OMEN Transcend 14 (2024年モデル) レビュー:コンパクトでオールマイティに使える14型ゲーミングノートPC

 

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貸出機材提供:株式会社日本HP

正面斜め(背景付き)

日本HPが販売する OMEN Transcend 14 (2024年モデル) は、インテル Core Ultra H シリーズ・プロセッサーと NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズを搭載した高性能でパワフルな 14型ゲーミングノートPCです。

コンパクトな筐体にパワフルなゲーム性能を搭載。持ち歩きも十分可能なので、自宅のみならず外出先でゲームプレイを楽しめるほか、写真・動画編集などクリエイティブな作業も快適に楽しめます。

■OMEN Transcend 14 2024年モデルの特徴

  • インテル Core Ultra H シリーズ・プロセッサーと NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズを搭載
  • 「Intel Hyperbaric Cooling Technology」によるすぐれた冷却機能
  • 重厚感とスタイリッシュ感をあわせもつコンパクトボディ
  • 筐体カバーに高強度アルミニウム合金を採用
  • リフレッシュレート最大120Hz & 2.8K・OLEDディスプレイ(テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ)
  • 半透明と黒の「プディングキートップ」とキーのスキマが狭い「ラティスレスキーボード」を採用
  • フルHD IR カメラ&顔認証機能を搭載
  • HyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを搭載
  • 最大8時間駆動できるバッテリー&急速充電機能
  • HyperXワイヤレスヘッドセット同梱
  • OMENユーザー専用のゲーミングPCに特化したサポート「Cefe de OMEN」付き

レビューではメーカーからお借りした実機を試用して、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(背景付き)

レビューは 2024年7月10日時点の内容です。

 

スペック構成

OMEN Transcend 14 のおもなスペックは以下のとおり。

シリーズ名 OMEN by HP Transcend 14-fb0000 シリーズ
カラー シャドウブラック
OS Windows 11 Pro
CPU ■インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
■インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H
メモリ ■16GB オンボード (7467MHz, LPDDR5x)
■32GB オンボード (7467MHz, LPDDR5x)
ストレージ ■1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
■2TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
ディスプレイ 14.0インチ・2.8K・OLEDディスプレイ (解像度 2880×1800 / アスペクト比 16:10 / 輝度 400nit(SDR)・500nit(HDR) / 色域 DCI-P3 100% / ダイナミックリフレッシュレート 48~120Hz / 応答速度 0.2ms
グラフィックス ■NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop グラフィックス
■NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop グラフィックス
■NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop グラフィックス
ワイヤレス IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6E)、 Bluetooth5.3
カメラ HP True Vision 1080p フルHD IR カメラ (約207万画素)
本体サイズ(W×D×H) 約 313×233.5×17.99 mm
本体質量 約 1.63 kg

OMEN Transcend 14 は、CPU/メモリ/ストレージ/グラフィックスタイプにより以下の3モデルがラインナップしています。

■パフォーマンスモデル

 Core Ultra 7/16GBメモリ/1TB SSD/RTX 4050 Laptop

■パフォーマンスプラスモデル

 Core Ultra 7/16GBメモリ/1TB SSD/RTX 4060 Laptop

■ スプリームモデル

 Core Ultra 9/32GBメモリ/2TB SSD/RTX 4070 Laptop

 
各モデルの詳しいスペックや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

真正面

OMEN Transcend 14
(2024年モデル)

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・パフォーマンスモデル:21万9999円

・パフォーマンスプラスモデル:22万4998円

・スプリームモデル:32万3998円

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外観チェック

重厚感とスタイリッシュ感をあわせもつコンパクトボディ

OMEN Transcend 14 は、コンパクトボディながらゲーミングノートらしい重厚感にくわえスタイリッシュ感をあわせもつデザインです。

正面左振り

背面側左振り

本体のカラーは「シャドウブラック」。OMEN 16 シリーズと同じカラーが採用されており、黒々としたボディは漆黒の色合いでゲーミングPC としてのパワフルさも感じます。

