デル Inspiron 16 Plus (7610) レビュー:クリエイティブ作業が快適にできる高性能 16型ノートPC

 

【アフィリエイト広告】
貸出機材提供:デル・テクノロジーズ株式会社

真正面(壁紙)

デル Inspiron 16 Plus (7610) は、第11世代インテル Core H-Series プロセッサーを搭載したパワフルな 16型ノートPCです。

スリムでスタイリッシュな筐体に NVIDIA GeForce RTX 3050 の搭載も可能!

ベンチマークによる性能評価も優秀で、アスペクト比(画面縦横比)16:10 の 3K 液晶は色再現性にすぐれ写真編集や動画編集などクリエイティブな作業も快適に使えます。

■Inspiron 16 Plus (7610) の特徴

  • 第11世代インテル Core H-Series プロセッサーを搭載
  • NVIDIA GeForce RTX 3050 を搭載(オプション)
  • スリムでスタイリッシュなデザイン&ミストブルーはインテリアになじむカラー
  • 高輝度&広色域の液晶パネルを採用したアスペクト比 16:10 の3Kディスプレイ
  • プライバシーシャッター付き Webカメラ
  • オプションで指紋認証リーダーを搭載可能

レビューではメーカーからお借りした実機を試用して、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2022年1月8日時点の内容です。

 

スペック構成

Inspiron 16 Plus (7610) のおもなスペックは以下のとおり。

OS ・Windows 11 Home, 日本語
・Windows 11 Pro, 日本語
・Windows 10 Pro (Windows 11 Pro ライセンス を含む) 日本語
CPU ・インテル Core i5-11400H プロセッサー
・インテル Core i7-11800H プロセッサー
メモリ ・8GB, 2x4GB, DDR4, 3200MHz
・16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
ストレージ ・512GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
・1TB SSD (M.2 PCIe NVMe)
ディスプレイ 16.0-インチ 16:10 3K (3072×1920) 非光沢 非-タッチ 300nits WVA ディスプレイ ComfortView Plus Support 搭載
グラフィックス ・インテル UHD グラフィックス
・NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6
ワイヤレス インテル Wi-Fi 6 2×2 (Gig+) と Bluetooth
カメラ、マイク 720p(30 fps)HDカメラ、デュアルアレイ マイクロフォン
本体カラー ミストブルー
本体サイズ(W×D×H) 355.28×247.5×16.8~18.99(最厚部) mm
本体質量 約 2.011 kg (最小構成)

上記スペックは、記事執筆時点で販売しているモデルのスペックをまとめています。

ランナップしているモデルのスペック構成や価格など最新情報はデル直販「デルオンラインストア」公式サイトをご確認ください。

真正面

Inspiron 16 Plus (7610)
税込 11万円台から
(クーポン適用価格)

お買い得情報
デル オンラインストア公式サイトで「ブラックフライデーセール」を開催中です。[12/9(月)まで]

・対象製品が最大20%オフ

・Dell Rewards獲得ポイントが3倍の 9%(こちらは全製品対象)

詳しくは デル オンラインストア公式サイトをご確認ください。

 

外観チェック

スリムでスタイリッシュなデザイン

Inspiron 16 Plus (7610) はスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

筐体の素材はアルミニウム。表面はサラサラとした感触で上質感があります。

本体のカラー「ミストブルー」はオシャレ感のあるカラーでインテリアにもなじむ色合いです。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)

本体は、16インチサイズながらスリムです。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
本体はスリム

 

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリとしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前面側左右2箇所と背面側の1箇所、合計3箇所に実装されています。背面側のゴム足は少し高さがある(5mmくらい)硬めのゴム足で本体の安定感は良好です。

とくに、背面側のゴム足は、排気口から排熱された空気が再び吸気口に入り込むことを遮断する役割も兼ねています。

排気口
排気口はヒンジのあいだ

これにより、本体内部の効果的な冷却が期待できます。

ちなみに、天面は片手で開くことができます。

天面は片手で開けられる

ヒンジのトルクが最適化されているからこそ片手で開くことができるわけで、もちろんタイピング中に天面がグラつくこともありません。

Check

勢いよく片手で開くことはできませんが、普通のチカラ加減であればかんたんに片手で開くことができます。

必要十分なインターフェース

Inspiron 16 Plus (7610) のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源ジャック

②側面通気口

③HDMI 2.0

④USB 3.2 Gen1 Type-A

⑤USB Type-C Thunderbolt 4(DP/電源供給)

