天面(壁紙)

HP Pavilion 14-dv(以下 HP Pavilion 14)は、第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した高性能で高品質な 14.0型ノートPC です。

軽快な動作でパフォーマンスも快適!ベンチマークによる性能評価も優秀です。

14インチサイズながら意外に軽量で持ち歩きもできる重量感にくわえスタイリッシュなデザインで外出先でもスマートに使えます。

タイピングしやすいキーボードや長時間駆動できるバッテリーなど使いやすさにもすぐれています。

■HP Pavilion 14-dv の特徴

  • 第11世代インテル Core プロセッサー搭載
  • 天面とキーボード面にアルミニウム素材を採用したスタイリッシュなデザイン
  • 14インチサイズながら軽量&スリム&コンパクト
  • フルHD非光沢・IPSタッチディスプレイを搭載
  • リフトアップヒンジの採用によりキーボードに傾斜が付いてタイピングしやすさアップ
  • 指紋認証センサーを標準搭載
  • 高速無線LAN規格 Wi-Fi 6 を標準搭載
  • 長時間バッテリー駆動できる

HP Pavilion 14 は、CPU・ストレージのスペックが異なる「ベーシックモデル」と「スタンダードモデル」がラインナップしています。

レビューでは当サイトで購入した「ベーシックモデル」とメーカーからお借りした「スタンダードモデル」を使って、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

本体カラー比較(天面)

レビューは 2021年4月22日時点の内容です。

2021.6.23
スタンダードモデルのレビュー内容を加筆しています。

 

スペック構成

HP Pavilion 14 のおもなスペックは以下のとおり。

■HP Pavilion 14 のスペック(シリーズ名:HP Pavilion 14-dv0000)

ベーシックモデル スタンダードモデル
OS Windows 10 Home (64bit)
CPU インテル Core i3-1115G4 プロセッサー インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
メモリ 8GB (4GB×2) DDR4-3200MHz (最大16GB)
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)
ディスプレイ 14.0インチワイド・フルHD非光沢・IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス (CPUに内蔵) インテル Iris Xe グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、Bluetooth 5.0
カメラ、マイク HP Wide Vision HD Webcam カメラ(約92万画素)、内蔵デュアルマイク
バッテリー駆動時間 最大 8時間 (MobileMark 2018 にて計測)
Windows Hello 指紋認証センサー
本体サイズ(W×D×H) 約 324 x 216 x 17.5 mm
本体質量 約 1.42 kg
本体カラー ■セラミックホワイト
■SAKURA

各モデルの詳細スペックや価格については、日本HP公式サイトをご確認ください。

真正面

HP Pavilion 14-dv
税込 7万円台から

 

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外観チェック

スリムでスタイリッシュなデザイン

HP Pavilion 14 のデザインはスリムでスタイリッシュ!

正面側 右側

背面側 右側

天面の素材はアルミニウム。サラサラとした感触で上質感があります。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)
「hp」ロゴと「PAVILION」がアクセント

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
本体はスリム

また、天面のエッジは指がかかりやすいΣ(シグマ)デザインです。

天面はシグマ・デザイン
天面を開きやすいシグマ・デザイン

 

底面部は剛性を重視した「ユニボディ」の構造です。見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)
底面は「ユニボディ」のデザイン

ゴム足は前面側と背面側に平行して実装されています。安定感は良好です。

排気口はヒンジのあいだに実装されています。

排気口

本体の左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

ヒンジは本体奥側を持ち上げるリフトアップヒンジです。

リフトアップヒンジ

キーボードに適度な傾斜ができてタイピングしやすくなり、底面からの吸気効率がアップするメリットもあります。

本体カラーはどちらも好印象

本体カラー「セラミックホワイト」と「SAKURA」を比較します。

本体カラー比較(天面)

本体カラー比較(正面斜め)

本体カラー比較(正面上)

本体カラー比較(背面)

本体カラー比較(背面上)

どちらも指紋や皮脂の跡が目立ちにくく好感の持てるカラーです。

個人的な感想としては「セラミックホワイト」は上品で清潔感のある色合い、「SAKURA」はピンクに近いけど派手派手しさのない落ち着いた雰囲気の色合いといったところでしょうか。

