正面斜め(壁紙)

日本HP の HP ENVY x360 15-ee (2021年モデル) [以下、HP ENVY x360 15 と記載] は、AMD Ryzen 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載したコンバーチブルタイプの 15.6型2in1ノートPC です。

高い性能レベルのスペックを搭載しベンチマークによる性能評価も優秀、使用感もグッドで快適に使えます。

■HP ENVY x360 15-ee (2021年モデル) の特徴

  • AMD Ryzen 5000 シリーズ・モバイルプロセッサーを搭載
  • シックでスタイリッシュなデザイン&シャープなフォルム
  • アルミニウム合金をCNC削り出しで成型された堅牢ボディ
  • 高輝度&高精細フルHD液晶タッチディスプレイ
  • 指紋認証センサーを標準搭載
  • キー操作でカメラやマイクをオン/オフできる
  • 長時間駆動可能なバッテリー
  • 15.6インチの大画面をスタイル自在に使える

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

テントスタイル

レビューは 2022年5月16日時点の内容です。

 

スペック構成

HP ENVY x360 15 のおもなスペックです。

シリーズ名 HP ENVY x360 15-ee1000 シリーズ
OS Windows 11 Home
CPU ■AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサー
■AMD Ryzen 7 5700U モバイル・プロセッサー
メモリ ■8GB (4GB×2) DDR4-3200MHz
■16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)
ディスプレイ 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色 )
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth 5.2
カメラ、マイク HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素、プライバシーシャッター付き)、デュアルマイク
バッテリー駆動時間 最大 約14時間 (Mobilemark2018 による計測)
指紋認証センサー 搭載
本体サイズ(W×D×H) 約 358×230×18.9 mm (突起部を除く)
本体質量 約 2.0 kg

HP ENVY x360 15 は、CPU/メモリのスペックにより「スタンダードモデル」「パフォーマンスモデル」がラインナップしています。

各モデルの詳細スペックや価格など最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

真正面

HP ENVY x360 15-ee
税込 9万円から

 

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外観チェック

シックでスタイリッシュなデザイン

HP ENVY x360 15 のデザインはシックでスタイリッシュです。

正面側 右側

背面側 左側

本体のカラー「ナイトフォークブラック」は、ダークブラウン(こげ茶色)に近いカラー。シックで落ち着いた雰囲気があります。

天面斜め

天面斜め(半開き)

筐体の素材はアルミニウム。アルミニウムの塊から CNC削り出しで成型された本体は堅牢性(頑丈さ)にもすぐれています。

表面の感触はサラサラとしており上質感があります。

天面の拡大
天面の hp スラッシュロゴと ヒンジの ENVYマークがアクセント

指紋や皮脂の跡は少し目立ちやすいです。気になるときは柔らかいクロスなどでこまめに手入れするとよいでしょう。

スリムボディ(背面側)

スリムボディ(手前側)
スリムなボディ

底面カバーは「ユニボディ」の構造です。剛性にくわえ見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前後に平行して実装されており本体の安定性も良好です。

とくに、背面側のゴム足は、背面側の排気口から出される温かい空気が底面側の吸気口に入り込むのを遮断する役割も兼ねています。

排気口

効果的なエアフローで本体内部の冷却効率アップが期待できます。

スタイル自在に使える

HP ENVY x360 15 は天面を回転させることでスタイル自在に使えます。

ノートパソコン
ノートパソコン

スタンド
スタンド

テント
テント

タブレット
タブレット

フラット
フラット(画面共有に便利)

インターフェースは必要十分

HP ENVY x360 15 のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

②HDMI 2.0出力

③SuperSpeed USB Type-A 5Gbps

④SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤SDカードスロット

⑥SuperSpeed USB Type-A 5Gbps(電源オフUSBチャージ機能対応)

⑦電源コネクタ

 

HP ENVY x360 15 は必要十分なインターフェースを実装しており、拡張性も十分です。

 

以下、USBポート、カードスロットについての補足です。

USB Type-C ポートは映像出力や PD充電に対応しています。

■USB Type-C 対応表(当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) ×
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

なお、PD充電器(30W)以外での充電は可能ですが、純正品以外の場合、画面右下に以下のメッセージが表示されます。

PD充電メッセージ

左側面の USB Type-A ポートは部分開閉式です。(右側はフルサイズ)

