日本HP が販売する HP Envy x360 14-fa (以下、Envy x360 14 と記載)は、AMD Ryzen 8040HS シリーズ・プロセッサーを搭載した 14.0型コンバーチブルノートパソコンです。
AIエンジンを内蔵した Ryzen プロセッサーの搭載でパフォーマンスがパワフル! ベンチマークによる性能評価も優秀です。
兄弟機種の Envy x360 14-fc (インテル) にくらべ安価ながらデザインや性能、機能は同等レベル。5MPカメラや AIコンパニオン Copilot キーの搭載など使いやすさも同等です。
レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を実施しています。なお、ベンチマークでは兄弟機種 Envy x360 14-fc (インテル) とのパフォーマンス比較も掲載しています。
- AMD Ryzen 8040HS シリーズ・プロセッサーを搭載
- 高級感あるデザイン
- スリム&コンパクト&そこそこ軽量
- ラップトップ、タブレット、テント、スタンドなどスタイル自在に使える
- 2.8K OLEDディスプレイ(下位モデルを除く)
- 5MP IRカメラ(約500万画素)&顔認証機能
- Poly Studio のサウンドシステムを採用
- Copilotキーで AIコンパニオンをすばやく起動できる
- 長時間駆動できるバッテリー
- HP MPP2.0 アクティブペンはオプション
- Envy x360 14-fc (インテル) にくらべ安価ながらデザイン/性能/機能などは同等レベル
【 目 次 】
レビューは 2024年8月14日時点の内容です。
スペック構成
Envy x360 14 のおもなスペックは以下のとおり。
シリーズ名 | HP Envy x360 14-fa0000 シリーズ |
本体カラー | メテオシルバー |
OS | Windows 11 Home |
CPU | ■AMD Ryzen 5 8640HS プロセッサー ■AMD Ryzen 7 8840HS プロセッサー |
メモリ | ■16GB オンボード (6400MHz, LPDDR5) ■32GB オンボード (6400MHz, LPDDR5) |
ストレージ | ■512GB SSD (PCIe Gen4 NVMe M.2) ■1TB SSD (PCIe Gen4 NVMe M.2) |
ディスプレイ | ■14.0インチ・WUXGA (1920×1200) 非光沢・IPSタッチディスプレイ ■14.0インチ・2.8K (2880×1800) ブライトビュー・OLED タッチディスプレイ ※テュフ・ラインランド Eyesafe認定ディスプレイ |
グラフィックス | ■AMD Radeon 760M グラフィックス (Ryzen 5 内臓) ■AMD Radeon 780M グラフィックス (Ryzen 7 内臓) |
ワイヤレス | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E)、Bluetooth 5.3 |
Webカメラ | 5MP IR カメラ (約500万画素) |
オーディオ | Poly Studio デュアルスピーカー、内蔵デュアルマイク |
バッテリ駆動時間 | ■最大 14時間30分 (IPSタッチディスプレイ搭載時) ■最大 10時間30分 (OLEDタッチディスプレイ搭載時) ※MobileMark 25にて計測 |
本体サイズ(W×D×H) | 約 313×218×16.9 mm (突起部を除く) |
本体質量 | 約 1.39 kg |
Envy x360 14 は、CPU/メモリ/ストレージなどのスペック構成により「スタンダードモデル」「パフォーマンスモデル」「パフォーマンスプラスモデル」の3モデルがラインナップしています。
■スタンダードモデル
Ryzen 5 8640HS/16GBメモリ/512GB SSD/WUXGA非光沢・IPSタッチディスプレイ
■パフォーマンスモデル
Ryzen 7 8840HS /16GBメモリ/1TB SSD/2.8Kブライトビュー・OLEDタッチディスプレイ
■パフォーマンスプラスモデル
Ryzen 7 8840HS/32GBメモリ/1TB SSD/2.8Kブライトビュー・OLEDタッチディスプレイ
また、HP Envy x360 14-fa (AMD) と兄弟機種 Envy x360 14-fc (インテル) のおもな違いは以下のとおり。
スペック項目 | Envy x360 14-fa (AMD、レビュー機) |
Envy x360 14-fc (インテル) |
---|---|---|
本体カラー | メテオシルバー | ■メテオシルバー ■ミッドナイトブルー |
CPU | ■AMD Ryzen 5 8640HS プロセッサー ■AMD Ryzen 7 8840HSプロセッサー |
■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U ■インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U |
グラフィックス | ■AMD Radeon 760M グラフィックス (Ryzen 5 内臓) ■AMD Radeon 780M グラフィックス (Ryzen 7 内臓) |
インテル グラフィックス |
インターフェイス | ・HDMI 2.1 出力端子×1 ・SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応) ・SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ・ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
・HDMI 2.1 出力端子×1 ・Thunderbolt 4 with USB4 Type-C 40Gbps ×1 (Power Delivery、DisplayPort 2.1、電源オフUSBチャージ機能対応) ・SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1 (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応) ・SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) ・ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
バッテリ駆動時間 | ■最大 14時間30分 (IPSタッチディスプレイ搭載時) ■最大 10時間30分 (OLEDタッチディスプレイ搭載時) |
