正面斜め上

レノボ ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) [以下 ThinkPad E15 と記載] は、AMD Ryzen 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載した高性能な15.6型ノートPCです。

ベンチマークによる性能評価では少しひかえめでしたが、12項目の米軍調達基準に準拠した品質の高さやタイピングしやすいキーボードなど実用性にすぐれている点は好印象。

ビジネス向けながらスタイリッシュなフォルムのデザインなので、ビジネスシーンのみならずプライベート用としてもシッカリ活用できる機種です。

■ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) の特徴

  • AMD Ryzen 5000 シリーズ・モバイルプロセッサーを搭載
  • スリムでスタイリッシュなデザイン
  • 米軍調達基準(MIL-STD)12項目に準拠した高品質なボディ
  • 狭額縁ベゼルの液晶ディスプレイ
  • ThinkPad シリーズらしいタイピングしやすいキーボード

レビューではメーカーからお借りした実機を使用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2021年10月27日時点の内容です。

 

スペック構成

ThinkPad E15 のおもなスペックは以下のとおり。

OS ・Windows 10 Home 64bit
・Windows 10 Pro 64bit
・Windows 11 Home 64bit
・Windows 11 Pro 64bit
CPU ・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
・AMD Ryzen 3 5300U プロセッサー
メモリ ・16GB (内、8GB オンボード)、PC4-25600 DDR4 SDRAM
・8GB (オンボード)、PC4-25600 DDR4 SDRAM
ストレージ ・1TB SSD (PCIe NVMe)
・512GB SSD (PCIe NVMe)
・256GB SSD (PCIe NVMe)
ディスプレイ 15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080ドット、約1,677万色、16:9) 、光沢なし
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス (CPUに内蔵)
LAN 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
ワイヤレス ・Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) + Bluetooth
・802.11ac/a/b/g/n + Bluetooth v5.1
カメラ、マイク ・HD720p * IRカメラ (プライバシーシャッター付)、デジタルマイクロホン
・HD 720p カメラ (プライバシーシャッター付)、デジタルマイクロホン
バッテリー駆動時間(JEITA2.0) 最大 約14.2時間
本体サイズ(W×D×H) 約 365×240×18.9mm
本体質量 約 1.7kg (最小構成)

ラインナップしているモデルのスペック詳細、価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

 

真正面

レノボ ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
税込 7万円台から
(クーポン適用価格)

※クーポンコードは公式サイトに掲載されています。

関連リンク

 

外観チェック

スタイリッシュなフォルムのデザイン

ThinkPad E15 は、ビジネス向けながらスタイリッシュなフォルムのデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

本体のカラーはマットなブラックで落ち着いた色合いです。

天面はサラサラとした感触で上質感があります。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)

マットなブラックのカラーは指紋や皮脂の跡が目立ちやすいが、こまめに手入れすることで気持ちよく使えます。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
本体はそこそこスリム

底面部は剛性を重視した「ユニボディ」の構造です。見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前面側左右2箇所と背面側左右にまたがる1箇所、計3箇所実装されています。シッカリとしたゴム足で安定感は良好です。

排気口はヒンジのあいだに実装されています。本体の左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

排気口

ビジネスに必要十分なインターフェース

ThinkPad E15 のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①USB Type-C 3.2 Gen 1

②USB 3.2 Gen 1

③HDMI

④マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤USB2.0

⑥イーサネットコネクター(部分開閉式)

⑦セキュリティロックスロット

USB Type-C コネクタは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C コネクタ対応表(当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) 〇(低速充電)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

 

SDカードスロットは実装されていませんが、ビジネスシーンで使用頻度の高いインターフェースが実装されています。なお、SDカードからデータを読み込むときは USBカードリーダーで対応できます。(カードリーダーはピンキリですが 500円前後くらいから購入できます)

 

電源ボタンはキーボード右上に実装されています。

電源ボタン
電源ボタン(LED内蔵)

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

スピーカー(拡大)
スピーカーの拡大写真

細長い形状のスピーカーですが、低音域から高音域まで広い音域を再現できて意外に高音質です。

カメラはプライバシーシャッター付き

ThinkPad E15 のカメラにはプライバシーシャッターが付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断している
(カメラの上にスライドスイッチがある)

シャッターは手動でスライドする方式ですが、オンライン会議などで見られたくないときはシャッターでカメラをふさぐことができます。

それなりのサイズでも、そこそこスリムで軽量

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測でおよそ 20~25mm。意外にスリムで最厚部でも CDケース 2枚より少し厚みのある程度です。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,788g
・電源アダプター:235g
・電源コード:61g

本体の重量は一般的な 15.6インチノートにくらべ軽量です。(一般的な15.6インチノートは 2kgくらい)

外出先への持ち運びはキビシイですが、オフィス内や部屋間の移動はラクにできます。

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ

電源アダプターの大きさ(実測)

 

ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイは自然な色合い

ThinkPad E15 のディスプレイに描画される映像は自然な色合いでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは、青と緑がやや強めに出ていますが、RGB ともに 理想的な 45度の角度に近い形状です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 67.1% 67.9%
Adobe RGB 50.3% 50.4%

