レノボ Yoga Slim 750i (14) レビュー:高性能&快適パフォーマンス!実用性にもすぐれた14.0型ノートPC

 

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貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社

真正面(壁紙)

レノボ Yoga Slim 750i (14) は、第10世代/第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した高性能な 14.0型ノートPCです。

システム全体の性能レベルは高くベンチマークによる性能評価も優秀、パフォーマンスも快適に使えます。

14インチサイズながらスリムでコンパクト、意外に軽くて持ち歩きがラクにできるところもポイント。

性能のみならずデザインや品質、使いやすさなどトータルバランスにすぐれたモデルです。

■Yoga Slim 750i (14) の特徴

  • 第10世代または第11世代インテル Core プロセッサー搭載モデルがラインナップ
  • 14インチサイズながら軽量&スリム&コンパクト
  • 高輝度&広色域の液晶ディスプレイ
  • 顔認証機能を標準搭載
  • 最新無線LAN規格 Wi-Fi 6 を標準搭載
  • 長時間バッテリー駆動できる
  • Dolby Atmos Speaker System による高音質サウンド

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2021年4月19日時点の内容です。

 

スペック構成

Yoga Slim 750i (14) のおもなスペックです。

OS Windows 10 Home 64bit
CPU ■インテル Core i5-1035G4 プロセッサー
■インテル Core i7-1065G7 プロセッサー
■インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
■インテル Core i7-1165G7 プロセッサー
メモリ ■8GB (オンボード)
■16GB (オンボード)
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ ■14.0型 FHD 広視野角液晶、光沢なし[第10世代 Core 搭載モデル]
■14.0型 FHD IPS液晶、光沢なし[第11世代 Core 搭載モデル]
グラフィックス ■インテル Iris Plus グラフィックス[第10世代 Core 搭載モデル]
■インテル Iris Xe グラフィックス[第11世代 Core 搭載モデル]
ワイヤレス Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)、Bluetooth v5.0
カメラ、マイク HD 720p カメラ/IRカメラ、デジタルアレイ マイクロホン
バッテリー駆動時間 最大 約 23.7時間 (JEITA2.0)
本体カラー スレートグレー
本体サイズ(W×D×H) 約 320.6×208.2×15.1mm
本体質量 約 1.36kg

ラインナップしているモデルやスペック詳細、価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

 

真正面

Yoga Slim 750i (14)
税込 9万円台から
クーポン適用価格

※クーポンコードは公式サイトをご確認ください。

 

外観チェック

シックで落ち着いた雰囲気のあるスタイリッシュデザイン

Yoga Slim 750i (14) は、スタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

背面側 斜め上

表面はサラサラとした感触で上質感があります。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)
天面の YOGA と Lenovo のロゴがアクセント

本体のカラー「スレートグレー」は、シックで落ち着いた雰囲気も感じさせてくれます。カフェやコワーキングスペースなど使う場所を選ばないカラーです。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
本体はスリム!

指紋や皮脂の跡は少し目立ちやすいですが、気になるときは柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

 

底面部は剛性を重視した「ユニボディ」の構造です。見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前面側左右に2箇所、背面側ヒンジ近くの3箇所に実装されています。本体の安定性は良好です。

排気口は背面側ヒンジのあいだに実装されています。

排気口

本体の左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

必要十分なインターフェース

Yoga Slim 750i (14) のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①USB2.0 Type-C (Power delivery対応)

②HDMI

③USB3.1 Type-C (Power delivery対応、Thunderbolt 3、DisplayPort出力機能付き)

④マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

USB Type-C の映像出力/PD充電器対応可否は以下のとおりです。(当サイトの検証結果)

■USB Type-C 対応表

USB2.0 Type-C USB3.1 Type-C
映像出力 ×
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

 

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤microSDメディアカードリーダー

⑥USB3.0 (Powered USB3.0)

⑦電源ボタン

microSDメディアカードリーダーはプッシュロック式です。

microSDカードスロット
microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態

 

Yoga Slim 750i (14) には、実用的で必要十分なインターフェースが実装されています。

 

スピーカーはキーボードの左右に実装されています。

スピーカー
スピーカーはキーボードの左右に実装

顔認証でかんたんサインイン

Yoga Slim 750i (14) は、顔認証機能を搭載しています。

顔認証でサインイン
顔認証でサインイン

顔認証を使えばパソコンの前にすわるだけでかんたんに Windows にサインインできます。(認証精度は良好です)

軽量&スリム&コンパクトボディ

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
コンパクトな本体

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 10~19.5mm。最厚部でも CDケース 2枚程度、実際に手で持っても薄いです。

本体の高さ(イメージ)
スリムなボディ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,329g
・電源アダプター:224g
・電源コード:107g

14インチサイズながら意外に軽く、持ち歩きがラクにできます。

本体の重量感(超軽量)
本体は意外に軽い!

