GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
ディスプレイ ■13.3-インチ 16:10 FHD+ (1920×1200) 非光沢 非タッチ 300nits 広視野角ディスプレイ with ComfortView Support
■13.3-インチ 16:10 QHD+ (2560×1600) 非光沢 非タッチ 300nits 広視野角 ディスプレイ with ComfortView Plus Support
グラフィックス ■インテル Iris Xe グラフィックス (Core i5/i7 搭載時)
■インテル UHD グラフィックス (Core i3 搭載時)
ワイヤレス ■インテル Wi-Fi 6E AX211, Bluetooth 5.2 (Core i5/i7 搭載時)
■インテル Wi-Fi 6 2×2 (Gig+), Bluetooth 5.2 (Core i3 搭載時)
Webカメラ、マイク 1080p (30 fps) フルHD RGBカメラ、デュアルアレイ マイクロフォン
本体サイズ(W×D×H) 約 296.68×213.50×14.35~15.65 mm
本体質量 約 1.25kg

 

各モデルの詳細なスペックや価格などの最新情報はデル直販サイト(デルオンラインストア)をご確認ください。

真正面

Inspiron 13 (5320)
税込9万円台から

 

外観チェック

スリムでスタイリッシュデザイン

Inspiron 13 はモバイルノートらしいスリムでスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

レビュー機のカラーは「プラチナシルバー」。スタイリッシュデザインの定番ともいえるカラーでスタイリッシュ感をアップさせてくれます。

天面真上

天面斜め

天面半開き

クロームメッキ加工が施された天面中央の DELLロゴがアクセントで高級感ある仕上がりです。

天面のDELLロゴ

表面はサラサラとした感触です。指紋や皮脂の跡が目立たない点も好印象です。

本体はスリムでバッグへの出し入れもスムーズにできます。

スリムボディ(その1)

スリムボディ(その2)

スリムボディ(その3)
本体はスリム

 

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリとしています。

底面真上

底面(斜め)

ゴム足は四隅に実装されています。細長い形状ですが本体の安定性は良好です。

ヒンジは本体奥側を持ち上げるリフトアップヒンジです。

リフトアップヒンジ(その1)

リフトアップヒンジ(その2)

キーボードに適度な傾斜ができてタイピングしやすくなり、底面からの吸気効率がアップするメリットもあります。

なお、天面の背面側にはラバーが装着されており、キーボードをリフトアップするほか天面をキズからガードする役割も兼ねています。

天面背面側のラバー

ちなみに、排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口
排気口はヒンジのあいだ

インターフェースは必要最低限

Inspiron 13 のインターフェースは以下のとおり。

インターフェース(左側面)

左側面

①HDMI 1.4

②Thunderbolt 4(電源供給およびDisplayPort対応)×2

インターフェース(右側面)

右側面

③USB 3.2 Gen 1 Type-A(開閉カバー付き)

④オーディオ ジャック

モバイルノートとはいえ実装されているインターフェースは必要最低限です。

ただ、Thunderbolt 4 が 2ポート実装されており、USB Type-C ハブで拡張できる点は好感が持てます。

なお、Thunderbolt 4 の映像出力や PD充電器の対応についての検証結果は以下のとおり。

■USB Type-C ポート対応表

 (2ポート共通、当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W) △(低速充電)
PD充電器(65W)

低速充電の場合、画面右下に以下のメッセージが表示されます。

PD充電メッセージ

また、USB Type-A には開閉カバーが付いているため、コネクタを装着するとき少しやりにくさを感じるかもしれません。

USB Type-A は開閉カバー付き
USB Type-A は開閉カバー付き

電源ボタンはキーボード右上にレイアウト

電源ボタンはキーボード右上にレイアウトされています。

電源ボタン
電源ボタン(LEDなし)

電源ボタンには、カスタマイズで指紋認証リーダーを内蔵することも可能です。

指紋認証でサインイン
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵)

指紋認証リーダーを搭載していれば指をリーダーにタッチするだけで Windows にサインインできます。

ちなみに、Inspiron 13 はカバーオープンセンサーが内蔵されており、天面を開くと自動的に電源オンし Windows が起動します。

使うからこそ天面を開く。それで自動的に電源オンする。そういった発想は良いと思いますが、サインイン画面で指をリーダーにタッチするなどの認証操作が必要です。指紋認証リーダーを電源ボタンに内蔵するなら電源ボタンを押すと同時に指紋認証される仕組みのほうが利便性にすぐれていると感じます。

