LAVIE Direct N15 (2023年春モデル) は、第12世代インテル Core プロセッサーを搭載した 15.6型スタンダードノートPC です。
15.6インチの大画面ノートとして高い処理性能を搭載しベンチマークによる性能評価も良好。インテイリアになじむデザインでリビングや書斎などにスマートに設置できて家族の共用マシンとしてあるいは在宅ワーク用としても活用できる機種です。
■LAVIE Direct N15 (2023年春モデル) の特徴
- 第12世代インテル Core プロセッサーを搭載
- インテリアになじむスタイリッシュなデザイン
- DVDドライブ搭載(ブルーレイディスクドライブへのカスタマイズも可能)
- シリンドリカル形状のキートップ&リフトアップヒンジでタイピングしやすいキーボード
- ヤマハ製 AudioEngine スピーカー
- オンライン会議を快適に行えるミーティング機能
- 指紋認証センサーを搭載可能
レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
【 目 次 】
レビューは 2023年7月11日時点の内容です。
スペック構成
LAVIE Direct N15 (2023年春モデル) は、量販店などで購入可能なカタログモデルのほか、直販サイトで購入できるカスタマイズモデルがラインナップ。カスタマイズモデルは使いかたや予算に合わせてスペックを構成できるほか割引クーポンでお得に購入できるメリットがあります。
以下は、カスタマイズモデルのおもなスペックです。
本体カラー | ■パールホワイト ■パールブラック ■カームレッド ■ネイビーブルー |
OS | ■Windows 11 Home 64ビット ■Windows 11 Pro 64ビット |
CPU | ■インテル Core i7-1255U プロセッサー ■インテル Core i5-1235U プロセッサー ■インテル Core i3-1215U プロセッサー ■インテル Celeron プロセッサー 7305 |
メモリ | ■4GB(DDR4 SDRAM/SO-DIMM 4GB×1、PC4-25600対応) ■8GB(DDR4 SDRAM/SO-DIMM 8GB×1、PC4-25600対応) ■16GB(DDR4 SDRAM/SO-DIMM 8GB×2、PC4-25600対応、デュアルチャネル対応) ■32GB(DDR4 SDRAM/SO-DIMM 16GB×2、PC4-25600対応、デュアルチャネル対応) |
ストレージ | ■SSD 約256GB(PCIe 4.0) ■SSD 約512GB(PCIe 4.0) ■SSD 約1TB(PCIe 4.0) ■SSD 約2TB(PCIe 4.0) ■SSD 約256GB(PCIe 4.0)+HDD 約1TB ■SSD 約512GB(PCIe 4.0)+HDD 約1TB ■SSD 約1TB(PCIe 4.0)+HDD 約1TB ■SSD 約2TB(PCIe 4.0)+HDD 約1TB ■SSD 約256GB(PCIe 4.0)+HDD 約2TB ■SSD 約512GB(PCIe 4.0)+HDD 約2TB ■SSD 約1TB(PCIe 4.0)+HDD 約2TB ■SSD 約2TB(PCIe 4.0)+HDD 約2TB |
ディスプレイ | ■15.6型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(広視野角)(Full HD 1920×1080ドット) ■15.6型ワイド スーパーシャインビューLED液晶(1366×768ドット) |
グラフィックス | ■インテル Iris Xe グラフィックス ■インテル UHD グラフィックス ※Core i7 / i5 搭載時にメモリをデュアルチャネル対応(2枚挿し)にすることでインテル Iris Xe グラフィックスとして動作する。シングルチャネル(メモリ1枚のみ)の場合や Core i3 / Celeron 搭載時はインテル UHD グラフィックスとして動作。 |
光学ドライブ | ■DVDスーパーマルチドライブ(DVD-R/+R 2層書込み) ■ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応、DVDスーパーマルチドライブ機能対応) |
LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応 |
ワイヤレス | Wi-Fi 6E(2.4Gbps)対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth Smart Ready(Ver.5.1) |
カメラ、マイク | HD解像度(720p)対応カメラ(プライバシーシャッター付き)、有効画素数92万画素、ステレオマイク内蔵 |
セキュリティ | ■なし ■指紋センサー(Windows Hello対応) |
バッテリー駆動時間 (JEITA測定法Ver2.0) | ■標準バッテリー:最大 約8.3時間 ■大容量バッテリー:最大 約14.1時間 |
本体サイズ(W×D×H) | 約 362.4×254.7×22.8 mm (突起部、バンプ部除く) |
本体質量 | ■標準バッテリー:約2.1kg ■大容量バッテリー:約2.2kg |
スペック構成や価格などの最新情報はNEC直販サイト「NEC Direct」をご確認ください。
LAVIE Direct N15
(2023年春モデル)
税込 8万円台から
(メルマガ会員価格)
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外観チェック
シンプルでスタイリッシュなデザイン
LAVIE Direct N15 はシンプルでスタイリッシュなデザインです。
レビュー機のカラーは「パールホワイト」。清潔感のある色合いでリビングや書斎においてもインテリアになじみます。
天面のデザインはシンプル。
天面中央のロゴがアクセント
天面はツルツルした感触で手触り感も良好、上質感ある仕上がりです。指紋や皮脂の跡は目立ちません。
