真正面(壁紙)

デル Inspiron 14 (5410) は、第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した 14型モバイルノートPC です。

アルミ素材を採用した筐体は、質感が良くデザインもスタイリッシュ!

モバイルノートの主流サイズ 13.3インチよりも一回り大きい画面で使いやすさにもすぐれています。

ベンチマークによる性能評価ではパフォーマンスが少しひかえめなところもありましたが、持ち歩きができる大画面モバイルノートとして十分活用できます。

■Inspiron 14 (5410) の特徴

  • 第11世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • 天面とキーボード面にアルミ素材を採用し、デザインもスタイリッシュ
  • スリムベゼルで画面周りがスッキリとして筐体もコンパクト
  • バックライト付きキーボード
  • オプションで指紋認証リーダーを搭載可能
  • 高速無線LAN規格 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)搭載

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2021年10月30日時点の内容です。

関連記事

AMD Ryzen 5000 シリーズを搭載した姉妹機種の実機レビューです。

 

スペック構成

Inspiron 14 (5410) のおもなスペックは以下のとおり。

OS ・Windows 10 Home (64ビット) 日本語
・Windows 11 Home, 日本語
・Windows 11 Pro, 日本語
CPU ・インテル Core i5-11300H プロセッサー
・インテル Core i5-11320H プロセッサー
・インテル Core i7-11390H プロセッサー
メモリ ・8GB, 1x8GB, DDR4, 3200MHz
・8GB, 2x4GB, DDR4, 3200MHz
・16GB, 8GBx2, DDR4, 3200MHz
ストレージ ・256GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
・512GB SSD (M.2 PCIe NVMe)
・1TB SSD (M.2 PCIe NVMe)
ディスプレイ 14.0-インチ FHD (1920 x 1080) 非光沢 LED バックライト 非-タッチ スリム ベゼル WVA ディスプレイ
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス インテル Wi-Fi 6 2×2 (Gig+) + Bluetooth 5.1
カメラ、マイク 720p(30 fps)HDカメラ、デュアルアレイ マイクロフォン
本体カラー ・プラチナシルバー
・ピーチダスト
本体サイズ(W×D×H) 321.27×212.8×17.02~17.99(最厚部) mm
本体質量 約 1.461kg (最小構成)

ランナップしているモデルのスペック構成や価格など最新情報はデル直販「デルオンラインストア」公式サイトをご確認ください。

 

真正面

デル Inspiron 14 (5410)
税込 約7万円から

 

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外観チェック

スリムでスタイリッシュなデザイン

Inspiron 14 (5410) はスタイリッシュなデザイン!

正面ななめ

背面ななめ

天面の素材はアルミニウム素材。表面はサラサラとした感触で上質感があります。

レビュー機のカラーは「プラチナシルバー」。天面のカラーは明るめで、スタイリッシュ感をアップさせてくれる色合いです。

天面斜め(その1)

天面の明るいシルバーに対してキーボード面は濃い目の色合いのデュアルトーンカラーです。

天面斜め(その2)

シルバー系のカラーは指紋や皮脂の跡が目立ちにくいです。

本体がスリムな点も好印象!

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
本体はスリム!

底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目にもスッキリとしています。

底面側(斜め)

ゴム足は四隅に実装されています。細長い形状のゴム足ですが本体の安定感は良好です。

ヒンジは本体奥側を持ち上げるリフトアップヒンジです。

リフトアップヒンジ

キーボードに適度な傾斜ができてタイピングしやすくなり、底面からの吸気効率がアップするメリットもあります。

ちなみに、天面は片手で開くことができます。

天面は片手で開ける

ヒンジのトルクが最適化されているからこそ片手で開くことができるわけで、もちろんタイピング中に天面がグラつくこともありません。

なお、排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口
排気口はヒンジのあいだ

本体の左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

必要十分なインターフェース

Inspiron 14 (5410) のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源ジャック

②HDMI 1.4

③USB 3.2 Gen1 Type-A

④USB 3.2 Gen 2×2 Type-C(DisplayPort/ Power Delivery対応、i3/i5プロセッサー選択の場合)、Thunderbolt 4(i7プロセッサー選択の場合)

