マウスコンピューター LUV MACHINESシリーズの実機レビュー 前編です。
LUV MACHINESシリーズは、第8世代インテル Core プロセッサーにくわえ、高性能グラフィックス NVIDIA GeForce GTX を標準搭載したミニタワータイプのデスクトップPCです。
LUV MACHINESシリーズには、CPU、メモリ、ストレージ、グラフィックスなどのスペックにより、いくつかのモデルがラインナップしています。
レビューでは『LM-iG700XN-SH2』(Core i7 / 16GBメモリ / 240GB SSD + 2TB HDD / GeForce GTX 1050)を試用。写真や動画編集のほか、ほとんどのゲームタイトルも快適なパフォーマンスで楽しめる性能を備えており、実際に使ってみた印象としてもパワフルな性能で動作も軽快です。
前編は外観などのデザインやスペックのほか本体内部をチェック、後編では各種ベンチマークを使って性能レビューを行います。
(後編) ベンチマーク RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測 Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
実機はメーカーからの貸出機です。
LUV MACHINESシリーズにラインナップするモデルは、メモリやストレージなど柔軟なカスタマイズが可能です。
また、レビュー内容は 2018年10月12日時点のもので、実機の製品仕様・販売価格については変更される場合があります。
外観について
LUV MACHINESシリーズは、マットなブラックのフロントパネルが重厚感ある印象のデザインです。
前後から見た写真です。
左右の側面です。
正面に向かって左側面
正面に向かって右側面
天面と底面です。
天面
底面
底面のゴム足は前後左右四隅に実装されており、安定性は良好です。
本体の大きさのイメージです。
本体の大きさイメージ(比較対象はティシューボックス)
本体の大きさは、一般的なミニタワーPCと同等サイズです。
スペックについて
レビューに使用した『LM-iG700XN-SH2』のスペックです。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | 第8世代インテル Core i7-8700 プロセッサー |
メモリ | 16GB (8GB×2/デュアルチャネル/最大32GB)、PC4-19200 DDR4 |
ストレージ | 240GB SSD、2TB HDD |
光学ドライブ | なし(カスタマイズ可) |
グラフィックス | GeForce GTX 1050 |
LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T対応(RJ-45) |
ワイヤレス | [ USB2.0 ] 無線LANアダプタ( 802.11b/g/n 規格対応 ) + Bluetooth V4.0 付属 キャンペーンにつき標準搭載 |
インターフェース | ■前面 USB2.0×2、ヘッドフォン×1、マイク入力×1 ■背面 USB3.1×4、USB2.0×2、DVI-D×1(DVI-HDMI変換コネクタ付属)、DisplayPort×1、PS/2 Mini DIN 6ピン×1、ラインイン×1、ラインアウト×1、マイク入力×1 ■GeForce GTX 1050(背面) DVI-D×1、HDMI、DisplayPort×1 |
拡張スロット | PCI Express x16 ×1スロット (空0)、PCI Express x1 ×2スロット (空1:GeForce GTX 1050 の実装により 1スロットは隠れるため実装不可となります) |
キーボード&マウス | USB日本語キーボード (102キー)、USB光学式スクロールマウス |
本体サイズ(W×D×H) | 170×403×360 mm |
本体質量 | 約 7.6kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
メモリスロット#1
メモリスロット#2
グラフィックス
ゲーミングPCやクリエイティブPC に属さない、いわゆるスタンダードタイプのデスクトップPC ですが、高いレベルのスペック構成です。
CPU、メモリ、ストレージ、グラフィックスなど、、負荷のかかる写真や動画編集、3Dレンダリングも快適なパフォーマンスが期待できるスペック構成です。
ちなみに、専用グラフィックス GeForce GTX 1050 は 3Dゲームにも対応しています。
インターフェース
前面側と背面側のインターフェースです。
■前面側
①ヘッドフォン
②マイク入力
③USB2.0×2
④電源ボタン
⑤電源&ストレージアクセスランプ
■背面側
⑥電源コネクター
⑦電源コネクタースイッチ
⑧PS/2 Mini DIN 6ピン
⑨USB2.0×2
⑩DVI-D
⑪DisplayPort
⑫USB3.1×4
⑬LANポート
⑭マイク入力(ピンク)
⑮ラインアウト(緑)
⑯ラインイン(水色)
⑰DVI-D
⑱HDMI
⑲DisplayPort
インターフェースは充実しています。
ただ、SDカードリーダーや光学ドライブは標準搭載されていない点はチェックが必要です。カスタマイズあるいは別途増設すれば、使い勝手もアップします。
本体内部
『LM-iG700XN-SH2』の本体内部をチェックします。
サイドカバーは ネジを外せば簡単に開けることができます。(プラスのドライバーが必要です)
矢印の指すところがサイドカバーを固定しているネジ
サイドカバーは両サイド外すことができ、それぞれのサイドカバーは ネジ 2本ずつで固定されています。
本体内部の全体イメージです。
本体に向かって左側面
本体に向かって右側面
各パーツの実装エリアをチェックします。
CPU とメモリの実装エリアです。
CPU とメモリ
拡張スロットの実装エリア。
拡張スロット
MSI製の GeForce GTX 1050 が実装されています。
SSD と HDD です。
SSD と HDD
電源ユニットは、最大出力 500W【80PLUS BLONZE】を搭載しています。
電源ユニット
フロントパネルのツメを外してパネルを開くとドライブベイにアクセスできます。
ドライブベイ
フロントパネルについているドライブベイのカバーの取り外しは、パネルの裏側からカバーを固定しているツメを外せばOKです。取り外しは簡単です。
なお、電源ボタンのすぐ上のベイは、パネルをプッシュすれば開く構造です。3.5インチベイなので内蔵型のメディアカードリーダーなどを装着することができそうです。
電源コネクターの空きは、SATA電源コネクタ×2、ペリフェラルコネクタ×2、合計 4系統空いています。
電源コネクターの空き
ちなみに、ペリフェラルコネクタは変換プラグを使って SATA電源コネクタに変換できます。
また、SATA コネクタ(データ通信用)の空きは 4ポートです。
SATA コネクタの空き
本体内部は拡張性が高く、アクセスのしやすさなどメンテナンス性にも優れています。
キーボード&マウス
『LM-iG700XN-SH2』には、USBキーボードと USBマウスが同梱されています。
キーボードとマウス
キーボードのレイアウトは、一部キーが[Fn]キーを使って併用するレイアウトとなっていますが、おおむね標準的なレイアウトです。
キーボードには折りたたみのスタンドが付いており、キーボードの傾斜を 2段階で調整できます。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 実測で 約19mm。ゆったりとした感じです。
キートップ(キー表面)の形状はフラットで表面は少しザラザラとして感触で、指先のフィット感は良好です。
キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感があります。
いたってフツウのキーボードですが、おおむねタイピングしやすいです。ただ、併用しているキー([Home][PgUp]など)については少し扱いにくさを感じるかもしれません。
続いて、マウス。
マウスの大きさは手のひらにフィットするちょうど良いサイズです。
こちらも、いたってフツウのマウスですが、扱いやすさは良好です。
レビュー前編は以上です。
後編では、『LM-iG700XN-SH2』の機能・性能についてレビューしています。