本体は光学ドライブを内蔵していますが、厚みはそれほど感じません。
本体は意外にスリム
底面カバーは剛性を重視した「ユニボディ」。構造面からも堅牢性を高めています。
ゴム足は四隅に実装されています。細長く太さのある形状で本体の安定性は良好です。
ヒンジは本体奥側を持ち上げるリフトアップヒンジです。
キーボードに適度な傾斜ができてタイピングしやすく、底面からの吸気効率がアップするメリットもあります。
排気口はヒンジのあいだに実装されています。
本体の両脇にモノを置いても排熱で温められることはありません。
メモリスロットへのアクセスがかんたん
LAVIE Direct N15 は、底面側のメモリスロットカバーをはずせばメモリスロットにかんたんにアクセスできます。
カバーはネジ止めされているためプラスドライバーが必要
必要十分なインターフェースを実装
LAVIE Direct N15 のインターフェースをチェックします。
左側面のインターフェースなど各部名称です。
①DCコネクタ
②LANコネクタ
③HDMI出力端子
④USB3.2 Gen2 Type-Cコネクタ
⑤USB3.2 Gen1 Type-Aコネクタ
⑥USB3.2 Gen1 Type-Aコネクタ(パワーオフUSB充電機能対応)
⑦ヘッドフォンマイクジャック
右側面のインターフェースなど各部名称です。
⑧光学ドライブ
⑨盗難防止用ロック
LAVIE Direct N15 は DVDドライブのほかブルーレイディスクドライブの搭載が可能です。映画や動画などを高精細な映像で気軽に楽しみたいときはブルーレイディスクドライブの搭載がおすすめです。
光学ドライブ内蔵
LAVIE Direct N15 は使用頻度の高いポートを実装していますが、SDカードスロットは実装されておらず USB Type-C コネクタはデータ転送機能のみである点は留意が必要です。
なお、SDカードから写真などの撮影データを取り込むときは、USB対応カードリーダーを用意するとよいでしょう。
電源ボタンはキーボード右上にレイアウト
電源ボタンはキーボード右上にレイアウトされています。
電源ボタン
ボタンのサイズはやや小さめですが押しにくさはありません。
なお、指紋センサーを搭載した場合、指紋センサーは電源ボタンに内蔵されます。
また、電源ボタン左側の「ソフト」ボタンを押すと LAIVEアプリナビが起動します。
LAIVEアプリナビ
目的に合わせて使いたいアプリを簡単に探すことができて意外に便利です。
スピーカーは底面の前面側左右に実装
スピーカーは底面に実装されています。
矢印の指すところがスピーカー
低音域は弱い感じがするもののカジュアルに楽しむには十分な音質です。
プライバシーシャッターでカメラを遮断できる
カメラには「プライバシーシャッター」が付いています。
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます(スライドスイッチはカメラの左側にある)。
意外にスリムで部屋間の持ち運びがラクにできる重量感
本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。
15.6インチなりのサイズ感
ゴム足を含めた本体の高さは、実測で約25~27(最厚部、突起部除く) mm。
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
光学ドライブを内蔵しながらも本体は意外にスリムです。
本体や電源アダプターなどの重量を実測します。
・本体:2,086
・電源アダプター:238g
・電源コード:53g
本体は少し重さを感じるものの、部屋間の穂ち運びなら十分ラクにできる重量感です。
電源アダプターの最大出力は 65W。大きさは手のひらから少しはみ出すくらいのサイズです。
ディスプレイのチェック
自然な色合いの液晶パネル
LAVIE Direct N15 の液晶パネルは LG Philips製です(型番:LGD073A LP156WFC-SPCZ)。
画像の表示例(その1)
画像の表示例(その2)
テキストの表示例
描画される映像を見たイメージは自然な色合いです。
トーンカーブは少しうねってますがまずまずの形状です。
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)
輝度の計測結果はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「252 nit」。室内で使うぶんには十分な明るさです。
色域の計測結果です。
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)
規格 | カバー率 | 比 |
---|---|---|
sRGB | 63.1% | 63.6% |
Adobe RGB | 47.2% | 47.2% |
色域は標準クラスですが、ネット検索や動画鑑賞、オフィスソフトなど一般的な用途には十分な性能レベルです。
狭額縁ベゼル
ベゼルは 15.6インチの大画面としては十分狭額縁です。
とくに左右のベゼルは鉛筆の太さと同じくらいの幅で画面周りは全体的にスッキリしています。
映り込みは気になるかも
ディスプレイの映り込み具合をチェックします。
LAVIE Direct N15 の液晶はスーパーシャインビュー(光沢)です。上記写真のとおり、映像の色味や照明の位置によっては映り込みが気になるかもしれません。
広い視野角
視野角をチェックします。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。
ディスプレイはフラットにできる
ディスプレイは ほぼフラットまで開くことができます。
ディスプレイがフラットになれば、家族で画面を共有するときに便利です。
キーボード&タッチパッドのチェック
タイピングしやすいキーボード
LAVIE Direct N15 のキーボードレイアウトはほぼ標準的です。
左[Ctrl]キーと[Fn]キーの配置が一般的なキーボードと逆である点はチェックしておきたいところ(この配列は NEC やレノボ ThinkPad シリーズに多い)。