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑥ヘッドフォンおよびマイクロフォン オーディオ ジャック

⑦USB 3.2 Gen1 Type-A

⑧SDカード リーダー

⑨側面通気口

USB Type-C ポートは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C ポート対応表(2ポート共通)

映像出力
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W) △(低速充電)
PD充電器(65W) △(低速充電)

※当サイトの検証結果

Check

Inspiron 16 Plus (7610) の電源アダプターの最大出力ワット数は 130W のため、出力ワット数の小さい PD充電器でも低速ながら充電可能です。とはいえ、通常の充電は同梱の電源アダプターでの充電をおすすめします。

LANポートが実装されていない点は残念ですが、必要に応じて 市販の USBハブで対応するとよいでしょう。

また、SDカード リーダーはプッシュロック式です。

SDカード リーダー
SDカードをシッカリ挿し込んた状態

SD カードを押し込んでロックさせ、取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てくる仕組みです。

電源ボタンに指紋センサーを内蔵

Inspiron 16 Plus (7610) は、オプションで指紋センサーを内蔵することができます。

指紋認証でサインイン
指紋センサーは電源ボタンに内蔵

指紋センサーにタッチするだけで Windows にサインインできますし、とくにマスクを着用しているときなどは顔認証にくらべ利便性を感じるはずです。

スピーカーは底面前面側の左右に実装

スピーカーは、底面前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

スピーカー(拡大写真)
スピーカーの拡大写真

音をテーブルに反射させて音響効果を得られる構造です。

プライバシーシャッターでカメラを遮断できる

Inspiron 16 Plus (7610) は、カメラを遮断できる「プライバシーシャッター」が付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターが開いてカメラ有効
下の画像:シャッターが閉じてカメラを遮断
カメラの上部に切り替えスイッチがある

シャッターはスライド式(手動)ですが、オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときはシャッターでカメラをふさぐことができます。

それなりの重量感とサイズ感

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 19~24.5(最厚部)mm。16インチの大画面サイズながら厚みをそれほど感じません。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:2,070g
・電源アダプター:402g
・電源コード:105g

重量が 2kg程度であれば部屋間の移動はラクにできますし、外出先への持ち出しも可能です(それなりに重量感はありますが)。

電源アダプターの最大出力は 130W。出力ワット数が大きいのサイズはそれなりにデカいです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ

Check

レビュー機は RTX GPU 搭載モデルのため電源アダプターの最大出力ワット数は 130W です。一方、内蔵グラフィックス搭載モデルの電源アダプターの最大出力ワット数は 90W なのでサイズは少し小さくなると思います。

 

ディスプレイのチェック

自然な色合いで描画できる広色域液晶パネル

Inspiron 16 Plus (7610) のディスプレイは、解像度 3K (3072×1920) の高精細にくわえ高輝度で描画される映像がキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは、RGB ともに理想的な 45度の角度です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 100.0% 106.9%
Adobe RGB 78.1% 79.2%
NTSC 76.5% 79.8%

色調バランス・色域ともに優秀です。シビアな色再現が必要な写真編集にも対応できそうです。

アスペクト比 16:10 で画面の見やすさアップ

Inspiron 16 Plus (7610) のディスプレイは、スタンダードノートの 15.6インチサイズよりも一回り大きい 16インチサイズにくわえアスペクト比(画面の縦横比)が 16:10 です。フルHD の 16:9 にくらべ表示領域が縦方向に広いぶん、多くの情報を表示できるメリットがあります。

画面比較
15.6型フルHDと比較
(同じテキストスケーリングで比較)

上記比較写真のようにスクロールをしなくても多くの情報を表示できるため、作業効率アップにもつながります。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さよりも細く、画面周りがスッキリとしてます。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

Inspiron 16 Plus (7610) の液晶パネルは非光沢です。上記写真のとおり画面への映り込みが気になることはないですし、眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイの開く角度は十分

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイの最大角度
最大角度は 約135度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

Inspiron 16 Plus (7610) のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

テンキーのレイアウトも標準的です。

キーピッチは実測で 約18.5mm(仕様では 18.7mm)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで、窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状はほぼフラット。少しツルツルとした感触で質感も良好です。

キートップ

キーストロークは仕様では 1.3mm。ノートパソコンの平均的なストローク 1.5mm より少し浅い感じはしますが、大きな違和感はなくシッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「タッタッ」という音。音の大きさは静か

