レノボ Yoga 7i Gen 8 16型 レビュー:大画面で活用の幅が広がる 16型コンバーチブルノートPC

 

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貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社

ノートパソコンスタイル左振り

レノボ Yoga 7i Gen 8 16型 は、第13世代インテル Core プロセッサーを搭載した高性能な大画面コンバーチブルノートPC です。

高い処理性能の搭載によりパワフルなパフォーマンスを実現、ベンチマークによる性能評価も優秀です。

画面の回転で扱いにくさを感じるものの、画面が大きいぶんイラストやデッサン、メモ作成など画面を広く使えるところがメリットです。

■Yoga 7i Gen 8 16型の特徴

  • 第13世代インテル Core プロセッサーを搭載
  • 16.0型 WQXGA (2560×1600、アスペクト比 16:10) IPS液晶ディスプレイ
  • ミリタリーグレード MIL-STD-810H の堅牢性を実現
  • ノートパソコン、タブレット、テント、スタンドなどスタイル自在に使える
  • Dolby Atmos 対応スピーカー
  • プライバシーシャッター付きフルHDカメラ
  • 顔認証カメラを標準搭載
  • Lenovo デジタルペンを同梱

レビューではメーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

テントスタイル

レビューは 2023年10月28日時点の内容です。

 

スペック構成

Yoga 7i Gen 8 16型のおもなスペックは以下のとおり。

本体カラー アークティックグレー
OS Windows 11 Home 64bit
CPU ■インテル Core i5-1340P プロセッサー
■インテル Core i7-1360P プロセッサー
メモリ 16GB LPDDR5-5200MHz (オンボード)
ストレージ ■512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
■1TB SSD (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 16.0型 WQXGA IPS液晶 (2560×1600ドット、約1,677万色、16:10、Free-Sync対応、Dolby Vision対応) 、マルチタッチ対応(10点)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス Wi-Fi 6E対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2×2 & Bluetooth
カメラ FHD 1080p カメラ、IR カメラ、プライバシーシャッター付き
マイク デジタルアレイ マイクロホン
バッテリー駆動時間 約 21.5 時間 (JEITA2.0)
※Core i5 搭載モデル
Windows Hello 顔認証
本体サイズ(W×D×H) 約 362.16×250.12×16.99 mm (最薄部)
本体質量 約 1.98kg

 

ラインナップしているモデルのスペック詳細、価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

Yoga 7i Gen 8 16型
税込 14万円台から

関連リンク

 

そのほかの取り扱い公式ショップは以下のリンクからご確認ください。

 

 

外観チェック

スタイリッシュなデザイン

Yoga 7i Gen 8 のデザインはスタイリッシュ!

正面左振り

背面左振り

本体のカラーは「アークティックグレー」。濃い目のシルバーに近い色合いで落ち着いた雰囲気があります。

天面真上

天面斜め

シンプルデザインの天面はサラサラとした感触で上質な仕上がりです。

天面半開き
スタイリッシュなフォルム

YOGAとLenovoロゴ
YOGAとLenovoのロゴがアクセント

本体は 16インチサイズでも意外にスリム。

スリムボディ(手前側)

スリムボディ(背面側)

指紋や皮脂の跡が目立ちにくく、皮脂汚れが付いたとしても柔らかいクロスでかんたんにふき取れます。

天面を開きやすいところも好印象です。天面の開きやすさは、使いやすさにもつながります。

指がかかりやすい
天面を開きやすいデザイン

 

底面カバーはシンプルながら剛性を重視した「ユニボディ」の構造です。

底面真上

底面斜め

ゴム足は前面側左右に2箇所、背面側ヒンジ近くに1箇所、計3箇所に実装されており、本体の安定感は良好です。

ゴム足

また、排気口は背面側のヒンジのあいだに実装されています。

排気口と吸気口
吸気口(底面カバー側)と排気口

ちなみに、背面側のゴム足は排気口から出された温かい空気が再び吸気口に入り込むのを防ぐ役割も兼ねています。これにより本体内部の効果的な冷却が期待できます。

スタイル自在に使える

Yoga 7i Gen 8 は天面を回転させることでスタイル自在に使えます。

ノートパソコンスタイル
ノートパソコン

スタンドスタイル
スタンド

テントスタイル
テント

タブレットスタイル
タブレット

フラットスタイル
フラット(画面共有に便利)

大画面サイズなので天面回転で扱いにくさを感じますが、慣れてくればスムーズにスタイルを変更することができます。

インターフェースは必要十分

Yoga 7i Gen 8 は必要十分なインターフェースを実装しています。

インターフェース(左側面)

左側面

①HDMI

②Thunderbolt 4 (DisplayPort 出力機能付き、Powerdelivery 対応)×2

③マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

インターフェース(右側面)

