デル『XPS 13 2-in-1 (7390)』は CPU に第10世代インテル Core プロセッサーの搭載により性能レベルが高くパフォーマンスも快適なコンバーチブルタイプの 13.4型 2in1 モバイルノートPCです。
性能レベルの高さにくわえアルミニウム素材の筐体は高品質でスタイリッシュ!
性能・デザイン・使いやすさなど所有満足度が非常に高い機種です。
- 第10世代インテル Core プロセッサー搭載で性能レベルがアップ
- アルミボディの筐体は高品質でスタイリッシュ
- 高輝度で高精細、色鮮やかな映像を描画できるディスプレイ
- 独特のタイプ感の MagLevキーボード(個人的にはクセになりそうなタイプ感)
- モバイルノートとは思えないくらい迫力ある高音質サウンド
レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。
【 目 次 】
レビュー内容は 2019年12月27日時点のものです。
スペック構成
『XPS 13 2-in-1 (7390)』には、CPU、メモリ、ストレージなどのスペックによりいくつかのモデルがラインナップしています。
OS | ■Windows 10 Home (64ビット) ■Windows 10 Pro (64ビット) |
CPU | ■第10世代インテル Core i3-1005G1 プロセッサー ■第10世代インテル Core i5-1035G1 プロセッサー ■第10世代インテル Core i7-1065G7 プロセッサー |
メモリ | ■8GB ■16GB ■32GB メモリ仕様 3733MHz LPDDR4x |
ストレージ | ■256GB PCIe NVMe x4 SSD ■512GB PCIe NVMe x4 SSD ■1TB PCIe NVMe x4 SSD |
ディスプレイ | ■13.4インチ 16:10 FHD+ WLED タッチ ディスプレイ (1920 x 1200) ■13.4インチ 16:10 UHD+ WLED タッチ ディスプレイ (3840 x 2400) |
グラフィックス | ■インテル UHD グラフィックス ■インテル Iris Plus グラフィックス |
ワイヤレス | Killer AX1650 (2×2) built on インテル WiFi 6 + Bluetooth 5.0 |
カメラ、マイク | ワイドスクリーンHD (720p) 2.25mm搭載ウェブ カメラ、デュアルアレイ デジタル マイク:Far Field Cortana 対応 |
本体サイズ(W×D×H) | 約 296×207×7~13 mm |
重量 | 約 1.33 kg(最小構成) |
今回のレビューでは、メーカーからお借りした「プラチナ(UHD+ ・ホワイト・英語キーボード)」モデルを試用してレビューを行います。
■レビュー機の基本スペック
Core i7/16GBメモリ/512GB SSD/Iris Plus グラフィックス/UHD+ ディスプレイ
モデルごとの価格・クーポンなどの最新情報はデルオンラインストアでチェックできます。
外観チェック
所有感満足度の高いスタイリッシュ・デザイン
XPS 13 2-in-1 (7390) はスリムでコンパクト、所有満足度の高いスタイリッシュなデザインです。
天面をチェックします。
天面の素材はアルミニウム。表面はサラサラとした感触で質感も良好で指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。
側面にはダイヤモンドカットが施されていて、キラリと光るデザインが所有満足度を高めてくれます。
底面部をチェックします。
底面は「ユニボディ」といわれる剛性を重視した構造でパーツの継ぎ目がなく見た目もスッキリしています。
ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定性は良好です。
矢印の指すところがゴム足
ヒンジのトルクは最適化されていて天面の開け閉めもスムーズです。タイピング中の画面のグラつきもありません。
スタイル自在に使える
XPS 13 2-in-1 (7390) は天面を回転させることでスタイル自在に使えます。
ノートパソコン
スタンド
テント
タブレット
また、ノートパソコンスタイルから天面をフラットになるまで開けば、打ち合わせなどでの画面共有もかんたんにできます。
フラット
必要最低限のインターフェース
XPS 13 2-in-1 (7390) に実装されているインターフェースをチェックします。
左側面のインターフェースなど各部名称です。
①電源アダプタ/Thunderbolt 3
(USB Type-C)ポート
②microSD カードスロット
右側面のインターフェースなど各部名称です。
③Power Delivery 搭載 Thunderbolt 3
(USB Type-C)ポート
④ヘッドセット ポート
microSD カードスロットはプッシュロック式です。microSDカードを挿入するときは押し込んでロックさせ、取り出すときはもう一度押し込むことでカードが飛び出す構造です。
microSDカードをシッカリ挿し込んだ状態
USB Type-A 対応機器の雪像用に USB Type-C - Type-A 変換アダプターが同梱されていますが、XPS 13 2-in-1 (7390) に実装されているインターフェースは必要最低限です。
USB Type-C - Type-A 変換アダプター
ちなみに、マルチポートタイプの USB Type-C ハブ(ドッキングステーション)を使用すれば、USB Type-A や HDMIなどにつなぐことができ汎用性がアップします。
電源ボタンはキーボード面の右奥に実装されています。
矢印の指すところが電源ボタン
電源ボタンは指紋センサー内蔵です。
指紋認証でサインイン
わずらわしいパスワードを入力することなく指先をセンサーにタッチするだけで Windows にサインインできます。指紋認証の精度は良好です。
スピーカーは底面部 左右の前面側に実装されています。
矢印の指すところがスピーカー
