dynabook GZ(2020春モデル)レビュー:軽量&スリム&頑丈!アクティブに使える13.3型モバイルノートPC

 

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貸出機材提供:Dynabook株式会社

真正面(壁紙)

dynabook GZ(2020春モデル、以下 dynabook GZ と記します)は第10世代インテル Core プロセッサーを搭載した13.3型モバイルノートPCです。

モバイルノートとしてのパフォーマンスはグッド! 軽快な動作で快適に使えます。

マグネシウム合金ボディのスタイリッシュなデザインは堅牢性(頑丈さ)にすぐれ軽量でスリム、持ち歩きがラクにできてアクティブに使えるところもポイント。

■dynabook GZ の特徴

  • 第10世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • マグネシウム合金の堅牢性にすぐれたボディにスタイリッシュなデザイン
  • 軽量&スリムなボディはモバイルもラクにできる
  • 顔認証の搭載により顔パスでサインイン(一部モデルを除く)
  • フルサイズの有線LANコネクタを搭載&最新無線LAN規格 Wi-Fi 6 に対応
  • SHARP製 IGZO液晶の搭載により高輝度で色鮮やかに描画できるディスプレイ
  • キーボードはキーのサイズがやや小さく感じるもののタイプ感は良好でタイピングしやすい
  • 性能・デザイン・使いやすさなど全体的な完成度はハイレベル

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビュー内容は 2020年10月17日時点のものです。

 

スペック構成

dynabook GZ(2020春モデル)には、CPU・メモリ・ストレージなどのスペック構成により次のモデルがラインナップしています。

・dynabook GZ83/M
・dynabook GZ83/P
・dynabook GZ73/M
・dynabook GZ73/P
・dynabook GZ63/M

おもなスペック構成は以下のとおりです。

GZ83/M GZ83/P GZ73/M GZ73/P GZ63/M
OS Windows 10 Home 64ビット Windows 10 Pro 64ビット Windows 10 Home 64ビット Windows 10 Pro 64ビット Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-10710U プロセッサー ■インテル Core i7-10510U プロセッサー
■インテル Core i5-10210U プロセッサー
インテル Core i5-10210U プロセッサー
メモリ 16GB(8GB×2)、PC4-21300(DDR4-2666)対応 SDRAM、デュアルチャネル対応 8GB(8GB×1)、PC4-21300(DDR4-2666)対応 SDRAM
ストレージ ■1TB SSD(PCIe対応)+ 32GB インテル Optaneメモリ(SSD対応)
■512GB SSD(PCIe対応)+ 32GB インテル Optaneメモリ(SSD対応)
■512GB SSD(PCIe対応)
256GB SSD (Serial ATA対応)
ディスプレイ 13.3型ワイド (16:9)FHD 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス(CPUに内蔵)
LAN 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識、Wake-up on LAN対応)
ワイヤレス IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth Ver5.0準拠
カメラ、マイク 有効画素数 約92万画素カメラ、デュアルマイク
Windows Hellow 顔認証センサー なし
バッテリー リチウムポリマー(バッテリーL) リチウムポリマー(バッテリーS)
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0) 最大 約18.5時間 約19.0時間 約9.5時間
本体カラー ■オニキスブルー
■パールホワイト
オニキスブルー ■オニキスブルー
■パールホワイト
オニキスブルー
本体サイズ(W×D×H) 約308.8×211.6×17.9mm
質量 ■オニキスブルー:約859g
■パールホワイト:約879g
約859g ■オニキスブルー:約859g
■パールホワイト:約879g
約859g 約779g

※今回のレビューではdynabook GZ83/P を試用しています

ラインナップしているモデルの詳細スペックや価格はダイナブック直販サイト「Dynabook Direct」でご確認ください。

 

真正面

dynabook GZ
税込 10万円台から
COCORO MEMBERS 会員価格

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外観チェック

スタイリッシュなデザインのマグネシウム合金ボディは頑丈そう!

dynabook GZ はスリムでスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

本体の素材はマグネシウム合金。表面はサラサラとした感触で上質感があります。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)
「dynabook」のロゴとヒンジキャップがアクセント

スリムなボディ
スリムなボディ

レビュー機のカラー「オニキスブルー」は、パッと見 ブラックに見えますがよく見ると濃い青味のかかった色調で落ち着いた大人のカラーです。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
オニキスブルーの天面はヘアライン仕上げ

指紋や皮脂の跡がやや目立ちやすいですが、柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

一方、「パールホワイト」は清潔感のあるオシャレなカラーです。

天面斜め(パールホワイト その1)

