日本HP が販売する HP EliteBook 1040 G11 は、インテル Core Ultra プロセッサーを搭載した高性能で高品質な 14型ノートパソコンです。
一般的な法人向けノートパソコンとは一線を画すエレガントなデザインにくわえ、処理性能は非常に高くベンチマークによる性能評価も優秀です。
強固なセキュリティ機能や、アスペクト比 16:10 のディスプレイ、5MP Webカメラ、Microsoft Copilot キーの搭載など実用性にすぐれているところもポイント。
■HP EliteBook 1040 G11 の特徴
- インテル Core Ultra プロセッサーを搭載し高い処理性能を実現
- ビジネス向けノートPC と一線を画すエレガントなデザイン
- 軽量&スリム&コンパクト
- HP独自テストにくわえ米国防総省が制定したMIL規格「MIL-STD-810H」19項目のテストをクリアした堅牢ボディ
- アスペクト比 16:10 の WUXGA 液晶デディスプレイ(最大解像度 1920×1200ドット、最大輝度 400cd/m2)
- 5MP Web カメラを搭載(プライバシーシャッター付き)
- 指紋認証センターと顔認証カメラを標準搭載
- Poly Studio によりチューニングされたオーディオ機能
- Poly Camera Pro により強化された Windows スタジオ エフェクト機能
- HP Sure Start や HP Sure Run など強固なセキュリティ機能
- 長時間駆動できるバッテリー
本記事では、メーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
【 目 次 】
レビューは 2024年10月25日時点の内容です。
スペック構成
HP EliteBook 1040 G11 のおもなスペック構成は以下のとおり。
OS | Windows 11 Pro |
CPU | ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H ■インテル Core Ultra 5 プロセッサー135U ■インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H |
メモリ | ■オンボード16GB LPDDR5X ■オンボード32GB LPDDR5X-7467 MT/s RAM |
ストレージ | ■256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) ■512GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
ディスプレイ | ■14.0インチワイド(16:10)WUXGA液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1200ドット、400cd/m2、UWVA)、LEDバックライト 、Ambient Light Sensor ■14.0インチワイド(16:10)WUXGA液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1200ドット、400cd/m2、UWVA)、LEDバックライト 、Ambient LightSensor、HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載 |
グラフィックス | ■インテル Arc グラフィックス (Core Ultra 5 125H または Core Ultra 7 155H 内蔵) ■インテル グラフィックス (Core Ultra 5 135U 内臓) |
無線LAN/ Bluetooth | インテル Wi-Fi 6E AX211 a/b/g/n/ac/ax(アンテナ数:送信2、受信2)(Wi-Fi準拠)+ Bluetooth 5.3 |
ワイヤレスWAN | ■なし ■HP 4000 4G LTE-Advanced Pro (GPS機能付き) ■Intel 5G Solution 5000(GPS機能付き、デュアルSIM(SIMカード+eSIM)対応) |
カメラ | HPプライバシーカメラ(5MP、視野角 88度 、開閉式スライドカバー)、IRカメラ(Windows Hello対応) |
指紋センサー | あり(キートップに内蔵) |
バッテリー駆動時間 | 最大約16時間40分~20時間00分 (MobileMark 25) ※搭載ディスプレイによる |
本体サイズ(W×D×H) | 約 313.9×219.9×17.55 mm |
本体質量 | 約1.235kg~ |
詳しいスペックや価格などの最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。
HP EliteBook 1040 G11
税込 20万円台から
※HP EliteBook 1040 G11 は法人向けモデルですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。
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外観チェック
ビジネス向けPC と一線を画すエレガントなデザイン
HP EliteBook 1040 G11 はビジネス向けとは思えないエレガントなデザインです。
本体のカラーはグレイシャーシルバー。一般的なシルバーとは異なり、ホワイトにちかい色合いで透明感のあるカラーです。
本体の素材はマグネシウム。軽量ながら剛性にすぐれた素材です。
天面のスラッシュロゴと背面の ELITEBOOK ブランドロゴがアクセント
天面は 90% リサイクルされたマグネシウム素材で構成されていますが、エレガントなイメージを損なうことなくデザインされています。
手で触れた感触はサラサラ。指紋や皮脂の跡は目立ちません。
また、堅牢性にすぐれているところも大きなポイント。HP EliteBook 1040 G11 は、HP独自テスト「HP Total Test Process」にくわえ米国防総省が制定したMIL規格「MIL-STD-810H」19項目をクリアしています。
