デル Inspiron 13 5000 (5300) レビュー:高コスパでスタイリッシュデザインの 13.3型モバイルノートPC

 

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貸出機材提供:デル・テクノロジーズ株式会社

真正面(壁紙)

デル Inspiron 13 5000 (5300) は、第10世代インテル Core プロセッサーを搭載した13.3型モバイルノートPCです。

軽快な動作にくわえスタイリッシュなデザインで薄くて軽い!持ち歩きもラクにできるので外出先でも快適に使えます。

13.3型モバイルノートとして性能・デザイン・使いやすさなどトータルバランスにもすぐれた高コスパなモデルです。

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Inspiron 13 5301 レビュー
第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した最新モデルの実機レビューです。

■Inspiron 13 5000 (5300) の特徴

  • 第10世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • アルミニウム製の外部カバーとパームレストを採用した上質感あるスタイリッシュなデザイン
  • 薄くて軽いからモバイルもラクにできる
  • カバーオープンセンサーで天面を開けば自動的に電源オン
  • 指紋認証を搭載(一部モデルはオプション)
  • リフト ヒンジの採用により適度な傾斜のついたタイピングしやすいキーボード
  • 長時間駆動できるバッテリー
  • 性能・デザイン・使いやすさなどトータルバランスにもすぐれていて高コスパ!

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビュー内容は 2020年10月15日時点のものです。

 

スペック構成

Inspiron 13 5000 (5300) のおもなスペックです。

OS Windows 10 Home (64ビット) 日本語
CPU ■インテル Core i3-10110U プロセッサー
■インテル Core i5-10210U プロセッサー
メモリ 8GB, オンボード, DDR4, 2666MHz
ストレージ ■128GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
■512GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
ディスプレイ 13.3インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 ノンタッチ スリムベゼル 300nits sRGB95% 広視野角ディスプレイ
グラフィックス インテル UHD グラフィックス (CPU内蔵)
ワイヤレス 802.11ac 2×2 Wi-Fi + Bluetooth
カメラ、マイク HD RGBカメラ、デュアル アレイ マイク
本体サイズ(W×D×H) 約 305.96×203.40×15.85 mm
本体質量 約 1.053 g(最小構成)

ランナップしているモデルやスペック/カスタマイズの詳細、価格など最新情報はデル直販サイト「デルオンラインストア」でご確認ください。

 

真正面

デル Inspiron 13 5000 (5300)
税込 10万円台から
(Office H&B 付き、即納モデル)

 

外観チェック

アルミボディのスリムでスタイリッシュなデザイン

Inspiron 13 5000 (5300) はスリムでスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

本体の素材はアルミニウム製。表面はサラサラとした感触で上質感があります。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)
シンプルな天面に「DELL」のロゴがアクセント

本体カラーのプラチナシルバーはスタイリッシュデザインの定番ともいえるカラーで、指紋や皮脂の跡が目立ちにくいところも好印象です。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
本体はスリム!

底面部は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は四隅に実装されています。サイズは小さめですが安定感は良好です。

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口

ヒンジは本体奥側を持ち上げる「リフト ヒンジ」です。

リフト ヒンジ

リフト ヒンジはキーボードに適度な傾斜ができてタイピングしやすくなり、さらに底面の吸気口から取り込む空気の循環がアップするメリットがあります。

インターフェースは必要最低限(モバイルノートとしては十分)

Inspiron 13 5000 (5300) のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源アダプター ポート
②HDMI ポート
③USB 3.2 Gen 1 Type-A
④USB 3.2 Gen 1 Type-C
(Power Delivery/DisplayPort 機能付き)

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤microSD カード スロット
⑥ヘッドホン/マイクロフォン コンボ
⑦USB 3.2 Gen 1 Type-A

microSD カード スロットはプッシュロック式です。

microSD カード スロット
microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態

microSD カードを押し込んでロックさせ、取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てくる仕組みです。

使用頻度の高いインターフェースを実装していますがポート数は少なめです。ただ、モバイルノートとしては十分といえるでしょう。

 

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

電源ボタンはキーボード右奥に実装されています。

電源ボタン

Check

電源ボタンにはカスタマイズで「指紋認証リーダー」を内蔵することができます。(即納モデルは指紋認証リーダー付き)

スリムで軽いから持ち歩きもラクにできる

本体の大きさのイメージです。本体の下に A4コピー用紙を置き、本体の上には B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
ピンクの点線が A4コピー用紙

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 16.5~18mm。最厚部でも CDケース 2枚よりスリムで、実際に手で持っても薄さを感じます。

本体の高さ(イメージ)
スリムなボディ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
本体:1,128g、電源アダプター:172g、電源コード:105g

本体はスリムで軽いので持ち歩きもできます。

本体の重量感

電源アダプターの最大出力は 45W。大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイのチェック

高精細でキレイに描画できるディスプレイ

ディスプレイは解像度フルHDの非光沢液晶です。高精細で描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測したトーンカーブは、少しうねっていますが RGB ともに ほぼ45度の角度に近い理想的なかたちです

トーンカーブ

 

