dynabook Z(ZZ)のキャッチコピーは「ハイスペックモダンPC」!
第8世代インテル Core プロセッサーにくわえ、インテル Optane メモリ+SSD や大画面 15.6型 IGZO液晶、Wi-Fi 6 などハイスペック構成のノートPC です。
15.6インチの大画面ながら薄型で軽量、その軽さ 約1.399Kg!
約19時間のバッテリー駆動が可能で、スリープ中のメール受信やOSアップデートもできるモダンスタンバイ対応、USB PD(Power Delivery)にも対応しているなど、機能性にも優れた、まさにモバイルもラクにできる「ハイスペックモダンPC」です。
ちなみに、モダンPC とは・・・マイクロソフトが提唱している機能性やデザイン性の高い PC のこと。
ここでは、dynabook Z(ZZ)の展示機から、その特徴をレビューします。
なお、dynabook Z シリーズは店頭向け、dynabook ZZ シリーズは Dynabook 直販サイト「Dynabook Direct」向けのモデルです。
直販サイトは「ZZ75/L」のモデル名で展開しており、ストレージの選択やオフィス有無の選択などラインアップのバリエーションも豊富です。
【 目 次 】
dynabook Z(ZZ)の特徴
dynabook Z(ZZ)の特徴です。
ポイントは以下のとおり。
- 15.6型 IGZO液晶
- インテル Optane メモリ+SSD
- Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)
- モダンスタンバイ対応
- MIL規格準拠テスト実施予定/TUV試験クリア
以下で、dynabook Z(ZZ)の特徴の詳細を紹介、展示機を見た印象を含めレビューします。
なお、dynabook Z(ZZ)は「dynabook Z」で記載します。
持ち歩ける軽量コンパクトボディ
dynabook Z の軽さは約1.399kg、薄さは約17.6mm。
15.6インチサイズで およそ 1.4kg は モバイルするには充分な軽さです。
デモ機の重量実測(製品版では差異は小さくなる見込み)
片手でデモ機を持って写真を撮影できるくらい軽い!
モバイルするときに大切なポイントの一つがバッテリ駆動時間。
dynabook Z は約19時間のバッテリー駆動が可能(JEITA 2.0)です。しかもお急ぎ30分チャージにも対応しているので、30分で約7.5時間の充電も可能なので、急な外出でも短時間でバッテリー充電に対応できそうです。
なお、デモ機の分解展示をチェックしたところバッテリーの容量は 4080 mAh でした。
高い堅牢性を実現
dynabook Z はマグネシウム合金の筐体にくわえ、たわみやすい部分にはハニカムリブ構造で強度を高めているそうです。
dynabook Z のハニカムリブ構造
(写真はパームレスト左の底面側)
その堅牢性を評価するうえで重要なポイントとなるのが第三者機関で試験していること。
dynabook では長年実施していた「TUV」によるテストにくわえ、dynabook Vシリーズからは「MIL規格準拠試験」も実施しています。
第三者機関による試験
dynabook Z については、TUV試験はすでにクリアしており、MIL規格準拠試験は実施予定ということでしたが「MIL規格準拠試験はクリアして当然」といった自信もうかがえました。
dynabook Z では それだけ高い堅牢性を実現しているわけです。
高輝度・高色純度・広視野角・ノングレア IGZO液晶を搭載
dynabook Z のディスプレイには、低消費電力のSHARP製 IGZO 液晶パネルが搭載されています。
とくに、dynabook Z はモバイルして外出先でも使ってもらいたい思いから、光源を選ばないようにするため低消費電力ながら高輝度(470カンデラ)で高色純度の液晶パネルを採用しているとか。
ノングレア(非光沢)ながら描画される映像もキレイです。
また、左右のベゼルが狭額縁になっている点も好印象です。見るからにスッキリとしています。