 

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤Micro SDカード リーダー

⑥USB 3.2 Gen1 Type-A

⑦ヘッドセット ジャック

 

USB Type-C ポートの映像出力や PD充電器の対応状況は以下のとおりです。[当サイトの検証結果]

※レビュー機は Thunderbolt 4 対応

映像出力
PD充電器(30W) 〇(低速)
PD充電器(45W) 〇(低速)
PD充電器(65W)

 

カードリーダーはプッシュロック式です。

microSDカードスロット
microSDカードをシッカリと挿入した状態

なお、電源ボタンはキーボードの右上(deleteキーの右側)に実装されています。

スピーカーは、底面部の左右に 2基実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

スピーカーの拡大写真
スピーカーの拡大写真

小さめのスピーカーですが、意外に高音質サウンドを体感できます。

カメラはプライバシーシャッター付き

Inspiron 15 のカメラにはプライバシーシャッターが付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断している
(カメラの上にスライドスイッチがある)

シャッターは手動でスライドする方式ですが、オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときはシャッターでカメラをふさぐことができます。

超軽量&スリム&コンパクトなボディ

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
コンパクトな本体

本体は、A4 サイズと同じくらいです。14インチサイズながらコンパクトです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 16.5~20 (最厚部) mm。最厚部でもCDケース 2枚程度なので分厚さを感じません。

本体の高さ(イメージ)
スリムなボディ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,426g
・電源アダプター:206g
・電源コード:113g

本体はそこそこ軽いので、持ち歩きも十分可能です。

本体の重量感
本体はそこそこ軽量

電源アダプターの最大出力は 65W。電源アダプターもコンパクトで、その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ

 

ディスプレイのチェック

自然な色合い描画できる液晶ディスプレイ

Inspiron 14 (5410) の液晶パネルに描画される映像は自然な色合いでキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

高輝度とはいえませんが、実用的には十分な明るさです(輝度としては標準的)。

トーンカーブは、RGB ともに 理想的な 45度の角度で、色調バランスは優秀です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 63.7% 64.5%
NTSC 45.7% 45.7%
Adobe RGB 47.8% 47.8%

色域は標準的です。写真編集などでのシビアな色再現には不向きですが、オフィスソフトや動画鑑賞など一般的な用途には十分なレベルです。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

ベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さよりも細く、画面周りがスッキリとしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

Inspiron 14 (5410) の液晶パネルは非光沢です。上記写真のとおり画面への映り込みが低減されており、眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイの最大角度は十分

ディスプレイを開くことができる最大角度はかなり広いです。

ディスプレイの最大角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

Inspiron 14 (5410) のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチは約19mm(仕様では 19.05 mm)。本体はコンパクトながらフルサイズキーボードと同等のキーピッチで、窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状はほぼフラット。少しツルツルとした感触で指先のフィット感も良好です。

キートップ

キーストロークは、ノートPC の平均的なストローク幅 1.5mm くらいあるように感じます。シッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」、音の大きさはフツウ

キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じで、タイプ感は良好です。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。

[F5]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ

質感の良いパームレスト

パームレストを含むキーボード面はアルミ素材です。サラサラとした感触で上質な仕上がりです。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立たないので、気持ちよくキーボード操作ができます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感(大きめサイズ)

大きめのサイズにくわえツルツルとした感触で扱いやすさも良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、Inspiron 14 (5410) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Home
CPU インテル Core i7-11370H プロセッサー
メモリ 16GB (デュアルチャネル)
ストレージ 1TB SSD (M.2 NVMe対応)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス

現在販売中の Core i7 搭載モデルは「Core i7-11390H」にアップグレードされています。違いは、レビュー機の「Core i7-11370H」にくらべ動作周波数が若干高い程度です。

周波数 Core i7-11370H Core i7-11390H
最大周波数 4.80 GHz 5.00 GHz
TDP-up 周波数 3.30 GHz 3.40 GHz

 

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークは、付属のソフトウェア「Dell Power Manager」のサーマル管理を[最適化]と[超高パフォーマンス]で実施しています。