天面はサラサラとした感触で上質感のある仕上がりです。

天面真上

天面斜め

天面半開き
スタイリッシュなフォルム

指紋や皮脂の跡は目立ちやすいですが、汚れが気になったときは柔らかいクロスなどでかんたんにふき取れます。

天面中央にデザインされている OMENブランドマークがアクセント。

ロゴ
ヒンジ近くの「O14」の英語表記もアクセント

本体はスリム。

本体の厚さ(前面側)

本体の厚さ(背面側)
本体の厚みは意外に少ない

 

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造です。

底面真上

底面斜め

ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定感は良好です。

ゴム足

排気口は背面側に実装されています。

排気口

吸気口と排気口
間口の広い吸気口が印象的

エアフローのイメージは以下のとおり。

エアフロー

なお、OMEN Transcend 14 の冷却システムは「Intel Hyperbaric Cooling Technology」を採用しています。底面から吸入する空気を従来よりも約4倍加圧することで背面への排熱効果を高め、すぐれた冷却性能を実現しています。

 

必要十分なインターフェース

OMEN Transcend 14 は必要十分なインターフェースを実装しています。

インターフェース(右側面)

右側面

①USB Type-A 10Gbps ×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)

インターフェース(左側面)

左側面

②USB Type-C 10Gbps ×1 (USB Power Delivery, DisplayPort 1.4, 電源オフUSBチャージ機能対応)

③ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

インターフェース(背面側)

背面側

④Thunderbolt 4 with USB Type-C 40Gbps ×1(USB Power Delivery, DisplayPort 1.4, 電源オフUSBチャージ機能対応)

⑤HDMI 2.1 出力端子

LANポートは実装していません。本体には Wi-Fi 6E を内蔵していますが、無線LAN環境が高速対応していなかったり通信が不安定な場合は USB-LAN変換アダプターを用意するとよいでしょう。

 

電源ボタンはキーボード上にレイアウト

電源ボタンはキーの一部として[DELETE]キーの右隣りにレイアウトされています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵

使用中に間違って電源ボタンを押しても短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。

 

HyperX オーディオコントロールデュアルスピーカー搭載

OMEN Transcend 14 は HyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを搭載。スピーカーは 底面側 左右に実装されています。

スピーカー
スピーカー(底面部左右)

スピーカー
底面スピーカーの拡大

HyperX オーディオは、低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質です。

 

顔認証カメラ搭載

OMEN Transcend 14 は、顔認証カメラを搭載しています。

顔認証
顔認証でサインイン

認証精度は良好です。Windows へのサインインもスムーズです。

 

コンパクトで軽量

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
本体サイズ感

本体は A4コピー用紙より一回り大きいくらいのサイズ感で意外にコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージは以下のとおり。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 19~22(最厚部)mm。イメージ的には CDケース2枚くらいの厚みでスリムです。

また、本体や電源アダプターなど重量の実測値は以下のとおり。

重量実測

・本体:1,661g
・電源アダプター:413g
・電源コード:105g

本体は重くはありません。一般的な 15.6インチノートと同じくらいの質量で、ゲーミングノートながら持ち歩きが十分可能な重量感です。

本体の重量感
持ち歩きも十分可能な重量感

電源アダプターの最大出力は 140W。

電源アダプターの容量

大容量のアダプターなので大きさはそれなりにデカいです。

電源アダプターの大きさイメージ

電源アダプターの大きさ実測

 

ディスプレイのチェック

高輝度・広色域・高リフレッシュレート ディスプレイ

レビュー機のディスプレイは SAMSUNG製の OLED(有機EL)パネルが採用されています[型番:SDC4197]。

ディスプレイに描画される映像は高精細で自然な色合いです。とくに、OLED パネルはコントラスト比が高く、黒をより黒く表現できるため映像全体を鮮明に描画できるメリットがあります。

映像(気球)
画像の表示例(その1)

映像(紅葉)
画像の表示例(その2)

文字表示
テキストの表示例

文字表示(拡大)
テキストの表示例(拡大)

トーンカーブは RGBともに理想的な角度45度の直線で、色調バランスは良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「404 nit」。高輝度でゲームプレイには十分な明るさです。

 
色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 100.0% 154.3%
Adobe RGB 96.1% 114.4%
DCI-P3 99.9% 113.7%

