日本HP が販売する HP EliteBook 6 G1i 14 は、インテル Core Ultra U プロセッサー(シリーズ2)を搭載したビジネス向け 14型ノートパソコンです。
14型ノートは、モバイル性と画面表示領域のバランスを求めるユーザーにとって、ひとつの理想形ともいえるサイズです。
兄弟機種である 13.3型の EliteBook 6 G1i 13 と同様に、AI機能を活用できるスペックを備え、モバイル性と堅牢性を両立。一回り大きいサイズながら、出張や外出先での使用も可能で、セキュリティ機能や長時間バッテリーも備えています。
レビューでは、メーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
なお、兄弟機種である EliteBook 6 G1i 13 との違いにも触れながら、選び方の参考になるよう構成しています。ぜひ最後までご覧ください。
■HP EliteBook 6 G1i 14 の特徴
- インテル Core Ultra U プロセッサー(シリーズ2)を搭載
- アルミニウムを採用した堅牢ボディ(MIL-STD 810H の19項目をクリア)
- 14インチサイズでもスリム・軽量・コンパクト
- 高輝度・広色域 WUXGA液晶ディスプレイ
- タイピングしやすいキーボード
- 5MP Web カメラを搭載(プライバシーシャッター付き)
- 指紋認証センサーと顔認証カメラを標準搭載
- 長時間駆動&急速充電できるバッテリー
- 法人向けMVNOサービス「HP eSIM Connect」対応モデルも選択可能
【 目 次 】
レビューは 2025年10月21日時点の内容です。
スペック構成
HP EliteBook 6 G1i 14 のおもなスペック構成は以下のとおり。
OS | Windows 11 Pro(日本語) |
CPU | ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 235U |
メモリ | 16GB (16GB×1) DDR5-5600 |
ストレージ | ■256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) ■512GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
ディスプレイ | 14インチワイド(16:10) WUXGA 液晶ディスプレイ (非光沢パネル、最大解像度 1920×1200ドット、最大輝度 400cd/m2、LEDバックライト) |
グラフィックス | インテル グラフィックス |
LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T |
無線LAN/ Bluetooth | インテル Wi-Fi 6E AX211 (アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth5.3 |
カメラ | 5MP Webカメラ、IRカメラ (Windows Hello対応)、プライバシーシャッター付き |
指紋センサー | あり(パームレストに内蔵) |
バッテリー駆動時間 | MobileMark 25:最大約12時間45分 JEITA測定法Ver3.0:6時間58分 (動画再生時) / 20時間30分 (アイドル時) |
本体サイズ(W×D×H) | 約 318.60×224.35×20.9 mm (最厚部、突起部含まず) |
本体質量 | 約 1.40kg~ |
また、EliteBook 6 G1i 14 と兄弟機種である 13.3型の EliteBook 6 G1i 13 のおもな違いは以下のとおり。
スペック項目 | EliteBook 6 G1i 14 (14型、レビュー機) |
EliteBook 6 G1i 13 (13.3型) |
---|---|---|
CPU | ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 235U |
■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 235U ■インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U |
メモリ | 16GB (16GB×1) DDR5-5600 | ■8GB (8GB×1) DDR5-5600 ■16GB (16GB×1) DDR5-5600 ■16GB (8GB×2) DDR5-5600 ■32GB (32GB×1) DDR5-5600 ■32GB (16GB×2) DDR5-5600 |
ストレージ | ■256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) ■512GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
■256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) ■512GB M.2 SSD (PCIe NVMe) ■512GB M.2 SSD (PCIe-4×4 NVMe TCL) ■1TB M.2 SSD (PCIe-4×4 NVMe TCL) ■2TB M.2 SSD (PCIe-4×4 NVMe TCL) |
ディスプレイ | 14インチワイド(16:10) WUXGA 液晶ディスプレイ (非光沢パネル、最大解像度 1920×1200ドット、最大輝度 400cd/m2、LEDバックライト) | 13.3インチワイド(16:10) WUXGA 液晶ディスプレイ (非光沢パネル、最大解像度 1920×1200ドット、最大輝度 400cd/m2、LEDバックライト) |
バッテリ駆動時間 | MobileMark 25:最大約12時間45分 JEITA測定法Ver3.0:6時間58分 (動画再生時) / 20時間30分 (アイドル時) |
MobileMark 25:最大約12時間 JEITA測定法Ver3.0:6時間39分 (動画再生時) / 19時間37分 (アイドル時) |
本体サイズ(W×D×H) | 約 318.60×224.35×20.9 mm (最厚部、突起部含まず) | 約 303.1×215.1×19.9 mm (最厚部、突起部含まず) |