天面斜め(パールホワイト その2)
パールホワイトの天面は光沢仕上げ
(写真は2019春モデル)

底面部は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は四隅に実装されています。安定感は良好です。

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口

モバイルノートとして十分なインターフェースを実装

dynabook GZ のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源コネクタ
②USB Type-C コネクタ
③HDMI 出力端子
④マイク入力/ヘッドホン出力端子
⑤microSD カードスロット

microSD カード スロットはプッシュロック式です。

microSD カード スロット
microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態

microSD カードを押し込んでロックさせ、取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てくる仕組みです。

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑥USB 3.0コネクタ×2
⑦LANコネクタ
⑧セキュリティロック・スロット

dynabook GZ はモバイルノートとして十分なインターフェースを実装しており、とくに LANコネクタがフルサイズであることは LANケーブルの抜き差しもしやすく有線LAN を使用するユーザーの利便性が高まります。

ちなみに、dynabook GZ はすべてのポートを同時に使用してもポート同士が干渉しない配置になっているところも特徴の一つです。

 

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

電源ボタンはキーボード右奥に実装されています。

電源ボタン
電源ボタンにLEDは内蔵していないが本体の右側面に電源ランプが実装されている

顔認証でかんたんサインイン

レビュー機のカメラは顔認証対応です。

Webカメラ(正面側)

認証精度は良好で、顔認証情報を登録しておけばかんたんに Windows にサインインできます。

Check

顔認証カメラは GZ63/M 以外のすべてのモデルに搭載されています。(GZ63/M は通常の Webカメラを搭載)

スリムで軽いから持ち歩きもラクにできる

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 18~22mm。最厚部でも CDケース 2枚程度のスリムさで、実際に手で持っても薄さを感じます。

本体の高さ(イメージ)
スリムなボディ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
本体:834g、電源アダプター:139g、電源コード:39g

本体はスリムで軽いので持ち歩きもできます。

本体の重量感

おすすめはしませんが、こんな持ちかたでもたわみません。

軽さと頑丈さのイメージ
軽くて頑丈なマグネシウム合金ボディだからなせる持ちかた(おすすめはしませんよ)

電源アダプターの最大出力は 45W。大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイのチェック

高精細でキレイに描画できるディスプレイ

ディスプレイは SHARP製 IGZO液晶(解像度はフルHD)です。高輝度で高精細、描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

ブラウザに表示される文字の大きさ

キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測したトーンカーブは RGB ともに ほぼ45度の角度に近い理想的なかたちです

トーンカーブ

 

色域の計測結果です。

sRGBカバー率 98.0%
Adobe RGBカバー率 72.8%

色調バランス・色域ともに優秀です。

 

狭額ベゼル

左右のベゼルは狭額縁です。その幅は鉛筆の太さと同じくらいのせまさです。

左右のベゼルは狭額縁

 

眼に優しい非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ)
電源オフ時の画面映り込み

画面映り込み(電源オン)
電源オン時の画面映り込み

映り込みはかなり低減されており、眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイを開ける最大角度は十分

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

dynabook GZ のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

気になるところはキーのサイズ(とくに縦サイズ)が小さい点。

レイアウトで気になる点
キーサイズは実測で横15mm、縦13mm

キーサイズは、はじめのうち気になるかもしれませんが慣れてくれば違和感はなくなってくると思います。

キーストロークはやや浅めの感じですが、キーを押し込んで離したあとの跳ね返りが心地よくシッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「ドスドス」という音
音の大きさはひかえめ

キートップは中央部分が少しへこんだ形状。サラサラとした感触で指先のフィット感も良好です。

キートップ

なお、キーボードバックライトは非搭載です。

質感の良いパームレスト

パームレストは天面と同じマグネシウム合金。サラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は少し目立ちますが、柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感(使いやすいサイズ感)

せまさを感じないサイズ感にくわえ、ツルツルとした感触で手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビューで試用している dynabook GZ83/P の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Pro 64ビット
CPU インテル Core i7-10710Uプロセッサー
メモリ 16GB(8GB×2)、PC4-21300(DDR4-2666)
ストレージ 1TB SSD(PCIe対応)+ 32GB インテル Optaneメモリー
グラフィックス インテル UHD グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-10710U
・インテル Core i7-10510U
・インテル Core i5-10210U
※当サイトで計測したスコアの平均値と比較