また、テンキーの配列にも少しクセがあります。
テンキーは3列レイアウト
ただ、使いなれれば違和感は軽減すると思います。
キートップは中央部分が若干へこんだ形状で指先にフィットします。ツルツルとした感触で質感も良好です。
キーピッチは 実測で 約19mm(仕様も 19mm)。
フルサイズキーボードと同等なので窮屈な感じはありません。
キーストロークの仕様は約1.7mm。
タイプ音は「タクタク」という音(音の大きさはとても静か)
一般的なノートパソコン平均的な 1.5mm より深く、キーの押し込む強さやキーを押し込んだ後の反発もちょうど良い感じで、しっかりとした打鍵感でタイピングできます。
なお、LAVIE Direct N15 のキーボードはバックライト非搭載です。
質感の良いパームレスト
パームレストはツルツルとした感触で上質感があります。
指紋や皮脂の跡は目立たず、快適にキーボード操作ができます。
レビュー機のカラーはホワイトなので指紋や皮脂の跡は目立ちませんが、ブラックやブルーなど濃い目のカラーの場合は指紋や皮脂の跡が目立ちやすいかもしれません。
スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。
タッチパッドのサイズ感
ツルツルした感触でスベリもなめらか、奥行きのサイズが小さめですが操作感は良好ですジェスチャー操作もスムーズです。
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは、LAVIE Direct N15 (2023年春モデル) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。
レビュー機の基本スペック
CPU | インテル Core i5-1235U プロセッサー |
---|---|
メモリ | 8GB (8GB×1) PC4-25600(DDR4 SDRAM) |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス |
評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。
評価項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価] |
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価] | |
グラフィック性能 | 3DMark FireStrike |
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) |
なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランを「LAVIE」に設定し、電源とバッテリーの電源モードを「バランス」と「最適なパフォーマンス」の2モードで実施しています。
電源プランの設定
電源モードの設定
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。
評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。
・インテル Core i7-1355U プロセッサー
・インテル Core i5-1335U プロセッサー
・インテル Core i7-1260P プロセッサー
・インテル Core i5-1240P プロセッサー
・インテル Core i7-1255U プロセッサー
・インテル Core i5-1235U プロセッサー
・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー
・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー
・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー
※当サイトで計測したスコアの平均値
■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU | |
---|---|
Ryzen 7 5825U |
4078 pts
|
Core i7-1260P |
3627 pts
|
Core i5-1240P |
3412 pts
|
Ryzen 5 7530U |
3013 pts
|
Ryzen 5 5625U |
2974 pts
|
Core i7-1355U |
2934 pts
|
Core i5-1335U |
2749 pts
|
Core i5-1235U |
2734 pts
|
Core i5-1235U(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
2503 pts
|
Core i5-1235U(レビュー機/バランス) |
2500 pts
|
Core i7-1255U |
2340 pts
|
Core i7-1165G7 |
1908 pts
|
Core i5-1135G7 |
1783 pts
|
■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
CPU Mark | |
---|---|
Ryzen 7 5825U |
20320
|
Core i7-1260P |
19117
|
Core i5-1240P |
17932
|
Core i7-1355U |
17073
|
Core i5-1335U |
16359
|
Ryzen 5 5625U |
16291
|
Ryzen 5 7530U |
14885
|
Core i5-1235U |
13984
|
Core i7-1255U |
13869
|
Core i5-1235U(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
13864
|
