マウス mouse X5-B レビュー:赤い天面がオシャレ!Ryzen搭載&マグネシウム合金ボディの 15.6型ノートPC

 

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貸出機材提供:株式会社マウスコンピューター

正面ななめ(背景付き)

マウスコンピューター の mouse X5-B は「mouse X5シリーズ」にラインナップする赤い天面がオシャレな 15.6型ノートPCです。

AMD Ryzen プロセッサー(Ryzen 5 3500U)を搭載し軽快な動作でパフォーマンスも快適。マグネシウム合金のスリムなボディは重量が約1.40kg と 15.6サイズとは思えない軽さです。

大きな画面を自宅でも外出先でも扱えるところもポイントで、13インチサイズでは画面が小さいかも?とお考えのユーザーはチェックしておきたいモデルです。

価格は税込9万円台から。

■mouse X5-B の特徴

  • Ryzen 5 3500U プロセッサー搭載&高速グラフィックス内蔵
  • マグネシウム合金を採用したスリムで軽くて丈夫なボディ
  • 赤い天面がオシャレでスタイリッシュなデザイン
  • ナローベゼルデザインに映像描画がキレイな広視野角ディスプレイ
  • 顔認証カメラで Windows へかんたんサインイン
  • 長時間駆動できるバッテリー
  • 高性能&高品質&高コスパ

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

<関連記事>

AMD Ryzen 7 4800H プロセッサーを搭載した新モデルのレビューです。

天面(背景付き)

レビュー内容は 2020年6月15日時点のものです。

 

スペック構成

mouse X5-B のおもなスペックです。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen 5 3500U プロセッサー
メモリ 8GB (8GB×1)、PC4-21300 DDR4 SODIMM(ただし PC4-19200 で動作)
ストレージ 256GB M.2 SSD (SATA)
ディスプレイ 15.6型 フルHDノングレア(LEDバックライト)液晶パネル
グラフィックス Radeon Vega 8 グラフィックス
LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45)
ワイヤレス インテル Wireless-AC 9260 (最大1.73Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵
バッテリー駆動時間 約 15.4時間 (JEITA測定法2.0)
本体サイズ(W×D×H) 356×233×17.9 (折り畳み時/ 突起部含まず)
重量 約 1.40kg

スペック詳細はマウスコンピューター公式サイトでご確認ください。

 

赤い天面

マウスコンピューター mouse X5-B
税込9万円台から

<関連記事>
⇒ mouse X5 レビュー
第10世代インテル Core i7 プロセッサーを搭載した姉妹モデルのレビュー記事です。(本体カラーはシルバー)

 

外観チェック

赤い天面が印象的なスリムでスタイリッシュなデザイン

mouse X5-B は赤い天面がオシャレで印象的です。

正面(向かって斜め左)

背面側(向かって斜め左)

スリムでデザインもスタイリッシュです。

天面(その1)
素材はマグネシウム合金。剛性も強くアルミより軽いのが特徴。

天面(その2)
チーズをモチーフとしたロゴがアクセント

表面はサラサラとした感触で質感も良好、指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

スリムボディ(その1)

スリムボディ(その2)
スリムな本体はバッグへの出し入れもしやすい

底面側(その1)
底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で見た目もスッキリ

ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定性は良好です。

吸気口と排気口

吸気口と排気口のあいだにあるゴム足は、排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むのを遮断する役割も兼ねています。本体内部の効果的な冷却が期待できます。

天面のデザイン以外は姉妹モデル「mouse X5」と同じです。

必要十分なインターフェース

mouse X5-B には、USB、HDMI、LANポートなど必要十分なインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①セキュリティスロット
②LAN端子(分部開閉式)
③USB2.0 端子
④USB3.0 端子 (Type-A)
⑤ヘッドセット端子
⑥microSD カードスロット

microSD カードスロットはプッシュロック式です。microSDカードを挿入するときは押し込んでロックさせ、取り出すときはもう一度押し込むことでカードが飛び出す構造です。

microSDカードスロット
microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑦USB3.0 端子 (Type-C)
⑧USB3.0 端子(Type-A)
⑨HDMI 端子
⑩電源端子

USB3.0 Type-C 端子は PD(PowerDelivery)非対応です。(姉妹モデルの mouse X5 はPD対応です)

電源ボタンはキーボード面の右奥に実装されています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵(右隣りはバッテリー充電中ランプ)

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

Check

インターフェース類は姉妹モデルの mouse X5 とほぼ同じ。一点だけ異なるところは USB3.0 端子 (Type-C) が姉妹モデルの mouse X5 では PD(PowerDelivery)に対応している点です。

顔認証カメラを搭載

mouse X5-B は Windows Hello に対応した顔認証カメラを搭載しています。

顔認証カメラ

顔認証情報を登録しておけばかんたんに Windows にサインインできて便利です。認証精度は良好です。

15.6インチサイズでも薄くて軽い!