■最大 15時間 (IPSタッチディスプレイ搭載時) ■最大 10時間30分 (OLEDタッチディスプレイ搭載時) |
ラインナップしているモデルの詳しいスペックや価格などの最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。
HP Envy x360 14-fa (AMD)
税込 13万円台から
【広告】【提供:株式会社日本HP】
当サイトでは日本HP公式オンラインストア「HP Directplus」で使える最大7%オフ特別クーポンを提供中です。
お買い得情報
HP Directplus の「年末大感謝祭」で Envy x360 14-fa (AMD) がお買い得です。[12/26(木)12:59まで]
・スタンダードモデル:12万4980円
・パフォーマンスモデル:14万9800円
・パフォーマンスプラスモデル:16万9800円
※特別価格のため 最大7%オフ特別クーポンと併用不可
外観チェック
スタイリッシュ感と高級感を合わせ持つデザイン
Envy x360 14 は、スタイリッシュ感と高級感をあわせもつデザインです。
公式サイトでは「無駄はないけど、余白のあるデザイン」と紹介していますが、実際に手にするとそれ以上にカッコよさを感じるデザインです。
本体のカラーは「メテオシルバー」。シルバーとグレーが絶妙なバランスでミックスされた色合いです。
スタイリッシュなフォルム
天面の中央に「hp」スラッシュロゴ、ヒンジ部分に「ENVY」のブランドロゴを配置。
hpスラッシュロゴ と ENVYロゴがアクセント
手触り感は「サラサラ」して質感は良好。指紋や皮脂の跡も目立ちません。
また、本機種はリサイクルアルミニウムやリサイクルプラスチックなどサステナブルな素材を随所に使用していますが、高級なイメージを損なうことなくデザインされています。
本体はスリム。持ち歩く際に収納するバッグへの出し入れもスムーズにできます。
本体はスリム
底面カバーは「ユニボディ」の構造。見ためはシンプルですが、ユニボディの構造は剛性にもすぐれています。
ゴム足は前面側左右に2カ所と背面側左右にまたがる位置に実装されています。本体の安定感は良好です。
また、排気口は背面側のヒンジのあいだに実装されています。
吸気口(底面カバー側)と排気口
背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。これにより本体内部の効果的な冷却が期待できます。
スタイル自在に使える
Envy x360 14 はコンバーチブルタイプの 2in1ノートで、天面を回転させることでスタイル自在に使えます。
ラップトップ
スタンド
テント
タブレット
フラット(画面共有に便利)
天面は回転しやすくスムーズにスタイルを変更することができます。
なお、Envy x360 14 はアクティブペンを使えば気軽にメモをとったりイラストやデッサンなど幅広く活用できます。
アクティブペンはオプションですが、Microsoft Penプロトコル2.0に対応したペンであれば使うことができます。(上記は Surface ペン を使ったデッサンイメージ)
必要十分なインターフェースを実装
Envy x360 14 は必要十分なインターフェースを実装しています。
右側面
①ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
②SuperSpeed USB Type-A 10Gbps
左側面
③USB Type-A 10Gbps (電源オフUSBチャージ機能対応)
④HDMI 2.1 出力端子
⑤SuperSpeed USB Type-C 10Gbps(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)×2
なお、USB Type-C ポートで可能な映像出力やPD充電器の検証結果は以下のとおり。
■USB Type-C 対応表(2ポート共通、当サイトの検証結果)
映像出力 | 〇 (4K出力可能) |
---|---|
PD充電器(30W) | 〇 |
PD充電器(45W) | 〇 |
PD充電器(65W) | 〇 |
電源ボタンはキーボード上にレイアウト
電源ボタンはキーの一部として[DELETE]キーの左隣りにレイアウトされています。
電源ボタンは LED内蔵
使用中に間違って電源ボタンを押しても短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。
顔認証カメラ搭載
Envy x360 14 は、顔認証カメラを標準搭載しています。
顔認証でサインイン
認証精度は良好で Windows へのサインインもスムーズです。
5MPカメラと AIベースの便利機能
Envy x360 14 は 5MPカメラ(約500万画素)にくわえ、Windows Studio Effects など AIベースの機能を搭載しています。
Windows スタジオ エフェクトでは、カメラ映像の明るさを調整できる機能や背景ぼかし/画像埋め込み機能のほか自動フレーミング機能を使うことができます。
Windows スタジオ エフェクト
また、自動フレーミングはカメラからの距離/角度を意識することなくユーザーの顔を自動的にフレーム内の中央に映し出す機能です。カメラから極端に離れていたり斜めすぎると上手く機能しませんが、ある程度の距離や角度なら顔の位置を画面フレームの中央に映し出してくれる便利な機能です。
なお、カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能です(スライドスイッチはカメラの上側)。
ちなみに、カメラ周りの機能は Envy x360 14-fc (インテル) と同等です。
Poly Studio デュアルスピーカーを搭載
スピーカーは Poly Studio デュアルスピーカーを搭載。スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています
Poly Studio デュアルスピーカーは、低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質です。
スリムでそこそこ軽量!持ち歩きもラクにできる
本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。
本体の大きさは A4サイズより一回り大きいくらいでコンパクトです。
本体を閉じたときの高さのイメージは以下のとおり。
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