Core i5-1235U(レビュー機/バランス) |
12938
|
Core i7-1165G7 |
11270
|
Core i5-1135G7 |
10823
|
レビュー機のスコアは優秀です。
平均値相当のスコアが出ており、保有している性能をシッカリと発揮しています。ふだん使いはもちろんのこと多少負荷の高い処理でもしっかりとしたパフォーマンスで使うことができます。
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1355U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1335U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)
・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)
・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)
※当サイトで計測したスコアの平均値
3DMark FireStrike
3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。
Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。
3DMark Fire Strike | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
4833
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
4769
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4134
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4090
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
3678
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
3610
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
3425
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3204
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
2995
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
2986
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
2833
|
インテル UHD(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
2402
|
インテル UHD(レビュー機/バランス) |
2202
|
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。
ドラゴンクエストX | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
11198
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
10526
|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
9710
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
9589
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
9531
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
9444
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
8647
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
7411
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
6792
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
6540
|
インテル UHD(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
6369
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
6358
|
インテル UHD(レビュー機/バランス) |
5599
|
※最高品質/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。
漆黒のヴィランズ | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
5826
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
5398
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
4790
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
4381
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
4261
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
4027
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
3937
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
3738
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3561
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
3132
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
3064
|
インテル UHD(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
2071
|
インテル UHD(レビュー機/バランス) |
1886
|
※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。
ファイナルファンタジーXV | |
---|---|
インテル Iris Xe(Core i7-1355U) |
4056
|
インテル Iris Xe(Core i7-1260P) |
3828
|
インテル Iris Xe(Core i5-1240P) |
3485
|
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7) |
3456
|
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U) |
3340
|
インテル Iris Xe(Core i7-1255U) |
3174
|
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U) |
3141
|
インテル Iris Xe(Core i5-1235U) |
2954
|
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7) |
2927
|
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U) |
2772
|
インテル Iris Xe(Core i5-1335U) |
2661
|
インテル UHD(レビュー機/最適なパフォーマンス) |
1957
|
インテル UHD(レビュー機/バランス) |
1856
|
※軽量品質/解像度 1280×720 で実施
CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかに搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル/クアッド)にも依存します。
レビュー機のグラフィックスは、メモリ 1枚挿しのシングルチャネル構成のためインテル UHD グラフィックスとして動作しており、しかも容量が 8GB と少なめ。
そのためグラフィックスパフォーマンスは少しひかえめです。ただ、メモリをデュアルチャネル構成にすればインテル Iris Xe グラフィックスとして動作するためスコアは大幅に向上します。
メモリ 8GB×1 の構成でも一般的な使いかた(メール・ネット検索・オフィスソフトなど)なら問題なく使えますが、オンライン会議をしながら別なアプリを並行して実行するような使いかたでは、パフォーマンスがイマイチになるかもしれません。
ストレージ性能
レビュー機のストレージは、NVMe/PCIe4.0対応の SSD(容量 256GB) を搭載しています。
レビュー機のストレージ情報(対応転送モード:PCIe 4.0 x4 がポイント)
以下は、データ転送速度の計測結果です。
データ転送速度
計測結果が示すとおり、NVMe/PCIe4.0対応の SSD は体感的にも爆速です。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。
評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。
・dynabook AZ/HV
・LIFEBOOK WA3/G2
・HP Pavilion 15-eg
・ThinkBook 15 Gen 5 (AMD)
※当サイト計測スコア
おもなスペックは以下のとおり。
スペック | LAVIE N15 (レビュー機) |
dynabook AZ | LIFEBOOK WA3 | HP Pavilion 15 | ThinkBook 15 |
---|---|---|---|---|---|
CPU | インテル Core i5-1235U | インテル Core i7-1260P | インテル Core i7-1260P | インテル Core i7-1260P | AMD Ryzen 5 7530U |
メモリ | 8GBメモリ (シングルチャネル) |
16GBメモリ (シングルチャネル) |
64GBメモリ (デュアルチャネル) |
16GBメモリ (デュアルチャネル) |
16GBメモリ (デュアルチャネル) |
ストレージ | 256GB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 1TB SSD (NVMe) | 512GB SSD (NVMe) |
グラフィックス | Intel UHD | Intel UHD | Intel Iris Xe | Intel Iris Xe | AMD Radeon |
ベンチマーク結果は以下のとおりです。
Essentials | |
---|---|
LAVIE N15(バランス) |
6825
|
LAVIE N15(最適なパフォーマンス) |
7249
|
dynabook AZ/HV |
10257
|
LIFEBOOK WA3 |
9362
|
HP Pavilion 15 |
10194
|
ThinkBook 15 |
9405
|
目標値 |
4100
|
Productivity | |
LAVIE N15(バランス) |
6002
|