ちなみに、セラミックホワイトは照明などの光を吸収するのに対して SAKURA は光を少し反射します。

必要十分なインターフェースを実装

HP Pavilion 14 のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

②SuperSpeed USB Type-A 5Gbps

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

③microSDカードスロット

④SuperSpeed USB Type-C 10Gbps (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)

⑤SuperSpeed USB Type-A 5Gbps

⑥HDMI 2.0出力端子

⑦電源コネクタ

USB Type-C コネクタは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C コネクタ対応表 (当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) 〇(低速充電)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

microSDカードスロットはプッシュロック式です。

microSDカードスロット
microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態

 

HP Pavilion 14 には、実用的で必要十分なインターフェースが実装されています。

 

電源ボタンはキーの一部として[delete]キーの左隣りにレイアウトされています。

電源ボタン
電源ボタンはキーの一部としてレイアウト

使用中に間違って電源ボタンを押しても無反応です。作業中のデータが破棄されることはありません。(ただし長押しは強制的に電源オフされるので注意)

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー

スピーカー(拡大)

指紋認証でかんたんサインイン

HP Pavilion 14 には指紋認証センサーが搭載されています。

指紋認証でサインイン
指紋センサーはマスクを着用しているときに便利

認証精度は良好で、指紋センサーにタッチするだけでかんたんに Windows にサインインできます。

持ち歩きがラクにできるサイズ感と重量感

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 17~20mm。最厚部でも CDケース 2枚程度の薄さです。

本体の高さ(イメージ)
スリムなボディ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,436g
・電源アダプター:150g
・電源コード:107g
・ウォールマウントプラグ:41g

本体はコンパクトで意外に軽く、持ち歩きがラクにできる重量感です。

本体の重さ(イメージ)

電源アダプターの最大出力は 45W。大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ

電源アダプターの大きさ比較

なお、電源アダプターは電源コードのほか、ウォールマウントプラグでコンセントに直付けすることもできます。

電源アダプターとプラグ

 

ディスプレイのチェック

高精細でキレイに描画できるディスプレイ

レビュー機のディスプレイは AU Optronics製(BenQグループの液晶パネル製造会社)のフルHD液晶パネルです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

高輝度ではありませんが、高精細で描画される映像はキレイです。

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測したトーンカーブは、RGB ともに 理想的な45度の角度に近いかたちです

トーンカーブ
トーンカーブ

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

sRGBカバー率 61.7%
Adobe RGBカバー率 45.8%

色調バランスは良好ですが色域は広くはありません。液晶パネルの性能は標準的です。

Check

液晶パネルはベーシックモデル/スタンダードモデルともに AU Optronics製で型番も同じでした。

 

狭額ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

ベゼルは狭額縁

とくに左右の幅は鉛筆の太さよりもせまく、画面周りがスッキリとしています。

 

眼に優しい非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ)
電源オフ時の画面映り込み

画面映り込み(電源オン)
電源オン時の画面映り込み

映り込みはかなり低減されており、眼への負担も軽減できます。

視野角は広い

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイを開ける最大角度は十分

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

HP Pavilion 14 のキーボードレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

ほぼ標準的なレイアウトですが、右端の[home]キーから[end]キーのレイアウトは好みがわかれるところです。

キーレイアウトのクセ

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm(仕様では 18.7mm)。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

ゆったりとしていて、窮屈な感じはありません。

キートップ形状はフラットです。感触はサラサラとしていて指先のフィット感も良好です。

キートップ

キーストロークはノートパソコンとして平均的なストローク幅です。

キーストローク
タイプ音は「ドスドス」という音
音の大きさはひかえめ

キーを押し込む強さはやや硬めですが、キーを押し込んだ後の適度な反発もあってタイプ感は良好です。

 

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは明るさを2段階で切り替え可能です。
[f11]:点灯(明)→点灯(暗)→消灯

質感の良いパームレスト

パームレストは天面と同じアルミニウム素材。サラサラとした感触で質感も良好です。

パームレスト
パームレストを含むキーボード面はアルミ素材

指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

タッチパッドは大きめサイズ

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感(やや大きめサイズ)