軽量・薄型・コンパクト、持ち歩きもラクにできる
本体の大きさのイメージです。本体の下に A4コピー用紙をおいて本体の上に B5版ノートを載せています。
本体の大きさは A4サイズとほぼ同じです。
本体を閉じたときの高さのイメージです。
XPS 13 2-in-1 (7390) の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)
XPS 13 2-in-1 (7390) の高さは最厚部でも CDケース 2枚より薄いです。(実測で 9~16mm)
実際に持ってみると かなりの薄型を実感できます。
本体の重量は 1,331g。電源アダプターと電源コード、USB 変換アダプターの重量は、それぞれ 140g、99g、11g です。
1kg を切るくらいの超軽量とはいえませんが、持ち歩きもラクにできる重量感です。
電源アダプターの最大出力は 45W。コードを巻き付けられるコンパクトタイプです。
ディスプレイのチェック
高輝度で高精細!映像描画がキレイなディスプレイ
レビュー機のディスプレイは 高輝度で高精細、描画される映像もキレイです。
表示される文字もクッキリとして見やすいです。
i1Display Pro で計測したトーンカーブは若干うねっている部分もありますが ほぼ45度の角度の直線に近いかたちです。色調のバランスはおおむね良好です。
Adobe RGBカバー率 | 69.6% |
Adobe RGB比 | 69.6% |
sRGBカバー率 | 90.2% |
sRGB比 | 93.8% |
ちなみに、XPS 13 2-in-1 (7390) のディスプレイのアスペクト比(縦横比)は 16:10 ですが、映像の見え方は多くのワイド液晶が採用している 16:9 とほぼ同じです。
映り込みを感じさせない非光沢液晶
ディスプレイの映り込み具合をチェックします。
電源オフ時の画面映り込み
電源オン時の画面映り込み
XPS 13 2-in-1 (7390) のディスプレイ面には 反射防止コーティングが施されているため映り込みはかなり低減されています。
映り込みが気になることはないといって良いでしょう。
広い視野角
視野角を確認します。
正面
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。
鉛筆の太さよりせまいナローベゼル
XPS 13 2-in-1 (7390) の上左右のベゼルは鉛筆の太さよりせまいナローベゼルです。
キーボード&タッチパッドのチェック
独特だけど心地よいタイプ感のキーボード
XPS 13 2-in-1 (7390) のキーボードのレイアウトです。
レビュー機のキーボードは英語配列です。(日本語配列キーボードもラインナップしています)
英語配列のキーボードレイアウトは記号の一部が日本語配列と異なっていますが、見た目がスッキリしてキーが大きく見えるメリットもあります。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で 約19mm。デスクトップPCのキーボードと同じフルサイズです。
XPS 13 2-in-1 (7390) は MagLevキーボードと呼ばれる厚みのないキートップが採用されています。
独特のタイプ感でキーストロークも浅めです。ですがなぜかタイプ感が心地よく個人的にはクセになりそうな感覚です。タイピングの音はカタカタという少し控えめの音です。
キーボードにはバックライトが搭載されています。
レビュー機のパームレスト(素材はグラスファイバー織り込み)はサラサラとして固い感じがしますが手触り感は良好でタイピング操作も快適にできます。
スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。
タッチパッドは大きめサイズで手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。
タッチパッドのサイズ感
ベンチマークによる性能評価
ベンチマークでは、レビューで試用している XPS 13 2-in-1 (7390) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。
測定結果については、性能レベルの程度を把握しやすくするため、XPS 13 2-in-1 (7390) の姉妹機種 XPS 15 2-in-1 (9575) のスコアと比較・評価します。
2機種の基本スペックは以下のとおり。
■XPS 13 2-in-1 (7390) プラチナ(UHD+ ・ホワイト・英語キーボード)
Core i7-1065G7/16GBメモリ/512GB SSD(PCIe NVMe x4)/Iris Plus グラフィックス
■XPS 15 2-in-1 (9575) プラチナ・4Kタッチパネル
Core i7-8705G/8GBメモリ/512GB SSD(PCIe NVMe M.2)/Radeon RX Vega M GL グラフィックス
XPS 2in1 タイプのなかで 13インチサイズの「XPS 13 2-in-1」と 15インチサイズの「XPS 15 2-in-1」を比較検討する際の参考になると思います。
比較に使用したベンチマークは以下のとおりです。
比較項目 | 使用するベンチマーク |
---|---|
CPU性能 | CINEBENCH R15 |
CINEBENCH R20 | |
グラフィック性能 | 3DMark Fire Strike |
ドラゴンクエストX[軽量級] | |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター[中量級] | |
ファイナルファンタジーXV[重量級] | |
ストレージ性能 | CrystalDiskMark |
総合的なパフォーマンス | PCMark 10 |
バッテリー | BatteryInfoView(バッテリー残量測定用) ※レビュー機の XPS 13 2-in-1 (7390) のみ掲載 |
CPU性能
CPU性能は CINEBENCH R15 で計測したスコアで比較します。
