HP Elite Dragonfly(ドラゴンフライ) レビュー:アクティブに使える 13.3型2in1モバイルノートPC

 

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貸出機材提供:株式会社日本HP

HP Elite Dragonfly は販売終了しました。
後継機種「HP Elite Dragonfly G2(コンバーチブルタイプ)」または「HP Elite Dragonfly G3(クラムシェルタイプ)」の実機レビューをご覧ください。

真正面(壁紙)

日本HPの HP Elite Dragonfly(ドラゴンフライ)はコンバーチブルタイプの 13.3型 2in1 モバイルノートPC です。

マグネシウム素材の頑丈で薄くて軽いボディに「ドラゴンフライブルー」のスタイリッシュなデザインはアクティブに使える機動力にくわえ高い所有満足度も得られます。

性能面では CPU に第8世代(Whiskey Lake)インテル Core プロセッサーを搭載し軽快な動作でパフォーマンスも快適です。

HP Elite Dragonfly はビジネスでもプライベートでも機動力の高さを活かして場所を選ばず快適に作業ができる高性能で高品質なデバイスです。

■HP Elite Dragonfly の特徴

  • スタイリッシュデザインで高性能&高品質
  • マグネシウム素材を採用した頑丈で薄くて軽いボディはモバイル性にすぐれている
  • ノートパソコン、タブレットなどスタイル自在に使える
  • 最新無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)の搭載にくわえ 4G LTE 対応モデルがラインナップ
  • プライバシースクリーンでのぞき見防止できるモデルがラインナップ
  • 顔認証&指紋認証機能搭載
  • プライバシーシャッターでカメラを遮断できる
  • 長時間駆動できるバッテリー

レビューでは、前半で外観デザインにくわえ、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

タブレットスタイル

レビュー内容は 2020年6月25日時点のものです。

 

スペック構成

HP Elite Dragonfly は「東京生産モデル」と「HP Sure View搭載モデル」のカテゴリーに分類され、それぞれ CPU・メモリ・ストレージなどが異なるスペック構成で複数のモデルがラインナップしています。

東京生産モデル HP Sure View搭載モデル
OS ■Windows 10 Home(64bit )(日本語)
■Windows 10 Pro(64bit )(日本語)
Windows 10 Pro(64bit )(日本語)
CPU ■インテル Core i3-8145U プロセッサー
■インテル Core i5-8265U プロセッサー
■インテル Core i7-8565U プロセッサー
■インテル Core i5-8265U プロセッサー
■インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ ■オンボード8GB LPDDR3
■オンボード16GB LPDDR3
■オンボード8GB LPDDR3
■オンボード16GB LPDDR3
ストレージ ■128GB M.2 SSD (PCIe NVMe)
■256GB M.2 SSD (PCIe NVMe)
■ インテル Optane Memory H10 with Solid State Storage (16GB +256GB)
■512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)
■インテル Optane Memory H10 with Solid State Storage (32GB+512GB)
■1TB M.2 SSD(PCIe NVMe)
■2TB M.2 SSD (PCIe NVMe)
■256GB M.2 SSD (PCIe NVMe)
■512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)
ディスプレイ 13.3インチワイド(16:9)フルHD 液晶タッチディスプレイ(光沢、1920×1080 ドット、400cd/㎡、最大1677 万色、IPS方式)、LEDバックライト、ambient light sensor 13.3インチワイド(16:9)フルHD 液晶タッチディスプレイ(光沢、1920×1080 ドット、1000cd/㎡、最大1677万色、IPS方式)、LEDバックライト、ambient light sensor、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載
グラフィックス インテル UHD グラフィックス620 (CPU内蔵) インテル UHD グラフィックス620 (CPU内蔵)
ワイヤレス インテル Wi-Fi 6 AX200 a/b/g/n/ac/ax (アンテナ数:送信2、受信2)+Bluetooth 5 インテル Wi-Fi 6 AX200 a/b/g/n/ac/ax (アンテナ数:送信2、受信2)+Bluetooth 5
WWAN なし ■なし
■Intel XMM 7360 LTE-Advanced(GPS機能付き)
カメラ、マイク 720p HD Web カメラ(固定焦点レンズ)/IRカメラ(Windows Hello対応)/プライバシーシャッター付き、内蔵トリプルマイク(全方位マイク機能、ノイズキャンセル機能搭載) 720p HD Web カメラ(固定焦点レンズ)/IRカメラ(Windows Hello対応)/プライバシーシャッター付き、内蔵トリプルマイク(全方位マイク機能、ノイズキャンセル機能搭載)
バッテリー駆動時間 ・Mobilemark2014測定時:最大 約16.5 時間(2 セルバッテリ搭載時)、最大 約24.5 時間(4 セルバッテリ搭載時)
・JEITA測定法Ver2.0:最大約15.2 時間(2 セルバッテリ搭載時) 、最大約21.7 時間(4 セルバッテリ搭載時)
・Mobilemark2014測定時:最大 約19.25時間
・JEITA測定法Ver2.0:最大 約15.1時間
本体サイズ(W×D×H) 約304.3×197.5×16.1 mm (最薄部、突起部含まず) 約304.3×197.5×16.1 mm (最薄部、突起部含まず)
本体質量 約999g(2 セルバッテリ搭載時)、約1.13kg(4 セルバッテリ搭載時) 約1.16kg

