デル『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』レビュー 高コスパな 15.6型 2in1 PC

 

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Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582) 真正面

デル『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』実機レビューです。

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』(以下「Inspiron 15 5000 2-in-1」)は 15.6型の大画面サイズながらスタイリッシュなデザインで、ノートパソコンとしてもタブレットとしてもスタイル自在に使えるコンバーチブルタイプの 2in1 PC です。

性能レベルも高く動作も軽快、アクティブペンにも対応しているので思いついたアイディアやイメージをササっとその場で手書きできるなど、使いやすさにも優れています。

レビューでは、前半で外観デザインにくわえ、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能レビューを行います。

タブレットスタイル
アクティブペンはオプション

【 目 次 】
スペック構成
外観チェック
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
ベンチマーク
RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測
駆動音・表面温度
サウンド チェック
Windows の起動・再起動 時間計測
搭載ソフトウェア
まとめ

レビュー内容は 2019年3月19日時点のものです。販売価格・クーポンなどの最新情報はデルオンラインストアをご確認ください。

 

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スペック構成

『Inspiron 15 5000 2-in-1』には、CPU、メモリ、ストレージのスペック構成により「スタンダード」「プレミアム」「プラチナ」などのモデルがラインナップしています。

今回レビューするのは「プラチナ」です。

「プラチナ」のスペック構成は以下のとおり。

OS Windows 10 Home (64ビット) 日本語
CPU 第8世代インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ 16GB, 16GBx1, DDR4, 2666MHz
ストレージ 512GB M.2 PCIe NVMe SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6-インチ FHD (1920 x 1080) IPS LED-バックライト タッチ ディスプレイ
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
ワイヤレス 802.11ac 2×2 WiFi & Bluetooth
Webカメラ HDカメラ、デジタルアレイマイク
セキュリティ 指紋認証リーダー
本体サイズ(W×D×H) 約 363.86×250×18.72~19.95 mm
質量 約 2.02kg
本体カラー シルバー

 

外観チェック

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』は 15.6インチサイズながら薄型でスタイリッシュなデザインです。

Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582) 正面(向かって斜め左)

Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582) 背面側(その1)

天面を見てみます。

Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582) 天面(その1)

Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582) 天面(その2)

Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582) 天面(その3)

本体の素材は樹脂製(プラスチック)。手で触れた感触はサラサラとして上質感もあり、指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

底面部です。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面部は「ユニボディ」といわれる一つのユニットで構成されています。パーツの継ぎ目を極力排除し剛性を重視した構造です。

ユニボディの構造は たわみにも強く、金属素材から作られた底面部は見た目にも剛性に優れている印象です。

ゴム足は四隅に実装されており、安定性は良好です。

底面側ゴム足(その1)
矢印の指すところがゴム足

次に、ヒンジを見てみます。

ヒンジ(ノートタイプ・全体)

ヒンジのトルクは ほど良い感じで、天面の開け閉めや 360度の回転もやりやすく、タイピング中でも画面がグラつくことはありません。

次に、インターフェース等を見てみます。

左側面のインターフェース類です。

インターフェース(左側面)

①電源アダプタポート
②USB 3.1 Gen 1 Type-C ポート
 (PowerShare 機能付き)
③HDMI ポート
④USB 3.1 Gen 1 ポート
⑤USB 3.1 Gen 1 ポート(PowerShare 対応)
⑥ヘッドセットポート

右側面のインターフェース類です。

インターフェース(右側面)

⑦SD カードスロット
⑧USB 2.0 ポート
⑨セキュリティ ケーブル スロット

SDカードスロットは、抜き差し方式です。SDカードを挿入すると少し出っ張ります。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

電源ボタンはキーボード右奥にあります。(LEDは内蔵していません)