USB Type-A ポート(左側面)

左側面 USB Type-A ポートへの挿し込みは少しやりにくさを感じるかもしれません。

また、SDカードスロットは、カードを押し込んでロックさせるプッシュロック式です。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てきます。

Bang & Olufsen トリプルスピーカー搭載

スピーカーはキーボード奥に 1基、底面側左右に2基、計3基のトリプルスピーカーを実装しています。

スピーカー(キーボード奥)
キーボード奥のスピーカー

底面部スピーカー
底面部スピーカー

底面部スピーカー(拡大)
底面部スピーカーの拡大

高音質で音声も聞き取りやすいスピーカーです。

電源ボタンはキーボード上にレイアウト

電源ボタンはキーの一部として[delete]キーの左隣りにレイアウトされています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵

電源ボタンを使用中に誤って押しても無反応です。作業中のデータが破棄されることはありません。ただし、1,2秒程度の長押しはスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。

キーボード上からカメラやマイクを遮断できる

HP ENVY x360 15 はキーを押すだけでカメラ遮断やマイク・ミュートに切り替えられます。

プライバシーキー
カメラ有効/無効 切り替えキーは電源ボタンの左
マイク有効/無効 切替キーは[f8]
LED点灯時は無効(カメラやマイクは使えない)

オンライン会議などで、カメラやマイクをオフにしたいとき、キーボード上で瞬時に操作できます。

カメラシャッター
左の画像:シャッターを開いてカメラ有効
右の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断

切り替え時は、画面上に数秒程度 カメラまたはマイクの状態アイコンが表示されます。

指紋認証でかんたんサインイン

HP ENVY x360 15 は指紋センサーを搭載しています。認証精度は良好で Windows へのサインインもスムーズです。

指紋認証でサインイン
指紋認証はマスク着用時でも可能

15.6インチサイズでもスリム!

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 17~20 (最厚部) mm。最厚部でも CDケース 2枚程度で 15.6インチサイズながらスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

重量の実測
・本体:1,904g
・電源アダプター:181g
・電源コード:106g
・ウォールマウントプラグ:41g

本体は少しズッシリとした重量感です。部屋間の移動や短時間の持ち歩きは可能ですが、長時間の持ち歩きはキビシイかもしれません。

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ実測

なお、電源アダプターはウォールマウントプラグを装着することでコンセントに直付けできます。

ウォールマウントプラグでコンセント直付け

 

ディスプレイのチェック

高精細で自然な色合いの液晶パネル

レビュー機の液晶パネルは AU Optronics製(BenQグループの液晶パネル製造会社)のフルHD液晶パネルです(型番:AUOA08B)。

高精細でディスプレイに描画される映像は自然な色合いでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

ブラウザに表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは RGBともに理想的な45度の直線に近い形状です。色調バランスは良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「355 nit」で高輝度です。(個人的には 300nit くらいから輝度の高さを感じる)

色域の計測結果です。

色域色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 99.9% 105.3%
Adobe RGB 76.3% 78.1%

色域も広く、色再現性にもすぐれています。

 

15.6インチは 13.3インチより一回り大きい

HP ENVY x360 15 の画面の大きさを 13.3インチの HP ENVY x360 13 と比較します。

画面サイズ比較
テキストスケーリング 125%で比較

15.6インチの画面は 13.3インチにくらべ一回り大きく、そのぶん表示される文字も大きく見やすいメリットがあります。

 

ベゼルは狭額縁

ベゼルは狭額縁です。

上左右のベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りがスッキリしています。

 

映り込みはそれなりにある

HP ENVY x360 15 の液晶パネルは光沢です。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)
映り込みはそれなりにある

映像の色味や照明の位置によっては映り込みが気になる場合があるかもしれません。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。斜めから見ても映像をはっきり確認できます。

アクティブペンで気軽にメモできる

HP ENVY x360 15-ee の液晶パネルはアクティブペン対応です。

ペン入力イメージ
ペン入力イメージ

アクティブペン(オプション)を使えば、デッサンを描いたり、思いついたアイディアなどサッとペン入力することができます。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

HP ENVY x360 15 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ18.5mm(仕様は 18.7 mm)。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップは中央部分が少しへこんだ形状。感触は少しツルツルして質感も良好です。