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じで、タイプ感は良好です。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。

[F5]キー押下:点灯(暗)→点灯(明)→オフ

質感の良いパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で、天面と同様に上質感のある仕上がりです。

パームレスト
指紋や皮脂の跡は目立ちにくい

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドの感触はツルツルしており、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめのサイズで扱いやすいです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU インテル Core i7-11800H プロセッサー
メモリ 16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
ストレージ 1TB SSD (PCIe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 4GB GDDR6

評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションを「バランス」に、電源モードを「高パフォーマンス」に設定して評価しています。

また、NVIDIAコントロールパネルの[3D設定の管理]では優先グラフィックスプロセッサを「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」に設定しています。

NVIDIAコントロールパネル[3D設定の管理]
NVIDIAコントロールパネル[3D設定の管理]

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-11370H プロセッサー

・インテル Core i7-1195G7 プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Core i7-11800H(レビュー機)
4092 pts
Ryzen 7 5700U
3431 pts
Ryzen 5 5500U
2760 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Core i7-1195G7
2414 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-11370H
1932 pts
Core i7-1165G7
1921 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i7-10710U
1591 pts
Core i5-10210U
1500 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5700U
17130
Ryzen 7 4700U
14790
Core i7-11800H(レビュー機)
14588
Core i7-1195G7
14370
Ryzen 5 5500U
12519
Core i7-11370H
11506
Core i7-1165G7
11252
Ryzen 5 4500U
11105
Core i5-1135G7
10914
Core i7-10710U
8547
Core i5-10210U
8122

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

Core H-Series プロセッサーにふさわしいスコアで Ryzen プロセッサーに肩を並べるくらいのパフォーマンスです。

写真・動画編集のような高負荷な処理もパワフルなパフォーマンスが期待できます。

 

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q

・NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i7-10710U搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i5-10210U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
RTX 2080 with Max-Q
16461
RTX 2060 with Max-Q
12737
RTX 3050(レビュー機)
11064
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4082
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3251
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2327
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2114
インテル UHD(Core i7-10710U)
1177
インテル UHD(Core i5-10210U)
1095

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
RTX 2060 with Max-Q
22912
RTX 3050(レビュー機)
22475
RTX 2080 with Max-Q
22220
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11130
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
8780
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
6969
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
5870
インテル UHD(Core i7-10710U)
5161
インテル UHD(Core i5-10210U)
4671

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
RTX 2060 with Max-Q
16738
RTX 2080 with Max-Q
15239
RTX 3050(レビュー機)
12366
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4371
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3546
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3518
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2787
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2278
インテル UHD(Core i7-10710U)
1695
インテル UHD(Core i5-10210U)
1500

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
RTX 2060 with Max-Q
8909
RTX 3050(レビュー機)
6262
RTX 2080 with Max-Q
4893
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3470
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3112
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2450
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2122
インテル UHD(Core i7-10710U)
1267
インテル UHD(Core i5-10210U)
1200

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

Inspiron 16 Plus (7610) に搭載される NVIDIA GeForce RTX 3050 は、メインストリームのノートPC 向けの専用GPU のため性能レベルはエントリークラスです。

そのため、比較対象の専用GPU にくらべるとスコアは少しひかえめですが、保有している性能をシッカリと発揮できています。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 1TB) が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

計測結果は優秀です。

データ転送速度はかなり高速で Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・DAIV 4N-H

・HP ENVY 14

おもなスペックは以下のとおり。

スペック Inspiron 16 Plus
(レビュー機)
DAIV 4N-H HP ENVY 14
CPU インテル Core i7-11800H インテル Core i7-1165G7 インテル Core i7-1165G7
メモリ 16GBメモリ 32GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 1TB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q

関連記事

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
Inspiron 16 Plus (7610)
6849
DAIV 4N-H
5966
HP ENVY 14
5790
 Essentials
Inspiron 16 Plus (7610)
9640
DAIV 4N-H
8877
HP ENVY 14
8824
基準値
4100
 Productivity
Inspiron 16 Plus (7610)
8442
DAIV 4N-H
9421
HP ENVY 14
9243
基準値
4500
 Digital Contents Creation
Inspiron 16 Plus (7610)
7752
DAIV 4N-H
5916
HP ENVY 14
6028
基準値
3450
 Gaming
Inspiron 16 Plus (7610)
9431
DAIV 4N-H
6922
HP ENVY 14
6179