本体はとてもスリム。持ち運びする際、バッグへの出し入れもスムーズにできます。
本体はスリム
底面カバーは「ユニボディ」の構造。見ためはシンプルですが剛性にもすぐれています。
ゴム足は前面側左右に2箇所と背面側左右にまたがるゴム足の合計3箇所に実装。本体の安定感は良好です。
なお。排気口はヒンジのあいだに実装されています。
排気口(ヒンジのあいだ)
ちなみに、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。これにより本体内部の効果的な冷却が期待できます。
吸気口(底面カバー側)と排気口
必要十分なインターフェースを搭載
HP EliteBook 1040 G11 は必要十分なインターフェースを搭載しています。
右側面
①Nano SIM カードリーダー(対象モデルのみ)
②SuperSpeed USB Type-C (10Gbps signaling rate, USB Power Delivery)
③SuperSpeed USB Type-A 5Gbps signaling rate (チャージング)
④ナノセキュリティロック ケーブル用スロット
左側面
⑤HDMI 2.1
⑥Thunderbolt 4(USB4 Type-C 40Gbps signaling rate、USB Power Delivery、DisplayPort 1.4)×2
⑦コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック
Thunderbolt 4 ポートの映像出力/PD充電器対応の検証結果は以下のとおり。
■Thunderbolt 4 対応表(2ポート共通:当サイトの検証結果)
映像出力 | 〇(4K出力可能) |
---|---|
PD充電器(30W) | △(低速) |
PD充電器(45W) | △(低速) |
PD充電器(65W) | 〇 |
なお、HP純正品以外の PD充電器を接続すると下記メッセージが表示されますが、充電自体に影響はありませんでした。(フツウに充電できます)
PD充電時のメッセージ
また、HDMI は、4K出力に対応しています。
電源ボタンはキーボード上にレイアウト
電源ボタンはキーの一部として[DEL]キーの右隣りにレイアウトされています。
電源ボタンは LED内蔵
使用中に間違って電源ボタンを押しても短押し(1秒未満くらい)なら無反応です。ただし、1,2秒程度ならスリープへ移行し、さらに長押しすると強制的に電源オフされます。
なお、電源ボタンを押したときは「カチッ」という音がします。通常のキーを押したときの感覚とは異なるので、間違えることはないと思います。
顔認証カメラと指紋センサーを搭載
HP EliteBook 1040 G11 は、顔認証カメラと指紋センサーを標準搭載しています。
顔認証でサインイン
指紋認証でサインイン(指紋認証センサーは電源ボタンに内蔵)
顔認証と指紋認証は併用が可能です。
とくに、指紋センサーは電源オンと同時に指紋を読み込むことができます。サインイン画面で再度指紋センサーにタッチしたり顔認証する必要はなく、そのまま Windows にサインインできます。
また、HP EliteBook 1040 G11 には存在検知機能が搭載されています。
存在検知機能
設定するだけで離着席時にパソコン画面を自動でロック/解除できる便利な機能です。
便利なオンラインアシスト機能
HP EliteBook 1040 G11 は 5MPカメラ(約500万画素)にくわえ、Poly Camera Pro によるオンラインアシスト機能を搭載しています。
Poly Camera Pro は、背景の明るさを調整できる機能や背景ぼかし/画像埋め込み機能のほか自動フレーミング機能など、オンライン会議をアシストしてくれる便利な機能です。
とくに、HP EliteBook 1040 G11 に搭載されている Poly Camera Pro は Windows スタジオ エフェクト機能が強化されています。スムーズな操作が可能で自動フレーミングなどの反応がすこぶる優秀。これまでレビューしてきたなかではトップクラスです。
なお、カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます(切替スイッチはカメラの上側)。
ちなみに、プライバシーシャッターでカメラを閉じていると顔認証機能は使えませんが、指紋認証でサインインすることができます。状況に応じて認証機能を使い分けられるところが顔認証と指紋認証を搭載している大きなメリットです。
また、マイクの実装位置は液晶上面に2箇所。PCから3メートル以内の音声を明瞭に集音できるマイクなので、複数メンバーによるオンライン会議にも対応できます。
3メートル以内の音声を集音できるマイク
クアッドステレオスピーカー搭載
スピーカーは、キーボード左右と底面側の前面左右に搭載されています。
キーボード左右のスピーカー
底面側の前面左右のスピーカー
底面側の前面左右のスピーカーの拡大写真
Poly Studio によってチューニングされたクアッドステレオスピーカーは、迫力があって高音質です。
コンパクト&スリム&軽量
本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。
本体のサイズ感
本体のフットプリントは A4 より一回り大きいくらいのサイズ感です。14インチノートでもコンパクトです。
本体を閉じたときの高さのイメージは以下のとおり。
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
ゴム足を含めた本体の高さは実測で 約20.5mm(最厚部)。CDケース 2枚くらいでとてもスリムです。
また、本体や電源アダプターなど質量の実測値は以下のとおり。
・本体:1,164g
・電源アダプター:204g
・電源コード:107g
・ウォールマウントプラグ:41g
本体は軽くて持ち歩きもラクにできます。