色域の計測結果です。

sRGBカバー率 99.4%
Adobe RGBカバー率 77.8%

色調バランス・色域ともに優秀で、くわえて輝度の公称値は「300 nit」と、レビュー機のディスプレイはモバイルノートとして高品質な液晶が採用されています。

 

狭額ベゼル

左右のベゼルは狭額縁です。その幅は鉛筆の太さよりもせまいです。

左右のベゼルは狭額縁

 

眼に優しい非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ)
電源オフ時の画面映り込み

画面映り込み(電源オン)
電源オン時の画面映り込み

映り込みはかなり低減されており、眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイを開ける最大角度は十分

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

Inspiron 13 5000 (5300) のキーボードレイアウトはほぼ標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

ただ、気になるのが[Enter]キー周辺の一部キーが隣接している点。とくに[¥][backspace]キーは横幅が小さく打ちにくさを感じるかもしれません。

レイアウトで気になる点
[¥][backspace]キーは横幅が小さい

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ18.5mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークはやや深めでシッカリとした打鍵感がありタイプ感も心地よいです。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という音
音の大きさは普通(うるさいと感じる大きさではない)

キートップはほぼフラットな形状。サラサラとした感触で指先のフィット感は良好です。

キートップ

 

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは明るさを2段階で切り替え可能です。
[F5]:点灯(暗)→点灯(明)→消灯

質感の良いパームレスト

パームレストは天面と同じアルミニウム素材。サラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト
パームレストの素材もアルミ製

指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感(使いやすいサイズ感)

ツルツルとした感触で手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、Inspiron 13 5000 (5300) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Home (64ビット) 日本語
CPU インテル Core i5-10210Uプロセッサー
メモリ 8GB, オンボード, DDR4, 2666MHz
ストレージ 512GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-10510U
・インテル Core i5-10210U
・インテル Core i3-10110U
※当サイトで計測したスコアの平均値と比較

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Core i7-10510U(平均)
1524 cb
Core i5-10210U(平均値)
1372 cb
Core i5-10210U(レビュー機)
1349 cb
Core i3-10110U(平均値)
894.5 cb

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Core i7-10510U(平均値)
9949
Core i5-10210U(平均値)
7922
Core i5-10210U(レビュー機)
7310
Core i3-10110U(平均値)
5533

レビュー機の CPU は平均値を若干下回っていますがパフォーマンスはシッカリと引き出せています。

また、Core i7 や Core i3 のスコアについては相応のパフォーマンスで、上位機種の Inspiron 13 7000 (7391) や レビュー機の姉妹モデルとの比較・検討の参考になると思います。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・NVIDIA GeForce MX250 グラフィックス
・インテルUHDグラフィックス
※当サイトで計測したスコアの平均値と比較

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
GeForce MX250(平均値)
3419
インテル UHD(平均値)
1098
インテル UHD(レビュー機)
1017

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX[スコア(評価)]
GeForce MX250(平均値)
13208
インテル UHD(平均値)
4441
インテル UHD(レビュー機)
4006

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ[スコア(評価)]
GeForce MX250(平均値)
5696
インテル UHD(平均値)
1523
インテル UHD(レビュー機)
1295

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV[スコア(評価)]
GeForce MX250(平均値)
3954
インテル UHD(平均値)
1183
インテル UHD(レビュー機)
1104

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

グラフィックスのベンチマークスコアも平均値より若干ひかえめです。

とはいえ、極端に低いわけではないのでグラフィックスのパフォーマンスで体感的な違いはないはずです。

CPU 内蔵グラフィックスはゲームのような高度なグラフィックスは苦手ですが、オンライン会議や動画鑑賞などでは なめらかな映像描画で快適に使えるくらいの性能レベルです。

なお、NVIDIA GeForce MX250 については上位機種 Inspiron 13 7000 (7391) に搭載されているグラフィックスです。モバイルノートで写真・動画編集などクリエイティブな作業のほか気軽にゲームを楽しみたいときには、検討してみるのもアリだと思います。(性能としてはエントリーレベルです)

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 512GB) が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

データアクセスも超高速にできて、Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの違いを把握するため下記機種のスコアと比較します。

・Inspiron 13 7000 (7391)
 プラチナモデル(大容量SSD・MX250)
・ThinkBook 14
※スコアは当サイトでの計測値

スペック Inspiron 13 5000 (5300)
(レビュー機)
Inspiron 13 7000 (7391) ThinkBook 14
CPU インテル Core i5-10210U インテル Core i7-10510U インテル Core i3-10110U
メモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル UHD NVIDIA GeForce MX250 インテル UHD

Inspiron 13 7000 (7391) のスペックはレビュー機の上位機種に相当し、ThinkBook 14 のスペックはレビュー機のスタンダードモデルに相当します。

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機
2598
Inspiron 13 7000 (7391)
3626
ThinkBook 14
2296
 Essentials
レビュー機
7698
Inspiron 13 7000 (7391)
8015
ThinkBook 14
7115
基準値
4100
 Productivity
レビュー機
6419
Inspiron 13 7000 (7391)
7574
ThinkBook 14
6007
基準値
4500
 Digital Contents Creation
レビュー機
2962
Inspiron 13 7000 (7391)
2942
ThinkBook 14
2460
基準値
3450
 Gaming
レビュー機
843
Inspiron 13 7000 (7391)
2617
ThinkBook 14
715