 
広色域で色再現性にもすぐれています。彩り鮮やかなゲームシーンをキレイに描画できるほか、シビアな色再現が必要な写真・動画編集にも活用できるでしょう。

 
なお、ディスプレイの最大リフレッシュレートは 120Hz です。

リフレッシュレート
リフレッシュレート

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

とくに左右のベゼルは鉛筆の太さより細く、画面周りは全体的にスッキリしています。

 

映り込みは映像の色味で気になる場合がある

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

レビュー機のディスプレイはほとんどのケースで映り込みが気になることはありません。ただ、黒が多い映像では多少映り込むことがあるかもしれません。

 

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

 

ディスプレイを開く角度は十分な範囲をカバー

ディスプレイを開くことができる最大角度は 約137度。

ディスプレイの最大角度

ゲーミングノートとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

ゲームもタイピングも操作しやすいキーボード

OMEN Transcend 14 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト

半透明と黒の「プディングキートップ」とキーのスキマが狭い「ラティスレスキーボード」が印象的。

キーピッチの実測値は 約 19mm。見た目は狭いように感じますが、フルサイズキーボードと同等のキーピッチで窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップは中央部分が少しへこんだ形状です。表面は少しツルツルとして感触は良好です。

キートップ

キーストロークは感覚的に 1.5mm くらい。しっかりとした打鍵感です。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは普通

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良くゲームプレイのときの押しやすさも良好です。

なお、OMEN Transcend 14 のキーボードは、主要26キーがロールオーバー(複数キーの同時押し)やアンチゴースト(複数キーの同時押しでの誤入力防止)に対応しています。

 

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードはバックライトを搭載しています。

キーバックライト

バックライトは[Fn]+[F4]キー押下でオン/オフの切り替えが可能。明るさ切り替え機能はありませんが、4つのゾーンの RGBライティングが可能です(付属ソフト「OMEN Gaming Hub」で設定)。

バックライトの設定

 

質感の良いパームレスト

パームレストはサラサラした感触で上質感のある仕上がりです。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立ちやすいですが、汚れが気になったときは柔らかいクロスなどでかんたんにふき取れます。

 

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドの感触は少しサラサラしていますがスベリはなめらかです。ジェスチャー操作もスムーズです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめサイズで扱いやすさも良好です。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
メモリ 16GB (7467MHz, LPDDR5x)
ストレージ 1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark Time Spy
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「OMEN Gaming Hub」の パフォーマンスコントロールを「最適」と「パフォーマンス」2つモードそれぞれで実施しています。

※温度コントロール(ファン速度)は「自動」で実施

パフォーマンスコントロールOMEN Gaming Hub パフォーマンスコントロール

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア) と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H

・インテル Core i7-13700HX プロセッサー

・インテル Core i7-13700H プロセッサー

・インテル Core i5-13500H プロセッサー

・インテル Core i7-1360P プロセッサー

・インテル Core i5-1340P プロセッサー

・インテル Core i7-1355U プロセッサー

・インテル Core i5-1335U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

 
■CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]

CINEBENCH R23 (マルチコア)
Core Ultra 9 185H
18296 pts
Core i7-13700HX
17945 pts
Core Ultra 7 155H(レビュー機/パフォーマンス)
16390 pts
Core i7-13700H
15945 pts
Core Ultra 7 155H(レビュー機/最適)
15206 pts
Core i5-13500H
14234 pts
Core Ultra 7 155H
12978 pts
Core i7-1360P
10095 pts
Core Ultra 5 125H
9685 pts
Ryzen 7 7730U
8997 pts
Core i5-1340P
8551 pts
Core i7-1355U
7642 pts
Ryzen 5 7530U
7627 pts
Core i5-1335U
6875 pts

 

CINEBENCH R23 (シングルコア)
Core i7-13700H
1880 pts
Core i7-13700HX
1858 pts
Core Ultra 9 185H
1782 pts
Core i7-1355U
1772 pts
Core Ultra 7 155H(レビュー機/最適)
1736 pts
Core i7-1360P
1732 pts
Core Ultra 7 155H
1717 pts
Core Ultra 7 155H(レビュー機/パフォーマンス)
1716 pts
Core Ultra 5 125H
1649 pts
Core i5-1335U
1546 pts
Core i5-1340P
1534 pts
Core i5-13500H
1501 pts
Ryzen 7 7730U
1428 pts
Ryzen 5 7530U
1419 pts

