NEC『LAVIE Direct PM（Pro Mobile）』展示機レビュー 実用性＆完成度の高いモバイルノートPC

『LAVIE Direct PM』は、ビジネスからプライベートまで快適に使える 13.3インチサイズのモバイルノートとして 2019年夏にデビューしました。

これまでの最軽量をいちばんの特徴とする機種とは一線を画した、軽さにくわえ実用性も重視された機種で、NEC LAVIEブランドのフラッグシップモデルとして位置付けています。

デザイン・性能・使いやすさなど完成度も高く、いろいろなシーンで快適に使えるモバイルノートを検討中のユーザーはチェックしておきたい機種といえるでしょう。

ここでは、『LAVIE Direct PM』の展示機にふれたときの印象とあわせ、その特徴をレビューします。

 

スペック

『LAVIE Direct PM』には家電量販店などで取り扱っている「カタログモデル」と NEC直販サイト NEC Direct で販売している使い方に合わせて柔軟なカスタマイズができる「カスタマイズモデル」がラインナップしています。

カタログモデルが Core i7／Core i5 の2モデルに対し、カスタマイズモデルは Core i7／Core i5／Core i3 の選択にくわえメモリ・ストレージ・タッチディスプレイ・LTE（SIMフリー）など幅広い選択が可能です。

以下は、カスタマイズモデルのスペックです。

OS	■Windows 10 Home 64ビット ■Windows 10 Pro 64ビット
CPU	■第8世代インテル Core i3-8145U プロセッサー ■第8世代インテル Core i5-8265U プロセッサー ■第8世代インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ	■4GB(LPDDR3 SDRAM/オンボード) ■8GB(LPDDR3 SDRAM/オンボード、デュアルチャネル対応) ■16GB(LPDDR3 SDRAM/オンボード、デュアルチャネル対応)
ストレージ	■約128GB SSD(Serial ATA) ■約256GB SSD(PCIe) ■約512GB SSD(PCIe) ■1TB SSD(PCIe)
ディスプレイ	■13.3型ワイド LED IPS液晶 (広視野角・高色純度・ノングレア)(Full HD) ■13.3型ワイド フルフラットスーパーシャインビューLED IPS液晶 (広視野角・高色純度・タッチパネル)(Full HD)
グラフィックス	インテル UHD グラフィックス 620(CPUに内蔵)
ワイヤレス	11ac(1.73Gbps)対応ワイヤレスLAN(IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠)、Bluetooth Smart Ready(Ver.5)
Webカメラ	HD解像度(720p)対応カメラ、有効画素数92万画素／ステレオマイク内蔵
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0)	約13.3時間 ～ 約20.0時間（カスタマイズ構成による）
本体サイズ(W×D×H)	307.8×215.7×15.5 mm
本体質量	約783g ～ 約941g（カスタマイズ構成による）
本体カラー	■メテオグレー ■クラシックボルドー ■フレアゴールド

カスタマイズは、パソコンの基本スペックともいえる CPU・メモリ・ストレージの組み合わせを中心にバリエーションが豊富です。

ただ、組み合わせによってはカスタマイズできない場合もあるので、詳細は NEC直販サイト「NEC Direct」でチェックしてみてください。

 

 

LAVIE Direct PM（Pro Mobile）の特徴

シンプルだけど存在感のあるデザイン

『LAVIE Direct PM』のデザインは、シンプルながら「シュッ」としたフォルムが印象的なスタイリッシュ感のあるデザインです。

展示機のカラー「クラシックボルドー」にはラメがちりばめられていて、光の反射によってキラキラひかり、シッカリとした存在感を放っています。

モバイルノートは打ち合わせやカフェなど人前で使う機会が多いわけですが、無骨なマットなブラックや派手派手しいデザインのパソコンを人前で使うのをためらうユーザーも多いのではないでしょうか。

『LAVIE Direct PM』なら、さりげなくドヤ顔できそうなデザインなので、外出先でもパッと出して作業に集中できそうです。

新素材の採用で軽くて丈夫

デザインとともに注目したいのは「堅牢性」です。

『LAVIE Direct PM』の天面には、東レの開発したカーボン素材が使われています。

点加圧やねじれ剛性の高いボディで、NEC の従来機種「LAVIE Hybrid ZERO HZ750」（2018年秋冬モデル）にくらべ 約2倍の点加圧耐性を実現しているそうです。