キートップ

キーストロークの仕様は 1.5mm。キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚もちょうど良く、適度な打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさはフツウ。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。

[f4]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ

質感のよいパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で上質感があります。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立たちやすいですが、気になるときは柔らかいクロスなどでこまめに手入れするとよいでしょう。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめサイズで手触りはツルツル、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは HP ENVY x360 15 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 5700U
メモリ 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)
グラフィックス AMD Radeon グラフィクス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークは、付属ソフトウェア HP Command Center のシステムコントロール[デバイスモード]を「最適」と「パフォーマンス」2つのモードに設定して実施しています。

HP Command Center
HP Command Center

デバイスモードで設定できる項目の説明は以下のとおり。

デバイスモード 説明
最適 ファンの速度、パフォーマンス、温度のバランスを図る。
パフォーマンスモード CPU使用率の高いソフトウェアに最適。ファンの速度を上げることでデバイスの温度を下げる。
デバイスを触ると温かいときに最適。ファンの速度を上げつつ CPU パフォーマンスを下げることでデバイスの温度を下げる。
静かな環境で使うときに最適。ファンがオフのままか最低の回転速度で動作する。CPU パフォーマンスは低下する。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20

CPU
Ryzen 7 5700U(レビュー機・パフォーマンス)
3655 pts
Ryzen 7 5800U
3629 pts
Ryzen 7 5700U
3362 pts
Ryzen 7 5700U(レビュー機・最適)
3196 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Ryzen 5 5500U
2743 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i3-1115G4
1121 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Ryzen 7 5800U
19295
Ryzen 7 5700U(レビュー機・パフォーマンス)
18944
Ryzen 7 5700U(レビュー機・最適)
17602
Ryzen 7 5700U
17516
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 5500U
12801
Core i7-1165G7
11270
Ryzen 5 4500U
11105
Core i5-1135G7
10914
Core i3-1115G4
6510

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

HP Command Center の設定を「パフォーマンス」モードにすることで、Zen 3 アーキテクチャーのプロセッサー Ryzen 7 5800U と同等スコアまでパフォーマンスを最大化できます。

ただし、パフォーマンスを最大化すると消費電力にも影響するため、通常は「最適」モードで使用し、高負荷な処理では「パフォーマンス」モードに切り替える使いかたが良いでしょう。

なお、モードの切り替えは HP Command Center で設定変更するだけでOKです(Windows 再起動の必要はありません)。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
AMD Radeon(レビュー機・パフォーマンス)
3602
AMD Radeon(レビュー機・最適)
3535
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3449
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3414
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2356
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2327
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2308

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10463
AMD Radeon(レビュー機・パフォーマンス)
10095
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
AMD Radeon(レビュー機・最適)
9990
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
9325
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7296
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
6969
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
6594

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
AMD Radeon(レビュー機・パフォーマンス)
4127
AMD Radeon(レビュー機・最適)
4098
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3893
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3652
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3553
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3546
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2787
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2589
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2589

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
AMD Radeon(レビュー機・パフォーマンス)
3644
AMD Radeon(レビュー機・最適)
3616
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3370
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3328
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2450
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2380
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2340

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機は、グラフィックス性能も優秀です。

グラフィックス性能で優位性のあるインテル Iris Xe グラフィックス(Core i7 搭載時)と同等レベルのパフォーマンスといえるでしょう。

一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画閲覧など)はもちろんのこと、ペン入力やビデオ会議などでも快適に使えます。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量:512GB)を搭載しています。

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度
データ転送速度(最適モードで計測。パフォーマンスモードでも結果は同等)

計測結果は優秀です。

データアクセスも超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・HP ENVY x360 13-ay (2021年モデル)

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイトで計測したスコアの平均値。ENVY x360 13 は HP Command Center をパフォーマンスモードに設定したときの計測スコア

スペック HP ENVY x360 15
(レビュー機)
ENVY x360 13 Ryzen 7 5700U
搭載機
Ryzen 5 5500U
搭載機
Core i7-1165G7
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
CPU AMD Ryzen 7 5700U AMD Ryzen 7 5800U AMD Ryzen 7 5700U AMD Ryzen 5 5500U インテル Core i7-1165G7 インテル Core i5-1135G7
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 8GB/16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 256GB/512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon AMD Radeon AMD Radeon AMD Radeon インテル Iris Xe インテル Iris Xe