本体の高さは実測で 約19.5(最厚部)mm。最厚部でも CDケース 2枚より薄くてスリムです。
本体や電源アダプターなど重量の実測値は以下のとおり。
・本体:1,374g
・電源アダプター:201g
・電源コード:106g
1kgくらいのモバイルノートより少し質量はあるものの、持ち歩きがラクにできる重量感です。
電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。
ディスプレイのチェック
高輝度&広色域 OLED(有機EL)ディスプレイ
レビュー機のディスプレイは SAMSUNG製の OLED(有機EL)パネル[型番:SDC4197]が採用されています。
※HP Envy x360 14-fc (インテル) パフォーマンスプラスモデル のレビュー機と同じ型番のパネルが採用されていました。
ディスプレイに描画される映像は高精細で自然な色合いです。とくに、OLED パネルはコントラスト比が高く、黒をより黒く表現できるため映像全体を鮮明に描画できるメリットがあります。
画像の表示例(その1)
画像の表示例(その2)
テキストの表示例
テキスト表示を拡大
トーンカーブは RGBともに理想的な 45度の直線で色調バランスは良好です。
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)
輝度はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「385 nit(実測値)」と高輝度です。実際に見ても とても明るく、屋外のように周囲が明るい環境で使っても画面が見えにくくなることはないでしょう。
色域の計測結果は以下のとおり。
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)
規格 | カバー率 | 比 |
---|---|---|
sRGB | 100.0% | 155.5% |
Adobe RGB | 97.7% | 115.3% |
DCI-P3 | 99.9% | 114.6% |
広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にもしっかり対応できます。
狭額縁ベゼルで画面周りスッキリ
ベゼルは狭額縁です。
とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さよりとても細く、画面周りは全体的にスッキリとしています。
映り込みが気になる場合もある
Envy x360 14 のディスプレイはブライトビュー(光沢)です。
映像や照明の位置によっては映り込みが気になる場合があるかもしれません。
広い視野角
視野角をチェックします。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。斜めから見てもはっきりとした映像を確認できます。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
Envy x360 14 のキーボードレイアウトは標準的です。
キーに印刷されている英数字が大きいところもポイント。キーが見やすく視認性にすぐれていることは使いやすさにもつながります。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm(仕様は 18.7m)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチです。
キートップの表面は中央部分が少しへこんでいます。ツルツルした感触で指先のタッチ感も良好です。
キーストロークの仕様は 約1.3mm。ノートパソコンの平均的なキーストローク 1.5mm にくらべ数値的には浅いですが、実際にタイプしてみると数値ほどの浅さを感じません。キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚も良好です。
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か。
シッカリとした打鍵感でタイピングしやすいキーボードです。
Copilotキー搭載
Envy x360 14 には「Copilotキー」が搭載されています。
矢印の指すところが Copilotキー
Copilotキーを押すと Microsoft の AIアシスタントをすばやく起動することができます。
Copilotキーを押すだけで AIアシスタントが起動
Copilot はとても便利な機能で、ユーザーの質問に対して適切な回答を返してくれます。
※Copilot は会話形式の質問のほかキーワードを羅列する質問にも適切な回答を返してくれます。
キーボードはバックライト内蔵
キーボードはバックライトを内蔵しています。
キーボード・バックライトの明るさは切り替え可能です。
[F4]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ
質感のよいパームレスト
パームレストはサラサラとした感触で上質感があります。
指紋や皮脂の跡は目立たないのでキーボード操作も快適です。
なめらかなスベリで反応の良いタッチパッド
タッチパッドはツルツルした感触でスベリはなめらかです。
タッチパッドのサイズ感
本体がコンパクトなわりにタッチパッドのサイズが大きく、扱いやすさも良好です。
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは Envy x360 14 の CPU・グラフィックス・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 8840HS プロセッサー |
メモリ | 32GB オンボード (6400MHz, LPDDR5) |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe Gen4 NVMe M.2) |
グラフィックス | AMD Radeon 780M グラフィックス |
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。
評価項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価] |
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
グラフィック性能 | 3DMark Time Spy |
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「myHP」のシステム制御/パフォーマンスのコントロールを「Smart Sense」(初期設定)と「パフォーマンス」の2モードそれぞれで実施しています。