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

実際の使用を想定した評価はとても優秀です。

とくに、Digital Contents Creation や Gaming テストのスコアは優秀で、クリエイティブ作業やライトなゲームも快適なパフォーマンスが期待できます。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 3時間 23分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間 4分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 40分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 40分

据え置きタイプでハイパワーなノートPC なのでバッテリー駆動時間はそれなりです。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・DAIV 4N-H

・HP ENVY 14

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
Inspiron 16 Plus (7610)
42秒6
DAIV 4N-H
45秒2
HP ENVY 14
47秒4
Photoshop Lightroom
Inspiron 16 Plus (7610)
23秒0
DAIV 4N-H
20秒9
HP ENVY 14
24秒7
Lightroom Classic
Inspiron 16 Plus (7610)
26秒0
DAIV 4N-H
27秒6
HP ENVY 14
30秒5

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
Inspiron 16 Plus (7610)
1分49秒6
DAIV 4N-H
2分38秒4
HP ENVY 14
2分22秒0

 

クリエイティブ性能も優秀です。

レンダリング(編集内容の画面への反映)についても描画はなめらかでスムーズ。写真編集や動画編集などクリエイティブ作業もスピーディーにこなしてくれるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音については、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)を計測し、評価します。

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

最大音量
下段はピーク時の音量推移
アイドル時 38.0db
 
CINEBENCH R20 47.1db
(45~47db)
動画エンコード 51.3db
(47~51db)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

平常時は静かです。

高負荷な状態になると「ウーッ」というモータ音と「ヒュー」というファン音(風切り音)が少し大きくなります。個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

ただし、負荷状況に合わせてファンの回転が上手く制御されているので、負荷が軽くなると即応するように駆動音は静かになります。

 

表面温度のチェック

アイドル状態、動画視聴時、動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

※単位:℃、測定時の室温:24℃

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

負荷が高くなるとキーボード奥の温度が上がりやすく多少の温かさを感じます。ただし、タイピングに影響はなく、パームレストは本体内部の熱の影響が少なく不快な感じはありません。

 

サウンド チェック

Inspiron 16 Plus (7610) には、サウンドユーティリティソフト「Maxx Audio Pro」がインストールされています。

Maxx Audio Pro を使用することで、コンテンツに合わせたプリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト
サウンドユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

※プリセット「ミュージック」で試聴

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をバランスよく再現しており高音質。
音声もシッカリと聴き取れる。

■ヘッドホン
スピーカー同様に高音質。
周囲の音を遮断できるため、サウンドに集中できる。

 

Windows の起動・再起動 時間計測

Windows の起動、再起動時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動
1回目 12.2秒 34.8秒
2回目 12.9秒 34.1秒
3回目 12.6秒 34.6秒
4回目 12.5秒 34.8秒
5回目 12.7秒 34.2秒
平均 12.6秒 34.5秒

起動は体感的にも早いですが、再起動は少し時間がかかります。

とはいえ再起動は頻繁に行う処理ではないので処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

Inspiron 16 Plus (7610) の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・Inspiron 16 Plus (7610) 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、Inspiron 16 Plus (7610) のレビュー記事をお届けしました。

Inspiron 16 Plus (7610) は、搭載している CPU の性能レベルが高くパフォーマンスもパワフルで、レビュー機に搭載されている専用GPU はエントリークラスながらクリエイティブな作業でも十分満足できるパフォーマンスです。

高輝度/広色域の大画面で写真編集や動画編集などクリエイティブな作業を楽しみたいユーザーは候補に挙げておきたいモデルといえます。

高評価のポイント

  • 性能レベルが高くパワフル!
  • 16:10 の3Kディスプレイは高輝度/広色域で見やすい
  • 性能&デザイン&使いやすさなど全体的に上手く仕上げられている

気をつけておきたい点

  • LANポートは実装されていない

 

ラインナップしているモデルや価格、クーポン割引率などの最新情報は、デル直販「デルオンラインストア」公式サイトをご確認ください。

真正面

Inspiron 16 Plus (7610)
税込 11万円台から
(クーポン適用価格)

お買い得情報
デル オンラインストア公式サイトで「ブラックフライデーセール」を開催中です。[12/9(月)まで]

・対象製品が最大20%オフ

・Dell Rewards獲得ポイントが3倍の 9%(こちらは全製品対象)

詳しくは デル オンラインストア公式サイトをご確認ください。

 

 

タイトルとURLをコピーしました