ラインナップしているモデル/スペック構成は日本HP公式サイトでご確認ください。

 

正面

HP Elite Dragonfly
税込 12万円台から

ここではメーカーからお借りした実機を試用してレビューを行います。

■レビュー機のスペック
Core i5/16GBメモリ/256GB SSD/LTEなし

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外観チェック

マグネシウムボディ&ドラゴンフライブルーのスタイリッシュなデザイン

HP Elite Dragonfly はスリムでスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

本体カラーの「ドラゴンフライブルー」は、濃い目のブルーで機動力の高いビジネスノートを想起させるカラーです。

天面斜め(その1)
本体の素材はマグネシウム。CNC削り出しのボディは軽くて丈夫

天面斜め(その2)
「hp」のスラッシュロゴとヒンジの光るカッティングがアクセント

マグネシウム素材のボディはサラサラとした感触で上質感があります。指紋や皮脂の跡が目立ちにくいところも好印象です。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
スリムな本体はバッグへの出し入れもしやすい

底面側(斜め)
底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で見た目もスッキリしている

ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定性は良好です。

エアフロー
効率的なエアフローで本体内部を効果的に冷却

吸気口と排気口のあいだにあるゴム足は、排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むことを遮断する役割も兼ねています。本体内部の効果的な冷却が期待できます。

スタイル自在に使える

HP Elite Dragonfly は天面を回転させることでスタイル自在に使えます。

ノートパソコン
ノートパソコン

スタンド
スタンド

テント
テント

タブレット
タブレット

フラット
フラット(画面共有に便利)

ビジネスに必要なインターフェースを実装

HP Elite Dragonfly には、USBポート、HDMI端子などビジネスに必要なインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①USB3.1ポート
②電源ボタン
③ナノセキュリティロック ケーブル用スロット
④SIMカードスロット

Check

レビュー機は LTE 非対応ですが SIMカードスロットの実装箇所にはカバーがついていました。(カバーの取りはずしは不可)
ちなみに、LTE モデルは au/DOCOMO/SOFTBANK の主要バンドに対応しています。

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤USB Type-Cポート(Thunderbolt 3)×2
⑥コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック
⑦HDMIポート

Bang & Olufsen クアッドスピーカーを搭載

スピーカーには Bang & Olufsen クアッドスピーカーを搭載。キーボードの左右と 底面部 前面の左右に実装されています。

スピーカー(キーボード奥)
キーボード左右のスピーカー

スピーカー(底面部)
底面部スピーカー

低音域から高音域まで広い音域を再現できる高音質なサウンドを体感できます。

シャッターでカメラを遮断できる

HP Elite Dragonfly にはカメラを遮断できる「プライバシーシャッター」が付いています。

Webカメラ
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断している
カメラの上側に切り替えスイッチがある