本体は軽量で持ち歩きもラク
電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるくらいのサイズです。
本体と一緒に持ち歩くときもコードを巻き付けられるので かさばりません。
なお、ウォールマウントプラグを電源アダプターに装着すれば、電源アダプターをコンセントに直付けできます。
ディスプレイのチェック
映像描画がキレイな高輝度・広色域ディスプレイ
レビュー機のディスプレイは BOE製の液晶パネル[型番:BOE0BFC]。
ディスプレイに描画される映像は自然な色合いでキレイです。描画イメージは以下のとおり。
画像の表示例(その1)
画像の表示例(その2)
テキストの表示例
テキスト表示を拡大
トーンカーブは RGB ともに理想的な45度の直線に近い形状で色調バランスは良好です。
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)
輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「424 nit」(仕様は 400 nit)。高輝度で見た目も十分な明るさです。屋外など周囲が明るい環境でも見えにくくなることはないと思います。
色域の計測結果は以下のとおり。
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)
規格 | カバー率 | 比 |
---|---|---|
sRGB | 97.5% | 103.7% |
Adobe RGB | 76.0% | 76.9% |
DCI-P3 | 76.1% | 76.5% |
広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にもしっかり対応できます。
狭額縁ベゼル
ベゼルは狭額縁です。
上部ベゼルは少し厚みがありますが、左右のベゼルは鉛筆の太さより狭く画面周りは全体的にスッキリとしています。
映り込みは気にならない
ディスプレイの映り込み具合をチェックします。
レビュー機は非光沢液晶です。上記写真のとおり映り込みはかなり低減されています。画面への映り込みが気になることはなく、眼への負担も軽減できます。
広い視野角
視野角をチェックします。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからも描画されている映像をはっきり確認できます。
天面は 180度ちかくまで開くことができる
天面は 180度ちかくまで開くことができます。
ディスプレイがフラットになれば、打ち合わせなどで画面共有するときに便利です。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
HP EliteBook 1040 G11 のキーボードはレイアウトは標準的です。
キーピッチは実測で 約19mm(仕様も 19mm)。フルサイズキーボードと同等のキーピッチで窮屈な感じはありません。
キートップの表面は中央部分が少しへこんでいます。サラサラとした感触で指先のタッチ感は良好です。
キーストロークの仕様は 1.3mm。ノートパソコンの平均的なキーストローク 1.5mm より少し浅いですが、感覚的には数字ほどの浅さは感じません。
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か
キーを押し込む強さや跳ね返りもちょうど良い感じです。しっかりとした打鍵感を得られるタイピングしやすいキーボードです。
Copilotキー搭載
HP EliteBook 1040 G11 には「Copilotキー」が搭載されています。
矢印の指すところが Copilotキー
Copilotキーを押すと Microsoft の AIアシスタントをすばやく起動することができます。
Copilotキーを押すだけで AIアシスタントが起動
Copilot はとても便利な機能で、ユーザーの質問に対して適切な回答を返してくれます。回答は即時表示されるのでビジネスシーンでもしっかり活用できます。
※Copilot は会話形式の質問のほかキーワードを羅列する質問にも適切な回答を返してくれます。
キーボードにはバックライトを搭載
キーボードにはバックライトが搭載されています。
キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。
[F5]キー押下:点灯(明)→点灯(暗)→オフ
質感のよいパームレスト
パームレストはサラサラとした感触で質感も良好です。
指紋や皮脂の跡が目立たないので快適なキーボード操作が可能です。
なめらかなスベリのタッチパッド
タッチパッドはツルツルした感触でスベリもなめらかです。
タッチパッドのサイズ感
大きめのサイズで扱いやすさも良好です。
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィックス・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
CPU | インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H |
---|---|
メモリ | オンボード16GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
グラフィックス | インテル Arc グラフィックス |
評価に使用したベンチマークは以下のとおり。
評価項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価] |
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
グラフィック性能 | 3DMark Time Spy |
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実行にあたっては付属のソフトウェア「myHP」のシステム制御/パフォーマンスのコントロールを「Smart Sense」(初期設定)と「パフォーマンス」の2モードそれぞれで実施しています。