※myHP のパフォーマンスのコントロールは、Windows のコントロールパネル[電源オプション]の電源プランや[電源とバッテリー]の電源モードの設定よりも優先されます。
パフォーマンスのコントロール
パフォーマンスのコントロールで設定可能な各モードの説明は以下のとおり。
モード | 説明 |
---|---|
Smart Sense | 使用中のアプリ、パソコンの位置、バッテリーの状態に基づいてパフォーマンス/ファン速度/温度を最適化し、システムを自動的に調整する。 |
バランス | ファン速度/パフォーマンス/温度バランスを調整する。 |
クール | デバイスを触ったときに温かく感じる場合に最適なモード。ファン速度を上げ CPUパフォーマンスを下げてデバイスを冷却する。 |
静か | 静かな環境で使用するときに最適なモード。CPUパフォーマンスを下げて、ファンは停止するか最低速度で動作する。 |
パフォーマンス | CPUを最大限使用するときに最適なモード。CPUパフォーマンスを上げてファン速度も上げる。 |
省電力機能 | CPUパフォーマンスを下げて消費電力を抑えバッテリー持続時間を長くする。バッテリー駆動時のみ設定できる。 |
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア)と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。
評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U
・インテル Core i7-1360P プロセッサー
・インテル Core i5-1340P プロセッサー
・インテル Core i7-1355U プロセッサー
・インテル Core i5-1335U プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
■CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CINEBENCH R23 (マルチコア) | |
---|---|
Ryzen 7 8840HS(レビュー機/パフォーマンス) |
12896 pts
|
Core Ultra 7 155H |
12346 pts
|
Ryzen 7 8840HS(レビュー機/Smart Sense) |
11876 pts
|
Ryzen 7 5825U |
10237 pts
|
Core i7-1360P |
10095 pts
|
Core Ultra 5 125H |
9685 pts
|
Core Ultra 7 155U |
9030 pts
|
Ryzen 7 7730U |
8997 pts
|
Core i5-1340P |
8551 pts
|
Core i7-1355U |
7642 pts
|
Ryzen 5 7530U |
7627 pts
|
Ryzen 5 5625U |
7555 pts
|
Core i5-1335U |
6875 pts
|
CINEBENCH R23 (シングルコア) | |
---|---|
Core i7-1355U |
1772 pts
|
Ryzen 7 8840HS(レビュー機/パフォーマンス) |
1734 pts
|
Ryzen 7 8840HS(レビュー機/Smart Sense) |
1734 pts
|
Core i7-1360P |
1732 pts
|
Core Ultra 7 155H |
1687 pts
|
Core Ultra 5 125H |
1649 pts
|
Core Ultra 7 155U |
1575 pts
|
Core i5-1335U |
1546 pts
|
Core i5-1340P |
1534 pts
|
Ryzen 7 5825U |
1435 pts
|
Ryzen 7 7730U |
1428 pts
|
Ryzen 5 7530U |
1419 pts
|
Ryzen 5 5625U |
1365 pts
|
■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
CPU Mark | |
---|---|
Ryzen 7 8840HS(レビュー機/パフォーマンス) |
26538
|
Core Ultra 7 155H |
25686
|
Ryzen 7 8840HS(レビュー機/Smart Sense) |
25178
|
Core Ultra 5 125H |
21596
|
Core i7-1360P |
20651
|
Ryzen 7 5825U |
20320
|
Core Ultra 7 155U |
19812
|
Ryzen 7 7730U |
18677
|
Core i7-1355U |
17198
|
Core i5-1340P |
16650
|
Ryzen 5 5625U |
16291
|
Ryzen 5 7530U |
15930
|
Core i5-1335U |
14508
|
レビュー機の CPU 性能は優秀です。
レビュー機に搭載されている AMD Ryzen 7 8840HS プロセッサーは、インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H と同等レベルとみてよいでしょう。
モバイルノートのみならずメインPC として活用できるくらい非常にパワフルなパフォーマンスが期待できます。
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)
・インテル Arc グラフィックス(Ultra 7 155H搭載機)
・インテル Arc グラフィックス(Ultra 5 125H搭載機)
・インテルグラフィックス(Ultra 7 155U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1360P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1340P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1355U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1335U搭載機)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark Time Spy
Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