本体質量 | 約 1.40kg~ | 約 1.31kg~ |
詳しいスペックや価格などの最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

HP EliteBook 6 G1i 14
税込 17万円台から
※HP EliteBook 6 G1i 14 は法人向けモデルですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。
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外観チェック
洗練されたスタイリッシュなデザイン
HP EliteBook 6 G1i 14 は、兄弟機種である 13.3型の EliteBook 6 G1i 13 と同様に、アルミニウム素材を採用した洗練されたスタイリッシュなデザインです。
本体のカラーはシルバー。落ち着きのある上品な色合いでビジネスシーンにもマッチします。
筐体の天面カバー、キーボードカバー、底面カバーはリサイクルアルミニウムを使用。軽さと剛性を兼ね備え、米国防総省が定めるMIL規格「MIL-STD 810H」の19項目をクリアしています。
手触り感はサラサラしており質感は良好。指紋や皮脂の跡が目立ちにくいのも好印象です。
天面のスラッシュロゴと背面の EliteBook ブランドロゴがアクセント
なお、筐体の素材として、リサイクルアルミニウムのほか、リサイクルプラスチックが随所に使われています。環境への配慮が感じられる一方で、表面の質感やエッジの処理は非常に丁寧で、スタイリッシュな印象は損なわれていません。
本体はスリムでバッグへの出し入れもスムーズにできます。
本体はスリム
底面カバーは継ぎ目のないユニボディ構造で、見た目はシンプルながら剛性にすぐれています。持ち上げた際のたわみもなく、日常的な持ち運びや外出先での使用でも安心感があります。
前面側と背面側に、左右にまたがる形でゴム足が配置されており、設置時の安定感はしっかりしています。
排気口はヒンジのあいだに実装。
排気口(ヒンジのあいだ)
なお、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。これにより本体内部の効果的な冷却が期待できます。
吸気口(底面カバー側)と排気口
必要十分なインターフェース
HP EliteBook 6 G1i 14 は必要十分なインターフェースを実装しています。(ポートの種類や数は 13.3型モデルと同じ)
右側面
①Nano SIM カードリーダー(LTEモデルのみ)
②USB Type-A 5Gbps signaling rate (Powered)
③LANポート (RJ45) ギガビット対応(部分開閉カバー付き)
④ナノセキュリティロック ケーブル用スロット
左側面
⑤HDMI 2.1
⑥USB Type-A 5Gbps signaling rate (Powered)
⑦Thunderbolt 4 with USB Type-C 40Gbps signaling rate(USB Power Delivery 3.0, DisplayPort 2.1) ×2
⑧コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック
LANポートには、部分開閉カバーが付いているため、LANケーブルを装着するときは多少のやりづらさがあります。
LANケーブル接続イメージ
ただ、無線LAN によるインターネット接続が制限されている環境では非常に有用です。
また、USB Type-C ポートの映像出力/PD充電器対応の検証結果は以下のとおり。
■USB Type-C 対応表(2ポート共通:当サイトの検証結果)
映像出力 | 〇(4K出力可能) |
---|---|
PD充電器(30W) | △(低速充電) |
PD充電器(45W) | △(低速充電) |
PD充電器(65W) | 〇 |
※純正品以外の PD充電器でも充電は可能ですが、接続したとき画面右下に純正品使用を推奨する旨のメッセージが表示されます。
なお、HDMI は 4K出力に対応しています。
電源ボタンはキーボード右上に実装
電源ボタンはキーボード右上[DEL]キーの右隣りに実装されています。
電源ボタンは LED内蔵
使用中に間違って電源ボタンを押してしまうことを懸念するユーザーも多いと思います。しかしながら、電源ボタンを押したときは通常のキーを押すときよりも少し重い感覚があるため、押し間違えることはないと思います。
ちなみに、使用中に間違って電源ボタンを押しても、既定の設定では短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。
顔認証カメラと指紋センサーを標準搭載
HP EliteBook 6 G1i 14 は、顔認証カメラと指紋センサーを標準搭載しています。
顔認証でサインイン
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーはパームレストに内蔵)
顔認証と指紋認証は併用が可能で、認証精度はいずれも良好です。Windows へのサインインもスムーズです。
また、カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます(切替スイッチはカメラの上側)。
なお、プライバシーシャッターでカメラを閉じていると顔認証機能は使えませんが、指紋認証でサインインすることができます。
状況に応じて認証方法を柔軟に使い分けられる点は、本機の大きな魅力のひとつです。
スピーカーは底面側左右に搭載
スピーカーは底面側 前面の左右に搭載されています。
スピーカーは底面側左右に搭載
スピーカーの拡大写真
スピーカーから出力されるサウンドは、ややこじんまりとした印象はあるものの、低音域から高音域まで広い音域をカバーしており、全体として高音質です。Web会議や動画視聴など、日常的な用途には十分なクオリティだと感じました。
本体は コンパクト&スリム&軽量
本体サイズのイメージとして、上にA4コピー用紙とB5ノートを載せてみました。
レビュー機の本体サイズ感
フットプリントはA4用紙より一回り大きいくらいで、14型でも持ち歩きしやすいサイズです。
ちなみに、兄弟機種である 13.3型の EliteBook 6 G1i 13 のサイズイメージは以下のとおりです。
13.3型の本体サイズ感
レビュー機の本体を閉じたときの高さのイメージは以下のとおり。