シャッターはスライド式(手動)です。ビデオ会議などで見られたくないときはシャッターでカメラをふさぐことができます。

顔認証や指紋認証でかんたんサインイン

レビュー機には顔認証センサーと指紋センサーが搭載されています。

顔認証情報を登録しておけばパソコンの前にすわるだけでかんたんに Windows にサインインできます。

顔認証でサインイン

また、指紋認証情報も同時に登録できるので、指紋センサーへのタッチでサインインすることもできます。

指紋認証でサインイン

顔認証、指紋認証ともに認証精度は良好で併用も可能です。

ちなみに、プライバシーシャッターでカメラをふさいでいるときやマスクを着用しているときは顔認証はできませんが指紋認証でサインインできるメリットがあります。

持ち歩きがラクにできるサイズ感と重量感

本体の大きさのイメージです。本体の下に A4コピー用紙を置き、本体の上には B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
ほぼ A4 のサイズ感
(ピンクの点線が A4コピー用紙)

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 15~17.5mm。最厚部でも CDケース 2枚よりスリムで、実際に手で持っても薄さを感じます。

本体の高さのイメージ
厚みのないスリムなボディ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
本体:1,092g、電源アダプター:199g、電源コード:104g、ウォールマウントプラグ:41g

本体はとても軽くて持ち歩きがラクにできます。サイズ感・重量感ともにグッドです。

本体の重さのイメージ

電源アダプターの最大出力は 65W。大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

なお、電源アダプターは電源コードのほか、ウォールマウントプラグでコンセントに直付けすることもできます。

電源アダプターとプラグ
左の画像が電源コードを装着、右がプラグを装着

 

ディスプレイのチェック

高精細でキレイに描画できるディスプレイ

ディスプレイは解像度フルHDの光沢液晶です。高輝度で高精細、描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

環境光センサー(ambient light sensor)で自動的に明るさを調整してくれる機能が搭載されています。画面の明るさを周囲の光に応じて自動調整し見やすい輝度で眼への負担を軽減できます。

キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測したトーンカーブは、青がわずかに強く描画されていますが、RGB ともに ほぼ45度の角度で理想的です。

トーンカーブ

色域の計測結果です。

Adobe RGBカバー率 72.6%
Adobe RGB比 73.6%
sRGBカバー率 97.9%
sRGB比 99.2%

色調バランス、色域ともに優秀です。

 

左右のベゼルは狭額縁です。その幅は鉛筆の太さよりもせまいです。

左右のベゼルは狭額縁

 

プライバシースクリーンを搭載すれば のぞき見防止できる

今回のレビュー機には HP Sure View(プライバシースクリーン)が搭載されていませんが、HP Sure View 搭載モデルなら のぞき見を防止できます。

参考までに、「HP EliteBook x360 1040 G6」に搭載されていた HP Sure View を有効にしたときの画像を掲載します。

プライバシースクリーン(正面)
正面(左がプライバシースクリーン無効/右が有効)

プライバシースクリーン(斜め45度)
横方向 斜め45度の角度
(左がプライバシースクリーン無効/右が有効)

プライバシースクリーン(上45度)
縦方向 斜め45度の角度
(左がプライバシースクリーン無効/右が有効)

 

光沢液晶だけど映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ)
電源オフ時の画面映り込み

画面映り込み(電源オン)
電源オン時の画面映り込み

本機は光沢液晶ですが高輝度な液晶なので映り込みはあまり気になりません。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向/垂直方向ともに視野角は広いです。

ただ、HP Sure View搭載モデルの場合は「HP EliteBook x360 1040 G6」と同じようにプライバシースクリーン機能により視野角はせまくなるかもしれません。(そのぶん、のぞき見は防止できますが)

アクティブペンは専用ペンのみ?

オプションとはなりますが、アクティブペン(HP リチャージブル アクティブペン G3)があれば手書きのメモやデッサンなども気軽に書くことができます。

ただ、筆者が所有している「Spectre アクティブペン」や「Spectre アクティブペン2」、「Surface ペン」では反応しませんでした。

アクティブペンを使うときは本機に対応した「HP リチャージブル アクティブペン G3」の使用をおすすめします。本機とペンが一定以上離れたときにペンの「置き忘れ通知」が画面表示される機能も使えます。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

キーボードはほぼ標準的なレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

Skype通話の受信/終了ができるキーもレイアウトされています

Skype通話用キー

画面をキャプチャする[prt scr]キーが右[shift]キーと共有化されていることは少し残念ですが、使用頻度は多くないので使いにくさを感じることはないでしょう。(参考までにウィンドウのキャプチャーは[fn]+[alt]+右[shift])