インテル Optane メモリ H10 を採用
従来のインテル Optaneメモリは HDD と組み合わせることで HDD でも SSD 並みにデータ転送速度を高速化することが一般的でした。
dynabook Z では、SSD に対応したインテル Optane メモリ H10 を搭載(対象モデルのみ)。SSD のデータ転送速度のさらなる高速化が期待できます。
赤い下線が SSD と Wi-Fi 6 のデバイス
また、冷却ファンに「S-typeファンブレード」を採用することで、風力をアップさせながらファンによる「サーッ」という排気音を低減しているとか。
ファンのブレードを「より長く」「より薄く」することで、1枚当たりの面積の大きいブレードを数多くファンに実装することが可能になり、ファンスピードを低減させても風量を増加させることができるそうです。
これにより、冷却効率がアップ、高負荷時でも CPU パフォーマンスの維持が期待できそうです。
dynabook Z の本体内部
dynabook Z の冷却ファン
(ブレードの形状と薄さ・枚数の多さに特徴あり)
次世代無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)
dynabook Z はより高速に通信ができる次世代の高速無線LAN規格 Wi-Fi 6 に対応しています。
Wi-Fi ルーターが Wi-Fi 6 に対応している必要はありますが、 Wi-Fi 6 は 2019年後半から2020年にかけて本格化する見込みです。
パソコンは長く使えるデバイスでもあるので、Wi-Fi 6 対応ルーターは本格化してから別途購入するっていうのもアリです。
モダンスタンバイ対応
dynabook Z はモダンスタンバイに対応しています。
スリープからの高速復帰やスリープ中のOSアップデート、指紋認証センサーにタッチするだけでユーザー認証とデスクトップ画面への復帰ができます。
これまでのパソコンとは違い、使いたいときにパッと使える、いわはスマホ同じような感覚で使えるのがモダンスタンバイ対応のメリットです。
Windows Hellow対応(顔認証/指紋認証)
dynabook Z は Windows Hellow に対応しており、顔認証や指紋認証でかんたんにサインインできます。(顔認証は非搭載のモデルもあり)
とくに、顔認証では Webカメラに「シャッター」を付けている点も大きな特徴の一つ。
在宅で仕事をしているときなど見られたくない光景はシャッターでカメラをふさぐことでプライバシーをしっかり守ることができます。
下の画像がシャッターを左にスライドしてカメラを遮断している状態
ちなみに、シャッターは自分の手で(マニュアルで)スライドする必要があります。
カメラ自体をソフトウェアで無効にすることはかんたんなことですが、ユーザー自身の手のでカメラをふさぐことがあんしん感につながるためマニュアル式にしているとのこと。
Thunderbolt 3対応USB Type-C搭載(USB PD対応)
dynabook Z は Thunderbolt 3 に対応した USB Type-C を搭載しています。
とくに、スマホ用の USB-PD対応の ACアダプタやモバイルバッテリー(定格7.5W以上)からの充電が可能な点は大きな特徴の一つです。
dynabook は自分で相手(PD対応のモバイルバッテリー)の仕様に合わせるような作り込みがされているため、さまざまのメーカーのPD対応モバイルバッテリーとの互換性が高くなっているのだとか。
出張などで電源アダプターをうっかり忘れたときでも、スマホ用のモバイルバッテリーがあれば充電できる確率が格段にアップするメリットがあります。
そのほか、USB Type-A が2ポート、HDMI出力端子、microSDカードスロットやマイク入力/ヘッドホン出力端子が実装されています。
LANポートがないのはチョット残念。ただ、Dynabook社では「ぜひモバイルして外でも使っていただきたい!」といっていたことからLANポートは実装しなかったのかも?