 
■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Core Ultra 9 185H
32079
Core i7-13700HX
31774
Core Ultra 7 155H(レビュー機/パフォーマンス)
30382
Core Ultra 7 155H(レビュー機/最適)
28857
Core i7-13700H
28429
Core Ultra 7 155H
26560
Core i5-13500H
25438
Core Ultra 5 125H
21596
Core i7-1360P
20651
Ryzen 7 7730U
18677
Core i7-1355U
17198
Core i5-1340P
16650
Ryzen 5 7530U
15930
Core i5-1335U
14508

 
レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

第13世代インテル Core i7-13700HX プロセッサー(ノートPC ハイエンド向け、おもにゲーミングノートに搭載)と同じくらい高いレベルです。負荷の高い処理でもパワフルなパフォーマンスが期待できます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・NVIDIA GeForce RTX 4080 グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 4070 グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 4050 グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 3060 グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 3050 グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 3050 with Max-Q グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q グラフィックス

・NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q グラフィックス

・NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti グラフィックス

・NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q グラフィックス

※当サイトで計測したスコアの平均値(Laptop向けのスコア)

 

3DMark Time Spy

Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Time Spy
RTX 4080
13681
RTX 4070
11942
RTX 3060
8397
RTX 4050
8010
RTX 4060(レビュー機/パフォーマンス)
7953
RTX 4060(レビュー機/最適)
7718
RTX 2080 with Max-Q
7171
RTX 2060 with Max-Q
5347
RTX 3050 with Max-Q
4954
RTX 3050
4913
RTX 3050 Ti
4460
GTX 1650 Ti
3687
GTX 1650 Ti with Max-Q
3229

 

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

漆黒のヴィランズ
RTX 4080
21157
RTX 4070
19700
RTX 3060
17750
RTX 4050
16928
RTX 4060(レビュー機/パフォーマンス)
15744
RTX 4060(レビュー機/最適)
14951
RTX 2060 with Max-Q
14226
RTX 2080 with Max-Q
13815
RTX 3050
12204
RTX 3050 Ti
11883
RTX 3050 with Max-Q
10004
GTX 1650 Ti
9694
GTX 1650 Ti with Max-Q
8740

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

 

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV
RTX 4080
11259
RTX 4070
10267
RTX 3060
7694
RTX 4060(レビュー機/パフォーマンス)
7539
RTX 4050
6779
RTX 4060(レビュー機/最適)
6638
RTX 2060 with Max-Q
5441
RTX 3050
4583
RTX 3050 Ti
4216
RTX 2080 with Max-Q
4205
RTX 3050 with Max-Q
3780
GTX 1650 Ti
3612
GTX 1650 Ti with Max-Q
3185

※高品質/解像度 1920×1080 で実施

 
レビュー機のグラフィックス・パフォーマンスは少しひかえめです。

一般的な据え置きタイプのゲーミングノートのように筐体に厚みをもたせた構造とは異なり、本機はコンパクトでスリムな筐体です。そのため、排熱の影響を受けやすいグラフィックスパフォーマンスが抑えられたと考えられます。

とはいえ、グラフィックスパフォーマンスが極端に低いわけではなく、本機のウリが「持ち歩きできるゲーミングノート」であることを考えれば十分満足できる結果といえるでしょう。

 

ストレージ性能

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度
レビュー機のデータ転送速度

※OMEN Gaming Hub のパフォーマンスコントロールを「最適」で計測した結果。パフォーマンスモードで計測した場合も結果はほぼ同じ。

計測結果は優秀です。

レビュー機のストレージは PCIe Gen4x4 NVMe の SSD を搭載していることからデータアクセスは体感的にも爆速です。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・OMEN 16 (Intel) 2023年モデル

・Victus 16 (Intel) 2023年モデル

・Victus 16 (AMD) 2023年モデル

・DELL G15 (5530)

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスに相当するモードのスコア)