色域は標準的です。オフィスソフトやインターネット、動画鑑賞など一般的な用途では十分なレベルです。

 

狭額ベゼルで画面周りスッキリ

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

今どきの超狭額縁ではありませんが、左右の幅は鉛筆の太さと同じくらいで画面周りがスッキリとしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

上記写真のとおり非光沢液晶は画面への映り込みはほとんど気になりません。眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイはフラットまで開く

ディスプレイはフラットまで開くことができます。

ディスプレイはフラットまで開く

ディスプレイをフラットまで開けば、打ち合わせなどで画面共有に便利です。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

ThinkPad E15 のキーボードレイアウトは ほぼ標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

ただし、左[Ctrl]キーと[Fn]キーの配置が一般的なキーボードと逆になっています(この配列は NEC やレノボ ThinkPad シリーズに多い)。[PrtSc]キーの配置も独特です(右[Ctrl]キーの左側)。

レイアウトの一部に独特なところはありますが、使いなれれば大きな違和感はなくなると思います。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm、テンキーの実測値は 17.5mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ
フルサイズのキーピッチ

キートップの形状は中央が少しへこんでいます。少しツルツルとした感触で指先のフィット感は良好です。

キートップ

キーストロークはノートパソコンの平均 1.5mm より少し深い感じ。キーを押し込む硬さもちょうど良く、キーを押し込んだ後の反発もイイ感じです。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という音
音の大きさは小さめ

ThinkPad シリーズらしい心地良いタイプ感のキーボードです。

なお、レビュー機にはキーボード・バックライトは搭載されていませんでしたが、ThinkPad E15 にはバックライトを搭載したモデルもラインナップしています。

質感の良いパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト

マットなブラックなので指紋や皮脂の跡が目立ちやすいですが、天面と同じように こまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

サラサラとした感触で手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、ThinkPad E15 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Home 64bit
CPU AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
メモリ 8GB (オンボード)、PC4-25600 DDR4 SDRAM
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe)
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークは、付属のソフトウェア「Lenovo Vantage」の電源スマート設定を[バランス・モード]に設定して実施しています。

電源スマート設定
Lenovo Vantage 電源スマート設定

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5700U
3431 pts
Ryzen 5 5500U
2960 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Ryzen 5 5500U(レビュー機)
2447 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-1165G7
1892 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i7-10510U
1500 pts
Core i5-10210U
1398 pts
Core i3-1115G4
1224 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5700U
17130
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 5500U
13281
Ryzen 5 5500U(レビュー機)
11502
Core i7-1165G7
11216
Ryzen 5 4500U
11105
Core i5-1135G7
10914
Core i7-10510U
8122
Core i5-10210U
7611
Core i3-1115G4
6702

レビュー機の CPU パフォーマンスは少しひかえめです。

それでも、第11世代インテル Core プロセッサーを圧倒するスコアでパワフルなパフォーマンスが期待できます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3975
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3251
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2964
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2333
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2327
AMD Radeon(レビュー機)
1674

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
10909
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9588
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
8796
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
8780
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7706
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
6969
AMD Radeon(レビュー機)
4406

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4224
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3546
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3518
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
3517
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2787
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2661
AMD Radeon(レビュー機)
1688

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3346
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3112
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
3097
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2450
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2389
AMD Radeon(レビュー機)
1638

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)に依存します。

レビュー機のスコアが低いのはメモリがシングルチャネル構成のため。

CPU-Z (Memory)
メモリ構成

デュアルチャネル構成のメモリを搭載することで平均値相当のパフォーマンスが期待できます。

とはいえ、レビュー機のスコアでも一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など)では十分なパフォーマンスです。

 

ストレージ性能

CrystalDiskMark を使って、ストレージのデータ転送速度を計測します。

データ転送速度(スタンダードモデル)

データアクセスも超高速にできて、Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイトで計測したスコアの平均値

スペック ThinkPad E15
Gen 3
Ryzen 7 5700U
搭載機
Ryzen 5 5500U
搭載機
Core i7-1165G7
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
CPU AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 7 5700U AMD Ryzen 5 5500U インテル Core i7-1165G7 インテル Core i5-1135G7
メモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 8GB/16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 256GB/512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon AMD Radeon AMD Radeon インテル Iris Xe インテル Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
3410
Ryzen 7 5700U搭載機
4475
Ryzen 5 5500U搭載機
3834
Core i7-1165G7搭載機
4203
Core i5-1135G7搭載機
3838
 Essentials
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
8211
Ryzen 7 5700U搭載機
8772
Ryzen 5 5500U搭載機
8524
Core i7-1165G7搭載機
9115
Core i5-1135G7搭載機
8712
基準値
4100
 Productivity
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
7449
Ryzen 7 5700U搭載機
8091
Ryzen 5 5500U搭載機
7483
Core i7-1165G7搭載機
6469
Core i5-1135G7搭載機
6064
基準値
4500
 Digital Contents Creation
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
4278
Ryzen 7 5700U搭載機
5725
Ryzen 5 5500U搭載機
4947
Core i7-1165G7搭載機
4544
Core i5-1135G7搭載機
4374
基準値
3450
 Gaming
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1398
Ryzen 7 5700U搭載機
2668
Ryzen 5 5500U搭載機
1901
Core i7-1165G7搭載機
3191
Core i5-1135G7搭載機
2625

