レノボ IdeaPad Flex 570 (14型 AMD) レビュー:実用性にすぐれたコンバーチブルノートPC

 

【アフィリエイト広告】
貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社

左振り(斜め上)

レノボ IdeaPad Flex 570 は、AMD Ryzen 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載した高性能な 14型コンバーチブルノートPC です。

Zen3アーキテクチャーのプロセッサーは採用されていないものの、軽快な動作でパフォーマンスも快適、ベンチマークによる性能評価も優秀です。

シックで落ち着いた雰囲気のある飽きのこないデザインにくわえ、天面の回転はスムーズでシーンに合わせてスタイル自在に使えます。

アスペクト比(画面縦横比)16:10 のディスプレイの採用により縦方向の表示領域が広いぶん画面が見やすいところもポイント。

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

■IdeaPad Flex 570 の特徴

  • AMD Ryzen 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載
  • ラップトップ、タブレット、テント、スタンドなどスタイル自在に使える
  • アスペクト比(画面縦横比)16:10 のディスプレイを採用
  • プライバシーシャッター付きカメラ
  • 指紋認証センサー搭載
  • Lenovo デジタルペンを同梱

テントスタイル(斜め上)

レビューは 2023年1月5日時点の内容です。

 

スペック構成

IdeaPad Flex 570 のおもなスペックです。

OS Windows 11 Home 64bit
CPU ■AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサー
■AMD Ryzen 7 5700U モバイル・プロセッサー
メモリ ■8GB オンボード (LPDDR4X)
■16GB オンボード (LPDDR4X)
ストレージ ■256GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
■512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 14.0 型 WUXGA IPS 液晶 (1920×1200ドット、約 1,677 万色、16:10) 、マルチタッチ対応(10 点)、光沢あり
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v5.1
カメラ HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付き
マイク デジタルアレイ マイクロホン
バッテリー駆動時間 最大 約13時間
Windows Hello 指紋センサー
本体サイズ(W×D×H) 約 313.1×224.9×17.8(最薄部)
本体質量 約 1.55kg

 

ラインナップしているモデルのスペック詳細、価格、割引クーポンなど最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

IdeaPad Flex 570
(14型 AMD)

税込 8万円台から

関連リンク

 

そのほかの取り扱いショップは以下のリンクから検索してください。

 

 

外観チェック

シックで落ち着いたデザイン

IdeaPad Flex 570 はシックで落ち着いた雰囲気のデザインです。

正面側 右側

背面側 左側

本体のカラーは「ストームグレー」、スタイリッシュとはいえないものの自宅や外出先などで落ち着いて作業に集中できそうな色味です。

天面真上

天面斜め

筐体の素材はおそらく樹脂製(プラスチック製)ですが、上質な仕上がりです。

天面半開き

本体はそこそこスリム。

スリムボディ(背面側)

スリムボディ(手前側)
表面はサラサラとした感触

指紋や皮脂の跡はやや目立ちやすいですが、柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

底面は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目もスッキリしています。

底面真上

底面斜め

ゴム足は前面側左右に2箇所、背面側ヒンジ近くに1箇所、計3箇所に実装されています。本体の安定性は良好です。

排気口は、背面側のヒンジのあいだに実装されています。

排気口

なお、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。

スタイル自在に使える

IdeaPad Flex 570 は天面を回転させることでスタイル自在に使えます。

ノートパソコン
ノートパソコン

スタンド
スタンド

テント
テント

タブレット
タブレット

フラット
フラット(画面共有に便利)

天面は回転しやすく、スムーズにスタイルを変更することができます。

インターフェースは必要最低限

IdeaPad Flex 570 は必要十分なインターフェースを実装しています。

左右側面に実装されているインターフェースなどは以下のとおり。

インターフェース(左側面)

左側面

①電源コネクタ

②HDMI

③USB3.2 Gen2 Type-C

④マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

インターフェース(右側面)

右側面

⑤電源ボタン

⑥4-in-1メディアカードリーダー

⑦USB3.2 Gen1

⑧USB3.2 Gen1(Powered USB)

 

以下、USBポート、カードスロットについての補足です。

USB Type-C ポートは映像出力や PD充電に対応しています。

■USB Type-C 対応表(当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

また、SDカードスロットは抜き差し方式です。

SDカードスロット
SDカードをしっかり挿し込んだ状態

スピーカーはキーボード左右に実装

スピーカーはキーボード左右に2基実装されています。

スピーカー〇印のあたりがスピーカー

まずまずの音質で音声も明瞭です。

プライバシーシャッターでカメラを遮断できる

カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。

カメラシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます(スライドスイッチはカメラの上側にある)。

指紋認証でかんたんサインイン

IdeaPad Flex 570 は指紋センサーを搭載しています。認証精度は良好で Windows へのサインインもスムーズです。

指紋認証でサインイン
指紋認証はマスク着用時でもサインインできるメリットがある

そこそこスリムで持ち歩きも可能な重量感

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体の大きさは A4サイズより一回り大きいくらいで意外にコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 約18.5~21.5(最厚部)mm。最厚部でも CDケース 2枚程度薄く そこそこスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