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

mouse X5-B の高さは実測で 17.5~19.5mm。最厚部でも CDケース 2枚程度の薄さです。

本体の薄さのイメージ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
本体の重量:1,385g、電源アダプター:209g、電源コード:168g

本体の重量は一般的な13インチノートPC と同じくらいの重量です。スリムで軽いので持ち歩きもラクにできます。

本体の重さのイメージ

電源アダプターの最大出力は 65W (19V — 3.42A)。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイのチェック

高精細で色鮮やかに描画できる液晶ディスプレイ

mouse X5-B のディスプレイに描画される映像は高精細で色鮮やか、キレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

i1Display Pro で計測したトーンカーブは RGBともに45度の角度に近い理想的なかたちです。

トーンカーブ

色域の計測結果は以下のとおりです。

Adobe RGBカバー率 72.6%
Adobe RGB比 73.3%
sRGBカバー率 94.6%
sRGB比 98.9%

色調のバランス、色域ともに優秀です。

 

上左右のベゼル(ディスプレイのフレーム枠)は狭額縁です。とくに左右ベゼルの幅は鉛筆の太さよりもせまいです。

左右ベゼル

 

眼が疲れにくい非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ時)
電源オフ時

画面映り込み(電源オン時)
電源オン時

mouse X5-B のディスプレイは非光沢液晶です。映り込みが気になることもなく、眼の負担も軽減できます。

広い視野角

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

ディスプレイを開ける範囲は広く、クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

キーボードのレイアウトは標準的

mouse X5-B のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーボードのレイアウトはほぼ標準的です。

キーボードレイアウトのクセ

右端の[HOME]~[END]の配置は好みがわかれるかもしれません。違和感があったとしても使いなれてくれば違和感は低減してくると思います。

タイプ感はグッド

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で 19mm(仕様では約18mm)。

キーボードに両手を置いたときのイメージ
フルサイズキーボードと同等の使用感

キーストロークは仕様では約1.4mm。浅い感じもなくシッカリとした打鍵感でタイプ感も心地良いです。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という比較的静かな音です

キートップの表面は中央部が少しへこんだ形状です。適度なフィット感にくわえサラサラとした感触で質感も良好です。

キートップ

キーボードにはバックライト搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは明るさを2段階で切り替え可能です。

[Fn]+[F7]:消灯→点灯(暗)→点灯(明)
[Fn]+[F6]:点灯(明)→点灯(暗)→消灯

パームレストの素材はマグネシウム合金

パームレストの素材は天面と同じマグネシウム合金です。

パームレスト

サラサラとした感触で質感も良くキーボード操作も快適。指紋や皮脂の跡が目立ちにくいです。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドは大きめサイズで手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッドサイズ感
タッチパッドサイズ感

また、タッチパッドの左上をダブルタップすることでタッチパッドの有効/無効を切り替えられます。

タッチパッドの有効/無効切り替え
LED点灯時はタッチパッド無効、消灯時はタッチパッド有効

 

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークによる性能評価では、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか総合的なパフォーマンスなどを測定します。

使用したベンチマークは以下のとおりです。

比較項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実行にあたっては、付属のソフトウェア「Control Center」の電源設定を[ハイパフォーマンスモード](ターボモードは OFF)に設定して実施しています。

Control Center の電源設定Control Center の電源設定
(クリックで拡大表示)

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで比較・評価します。

評価にあたっては性能レベルを把握するため下記のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 5 3500U 搭載機(当サイト平均値)
・インテル Core i7-10510U(mouse x5 搭載 CPU)

■CINEBENCH R20

CPU
Ryzen 5(レビュー機)
1459 cb
Ryzen 5(平均値)
1276 cb
Core i7(mouse x5)
1601 cb

■CPU Mark(PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Ryzen 5(レビュー機)
8146.2
Ryzen 5(平均値)
7978.7
Core i7(mouse x5)
9382.4