左側インターフェース
①セキュリティロック・スロット
②USB 3.0コネクタ
③USB 3.0コネクタ(スリープアンドチャージ)
④マイク入力/ヘッドホン出力端子
右側インターフェース
⑤microSDカードスロット
⑥USB Type-C コネクタ×2
(Thunderbolt 3/USB PD対応、電源コネクタ兼用)
⑦HDMI出力端子
高音質Harman/kardon スピーカー搭載
dynabook Z は Harman/kardon スピーカーを搭載し、スマートアンプで音量をアップさせて高音質を実現しています。
ちなみに、スマートアンプとは音割れをさせないように各音域の音量レベルをアップさせる技術です。
サウンドユーティリティソフトには DTS Audio Processing を搭載、音楽・映画・ゲームなど、コンテンツにマッチした臨場感あるサウンドを楽しめます。
デモ機で実際にサウンド聴いてみましたが、高音質で迫力のあるサウンドでした。
入力しやすい防滴キーボード
dynabook Z はテンキーが搭載されていません。
持ち歩いてラップトップとして使ってもらいたい思いからテンキーはあえて非搭載にしているとか。
テンキーを非搭載にすることで、タイピング時の両手のホームポジションが中央寄りになり、視線も画面のセンターになるので使いやすさもアップするそうです。
キーピッチ 19mmや、キートップのアルファベットの見やすさ、指先にあわせて少しへこんだ形状など心地よいタイプ感でキー入力できそうです。
スペック
店頭モデル「dynabook Z」、Dynabook 直販サイトモデル「dynabook ZZ」の主なスペックです。
店頭モデル「dynabook Z」
店頭モデルには「dynabook Z8」と「dynabook Z7」の 2モデルがラインナップ。
モデル | dynabook Z8 | dynabook Z7 | |
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット | ||
CPU | インテル Core i7-8565U プロセッサー | インテル Core i5-8265U プロセッサー | |
メモリ | 16GB(8GB×2)、PC4-19200(DDR4-2400) | 8GB (4GB×2)、PC4-19200(DDR4-2400) | |
ストレージ | 512GB SSD(PCIe対応)+インテル Optane メモリ 32GB(SSD 対応) | 256GB SSD(Serial ATA対応) | |
ディスプレイ | 15.6型 FHD 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア) | ||
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620(CPUに内蔵) | ||
ワイヤレス | IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth Ver5.0準拠 | ||
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素カメラ、デュアルマイク | ||
Windows Hellow | 顔認証センサー、指紋センサー | 指紋センサー | |
バッテリー駆動時間 | 約 19時間 (JEITA 2.0) | ||
本体カラー | オニキスブルー/パールホワイト | ||
本体サイズ(W×D×H) | 約359.0×250.0×17.6 mm | ||
本体質量 | 約1.399kg(オニキスブルーの質量。パールホワイトは後報) | ||
オフィスソフト | Microsoft Office Home & Business 2019 |
発売日は本体カラーにより違いがあり、オニキスブルーが 2019年9月20日、パールホワイトは 2019年11月中旬です。
Dynabook 直販サイトモデル「dynabook ZZ75/L」
直販サイトモデルは、CPU、メモリ、ストレージのスペックにより 3つのモデルがラインナップ。(各モデルでオフィスソフトの有無も選べます)
以下のスペックは、本体カラーがオニキスブルーの構成です。(パールホワイトのスペックは後報)
モデル | dynabook ZZ75/L | ||
---|---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット | ||
CPU | インテル Core i7-8565U プロセッサー | インテル Core i5-8265U プロセッサー | |
メモリ | 16GB(8GB×2)、PC4-19200(DDR4-2400) | 8GB (4GB×2)、PC4-19200(DDR4-2400) | |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe対応)+インテル Optane メモリ 32GB(SSD 対応) | 512GB SSD(Serial ATA対応) | 256GB SSD(Serial ATA対応) |
ディスプレイ | 15.6型 FHD 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア) | ||
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620(CPUに内蔵) | ||
ワイヤレス | IEEE802.11ax+a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth Ver5.0準拠 | ||
Webカメラ | 有効画素数 約92万画素カメラ、デュアルマイク | ||
Windows Hellow | 顔認証センサー、指紋センサー | ||
バッテリー駆動時間 | 約 19時間 (JEITA 2.0) | ||
本体カラー | オニキスブルー | ||
本体サイズ(W×D×H) | 約359.0×250.0×17.6 mm | ||
本体質量 | 約1.399kg(オニキスブルーの質量) | ||
オフィスソフト | Microsoft Office Home & Business 2019(Office搭載モデルのみ) |
※記事執筆時点。
まとめ
以上、dynabook Z(ZZ)の展示機レビューをお届けしました。
dynabook Z(ZZ)は 15.6インチの大画面サイズながら薄くて軽い!モバイルもラクにできる軽さです。
多くのモバイルノートは13.3インチサイズですが、dynabook Z(ZZ)は大画面なので複数のウィンドウをならべても余裕です。作業の効率アップにつながります。
搭載されているスペックもハイレベルで、プライベートはもちろんのことビジネスシーンでも快適なパフォーマンスが期待できます。
まさに、キャッチコピーのとおり「ハイスペックモダンPC」といえるモデルです。
Dynabook Direct公式サイト
⇒ dynabook ZZシリーズ 製品ページ
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