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ18.5mm(仕様では18.7mm)。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは深めです(仕様では1.5~1.7mm)。シッカリとした打鍵感があってタイプ感も心地よいです。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という静かな音

キートップの表面は中心部分が少しへこんだ形状です。少しツルツルとした感触で指先のフィット感は良好です。

キートップ

 

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは明るさを 2段階で調整できます。

[f9]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→消灯

質感の良いパームレスト

パームレストはマグネシウム素材。サラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡が目立ちにくく快適にキーボード操作ができます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

ツルツルとした感触で手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、HP Elite Dragonfly(Core i5 モデル)の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Pro(64bit)(日本語)
CPU インテル Core i5-8265U プロセッサー
メモリ オンボード16GB LPDDR3
ストレージ 512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)
ディスプレイ 13.3インチワイド(16:9)フルHD 液晶タッチディスプレイ(光沢)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス620

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

性能レベルを把握するため下記 CPU のスコア(当サイトで計測したスコアの平均値)と比較します。

・第8世代インテル Core i5-8265U プロセッサー
・第8世代インテル Core i7-8565U プロセッサー

■CINEBENCH R20

CPU
Core i5-8265U(レビュー機)
1105 cb
Core i5-8265U(平均値)
1200 cb
Core i7-8565U(平均値)
1278 cb

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Core i5-8265U(レビュー機)
8518.5
Core i5-8265U(平均値)
8268.1
Core i7-8565U(平均値)
9778.3

ベンチマークの種類によってレビュー機と平均値のスコアが前後しますが、レビュー機の CPU パフォーマンスは十分満足できるレベルです。

Core i7-8565U のスコアと差が大きくないところも着目しておきたいところです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコア(当サイトで計測したスコアの平均値)と比較します。

・インテル UHD グラフィックス 620
 (第8世代インテルCore i5-8265U搭載機のスコア)
・インテル UHD グラフィックス 620
 (第8世代インテルCore i7-8565U搭載機のスコア)

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル UHD 620(レビュー機)
1088
インテル UHD 620(i5-8265Uの平均値)
10146
インテル UHD 620(i7-8565Uの平均値)
1150

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル UHD 620(レビュー機)
4118
インテル UHD 620(i5-8265Uの平均値)
3722
インテル UHD 620(i7-8565Uの平均値)
4214

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル UHD 620(レビュー機)
1577
インテル UHD 620(i5-8265Uの平均値)
1356
インテル UHD 620(i7-8565Uの平均値)
1657

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル UHD 620(レビュー機)
1197
インテル UHD 620(i5-8265Uの平均値)
1132
インテル UHD 620(i7-8565Uの平均値)
1296

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

グラフィックス性能も優秀です。

オンライン会議や動画鑑賞など なめらかな描画で快適なグラフィックス・パフォーマンスが期待できます。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(メーカー:SKハイニックス、容量:512GB)が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

NVMe対応の SSD は SATA対応の SSD にくらべデータアクセスも超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握しやすくするため当サイトでレビューした 第8世代 Core i7 搭載機のスコア(平均値)と比較・評価します。

スペック HP Elite Dragonfly
(レビュー機)
第8世代 Core i7 搭載機
(比較対象機)
CPU 第8世代インテル Core i5-8265U 第8世代インテル Core i7-8565U
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 512GB/1TB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル UHD 620 インテル UHD 620

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機
2528
比較対象機
2679
 Essentials
レビュー機
8067
比較対象機
7592
 Productivity
レビュー機
6028
比較対象機
6409
 Digital Contents Creation
レビュー機
2603
比較対象機
2925
 Gaming
レビュー機
873
比較対象機
980

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

当然のことながら Core i7 搭載機に優位性はありますが、レビュー機のスコアも優秀です。

とくに、Essentials や Productivity のテストでは Core i7 搭載機のスコアと同等レベルで、ビジネスシーンでは Core i5 搭載モデルも快適なパフォーマンスが期待できます。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。
※レビュー機に搭載されているバッテリーは 4セル