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Core i7-10710U(平均)
1650 cb
Core i7-10510U(平均)
1524 cb
Core i7-10710U(レビュー機)
1439 cb
Core i5-10210U(平均)
1372 cb

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Core i7-10710U(平均)
10049
Core i7-10510U(平均)
9949
Core i7-10710U(レビュー機)
8487
Core i5-10210U(平均)
7922.9

レビュー機の CPU は平均値を意外と大きく下回っていますが、スリムな筐体がエアフローに影響している可能性が考えられます。

筐体がスリムがゆえに、ベンチマークのように負荷の高い状態のときは本体内部からの排熱が追いつかないため、パフォーマンスがひかえめになると考えられます。

以下は各CPU の基本仕様です。参考情報として掲載しておきます。

Core i7-10710U Core i7-10510U Core i5-10210U
CPUコア数 6 4 4
スレッド数 12 8 8
基本クロック 1.10 GHz 1.80 GHz 1.60 GHz
最大ブースト・クロック 4.70 GHz 4.90 GHz 4.20 GHz

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテルUHDグラフィックス
 (インテル Core i7-10710U 搭載機)
・インテルUHDグラフィックス
 (インテル Core i7-10510U 搭載機)
・インテルUHDグラフィックス
 (インテル Core i5-10210U 搭載機)
※当サイトで計測したスコアの平均値と比較

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル UHD(Core i7-10710U)
1199
インテル UHD(レビュー機)
1171
インテル UHD(Core i7-10510U)
1165
インテル UHD(Core i5-10210U)
1047

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル UHD(Core i7-10710U)
5176
インテル UHD(Core i7-10510U)
5174
インテル UHD(レビュー機)
5163
インテル UHD(Core i5-10210U)
4163

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル UHD(レビュー機)
1756
インテル UHD(Core i7-10710U)
1732
インテル UHD(Core i7-10510U)
1661
インテル UHD(Core i5-10210U)
1343

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル UHD(Core i7-10710U)
1306
インテル UHD(レビュー機)
1293
インテル UHD(Core i7-10510U)
1249
インテル UHD(Core i5-10210U)
1116

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

グラフィックスのベンチマークスコアは平均値にくらべ若干ひかえめなところもありますが、パフォーマンスとしては同等といえるでしょう。

ちなみに、CPU 内蔵グラフィックスはゲームのような高度なグラフィックスは苦手ですが、オンライン会議や動画鑑賞などでは なめらかな映像描画で快適に使えるくらいの性能レベルです。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 1TB)が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

データアクセスも超高速にできて、Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

また、レビュー機は SSD にくわえインテル Optane メモリが搭載されています。インテル Optane メモリの搭載は使用頻度の高いアプリの起動がさらに高速になるメリットがあります。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの違いを把握するため下記機種のスコアと比較します。

・Core i7-10510U搭載機
・Core i5-10210U搭載機
※当サイトで計測したスコアの平均値と比較

スペック レビュー機 Core i7-10510U
搭載機
Core i5-10210U
搭載機
CPU インテル Core i7-10710U インテル Core i7-10510U インテル Core i5-10210U
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル UHD インテル UHD インテル UHD

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機
2768
Core i7-10510U搭載機
2982
Core i5-10210U搭載機
2660
 Essentials
レビュー機
8191
Core i7-10510U搭載機
9062
Core i5-10210U搭載機
8090
基準値
4100
 Productivity
レビュー機
6384
Core i7-10510U搭載機
7114
Core i5-10210U搭載機
6350
基準値
4500
 Digital Contents Creation
レビュー機
3028
Core i7-10510U搭載機
3220
Core i5-10210U搭載機
3071
基準値
3450
 Gaming
レビュー機
1002
Core i7-10510U搭載機
1032
Core i5-10210U搭載機
860

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

総合的なパフォーマンの評価でも、レビュー機のスコアは少しひかえめです。

上述したとおり、高負荷な状態が長時間続くことで dynabook GZ のスリムな筐体がエアフローに影響し、本体内部の排熱が追いつかず、結果的にスコアがひかえめになったと考えられます。

実際の使用感としては軽快な動作で快適に使えているので、もしかしたら dynabook GZ は高負荷な処理でも短時間で済ませるような使い方をすることで最大のパフォーマンスを発揮できるのかもしれません。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を掲載します。

■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
・充電機能(通常/急速)の設定は「通常」
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 6時間 58分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
40分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 12分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 17分

バッテリーを多く消費する条件とはいえ 7時間程度のバッテリー駆動は少し物足りなさを感じるかもしれません。

ただ、使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすことができますし、通常の使い方なら1日中バッテリー駆動できると思います。