右側面

④電源ボタン

⑤microSDメディアカードリーダー

⑥USB 3.2 Gen1

⑦USB 3.2 Gen1(Powered USB)

以下、Thunderbolt 4(USB Type-C)ポートの対応についての検証結果です。

■Thunderbolt 4 対応表
(当サイトの検証結果:2ポート共通)

映像出力 〇 (4K出力可能)
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

また、microSDメディアカードリーダーはプッシュロック式です。

microSDカードスロット
microSDカードをしっかり挿し込んだ状態

カードを押し込んでロックさせ、取り出すときは再度カードを押し込んでロックを解除することでカードが出てくる仕組みです。

スピーカーはキーボード奥に搭載

スピーカーはキーボード奥に搭載されています。

キーボード奥のスピーカースピーカー(キーボード奥)

Dolby Atmos 対応で、低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質。音声もはっきり聞こえます。

顔認証カメラを搭載

Yoga 7i Gen 8 は、顔認証カメラを標準搭載しています。

顔認証
顔認証でサインイン

認証精度は良好です。Windows へのサインインもスムーズです。

プライバシーシャッターでカメラを遮断できる

カメラは「プライバシーシャッター」が付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターが開いてカメラ有効
下の画像:シャッターが閉じてカメラを遮断

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズなスライドが可能。オンライン会議などで こちらの光景を見られたくないときもスムーズに操作できます。(切り替えスイッチはカメラ上側にある)

Check

シャッターでカメラを遮断しているときやマスクを着用しているときは顔認証でサインインできません。シャッターを開いてカメラを有効にするか PIN(認証番号)入力でサインインしてください。

スリムだけど重量感はある

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ
本体のサイズ感

本体は大画面であるぶん、サイズはそれなりに大きいです。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

本体の高さは実測で 約21.5(最厚部)mm。最厚部でも CDケース 2枚程度でスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

重量の実測
・本体:1,989g
・電源アダプター:175g

本体の重量はそれなりにありますが、部屋間の移動はもちろんのこと外出先への持ち出しも十分可能です。

電源アダプターの最大出力は 65W。コンパクトサイズでコンセントに直接挿せるタイプです。

電源アダプターの大きさ比較

電源アダプターの大きさ実測

 

ディスプレイのチェック

自然な色合いの広色域ディスプレイ

レビュー機のディスプレイは Lenovo製の IPS液晶[型番:LEN8A9D LEN160WQXGA]。

ディスプレイに描画される映像は高精細で自然な色合いです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例(その1)

ディスプレイに描画された映像(紅葉)
画像の表示例(その2)

ディスプレイに表示されるテキストのイメージ
テキストの表示例

アスペクト比(ディスプレイの縦横比)16:10 である点も特徴のひとつ。フルHD の 16:9 にくらべ縦方向の表示領域が広いぶん画面全体の作業領域が広くなり、たとえばネット検索やオフィスソフトなどで表示内容を一目で確認しやすいメリットがあります。

輝度は実測でディスプレイの明るさ設定 100 のとき「354 nit」。まずまずの高輝度で、実際に見た印象としても十分な明るさを感じます。

トーンカーブは RGBともに理想的な 45度の直線で色調バランス良好です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

色域の計測結果です。

色域色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 96.7% 101.3%
Adobe RGB 74.8% 75.1%
DCI-P3 74.2% 74.7%

広色域で色再現性にもすぐれています。写真編集などシビアな色再現が必要な作業にもしっかり活用できます。

 

狭額縁ベゼルで画面周りスッキリ

ベゼルは狭額縁です。

上左右のベゼルは狭額縁

とくに、左右のベゼルは鉛筆の太さよりとても細く、画面周りは全体的にスッキリとしています。

 

映り込みは気になるかも

Yoga 7i Gen 8 のディスプレイは光沢です。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

上記写真のとおり映像や照明の位置によっては映り込みが気になるかもしれません。

広い視野角

視野角をチェックします。

視野角イメージ(正面)
正面

視野角イメージ(水平方向)
右側 ディスプレイ面から30度の角度

視野角イメージ(垂直方向)
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広いです。斜めから見ても映像をはっきり確認できます。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

Yoga 7i Gen 8 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

テンキーのレイアウトもクセがありません。

テンキー
テンキーは4列レイアウト

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ18.5mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

フルサイズのキーボード(キーピッチ 19mm)にくらべ数字上は小さいですが、実際には狭さを感じません。

キートップの形状はフラット。ツルツルした感触で指先のフィット感は良好です。

キートップ

キーストロークは(感覚的に)1.3mmくらい。ノートパソコンの平均的なストローク幅 1.5mm より浅いですが、シッカリとした打鍵感でタイピングできます。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音。音の大きさは静か。