重量の実測
・本体:1,585g
・電源アダプター:245g
・電源コード:106g

1kg前後のモバイルノートより重さはありますが、持ち歩きも十分可能な重量感です。

本体の重量感

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ実測

 

ディスプレイのチェック

一般的な用途には十分な液晶ディスプレイ

レビュー機の液晶パネルは Lenovo製[型番:LEN140WUXGA]。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

ブラウザに表示される文字の大きさ
テキストの表示例

アスペクト比(ディスプレイの縦横比)16:10 である点も特徴のひとつ。フルHD の 16:9 にくらべ縦方向の表示領域が広いぶんネット検索やオフィスソフトなどで表示内容を一目で確認しやすいメリットがあります。

輝度は実測でディスプレイの明るさ設定 100 のとき「250 nit」。高輝度ではありませんが、一般的な使いかたには十分な明るさです。

トーンカーブは 少しうねっていますが、まずまずの形状です(理想は RGBともに45度の直線)。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

色域の計測結果です。

色域色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 68.0% 68.5%
Adobe RGB 50.8% 50.8%

液晶パネルの性能は標準レベルですが、輝度/色調バランス/色域ともに一般的な用途(メール・ネット検索・動画鑑賞・オフィスソフトなど)には十分なレベルです。

 

左右のベゼルは狭額縁

ベゼルは狭額縁です。

上左右のベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さより細く画面周りがスッキリしています。

 

映り込みは気になるかも

IdeaPad Flex 570 のディスプレイは光沢です。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

上記写真のとおり黒系の映像や照明の位置によっては映り込みが気になるかもしれません。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。斜めから見ても映像をはっきり確認できます。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

IdeaPad Flex 570 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップ表面の形状はほぼフラット。感触はサラサラしており質感は良好です。

キートップ

キーストロークは(感覚的には)ノートパソコンとして平均的な 1.5mm くらい。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か。

キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚もちょうど良く、シッカリとした打鍵感でタイピングできます。

なお、IdeaPad Flex 570 のキーボード・バックライトは非搭載です。

質感のよいパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で上質感があります。

パームレスト

指紋や皮脂の跡はやや目立ちやすいですが、気になるときは柔らかいクロスなどでこまめに手入れするとよいでしょう。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめのサイズ感でツルツルした感触で手触りも良好、スベリもなめらかで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

デジタルペンのチェック

Lenovo デジタルペンの書き心地をチェックします。

デジタルペン

デジタルペンの書き心地はひっかかる感じが強いです。紙に書くイメージに近づけるためかとは思いますが、好みが分かれるところです。

また、追従性についてはペンの動きにくらべ描画がわずかに遅れ気味ですが、メモを書いたりするぶんには気になることは少ないと思います。

イラスト作成やデッサンにはキビシイものの、気軽にメモをとるには十分な性能といえるでしょう。

ペンの使用イメージ

また、アクティブペン・ホルダーも付属しています。

ペンホルダー

USB Type-A ポートに挿し込んで使用しますが持ち運びするときにペンを紛失する心配がなくなります。

ペンホルダー使用イメージ

なお、デジタルペンの電源は乾電池 単6型(AAAA)1本です。(同梱されています)

Surfaceペンの電源

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは IdeaPad Flex 570 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 7 5700U
メモリ 16GB オンボード (LPDDR4X)
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
グラフィックス AMD Radeon グラフィクス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークは、付属ソフトウェア Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンス[スマート・パワー]を「エクストリーム・パフォーマンス」と「インテリジェント・クーリング」2つのモードに設定して実施しています。

Lenovo Vantage スマートパワー
Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンス

スマート・パワーで設定可能な各モードの説明は以下のとおり。

モード 説明
エクストリーム・パフォーマンス システム・パフォーマンスを最大化できるモード。ファンの回転速度が速いときに大きな騒音が発生する可能性がある。
インテリジェント・クーリング ファン速度とシステム・パフォーマンスのバランスが取れた状態で最高のエクスペリエンスを実現できるモード。ゲーム中はパフォーマンスが最大化され、オフィス作業は騒音が軽減される。
バッテリー省電力 ディスプレイの明るさや電源設定を変更し高度な画像処理機能の無効化などにより消費電力をおさえ、バッテリー駆動時間を延ばすモード。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・インテル Core i7-1260P プロセッサー

