日本HP『HP ENVY 17-n100』の実機レビュー 前編です。
『HP ENVY 17-n100』は、最新OS Windows 10 と 最新CPU 第6世代インテル Core i7 を搭載したハイパワーな 17.3型大画面ノートPCです。
17.3型の大画面でフルHDの高精細ディスプレイに、専用グラフィックスやブルーレイディスクドライブを搭載、また、ストレージには、高速アクセス可能な SSD 256GB と大容量の 1TB HDDをデュアルで搭載したハイスペックモデルです。
前編では、外観、スペック、ディスプレイ、キーボードについてのレビューを行います。
(後編) ベンチマーク BANG & OLUFSEN サウンド視聴(動画に収録) 起動・シャットダウン時間計測(動画に収録) 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
外観について
『HP ENVY 17-n100』のカラーは、質感の高いシルバー。
アルミ合金素材が使われており高級感があります。
また、丸みのあるデザインは、大画面ノートにオシャレなイメージを持たせています。
キーボード面は、木目調のデザイン、リニアカーボンフィニッシュとよばれる「HP Imprint」でインプリント加飾されています。
本体のシルバーに対するキーボード面の木目調デザインがアクセントになり、こちらもとてもオシャレなイメージと質感の高さを感じさせてくれます。
ヒンジもシッカリとした作りで、グラつきはないです。
次に、底面を見てみます。
バッテリーパックは取り外しが可能です。
スイッチをスライドさせるとバッテリーパックを取り外せます
前後左右の側面からはこんな感じ。
次に、インターフェースを見てみます。
左側面は、写真の左から「セキュリティロックケーブル用スロット」、「USB3.0」×2、「ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート」、「ブルーレイディスクドライブ」が実装されています。
右側面は、写真の左から「SDカードスロット」、「USB3.0 (電源オフUSBチャージ機能対応)」、「USB3.0」、「HDMI出力端子」、「ネットワークポート(RJ45)」、「電源コネクター」が実装されています。
本体内部の熱については、使っているあいだでもパームレストに熱さを感じることはありませんでした。
内蔵Webカメラと内蔵マイクです。
電源スイッチはキーボード面の左上にあります。
本体を閉じたときの高さを実測してみました。
測定値は、およそ 23mm~32(最厚部) mm、ほぼスペック通りです。
次が重さ。
本体の重さは約3.0kg。
さすがに、外出時の持ち歩きは厳しいですが、チョットした移動ならラクにできます。
電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 465g と 108gです。
ちなみに、電源アダプターは大きめサイズです。
参考までに、梱包箱の大きさの比較写真も掲載しておきます。
比較対象は、ホームセンターなどで売っている石油ファンヒーターで横幅35cm位の大きさです。
スペックについて
レビュー用の実機のスペックです。
OS | Windows 10 Home (64bit) |
CPU | インテル Core i7-6700HQ プロセッサー |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR3L-1600MHz |
ストレージ | 256GB SSD (SATA M.2接続) + 1TB ハードドライブ (5400回転) |
光学ドライブ | ブルーレイディスクドライブ (DVDスーパーマルチドライブ機能搭載) |
ディスプレイ | 17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (解像度 1920×1080 / 最大 1677万色) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 950M グラフィックス |
ネットワーク | 内蔵Gigabit LAN (10/100/1000) |
ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0 |
Webカメラ | HP TrueVision HD Webcam (約92万画素)、内蔵デュアルマイク |
本体サイズ(W×D×H) | 約 418×284×23.5-32.8(最厚部) mm |
本体質量 | 約2.98kg |
Office | なし |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス(CPU内蔵)
専用グラフィックス
スペックの高さが眼を惹きます。
CPU は第6世代インテル Core i7 の「HQ」プロセッサー。スピード重視のクアッドコアで処理性能が高いCPUです。
専用グラフィックスには「NVIDIA GeForce GTX 950M」を搭載しており、写真や動画の編集での映像描画、素早い動きのゲーム等でのパワー発揮してくれます。
また、光学ドライブにはブルーレイディスクドライブが搭載されており、フルHDの高精細な映像と、それを効率よく処理してくれる専用グラフィックスで、ブルーレイのハイビジョン映画もより滑らかな描画が期待できます。
ただ、ブルーレイディスクドライブのトレイはチープなプラスチック感があり、筺体の高級感とのギャップを感じました。
まあ、メディアを出し入れするときにだけ見えるものなので、あまり気にする必要はなさそうです。
ディスプレイ
ディスプレイは 17.3型フルHD(1920×1080)のノングレア(非光沢)液晶です。
画面解像度
次に、ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
写真でも見てわかるように、映り込みはまったくと言っていいほど気になりませんでした。
次は、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
視野角は広いです。(言うことなしです)
次が、ディスプレイ面を開くことのできる最大角度。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。
『HP ENVY 17-n100』の公式ページを拡大・縮小せずに標準サイズで表示したものです。
ディスプレイ枠の下にある「hp」のロゴの大きさと比較してみれば、小さな文字が苦手な管理人でもラクに読める大きさであることが分かります。
次に、ディスプレイサイズを比較してみます。
写真の左側が『HP ENVY 17-n100』、右側が15.6インチサイズのノートPCです。
ディスプレイを比較してみると、『HP ENVY 17-n100』の画面が 15.6インチサイズよりも二回りくらい大きいことが分かります。
キーボード&タッチパッド
キーボードのレイアウトです。
17.3インチサイズのためか、キーボード全体のレイアウトにも余裕があるような印象です。
キートップのカラーもシルバーで高級感がありキータッチも良く打ちやすいです。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 約19mm。フルサイズキーボードと同等で、ちょうど良い感じです。
上下カーソルキーが小さく隣接していますが、キーボード全体のレイアウトに余裕があるので、指先の太い管理人でも、扱いにくさは なかったです。
また、ファンクションキーについては、標準的なファンクションキーとして動作させるためには、キーボード左下の[fn]キーを押しながら、該当するファンクションキーを押す必要があります。
ひらがな入力モードで、カタカナや英字に変換するときには、やりにくさを感じます。
ファンクションキーの取り扱いにやりにくさを感じたら、ファンクションキーの単独入力で標準的な動作に変更することもできます。
ただ、「BIOS」といわれるパソコンのハードウェアの基本設定の変更になるので、まずは、HPのサポートに問い合わせてみることをおススメします。
購入後の標準保証期間(1年間)内であれば電話でサポートしてもらえます。
次がタッチパッド。
サイズが大きくジェスチャー操作もできて扱いやすいです。
通常のクリック(左クリック)は軽くタップするだけで反応してくれますが、右クリックのとき、タッチパッド右下のクリックに若干の硬さを感じました。
このへんは好みにもよると思います。
あと、指紋センサーも標準で搭載されています。
ログオンするときのパスワード入力のわずらわしさもなく簡単にログオンでき、セキュリティー対策も安心です。
後編では、『HP ENVY 17-n100』の機能・性能についてレビューしています。
日本HP直販「HP Directplus」公式サイト ⇒ 『HP ENVY 17-n100』 製品詳細 |