サーマル管理
Dell Power Manager サーマル管理

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5700U
3431 pts
Ryzen 5 5500U
2960 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-1165G7
1892 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i7-11370H(Inspiron 5410・パフォーマンス)
1732 pts
Core i7-11370H(Inspiron 5410・最適化)
1654 pts
Core i7-10510U
1500 pts
Core i5-10210U
1398 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5700U
17130
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 5500U
13281
Core i7-1165G7
11216
Ryzen 5 4500U
11105
Core i5-1135G7
10914
Core i7-11370H(Inspiron 5410・最適化)
10343
Core i7-11370H(Inspiron 5410・パフォーマンス)
10134
Core i7-10510U
8122
Core i5-10210U
7611

レビュー機の CPU パフォーマンスはひかえめです。Core i5-1135G7 の平均値と同等なのは残念なところ。

とはいえ、一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など)のほかオンライン会議でも、十分快適に使えるレベルです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3975
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・パフォーマンス)
3629
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3251
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・最適化)
3144
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2964
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2327

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
10909
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・パフォーマンス)
10529
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・最適化)
10196
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9588
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
8796
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
8780
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
6969

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4224
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・パフォーマンス)
3786
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・最適化)
3712
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3546
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3518
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
3517
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2787

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・パフォーマンス)
3372
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3346
インテル Iris Xe(Inspiron 5410・最適化)
3171
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3112
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
3097
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2450

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

一部のベンチマークでひかえめなスコアが出ていましたが、評価としてはおおむね良好です。

欲を言えば、インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)よりは高いスコアが欲しかったところですが、CPU パフォーマンスがひかえめな点が影響しているのでしょう。

実用面では、外出先での写真・動画編集などクリエイティブな作業でもそこそこ快適なパフォーマンスが期待できます。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 1TB) が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

計測結果が示すとおり、データアクセスも超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Inspiron 14 2-in-1 7415

・Core i7-1165G7搭載機(平均)

・Core i5-1135G7搭載機(平均)

※平均は当サイト計測スコアの平均値

なお、比較対象のおもなスペックは以下のとおり。

スペック Inspiron 14 (5410)
(レビュー機)
Inspiron 14 2-in-1
7415
Core i7-1165G7
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
CPU インテル Core i7-11370H AMD Ryzen 7 5700U インテル Core i7-1165G7 インテル Core i5-1135G7
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 8GB/16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 1TB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB/512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル Iris Xe GeForce MX350 インテル Iris Xe インテル Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
Inspiron 14 5410(最適化)
3981
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
4319
Inspiron 14 2-in-1 7415
4460
Core i7-1165G7搭載機
4203
Core i5-1135G7搭載機
3838
 Essentials
Inspiron 14 5410(最適化)
8895
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
9495
Inspiron 14 2-in-1 7415
8815
Core i7-1165G7搭載機
9115
Core i5-1135G7搭載機
8712
基準値
4100
 Productivity
Inspiron 14 5410(最適化)
6642
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
6684
Inspiron 14 2-in-1 7415
8018
Core i7-1165G7搭載機
6469
Core i5-1135G7搭載機
6064
基準値
4500
 Digital Contents Creation
Inspiron 14 5410(最適化)
4416
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
4783
Inspiron 14 2-in-1 7415
5717
Core i7-1165G7搭載機
4544
Core i5-1135G7搭載機
4374
基準値
3450
 Gaming
Inspiron 14 5410(最適化)
2602
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
3099
Inspiron 14 2-in-1 7415
2647
Core i7-1165G7搭載機
3191
Core i5-1135G7搭載機
2625

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアはまずまずです。

Dell Power Manager のサーマル管理を「超高パフォーマンス」設定にすることで、比較対象の Core i7-1165G7搭載機のスコアをおおむね上回っています。

CPU 単体での評価はイマイチでしたが、システム全体でパフォーマンスが発揮できるように最適化されているのでしょう。

モバイルノートとしてのパフォーマンスは十分満足できる内容です。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

なお、計測は「Dell Power Manager」のサーマル管理を「最適化」に設定してで実施しています。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 7時間 23分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
57分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 37分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 27分

