レノボ『ideacentre 720』の実機レビュー 前編です。
第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサーにくわえ、16GBメモリ、256GB SSD+2TB HDD の搭載により、軽快なパフォーマンスで快適に使えるデスクトップPC です。
シルバーのフロントパネルのデザインがスタイリッシュ、豊富なインターフェースや高い拡張性を備えているなど、使いやすさにも優れています。
前編では、外観などのデザインや、スペック、本体内部についてのレビューを行います。
なお、後編では、各種ベンチマークによる性能レビューを実施しています。

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(後編) ベンチマーク RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測 Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
レビュー内容は 2018年7月4日時点のものです。
外観について
『ideacentre 720』は、シルバーのフロントパネルがスッキリとしたデザインでスタイリッシュ感があります。


フロントパネルの右側はポート類の収納スペースのカバーになっており、カバーをスライドするように開くと、USBポートやカードスロット、オーディオポートにアクセスできます。


前後から見た写真です。

左右の側面です。

本体正面に向かって左側

本体正面に向かって右側
上面側と底面側です。

上面側

底面側
底面側のゴム足は四隅に実装されています。安定性は良好です。

ゴム足
本体の大きさのイメージです。


本体の大きさイメージ(となりにあるのはティシューボックス)
本体は一般的なミニタワーPC と同等の大きさです。
スペックについて
レビューに使用した『ideacentre 720』のスペックです。
| OS | Windows 10 Home 64 bit |
| CPU | 第7世代インテル Core i7-7700 プロセッサー |
| メモリ | 16GB (8GB×2) PC4-19200 DDR4 SDRAM UDIMM、スロット数 2 (空き 0) |
| ストレージ | SSD 256GB (PCIe NVMe/M.2) + HDD 2TB (7200rpm/シリアルATA/3.5インチ) |
| 光学ドライブ | DVD スーパーマルチ ドライブ |
| グラフィックス | インテル HD グラフィックス 630 (CPU 内蔵) |
| LAN | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T |
| ワイヤレス | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.1 |
| インターフェース | ■前面 USB 3.0×4、メディアカードリーダー、ヘッドホンコネクターx1、マイクロホンコネクターx1 ■背面 USB 3.0×2、USB 2.0×2、HDMI出力ポートx1、VGA出力ポートx1、オーディオポートx3、イーサネットコネクター |
| 拡張スロット | PCI Express x16 ×1(空1)、PCI Express x1 ×2 (空2) |
| キーボード&マウス | 日本語AccuTypeキーボード(USB)、光学ホイール・マウス (USB) |
| 本体サイズ(W×D×H) | 約 165×324.5×376 mm |
| 本体質量 | 約 8 kg |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。

CPU

キャッシュ

メインボード

メモリ

メモリスロット#1

メモリスロット#2

グラフィックス(CPU内蔵)
高いレベルのスペックを備えています。
写真や動画編集のような負荷のかかる作業も軽快にこなしてくれるレベルです。
ゲームについても、ライトなゲームはもちろんのこと、専用グラフィックスを搭載すれば、ミドルレンジクラスのゲームや、タイトルによってはヘビーなゲームのプレイも期待できそうです。
インターフェース
前面側のインターフェースは、フロントパネルの右側はカバーを開くと、USBポートやカードスロットなどにアクセスできます。

①DVD スーパーマルチドライブ
②メディアカードリーダー
③マイクロホンコネクター
④ヘッドホンコネクター
⑤USB 3.0 × 4
DVD スーパーマルチドライブへのメディアのセットは左側です。

メディアカードリーダーは、抜き挿し方式です。カードの表側を右にして挿入します。

電源ボタンは、フロントパネルの上部に実装されています。(LED内蔵です)

背面側のインターフェースです。

⑥オーディオポート(左からマイク、ラインアウト、ラインイン)
⑦VGA出力ポート
⑧HDMI出力ポート
⑨USB 3.0 × 2
⑩USB 2.0 × 2
⑪イーサネットコネクター
⑫電源コネクター
本体内部
『ideacentre 720』の本体内部をチェックします。
サイドカバーはドライバーで 2箇所のネジを外せば簡単に開けることができます。

矢印の示すところがネジ
次に、本体内部のパーツへアクセスするためにフロントパネルを外します。フロントパネルの上部、真ん中、下部のツメを外します。指先で外すことができます。

矢印の示すところがツメ
フロントパネルを外すときは電源ボタンとマザーボードをつないでいるコードに注意してください。

サイドシャーシを開けば、内部のパーツへアクセスできます。


CPU とメモリの実装エリア。

CPU とメモリ
SSD (PCIe NVMe/M.2) の実装エリア。

SSD (PCIe NVMe/M.2)
(矢印の指すのが SSD)
DVD スーパーマルチ ドライブと 5.25インチ ドライブベイ。

DVD ドライブと 5.25インチ ドライブベイ
3.5インチ ドライブベイはサイドシャーシの外側です。

3.5インチ ドライブ ベイには HDD
SATAコネクタは 4ポート。

SATAコネクタの空きは 2つ
拡張スロットは、PCI Express x16 が 1つ、PCI Express x1 が 2つ。

拡張スロット
電源ユニットは、最大出力 400W(80PLUS PLUTINUM)を搭載しています。

キーボード&マウス
『ideacentre 720』には、USBキーボードと USBマウスが同梱されています。

キーボードのレイアウトは、[Home][End][Delete]など、一部のキーにクセがあるものの、それ以外は一般的なデスクトップ・キーボードと同等のレイアウトです。

[Home][End][Delete]などのレイアウトに若干の違和感
キーボードには折りたたみのスタンドが付いており、キーボードの傾斜を 2段階で調整できます。


キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は 実測で 約19mm。ゆったりとした感じがあります。

キートップ(キー表面)の形状は指先に合わせて少しへこんでいてフィット感は良好です。

キーストロークは深めで、シッカリとした打鍵感がありタイピングしやすいです。

続いて、マウス。

マウスの大きさは手のひらにフィットするちょうど良いサイズです。(手の小さい女性にもフィットすると思います)

マウスの扱いやすさも良好です。
レビュー前編は以上です。
後編では、『ideacentre 720』の機能・性能についてレビューしています。
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