東芝『dynabook RZ83/V』の実機レビュー 前編です。
『dynabook RZ83/V』は 2016年夏モデルとして東芝の直販サイト「東芝ダイレクト」にラインナップしている 13.3型モバイルノートPC。
コンパクトサイズながら光学ドライブを搭載、軽くて軽快なパフォーマンスのモデルです。
前編では、外観などのデザインや、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク dtsSound サウンド視聴 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
<参考>
『dynabook RZ83/V』は、ストレージの種類や容量、光学ドライブの構成により6つのモデルがラインナップしています。
本体カラーは、「リュクスホワイト」「グラファイトブラック」の2カラーから選べます。(構成により、本体カラーが限定されるモデルもあり)
今回レビューを行うのは、256GB SSD/ブルーレイディスクドライブ搭載モデル(リュクスホワイト)です。
外観について
『dynabook RZ83/V』のリュクスホワイトは、清涼感のあるさわやかなイメージのカラーです。スッキリとしたデザインで、オシャレ感もあります。
天板は、光沢感があり質感の高いイメージです。
底面部をみてみます。
底面部には吸気口が実装されておりファンによる排熱対策もシッカリ施されています。
また、底面の中央部には、メモリが実装されており、カバーを開ければメモリの増設も可能です。
なお、メモリ交換・増設については、同梱の取扱説明書に記載されています。
バッテリーは着脱可能です。
次に、ヒンジをみてみます。
ヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
ヒンジに施されたマットなクロームのカラーのアクセントはオシャレ感を高めてくれます。
前後左右の側面からみてみます。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面には、「電源コネクタ」、「LANコネクタ」、「USB3.0」、「ブルーレイディスクドライブ」が実装されています。
ブルーレイディスクドライブを開いたときのイメージ
右側面は、「マイク入力/ヘッドホン出力端子」、「USB3.0」×2、「HDMI出力端子」、「RGBコネクタ」、「セキュリティロックスロット」が実装されています。
前面側には、「メディアカードスロット」が実装されています。
スピーカーは、底面部の前面側に配置しています。
『dynabook RZ83/V』には、指紋センサーも搭載されており、Windows Hellow で認証情報を設定すれば、パスワードの代わりに指紋認証でサインインができます。
指紋認証でログイン
電源スイッチは、キーボード面の右上にあります。
Webカメラとデュアルマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
実測値は 約 23 mm。
光学ドライブを搭載したモバイルノートながらも意外に薄型サイズです。実際に持ったときも厚みを感じません。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4サイズのコピー用紙と B5版ノートを載せています。
次に重さを測定してみます。
本体の質量は 約 1,301g。電源アダプター、電源コードの重さは、それぞれ 140g、48g です。
光学ドライブを搭載しながらも 約 1,301gの質量は軽量です。実際に持ってみても軽いです。
外出するときの持ち歩きもラクにできます。
ちなみに、電源アダプターの大きさは、手のひらサイズです。
スペックについて
『dynabook RZ83/V』レビューに使用した実機の公開スペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-6500U プロセッサー |
メモリ | 8GB (8GB×1) PC3L-12800(DDR3L-1600)対応 SDRAM |
ストレージ | 256GB SSD(Serial ATA対応) |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応、DVDスーパーマルチドライブ機能対応) |
ディスプレイ | 13.3型ワイド(16:9)FHD 軽量・高輝度・広視野角TFTカラーLED液晶(ノングレア)(省電力LEDバックライト)1,920×1,080ドット |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 520(CPUに内臓) |
LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識、Wake On LAN対応) |
ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth 4.1 |
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素、デュアルマイク内蔵 |
本体サイズ(W×D×H) | 約316.0×229.0×17.2~21.4 mm |
本体質量 | 約1.35kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス(CPU内蔵)
13.3インチサイズのモバイルノートとして、快適なパフォーマンスが期待できるスペック構成です。
CPU には、第6世代インテル Core i7-6500U プロセッサーを搭載しています。
最近、第7世代(KabyLake)のインテル Core プロセッサーを搭載したパソコンも登場していますが、第6世代(SkyLake)は Windows 10 向けに最適化された最初の CPU です。
第6世代 CPU 発売当時、5年前の PC との比較では、約2.5倍のパフォーマンスと 約3倍のバッテリー駆動時間を達成しています。(インテルの公式サイトより)
また、ストレージには高速ストレージ SSD 256GB を搭載し、Windows や アプリの起動も軽快で快適です。
容量的にみても、モバイルメインに使うなら SSD 256GB でも、個人的には充分です。(持ち歩かないデータは外付けのHDD 等に保存しておけばよいので)
ディスプレイ
『dynabook RZ83/V』のディスプレイは 13.3インチワイドディスプレイで、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)です。
画面解像度
写真の描画もキレイです。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
ノングレア(非光沢)液晶を採用してるので、映り込みはほとんどありません。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は広いです。
斜めから見てもとても鮮明です。
次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『dynabook RZ83/V』の公式ページを表示したものです。
ディスプレイの左下にある「TOSHIBA」のロゴの大きさと比較してみればわかると思いますが、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさです。
ちなみに、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 150% が推奨値となっていました。
13.3型のコンパクトサイズですが、表示される文字の大きさを心配する必要はなさそうです。
キーボード&タッチパッド
『dynabook RZ83/V』のキーボードのレイアウトです。
キーボード全体がホワイトで清潔感のあるイメージです。
キーストロークも深めで、シッカリとした打鍵感があり打ちやすさを感じます。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ19mm。デスクトップPC のキーボードと同等のキーピッチです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
なお、[enter]キーや[back space]キーの左隣りのキーサイズは若干小さめになっています。個人的にはほとんど違和感なく使えましたが、好みが分かれるかもしれません。
キーボードの全体的な印象としては、13.3型のコンパクトサイズながら、ゆとりあるキーピッチ、打鍵感もシッカリとしており、タイピングのしやすさを感じました。
次がタッチパッド。
タッチパッドの大きさは、キーボードとバランスが取れた、ちょうど良いサイズです。
本体はコンパクトサイズでもタッチパッドの広さは適度なスペースが確保されており、スベリも良く扱いやすいです。
マウス使用時など、タッチパッドを無効にしたいときは、タッチパッドの左上のマークをダブルタップすると、タッチパッドの有効/無効をかんたんに切り替えられます。
また、タッチパッドの右上のマークをダブルタップすることで、自動的に電力消費とパフォーマンスのバランスを取る「通常モード」とパフォーマンスを落として電力の消費を抑える「エコモード」との切り替えができます。
後編では、『dynabook RZ83/V』の機能・性能についてレビューしています。
東芝ダイレクト公式サイト ⇒ 『dynabook RZ83/V』 製品詳細 |
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