・インテル Core i5-1240P プロセッサー

・インテル Core i7-1255U プロセッサー

・インテル Core i5-1235U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20

CPU
Ryzen 7 5825U
4148 pts
Core i7-1260P
3556 pts
Ryzen 7 5700U(レビュー機/エクストリームパフォーマンス)
3540 pts
Ryzen 7 5800U
3535 pts
Core i5-1240P
3412 pts
Ryzen 7 5700U(レビュー機/インテリジェントクーリング)
3384 pts
Ryzen 7 5700U
3339 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 5 5625U
2974 pts
Core i5-1235U
2738 pts
Ryzen 5 5500U
2665 pts
Core i7-1255U
2156 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Ryzen 7 5825U
20422
Core i7-1260P
19031
Ryzen 7 5800U
18835
Ryzen 7 5700U(レビュー機/エクストリームパフォーマンス)
18707
Core i5-1240P
17932
Ryzen 7 5700U
16876
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 5 5625U
16291
Ryzen 7 5700U(レビュー機/インテリジェントクーリング)
15684
Core i5-1235U
13275
Core i7-1255U
13140
Ryzen 5 5500U
12667

レビュー機は平均値相当のスコアがでており良好です。

Zen 3 アーキテクチャーのプロセッサー(*1)に近いスコアで、負荷の高い処理でも快適なパフォーマンスが期待できます。

(*1)比較対象のなかで Zen 3 アーキテクチャーのプロセッサーは以下のとおり。
・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
4911
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4134
AMD Radeon(レビュー機/エクストリームパフォーマンス)
3693
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェントクーリング)
3673
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3577
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
3570
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3502
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3493
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3491
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
2995
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2199

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
10840
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10644
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
9820
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
9531
AMD Radeon(レビュー機/エクストリームパフォーマンス)
9369
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
9214
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェントクーリング)
8495
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
8290
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
6792
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
6667
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
6127

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
5752
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4790
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
4134
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
4065
AMD Radeon(レビュー機/エクストリームパフォーマンス)
4054
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
4004
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3972
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェントクーリング)
3856
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3711
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3682
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3561
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2342

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
3915
AMD Radeon(レビュー機/エクストリームパフォーマンス)
3505
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
3485
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3419
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3399
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3290
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェントクーリング)
3239
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3141
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3014
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
2997
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2209

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかに搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)に依存します。

レビュー機は 16GBメモリのデュアルチャネル構成により、グラフィックス・パフォーマンスをシッカリ発揮できています。

メモリ構成(レビュー機)
レビュー機のメモリ構成

写真・動画編集やオンライン会議などグラフィックス性能が重要なシーンでも快適に使うことができるでしょう。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは PCIe NVMe 対応の SSD(容量 512GB) を搭載しています。

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度(レビュー機)
レビュー機のデータ転送速度

計測結果が示すとおり、体感的にもアクセス速度は高速です。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・レノボ Yoga 670 (AMD)

・レノボ IdeaPad Slim 570 (14型 AMD)

・HP ENVY x360 13-bf (2022年モデル)

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに設定したときのスコア)

スペック IdeaPad Flex 570
(レビュー機)
Yoga 670 (AMD) IdeaPad Slim 570 HP ENVY x360 13
CPU AMD Ryzen 7 5700U AMD Ryzen 7 5700U AMD Ryzen 5 5625U インテル Core i7 1255U
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon AMD Radeon AMD Radeon インテル Iris Xe
販売価格(税込) 89,870円 107,693円 69,740円 172,800円

※販売価格は上記スペックを搭載したモデルの価格(記事執筆時点)

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
8414
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
8347
Yoga 670
8483
IdeaPad Slim 570
9222
HP ENVY x360 13-bf
8868
目標値
4100
Productivity
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
7357
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
7232
Yoga 670
7507
IdeaPad Slim 570
9333
HP ENVY x360 13-bf
5620
目標値
4500
Digital Contents Creation
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
5670
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
5718
Yoga 670
5676
IdeaPad Slim 570
5730
HP ENVY x360 13-bf
4196
目標値
3450
Gaming
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
3065
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
3051
Yoga 670
2870
IdeaPad Slim 570
2566
HP ENVY x360 13-bf
3293

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集などクリエイティブな作業を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。

性能バランスにもすぐれ、とくにビジネスシーンやクリエイティブ作業のほか軽いゲームなど さまざまなシーンで快適なパフォーマンスが期待できます。

関連記事

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンスを「インテリジェント・クーリング」に設定して計測

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 9時間 5分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
1時間7分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 41分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 48分

バッテリーを多く消費する条件のなかで 9時間程度バッテリー駆動できれば十分といえるでしょう。画面の明るさや Lenovo Vantage の設定によっては 1日中バッテリーで使えるのではないでしょうか。

また、充電については 付属ソフトウェア Lenovo Vantage で急速充電設定を「有効」にして計測しましたが、思いのほか充電時間はかかっています。充電は夜間など使用していないときにシッカリ充電しておいたほうがよさそうです。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで比較に使用した機種の処理時間と比較します。