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 12時間 36分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
36分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 12分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 16分

バッテリーを多く消費する条件ながら公称値の「最大 約21.7 時間(JEITA測定法Ver2.0)」に対して 12時間30分程度の持続時間は少し物足りなさを感じますが、1日中バッテリーの残量を気にすることなく使えそうです。

ちなみに、使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすことができます。

また、急速充電にも対応しており、バッテリー残量が少ないときでも短時間で充電できるところは外出の多いビジネスシーンで有用です。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

平常時は静かです。

高負荷時は「サーッ」という排熱のための気流音がわずかに大きくなる程度です。それほど大きな音ではないので耳ざわりに感じることはないでしょう。

表面温度のチェック

高負荷な状態になるとキーボード奥、とくにキーボード中央寄りが温かくなりますがタイピングに影響はなく、パームレストは本体内部の熱の影響を受けないので不快な感じはありません。

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

HP Elite Dragonfly は Bang & Olufsen クアッドスピーカーを搭載しています。

B&Oロゴ

サウンド・ユーティリティソフトもインストールされており、プリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフトサウンド ユーティリティソフト
(クリックで拡大表示できます)

とくに、音に合わせてプリセットを自動的に切り替えてくれる機能は便利です。

以下は、サウンドモード「自動」でサウンドを聴いてみた印象です。

■スピーカー
音域が広く安定感のある高音質サウンド。
カジュアルに高音質サウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
高音質な印象はそのままで周囲の音が遮断されるぶん、没入感がアップする。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 17.8秒 32.4秒 8.5秒
2回目 17.5秒 33.7秒 8.3秒
3回目 17.3秒 32.4秒 8.5秒
4回目 17.4秒 32.7秒 8.2秒
5回目 17.3秒 32.4秒 8.1秒
平均 17.5秒 32.7秒 8.3秒

起動・シャットダウンは早いですが、再起動に少しだけ時間がかかるようです。

それでも30秒程度なので「処理が遅い」と感じることはないでしょう。

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

付属品

HP Elite Dragonfly の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式

付属品は電源アダプター、電源コード、ウォールマウントプラグ、ドキュメント類、リカバリメディアです。

■ドキュメント類の構成
・セットアップ手順
・サービスおよびサポートを受けるには
・安心してお使いいただくために
・同梱物(同梱物リスト)

■リカバリメディアの構成
・Windows 10 リカバリメディア
・アプリケーション/ドライバ リカバリメディア

 

まとめ

以上、HP Elite Dragonfly のレビュー記事をお届けしました。

HP Elite Dragonfly はモバイルノートとしての性能レベルが高く、ビジネスからプライベートまで快適なパフォーマンスで使えます。

スリムでスタイリッシュなデザインにドラゴンフライブルーのカラーはカッコよく、アクティブなビジネスシーンでの機動力の高さをイメージさせてくれます。

HP Elite Dragonfly は高性能で高品質、デザイン性の高さにくわえ、タイピングしやすいキーボードや顔認証/指紋認証、プライバシーシャッターなどビジネスシーンでの実用性にすぐれたデバイスといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • 性能レベルが高く高品質、ビジネス向けのモバイルノートとして快適に使える
  • マグネシウムボディはスリムで軽くて持ち歩きしやすくアクティブに使える
  • ドラゴンフライブルーのスタイリッシュなデザインはカッコよく圧倒的な所有感を得られる
  • 顔認証/指紋認証、プライバシーシャッターなどセキュリティ機能が充実
  • 心地良い打鍵感のあるタイピングしやすいキーボード
  • 色鮮やかでキレイな液晶

チョット残念なところ

  • Spectre アクティブペンや Surface ペンは使えない(専用ペン「HP リチャージブル アクティブペン G3(オプション)」は対応)

HP Elite Dragonfly の価格は 税込 12万円台から。

ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」でご確認ください。

 

正面

HP Elite Dragonfly
税込 12万円台から

HP Elite Dragonfly は個人向けストアからも購入できます。
上記のリンクをクリックすれば個人向けストアの販売ページへジャンプし、購入額に応じて7%オフ特別クーポンを適用できます。
(販売ページへジャンプする前に7%オフ特別クーポンを取得してください)

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