関連記事

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
ENVY x360 15(最適)
4355
ENVY x360 15(パフォーマンス)
4449
ENVY x360 13
4609
Ryzen 7 5700U搭載機
4453
Ryzen 5 5500U搭載機
3755
Core i7-1165G7搭載機
4290
Core i5-1135G7搭載機
3838
 Essentials
ENVY x360 15(最適)
8448
ENVY x360 15(パフォーマンス)
8542
ENVY x360 13
7703
Ryzen 7 5700U搭載機
8642
Ryzen 5 5500U搭載機
8380
Core i7-1165G7搭載機
9178
Core i5-1135G7搭載機
8712
基準値
4100
 Productivity
ENVY x360 15(最適)
7170
ENVY x360 15(パフォーマンス)
7418
ENVY x360 13
9241
Ryzen 7 5700U搭載機
7798
Ryzen 5 5500U搭載機
7572
Core i7-1165G7搭載機
6480
Core i5-1135G7搭載機
6064
基準値
4500
 Digital Contents Creation
ENVY x360 15(最適)
5689
ENVY x360 15(パフォーマンス)
5851
ENVY x360 13
6233
Ryzen 7 5700U搭載機
5705
Ryzen 5 5500U搭載機
4750
Core i7-1165G7搭載機
4690
Core i5-1135G7搭載機
4374
基準値
3450
 Gaming
ENVY x360 15(最適)
2823
ENVY x360 15(パフォーマンス)
2858
ENVY x360 13
2748
Ryzen 7 5700U搭載機
2771
Ryzen 5 5500U搭載機
1833
Core i7-1165G7搭載機
3325
Core i5-1135G7搭載機
2625

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集などクリエイティブな作業を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。

高いレベルで性能バランスにもすぐれており、ふだん使いからクリエイティブ作業やライトなゲームなどでもパワフルなパフォーマンスが期待できます。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※HP Command Center のデバイスモードは「最適」で計測

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 6時間 45分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
38分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 15分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 20分

公称値「14時間」の半分程度の結果は少し残念です。ただし、バッテリーを多く消費する条件なので、実際の使用では画面の明るさやデバイスモードなど適度な設定にすれば駆動時間はさらに伸びるはずです。

なお、バッテリーの駆動時間は環境や使い方などにより変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで比較に使用した機種の処理時間と比較します。

・HP ENVY x360 13-ay (2021年モデル)

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイトで計測した処理時間の平均値。ENVY x360 13 は HP Command Center をパフォーマンスモードに設定したときの処理時間

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
ENVY x360 15(最適)
56秒4
ENVY x360 15(パフォーマンス)
54秒4
ENVY x360 13
50秒9
Ryzen 7 5700U搭載機
58秒6
Ryzen 5 5500U搭載機
1分20秒4
Core i7-1165G7搭載機
50秒4
Core i5-1135G7搭載機
55秒9
Photoshop Lightroom
ENVY x360 15(最適)
36秒0
ENVY x360 15(パフォーマンス)
35秒5
ENVY x360 13
33秒0
Ryzen 7 5700U搭載機
43秒9
Ryzen 5 5500U搭載機
1分26秒2
Core i7-1165G7搭載機
27秒5
Core i5-1135G7搭載機
36秒2
Lightroom Classic
ENVY x360 15(最適)
40秒9
ENVY x360 15(パフォーマンス)
40秒1
ENVY x360 13
35秒4
Ryzen 7 5700U搭載機
47秒5
Ryzen 5 5500U搭載機
1分21秒8
Core i7-1165G7搭載機
33秒9
Core i5-1135G7搭載機
39秒3

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
ENVY x360 15(最適)
1分49秒8
ENVY x360 15(パフォーマンス)
1分39秒4
ENVY x360 13
1分43秒8
Ryzen 7 5700U搭載機
2分4秒7
Ryzen 5 5500U搭載機
3分3秒5
Core i7-1165G7搭載機
3分10秒7
Core i5-1135G7搭載機
3分20秒9

 