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
ゴム足を含めた本体の高さは実測で 約23mm(最厚部)。(13.3型モデルと同じ厚み)
また、本体や電源アダプターなど質量の実測値は以下のとおりです。
・本体:1,363g
・電源アダプター:230g
・電源コード:118g
・ウォールマウントプラグ:41g
本体質量の実測値は、13.3型モデルより 100g ほど重さはありますが、14型としては軽量で、通勤や外出先での使用が多いユーザーでも、ストレスなく持ち運べます。
電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。
なお、ウォールマウントプラグを電源アダプターに装着すれば、電源アダプターをコンセントに直付けできます。
ディスプレイのチェック
自然な色合いの液晶ディスプレイ
レビュー機のディスプレイは LG Philips製の液晶パネル[型番:LGD079D]。
描画される映像は自然な色合いです。描画イメージは以下のとおり。
画像の表示例(その1)
画像の表示例(その2)
テキストの表示例
テキスト表示を拡大
輝度は 400cd/m2 (スペック値)。室内での使用はもちろんのこと、屋外など周囲が明るい環境でも画面が見えにくくなることはほとんどないでしょう。
なお、採用されている液晶パネルの色域カバー率(仕様)は以下のとおり。
規格 | カバー率 |
---|---|
sRGB | 102.425% |
Adobe RGB | 75.929% |
DCI-P3 | 75.505% |
広色域で色再現性にもすぐれています。オフィスワークやWeb閲覧、オンライン会議といった日常的な作業はもちろん、写真編集など色の正確さが求められる用途にも十分対応できる表示品質です。
なお、液晶パネルは 13.3型モデルと同じメーカーが採用されており、輝度や色域など描画品質も同等です。
狭額縁ベゼル
ベゼルは狭額縁です。
上部ベゼルはカメラユニットが組み込まれているため多少の厚みがあります。一方で、左右のベゼルは鉛筆の太さと同じくらいの幅で画面周りは全体的にすっきりとしています。
映り込みは気にならない
ディスプレイの映り込み具合をチェックします。
レビュー機は非光沢液晶のため、映り込みは上記写真のとおり かなり低減されています。黒系の映像でも、映り込みが気になることはないでしょう。
広い視野角
視野角をチェックします。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからも描画されている映像をはっきり確認できます。
天面はフラットまで開くことができる
天面はフラット近くまで開くことができます。
完全にフラットにできるわけではありませんが、ディスプレイをここまで開くことができれば、打ち合わせなどでの画面共有にも使えます。
ちなみに、13.3型モデルではさらに開閉角度が広く、ほぼ完全にフラットな状態まで開くことが可能です。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
HP EliteBook 6 G1i 14 のキーボードレイアウトは標準的です。
キーピッチやキーストロークのほか、キートップ表面の形状や質感、タイプ感も兄弟機種である 13.3型の EliteBook 6 G1i 13 と同等です。
キーピッチは 19mm(仕様)
キートップ表面はややツルツルとした質感で、中央がわずかにへこんだ形状
キーストロークは 1.5mm(仕様)で標準的な深さ
タイプ音は「タクタク」という音で静音性も良好。タイプ感もちょうどよく、しっかりとした打鍵感があります。キーの押し込みや跳ね返りも自然で、長時間の入力でも疲れにくく、タイピングしやすいキーボードです。
Copilotキー搭載
HP EliteBook 6 G1i 14 には「Copilotキー」が搭載されており、Microsoft の AIアシスタント「Copilot」をすばやく起動できます。
矢印の指すところが Copilotキー
Copilot はユーザーの質問に対して適切な回答を返すほか、資料作成やメール対応、情報収集などの業務を支援。作業時間の短縮や生産性の向上につながる便利な機能です。
Copilotキーを押すだけで AIアシスタントが起動
キーボードバックライトを搭載
キーボードにはバックライトが搭載されています。
キーボード・バックライトの明るさは 2段階で切り替え可能です。
[F5]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ
質感のよいパームレスト
パームレストも上質感ある仕上がりで、サラサラとした感触です。
指紋や皮脂の跡も目立ちません。
なめらかなスベリのタッチパッド
タッチパッドは、少しサラサラとした感触ですが、スベリはなめらかです。
タッチパッドのサイズ感
大きめのサイズで扱いやすさも良好です。
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィックス・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
CPU | インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U |
---|---|
メモリ | 16GB (16GB×1) DDR5-5600 |
ストレージ | 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
グラフィックス | インテル グラフィックス |
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。
評価項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価] |
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
グラフィック性能 | 3DMark Time Spy |
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実行にあたっては電源オプションの電源プランを「バランス」に設定し、電源とバッテリーの電源モードを「バランス」と「最適なパフォーマンス」の2モードそれぞれで実施しています。