パフォーマンスのコントロール
パフォーマンスのコントロールの各モードの説明は以下のとおり。
モード | 説明 |
---|---|
Smart Sense | 使用中のアプリ、パソコンの位置、バッテリーの状態に基づいてパフォーマンス/ファン速度/温度を最適化し、システムを自動的に調整する。 |
パフォーマンス | CPUを大量に使うソフトウェアに最適なモード。ファン速度を上げてデバイスを冷却し、CPUの高パフォーマンスを維持する。 |
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア)と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。
評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H
・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U
・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125U
・インテル Core i7-1360P プロセッサー
・インテル Core i5-1340P プロセッサー
・インテル Core i7-1355U プロセッサー
・インテル Core i5-1335U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CINEBENCH R23 (マルチコア) | |
---|---|
Core Ultra 5 125H(レビュー機/パフォーマンス) |
13009 pts
|
Core Ultra 5 125H(レビュー機/Smart Sense) |
12621 pts
|
Core Ultra 7 155H |
12346 pts
|
Ryzen 7 5825U |
10237 pts
|
Core i7-1360P |
10095 pts
|
Core Ultra 5 125H |
9920 pts
|
Ryzen 7 7730U |
8997 pts
|
Core Ultra 7 155U |
8886 pts
|
Core i5-1340P |
8551 pts
|
Ryzen 5 7530U |
7627 pts
|
Ryzen 5 5625U |
7555 pts
|
Core i7-1355U |
7342 pts
|
Core i5-1335U |
6875 pts
|
Core Ultra 5 125U |
6508 pts
|
CINEBENCH R23 (シングルコア) | |
---|---|
Core i7-1355U |
1750 pts
|
Core i7-1360P |
1732 pts
|
Core Ultra 7 155U |
1727 pts
|
Core Ultra 5 125H(レビュー機/パフォーマンス) |
1689 pts
|
Core Ultra 7 155H |
1687 pts
|
Core Ultra 5 125H |
1661 pts
|
Core Ultra 5 125H(レビュー機/Smart Sense) |
1648 pts
|
Core Ultra 5 125U |
1564 pts
|
Core i5-1335U |
1546 pts
|
Core i5-1340P |
1534 pts
|
Ryzen 7 5825U |
1435 pts
|
Ryzen 7 7730U |
1428 pts
|
Ryzen 5 7530U |
1419 pts
|
Ryzen 5 5625U |
1365 pts
|
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
CPU Mark | |
---|---|
Core Ultra 7 155H |
25686
|
Core Ultra 5 125H(レビュー機/パフォーマンス) |
24946
|
Core Ultra 5 125H(レビュー機/Smart Sense) |
24608
|
Core Ultra 5 125H |
21632
|
Core i7-1360P |
20651
|
Ryzen 7 5825U |
20320
|
Core Ultra 7 155U |
19049
|
Ryzen 7 7730U |
18677
|
Core i5-1340P |
16650
|
Core i7-1355U |
16487
|
Ryzen 5 5625U |
16291
|
Ryzen 5 7530U |
15930
|
Core Ultra 5 125U |
15296
|
Core i5-1335U |
14508
|
レビュー機の CPU 性能は優秀です。
上位 CPU の Core Ultra 7 155H に匹敵するスコアが出ており、保有している性能を十二分に発揮できています。
ビジネス向けのノートパソコンとして、一般的な使いかた(オフィスソフト・メール・ネット検索・オンライン会議など)はもちろんのこと負荷の高い作業でもパワフルなパフォーマンスが期待できます。
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・インテル Arc グラフィックス(Ultra 7 155H搭載機)
・インテル Arc グラフィックス(Ultra 5 125H搭載機)
・インテル グラフィックス(Ultra 7 155U搭載機)
・インテル グラフィックス(Ultra 5 125U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1360P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1340P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1355U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1335U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark Time Spy
Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
3DMark Time Spy | |
---|---|
インテル Arc(レビュー機/パフォーマンス) |
3704
|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
3455
|
インテル Arc(レビュー機/Smart Sense) |
3388
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
3273
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
2115
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U) |
2049
|
インテル Iris Xe(Core i7-1360P) |
1911
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
1691
|
インテル Iris Xe(Core i5-1340P) |
1545
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
1381
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
1342
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
1312
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
1255
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
1189
|
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
暁月のフィナーレ | |
---|---|
インテル Arc(レビュー機/パフォーマンス) |
8997
|
インテル Arc(レビュー機/Smart Sense) |
8352
|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
8283
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
7495
|
インテル Iris Xe(Core i7-1360P) |
6051
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
5316
|
インテル Iris Xe(Core i5-1340P) |
5072
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
5048
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U) |
4505
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
4184
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
4123
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
3831
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3714
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
3662
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV | |
---|---|
インテル Arc(レビュー機/パフォーマンス) |
6250
|
インテル Arc(レビュー機/Smart Sense) |
5938
|
インテル Arc(Core Ultra 7 155H) |
5602
|
インテル Arc(Core Ultra 5 125H) |
5048
|
インテル Iris Xe(Core i7-1360P) |
4225
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
3848
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 7 155U) |
3656
|
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U) |
3572
|
インテル Iris Xe(Core i5-1340P) |
3451
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
3340
|
インテルグラフィックス(Core Ultra 5 125U) |
3282
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3141
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
3103
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
2930
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
レビュー機はグラフィックス性能も優秀です。
スコア的には上位の Core Ultra 7 155H 内臓のインテル Arc グラフィックスと同等以上です
