dynabook RA/ZY レビュー:軽量・高性能・長時間駆動でどこでも快適に使える 13.3型モバイルノート

 

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貸出機材提供:Dynabook株式会社

正面斜め(背景付き)

ダイナブックが販売する dynabook RA/ZY (2025年10月モデル) は、AMD Ryzen 200 シリーズ・プロセッサーを搭載した 13.3型モバイルノートパソコンです。

Ryzen 200シリーズは、高い性能にくわえ電力効率の改善が図られた最新世代のプロセッサーです。そのバランスの良さにより、RA/ZYは高い処理性能と長時間のバッテリー駆動を実現しています。実際のベンチマークでも、日常作業からビジネス用途まで快適にこなせる結果が得られました。

さらに、本体の質量は約853gと非常に軽量。気軽に持ち運べて、外出先でも快適に使える一台に仕上がっています。

■dynabook RA/ZY の特徴

  • AMD Ryzen 200 シリーズ・プロセッサーを搭載
  • 1kg切りで超軽量&スリム&コンパクト
  • 高輝度&広色域の 13.3型 WUXGA (1920×1200) 液晶ディスプレイ
  • かな無しキーボード
  • 顔認証カメラを搭載(プライバシーシャッター付き)
  • AIノイズキャンセラーでオンライン会話がスムーズできる
  • 長時間駆動&急速充電できるバッテリー

本記事では、メーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(背景付き)

レビューは 2025年11月8日時点の内容です。

 

スペック構成

dynabook RA/ZY のおもなスペック構成は以下のとおり。

本体カラー ネビュラブラック
OS ■Windows 11 Pro 64bit
■Windows 11 Pro 64ビット
CPU ■AMD Ryzen 5 220 プロセッサー
■AMD Ryzen 7 250 プロセッサー
メモリ 16GB、LPDDR5X-6400対応SDRAM、デュアルチャネル対応
ストレージ 512GB SSD(PCIe 4.0対応)
ディスプレイ 13.3型ワイド(16:10)WUXGA 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)(省電力LEDバックライト)1,920×1,200ドット
グラフィックス ■AMD Radeon 740M グラフィックス (Ryzen 5 220 内蔵)
■AMD Radeon 780M グラフィックス (Ryzen 7 250 内蔵)
LAN 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(自動認識、Wake-up on LAN対応)
無線LAN/ Bluetooth Wi-Fi 7(IEEE802.11be)(2.82Gbps)対応+IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠、Bluetooth v5.4準拠
カメラ 有効画素数 約200万画素(Webカメラシャッター付き)、顔認証センサー
バッテリー駆動時間 約11.5時間(動画再生時)/ 約24.5時間(アイドル時)
※JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0
本体サイズ(W×D×H) 約298.8×212.0×17.7~18.7 mm
本体質量 約853g

なお、dynabook RA/ZY と同じ 13.3型モデルで下位機種に相当する dynabook GA/ZY とのおもな違いは以下のとおり。

スペック項目 RA/ZY(レビュー機) GA/ZY
本体カラー ネビュラブラック オニキスブルー
OS ■Windows 11 Home
■Windows 11 Pro
Windows 11 Pro
CPU ■AMD Ryzen 5 220 プロセッサー
■AMD Ryzen 7 250 プロセッサー
■AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー
■AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー
メモリ 16GB、LPDDR5X-6400対応SDRAM、デュアルチャネル対応 16GB、LPDDR4X-4266対応、デュアルチャネル対応
ストレージ 512GB SSD(PCIe 4.0対応) ■256GB SSD(PCIe対応)
■512GB SSD(PCIe対応)
ディスプレイ 13.3型ワイド(16:10)WUXGA 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)(省電力LEDバックライト)1,920×1,200ドット 13.3型ワイド(16:9)FHD 広視野角 TFTカラー LED液晶(ノングレア)(省電力LEDバックライト)1,920×1,080ドット
グラフィックス ■AMD Radeon 740M グラフィックス (Ryzen 5 220 内蔵)
■AMD Radeon 780M グラフィックス (Ryzen 7 250 内蔵)
AMD Radeon グラフィックス
インターフェース マイク入力/ヘッドホン出力端子×1、USB3.2(Gen1)Type-Aコネクタ×2、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)コネクタ(電源コネクタ)×2(PD対応、外部ディスプレイ出力対応)、LAN(RJ45)×1、HDMI出力端子×1 マイク入力/ヘッドホン出力端子×1、USB3.2(Gen1)Type-Aコネクタ×2、USB3.2(Gen2)Type-Cコネクタ(電源コネクタ)×2(PD対応、外部出力ディスプレイ出力対応)、LAN(RJ45)×1、HDMI出力端子×1
バッテリー駆動時間 (JEITA 3.0) 約約11.5時間(動画再生時)/ 約24.5時間(アイドル時) 約7.0時間(動画再生時)/ 約13.0時間(アイドル時)
本体サイズ(W×D×H) 約298.8×212.0×17.7~18.7mm 約306.0×210.0×17.9mm
本体質量 約853g 約956g

