日本HP『HP EliteDesk 800 G3 SF』の実機レビュー 前編です。
『HP EliteDesk 800 G3 SF』は、縦置き/横置きのいずれにも対応したビジネス向けデスクトップPC です。
縦置きの幅が 10cm と省スペースに対応しながら高い拡張性も備えており、ビジネスに必須のセキュリティ対策も HP Client Security の機能で強化できます。
前編は、外観などのデザインや、スペック、本体内部についてのレビューです。
なお、各種ベンチマークによる性能レビューは後編をご覧ください。
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レビュー内容は 2018年7月6日時点のものです。最新の価格やキャンペーンについては日本HP直販サイト HP Directplus でチェックしてください。
日本HP直販「HP Directplus」公式サイト
⇒ 法人(ビジネス)向けデスクトップ
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外観について
『HP EliteDesk 800 G3 SF』は、斜めに入ったストライプのデザインにシルバーのラインがアクセントとなって、落ち着いた雰囲気の中にもスタイリッシュ感があります。
前後から見た写真です。
左右の側面です。
天面と底面です。
天面
底面
底面側のゴム足は四隅に実装されています。安定性は良好です。
『HP EliteDesk 800 G3 SF』は、縦置きも可能。省スペースへ置くことができ、付属の「タワースタンド」の上に設置することで安定もアップします。
本体の大きさのイメージです。
本体の大きさイメージ(比較対象はティシューボックス)
なお、本体を縦置きしたときの幅は 10cm、タワースタンドの幅を含めても 10数cm のスペースがあれば設置可能です。
スペックについて
レビューに使用した『HP EliteDesk 800 G3 SF』のスペックです。
OS | Windows 10 Home 64 bit |
CPU | 第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサー |
メモリ | 4GB (4GB×1) DDR4 SDRAM(2400MHz)、スロット数 4 (空き 3) |
ストレージ | 500GB HDD(Serial ATA/600, 7200rpm) |
光学ドライブ | DVDライター |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 630 (CPU 内蔵) |
LAN | インテル I219LM ギガビット ネットワーク コネクション(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T自動切替、Wake-On-LAN、ASF2.0対応) |
ワイヤレス | なし |
インターフェース | ■前面 USB Type-C×2、USB 2.0×2、ヘッドフォン出力、オーディオジャック ■背面 オーディオ入力、オーディオ出力、DisplayPort、VGAポート、ネットワークポート(RJ45)、USB 2.0×2、USB 3.1×4 |
拡張スロット | ロープロファイル16x PCIe×1スロット、ロープロファイル16x PCIe(4xでの動作)×1スロット、ロープロファイル1x PCIe×2スロット (奥行最大16.7cm)、M.2 PCIe x1-2230×1スロット、M.2 PCIe x4-2280×1スロット |
キーボード&マウス | USBスリムスタンダードキーボード (日本語版109Aキーボード)、USB 光学マウス |
本体サイズ(W×D×H) | 約 338×308×100 mm |
本体質量 | 約 5.31 kg (タワースタンド含まず) |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
グラフィックス(CPU内蔵)
CPU は高いスペックであるものの、メモリ容量やストレージのスペックは若干の物足りなさを感じます。
ただ、日本HP の直販サイトならカスタマイズでスペックアップできますし、拡張性の高いモデルなので自身でのアップグレードも可能です。
日本HP直販サイト
⇒ 『HP EliteDesk 800 G3 SF』 製品ページ
『HP EliteDesk 800 G3 SF』は東京生産モデル
インターフェース
前面側のインターフェースです。
①DVDドライブ
②SDカードリーダー(オプション)
③USB Type-C
④USB 3.1 × 2
⑤USB 2.0 × 2
⑥ヘッドフォン出力
⑦オーディオジャック
⑧電源ボタン(LED内蔵)
DVDドライブを開いたときのイメージです。
なお、DVDドライブのイジェクトボタンは少し出っ張ており、見た目でもすぐ分かります。
背面側のインターフェースです。
⑨オーディオ入力
⑩オーディオ出力
⑪シリアルポート(オプション)
⑫DisplayPort × 2
⑬オプション用ポート(VGA / HDMI / DisplayPort)
レビュー機は VGA ポート
⑭ネットワークポート(RJ45)
⑮USB 2.0 × 2
⑯USB 3.1 × 4
⑰電源コネクター
本体内部
『HP EliteDesk 800 G3 SF』の本体内部をチェックします。
天面側のカバーは、ラッチをスライドしてロックを解除すれば、かんたんに外すことができます。
次に、本体内部のパーツへアクセスするためにフロントパネルを外します。フロントパネルの左右、真ん中のツメ 3箇所を外します。ツメは指先で外せます。
矢印の示すところがツメ
フロントパネル側のシャーシを開くことで、本体内部のパーツへアクセスできます。
各パーツの実装エリアをチェックします。
まず、CPU とメモリの実装エリア。
CPU とメモリ
拡張スロットの実装エリア。
拡張スロット
SSD (M.2 PCIe x4-2280) の実装エリア。
SSD (M.2 PCIe x4-2280)
WLAN (M.2 PCIe x1-2230) の実装エリア。
WLAN (M.2 PCIe x1-2230)
DVD ドライブと 3.5インチ ドライブベイ。
DVD ドライブと 3.5インチ ドライブベイ
3.5インチ ドライブベイと 2.5インチドライブベイ。
3.5インチ ドライブ ベイと 2.5インチ ドライブ ベイ
上段の 3.5インチ HDD を外すと 2.5インチ ドライブ ベイにアクセスできます
SATAコネクタは 3ポート。
SATAコネクタ
電源ユニットは、最大出力 180W(12.1V, 14.88A)を搭載しています。
キーボード&マウス
『HP EliteDesk 800 G3 SF』には、USBキーボードと USBマウスが同梱されています。
キーボードのレイアウトは、標準的でクセのないレイアウトです。
キーボードには折りたたみのスタンドが付いており、キーボードの傾斜を 2段階で調整できます。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 実測で 約19mm。ゆったりとした感じがあります。
キートップ(キー表面)の形状はわずかに凹んでいます。指先のフィット感はまずまずです。
キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感があります。
いたってフツウのキーボードですが、レイアウトにクセもなく、タイピングしやすいキーボードです。
続いて、マウス。
マウスの大きさは手のひらにフィットします。
こちらも、いたってフツウのマウスですが、扱いやすさは良好です。
レビュー前編は以上です。
後編では、『HP EliteDesk 800 G3 SF』の機能・性能についてレビューしています。
日本HP直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ 『HP EliteDesk 800 G3 SF』製品ページ |