電源アダプターの最大出力は 65W。大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ

 

ディスプレイのチェック

高精細でキレイに描画できるディスプレイ

レビュー機のディスプレイはフルHD液晶パネルです。高精細で描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

トーンカーブは、RGB ともに 理想的な 45度の角度に近いかたちです

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

sRGBカバー率 99.8%
Adobe RGBカバー率 77.7%

色調バランス・色域ともに優秀です。

 

狭額ベゼル

左右のベゼルは狭額縁です。その幅は鉛筆の太さよりもせまいです。

左右のベゼルは狭額縁

 

眼に優しい非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

映り込みはかなり低減されており、眼への負担も軽減できます。

広い視野角

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイはフラットまで開くことができる

ディスプレイは 180度フラットになるまで開くことができます。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

打ち合わせなどでディスプレイをフラットな角度まで開けば画面共有に便利です。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

標準的なレイアウトのキーボード

Yoga Slim 750i (14) のキーボードレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

レイアウトは標準的ですが、[Enter]キーや[Backspace]キーなど右側のキーが隣接しています。

レイアウトで気になるところ

はじめのうちは気になるかもしれませんが、使いなれれば違和感は低減すると思います。

キートップの形状はフラットです。サラサラとした感触で指先のフィット感は良好です。

キートップ

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは、感覚的にノートパソコンとして平均的なストロークです。

キーストローク
タイプ音は「ドスドス」という音
音の大きさは控えめ

キーの押し込む強さは普通レベル。キーを押し込んだ後の適度な反発もあってタイプ感は良好です。

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

キーボード・バックライトは明るさを 2段階で調整できます。

[fn]+[Space]キー押下:
点灯(暗)→点灯(明)→消灯

質感の良いパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は少し目立ちやすいですが柔らかいクロスなどでこまめに手入れすれば気持ちよく使えます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

使いやすいサイズ感で、感触はサラサラ、手触り感も良好です。なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、Yoga Slim 750i (14) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-1065G7 プロセッサー
メモリ 16GB (デュアルチャネル)
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
グラフィックス インテル Iris Plus グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、付属のソフトウェア「Lenovo Vantage」の電源スマート設定で[エクストリーム・パフォーマンス]と[インテリジェント・クーリング]の 2モードで評価しています。

電源スマート設定
「Lenovo Vantage」の電源スマート設定

エクストリーム・パフォーマンス システム・パフォーマンスを最大化できるモード。
インテリジェント・クーリング ファン速度とシステム・パフォーマンスのバランスが取れた状態で最高のエクスペリエンスを実現できるモード。ゲーム中はパフォーマンスが最大化され、オフィス作業は騒音が軽減される。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1065G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1035G4 プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

Yoga Slim 750i (14) には第11世代インテル Core プロセッサーを搭載したモデルもラインナップしています。第10世代 Core プロセッサーとのパフォーマンスの違いもあわせてご確認ください。

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 4700U
2808 pts
Ryzen 5 4500U
2042 pts
Core i7-1165G7
1960 pts
Core i7-1065G7(レビュー機・パフォーマンス)
1857 pts
Core i7-1065G7(レビュー機・インテリジェント)
1837 pts
Core i5-1135G7
1795 pts
Core i7-1065G7
1682 pts
Core i7-10510U
1500 pts
Core i5-10210U
1362 pts
Core i5-1035G4
1292 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 4700U
15172
Core i7-1165G7
11610
Ryzen 5 4500U
11071
Core i5-1135G7
10673
Core i7-1065G7(レビュー機・パフォーマンス)
10474
Core i7-1065G7(レビュー機・インテリジェント)
10456
Core i7-1065G7
10238
Core i5-1035G4
9872
Core i7-10510U
8122
Core i5-10210U
7455

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

平均値を上回るスコアで保有している性能をシッカリと発揮している印象です。高負荷な処理も快適なパフォーマンスが期待できます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Plus グラフィックス