電源ボタン

電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。

指紋センサー

指紋認証情報を登録しておけば指先を指紋センサーにタッチするだけでパスワードを入力することなく Windows にサインインできます。認証精度は良好です。

Webカメラとマイクです。

Webカメラとマイク
矢印の指すところがマイク

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー(底面部 前面側)
矢印の指すところがスピーカー

次に、『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』のスタイルを切り替えてみます。

ノートパソコン
ノートパソコン

スタンド
スタンド

テント
テント

タブレット
タブレット

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さイメージ(その1)
『Inspiron 15 5000 2-in-1』の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CD の厚さは 10mm)

『Inspiron 15 5000 2-in-1』の高さは CD ケース(通常サイズ)2枚くらい。実測値は 19.5mm(最薄部)~21.5mm(最厚部) で15インチノートとしてはかなり薄いです。

本体の大きさのイメージです。本体の上には A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ(その1)

以下では、13.3インチサイズのノートPC と大きさを比較しています。

本体の大きさイメージ(その2)

本体の大きさイメージ(その3)

次に、本体や電源アダプターなどの重さを計測してみます。

本体の重さは 2,042g。電源アダプター、電源コードの重さは、それぞれ 173g、105g です。

本体の重さ

重さが 2kg 程度なら持ち歩きも十分可能です。

電源アダプターの最大出力は 約45W(19.5V – 2.31A)。省電力タイプの電源アダプターなので、その大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイ

『Inspiron 15 5000 2-in-1』のディスプレイは 15.6インチサイズの フルHD液晶ディスプレイです。

ディスプレイに描画される映像は鮮やかで高精細です。

ディスプレイに描画された映像(ハイビスカス)

ディスプレイに描画された映像(コスモス)

ディスプレイに描画された映像(花束)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

13.3インチノートPC とディスプレイの大きさを比較します。

ディスプレイサイズ比較

『Inspiron 15 5000 2-in-1』のテキストスケーリングが 125% であるのに対し 13.3インチノートPC は 150% なので画面に表示されている文字の大きさは同じくらいに見えますが、描画領域でみると 15.6インチの『Inspiron 15 5000 2-in-1』のほうがかなり余裕があることがわかります。

左右のベゼル(ディスプレイのフレーム枠)は狭額縁です。上辺は鉛筆の太さよりチョットだけ幅がある程度です。

左右のベゼルは狭額縁

次に、ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オフ時)

画面映り込み(電源オン時)

光沢液晶ですが映り込みは 意外に低減されています。ただ、使う場所や描画される映像によっては映り込みが気になることもあるかもしれません。

次に、視野角を確認してみます。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から45度の角度

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからでもキレイな映像を見ることができます。

 

キーボード&タッチパッド

『Inspiron 15 5000 2-in-1』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

15.6インチサイズにテンキーがないのは少し残念な点。

パームレストはアルミニウム製です。サラサラ感にくわえヒンヤリとした感触、質感も良好です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

キートップの表面はほぼフラットな形状。指先の感触はサラサラとしており、フィット感は良好です。

キートップ

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm。ゆったりとした感じで窮屈さはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは若干浅い感じもありますが、大きな違和感もなくシッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク

[Enter]キーや[Back space]キー、右[Shift]キーの左のキーは隣接しており、初めのうちは扱いにくさを感じます。

キーボードレイアウトのクセ

とはいえ、キーボードは使っているうちに慣れてくるもので、違和感もなくなってくると思います。

キーボードにはバックライトも搭載されています。

キーボードバックライト(点灯時)
バックライト点灯

キーボード・バックライトは[F10]キー押下により点灯します。[F10]キー押下で明るさを 2段階(暗→明)で切り替えることができ、バックライト(明)のとき[F10]キー押下で消灯します。

キーボードのバックライトは地味な機能ですが、薄暗いところでタイピングするときにはとても役立ちます。

次がタッチパッド。

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプで、大きさもちょうど良いサイズです。

タッチパッド(その1)

いたって普通のタッチパッドですが、タッチパッドは手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れても反応しない(タップ操作と認識しない)点も好印象です。