関連記事

 
dynabook RA/ZY の詳しいスペックや価格など、最新情報はダイナブック直販サイト「Dynabook Direct」をご確認ください。

アイキャッチ

dynabook RA/ZY
税込 13万円台から
(COCORO MEMBERS 会員価格)

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外観チェック

スタイリッシュなデザイン

dynabook RA/ZY は洗練されたスタイリッシュなデザインです。

正面側(左振り)

背面側(右振り)

本体カラーは「ネビュラブラック」。藍色をぐっと深めたブラックに近いカラーで落ち着いた色合いです。

天面真上

天面斜め

ロゴ
天面中央の dynabook ロゴがアクセント

手触り感はサラサラしており質感は良好。指紋や皮脂の跡は 少し目立ちやすいものの、汚れが気になるときは柔らかいクロスなどでかんたんにふき取れます。

スタイリッシュなフォルム

 
本体はスリムでバッグへの出し入れもスムーズにできます。

スリムボディ(手前側)

スリムボディ(背面側)

スリムボディ(手持ち)
本体はスリム

 
底面カバーは継ぎ目のないユニボディ構造で、見た目はシンプルながら剛性にすぐれています。持ち上げた際のたわみもなく、日常的な持ち運びや外出先での使用でも安心感があります。

底面真上

底面(斜め)

ゴム足は前面側左右に 2箇所と背面側左右にまたがるゴム足の合計3箇所に実装。本体の安定感は良好です。

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口
排気口(矢印の指すところ)

ちなみに、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。これにより本体内部の効果的な冷却が期待できます。

 

天面は片手で開けられる

dynabook RA/ZY は、天面を開くときに指がかかりやすい形状にデザインされており、片手でスムーズに開くことができます。

天面は片手で開けられる

天面の開きやすさは使いやすさにもつながります。とくに片手がふさがっているときはとても便利です。

 

必要十分なインターフェース

dynabook RA/ZY は必要十分なインターフェースを実装しています。

インターフェース(右側面)

右側面

①microSDカードスロット

②USB3.2(Gen1)Type-Aコネクタ

③Thunderbolt 4(USB4 Type-C)コネクタ(電源コネクタ)(PD対応)

④LANコネクタ

⑤セキュリティロック・スロット

インターフェース(左側面)

左側面

⑥Thunderbolt 4(USB4 Type-C)コネクタ(電源コネクタ)(PD対応)

⑦マイク入力/ヘッドホン出力端子

⑧HDMI出力端子

⑨USB3.2(Gen1)Type-Aコネクタ

以下、インターフェースについての補足です。

microSDカードスロットはプッシュロック式です。

microSDカードスロット

カードを挿入するときは押し込んでロックさせ、取り出すときはカードを押し込んでロックを解除する方式です。

また、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)ポートの映像出力/PD充電器対応の検証結果は以下のとおり。

■Thunderbolt 4(USB4 Type-C) 対応表(当サイトの検証結果)

映像出力 〇(4K出力可能)
PD充電器(30W)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

なお、HDMI出力端子は 4K出力に対応しています。

 

電源ボタンは右上に実装

電源ボタンはキーボード右上に実装されています。

電源ボタン
電源ボタンの上に LED 内蔵

ボタンサイズは小さめですが、押しにくさはありません。

 

顔認証カメラを搭載

dynabook RA/ZY は、顔認証カメラを標準搭載しています。

顔認証
顔認証でサインイン

認証精度は良好です。顔認証機能があれば Windows へのサインインも顔パスでOK。パスワードや PIN を入力することなくスムーズにサインインできます。

また、カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。

カメラシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます。(切替スイッチはカメラの右側)