・インテル Iris Xe グラフィックス

・インテル UHD グラフィックス

・AMD Radeon グラフィックス

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe
3788
インテル Iris Plus(レビュー機・パフォーマンス)
2753
インテル Iris Plus(レビュー機・インテリジェント)
2730
インテル Iris Plus
2626
AMD Radeon
2415
インテル UHD
1178

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe
10197
インテル Iris Plus(レビュー機・パフォーマンス)
9548
インテル Iris Plus(レビュー機・インテリジェント)
9106
インテル Iris Plus
8465
AMD Radeon
7163
インテル UHD
4717

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe
3923
インテル Iris Plus(レビュー機・パフォーマンス)
3494
インテル Iris Plus(レビュー機・インテリジェント)
3439
インテル Iris Plus
3282
AMD Radeon
2874
インテル UHD
1651

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe
3200
インテル Iris Plus(レビュー機・パフォーマンス)
2515
インテル Iris Plus(レビュー機・インテリジェント)
2494
AMD Radeon
2393
インテル Iris Plus
2274
インテル UHD
1268

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機は、グラフィックス・パフォーマンスも平均値を上回っています。

14インチサイズのモバイルノートとして一般的な使い方(ネット・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など)では十分満足できるパフォーマンスです。

なお、第11世代インテル Core プロセッサー内蔵のインテル Iris Xe グラフィックスは性能レベルがさらに高く、写真編集など高度なグラフィックス処理の使用頻度が高いなら、こちらを検討してみても良いと思います。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 512GB) が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

データアクセスも超高速にできて、Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Core i5-1035G4搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

※当サイトで計測したスコアの平均値

スペック Yoga Slim 750i (14)
(レビュー機)
Core i5-1035G4
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
Core i7-1165G7
搭載機
CPU インテル Core i7-10510U インテル Core i5-1035G4 インテル Core i5-1135G7 インテル Core i7-1165G7
メモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 8GBメモリ 8GB/16GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe) 256GB/512GB/1TB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル Iris Plus インテル Iris Plus インテル Iris Xe インテル Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機(パフォーマンス)
3563
レビュー機(インテリジェント)
3551
Core i5-1035G4搭載機
3251
Core i5-1135G7搭載機
4009
Core i7-1165G7搭載機
4192
 Essentials
レビュー機(パフォーマンス)
8596
レビュー機(インテリジェント)
8519
Core i5-1035G4搭載機
8189
Core i5-1135G7搭載機
9004
Core i7-1165G7搭載機
9171
基準値
4100
 Productivity
レビュー機(パフォーマンス)
5529
レビュー機(インテリジェント)
5480
Core i5-1035G4搭載機
6453
Core i5-1135G7搭載機
6228
Core i7-1165G7搭載機
6351
基準値
4500
 Digital Contents Creation
レビュー機(パフォーマンス)
4035
レビュー機(インテリジェント)
4053
Core i5-1035G4搭載機
3258
Core i5-1135G7搭載機
4286
Core i7-1165G7搭載機
4599
基準値
3450
 Gaming
レビュー機(パフォーマンス)
2271
レビュー機(インテリジェント)
2272
Core i5-1035G4搭載機
1753
Core i5-1135G7搭載機
2950
Core i7-1165G7搭載機
3164

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機の Yoga Slim 750i (14) は保有している性能をシッカリと発揮できており、スコアも優秀です。

Productivity ではスコアが少し控えめに感じますが、Core i5-1035G4搭載機のスコアが良すぎたためです。

また、当然のことながら第11世代 Core 搭載機にはおよびませんが、ベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコアをクリアしており性能バランスにもすぐれている点はチェックしておきたいところです。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※インテリジェント・クーリング モード & 急速充電有効(付属ソフト「Lenovo Vantage」のバッテリー設定)で実施

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 14時間 53分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
44分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 8分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 6分

バッテリーを多く消費する条件ながら、バッテリー駆動で 15時間に迫る時間使えるのは驚異的で、外出先でもバッテリー残量を気にすることなく丸1日使えます。

また、充電にかかる時間も標準(2時間10分~2時間30分程度)よりも短時間です。

バッテリー性能は かなり高いレベルといえます。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・Core i5-1035G4搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