電源プランの設定
電源モードの設定
付属のソフトウェア「HP」には、パフォーマンスのコントロール機能は組み込まれていませんでした。
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア)と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。
評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 228V
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U
・インテル Core i7-1355U プロセッサー
・インテル Core i5-1335U プロセッサー
・AMD Ryzen AI 7 350 プロセッサー
・AMD Ryzen AI 5 340 プロセッサー
・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CINEBENCH R23 (マルチコア) | |
---|---|
Ryzen AI 7 350 |
14262 pts
|
Core Ultra 7 155H |
12557 pts
|
Ryzen AI 5 340 |
12538 pts
|
Core Ultra 7 255U |
10175 pts
|
Core Ultra 5 228V |
9973 pts
|
Core Ultra 5 125H |
9920 pts
|
Core Ultra 7 258V |
9873 pts
|
Core Ultra 5 225U(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
9626 pts
|
Core Ultra 5 225U(レビュー機/バランス) |
9322 pts
|
Ryzen 7 7730U |
9117 pts
|
Core Ultra 7 155U |
8648 pts
|
Ryzen 5 7530U |
7627 pts
|
Core i7-1355U |
7073 pts
|
Core i5-1335U |
6875 pts
|
Core Ultra 5 125U |
6508 pts
|
CINEBENCH R23 (シングルコア) | |
---|---|
Ryzen AI 5 340 |
1912 pts
|
Ryzen AI 7 350 |
1911 pts
|
Core Ultra 7 258V |
1873 pts
|
Core Ultra 7 255U |
1866 pts
|
Core Ultra 5 225U(レビュー機/バランス) |
1799 pts
|
Core Ultra 5 225U(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
1758 pts
|
Core Ultra 5 228V |
1735 pts
|
Core i7-1355U |
1725 pts
|
Core Ultra 7 155U |
1691 pts
|
Core Ultra 7 155H |
1671 pts
|
Core Ultra 5 125H |
1661 pts
|
Core Ultra 5 125U |
1564 pts
|
Core i5-1335U |
1546 pts
|
Ryzen 7 7730U |
1431 pts
|
Ryzen 5 7530U |
1419 pts
|
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest) | |
---|---|
Core Ultra 7 155H |
25726
|
Ryzen AI 7 350 |
25443
|
Ryzen AI 5 340 |
21905
|
Core Ultra 5 125H |
21632
|
Core Ultra 7 258V |
20691
|
Core Ultra 7 255U |
20450
|
Core Ultra 5 225U(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
20363
|
Core Ultra 5 228V |
20106
|
Core Ultra 5 225U(レビュー機/バランス) |
19942
|
Ryzen 7 7730U |
18677
|
Core Ultra 7 155U |
18521
|
Core i7-1355U |
15946
|
Ryzen 5 7530U |
15930
|
Core Ultra 5 125U |
15296
|
Core i5-1335U |
14508
|
レビュー機の CPUベンチマークスコアは優秀です。シリーズ1 の Core Ultra 5 125U とスコアを比べても性能が大幅に向上していることが分かります
オフィス業務やWeb会議などの日常的な作業はもちろん、画像処理や軽めの動画編集といった、やや負荷のかかる作業でも快適にこなせるパフォーマンスが期待できます。
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・インテル Arc グラフィックス 140V(Core Ultra 7 258V内蔵)
・インテル Arc グラフィックス 130V(Core Ultra 5 228V内蔵)
・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 7 155H内蔵)
・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 5 125H内蔵)
・インテル グラフィックス(Core Ultra 7 255U内蔵)
・インテル グラフィックス(Core Ultra 7 155U内蔵)
・インテル グラフィックス(Core Ultra 5 125U内蔵)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1355U内蔵)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1335U内蔵)
・AMD Radeon 860M グラフィックス(Ryzen AI 7 350内蔵)