サラサラとした感触(パームレストより少しなめらかな感触)で、扱いやすさは普通です。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、HP Pavilion 14-dv の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

ベーシックモデル スタンダードモデル
CPU インテル Core i3-1115G4 プロセッサー インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
メモリ 8GB (4GB×2) DDR4-3200MHz
ストレージ 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i7-10510U プロセッサー

・インテル Core i5-10210U プロセッサー

・インテル Core i3-10110U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 4700U
2808 pts
Ryzen 5 4500U
2042 pts
Core i7-1165G7
1960 pts
Core i5-1135G7
1795 pts
Core i5-1135G7(スタンダード)
1781 pts
Core i7-10510U
1500 pts
Core i5-10210U
1362 pts
Core i3-1115G4(ベーシック)
1224 pts
Core i3-10110U
895 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 4700U
15172
Core i7-1165G7
11610
Core i5-1135G7(スタンダード)
11117
Ryzen 5 4500U
11071
Core i5-1135G7
10673
Core i7-10510U
8122
Core i5-10210U
7455
Core i3-1115G4(ベーシック)
6702
Core i3-10110U
5533

ベーシックモデルに搭載されている Core i3-1115G4 は、前世代(第10世代)の Core i5 に近いスコアで、実際に使ってみた印象もなかなかのもの。快適度はとてもアップしているように感じます。

また、スタンダードモデルに搭載されている Core i5-1135G7 は、前世代の Core i7 を上回るスコアで、さらに快適なパフォーマンスが期待できます。

参考までに、以下は筆者が CPU を選択する際の判断基準です。

Core i3 Core i5 Core i7
ネット検索/メール
文書作成
表計算
(複雑な表計算は〇)
動画鑑賞
写真・動画編集
プログラミング

△:それなりに可能(快適度は低い)
〇:そこそこ快適にできる
◎:とても快適にできる

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス
(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス
(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス
(Core i7-10510U搭載機)

・インテル UHD グラフィックス
(Core i5-10210U搭載機)

・インテル UHD グラフィックス
(Core i3-10110U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス
(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス
(Ryzen 5 4500U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3882
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3460
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2917
インテル Iris Xe(スタンダード)
2829
インテル UHD(ベーシック)
2333
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2294
インテル UHD(Core i7-10510U)
1177
インテル UHD(Core i5-10210U)
1065
インテル UHD(Core i3-10110U)
836

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
10506
インテル Iris Xe(スタンダード)
9456
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
8958
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8355
インテル UHD(ベーシック)
7706
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
7002
インテル UHD(Core i7-10510U)
5161
インテル UHD(Core i5-10210U)
4337
インテル UHD(Core i3-10110U)
2650

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4018
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3592
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3454
インテル Iris Xe(スタンダード)
3150
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2775
インテル UHD(ベーシック)
2661
インテル UHD(Core i7-10510U)
1695
インテル UHD(Core i5-10210U)
1421
インテル UHD(Core i3-10110U)
1081

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3294
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3079
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2827
インテル Iris Xe(スタンダード)
2692
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2440
インテル UHD(ベーシック)
2389
インテル UHD(Core i7-10510U)
1267
インテル UHD(Core i5-10210U)
1158
インテル UHD(Core i3-10110U)
944

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

ベーシックモデルのグラフィックス・パフォーマンスは優秀です。前世代の Core プロセッサー内蔵のグラフィックスと同じ「インテル UHD グラフィックス」ですが、スコアを見てのとおり、まったく別物といって良いくらいパフォーマンスがアップしています。

一般的な使い方(ネット・メール・オフィスソフト・動画鑑賞など)はもちろんのこと、趣味としての写真編集でも十分快適なパフォーマンスが期待できます。

また、スタンダードモデルのグラフィックス・パフォーマンスは平均値にくらべ少しひかえめなところがありますが、ベーシックモデルよりも優位性があるのは間違いなく、実際のソフトウェアを使ったときでは体感的な違いが出てくると思います。

 

ストレージ性能

CrystalDiskMark を使って、ストレージのデータ転送速度を計測します。

データ転送速度(ベーシックモデル)
ベーシックモデル(256GB SSD)