なお、CINEBENCH R20 については XPS 15 2-in-1 (9575) のレビュー実施後にリリースされたため XPS 13 2-in-1 (7390) のみ掲載します。
■CINEBENCH R15
CINEBENCH R15 | |
---|---|
CPU |
681 cb
|
658 cb
|
|
CPU (Single Core) |
184 cb
|
171 cb
|
|
MP Ratio |
3.71 x
|
3.84 x
|
|
■CINEBENCH R20
CINEBENCH R20 | |
---|---|
CPU |
1676 cb
|
CPU (Single Core) |
464 cb
|
MP Ratio |
3.62 x
|
CPU の性能は 最新世代の Core i7-1065G7 プロセッサーを搭載した XPS 13 2-in-1 に優位性があります。
ちなみに、Core i7-1065G7 プロセッサーは 10nm プロセスが採用されており、これまでの 14nm プロセスから進化した CPU です。(Core i7-8705G は 14nm)
グラフィック性能
グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。
3DMark Fire Strike
3DMark Fire Strike のベンチマーク結果です。
なお、Fire Strile は DirectX 11 を使用したハイレベルのグラフィックス性能テストです。
3DMark | |
---|---|
Fire Strike |
2754
|
6262
|
|
ドラゴンクエストX[軽量級]
ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。
ドラゴンクエストX[スコア(評価)] | |
---|---|
最高品質 解像度 1920×1080 |
5966(快適)
|
7682(とても快適)
|
|
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター[中量級]
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターのベンチマーク結果です。
紅蓮のリベレーター[スコア(評価/平均フレームレート)] | |
---|---|
高品質(ノートPC) 解像度 1920×1080 |
2503(やや快適/17fps)
|
8062(非常に快適)
|
|
ファイナルファンタジーXV[重量級]
ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。
ファイナルファンタジーXV[スコア(評価)] | |
---|---|
軽量品質 解像度 1280×720 |
1847(動作困難)
|
6095(快適)
|
|
グラフィックス性能は、なめらかな映像描画の指標になります。
Radeon RX Vega M GL グラフィックスを搭載した XPS 15 2-in-1 が Iris Plus グラフィックスを搭載した XPS 13 2-in-1 を圧倒しています。
とはいえ、Iris Plus グラフィックスはインテル Core プロセッサー内蔵の最新グラフィックスで性能レベルが進化しています。
写真・動画編集、3Dレンダリングなど高度なグラフィックス処理では Radeon RX Vega M GL グラフィックスが優位ですが、Iris Plus グラフィックスは一般的な用途(動画再生、気軽な写真・動画編集など)での描画パフォーマンスは意外に高いです。
ストレージ性能
CrystalDiskMark を使用して計測したデータ転送速度の結果です。
CrystalDiskMark | |
---|---|
シーケンシャルリード (読み込み) |
2364.4 MB/s
|
3172 MB/s
|
|
シーケンシャルライト (書き込み) |
1234.1 MB/s
|
1131 MB/s
|
|
いずれの SSD も PCIe / NVMe 対応でデータ転送速度に若干の違いがありますが、性能レベルは同等とみて良いでしょう。
総合的なパフォーマンス
PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。
PCMark 10 Extended | |
---|---|
Total Score |
3283
|
4660
|
|
Essentials |
8323
|
7837
|
|
Productivity |
6695
|
6582
|
|
Digital Contents Creation |
3270
|
4821
|
|
Gaming |
1724
|
5127
|
|
※テスト項目説明
Total Score(総合的な評価)
Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)
XPS 15 2-in-1 の Total Score が優位なのはグラフィックス性能の違いによるものです。
XPS 13 2-in-1 は Essentials や Productivity のテストではスコアが上で、Digital Contents Creation のテストでもモバイルノートとしてはかなり優秀です。
バッテリー
バッテリー性能については、レビュー機 XPS 13 2-in-1 (7390) のバッテリー駆動時間と充電時間を掲載します。
■駆動時間の測定条件
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル
■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。
バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。
バッテリー駆動時間 | 5時間 22分 |
---|---|
バッテリー充電時間 (50%) |
1時間3分 |