なお、プライバシーシャッターでカメラを閉じていると顔認証機能は使えません。サインインするときはプライバシーシャッターを開くか パスワードや PIN を入力してください。

 

AIノイズキャンセラーやマイクミュートでオンライン会議もスムーズ

dynabook RA/ZY には、AIノイズキャンセラーが搭載されています。

ミーティングエフェクト
AIノイズキャンセラー
(Realtek Audio Console)

AIノイズキャンセラーは、周囲の環境ノイズ(電話の着信音、電車、救急車のサイレンなど)を自動で除去。オンライン会議をスムーズに、より快適に進めることができます。

また、マイクミュートは[Fn]+[A]キーでかんたんに切り替え可能。マイクミュート時は[F4]キーの上にある LED が点灯し、状態がひと目でわかります。

マイクミュートランプ
マイクミュート時は矢印の指す LED が点灯する

 

スピーカーは底面の前面側左右に搭載

スピーカーは底面の前面側左右に搭載されています。

スピーカー
スピーカーは底面の前面側左右に搭載

スピーカー
スピーカーの拡大写真

スピーカーから出力されるサウンドは、全体的に少しこじんまりとしているものの、声の明瞭さは良好。動画視聴やカジュアルな音楽再生には十分な音質です。

 

コンパクト&スリム&軽量

本体の大きさのイメージは以下のとおり。本体のサイズ感をイメージしやすいように、A4コピー用紙(黄色)を本体下に敷き、B5版ノートを上に載せています。

本体の大きさイメージ
本体のサイズ感

本体のフットプリントは、ちょうどA4用紙程度。とてもコンパクトで、バッグにもすっきり収まるサイズ感です。

本体を閉じたときの高さのイメージは以下のとおり。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた最厚部の高さは、実測で約22mm。CDケース 2枚より少し厚みがある程度でスリムです。

また、本体や電源アダプターなど質量の実測値は以下のとおり。

重量(実測)

・本体:836g
・電源アダプター:200g
・電源コード:40g

本体の質量は 1kg切りで超軽量。とても軽くて日常的な持ち歩きもラクにできます。

本体の重量感
本体は超軽量で持ち歩きもラク

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。

電源アダプターの大きさイメージ

電源アダプターの大きさ(実測)

 

ディスプレイのチェック

自然な色合いの液晶ディスプレイ

レビュー機のディスプレイは BOE製の液晶パネル[型番:BOE0C3B NV133WUM-N64]。

描画される映像は自然な色合いです。実際の描画イメージは以下のとおり。

映像(気球)
画像の表示例(その1)

映像(紅葉)
画像の表示例(その2)

テキスト
テキストの表示例

テキスト拡大
テキスト表示を拡大

トーンカーブは青と緑がやや強めに出ていますが、RGB全体としては理想的な45度の直線に近く、色調バランスは良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度の計測結果は、ディスプレイの明るさ設定を100にした状態で「396 nit」。高輝度で、実際に見ても非常に明るく感じられます。 屋外など周囲が明るい環境でも、画面が見えにくくなることはないでしょう。

 
色域の計測結果は以下のとおり。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 98.9% 103.7%
Adobe RGB 74.5% 76.9%
DCI-P3 76.0% 76.4%

 
広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集など、色の正確さが求められる作業にも十分対応できます。

Check

液晶ディスプレイは液晶パネルの特性や製造工程により各製品で色合いが異なる場合があります。

 

狭額縁ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

狭額縁ベゼル

上部ベゼルは少し厚みがありますが、左右のベゼルは鉛筆の太さよりも狭く画面周りは全体的にスッキリとしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

レビュー機は非光沢液晶を採用しており、写真のとおり映り込みはかなり抑えられています。黒系の映像でも、映り込みが気になることはないでしょう。

 

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからも描画されている映像をはっきり確認できます。

 

天面は ほぼフラットまで開くことができる

天面はほぼフラットまで開くことができます。

ディスプレイの最大角度

ディスプレイがフラットになれば、打ち合わせなどで画面共有に便利です。

また、「dynabook 画面回転ユーティリティ」機能が搭載されており、Ctrl+Alt+↑または↓ キー操作で画面の向きを簡単に切り替えられます。

画面回転ユーティリティ
dynabook 画面回転ユーティリティ

画面の向きを切り替え
画面の向きを切り替えると画面共有に便利

なお、画面の向きを切り替えるとタッチパッド操作の向きも切り替わります。

たとえば、画面を上下逆にした状態では、キーボード側からマウスポインターを右に動かすにはタッチパッドを左に、上に動かすには下方向に操作する必要があります。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

dynabook RA/ZY のキーボードレイアウトは、主要なキー配置が標準的で、違和感なく操作できます。

キーボードレイアウト

キーには英数字と記号が印刷されており、かな刻印は省かれています。シンプルで見やすく、視認性にもすぐれています。

キーボードレイアウト
キーにはひらがな表記なし

キーピッチは実測で 約19mm(仕様も 19mm)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで窮屈な感じはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップは中央がわずかにへこんだ形状で、表面はややツルツルとした感触です。