・AMD Radeon 780M グラフィックス(Ryzen AI 5 340内蔵)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U内蔵)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U内蔵)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark Time Spy
Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
3DMark Time Spy | |
---|---|
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V) |
4192
|
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V) |
3882
|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
3560
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
3119
|
AMD Radeon 860M(Ryzen AI 7 350) |
3062
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 255U) |
2264
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
2072
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U) |
2049
|
インテルグラフィックス(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
1985
|
インテルグラフィックス(レビュー機/バランス) |
1970
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
1685
|
AMD Radeon 840M(Ryzen AI 5 340) |
1633
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
1354
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
1312
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
1255
|
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ | |
---|---|
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V) |
11066
|
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V) |
10921
|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
8283
|
AMD Radeon 860M(Ryzen AI 7 350) |
7370
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
7216
|
AMD Radeon 840M(Ryzen AI 5 340) |
6862
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 255U) |
6365
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
5338
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
5034
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U) |
4505
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
4204
|
インテルグラフィックス(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
4145
|
インテルグラフィックス(レビュー機/バランス) |
3839
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
3831
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
3662
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV | |
---|---|
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V) |
8177
|
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V) |
7661
|
AMD Radeon 860M(Ryzen AI 7 350) |
6799
|
AMD Radeon 840M(Ryzen AI 5 340) |
5706
|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
5698
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
5176
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 255U) |
5051
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
3866
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
3826
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
3608
|
インテルグラフィックス(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
3444
|
インテルグラフィックス(レビュー機/バランス) |