※当サイトで計測した処理時間の平均値

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
レビュー機(パフォーマンス)
47秒4
レビュー機(インテリジェント)
47秒5
Core i5-1035G4搭載機
51秒2
Core i5-1135G7搭載機
57秒2
Core i7-1165G7搭載機
50秒1
Photoshop Lightroom
レビュー機(パフォーマンス)
24秒7
レビュー機(インテリジェント)
26秒1
Core i5-1035G4搭載機
49秒7
Core i5-1135G7搭載機
34秒2
Core i7-1165G7搭載機
27秒3
Lightroom Classic
レビュー機(パフォーマンス)
30秒5
レビュー機(インテリジェント)
32秒0
Core i5-1035G4搭載機
49秒3
Core i5-1135G7搭載機
36秒1
Core i7-1165G7搭載機
33秒9

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
レビュー機(パフォーマンス)
2分22秒0
レビュー機(インテリジェント)
2分40秒6
Core i5-1035G4搭載機
4分3秒3
Core i5-1135G7搭載機
3分28秒4
Core i7-1165G7搭載機
3分7秒5

 

実際のソフトウェアを使った評価も優秀です。

第11世代 Core 搭載機をしのぐパフォーマンスで、クリエイティブ作業でも意外に快適に使えそうです。

なお、レンダリング(編集内容の画面への反映)についても なめらかな描画で処理もスムーズでした。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

平常時は静かです。

高負荷時は「サーッ」という排熱のときのファン音が大きくなります。個人差はありますが耳ざわりに感じるかもしれません。

負荷が低減し本体内部の熱が下がると音は静かになります。

以下は、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の最大音量(デシベル)の計測結果です。

騒音測定イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

■測定結果

モード 最大音量
下段はベンチマーク結果/処理時間(参考値)
ベンチマーク中 動画エンコード中
アイドル時 36.2 db
 
エクストリーム・
パフォーマンス
51.0 db
(1818 pts)
51.2 db
(2分51秒)
インテリジェント・
クーリング
51.6 db
(1792 pts)
48.6 db
(3分 5秒)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

表面温度のチェック

高負荷な状態になるとキーボード奥や左側から中央寄りが温かくなりますがタイピングに影響はありません。また、パームレストは本体内部の熱の影響をほとんど受けないので不快な感じはありません。

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

※高負荷時に温度が下がっている箇所はエアフローによるものです。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

Yoga Slim 750i (14) は Dolby Atmos Speaker System を搭載しています。

Dolby ロゴ

コンテンツに合わせたプリセットも用意されています。

Lenovo Vantage オーディオスマート設定

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。
(音楽の設定で試聴)

■スピーカー
低音域から高音域まで再現した高音質サウンド。音声もはっきりと聴き取ることができる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅され、外部の雑音を遮断できるぶん よりクリアに聴こえる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン 時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間の計測結果です。
(それぞれ 5回ずつ計測し平均値を算出)

起動 再起動 シャットダウン
1回目 9.8秒 29.4秒 6.0秒
2回目 9.7秒 29.6秒 6.2秒
3回目 10.1秒 28.6秒 5.7秒
4回目 9.7秒 29.5秒 6.3秒
5回目 9.8秒 29.8秒 5.7秒
平均 9.8秒 29.4秒 6.0秒

体感的にも早いです。処理待ちのストレスを感じることはないと思います。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

Yoga Slim 750i (14) の本体ほか付属品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・Yoga Slim 750i (14) 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、Yoga Slim 750i (14) のレビュー記事をお届けしました。

Yoga Slim 750i (14) に搭載されている CPU は一世代前とはいえ、ベンチマークによる性能評価はとても優秀で快適なパフォーマンスで使えます。

スタイリッシュ感とシックな雰囲気を合わせ持つデザインも好印象です。

14インチサイズながらスリムでコンパクト、そして意外に軽くて長時間駆動できるバッテリーはモバイルノートとしての実用性にもすぐれています。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • 第10世代インテル Core プロセッサーでも処理性能は高く快適なフォーマンスで使える
  • 色調バランス・色域ともに優秀な液晶ディスプレイ
  • 14インチサイズでも軽量&スリム&コンパクトな本体は持ち歩きがラクにできる
  • 長時間駆動できるバッテリー
  • 性能・品質・デザイン・使いやすさなどトータルバランスと実用性にすぐれている

チョット残念なところ

  • [Enter]キーや[Backspace]キー周辺が隣接している

ラインナップしているモデルや価格、クーポンなど最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

 

真正面

Yoga Slim 750i (14)
税込 9万円台から
クーポン適用価格

※クーポンコードは公式サイトをご確認ください。

 

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