また、バッテリーは急速充電に対応しています。

バッテリーの残量が少ないときでも短時間で充電できることは、持ち歩きの多いモバイルノートには大きなメリットになるはずです。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

RAW現像のイメージ

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機の処理時間(平均値)と比較します。

・Core i7-10510U搭載機
・Core i5-10210U搭載機

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
レビュー機
1分6秒1
Core i7-10510U搭載機
50秒1
Core i5-10210U搭載機
1分14秒0
Photoshop Lightroom
レビュー機
32秒9
Core i7-10510U搭載機
34秒8
Core i5-10210U搭載機
1分8秒6
Lightroom Classic
レビュー機
44秒1
Core i7-10510U搭載機
43秒9
Core i5-10210U搭載機
1分13秒2

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
レビュー機
3分46秒1
Core i7-10510U搭載機
3分30秒8
Core i5-10210U搭載機
3分59秒9

 

実際のソフトウェアを使った評価でも、高負荷な状態が続くほど処理時間が長くなる傾向があるようです。

レンダリング(編集内容の画面への反映)は十分なめらかな描画で処理もスムーズでした。

写真・動画編集などクリエイティブな作業でも補助的になら十分に使えるパフォーマンスといえるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

高負荷時は「ヒューッ」という排熱のときの風切り音が大きくなります。個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

負荷が低減してくると即応するように風切り音も小さくなります。

パソコンを使っているあいだ高負荷な状態が続くわけではないので駆動音はそれほど気になることはないと思います。

表面温度のチェック

高負荷な状態になるとキーボード奥、とくにキーボードの中央寄りから左側が温かくなりますがタイピングに影響はありません。また、パームレストは本体内部の熱の影響が少ないので不快な感じはありません。

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

実際にサウンドを試聴した印象です。

■スピーカー
中音域から高音域まで再現しており(低音域は少し弱いかも)意外と高音質サウンド。
カジュアルに高音質サウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅されてクリアになって、より高音質なサウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 20.6秒 44.5秒 5.5秒
2回目 19.9秒 44.8秒 5.4秒
3回目 20.2秒 44.8秒 5.7秒
4回目 20.2秒 44.8秒 5.7秒
5回目 20.0秒 44.9秒 6.0秒
平均 20.2秒 44.8秒 5.7秒

起動、シャットダウンは体感的にも早いですが、再起動は少し待たされる感があります。

ただ、再起動は頻繁に行うものではないことを考慮すればとくに気になることはないと思います。

なお、インストールしているアプリや使い方などにより時間は多少変動するので参考値としてください。

 

付属品

dynabook GZ の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=

付属品は、電源アダプター、電源コード、クリーナークロス、ドキュメント類です。

なお、ドキュメント類はスタートアップガイドなど簡易的な内容です。

 

まとめ

以上、dynabook GZ のレビュー記事をお届けしました。

dynabook GZ はスタイリッシュなデザインにくわえスリムで軽く持ち歩きもラクにできるモバイルノートです。

マグネシウム合金のスリムなボディは軽さにくわえ堅牢性にすぐれており持ち歩きもあんしんです。

ベンチマークによる性能評価では高負荷な状態が長く続くとパフォーマンスがひかえめになる傾向がありますが、モバイルノートの特性上、高負荷な状態で長時間使い続ける使いかたはほとんどないと思います。

ちなみに、レビュー機の実際の使用感としては軽快な動作でパフォーマンスも快適です。

dynabook GZ は、場所を選ばず外出先へも気軽に持ち出せるアクティブさと快適に使えるパフォーマンスを兼ね備えたモバイルノートといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • スタイリッシュなデザインにくわえスリムで軽く持ち歩きがラクにできる
  • マグネシウム合金ボディは頑丈で持ち歩きもあんしん
  • 軽快な動作で快適に使える
  • 色調バランスが良く、広色域をカバーした液晶ディスプレイ(描画される映像もキレイ)
  • キーボードのタイプ感は良好でタイピングしやすい
  • モバイルノートとしての実用性にすぐれており完成度もハイレベル

チョット残念なところ

  • 高負荷な状態が長く続く処理は苦手
  • キーボードのキーサイズ(縦サイズ)が小さめ

ラインナップしているモデルの詳細スペックや価格はダイナブック直販サイト「Dynabook Direct」でご確認ください。

 

真正面

dynabook GZ
税込 10万円台から
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