タイピング中の手のひらによる誤タップで思わぬところに入力してしまったことは多くのユーザーが経験していることだと思います。

一見すると地味な機能ですが、ストレスなく快適にタイピングできるのは大きなメリットです。

 

ベンチマーク

ベンチマークでは、基本性能にくわえ CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

基本性能

パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「3836.4」のパーセンタイルは「76th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 76% よりも上位のスコアという意味です。

上位のスコアから 24%(100% - 76%)に位置するスコアということになります。

ゲーミングPC などハイレベルなパソコンも混在するなかでも上位クラスに迫るスコアです。2in1 ノートながら高い性能レベルを備えていることが分かります。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機の CPU には「インテル Core i7-8565U プロセッサー」(Whiskey Lake 世代)が搭載されています。

参考までに、以前レビューした別機種「Inspiron 14 5000 2-in-1 (5482)プラチナ・タッチパネル」に搭載されていた「インテル Core i5-8265U プロセッサー」(同じ Whiskey Lake 世代)とスコアを比較します。

Core i7-8565U Core i5-8265U
OpenGL 47.06 fps 40.43 fps
 Ref.Match 97.8 % 97.8 %
CPU 579 cb 601 cb
CPU (Single Core) 180 cb 162 cb
 MP Ratio 3.22 x 3.70 x

各スコアで逆転しているところもありますが、ベンチマークのスコアを見る限りでは CPU の性能差はほとんどないようです。

『Inspiron 15 5000 2-in-1』にラインナップする「プレミアム」「プラチナ」などのモデルを検討するときの参考にしてください。

なお、CINEBENCH を実行中の動作環境としては、CINEBENCH 以外のアプリは起動せず、常駐アプリは初期設定のままで計測しています。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のゲーム系ベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark

各テストの内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX ベンチマークの結果です。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 標準品質(ノートPC) 解像度 1280×720
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC) 解像度 1280×720
高品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

 

上記のベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『Inspiron 15 5000 2-in-1』のグラフィック性能レベルはまずまずです。

動画鑑賞やビデオチャットはもちろんのこと、ライトなゲームタイトルや写真・動画編集など、ある程度の高度なグラフィック処理も気軽に楽しめるレベルです。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

レビュー機に搭載されているストレージは SKハイニックス製の SSD で容量は 512GB(PCIe NVMe M.2)です。

ストレージ情報
(デバイスマネージャーから抜粋)

ドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

ストレージのデータ転送速度の測定結果です。

データ転送速度
データ転送速度

SSD が搭載されていると、測定結果が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

とくに、レビュー機に搭載されている SSD は、PCIe/NVMe 対応なので、Windows やアプリの起動などストレージへのアクセスは、体感的にも爆速です。

NVMe は、SATA接続の SSD よりも 高速なデータアクセスが可能なので、Windows や アプリもより高速に起動できます。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較PCMark 8(Home Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較PCMark 8(Creative Test) OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 では 一部のベンチマーク測定が Windows 10 バージョン 1809 に対応していません。(Digital Content Creation テストの「Rendering and Visualization」が Windows 10 バージョン 1809 ではエラーとなる)

そこで、計測可能なスコアについて、姉妹モデル「Inspiron 14 5000 2-in-1 (5482) プラチナ・タッチパネル」と比較します。

なお、「Inspiron 14 5000 2-in-1 (5482) プラチナ・タッチパネル」の主要スペックは以下のとおり。

◆Core i7-8565U/8GBメモリ/256GB SSD/NVIDIA GeForce MX130

<関連記事>
『Inspiron 14 5000 2-in-1 (5482)』レビュー

Inspiron 15 5582 Inspiron 14 5482
Essentials 6814 7752
Productivity 7259 5853
Digital Content Creation N/A 2730
Gaming 1049 1880

メモリをたくさん搭載していれば Productivity テストで優位になり、専用グラフィックスを搭載していれば Gaming で優位になるようです。

バッテリー

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー駆動時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 2時間 50分