クリエイティブ性能も優秀です。

また、レンダリング(編集内容の画面への反映)もスムーズで描画もなめらかです。

レビュー機のスペック(Ryzen 7 5700U/16GBメモリ)があればクリエイティブ作業はかなり快適に使えます。

なお、HP ENVY x360 15 には、Ryzen 5 5500U搭載モデル(8GBメモリ/16GBメモリ)がラインナップしていますが、こちらも十分快適に使えそうです。レビュー機が優秀なように Ryzen 5 5500U搭載モデルも 上記比較対象機の処理時間より さらにスピーディになるのではないでしょうか。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の最大音量(デシベル)の計測結果です。

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
中段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
最適 34.3db 35db前後 35.9db
(35db台)
パフォーマンス 35.4db 45.3db
(40~45db)
45.8db
(45db台)
34.2db 45.2db
(41~45db)
45.4db
(41~45db)
34.2db 35db前後
 
35db前後
 

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

平常時は静かです。

高負荷時は「ウーッ」というモーター音と「ヒューッ」という排熱のときの気流音がやや大きくなります。とくに、「パフォーマンス」と「冷」のときの音は大きく、個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

負荷が低減して本体内部が冷却されると気流音は静かになります。

 

表面温度のチェック

アイドル状態、動画視聴時、動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※HP Command Center の[デバイスモード]を「最適」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

負荷が高い状態でもキーボードは奥側の表面が少し温かくなりますがタイピングに影響はありません。また、パームレストの温度上昇はわずかなので高負荷時でも快適にタイピングできます。

 

サウンド チェック

HP ENVY x360 15 は、HP が Bang & Olufsenと共同開発したサウンド機能を搭載しています。

Bang & Olufsen ロゴ

また、サウンドユーティリティソフトには「Bang&Olufsen Audio Control」がプリインストール。内蔵マイクに入ってくる環境ノイズを除去できる(オンライン会議に便利)ほか、イコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト(ノイズ除去)
マイクノイズ除去

サウンドユーティリティソフト(イコライザ)
イコライザ

以下は、実際にサウンドを聴いてみた印象です。
・オーディオプリセット:オン
・EQコントロール詳細:オン
・イコライザーのプリセット:HP最適化

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバー。メリハリのある安定の高音質。
音声もはっきり聴き取れる。

■ヘッドホン
ヘッドホンでもスピーカー同様に高音質。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 10.6秒 30.2秒 15.1秒
2回目 11.3秒 28.9秒 15.2秒
3回目 10.7秒 30.0秒 15.2秒
4回目 10.7秒 29.1秒 15.0秒
5回目 10.7秒 27.8秒 14.2秒
平均 10.8秒 29.2秒 14.9秒

体感的にも早いです。処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update などの使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

HP ENVY x360 15 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・HP ENVY x360 15-ee 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、HP ENVY x360 15-ee (2021年モデル) のレビュー記事をお届けしました。

HP ENVY x360 15 は、AMD Ryzen 5000 シリーズの搭載によりパワフルなパフォーマンスでベンチマークによる性能評価も優秀です。

13.3インチの HP ENVY x360 13 のように Zen3アーキテクチャーを採用していない点は残念ですが、それでもクリエイティブ作業など高負荷な処理でも快適に使えるパワフルさを備えています。

コンバーチブルノートはスタイル自在に使えてペン入力が可能なところがいちばんのウリです。

HP ENVY x360 15 は、それなりの重量感があるため持ち歩きには不向きですが、15.6インチサイズならではの大画面でのペン入力の快適性や文字の見やすさなどスタンダードノート+アルファでオールマイティに使えるところもポイントです。

デザイン・性能・使いやすさなど総合的な完成度は高く、多くのユーザーが高い所有満足度を得られるデバイスといえるでしょう。

高評価のポイント

  • ベンチマークによる性能評価は優秀でパワフルに使える
  • アルミ削り出しの堅牢ボディ&シックでスタイリッシュな良デザイン
  • 適度な打鍵感でタイピングしやすいキーボード
  • 高輝度&高精細で映像描画がキレイな大画面液晶ディスプレイ
  • 大画面ならではのペン入力の快適性

チョット残念な点

  • 左側面の USB Type-A ポートへアクセスは少しやりにくい(右側面はフルサイズなのに)

 

ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

真正面

HP ENVY x360 15-ee
税込 9万円から

 

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