データ転送速度(スタンダードモデル)
スタンダードモデル(512GB SSD)

一般的に、SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向がありますが、レビュー機は ほぼ同等の転送速度です。

いずれもデータアクセスは超高速で Windows やアプリの起動も早いです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Core i7-10510U搭載機

・Core i5-10210U搭載機

・Core i3-10110U搭載機

※当サイトで計測したスコアの平均値

スペック HP Pavilion 14
(ベーシックモデル)
HP Pavilion 14
(スタンダードモデル)
Core i7-10510U 搭載機 Core i5-10210U 搭載機 Core i3-10110U 搭載機
CPU インテル Core i3-1115G4 インテル Core i5-1135G7 インテル Core i7-10510U インテル Core i5-10210U インテル Core i3-10110U
メモリ 8GBメモリ 8GBメモリ 8GB/16GBメモリ 8GB/16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe)
グラフィックス インテル UHD インテル Iris Xe インテル UHD インテル UHD インテル UHD

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機(ベーシック)
3350
レビュー機(スタンダード)
3825
Core i7-10510U搭載機
2853
Core i5-10210U搭載機
2663
Core i3-10110U搭載機
2296
 Essentials
レビュー機(ベーシック)
8418
レビュー機(スタンダード)
8902
Core i7-10510U搭載機
8270
Core i5-10210U搭載機
7951
Core i3-10110U搭載機
7115
基準値
4100
 Productivity
レビュー機(ベーシック)
6228
レビュー機(スタンダード)
6327
Core i7-10510U搭載機
6963
Core i5-10210U搭載機
6345
Core i3-10110U搭載機
6007
基準値
4500
 Digital Contents Creation
レビュー機(ベーシック)
3381
レビュー機(スタンダード)
4414
Core i7-10510U搭載機
3158
Core i5-10210U搭載機
3047
Core i3-10110U搭載機
2460
基準値
3450
 Gaming
レビュー機(ベーシック)
1920
レビュー機(スタンダード)
2327
Core i7-10510U搭載機
990
Core i5-10210U搭載機
887
Core i3-10110U搭載機
715

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

総合的なパフォーマンスの評価も優秀です。

Digital Contents Creation や Gaming テストのスコアも良好で、全体的な性能バランスもとれています。

とくに Core i3-1115G4 を搭載したベーシックモデルは意外にスコアが高かった点はチェックしておきたいところです。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

ベーシックモデル スタンダードモデル
バッテリー駆動時間 7時間 5分 6時間 44分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
39分 41分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 15分 1時間 18分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 18分 2時間 13分

バッテリーを多く消費する条件でも バッテリー駆動時間が 7時間程度なら まずまずです。(公称値では最大約8時間)

使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整することでバッテリー駆動時間を伸ばすこともできます。

また、充電については 50%までの充電なら 40分程度と急速充電に対応している点も好印象です。

HP Pavilion 14 に搭載されているバッテリーは満足できる性能レベルですし、PD充電器からの充電に対応している点は実用面でメリットがあります。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・Core i7-10510U搭載機

・Core i5-10210U搭載機

・Core i3-10110U搭載機

※当サイトで計測した処理時間の平均値

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
レビュー機(ベーシック)
59秒1
レビュー機(スタンダード)
57秒0
Core i7-10510U搭載機
53秒5
Core i5-10210U搭載機
1分10秒2
Core i3-10110U搭載機
1分24秒1
Photoshop Lightroom
レビュー機(ベーシック)
42秒5
レビュー機(スタンダード)
35秒2
Core i7-10510U搭載機
43秒6
Core i5-10210U搭載機
1分2秒9
Core i3-10110U搭載機
1分12秒3
Lightroom Classic
レビュー機(ベーシック)
47秒2
レビュー機(スタンダード)
37秒6
Core i7-10510U搭載機
50秒1
Core i5-10210U搭載機
1分8秒0
Core i3-10110U搭載機
1分29秒1

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
レビュー機(ベーシック)
4分57秒5
レビュー機(スタンダード)
3分20秒0
Core i7-10510U搭載機
3分29秒1
Core i5-10210U搭載機
3分58秒5
Core i3-10110U搭載機
5分51秒4