3DMark Time Spy | |
---|---|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
3455
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
3273
|
AMD Radeon 780M(レビュー機/パフォーマンス) |
2847
|
AMD Radeon 780M(レビュー機/Smart Sense) |
2557
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
2111
|
インテル Iris Xe(Core i7-1360P) |
1911
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
1732
|
インテル Iris Xe(Core i5-1340P) |
1545
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
1381
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
1342
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
1312
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
1255
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
1189
|
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
暁月のフィナーレ | |
---|---|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
8283
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
7495
|
AMD Radeon 780M(レビュー機/パフォーマンス) |
6371
|
AMD Radeon 780M(レビュー機/Smart Sense) |
6214
|
インテル Iris Xe(Core i7-1360P) |
6051
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
5527
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
5382
|
インテル Iris Xe(Core i5-1340P) |
5072
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
4184
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
4123
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
3831
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3714
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
3662
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV | |
---|---|
AMD Radeon 780M(レビュー機/パフォーマンス) |
6021
|
AMD Radeon 780M(レビュー機/Smart Sense) |
5931
|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
5602
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
5048
|
インテル Iris Xe(Core i7-1360P) |
4225
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
4072
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
3911
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
3572
|
インテル Iris Xe(Core i5-1340P) |
3451
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
3340
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3141
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
3103
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
2930
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
レビュー機の AMD Radeon 780M グラフィックスは意外に優秀です。
ベンチマークの結果をみる限り、負荷が低いときはパフォーマンスを抑え、高負荷なグラフィックス処理ではパフォーマンスを最大化し、負荷状況に合わせてパフォーマンスを制御しているようです。
複数のアプリを使いながらオンライン会議をしたり、写真・動画編集などのクリエイティブ作業でも快適なパフォーマンスが期待できます。
ストレージ性能
レビュー機のストレージは PCIe Gen4 NVMe 対応の SSD(容量 1TB)を搭載しています。
ストレージ情報
ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。
レビュー機のデータ転送速度
※パフォーマンスのコントロールを「Smart Sense」に設定して計測した結果。「パフォーマンス」モードでの計測結果も同等です。
計測結果は優秀です。体感的にも高速なアクセスでファイルの読み書きがとてもスムーズです。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。
・HP Envy x360 14-fc (インテル)
・HP Spectre x360 14-eu
・dynabook RZ/HX
・Inspiron 14 (5445)
※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定でのスコア)