バッテリー駆動時間は短めです。

画面の明るさや音量レベルなどを通常の使用レベルに調整すればバッテリー駆動時間はもう少し伸びるはずですが、本体を持ち出すときは電源アダプターや電源コードを一緒に持ち歩いたほうが良さそうです。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測してみます。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

処理時間 メモリ使用量
1分 4秒0 5.3GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

処理時間 メモリ使用量
3分50秒3 5.2GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

 

メモリ容量 16GB の効果はてきめんで処理速度は意外と早いです。写真・動画編集も快適にこなせそうです。

 

駆動音・表面温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると「サーッ」という排熱の音がわずかに大きくなりますが耳ざわりに感じるほどではありません。

負荷が低減してくると即応するように排気音も静かになってきます。

平常時は静かである点や、パソコンを使っているあいだ終始負荷のかかる状態が続くわけではないので、駆動音が気になることはないと思います。

本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥側 ヒンジ間の排気口近くが少しだけ温かくなります。

キーボード上は手のひらを置いてみて温かいかな?と感じる程度、パームレストは本体内部の熱の影響をほとんど受けないので不快な感じはありません。

キーボードの表面温度(単位:℃)

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度(単位:℃)

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』は サウンドユーティリティソフト「Waves MaxxAudio Pro」が搭載されています。

Waves MaxxAudio Pro には、サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることもできます。

Waves MaxxAudio Pro サウンドユーティリティソフト
Waves MaxxAudio Pro サウンド ユーティリティソフト

実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバーした高音質サウンド。
個人的には低音域をもう少し強調したほうが良いがカジュアルに高音質サウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域が増幅されてサウンド全体に厚みが増し迫力もアップする。
重低音のきいたサウンドを楽しむなら、ヘッドホンがおすすめ。

 

Windows の起動・再起動 時間計測

Windows の起動時間、再起動時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動
1回目 14.3秒 21.3秒
2回目 14.0秒 22.3秒
3回目 13.8秒 25.4秒
4回目 13.8秒 25.3秒
5回目 14.2秒 21.8秒
平均 14.0秒 23.2秒

起動、再起動ともに処理時間が早く、待ち時間のストレスはありません。

 

搭載ソフトウェア

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

主なソフトウェア

Windows標準のソフトのほか、Dell サポート関連ソフト、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

あらかじめインストールされているソフトウェアとしては必要最低限です。

 

付属品

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』には、本体のほか、電源アダプター、電源コード、マニュアル類が同梱されています。

『Inspiron 13 7000 2-in-1』本体セット

マニュアル類は簡易的でかんたんな内容が記載されている程度ですが、製品の使い方や取り扱いに関する詳細な情報はデル公式サイトで公開されています。

 

まとめ

以上、『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』のレビュー記事をお届けしました。

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』は、スタイリッシュなデザインで性能レベルが高く、意外と使いやすいです。

本体の重さが 2kg にくわえ、バッテリー駆動時間が短めなので外出先で使う際には電源アダプターや電源コードも一緒に持ち出す必要があり持ち歩きにはあまり向いていないかもしれません。

ただ、自宅やオフィスでの部屋間の移動は全然問題なく、むしろ屋内で使ってこそ 15.6インチの大画面サイズでスタイル自在に使えるコンバーチブルタイプの特徴をいかせると思います。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・スタイリッシュなデザイン
・15.6インチの大画面で性能レベルが高い
・スタイル自在に使える

チョット残念なところ
・テンキーがない
・バッテリー性能はいまいち

 

『Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582)』のクーポン適用で 97,689円~。(税込・配送料込の価格。記事執筆時点の価格)

性能・デザイン・使いやすさのわりに意外とリーズナブルな価格でコストパフォーマンスに優れたモデルといえます。

最新の価格やクーポン割引率などの最新情報は、デル直販サイト「デルオンラインストア」をご確認ください。

 

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Inspiron 15 5000 2-in-1 (5582) 正面

 

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