ちなみに、CPU内蔵グラフィックスは、CPU性能のほかに搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)に依存します。レビュー機のメモリは最近では標準的ともいえる 16GB のデュアルチャネル構成ながら、非常に高いスコアが出ている点は着目しておきたいところ。
複数のアプリを動かしながらオンライン会議を行ったり、写真・動画編集などクリエイティブな作業でも、快適なグラフィックス・パフォーマンスが期待できるでしょう。
ストレージ性能
レビュー機のストレージは PCIe4.0 NVMe 対応の SSD(容量 256GB)を搭載しています。
ストレージ情報
ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。
データ転送速度
※myHP のシステム制御を「Smart Sense」に設定して計測した結果。「パフォーマンス」での計測結果も同等です。
計測結果は優秀です。体感的にも高速なアクセスでファイルの読み書きがとてもスムーズです。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 で実際の使用を想定した性能評価を行います。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。
・HP EliteBook 630 G11
・ThinkPad E14 Gen 6
・dynabook RZ/HX
・XPS 14 (9440)
・HP EliteBook 635 Aero G11
※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定で計測したスコア)
おもなスペックは以下のとおり。
スペック | EliteBook 1040 (レビュー機) |
EliteBook 630 | ThinkPad E14 | dynabook RZ | XPS 14 | EliteBook 635 Aero |
---|---|---|---|---|---|---|
CPU | インテル Core Ultra 5 125H | インテル Core Ultra 7 155U | インテル Core Ultra 5 125H | インテル Core Ultra 7 155H | インテル Core Ultra 7 155H | AMD Ryzen 7 8840U |
メモリ | 16GBメモリ | 32GBメモリ | 16GBメモリ | 32GBメモリ | 16GBメモリ | 16GBメモリ |
ストレージ | 256GB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) |
グラフィックス | Intel Arc Graphics | Intel Graphics | Intel Arc Graphics | Intel Arc Graphics | Intel Arc Graphics | AMD Radeon 780M |
ベンチマーク結果は以下のとおり。
Essentials | |
---|---|
EliteBook 1040(Smart Sense) |
8719
|
EliteBook 1040(パフォーマンス) |
9104
|
EliteBook 630 |
9320
|
ThinkPad E14 |
9362
|
dynabook RZ |
9599
|
XPS 14 |
10538
|
EliteBook 635 Aero |
10075
|
目標値 |
4100
|
Productivity | |
EliteBook 1040(Smart Sense) |
7401
|
EliteBook 1040(パフォーマンス) |
9146
|
EliteBook 630 |
8227
|
ThinkPad E14 |
8253
|
dynabook RZ |
9800
|
XPS 14 |
10236
|
EliteBook 635 Aero |
10321
|
目標値 |
4500
|
Digital Contents Creation | |
EliteBook 1040(Smart Sense) |
9106
|
EliteBook 1040(パフォーマンス) |
9143
|
EliteBook 630 |
6926
|
ThinkPad E14 |
7863
|
dynabook RZ |
7814
|
XPS 14 |
9140
|
EliteBook 635 Aero |
8307
|
目標値 |
3450
|
※テスト項目説明
・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア
レビュー機のスコアは優秀です。
上位スペックを搭載した比較対象機とくらべても同等のスコアが出ていることにくわえ、高いレベルで性能バランスにもすぐれていることが分かります。
ビジネスにおいてもシーンを選ばず、快適でパワフルなパフォーマンスが期待できるでしょう。
関連記事
※ThinkPad E14 Gen 6 のレビュー記事は近日公開予定。
バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
※myHP のシステム制御を「Smart Sense」に設定して実施。
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の計測結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 10時間 57分 |
バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
34分 |
バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
1時間 1分 |
バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
2時間 4分 |
バッテリー駆動時間の検証結果は、レビュー機のスペック「16時間40分」の 65%です。検証はバッテリーを多く消費する条件なのでまずまずの結果といえます。