3346
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U) |
3282
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
3103
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
2930
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
レビュー機のグラフィックス・パフォーマンスは良好です。メールやWeb閲覧、オフィスソフトの利用といった日常業務はもちろん、複数アプリを同時に動かしながらのオンライン会議でも快適な動作が期待できます。
ただし、ベンチマークスコアはシリーズ1の Core Ultra 5 125U と同等で、これはレビュー機が16GB(16GB×1)のシングルチャネル構成であることが影響しています。
同じ 16GBメモリでも 8GB×2 のデュアルチャネル構成すれば、グラフィックス・パフォーマンスは大幅に向上しますが、本機種は、残念ながら購入時にメモリの増設やデュアルチャネル構成へのカスタマイズができません。とはいえ、レビュー機のメモリ構成でも、一般的なビジネス用途には十分なグラフィックス性能です。
ストレージ性能
レビュー機に搭載されている SSD は PCIe Gen4 NVMe 対応です。
ストレージ情報
(シリアルナンバーは隠しています)
ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。
データ転送速度
※電源モードを「バランス」に設定して計測した結果。「最適なパフォーマンス」での計測結果も同等です。
計測結果は優秀です。PCIe Gen4 NVMe 対応の SSD は、体感的にも高速なアクセスでファイルの読み書きがとてもスムーズです。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 で実際の使用を想定した性能評価を行います。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。
・HP EliteBook 840 G11 (レビュー機の旧機種)
・HP EliteBook 8 G1i 14 (レビュー機の上位機種)
・HP ProBook 4 G1iR 14
・HP EliteBook 6 G1i 13 (レビュー機の兄弟機種)
・HP EliteBook 635 Aero G11
※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定で計測したスコア)
おもなスペックは以下のとおり。
スペック | EliteBook 6 G1i 14 (レビュー機) |
EliteBook 840 G11 (レビュー機の旧機種) |
EliteBook 8 G1i 14 (レビュー機の上位機種) |
ProBook 4 G1iR 14 | EliteBook 6 G1i 13 (レビュー機の兄弟機種) |
EliteBook 635 |
---|---|---|---|---|---|---|
CPU | インテル Core Ultra 5 225U | インテル Core Ultra 7 155U | インテル Core Ultra 5 228V | インテル Core 5 220U | インテル Core Ultra 5 235U | AMD Ryzen 7 8840U |
メモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 32GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ |
ストレージ | 256GB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) | 256GB SSD (NVMe) | 256GB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) |
グラフィックス | Intel Graphics | Intel Graphics | Intel Arc Graphics 130V | Intel Graphics | Intel Graphics | AMD Radeon 780M |
ベンチマーク結果は以下のとおり。
Essentials | |
---|---|
EliteBook 6 G1i 14(バランス) |
9184
|
EliteBook 6 G1i 14(最適なパフォーマンス) |
9349
|
EliteBook 840 G11 |
10236
|
EliteBook 8 G1i 14 |
8703
|
ProBook 4 G1iR 14 |
9880
|
EliteBook 6 G1i 13 |
9506
|
EliteBook 635 |
10075
|
目標値 |
4100
|
Productivity | |
EliteBook 6 G1i 14(バランス) |
7805
|
EliteBook 6 G1i 14(最適なパフォーマンス) |
9306
|
EliteBook 840 G11 |
8075
|
EliteBook 8 G1i 14 |
9945
|
ProBook 4 G1iR 14 |
7139
|
EliteBook 6 G1i 13 |
9282
|
EliteBook 635 |
10321
|
目標値 |
4500
|
Digital Contents Creation | |
EliteBook 6 G1i 14(バランス) |
7364
|
EliteBook 6 G1i 14(最適なパフォーマンス) |
7385
|
EliteBook 840 G11 |
7346
|
EliteBook 8 G1i 14 |
9318
|
ProBook 4 G1iR 14 |
6476
|
EliteBook 6 G1i 13 |
7397
|
EliteBook 635 |
8307
|
目標値 |
3450
|
※テスト項目説明
・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア
レビュー機のベンチマークスコアは、ビジネス用途としては優秀な結果を示しています。