おもなスペックは以下のとおり。

スペック OMEN Transcend 14
(レビュー機)
OMEN 16 Victus 16
(Intel)
Victus 16
(AMD)
DELL G15
CPU インテル Core Ultra 7 155H インテル Core i7-13700HX インテル Core i7-13700HX AMD Ryzen 7 7840HS インテル Core i7-13650HX
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 1TB SSD 1TB SSD 512GB SSD 512GB SSD 1TB SSD
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
OMEN Transcend 14(最適)
9685
OMEN Transcend 14(パフォーマンス)
9755
OMEN 16
9910
Victus 16 (Intel)
10205
Victus 16 (AMD)
8159
DELL G15
9873
目標値
4100
Productivity
OMEN Transcend 14(最適)
9914
OMEN Transcend 14(パフォーマンス)
8862
OMEN 16
9881
Victus 16 (Intel)
9595
Victus 16 (AMD)
8008
DELL G15
10792
目標値
4500
Digital Contents Creation
OMEN Transcend 14(最適)
9666
OMEN Transcend 14(パフォーマンス)
9791
OMEN 16
13894
Victus 16 (Intel)
9424
Victus 16 (AMD)
10035
DELL G15
12247
目標値
3450
Gaming
OMEN Transcend 14(最適)
14504
OMEN Transcend 14(パフォーマンス)
16015
OMEN 16
28004
Victus 16 (Intel)
21363
Victus 16 (AMD)
18611
DELL G15
17815

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 
レビュー機のゲーミング性能は比較対象機にくらべ少しひかえめです。

ただ、本機のウリは「持ち歩きできるゲーミングノート」です。ガチでゲームをプレイするというよりは、自宅や外出先などいろいろな場所でオールマイティに使えるところが最大のメリットではないでしょうか。

関連記事

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※OMEN Gaming Hub の パフォーマンスコントロールを「最適」に設定して実施。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 4時間 22分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
40分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 7分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 5分

バッテリー駆動時間はスペックの「最大 8時間」の半分程度で少し物足りなさを感じます。

バッテリー駆動で使用するときは画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑える使いかたがよさそうです。バッテリー駆動時間をさらに伸ばすことができます。

また、急速充電には対応しているところは好印象です。バッテリー残量が少ないときでも短時間で充電できれば、持ち歩きするときなどアクティブに使うことができるからです。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するため参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・OMEN 16 (Intel) 2023年モデル

・Victus 16 (Intel) 2023年モデル

・Victus 16 (AMD) 2023年モデル

・DELL G15 (5530)

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスに相当するモードでの処理時間)

 

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

Adobe Photoshop Lightroom

Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

Photoshop Lightroom
OMEN Transcend 14(最適)
18秒8
OMEN Transcend 14(パフォーマンス)
18秒4
OMEN 16
10秒0
Victus 16 (Intel)
17秒0
Victus 16 (AMD)
21秒2
DELL G15
13秒4
Lightroom Classic
OMEN Transcend 14(最適)
23秒4
OMEN Transcend 14(パフォーマンス)
23秒4
OMEN 16
15秒1
Victus 16 (Intel)
22秒2
Victus 16 (AMD)
24秒0
DELL G15
22秒2

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

PowerDirector
OMEN Transcend 14(最適)
1分1秒5
OMEN Transcend 14(パフォーマンス)
56秒4
OMEN 16
1分2秒4
Victus 16 (Intel)
1分43秒7
Victus 16 (AMD)
1分5秒0
DELL G15
1分14秒5

 
レビュー機のクリエイティブ性能は良好です。

持ち歩きできる軽量でコンパクトなサイズにくわえ高輝度・広色域の液晶ディスプレイを採用していることから、外出先でもゲームプレイのほか写真・動画編集などクリエイティブ作業にも活用できます。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。

・10分間動画のエンコード処理中

・ファイナルファンタジーXV ベンチマーク(FHD・高品質)実行中

※OMEN Gaming Hub のパフォーマンスコントロールを「最適」と「パフォーマンス」に設定して測定(ファン速度はいずれも「自動」)

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
動画エンコード中 FF XV ベンチ実行中
最適 33.6db 45.5db
(43~45db)
45.7db
(45db台)
パフォーマンス 33.8db 51.2db
(51db台)
51.0db
(50~51db)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 
アイドル時は「サーッ」という気流音がかすかに聞こえる程度(耳を近づけて判別できる程度)で静かです。