LAVIE N15(最適なパフォーマンス) |
6270
|
dynabook AZ/HV |
7230
|
LIFEBOOK WA3 |
6812
|
HP Pavilion 15 |
7346
|
ThinkBook 15 |
9629
|
目標値 |
4500
|
Digital Contents Creation | |
LAVIE N15(バランス) |
4743
|
LAVIE N15(最適なパフォーマンス) |
4895
|
dynabook AZ/HV |
6802
|
LIFEBOOK WA3 |
5623
|
HP Pavilion 15 |
6548
|
ThinkBook 15 |
5719
|
目標値 |
3450
|
Gaming | |
LAVIE N15(バランス) |
1934
|
LAVIE N15(最適なパフォーマンス) |
1924
|
dynabook AZ/HV |
3093
|
LIFEBOOK WA3 |
3950
|
HP Pavilion 15 |
4034
|
ThinkBook 15 |
2444
|
※テスト項目説明
・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア
レビュー機は搭載しているスペック構成に相当するスコアが出ておりスコアは良好です。
ふだん使いはもちろん快適に使えますし、写真・動画編集などクリエイティブ作業でも趣味として楽しむなら十分なパフォーマンスが期待できるでしょう。
レビュー機のメモリ構成でもふだん使いには十分な処理性能ですが、筆者としては 16GB以上のデュアルチャネル構成がおすすめ。メモリ容量の増加にくわえデュアルチャネル構成によってインテル Iris Xe グラフィックスとして動作し、システム全体の処理性能の大幅な向上が見込まれます。
関連記事
バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。
※電源とバッテリーの電源モードを「バランス」に設定して計測
■駆動時間の測定条件
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 2時間 45分 |
---|---|
バッテリー充電時間 (50%までの充電時間) |
29分 |
バッテリー充電時間 (80%までの充電時間) |
49分 |
バッテリー充電時間 (100%までの充電時間) |
1時間 35分 |
駆動時間はバッテリーを多く消費する条件とはいえスペックの 8.3時間(標準バッテリー)にくらべると物足りなさを感じます。
実際の使用において長時間駆動させるときは画面の明るさ調整など適度な設定でバッテリーの消費量を抑える使い方をするとよいでしょう。
また、LAVIE Direct N15 は急速充電機能を搭載しています。検証では 50%までの充電に27分、充電完了まで1時間35分と充電時間はかなりスピーディでした。
なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。
評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。
・dynabook AZ/HV
・LIFEBOOK WA3/G2
・HP Pavilion 15-eg
・ThinkBook 15 Gen 5 (AMD)
※当サイトで計測した処理時間
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic
■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・プリセット等 編集は適用しない
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PhotoDirector | |
---|---|
LAVIE N15(バランス) |
59秒9
|
LAVIE N15(最適なパフォーマンス) |
56秒8
|
dynabook AZ/HV |
40秒5
|
LIFEBOOK WA3 |
44秒9
|
HP Pavilion 15 |
44秒4
|
ThinkBook 15 |
1分0秒3
|
Photoshop Lightroom | |
LAVIE N15(バランス) |
37秒0
|
LAVIE N15(最適なパフォーマンス) |
37秒3
|
dynabook AZ/HV |
27秒8
|
LIFEBOOK WA3 |
19秒6
|
HP Pavilion 15 |
18秒8
|
ThinkBook 15 |
34秒9
|
Lightroom Classic | |
LAVIE N15(バランス) |
43秒9
|
LAVIE N15(最適なパフォーマンス) |
41秒5
|
dynabook AZ/HV |
33秒0
|
LIFEBOOK WA3 |
23秒5
|
HP Pavilion 15 |
22秒3
|
ThinkBook 15 |
39秒7
|
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
PowerDirector | |
---|---|
LAVIE Direct N15(バランス) |
2分21秒7
|
LAVIE Direct N15(最適なパフォーマンス) |
2分19秒4
|
dynabook AZ/HV |
1分43秒6
|
LIFEBOOK WA3 |
1分38秒9
|
HP Pavilion 15 |
1分41秒0
|
ThinkBook 15 |
2分12秒8
|
実際のソフトウェアを使った検証も搭載スペックに相当する結果ですが、写真・動画編集をより快適に楽しみたいならメモリ容量と構成チャネルには留意してください。(メモリは容量 16GB以上のデュアルチャネル構成がおすすめ)
駆動音・表面温度のチェック
LAVIE Direct N15 の駆動音と表面温度をチェックします。
駆動音のチェック
駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します