バッテリー充電時間 (80%) |
1時間 40分 |
バッテリー充電時間 (100%) |
2時間 39分 |
バッテリー駆動時間が 5時間を超える程度であることは、モバイルノートとしていまひとつです。
ただ、使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすことができます。
モバイルするときは状況に応じて設定を調整すれば、1日中の外出でもバッテリー駆動が可能になると思います。
クリエイティブ性能の評価
クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間の計測で評価します。
結果については、レビュー機の XPS 13 2-in-1 (7390) とベンチマークで比較対象の XPS 15 2-in-1 (9575) を比較・評価します。
RAWデータ現像
RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
XPS 13 2-in-1 | XPS 15 2-in-1 | |
---|---|---|
処理時間 | 42秒8 | 1分 4秒1 |
動画エンコード
動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。
■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)
XPS 15 | XPS 15 2-in-1 | |
---|---|---|
処理時間 | 3分 13秒2 | 2分 51秒1 |
動画エンコードではグラフィックス性能の評価のとおり Radeon RX Vega M GL グラフィックスを搭載した XPS 15 2-in-1 が高速でしたが、RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)では XPS 13 2-in-1 が高速という意外な結果です。(差は20秒程度ですが)
RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)では CPU 性能が関係しており、最新の CPU を搭載した XPS 13 2-in-1 のクリエイティブ性能も意外に高いということになります。
駆動音・表面温度のチェック
駆動音のチェック
駆動音については、負荷の高い処理になると排熱のため「サーッ」という気流音がわずか大きくなります。音の大きさはそれほどでもないので駆動音については気になることはないと思います。
表面温度のチェック
本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥 排気口周辺が温かくなります。
キーボード上は奥側ほど温かさの度合いが強くなっていきますがタイピングに影響があるほどではありません。パームレストは本体内部の熱の影響がほとんどないので不快な感じはありません。
キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の室温:24℃】
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)
底面部の表面温度【単位:℃、測定時の室温:24℃】
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)
サウンド チェック
XPS 13 2-in-1 (7390) には サウンドユーティリティソフト「MaxxAudio Pro」がプリインストールされています。
サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることもできます。
MaxxAudio Pro サウンド ユーティリティソフト
実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・
■スピーカー
低音域から高音域まで音域も広く高音質。モバイルノートながら かなりの高音質サウンド。
■ヘッドホン
低音域から高音域まで音量が増幅され、クリアで迫力がアップ、より高音質なサウンドを楽しめる。
Windows の起動・再起動時間計測
Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。
起動 | 再起動 | |
---|---|---|
1回目 | 18.6秒 | 39.3秒 |
2回目 | 18.1秒 | 35.8秒 |
3回目 | 18.6秒 | 39.7秒 |
4回目 | 18.3秒 | 39.7秒 |
5回目 | 17.5秒 | 39.3秒 |
平均 | 17.8秒 | 38.8秒 |
付属品
『XPS 13 2-in-1 (7390)』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類)です。
マニュアル類は簡易的でかんたんな内容が記載されている程度ですが、製品の使い方や取り扱いに関する詳細な情報はデル公式サイトで公開されています。
まとめ
以上、『XPS 13 2-in-1 (7390)』のレビュー記事をお届けしました。
第10世代インテル Core プロセッサーは性能レベルが高く、快適なパフォーマンスで使えます。
キーボードのタイプ感は独特ですが深めのキーストロークが好みの筆者もクセになるくらいの心地よいタイプ感です。高輝度で高精細な液晶も好印象です。
デザイン・性能レベルの高さ・高精細な液晶・品質の高さ・使いやすさなどトータル的にみても高い所有満足度の 2in1 モバイルノートPC といえます。
評価のポイントをまとめると・・・
高評価のポイント
・性能レベルが高く快適なパフォーマンス!
・キーボードのタイプ感がクセになる!
・スタイリッシュで所有満足度の高いデザイン
・高輝度で高精細な液晶
・性能・デザイン・使いやすさなど高い所有満足度が得られる
チョット残念なところ
・ポート類が少ない
ラインナップしているモデルや価格、割引クーポンなど最新情報はデル直販サイト「デルオンラインストア」でチェックできます。