Waves MaxxAudio Pro スピーカー搭載

スピーカーは底面の前面側左右に2基搭載されています。

スピーカー(底面部左右)
矢印の指すところがスピーカー

スピーカー(拡大写真)
底面スピーカーの拡大

サウンドユーティリティソフト Waves MaxxAudio Pro により、広い音域を再現した高音質サウンドを体験できます。

プライバシーシャッターでカメラを遮断できる

Inspiron 13 は、カメラを遮断できる「プライバシーシャッター」が付いています。

プライバシーシャッター
左の画像:シャッターが開いてカメラ有効
右の画像:シャッターが閉じてカメラを遮断
カメラ上側に切り替えスイッチがある

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます。

軽量&スリム&コンパクト

本体の大きさのイメージです。本体の下に A4コピー用紙(黄色の用紙)を置き本体上に B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
コンパクトな本体

本体は A4 とほぼ同じサイズでコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 16~17.5(最厚部)mm。最厚部でも CDケース 2枚より薄くスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,212g
・電源アダプター:188g
・電源コード:102g

本体の重量感はとても軽いです。これなら持ち歩きもラクにできるでしょう。

本体の重量感
本体は軽量

電源アダプターは超コンパクトなサイズながら最大出力が 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ

 

ディスプレイのチェック

自然な色合い描画できる液晶パネル

レビュー機の液晶パネルは Chi Mei製[モデル名:N133JCA (CMN13C5) ]。描画される映像は自然な色合いでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは、赤と緑がわずかに強く出ていますが、全体的には理想的な 45度の角度に近い形状で色調バランスは良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「335 nit」。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 99.1% 103.8%
Adobe RGB 76.0% 76.9%

広色域で色再現性にもすぐれています。

なお、Inspiron 13 のディスプレイは TUV Rheinland (テュフ ラインランド) の低ブルーライト ハードウェア ソリューションの認証を受けています。

テュフ ラインランド認証シール
テュフ ラインランド認証シール

ブルーライトを軽減しつつ色調バランスや色再現性にすぐれている点は好印象です。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

上部ベゼルはカメラユニットを収納しているためか少し幅はあるものの十分狭額縁です。とくに左右のベゼルは鉛筆の太さより細く全体的に画面周りはスッキリしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

Inspiron 13 のディスプレイは非光沢液晶です。上記写真のとおり映像の映り込みはかなり低減されているので画面への映り込みが気になることはないでしょう。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイを開く角度は十分な範囲をカバー

ディスプレイを開くことができる最大角度は 約137度。

ディスプレイの最大角度

クラムシェルタイプとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

Inspiron 13 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチは実測で 約19mm(仕様は 19.05mm)。本体はコンパクトでもフルサイズキーボードと同等のキーピッチで窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状は中央部分が少しへこんだ形です。

キートップ
キートップは少しツルツルした感触

キーストロークの仕様は 1.5mm。ノートPC の平均的なストローク幅でシッカリした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「ドスドス」という音。音の大きさは静か

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じ。コンパクトサイズでもタイピングしやすいキーボードです。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。

[F5]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ

質感の良いパームレスト

パームレストも上質な仕上がりです。

パームレスト

サラサラとした感触で指紋や皮脂の跡は目立ちません。キーボード操作も快適にできます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプ。感触はツルツル(少しサラサラに近いかも)していてスベリはなめらかです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

タッチパッドのサイズ感は十分で、扱いやすくジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core i3-1215U プロセッサー
メモリ 8GB (4GB×2) 4800MHz LPDDR5 (オンボード)
ストレージ 256GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランを「バランス」に、電源とバッテリーの電源モードを「バランス」と「最適なパフォーマンス」に設定して実行しています。

電源プラン
電源プランの設定

電源モード
電源モードの設定

付属のソフトウェア「My Dell」の[電源マネージャ]-[設定]-[サーマルモード]でもパフォーマンスの設定は可能です。

HP Command Center
サーマルモード

ベンチマークではサーマルモードを「最適化」に設定して実施していますが、「超高パフォーマンス」に設定することでパフォーマンスが多少向上するかもしれません。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1260P プロセッサー