キートップ
キー表面のタッチ感は良好

キーストロークの仕様は 1.5mmで標準的な深さ。

キーストローク
キーを押し込んだイメージ

タイプ音は「タクタク」という控えめな音で静音性も良好。タイプ感もちょうどよく、しっかりとした打鍵感があります。キーの押し込みや跳ね返りも自然で、長時間の入力でも疲れにくく、快適にタイピングできます。

なお、キーボードバックライトは搭載されません。

 

Copilotキー搭載

キーボードには「Copilotキー」が搭載されており、キーを押すだけで Microsoft の AIアシスタント「Copilot」をすばやく起動できます。

Copilotキー
矢印の指すところが Copilotキー

Copilot はユーザーの質問に対して適切な回答を返すほか、資料作成・メール対応・情報収集などのユーザーのやりたいことを支援。作業時間の短縮や生産性の向上につながる便利な機能です。

AIアシスタント起動
Copilotキーを押すだけで AIアシスタントが起動

 

質感のよいパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立ちやすいですが、汚れは柔らかいクロスなどでかんたんにふき取れます。

 

なめらかなスベリのタッチパッド

タッチパッドは表面がツルツルとしており、指先のスベリはなめらかです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

大きめのサイズで、ジェスチャー操作やカーソル移動もスムーズに行えます。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィックス・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU AMD Ryzen 7 250 プロセッサー
メモリ 16GB、LPDDR5X-6400対応SDRAM、デュアルチャネル対応
ストレージ 512GB SSD(PCIe対応)
グラフィックス AMD Radeon 780M グラフィックス

 
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark Time Spy
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実行にあたっては[電源オプション]の電源プランを「dynabook 標準」に設定し、[電源とバッテリー]の電源モードを「バランス」と「最適なパフォーマンス」2つのモードそれぞれで実施しています。

電源プラン
電源プランの設定

電源モード
電源モードの設定

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア)のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen AI 7 350 プロセッサー

・AMD Ryzen AI 5 340 プロセッサー

・AMD Ryzen 7 8840U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 228V

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U

※当サイトで計測したスコアの平均値

 

CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]

CINEBENCH R23 (マルチコア)
Ryzen AI 7 350
14262 pts
Core Ultra 7 155H
12557 pts
Ryzen AI 5 340
12538 pts
Ryzen 7 250(レビュー機/最適なパフォーマンス)
12344 pts
Ryzen 7 250(レビュー機/バランス)
12302 pts
Ryzen 7 8840U
12259 pts
Core Ultra 7 255U
10175 pts
Core Ultra 5 228V
9973 pts
Core Ultra 5 125H
9920 pts
Core Ultra 7 258V
9873 pts
Core Ultra 5 225U
9322 pts
Ryzen 7 7730U
9117 pts
Core Ultra 7 155U
8648 pts
Ryzen 5 7530U
7627 pts
Core Ultra 5 125U
6508 pts

 

CINEBENCH R23 (シングルコア)
Ryzen AI 5 340
1912 pts
Ryzen AI 7 350
1911 pts
Core Ultra 7 258V
1873 pts
Core Ultra 7 255U
1866 pts
Core Ultra 5 225U
1799 pts
Core Ultra 5 228V
1735 pts
Ryzen 7 8840U
1713 pts
Core Ultra 7 155U
1691 pts
Core Ultra 7 155H
1671 pts
Ryzen 7 250(レビュー機/バランス)
1670 pts
Ryzen 7 250(レビュー機/最適なパフォーマンス)
1669 pts
Core Ultra 5 125H
1661 pts
Core Ultra 5 125U
1564 pts
Ryzen 7 7730U
1431 pts
Ryzen 5 7530U
1419 pts

 

CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
Ryzen 7 8840U
25969
Core Ultra 7 155H
25726
Ryzen AI 7 350
25443
Ryzen 7 250(レビュー機/最適なパフォーマンス)
25331
Ryzen 7 250(レビュー機/バランス)
25258
Ryzen AI 5 340
21905
Core Ultra 5 125H
21632
Core Ultra 7 258V
20691
Core Ultra 7 255U
20450
Core Ultra 5 228V
20106
Core Ultra 5 225U
19942
Ryzen 7 7730U
18677
Core Ultra 7 155U
18521
Ryzen 5 7530U
15930
Core Ultra 5 125U
15296

 
レビュー機の CPU性能は優秀です。

一般的な使いかた(ネット閲覧・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など)はもちろん、画像処理や軽めの動画編集といった、やや負荷のかかる作業でも快適にこなせるパフォーマンスが期待できます。

なお、搭載されている Ryzen 7 250 は、Ryzen 7 8840U と同等の性能を持つリネームモデルといわれていますが、高い性能にくわえ電力効率の改善が図られており、実用面でも進化している印象を受けます。

実際、後述のバッテリー性能評価においても、非常に長い時間バッテリー駆動できる結果が得られています。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon 860M グラフィックス(Ryzen AI 7 350内蔵)

・AMD Radeon 840M グラフィックス(Ryzen AI 5 340内蔵)

・AMD Radeon 780M グラフィックス(Ryzen 7 8840U内蔵)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U内蔵)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U内蔵)

・インテル Arc グラフィックス 140V(Core Ultra 7 258V内蔵)

・インテル Arc グラフィックス 130V(Core Ultra 5 228V内蔵)

・インテル グラフィックス(Core Ultra 7 255U内蔵)

・インテル グラフィックス(Core Ultra 5 225U内蔵)

・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 7 155H内蔵)

・インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 5 125H内蔵)

・インテル グラフィックス(Core Ultra 7 155U内蔵)

・インテル グラフィックス(Core Ultra 5 125U内蔵)

※当サイトで計測したスコアの平均値

 

3DMark Time Spy

Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Time Spy
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V)
4192
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V)
3882
インテル Arc(Core Ultra 7 155H)
3560
インテル Arc(Core Ultra 5 125H)
3119
AMD Radeon 860M(Ryzen AI 7 350)
3062
AMD Radeon 780M(レビュー機/バランス)
2838
AMD Radeon 780M(Ryzen 7 8840U)
2790
AMD Radeon 780M(レビュー機/最適なパフォーマンス)
2683
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 255U)
2264
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U)
2072
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U)
2049
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 225U)
1970
AMD Radeon 840M(Ryzen AI 5 340)
1633
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
1354
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
1255

 

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V)
11066
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V)
10921
インテル Arc(Core Ultra 7 155H)
8283
AMD Radeon 860M(Ryzen AI 7 350)
7370
インテル Arc(Core Ultra 5 125H)
7216
AMD Radeon 840M(Ryzen AI 5 340)
6862
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 255U)
6365
AMD Radeon 780M(レビュー機/最適なパフォーマンス)
6353
AMD Radeon 780M(Ryzen 7 8840U)
6193
AMD Radeon 780M(レビュー機/バランス)
5727
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U)
5034
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U)
4505
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
4204
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 225U)
3839
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3662

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

 

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV
インテル Arc 130V(Core Ultra 5 228V)
8177
インテル Arc 140V(Core Ultra 7 258V)
7661
AMD Radeon 860M(Ryzen AI 7 350)
6799
AMD Radeon 840M(Ryzen AI 5 340)
5706
インテル Arc(Core Ultra 7 155H)
5698
AMD Radeon 780M(レビュー機/最適なパフォーマンス)
5678
AMD Radeon 780M(Ryzen 7 8840U)
5665
AMD Radeon 780M(レビュー機/バランス)
5328
インテル Arc(Core Ultra 5 125H)
5176
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 255U)
5051
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U)
3826
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
3608
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 225U)
3346
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U)
3282
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3103

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 
レビュー機のグラフィックス性能は良好です。

オンライン会議で複数のアプリを動かしてもカクつくことなく、写真編集などクリエイティブ作業でも快適に使うことができるでしょう。

 

ストレージ性能

レビュー機に搭載されている SSD は 容量 512GB で PCIe Gen4 NVMe 対応です。ストレージ情報は以下のとおり。

CrystalDiskInfo
ストレージ情報
(シリアルナンバーは隠しています)