・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中
・10分間動画のエンコード処理中
※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)
■測定結果
電源モード | アイドル状態 (最小音量) |
最大音量 下段はピーク時の音量推移 |
|
---|---|---|---|
ベンチマーク中 | 動画エンコード中 | ||
バランス | 33.6db | 36.4db (35~36db) |
36.4db (35~36db) |
最適なパフォーマンス | 33.9db | 36.3db (36db前後) |
36.4db (36db前後) |
■騒音の目安
騒音の大きさ | 騒音の具体例 |
---|---|
60 デシベル | 走行中の自動車内 普通の会話 デパート店内 |
50 デシベル | 家庭用エアコンの室外機 静かな事務所の中 |
40 デシベル | 閑静な住宅地の昼 図書館内 |
30 デシベル | 深夜の郊外 鉛筆での執筆音 |
20 デシベル | 木の葉の触れ合う音 雪の降る音 |
参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」
平常時は静かです。
高負荷な状態でも「サーッ」という排熱のための気流音が少し大きくなる程度でうるさくはありません。駆動音が気になることはないでしょう。
なお、負荷低減後は(状況にもよりますが)1分くらい経過すれば平常時の状態に戻ります。
表面温度のチェック
表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。
・アイドル状態で10分放置後
・Youtube 動画 30分間視聴後
・10分間動画のエンコード実行後
※単位:℃、測定時の室温:25℃
※電源モードを「バランス」に設定して実施
※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果
■アイドル状態で10分放置
■Youtube 動画 30分間視聴後
■10分間動画エンコード実行後
高負荷な状態になるとキーボード奥 左側から中央寄りの温度が少し上昇する程度です。わずかに温かさを感じる程度でタイピングに影響はありません。
また、パームレストは本体内部の熱の影響がなく高負荷な状態でも快適なキーボード操作が可能です。
サウンド チェック
LAVIE Direct N15 にはサウンドユーティリティソフト「ヤマハ AudioEngine」がインストールされています。
サウンドユーティリティソフト(スピーカー設定)
コンテンツにあわせたプリセットが用意されており、お好みの音質にチューニングすることもできます。
以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。
※プリセット「Music」で試聴
■スピーカー
低音域は弱い感じがしているがカジュアルに楽しむには十分な音質。音声は明瞭に聴き取ることができる。
■ヘッドホン
ヘッドホンは音質が格段にアップする。低音域から高音域まで増幅&クリアになって高音質なサウンドを楽しめる。
また、ヤマハ AudioEngine には Meeting 機能も搭載されています。
サウンドユーティリティソフト(Meeting 機能)
オンライン会議のときに周囲の雑音を除去し会話をスムーズに進めることができます。
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
起動 | 再起動 | シャットダウン | |
---|---|---|---|
1回目 | 9.8秒 | 26.6秒 | 4.3秒 |
2回目 | 11.1秒 | 26.6秒 | 3.6秒 |
3回目 | 8.9秒 | 26.1秒 | 3.7秒 |
4回目 | 11.5秒 | 26.0秒 | 3.7秒 |
5回目 | 8.7秒 | 26.4秒 | 3.6秒 |
平均 | 10.0秒 | 26.3秒 | 3.8秒 |
起動とシャットダウンは驚異的な早さです。再起動についても処理時間は短く処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。
なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。
同梱品
LAVIE Direct N15 (2023年春モデル) の本体ほか付属品一式です。
同梱品
・LAVIE Direct N15 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類
まとめ
以上、LAVIE Direct N15 (2023年春モデル) のレビュー記事をお届けしました。
LAVIE Direct N15 は高い処理性能で快適に使えるスタンダードノートです。
15.6インチの大画面ノートとして性能・デザイン・使いやすさなど総合的な仕上がりは優秀で、ファミリーはもちろんのこと在宅ワークにもおすすめの機種といえます。
なお、レビュー機のように8GBメモリでシングルチャネル構成の場合グラフィックスパフォーマンスがひかえめになる点は留意してください。
高評価のポイント
- 高い処理性能でしっかり活用できる
- インテリアになじむスタイリッシュなデザイン
- 大画面ながら狭額縁ベゼルで画面周りがスッキリしている
- タイピングしやすいキーボード
- 国内メーカーによるあんしんの高品質
気をつけておきたいところ
- SDカードスロットは非搭載
- Celeron プロセッサー搭載時のディスプレイ解像度は 1366×768ドット
ラインナップしているモデルや価格、割引クーポンなど最新情報は NEC直販サイト「NEC Direct」をご確認ください。
LAVIE Direct N15
(2023年春モデル)
税込 8万円台から
(メルマガ会員価格)
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