持ち歩くことの多いモバイルノートは「軽さ」も大切ですが、点加圧やねじれ剛性に強い「堅牢性」も大切で満員電車などでもあんしんして持ち歩けます。

モバイルノートとして快適に使える＆選べるスペック

『LAVIE Direct PM』には Whiskey Lake 世代（第8世代の進化版）の CPU が搭載されています。

パフォーマンスも快適な CPU で、Core i7／Core i5 なら モバイルPC としてだけでなくメイン PC としても使える性能レベルです。

カスタマイズモデルの場合、Core i7／Core i5／Core i3 の選択ができるほかメモリ・ストレージ・タッチディスプレイ・LTE（SIMフリー）など、使い方に合わせて幅広く選ぶことができるメリットがあります。

一方、カタログモデルの場合、モバイルノートとして鉄板構成の「Core i5／8GBメモリ／256GB SSD」をベースとしていますが、カスタマイズできないところがネックです。

使い込んでいるうちにスペックが物足りなくなったとしてもメモリや SSD の増設は不可なので、筆者としては、仕事とプライベートでノートパソコンをヘビーに使いこなすプロシューマや、モバイル中心でも快適に使いたいから Core i3 を選びたいユーザーには、とくにカスタマイズモデルをおすすめしたいところです。

また、カスタマイズモデルでは LTE に対応させることもできます。スマホと同じように場所を選ばず高速なインターネット接続が可能です。

とくに、Wi-Fiスポットのような公衆無線LANではセキュリティが心配ってユーザーにはおすすめです。

対応するバンドは以下のとおり。

LTE(CA対応) : バンド1, 3, 8, 18, 19, 26, 28, 41
3G : バンド1, 6, 8, 19

左右のインターフェース

高精細でキレイに描画できるディスプレイ

『LAVIE Direct PM』のディスプレイは、高精細で描画される映像もキレイです。

モバイルノートとはいえ、液晶ディスプレイも重要です。

『LAVIE Direct PM』のディスプレイは、フルHD＆広視野角＆高色純度なので、高精細で映像もキレイ、画面に表示される文字もクッキリとして見やすいです。

タイピングしやすいキーボード

『LAVIE Direct PM』のキーボードはキートップも大きめサイズでタイピングしやすさを感じます。

キーと筐体のすきまを 3mm→2.2mm に狭め（すきまを小さくし）、キーのサイズも 10% 大きくしているそうです。

モバイルノートながらキーサイズが大きく見えるのもナットクです。

また、タイプ感にもこだわっていて、静音性を確保しつつ「フォースカーブ」といわれるキーを押し込んだときの抵抗感が最適化されているとか。

キーストロークはやや浅い感じもしますが、キーを押したときの感覚は心地よくタイプ感もグッドです。

指紋センサーでかんたんサインイン

電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。

指紋認証情報を登録しておけば指先を指紋センサー（電源ボタン）に軽くふれるだけでパスワードを入力することなく Windows にサインインできます。

持ち歩くことの多いモバイルノートだけに外出先でのセキュリティ確保は必須ですが、指紋認証で Windows にサインインできるのはとても便利です。

タフネスバッテリー

『LAVIE Direct PM』のバッテリー駆動時間は最大で約20時間。

JEITA 2.0 の測定法による駆動時間なので実際の使用では短くなるものの、かなりの長時間バッテリーでの駆動が期待できます。（使い方にもよるが公称値の7割くらいが目安）

これなら、カフェなどでも電源コンセントを気にすることなく使うことができます。

外出先で使うことの多いモバイルノートだけに長時間駆動できるタフネスバッテリーを搭載していることは大きなアドバンテージになります。

 

まとめ

以上、『LAVIE Direct PM（Pro Mobile）』展示機のレビュー記事をお届けしました。

『LAVIE Direct PM』は、軽さにくわえ、性能・堅牢性・キーボード・バッテリーなど実用性に優れた完成度の高いモバイルノートです。

ビジネスシーンからプライベートシーンまで快適に使うことができ、テレワークのように時間や場所にとらわれない柔軟な働き方や学生さんなど、モバイルノートとしての実用性を重視するユーザーに最適なモデルといえます。

価格やキャンペーンなど最新情報は NEC直販サイト「NEC Direct」でチェックできます。