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

CrystalDiskMark
データ転送速度

※電源モードを「バランス」に設定して計測した結果。「最適なパフォーマンス」での計測結果も同等です。

計測結果は優秀です。体感的にも高速なアクセスでファイルの読み書きがとてもスムーズです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 で実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・dynabook GA/ZY

・HP EliteBook 635 Aero G11

・dynabook XP/ZY

・HP EliteBook 8 G1i 13

・LIFEBOOK WU5/J3

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定で計測したスコア)

おもなスペックは以下のとおり。

スペック dynabook RA     
(レビュー機)
dynabook GA      EliteBook 635     dynabook XP      EliteBook 8 G1i 13  LIFEBOOK WU5    
CPU AMD Ryzen 7 250 AMD Ryzen 7 7730U AMD Ryzen 7 8840U インテル Core Ultra 7 258V インテル Core Ultra 7 255U インテル Core Ultra 7 155U
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 32GBメモリ 32GBメモリ 64GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon 780M AMD Radeon AMD Radeon 780M Intel Arc Graphics 140V Intel Graphics Intel Graphics

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
dynabook RA(バランス)
9171
dynabook RA(最適なパフォーマンス)
9031
dynabook GA
9456
EliteBook 635
10075
dynabook XP
9750
EliteBook 8 G1i 13
10137
LIFEBOOK WU5
9038
目標値
4100
Productivity
dynabook RA(バランス)
8397
dynabook RA(最適なパフォーマンス)
8464
dynabook GA
9015
EliteBook 635
10321
dynabook XP
10340
EliteBook 8 G1i 13
8257
LIFEBOOK WU5
9983
目標値
4500
Digital Contents Creation
dynabook RA(バランス)
7059
dynabook RA(最適なパフォーマンス)
7400
dynabook GA
5793
EliteBook 635
8307
dynabook XP
8771
EliteBook 8 G1i 13
7593
LIFEBOOK WU5
6766
目標値
3450

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 
レビュー機のスコアは良好です。

Ryzen 7 250 と同等の性能を持つ Ryzen 7 8840U を搭載した HP EliteBook 635 Aero G11 のスコアとくらべると少しひかえめな印象はあるものの、各ジャンルで安定したパフォーマンスが期待できる結果です。

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バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※電源モードを「バランス」に設定して実施。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

 
バッテリーの駆動時間と充電時間の計測結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 13時間 24分
バッテリー充電時間
(40%までの充電時間)
30分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 13分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 15分

個体差の可能性はあるものの、スペック上の「11.5時間(JEITA Ver3.0、動画再生時)」を大幅に上回る結果を得られました。

本機種に搭載されている AMD Ryzen 200シリーズは、高い性能にくわえ電力効率の改善が図られており、バッテリー駆動時間の検証結果にも反映されています。

検証ではバッテリー消費の多い条件下で行っており、画面の明るさを下げるなど使い方を工夫すればさらに駆動時間を延ばすことも可能です。

また、バッテリー充電時間の検証結果も優秀です。検証はパソコンを起動した状態での計測ですが、電源オフやスリープ状態であれば、さらに短時間での充電も期待できます。

持ち運びの多いモバイルノートにおいて、長時間バッテリー駆動や短時間で充電できることは大きなアドバンテージです。外出先や移動中など、さまざまなシーンでよりアクティブに活用できるメリットがあるからです。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するため参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・dynabook GA/ZY

・HP EliteBook 635 Aero G11

・dynabook XP/ZY

・HP EliteBook 8 G1i 13

・LIFEBOOK WU5/J3

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定で計測)

 

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

Adobe Lightroom

Adobe Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

Lightroom
dynabook RA(バランス)
22秒7
dynabook RA(最適なパフォーマンス)
22秒2
dynabook GA
30秒4
EliteBook 635
18秒5
dynabook XP
20秒6
EliteBook 8 G1i 13
17秒1
LIFEBOOK WU5
21秒9
Lightroom Classic
dynabook RA(バランス)
19秒0
dynabook RA(最適なパフォーマンス)
18秒9
dynabook GA
29秒1
EliteBook 635
23秒0
dynabook XP
20秒6
EliteBook 8 G1i 13
16秒8
LIFEBOOK WU5
21秒1