おもなスペックは以下のとおり。
スペック | Envy x360 14 (レビュー機) |
Envy x360 14 (インテル) |
Spectre x360 14 | dynabook RZ | Inspiron 14 |
---|---|---|---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 7 8840HS | インテル Core Ultra 7 155U | インテル Core Ultra 7 155H | インテル Core Ultra 7 155H | AMD Ryzen 7 8840U |
メモリ | 32GBメモリ | 32GBメモリ | 32GBメモリ | 32GBメモリ | 16GBメモリ |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) |
グラフィックス | AMD Radeon 780M | Intel Graphics | Intel Arc | Intel Arc | AMD Radeon |
ベンチマーク結果は以下のとおり。
Essentials | |
---|---|
Envy x360 14(Smart Sense) |
9586
|
Envy x360 14(パフォーマンス) |
9647
|
Envy x360 14 (インテル) |
9550
|
Spectre x360 14 |
9707
|
dynabook RZ |
9599
|
Inspiron 14 |
10331
|
目標値 |
4100
|
Productivity | |
Envy x360 14(Smart Sense) |
10245
|
Envy x360 14(パフォーマンス) |
9719
|
Envy x360 14 (インテル) |
7949
|
Spectre x360 14 |
9875
|
dynabook RZ |
9800
|
Inspiron 14 |
10549
|
目標値 |
4500
|
Digital Contents Creation | |
Envy x360 14(Smart Sense) |
8200
|
Envy x360 14(パフォーマンス) |
8436
|
Envy x360 14 (インテル) |
6304
|
Spectre x360 14 |
8682
|
dynabook RZ |
7814
|
Inspiron 14 |
8011
|
目標値 |
3450
|
Gaming | |
Envy x360 14(Smart Sense) |
5342
|
Envy x360 14(パフォーマンス) |
5785
|
Envy x360 14 (インテル) |
4170
|
Spectre x360 14 |
6581
|
dynabook RZ |
6381
|
Inspiron 14 |
5026
|
※テスト項目説明
・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア
レビュー機のスコアは優秀です。高いレベルで性能バランスにもすぐれています。
兄弟機種の HP Envy x360 14-fc (インテル) のスコアを上回り、上位機種の HP Spectre x360 14-eu と同じくらいのスコアです。モバイルノートでありながら、メインPC としても多用途に活用できる高い処理性能を備えている印象です。
関連記事
バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
※パフォーマンスのコントロールを「Smart Sense」に設定して計測
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 8時間 40分 |
バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
38分 |
バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
1時間 6分 |
バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
2時間 9分 |
バッテリー駆動時間の検証結果は、スペック「最大 10時間30分」の およそ 8割くらい。バッテリーを多く消費する条件のなかで 8時間以上使うことができれば十分です。画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑える使いかたをすれば、バッテリー駆動時間をさらに伸ばすこともできます。
また、急速充電にも対応しています。バッテリー残量が少ないときでも短時間で充電できれば、よりアクティブに使えるメリットがあります。
なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するため参考値としてください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機種の処理時間と比較します。
・HP Envy x360 14-fc (インテル)
・HP Spectre x360 14-eu
・dynabook RZ/HX
・Inspiron 14 (5445)
※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定での処理時間)
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
Lightroom | |
---|---|
Envy x360 14(Smart Sense) |
17秒1
|
Envy x360 14(パフォーマンス) |
16秒8
|
Envy x360 14 (インテル) |
19秒9
|
Spectre x360 14 |
21秒6
|
dynabook RZ |
23秒9
|
Inspiron 14 |
17秒9
|
Lightroom Classic | |
Envy x360 14(Smart Sense) |
22秒5
|
Envy x360 14(パフォーマンス) |
21秒4
|
Envy x360 14 (インテル) |
25秒2
|
Spectre x360 14 |
26秒7
|
dynabook RZ |
27秒3
|
Inspiron 14 |
23秒1
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
PowerDirector | |
---|---|
Envy x360 14(Smart Sense) |