 

実際のソフトウェアを使った評価も優秀です。

クリエイティブな処理はメモリ容量に大きく依存しますが、レビュー機はスピーディな処理にくわえ、レンダリング(編集内容の画面への反映)も なめらかな描画で処理もスムーズです。

とくに、スタンダードモデルは処理時間が短くクリエイティブ作業も快適にできそうですし、ベーシックモデルでも趣味で楽しむなら十分快適に使えます。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、ベンチマーク(CINEBENCH R20 でマルチ Core を計測)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)計測で評価します。

騒音測定イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

■測定結果

最大音量
下段はピーク時の音量推移
アイドル時 35.0 db
 
CINEBENCH R20 39.8 db
(38~39 dbで推移)
動画エンコード 40.3 db
(38~40 dbで推移)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

※上記はベーシックモデルでの計測結果ですが、スタンダードモデルの駆動音も同等です。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

平常時は静かです。

高負荷時は「サーッ」という排熱のときのファン音がわずかに大きくなる程度です。

駆動音が耳ざわりに感じることはないと思います。

 

表面温度のチェック

高負荷な状態になるとキーボード奥の中央寄りが少し温かくなる程度でタイピングに影響はありません。また、パームレストは本体内部の熱の影響がないので不快な感じはありません。

以下は平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果です。

※動画エンコード時に温度が下がっている箇所はエアフローによるものです。

※ベーシックモデルでの計測結果ですが、スタンダードモデルの表面温度もほぼ同じです。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:25℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

HP Pavilion 14 は B&O Playデュアルスピーカーを搭載しています。

B&Oロゴ

サウンド・ユーティリティソフトもインストールされており、プリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト
サウンド ユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

■スピーカー
低音域から高音域まで音域が広く高音質。
音声もはっきりと聴き取ることができる。

■ヘッドホン
スピーカーで聴く音質と同じく高音質。外部の音を遮断できるぶん、低音域から高音域まで よりクリアに聴こえる。

Check

B&O はデンマークのオーディオメーカーBang & Olufsen のカジュアルブランドです。音響性能とデザインに定評のある老舗高級メーカーで、安定感のある高音質サウンドを楽しめます。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

※ベーシックモデルでの計測結果です。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 10.9秒 36.7秒 7.7秒
2回目 10.5秒 37.1秒 7.9秒
3回目 10.5秒 36.9秒 7.5秒
4回目 10.4秒 36.6秒 7.2秒
5回目 10.5秒 36.3秒 7.7秒
平均 10.6秒 36.7秒 7.6秒

起動・シャットダウンは早いですが、再起動は少し時間がかかるようです。それでも30秒ちょっとなので「起動が遅い」と感じることはないでしょう。

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

Check

スタンダードモデルでの計測結果は以下のとおりです。(各5回実施した平均時間)
起動:9.9秒
再起動:35.5秒
シャットダウン:7.2秒

 

同梱品

HP Pavilion 14 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式
同梱品リスト
・HP Pavilion 14 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ウォールマウントプラグ
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、HP Pavilion 14-dv のレビュー記事をお届けしました。

HP Pavilion 14-dv は、14インチサイズながらスリムでコンパクト、そして意外に軽くてモバイルノートとしても活用できます。

スタイリッシュなデザインにくわえ、第11世代インテル Core プロセッサー搭載によりパフォーマンスも快適に使えます。

性能・品質・デザイン・使いやすさなどトータル的に所有満足度が高いモデルといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • 第11世代 Core プロセッサー搭載により快適なフォーマンスで使える
  • スリム&コンパクト&スタイリッシュなデザイン
  • 14インチサイズでも意外に軽く、モバイルノートとしても活用できる
  • タイピングしやすいキーボード
  • B&O Play のサウンドは高音質
  • 性能・品質・デザイン・使いやすさなど高い所有満足度を得られる

チョット残念なところ

  • 液晶性能は標準的(タッチパネルはなくても良かったかも)

ラインナップモデルの詳細スペックや価格など最新情報は日本HP直販「HP Directplus」公式サイトをご確認ください。

真正面

HP Pavilion 14-dv
税込 7万円台から

 

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