現実的には、11時間ちかくバッテリー駆動できれば十分ですし、画面の明るさや音量を適切に調整することでバッテリー駆動時間をさらに延ばすこともできます。
また、バッテリーは急速充電に対応しています。急速充電に対応していれば、バッテリー残量が少ないときでも短時間で充電することができ、よりアクティブに使えるメリットがあります。
なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するため参考値としてください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。
・HP EliteBook 630 G11
・ThinkPad E14 Gen 6
・dynabook RZ/HX
・XPS 14 (9440)
・HP EliteBook 635 Aero G11
※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定で計測)
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
Adobe Lightroom
Adobe Lightroom Classic
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
Lightroom | |
---|---|
EliteBook 1040(Smart Sense) |
14秒1
|
EliteBook 1040(パフォーマンス) |
14秒1
|
EliteBook 630 |
23秒5
|
ThinkPad E14 |
16秒4
|
dynabook RZ |
23秒9
|
XPS 14 |
13秒4
|
EliteBook 635 Aero |
18秒5
|
Lightroom Classic | |
EliteBook 1040(Smart Sense) |
13秒5
|
EliteBook 1040(パフォーマンス) |
13秒5
|
EliteBook 630 |
20秒5
|
ThinkPad E14 |
15秒9
|
dynabook RZ |
27秒3
|
XPS 14 |
17秒5
|
EliteBook 635 Aero |
23秒0
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理結果は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
■処理結果
PowerDirector | |
---|---|
EliteBook 1040(Smart Sense) |
1分4秒3
|
EliteBook 1040(パフォーマンス) |
1分3秒9
|
EliteBook 630 |
1分35秒2
|
ThinkPad E14 |
1分15秒5
|
dynabook RZ |
1分24秒2
|
XPS 14 |
1分5秒2
|
EliteBook 635 Aero |
1分16秒5
|
実際のソフトウェアを使った検証も優秀です。
上位スペックの比較対象機よりも短時間でスピーディに処理できる点は着目しておきたいところ。本機は高輝度・広色域の液晶パネルを搭載しており、クリエイティブ作業にもパワフルなパフォーマンスで活用することができるでしょう。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R23 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)
音量測定イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 下段はピーク時の音量推移 |
|
---|---|---|---|
ベンチマーク中 | 動画エンコード中 | ||
Smart Sense | 33.4db | 39.1db (38~39db) |
39.1db (38~39db) |
パフォーマンス | 33.4db | 47.2db (46~47db) |
48.6db (47~48db) |
■騒音の目安
騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
---|---|
60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
アイドル時は無音で静かです。
高負荷な状態では「サーッ」という排気音が大きくなります。とくに、パフォーマンスモードのときは音が大きく、うるさく感じるかもしれません。
なお、負荷低減後に排気音が静かになるまでの時間は 1~2分くらいなので、駆動音についてはそれほど気にしなくても良いと思います。
※排気音が静かになるまでの時間は、使用環境などの状況により変動します。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※myHP のシステム制御を「Smart Sense」に設定して実施
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分間放置
■Youtube 動画 30分間視聴後
■10分間動画エンコード実行後
高負荷な状態ではキーボード奥 中央寄りで少し温かさを感じます。また、パームレストは負荷状況にかかわらず表面温度に大きな変化がないため、高負荷時のタイピングでも不快に感じることはありませんでした。
サウンド チェック
HP EliteBook 1040 G11 は Poly Studio によってチューニングされたクアッドステレオスピーカーを搭載しています。また、サウンドユーティリティソフトには「HP Audio Control」がインストールされています。
HP Audio Control のおもな機能は「音声会議ツール」と「音声再生ツール」。
「音声会議ツール」はスピーカーや内蔵マイクに入るノイズを AI により除去してくれるため、周囲の雑音を気にすることなくオンライン会議などをスムーズに進めることができます。