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは意外と優秀です。

とくに、写真・動画編集を想定したテストでは上位機種 Inspiron 13 7000 (7391) のスコアと同等ですし、ゲーム以外は性能バランスも良好です。

なお、比較に使用した ThinkBook 14 のスペックはレビュー機の下位モデルに相当し、スコアの違いは購入時の比較検討の参考になると思います。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を掲載します。

■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
・充電機能(通常/急速)の設定は「通常」
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 6時間 55分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間 3分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 42分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 37分

バッテリーを多く消費する条件とはいえ 7時間程度のバッテリー駆動は少し物足りなさを感じるかもしれません。

ただ、使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすことができますし、通常の使い方なら1日中バッテリー駆動できるくらいの性能レベルです。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

RAW現像のイメージ

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用したライバル機の処理時間と比較します。

・Inspiron 13 7000 (7391)
 プラチナモデル(大容量SSD・MX250)
・ThinkBook 14

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
レビュー機
1分7秒7
Inspiron 13 7000 (7391)
56秒9
ThinkBook 14
1分24秒1
Photoshop Lightroom
レビュー機
1分11秒7
Inspiron 13 7000 (7391)
47秒9
ThinkBook 14
1分12秒3
Lightroom Classic
レビュー機
1分10秒7
Inspiron 13 7000 (7391)
49秒5
ThinkBook 14
1分29秒1

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
レビュー機
4分3秒7
Inspiron 13 7000 (7391)
3分28秒8
ThinkBook 14
5分51秒4

 

レビュー機は、比較対象の上位機種にくらべ若干処理時間がかかっています。

性能の違いが大きく影響しているためですが、処理スピードは意外と速くそれなりのパフォーマンスが出ています。

レンダリング(編集内容の画面への反映)についてもレビュー機のスペックでも十分なめらかな描画で処理もスムーズです。

補助的に写真・動画編集などクリエイティブな作業に使うなら十分な性能レベルといえるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

高負荷時は「ヒューッ」という排熱のときの風切り音が大きくなります。個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

負荷が低減してくると即応するように風切り音も小さくなります。

パソコンを使っているあいだ高負荷な状態が続くわけではないので駆動音はそれほど気になることはないと思います。

表面温度のチェック

高負荷な状態になるとキーボード奥、とくにキーボードの中央寄りから左側が温かくなります。パームレストは本体内部の熱の影響が少ないので不快な感じはありません。

高負荷時で本体の表面が多少温かくなってもタイピングへの影響はないと思います。

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

Inspiron 13 5000 (5300) には サウンドユーティリティソフト「MaxxAudio Pro」がプリインストールされています。

サウンドユーティリティソフト

サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることができます。

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

■スピーカー
中音域から高音域まで再現しており(低音域は少し弱いかも)意外と高音質サウンド。
カジュアルに高音質サウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅されてクリアになって、より高音質なサウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動 時間計測

Windows の起動、再起動時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動
1回目 11.2秒 26.2秒
2回目 10.9秒 25.5秒
3回目 11.2秒 26.6秒
4回目 11.2秒 26.3秒
5回目 10.7秒 26.4秒
平均 11.0秒 26.2秒

起動、再起動ともに体感的にも早いです。

なお、インストールしているアプリや使い方などにより時間は多少変動するので参考値としてください。

 

付属品

Inspiron 13 5000 (5300) の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式

付属品は、電源アダプター、電源コード、ドキュメント類です。

ドキュメント類は簡易的でかんたんな内容が記載されている程度ですが、製品の使い方や取り扱いに関する詳細な情報はデル公式サイトで公開されています。

 

まとめ

以上、Inspiron 13 5000 (5300) のレビュー記事をお届けしました。

Inspiron 13 5000 (5300) はスタイリッシュなデザインにくわえスリムで軽く持ち歩きもラクにできるモバイルノートです。

ベンチマークの結果は若干ひかえめでしたが、実際の使用感としては軽快な動作で快適に使えます。

性能・デザイン・使いやすさなどトータルバランスにもすぐれた高コスパなモバイルノートといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • 軽快な動作でパフォーマンスも快適に使える
  • スタイリッシュなデザインにくわえスリムで軽く持ち歩きがラクにできる
  • 色調バランスが良く、広色域をカバーした液晶ディスプレイ(描画される映像もキレイ)
  • やや深めのキーストロークでタイピングしやすいキーボード
  • 価格以上に高性能&高品質、そして高コスパ

チョット残念なところ

  • [¥][backspace]キーは横幅が小さく打ちにくさを感じるかも

ラインナップしているモデルや価格、クーポン割引率などの最新情報は、デル直販サイト「デルオンラインストア」でご確認ください。

 

真正面

デル Inspiron 13 5000 (5300)
税込 10万円台から
(Office H&B 付き、即納モデル)

 

 

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