・インテル Core i5-1240P プロセッサー

・インテル Core i7-1255U プロセッサー

・インテル Core i5-1235U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5825U
4148 pts
Core i7-1260P
3578 pts
Ryzen 7 5800U
3535 pts
Core i5-1240P
3412 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 5 5625U
2974 pts
Core i5-1235U
2809 pts
Core i3-1215U(レビュー機/パフォーマンス)
2521 pts
Core i3-1215U(レビュー機/最適)
2441 pts
Core i7-1255U
2156 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1783 pts
Core i3-1115G4
1121 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5825U
20422
Core i7-1260P
19034
Ryzen 7 5800U
18835
Core i5-1240P
17932
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 5 5625U
16291
Core i3-1215U(レビュー機/最適)
13584
Core i3-1215U(レビュー機/パフォーマンス)
13323
Core i7-1255U
13140
Core i5-1235U
12919
Core i7-1165G7
11270
Core i5-1135G7
10823
Core i3-1115G4
6510

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

前世代(第11世代)の Core i7/i5 を上回るスコアが出ており、第12世代 Core プロセッサーの性能レベルの高さがわかります。

なお、Core i7-1255U や Core i5-1235U のスコアついてはサンプル数が少ないため参考程度にご覧ください。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
4911
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4134
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3577
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3493
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3491
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3204
インテル UHD(レビュー機/パフォーマンス)
3163
インテル UHD(レビュー機/最適)
3145
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
2995
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
2950
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2308

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
10840
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10644
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
9820
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
9531
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
8290
インテル UHD(レビュー機/パフォーマンス)
7336
インテル UHD(レビュー機/最適)
7326
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7296
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
6792
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
6174

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
5752
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4790
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
インテル UHD(レビュー機/パフォーマンス)
4376
インテル UHD(レビュー機/最適)
4372
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
4134
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
4065
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3972
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3561
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3553
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
3027
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2589

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
3915
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
3485
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3419
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3399
インテル UHD(レビュー機/最適)
3147
インテル UHD(レビュー機/パフォーマンス)
3143
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3141
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3014
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2927
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
2553
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2340

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機のグラフィックス性能は優秀です。インテル UHD グラフィックスながらインテル Iris Xe にせまるパフォーマンスが出ている点は着目しておきたいところ。

一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画閲覧など)はもちろんのことオンライン会議や写真・動画編集など、インテル UHD グラフィックスでも快適なパフォーマンスが期待できます。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe/PCIe3.0対応の SSD(容量 256GB) を搭載しています。

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度
レビュー機のデータ転送速度

※電源モードを「バランス」で計測した結果。最適なパフォーマンスで計測した場合でも結果は同等です。

計測結果は優秀です。実際の動作としても Windows やアプリの起動は早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・XPS 13 Plus (9320)

・VAIO SX12

・Yoga Slim 760 Carbon

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードの計測スコア)

おもなスペックは以下のとおり。

スペック Inspiron 13
(レビュー機)
XPS 13 Plus (9320) VAIO SX12 Yoga Slim 760 Carbon
CPU インテル Core i3-1215U インテル Core i5-1240P インテル Core i7-1260P AMD Ryzen 7 5800U
メモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe)
グラフィックス Intel UHD Intel Iris Xe Intel Iris Xe AMD Radeon
販売価格(税込) 98,639円 207,200円 233,300円 176,000円

※販売価格は上記スペックを搭載したモデルの価格(記事執筆時点)

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
Inspiron 13(バランス)
8928
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
9099
XPS 13 Plus (9320)
9023
VAIO SX12
9984
Yoga Slim 760 Carbon
9088
目標値
4100
Productivity
Inspiron 13(バランス)
6475
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
6584
XPS 13 Plus (9320)
6083
VAIO SX12
6393
Yoga Slim 760 Carbon
8746
目標値
4500
Digital Contents Creation
Inspiron 13(バランス)
4793
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
4810
XPS 13 Plus (9320)
5971
VAIO SX12
6469
Yoga Slim 760 Carbon
6200
目標値
3450
Gaming
Inspiron 13(バランス)
2667
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
2677
XPS 13 Plus (9320)
3632
VAIO SX12
4369
Yoga Slim 760 Carbon
3205

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。

Core i3 搭載機ながら上位スペックを搭載した機種にせまるパフォーマンスです。

Gaming テストのスコアがやや低いものの、そもそもゲーミングPC でないので問題にはならないでしょう。

価格を考慮すればコストパフォーマンスの高さは比較対象機のなかでダントツといえるのではないでしょうか。

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バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 11時間 29分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
59分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 35分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 27分

バッテリーを多く消費する条件のなかでも 11時間以上バッテリーで駆動できれば、ほぼ1日バッテリー駆動で使えるでしょう。画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑えれば駆動時間をさらに伸ばすことができます。

急速充電には対応していない点は残念ですが、使用していない深夜などに充電することでバッテリー切れの事態は回避できると思います。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・XPS 13 Plus (9320)