音声会議ツール
また、「音声再生ツール」ではサウンドコンテンツにあわせたプリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングできます。
音声再生ツール
以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。
※プリセット「自動」、イコライザーのプリセット「HP最適化」で試聴
■スピーカー
・低音域から高音域まで広い音域ををカバー。迫力もあるサウンドで高音質
・音声もはっきり明瞭に聴き取れる
・音量最大でも音割れしにくい(コンテンツによる)
■ヘッドホン
・スピーカー同様に高音質
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
回 | 起動 | 再起動 | シャットダウン |
---|---|---|---|
1回目 | 20.7秒 | 42.0秒 | 10.0秒 |
2回目 | 20.7秒 | 42.5秒 | 10.8秒 |
3回目 | 20.6秒 | 43.0秒 | 10.2秒 |
4回目 | 21.0秒 | 42.8秒 | 10.3秒 |
5回目 | 20.9秒 | 40.5秒 | 10.9秒 |
平均 | 20.9秒 | 42.2秒 | 10.4秒 |
実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。
セキュリティ機能
HP EliteBook 1040 G11 には「HP Wolf Security for Business」が標準で搭載されます。
HP Wolf Security for Business はハードウェア・ソフトウェア両面からデバイスを保護する高度なセキュリティ機能です。セキュリティ機能のほとんどがバックグラウンドで動作しているので、ユーザーはセキュリティを意識することなくビジネスに集中できます。
以下で、HP Wolf Security for Business に含まれるおもな機能についてかんたんに解説します。
HP Sure Start
HP独自開発のチップ「HP Endpoint Security Controller」により BIOS の状態をチェックする機能です。マルウェアなどの攻撃によって不正な状態になったとしても、正常な状態に自動的に回復してくれます。
なお、HP Sure Start は「NIST SP 800-193」に準拠しています。「NIST SP 800-193」は、NIST(米国立標準技術研究所と呼ばれる政府機関)が策定した PC やワークステーションのサイバーセキュリティに関するガイドラインです。セキュリティ攻撃に対してデバイス単体で「予防」「検知」「復旧」を可能にすることが求められています。
HP Sure Run
HP Endpoint Security Controller が OS の重要機能や設定を正常な状態に維持します。
Windows OS標準のWindows Defenderなどのセキュリティ対策機能を常時監視し、たとえばマルウェアなどの攻撃によって正常な状態が無効化されたとしても自動的に再起動し安全な状態に回復してくれます。
HP Sure Recover
OS がウイルスに感染して起動できなくなったときでも正常な状態に自動リカバリーする機能です。
PC稼働に必要なイメージデータをネットワークから自動的にダウンロードして正常な状態にリカバリーします。
なお、HP Sure Recoverは BIOS 中に組み込まれるため、ストレージを換装したとしても PC を正常な状態にリカバリーできます。
HP Sure Click
不正な Web サイト閲覧や悪意あるファイルのダウンロードからデバイスを保護する機能です。
HP Sure Click
ブラウザや Microsoft Office をハードウェアレベルで完全に隔離された仮想マシン内で実行するため、感染したとしても不正な振る舞いをするWebページやファイルを閉じることでマルウェアやウィルスは自動的に削除されます。
HP Wolf Security
「封じ込め」と「検知/駆除(防止)」の2つのアプローチでマルウェアやウィルスからデバイスを保護する機能です。
HP Wolf Security ダッシュボード
同梱品
HP EliteBook 1040 G11 の本体ほか同梱品一式です。
同梱品リスト
・HP EliteBook 1040 G11 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・ドキュメント類
まとめ
以上、HP EliteBook 1040 G11 のレビュー記事をお届けしました。
HP EliteBook 1040 G11 はパワフルなパフォーマンスにくわえビジネスシーンにおいて安心して使える強固なセキュリティ機能を搭載しています。エレガントなデザイン、高い性能や実用性などすべてがワンランク上。高い所有満足度を得られるとともにビジネスのさまざまなシーンで快適に活用できるデバイスといえるでしょう。
高評価のポイント
- パワフルな処理性能
- アスペクト比 16:10 のディスプレイや 5MP Webカメラ
- Windows スタジオ エフェクトやノイズキャンセリングなど AIベースの機能が秀逸
- Poly Studio によりチューニングされた高音質オーディオ
- モバイルワークやハイブリッドワークに対応できる軽さ
- 性能・デザイン・実用性など仕上がりの良さはワンランク上
気をつけておきたい点
- 価格はお高め
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。
HP EliteBook 1040 G11
税込 20万円台から
※HP EliteBook 1040 G11 は法人向けモデルですが、個人ユーザーや SOHO、フリーランスのユーザーも購入できます。
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