・レノボ Yoga 670 (AMD)

・レノボ IdeaPad Slim 570 (14型 AMD)

・HP ENVY x360 13-bf (2022年モデル)

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに設定したときの処理時間)

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
1分7秒9
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
1分9秒6
Yoga 670
1分4秒6
IdeaPad Slim 570
55秒0
HP ENVY x360 13-bf
45秒4
Photoshop Lightroom
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
41秒4
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
41秒8
Yoga 670
36秒2
IdeaPad Slim 570
33秒5
HP ENVY x360 13-bf
18秒2
Lightroom Classic
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
41秒2
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
41秒3
Yoga 670
41秒0
IdeaPad Slim 570
35秒9
HP ENVY x360 13-bf
24秒4

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
IdeaPad Flex 570(インテリジェントクーリング)
2分1秒5
IdeaPad Flex 570(エクストリームパフォーマンス)
2分2秒3
Yoga 670
2分0秒5
IdeaPad Slim 570
2分13秒8
HP ENVY x360 13-bf
1分59秒6

 

ソフトウェアとの相性があるかもしれませんが、実際のソフトウェアを使った検証では少し時間がかかっています。

とはいえ、レンダリングなど編集時の処理はスムーズなので趣味として楽しむ程度なら十分な性能といえるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:23℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
中段はピーク時の音量推移
下段はスコア/処理時間(参考値)
ベンチマーク中 動画エンコード中
インテリジェント・
クーリング
34.2db 47.2db
(47db前後)
(3322pts)
47.5db
(47db前後)
(2分1秒)
エクストリーム・
パフォーマンス
34.2db 47.3db
(47db前後)
(3469pts)
46.9db
(46db台)
(2分2秒)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

平常時は静かです。

高負荷時は「サーッ」という排熱のときの気流音が少し大きくなります。個人差はありますがうるさく感じるかもしれません。

状況にもよりますが負荷が低減すると 20~30秒くらいから気流音は徐々に静かになってきます。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:24℃

※Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンスを「インテリジェント・クーリング」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

負荷が高い状態ではキーボードは奥側 中央から左側にかけて表面が上昇しますがタイピングに影響はありません。また、パームレストは本体内部の熱の影響がほとんどないので高負荷時にタイピングしていても不快に感じることはないでしょう。

 

サウンド チェック

IdeaPad Flex 570 にはサウンドユーティリティソフト「ドルビーオーディオ」がプリインストールされています。

サウンドユーティリティソフト
サウンド ユーティリティソフト

ドルビーオーディオでは、スピーカーから出力されるサウンドのコンテンツに合わせたプリセットでお好みの音質にチューニングすることができます。

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

※プリセット「音楽」で試聴

■スピーカー
低音域が少し弱い感じはするが音質はまずまず。低音域が弱いぶんシャカシャカした印象もあるが許容できるレベル。
音声は明瞭に聞き取れる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅され高音質なサウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 9.7秒 30.0秒 4.1秒
2回目 11.5秒 31.1秒 4.3秒
3回目 9.3秒 30.2秒 4.1秒
4回目 11.1秒 31.2秒 4.0秒
5回目 9.8秒 31.1秒 4.4秒
平均 10.3秒 30.7秒 4.2秒

体感的にも早く、処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するので参考値としてください。

 

同梱品

IdeaPad Flex 570 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式

同梱品リスト
・IdeaPad Flex 570 本体
・電源アダプター
・電源コード
・Lenovo デジタルペン、ペンホルダー
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、IdeaPad Flex 570 のレビュー記事をお届けしました。

IdeaPad Flex 570 の CPU は Zen 3 アーキテクチャーではありませんが、ベンチマークによる性能評価は意外に優秀です。プライベートから仕事までさまざまシーンで快適に使うことができます。

デジタルペンも同梱されていてスタイル自在に使えるところも好印象。

税込8万円台の価格も魅力で、しっかり使える実用性にすぐれたコンバーチブルノートといえるでしょう。

高評価のポイント

  • ベンチマークによる性能評価は意外に優秀で快適に使える処理性能
  • アスペクト比 16:10 のディスプレイは表示領域が広くて見やすい
  • タイピングしやすいキーボード
  • 使いやすくて実用性にすぐれている
  • バッテリー駆動だけで丸1日使えそう

気をつけておきたいところ

  • 液晶パネルは標準レベル(ふだん使いには十分)
  • 14インチサイズとしてはやや重量感あり

 

ラインナップしているモデルや価格、クーポンなど最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

IdeaPad Flex 570
(14型 AMD)

税込 8万円台から

関連リンク

 

そのほかの取り扱いショップは以下のリンクから検索してください。

 

タイトルとURLをコピーしました