CPU 性能は Core i7-10510U が優位ですが、差は小さく、とくにレビュー機の CPU 性能は姉妹モデル mouse x5 に搭載された Core i7 に迫るパフォーマンスです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたってはグラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon Vega 8(当サイト平均値)
・インテル UHD グラフィックス(mouse x5 搭載のグラフィックス)

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
Radeon Vega 8(レビュー機)
1730
Radeon Vega 8(平均値)
1977
インテル UHD(mosue x5)
1045

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX[スコア(評価)]
Radeon Vega 8(レビュー機)
4747
Radeon Vega 8(平均値)
5405
インテル UHD(mosue x5)
4116

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ[スコア(評価)]
Radeon Vega 8(レビュー機)
1848
Radeon Vega 8(平均値)
2299
インテル UHD(mosue x5)
1315

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV[スコア(評価)]
Radeon Vega 8(レビュー機)
1788
Radeon Vega 8(平均値)
1776.75
インテル UHD(mosue x5)
1139

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

CPU 内蔵のグラフィックス性能は AMD Radeon Vega 8 がかなり優位です。

レビュー機のスコアは比較的軽めのグラフィックス処理では平均値より若干下回っていますが、重量級の処理で平均値に相当するスコアが出ています。

高負荷な処理でも本体内部の排熱が効率的に行われている結果、高パフォーマンスを発揮していると考えられます。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは SATA対応の SSD が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

SATA対応の SSD は NVMe対応 にくらべデータ転送速度は劣るものの HDD にくらべればはるかに高速です。

なお、mouse X5-B は NVMe対応 SSD へのカスタマイズも可能です。

SSD のカスタマイズ
mouse X5-B 購入時の SSD カスタマイズ内容
(NVMe対応 SSD へのカスタマイズは比較的安価)

NVMe対応の SSD は SATA対応SSD にくらべシーケンシャルリード/ライトで 3倍から5倍くらい高速にアクセスできます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては性能レベルを把握するため下記のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 5 3500U 搭載機(当サイト平均値)
・姉妹モデル mouse x5(インテル Core i7搭載)

性能評価する機種の基本スペックは以下のとおり。

スペック mouse X5-B
(レビュー機)
Ryzen 5 搭載機
(平均値)
mouse x5
(姉妹モデル)
CPU AMD Ryzen 5 3500U AMD Ryzen 5 3500U インテル Core i7-10510U
メモリ 8GBメモリ 8GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 256GB SSD 256GB/512GB SSD 256GB SSD
グラフィックス Radeon Vega 8 Radeon Vega 8 インテル UHD

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機
2821
Ryzen 5搭載機(平均)
2866
mouse x5
2712
 Essentials
レビュー機
6756
Ryzen 5搭載機(平均)
6854
mouse x5
8035
 Productivity
レビュー機
5749
Ryzen 5搭載機(平均)
5492
mouse x5
6635
 Digital Contents Creation
レビュー機
3171
Ryzen 5搭載機(平均)
3177
mouse x5
3120
 Gaming
レビュー機
1391
Ryzen 5搭載機(平均)
1560
mouse x5
880

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

姉妹モデル mouse X5 の Total Score がほかの2機種より低いのは Gaming テストの結果が影響しているためです。

ゲーミング PC ではないので当然の結果ですが、別な見方をすればレビュー機のスコアはトータルバランスに優れていて高度なグラフィックス処理でもそこそこ快適なパフォーマンスが期待できるといえるでしょう。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機 mouse X5-B のバッテリー駆動時間と充電時間を掲載します。

■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 10時間 36分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間 2分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 42分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
3時間 0分

バッテリーを多く消費する条件でもバッテリー駆動時間が 10時間をこえるところは十分満足できる結果です。1日中バッテリーの残量を気にすることなく使えそうです。

充電時間の 3時間は一般的な充電時間の 2時間~2時間30分にくらべ少し時間がかかっている印象です。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