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

PowerDirector
dynabook RA(バランス)
2分6秒4
dynabook RA(最適なパフォーマンス)
1分59秒0
dynabook GA
1分46秒3
EliteBook 635
1分16秒5
dynabook XP
56秒5
EliteBook 8 G1i 13
1分29秒1
LIFEBOOK WU5
1分35秒9

 
レビュー機のクリエイティブ性能は まずまずです。

比較対象機にくらべると、動画エンコードでは処理時間がやや長めですが、ソフトウェアとの相性による影響も考えられます。

ただ、モバイルノートとしてのクリエイティブ性能は十分です。超軽量で持ち歩きやすいアドバンテージを活かし、外出先のスキマ時間に写真編集などに活用できるメリットもあります。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R23 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
バランス 33.5db 45.0db
(44~45db)
45.2db
(44~45db)
最適なパフォーマンス 33.4db 44.8db
(44db台)
45.2db
(44~45db)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 
アイドル時は無音で静かです。

高負荷時には「サーッ」という排気音がやや大きくなり、使用環境によっては気になる場面があるかもしれません。

ただし、負荷が下がればファン回転数もすぐに落ち着き、1~2分ほどでアイドル時の静音状態に戻ります。実際の使用においては常時高負荷が続くケースは少ないため、駆動音が作業の妨げになる場面は多くないはずです。

※駆動音は使用環境やパソコンの状態により変動します。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で10分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※電源モードを「バランス」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

 

■アイドル状態で10分間放置

アイドル

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube

■10分間動画エンコード実行後

動画エンコード

高負荷時には、キーボード中央部分の奥側にかけての表面温度が上昇するため、多少の温かさを感じます。

ただし、パームレストの表面温度に大きな変動はないため、高負荷時のタイピングでも不快に感じることはありませんでした。

 

サウンド チェック

dynabook RA/ZY のサウンドユーティリティソフトは「Realtek Audio Console」がインストールされています。

サウンドユーティリティソフト
DTS Audio Processing

「Realtek Audio Console」は、コンテンツに合わせたプリセットが用意されているほかイコライザー機能を使ってお好みのサウンドにチューニングすることもできます。

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

※イコライザー「なし」で試聴

■スピーカー

・中音域から高音域まで強調された音。全体的にこじんまりとしてシャカシャカしている印象。カジュアルに楽しめる音質

・音声は聞き取りやすい

・音量最大でも音割れしない

■ヘッドホン

・各音域が増幅され、音質が大幅に向上する

・音楽を聞いたりオンライン会議をするならヘッドホンやイヤホンの装着がおすすめ

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 18.2秒 58.3秒 12.0秒
2回目 17.3秒 60.2秒 11.9秒
3回目 17.4秒 68.2秒 12.5秒
4回目 18.3秒 59.4秒 11.8秒
5回目 17.2秒 62.6秒 11.9秒
平均 17.7秒 61.7秒 12.0秒

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

dynabook RA/ZY の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式

同梱品リスト
・dynabook RA/ZY 本体
・電源アダプター
・電源コード
・クリーナークロス
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、dynabook RA/ZY のレビュー記事をお届けしました。

dynabook RA/ZY は、超軽量なボディに安定した高い性能を搭載したモバイルノートです。

レビューでは、各種ベンチマーク・バッテリー駆動時間・静音性など、各項目で安定した結果を示しました。

とくに、持ち歩きがラクにできる軽さにくわえ、長時間のバッテリー駆動や すぐれた充電効率はモバイルノートとして大きなアドバンテージ。外出先や移動中など作業環境を選ばずどこでも快適に使える点も魅力です。

まさに、「持ち運びやすさ」と「安定した性能」を両立したモバイルノートであり、ふだん使いから趣味の写真編集や動画制作といった負荷の高い作業まで幅広い用途に応えられる一台といえるでしょう。

高評価のポイント

  • モバイルノートとして高い処理性能
  • 超軽量&スリム&コンパクトなので持ち歩きがラク
  • 高輝度&広色域&きれいに描画できるディスプレイ
  • タイピングしやすいキーボード(かな無しなので見た目すっきり)
  • 長時間駆動&急速充電できるバッテリー
  • 国内メーカーによるあんしんサポート

気をつけておきたい点

  • スピーカーの音質はカジュアルレベル

 
ラインナップしているモデルや価格など最新情報はダイナブック直販サイト「Dynabook Direct」をご確認ください。

アイキャッチ

dynabook RA/ZY
税込 13万円台から
(COCORO MEMBERS 会員価格)

Check

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