上位機種 HP EliteBook 8 G1i 14 と比較すると、負荷の高い処理では ややひかえめなところもありますが、日常業務においては快適なパフォーマンスが期待できます。
また、兄弟機種である 13.3型の EliteBook 6 G1i 13 とほぼ同等のスコアである点も注目すべきポイントです。CPU性能では EliteBook 6 G1i 13 が優位ですが、総合的なパフォーマンスとしては大きな差はありません。2つの機種から同等スペックのモデルを選ぶ際は、画面サイズや本体の取り回しが自身の使用スタイルに合っているかを基準にするとよいでしょう。
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バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
※電源モードを「バランス」に設定して実施。
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の計測結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 6時間 17分 |
バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
32分 |
バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
1時間 2分 |
バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
1時間 50分 |
バッテリー駆動時間の検証結果は優秀です。スペック上の「6時間58分(JEITA Ver3.0、動画再生時)」に近い結果を得られました。検証ではバッテリーを多く消費する条件で行っているため、ディスプレイの輝度調整や省電力設定などを活用すれば、さらに長時間の使用も期待できます。
また、バッテリー充電時間の検証結果も優秀です。検証ではパソコンを起動した状態で計測していますが、電源オフやスリープ状態であれば、さらに短時間で充電できる可能性があります。
実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するため参考値としてください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。
・HP EliteBook 840 G11 (レビュー機の旧機種)
・HP EliteBook 8 G1i 14 (レビュー機の上位機種)
・HP ProBook 4 G1iR 14
・HP EliteBook 6 G1i 13 (レビュー機の兄弟機種)
・HP EliteBook 635 Aero G11
※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定で計測)
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
Adobe Lightroom
Adobe Lightroom Classic
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
Lightroom | |
---|---|
EliteBook 6 G1i 14(バランス) |
23秒4
|
EliteBook 6 G1i 14(最適なパフォーマンス) |
22秒1
|
EliteBook 840 G11 |
19秒0
|
EliteBook 8 G1i 14 |
21秒0
|
ProBook 4 G1iR 14 |
25秒9
|
EliteBook 6 G1i 13 |
22秒2
|
EliteBook 635 |
18秒5
|
Lightroom Classic | |
EliteBook 6 G1i 14(バランス) |
21秒7
|
EliteBook 6 G1i 14(最適なパフォーマンス) |
21秒6
|
EliteBook 840 G11 |
18秒4
|
EliteBook 8 G1i 14 |
20秒8
|
ProBook 4 G1iR 14 |
25秒5
|
EliteBook 6 G1i 13 |
21秒8
|
EliteBook 635 |
23秒0
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
PowerDirector | |
---|---|
EliteBook 6 G1i 14(バランス) |
1分42秒3
|
EliteBook 6 G1i 14(最適なパフォーマンス) |
1分41秒2
|
EliteBook 840 G11 |
1分25秒7
|
EliteBook 8 G1i 14 |
1分15秒8
|
ProBook 4 G1iR 14 |
1分48秒2
|
EliteBook 6 G1i 13 |
1分37秒2
|
EliteBook 635 |
1分16秒5
|
実際のソフトウェアを用いたクリエイティブ性能の評価も良好で、写真や動画編集などの補助的な作業であれば、業務用途にも十分対応可能です。
レビュー機には広色域かつ高輝度な液晶パネルが搭載されており、表示品質にもすぐれています。クリエイティブな処理性能と表示品質のバランスも取れているため、ビジネスシーンにおいても軽めのコンテンツ制作であれば十分活用できます。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R23 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
電源モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 下段はピーク時の音量推移 |
|
---|---|---|---|
ベンチマーク中 | 動画エンコード中 | ||
バランス | 33.4db | 38.8db (38db台) |
40.0db (39~40db) |
最適なパフォーマンス | 33.4db | 39.5db (38~39db) |
40.6db (39~40db) |
■騒音の目安
騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
---|---|
60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