RAW現像のイメージ

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した Ryzen 5 搭載機の処理時間(平均値)、姉妹モデル mouse X5 の処理時間と比較します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
mouse x5-B(Ryzen 5)
1分15秒1
Ryzen 5搭載機(平均)
1分11秒0
mouse x5(Core i7)
1分0秒0
Photoshop Lightroom
mouse x5-B(Ryzen 5)
1分31秒9
Ryzen 5搭載機(平均)
1分30秒3
mouse x5(Core i7)
1分3秒6
Lightroom Classic
mouse x5-B(Ryzen 5)
1分42秒8
Ryzen 5搭載機(平均)
1分31秒8
mouse x5(Core i7)
1分5秒3

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
mouse x5-B(Ryzen 5)
3分42秒1
Ryzen 5搭載機(平均)
3分48秒5
mouse x5(Core i7)
3分14秒7

 

RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)や動画エンコードの処理時間は CPU のパフォーマンスが影響しているため、姉妹モデル mouse x5 が優位です。

ただ、総合的なパフォーマンスの写真・動画編集を想定したテストでは同等スコアだったように、実際のソフトを使ったレンダリング(編集内容の画面への反映)についてはいずれの機種もなめらかな描画で処理もスムーズです。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

■付属ソフト「Control Center」の電源設定が[オフィスモード]のとき

平常時は静か。高負荷時でも「サーッ」という排気音がわずかに大きくなる程度でほとんど気になりません。

■付属ソフト「Control Center」の電源設定が[ハイパフォーマンスモード(ターボモードOFF)]のとき

平常時は静か。高負荷時は「サーッ」という排気音が少し大きくなります。個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

ただ、高負荷な状態がパソコンを使っているあいだ続くわけではないので、駆動音はそれほど気にしなくても良いと思います。

表面温度のチェック

高負荷な状態になるとキーボード奥が少し温かくなりますがタイピングに影響はなく、パームレストは本体内部の熱の影響を受けないので不快な感じはありません。

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

mouse X5-B には サウンドユーティリティソフト「Sound Blaster Cinema 5」がプリインストールされています。

サウンドユーティリティソフトサウンド ユーティリティソフト
(クリックで拡大表示できます)

実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
再現している音域も広く高音質。カジュアルにサウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで広い音域を再現できて、サウンド自体もクリアに高音質になる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン 時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間の計測結果です。
(それぞれ 5回ずつ計測し平均値を算出)

起動 再起動 シャットダウン
1回目 15.9秒 27.2秒 6.7秒
2回目 15.3秒 27.1秒 6.1秒
3回目 15.1秒 29.2秒 7.0秒
4回目 15.2秒 28.7秒 6.5秒
5回目 15.3秒 27.7秒 6.2秒
平均 15.4秒 28.0秒 6.5秒

体感的にも早いです。処理待ちのストレスはありません。

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

付属品

『mouse X5-B』の本体ほか付属品一式です。

『mouse X5-B』本体セット

電源アダプター、電源コード、ドキュメント類が付属しています。

なお、付属しているドキュメント類は以下のとおりです。

ドキュメント類

【上記写真のドキュメント類について】
■上段左側から
・製品仕様書
・ファーストステップガイド
■下段左側から
・サポートマニュアル
・保証書

 

まとめ

以上、mouse X5-B のレビュー記事をお届けしました。

AMD Ryzen プロセッサー搭載モデルはベンチマークによる性能評価のとおり意外と優秀です。インテル Core プロセッサー搭載モデルにくらべ価格もひかえめで高コスパな点も魅力です。

mouse X5-B は15.6インチサイズながらスリムで軽くて持ち歩きもできますしデザイン的にも赤い天面がオシャレでカッコいいです。

高性能で性能バランスも良く、プライベートはもちろんのことテレワークでも快適に使える高コスパな大画面ノートといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • 赤い天面がオシャレでカッコいいスタイリッシュなデザイン!
  • マグネシウム合金のボディは 15.6インチサイズでもスリムで軽い!
  • 高性能&高品質、軽快な動作でパフォーマンスも快適
  • 液晶ディスプレイに描画される映像がキレイ(色調バランスが取れていて色域も広い)
  • 心地よいタイプ感のキーボード
  • 長時間駆動できるバッテリー

チョット残念なところ

  • USB3.0 Type-C が PD(PowerDelivery)に対応していない(姉妹モデルの mouse X5 はPD対応)

価格やキャンペーン・セールなど最新情報はマウスコンピューター公式サイトでご確認ください。

 

赤い天面

マウスコンピューター mouse X5-B
税込9万円台から

 

 

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