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは、Essentials や Productivity テストでは平均値相当で十分満足できる内容です。

ただし、Digital Contents Creation や Gaming テストでは、メモリのシングルチャネル構成が影響しているためか、少しひかえめです。

写真・動画編集などクリエイティブな作業にも活用するならデュアルチャネル構成にしたいところです。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 4時間 42分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
34分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
59分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 0分

バッテリーを多く消費する条件とはいえ、バッテリー駆動時間がスペックの「約14.2時間」にくらべると物足りなさを感じます。

ただ、基本的には持ち歩きをしないノートパソコンなので、ミーティングなどで使用するときでも駆動時間としては十分といえるでしょう。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機の処理時間と比較します。

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイトで計測した処理時間の平均値

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1分36秒0
Ryzen 7 5700U搭載機
1分0秒6
Ryzen 5 5500U搭載機
1分16秒6
Core i7-1165G7搭載機
51秒3
Core i5-1135G7搭載機
56秒0
Photoshop Lightroom
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1分53秒9
Ryzen 7 5700U搭載機
52秒1
Ryzen 5 5500U搭載機
1分19秒9
Core i7-1165G7搭載機
27秒2
Core i5-1135G7搭載機
36秒3
Lightroom Classic
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
1分45秒9
Ryzen 7 5700U搭載機
54秒3
Ryzen 5 5500U搭載機
1分16秒7
Core i7-1165G7搭載機
33秒5
Core i5-1135G7搭載機
39秒5

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
3分44秒5
Ryzen 7 5700U搭載機
1分51秒9
Ryzen 5 5500U搭載機
2分50秒0
Core i7-1165G7搭載機
3分14秒8
Core i5-1135G7搭載機
3分21秒0

 

レビュー機は、メモリ・シングルチャネル構成が大きく影響しているため、処理に時間がかかっています。

趣味や補助的なクリエイティブ作業ならそこそこ使えるのですが、クリエイティブ作業の使用頻度が高いならデュアルチャネル構成がおすすめです。処理性能は大幅にアップします。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音については、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)計測で評価します。

騒音測定イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

■測定結果

最大音量
下段はピーク時の音量推移
アイドル時 34.7db前後
(最小音量)
CINEBENCH R20 35db台
 
動画エンコード 36.7db
(35~36dbで推移)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

高負荷時でも「サーッ」という排熱のときのファン音がわずかに大きくなる程度でうるさくありません。

駆動音が気になることはないと思います。

 

表面温度のチェック

表面温度については、平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果で評価します。

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※スタンダードモデルの計測結果

※動画エンコード時に温度が下がっている箇所はエアフローによるもの

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

キーボード上は、高負荷な状態でも表面温度は上昇することはありません。むしろエアフロー効果で温度が下がっています。表面温度を気にすることなく快適にキーボード操作ができそうです。

 

サウンド チェック

ThinkPad E15 のサウンドは Dolby Audio 対応です。

サウンドユーティリティソフトのコンテンツにあわせたプリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト
サウンド ユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

※プリセット「音楽」で試聴

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再現している。まずまずの音質でカジュアルに楽しめるレベル。音声もシッカリと聴き取れる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで広い音域を再現した高音質サウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 13.8秒 33.2秒 6.2秒
2回目 13.2秒 33.3秒 6.7秒
3回目 13.4秒 33.5秒 6.3秒
4回目 13.4秒 33.4秒 6.1秒
5回目 13.4秒 33.4秒 6.6秒
平均 13.4秒 33.4秒 6.4秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いです。再起動は 30秒チョットかかりますが頻繁に行う処理ではないので処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の状態などにより時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

ThinkPad E15 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・ThinkPad E15 Gen 3 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、ThinkPad E15 Gen 3 (AMD) のレビュー記事をお届けしました。

レビュー機のベンチマーク結果は少しひかえめでしたが、使用感としてはとても使いやすく「さすが」といった印象です。

また、静音性や表面温度も上手く制御されていて全体的にバランスよく仕上げられており、ビジネス向けとして実用性にすぐれたスタンダードノートといえます。

ただし、メモリがシングルチャネル構成の場合、写真・動画編集など高度なグラフィックス処理にかなりの影響があるため、クリエイティブ作業にも使うユーザーはメモリをデュアルチャネル構成にしておきたいところです。

 

ラインナップしているモデルのスペック詳細、価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

レノボ ThinkPad E15 Gen 3 (AMD)
税込 7万円台から
(クーポン適用価格)

※クーポンコードは公式サイトに掲載されています。

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