バッテリーを多く消費する条件のなかで駆動時間としては十分といえるでしょう。

画面の明るさなどを適正レベルで使用すれば、駆動時間をさらに伸ばすことができます。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・Inspiron 14 2-in-1 7415

・Core i7-1165G7搭載機(平均)

・Core i5-1135G7搭載機(平均)

※平均は当サイトで計測した処理時間の平均値

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
Inspiron 14 5410(最適化)
1分1秒2
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
1分0秒9
Inspiron 14 2-in-1 7415
1分0秒7
Core i7-1165G7搭載機
51秒3
Core i5-1135G7搭載機
56秒0
Photoshop Lightroom
Inspiron 14 5410(最適化)
34秒7
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
30秒3
Inspiron 14 2-in-1 7415
52秒3
Core i7-1165G7搭載機
27秒2
Core i5-1135G7搭載機
36秒3
Lightroom Classic
Inspiron 14 5410(最適化)
38秒9
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
35秒6
Inspiron 14 2-in-1 7415
55秒0
Core i7-1165G7搭載機
33秒5
Core i5-1135G7搭載機
39秒5

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
Inspiron 14 5410(最適化)
3分29秒8
Inspiron 14 5410(パフォーマンス)
3分25秒2
Inspiron 14 2-in-1 7415
1分52秒4
Core i7-1165G7搭載機
3分14秒8
Core i5-1135G7搭載機
3分21秒0

 

実際のソフトウェアを使った評価は、まずまずです。

液晶の色域が標準レベルのためシビアな色再現には不向きですが、補助的なクリエイティブ作業はそこそこ快適に使えそうです。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音については、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)を計測し、評価します。

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

サーマル管理
モード
上段:最大音量
下段:ピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
アイドル時 34.5db前後
(最小音量)
 
最適化 39.0 db
(37~39db)
39.2 db
(39db前後)
超高パフォーマンス 39.2 db
(38~39db)
39.3 db
(39db前後)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

高負荷時は「サーッ」という排熱のときのファン音がわずかに大きくなりますが、それほど大きな音ではありません。

駆動音が気になることはないと思います。

 

表面温度のチェック

平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※パフォーマンスモードで実施

※高負荷時に温度が下がっている箇所はエアフローによるもの

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(アイドル状態で10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(アイドル状態で10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

高負荷な状態では、キーボード奥や中央から左側にかけての表面温度が若干上昇します。とくに中央寄りの温度が上昇しますが、タイピングに影響はありません。

また、パームレスト上は高負荷時でも温度上昇はわずかなので不快な感じはありません。

 

サウンド チェック

Inspiron 14 には サウンドユーティリティソフト「Maxx Audio Pro」がインストールされています。

Maxx Audio Pro を使用することで、コンテンツに合わせたプリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを聴いてみた印象です。

※プリセット「フルリセット」で試聴

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバーした高音質サウンド。音声もシッカリと聴き取ることができる。

■ヘッドホン
音域全体が増幅され音質もクリアになる。サウンド全体の厚みと臨場感がアップする。

 

Windows の起動・再起動 時間計測

Windows の起動、再起動時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動
1回目 10.7秒 34.4秒
2回目 10.9秒 34.1秒
3回目 10.7秒 33.9秒
4回目 10.9秒 33.7秒
5回目 10.4秒 34.5秒
平均 10.7秒 34.1秒

起動は体感的にも早いですが、再起動は少し時間がかかります。それでも、30秒チョットなので処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

Inspiron 14 (5410) の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・Inspiron 14 (5410) 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、Inspiron 14 (5410) のレビュー記事をお届けしました。

Inspiron 14 (5410) は、スタイリッシュなデザインで使いやすい 14型モバイルノートです。

CPU 単体での評価はイマイチだったものの、総合的なパフォーマンスやクリエイティブ性能はまずまずで、実用面では快適に使える処理性能です。

価格は 税込 約7万円~。

性能・デザイン・使いやすさなど全体的にうまく仕上げられており、価格以上に高性能で高コスパな機種といえます。

 

ラインナップしているモデルや価格、クーポン割引率などの最新情報は、デル直販「デルオンラインストア」公式サイトをご確認ください。

真正面

デル Inspiron 14 (5410)
税込 約7万円から

 

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