1分18秒8
|
Envy x360 14(パフォーマンス) |
1分14秒6
|
Envy x360 14 (インテル) |
1分49秒7
|
Spectre x360 14 |
1分19秒2
|
dynabook RZ |
1分24秒2
|
Inspiron 14 |
1分41秒5
|
レビュー機は、実際のソフトウェアを使ったクリエイティブ性能評価も優秀です。
とくに、レビュー機のディスプレイは色域が広い高輝度ディスプレイが搭載されています。写真・動画編集などコンテンツ作成にも快適なパフォーマンスで活用できそうです。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R23 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 下段はピーク時の音量推移 |
|
---|---|---|---|
ベンチマーク中 | 動画エンコード中 | ||
Smart Sense | 33.5db | 35.2db (35db前後) |
39.8db (39db台) |
パフォーマンス | 33.8db | 35.8db (34~35db) |
42.8db (40~42db) |
■騒音の目安
騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
---|---|
60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
アイドル時は無音状態で静かです。
高負荷な状態では「サーッ」という排気音が少し大きくなります。個人差はありますがうるさく感じることはないでしょう。
なお、負荷低減後にアイドル時の状態に戻るまでの時間は、2~3分くらいです。
※駆動音は使用環境やソフトウェアなどの動作状況により変動します。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※パフォーマンスのコントロールを「Smart Sense」に設定して計測
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分放置
■Youtube 動画 30分間視聴後
■10分間動画エンコード実行後
表面温度はキーボード中央から左側にかけて少し高めです。多少の温かさを感じますがタイピングに影響はありません。また、パームレストの表面温度は室温にくらべ少し高いですが、負荷状況にかかわらず温度変化が少ないので不快に感じることはないと思います。
サウンド チェック
Envy x360 14 のサウンドシステムは「Poly Studio デュアルスピーカー」を採用しています。
サウンドユーティリティ機能は、付属ソフトウェア「myHP」のオーディオコントロールに Poly Studio が組み込まれています。
オーディオコントロール
オーディオコントロールでは、スピーカー/内蔵マイクのノイズ除去のほか、プリセットによる音質の設定やイコライザーでお好みの音質にチューニングすることができます。
以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。
※プリセット「音楽」で試聴(イコライザーはデフォルトのまま)
■スピーカー
・低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質
・音声もはっきり聴き取れる
・音量を最大にしても音割れしにくい(コンテンツによる)
■ヘッドホン
・音域全体が増幅されて迫力がアップする
なお、音質レベルは Envy x360 14-fc (インテル) と同等です。
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
回 | 起動 | 再起動 | シャットダウン |
---|---|---|---|
1回目 | 13.4秒 | 38.6秒 | 9.7秒 |
2回目 | 15.4秒 | 39.3秒 | 12.2秒 |
3回目 | 15.3秒 | 38.4秒 | 9.5秒 |
4回目 | 13.8秒 | 38.6秒 | 9.4秒 |
5回目 | 14.6秒 | 38.4秒 | 9.5秒 |
平均 | 14.5秒 | 38.7秒 | 10.1秒 |
起動とシャットダウンは体感的にも早いです。
再起動は多少時間はかかりますが頻繁に行う操作ではないので処理待ちのストレスを感じることはないと思います。
なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するため参考値としてください。
同梱品
Envy x360 14 の本体ほか同梱品一式です。
同梱品リスト
・HP Envy x360 14-fa 本体
・電源アダプター
・電源コード
・HP 430 マルチデバイスワイヤレスマウス
・ドキュメント類
まとめ
以上、HP Envy x360 14-fa のレビュー記事をお届けしました。
HP Envy x360 14-fa に搭載されている AMD Ryzen 8040HS シリーズ・プロセッサーは AIエンジンを内蔵したパワフルなプロセッサーです。
兄弟機種の Envy x360 14-fc (インテル) とくらべパフォーマンス的には優位。実際、ベンチマークによる性能評価も優秀な結果で、使用感もすこぶる良好でした。
一般的な用途(ネット・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など)はもちろんのことクリエイティブ作業など高負荷な処理まで多用途に使えるデバイスといえるでしょう。
高評価のポイント
- パワフルな処理性能
- スタイリッシュで高級感あるデザイン
- 高輝度・広色域ディスプレイ
- 長時間駆動できるバッテリー
- 高音質サウンド
- デザイン・性能・使いやすさなど仕上がりは秀逸
気をつけておきたい点
- アクティブペンはオプション
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。
HP Envy x360 14-fa (AMD)
税込 13万円台から
【広告】【提供:株式会社日本HP】
当サイトでは日本HP公式オンラインストア「HP Directplus」で使える最大7%オフ特別クーポンを提供中です。
お買い得情報
HP Directplus の「年末大感謝祭」で Envy x360 14-fa (AMD) がお買い得です。[12/26(木)12:59まで]
・スタンダードモデル:12万4980円
・パフォーマンスモデル:14万9800円
・パフォーマンスプラスモデル:16万9800円
※特別価格のため 最大7%オフ特別クーポンと併用不可