高負荷な状態では「サーッ」という気流音が大きくうるさいです。ゲーミングPCなので致し方なしとは思いますが、うるさく感じるときはヘッドセットの装着がおすすめです。

ちなみに、ファン速度を「最大」にした場合の最大音量は 51.9db(最適モード/パフォーマンスモードともに同じ)。こちらは負荷状況にかかわらずアイドル状態でもファンがマックスで回転しているため気流音はそれなりにうるさいですが、そのぶん本体内部の冷却効果はかなり高いです。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

・ファイナルファンタジーXV ベンチマーク(FHD・高品質)1回実行後

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※OMEN Gaming Hub のパフォーマンスコントロールを「最適(ファン速度:自動)」に設定して測定。(ファイナルファンタジーXV ベンチマークは「パフォーマンス(ファン速度:自動)」で実施)

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

■ファイナルファンタジーXV実行後

ファイナルファンタジーXV実行後の表面温度

一般的な使いかたの場合、キーボード上が多少温かく感じる程度でタイピングに影響はありません。ただ、ゲーム中はキーボード上の温度がそれなりに上昇するため長時間ゲームをするときはコントローラーの使用がおすすめです。

なお、ファイナルファンタジーXV ベンチマーク実行時のパーツ(CPUとdGPU)温度と動作周波数の推移は以下のとおり。

パーツ温度と動作周波数
ファイナルファンタジーXV ベンチマーク(FHD・高品質)

高負荷な状態ではパーツ温度はそれなりに上昇しますが、システム内で設定されている上限温度を超えないよう適切に制御されています。

とくに、CPU の動作周波数は温度上昇に連動して多少抑えられる場合があるようです。スリムでコンパクトな筐体であるがゆえの結果ですが、ファン速度を「最大」に設定することで CPU の温度上昇を抑制しパフォーマンスの改善が期待できるでしょう。

 

サウンド チェック

OMEN Transcend 14 は HyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを搭載を搭載。サウンドユーティリティ機能は付属ソフトウェア「myHP」のオーディオコントロールに組み込まれています。

サウンドユーティリティソフト
「myHP」オーディオコントロール

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

※プリセット「音楽」で試聴(イコライザーはデフォルトのまま)

■スピーカー

・低音域から高音域まで広い音域をカバーしクリアで高音質

・音声もはっきり明瞭に聴き取れる

・音量を最大にしても音割れしにくい(コンテンツによる)

■ヘッドホン

・スピーカーと同様に高音質

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 16.3秒 42.9秒 10.8秒
2回目 17.7秒 42.8秒 11.5秒
3回目 17.4秒 44.6秒 11.6秒
4回目 17.2秒 44.8秒 11.3秒
5回目 16.7秒 42.5秒 11.5秒
平均 17.1秒 43.5秒 11.3秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いです。

再起動時間が意外にかかりますが、頻繁に行う処理ではないので処理待ちのストレスを感じることはないと思います。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するので参考値としてください。

 

同梱品

OMEN Transcend 14 の本体ほか付属品一式です。

本体ほか一式

同梱品リスト
・OMEN Transcend 14 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類
・HyperX Cloud II Core Wireless ゲーミングヘッドセット

 

まとめ

以上、OMEN Transcend 14 2024年モデルのレビュー記事をお届けしました。

OMEN Transcend 14 は持ち歩きできるゲーミングノートです。

スリムでコンパクトな筐体がゆえに重量級のゲームパフォーマンスで多少の物足りなさを感じるかもしれません。

とはいえ、パフォーマンスが極端に低いわけではなく本機のウリが「持ち歩きできるゲーミングノート」であることを考慮すれば所有満足度はかなり高め。自宅や外出先など場所を選ばす、ゲームプレイやクリエイティブ作業などオールマイティに活用できるゲーミングノートといえるでしょう。

 
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アイキャッチ

OMEN Transcend 14
(2024年モデル)

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お買い得情報
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・パフォーマンスモデル:21万9999円

・パフォーマンスプラスモデル:22万4998円

・スプリームモデル:32万3998円

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