・VAIO SX12

・Yoga Slim 760 Carbon

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードの計測時間)

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
Inspiron 13(バランス)
50秒6
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
50秒4
XPS 13 Plus (9320)
44秒2
VAIO SX12
40秒0
Yoga Slim 760 Carbon
50秒0
Photoshop Lightroom
Inspiron 13(バランス)
24秒7
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
23秒9
XPS 13 Plus (9320)
14秒4
VAIO SX12
13秒4
Yoga Slim 760 Carbon
26秒1
Lightroom Classic
Inspiron 13(バランス)
28秒3
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
27秒4
XPS 13 Plus (9320)
20秒7
VAIO SX12
18秒2
Yoga Slim 760 Carbon
29秒2

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
Inspiron 13(バランス)
2分10秒2
Inspiron 13(最適なパフォーマンス)
2分9秒9
XPS 13 Plus (9320)
1分42秒9
VAIO SX12
1分30秒9
Yoga Slim 760 Carbon
1分49秒8

 

レビュー機は Core i3 搭載モデルながらクリエイティブ性能は意外に優秀です。

持ち歩きがラクにできる軽さを活かして外出先での写真・動画編集などクリエイティブ作業に活用することもできそうです。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:23℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
中段はピーク時の音量推移
下段はスコア/処理時間(参考値)
ベンチマーク中 動画エンコード中
バランス 34.4db 46.3db
(46db前後)
(2352pts)
46.3db
(46db前後)
(2分14秒)
最適なパフォーマンス 35.2db 47.9db
(47db台)
(2429pts)
47.0db
(46~47db)
(2分13秒)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は静かです。

高負荷な状態では「サーッ」という気流音が大きくなります(バランスモードでも音の大きさは同レベル)。個人差はありますがうるさく感じるかもしれません。

なお、状況にもよりますが負荷が低減すると 20~30秒程度で気流音は静かになります。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:23℃

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画のエンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

高負荷な状態になるとキーボード奥 中央寄りから左側の温度が上昇しますが、多少の温かさを感じる程度でタイピングへの影響はありません。

また、パームレストは本体内部の熱の影響はほとんどなく不快な感じはありません。

 

サウンド チェック

Inspiron 13 は、サウンドユーティリティソフト「Waves Maxx Audio Pro」がプリインストールされています。

サウンドユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

■スピーカー
低音域は少し弱い感じはするが広い音域を再現して高音質。音声も明瞭に聴こえる。
ただし、タイピングをしているときスピーカーの実装位置との関係から手の位置によっては聞こえにくくなる可能性あり。

■ヘッドホン
低音域がはっきり聞こえほかの音域も増幅されてメリハリの効いた厚みのある音になる。

 

Windows の起動・再起動 時間計測

Windows の起動、再起動時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動
1回目 14.8秒 61.1秒
2回目 14.6秒 71.1秒
3回目 13.8秒 62.7秒
4回目 14.7秒 76.4秒
5回目 15.0秒 72.6秒
平均 14.6秒 68.8秒

起動は体感的にも早いです。

再起動は1分以上かかりますが頻繁に行う操作ではないので、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

Inspiron 13 の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・Inspiron 13 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、Inspiron 13 (5320) のレビュー記事をお届けしました。

Inspiron 13 (5320) は 第12世代インテル Core プロセッサーの搭載により性能レベルがとても高いモバイルノートに仕上げられています。

とくに、レビュー機は CPU が Core i3 でも非常に優秀なパフォーマンスを発揮できている点は好印象です。Core i5-1240P や Core i7-1260P を搭載したモデルもラインナップしていますが、そのぶん価格はお高め。ネット・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など一般的な用途なら Core i3 搭載モデルでも十分活用できます。

快適に使える処理性能にくわえアルミニウム素材でスタイリッシュなデザインは多くのユーザーを満足させてくれるでしょう。

高評価のポイント

  • 第12世代インテル Core 搭載により処理性能が優秀
  • アルミニウム素材のスタイリッシュなデザイン
  • 軽量&スリム&コンパクトで持ち運びがラクにできる
  • キーボードはフルサイズでタイピングしやすい
  • アスペクト比 16:10 の広色域液晶ディスプレイ

気をつけておきたい点

  • USB Type-A には開閉カバーが付いているためコネクタを装着しにくい

 

ラインナップモデルや価格などの最新情報はデル直販サイト(デルオンラインストア)をご確認ください。

真正面

Inspiron 13 (5320)
税込9万円台から

 

 

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