アイドル時はほぼ無音で、静かな環境でも気にならないレベルです。
高負荷時には「サーッ」という排気音がやや大きくなり、使用環境によっては少し気になるかもしれません。
ただし、負荷が下がればファン回転数も徐々に落ち着き、2~3分ほどでアイドル時の静音状態に戻ります。業務中に常時高負荷が続くケースは少ないため、駆動音が作業の妨げになることはあまりないでしょう。
※駆動音は使用環境やパソコンの状態により変動します。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※電源モードを「バランス」に設定して実施
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分間放置
■Youtube 動画 30分間視聴後
■10分間動画エンコード実行後
高負荷な状態では、キーボード上の中央から左側にかけての表面温度が少し上昇します。ただ、少し温かさを感じる程度なので、高負荷時でもタイピングに影響はありません。
また、パームレスト上は左側の表面温度が若干高めですが、全体としては内部の熱の影響が抑えられており、高負荷時のタイピングでも不快に感じることはありませんでした。
サウンド チェック
HP EliteBook 6 G1i 14 は、Poly Studio でチューニングされたデュアルステレオスピーカーを搭載しています。
また、オーディオ機能は付属のソフトウェア「HP」に組み込まれています。
HPのオーディオ機能
オーディオ機能では、プリセットによる音質の設定が可能です(イコライザー機能は搭載されていません)。
以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。
※プリセット「自動」で試聴
■スピーカー
・低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質
・音声もはっきり明瞭に聴き取れる
・音量を最大にしても音割れしにくい(コンテンツによる)
・スピーカーが前面に配置されているため、タイピング中は手がスピーカーをさえぎり、音がこもったように感じられる
■ヘッドホン
・スピーカーと同様に高音質
・周囲の音が遮断されているぶんクリアに聞こえる
また、HPのオーディオ機能には、スピーカー(出力)や内蔵マイク(入力)のノイズリダクション機能も組み込まれています。
HPのオーディオ機能(出力:スピーカーと入力:マイクの設定)
なお、マイクモードでは使用環境に応じたノイズリダクションの設定が可能で、「会議」と「個人」から選択できます。
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
回 | 起動 | 再起動 | シャットダウン |
---|---|---|---|
1回目 | 18.6秒 | 37.8秒 | 10.8秒 |
2回目 | 18.6秒 | 39.7秒 | 10.9秒 |
3回目 | 19.3秒 | 39.7秒 | 10.7秒 |
4回目 | 18.5秒 | 40.5秒 | 11.1秒 |
5回目 | 18.6秒 | 40.2秒 | 10.9秒 |
平均 | 18.7秒 | 39.6秒 | 10.9秒 |
実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。
セキュリティ機能について
HP EliteBook 6 G1i 14 には、顔認証や指紋認証、プライバシーシャッターのほかにも、以下のセキュリティ機能が搭載されています。
HP Wolf Security
「封じ込め」と「検知/駆除(防止)」の2つのアプローチでマルウェアやウィルスからデバイスを保護する機能です。
HP Wolf Security
HP Sure Click
不正な Web サイト閲覧や悪意あるファイルのダウンロードからデバイスを保護する機能です。
HP Sure Click
ブラウザや Microsoft Office をハードウェアレベルで完全に隔離された仮想マシン内で実行するため、感染したとしても不正な振る舞いをするWebページやファイルを閉じることでマルウェアやウィルスは自動的に削除されます。
同梱品
HP EliteBook 6 G1i 14 の本体ほか同梱品一式です。
同梱品リスト
・HP EliteBook 6 G1i 14 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・ドキュメント類
まとめ
以上、HP EliteBook 6 G1i 14 のレビュー記事をお届けしました。
HP EliteBook 6 G1i 14 は、14型の広い表示領域と高い表示品質を活かし、日常業務から比較的負荷の高い作業まで幅広く対応できるモバイルノートです。
AI機能による業務支援に対応し、ExcelやBIツールによるデータ分析のほか、PowerPointでの提案資料作成、軽めの画像・動画編集なども快適にこなせる処理性能を備えています。
静音性・バッテリー性能のバランスも良好。スリムで軽量な筐体は14型ながら持ち運びやすく、外出先でもオフィスと同じ感覚で作業を進められます。
まさに“頼れる業務パートナー”として幅広いシーンで活用できる 1台といえるでしょう。
高評価のポイント
- 日常業務から比較的負荷の高い作業まで幅広く対応
- AI機能による業務支援にも対応
- スリムで軽量な筐体なので 14型でも持ち運びやすい
- タイピングしやすいキーボード
- LANポート搭載で、無線LANが制限された環境にも対応可能
- 長時間駆動&急速充電対応のバッテリー
気をつけておきたい点
- LANポートは開閉カバー付きなので、初めのうちはコネクタの差し込みに少し手間取るかも
- 購入時にメモリの増設やデュアルチャネル構成へのカスタマイズができない
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

HP EliteBook 6 G1i 14
税込 17万円台から
※HP EliteBook 6 G1i 14 は法人向けモデルですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。
【広告】【提供:株式会社日本HP】
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