キーを押し込む強さや押し込んだあとの跳ね返りの感覚も良好です。

キーボードはバックライト内蔵

キーボードはバックライトを内蔵しています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトの明るさは切り替え可能です。

[Fn]+[Space]キー押下:点灯(自動)→点灯(暗)→点灯(明)→オフ

質感のよいパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で上質な仕上がりです。

パームレスト

指紋や皮脂の跡は目立ちにくいです。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはツルツルした感触でスベリはなめらかです。

タッチパッドと手のひらを比較
タッチパッドのサイズ感

大きめサイズで扱いやすく、ジェスチャー操作もスムーズです。

 

デジタルペンのチェック

Yoga 7i Gen 8 には「Lenovo デジタルペン」が同梱されます。

Lenovo デジタルペン

デジタルペンの書き心地や追従性は良好で、気軽にメモをとったりイラスト作成やデッサンにも活用できます。

ペンの使用イメージ

ペンホルダーも付属しています。

ペンホルダー

USB Type-A ポートに挿し込んで使用しますが持ち運びするときにペンを紛失する心配がなくなります。

ペンホルダー使用イメージ

なお、デジタルペンの電源は乾電池 単6型(AAAA)1本です。(同梱されています)

デジタルペンの電源

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは Yoga 7i Gen 8 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Home
CPU インテル Core i5-1340P
メモリ 16GB LPDDR5-5200MHz (オンボード)
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィクス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark Time Spy
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

ベンチマークは、付属ソフトウェア「Lenovo Vantage」の電源およびパフォーマンス[スマート・パワー]を「エクストリーム・パフォーマンス」と「インテリジェント・クーリング」それぞれのモードに設定して実施しています。

※コントロールパネル[電源オプション]の電源プランや Windows 標準設定の[電源とバッテリー]の電源モードは「バランス」に設定(デフォルト設定)。

Lenovo Vantage スマートパワー
Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンス

スマート・パワーで設定可能な各モードの説明は以下のとおり。

モード 説明
エクストリーム・パフォーマンス システム・パフォーマンスを最大化できるモード。ファンの回転速度が速いときに大きな騒音が発生する可能性がある。
インテリジェント・クーリング ファン速度とシステム・パフォーマンスのバランスが取れた状態で最高のエクスペリエンスを実現できるモード。ゲーム中はパフォーマンスが最大化され、オフィス作業は騒音が軽減される。
バッテリー省電力 ディスプレイの明るさや電源設定を変更し高度な画像処理機能の無効化などにより消費電力をおさえ、バッテリー駆動時間を延ばすモード。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-1360P プロセッサー

・インテル Core i5-1340P プロセッサー

・インテル Core i7-1355U プロセッサー

・インテル Core i5-1335U プロセッサー

・インテル Core i7-1260P プロセッサー

・インテル Core i5-1240P プロセッサー

・インテル Core i7-1255U プロセッサー

・インテル Core i5-1235U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 7730U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 7530U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5825U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5625U プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20

CINEBENCH R20
Core i5-1340P(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
4571 pts
Core i5-1340P(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
4209 pts
Ryzen 7 5825U
4078 pts
Core i7-1360P
4017 pts
Core i5-1340P
3986 pts
Ryzen 7 7730U
3843 pts
Core i7-1260P
3627 pts
Core i5-1240P
3412 pts
Ryzen 5 7530U
3056 pts
Ryzen 5 5625U
2974 pts
Core i7-1355U
2876 pts
Core i5-1235U
2734 pts
Core i5-1335U
2501 pts
Core i7-1255U
2340 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)

CPU Mark
Core i5-1340P(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
22484
Core i5-1340P
21252
Core i7-1360P
20885
Ryzen 7 7730U
20452
Ryzen 7 5825U
20320
Core i7-1260P
19117
Core i5-1240P
17932
Core i7-1355U
16659
Core i5-1340P(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
16583
Ryzen 5 5625U
16291
Ryzen 5 7530U
15632
Core i5-1235U
13984
Core i7-1255U
13869
Core i5-1335U
13676

レビュー機の CPUパフォーマンスは優秀です。

とくに、Lenovo Vantage の[スマート・パワー]の設定を切り替えることでパフォーマンスが最大化されるのは魅力です。

写真編集などクリエイティブ作業においてもパワフルなパフォーマンスで活用することができるでしょう。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1360P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1340P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1355U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1335U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1240P搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1255U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1235U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 7730U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 7530U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5825U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5625U搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark Time Spy

Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

結果は以下のとおり。

3DMark Time Spy
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
1962
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
1837
インテル Iris Xe(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
1725
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
1720
インテル Iris Xe(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
1702
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
1594
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
1512
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
1484
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
1381
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
1364
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
1331
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
1270
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
1242
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
1189

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
10575
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
10526
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
9943
インテル Iris Xe(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
9836
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
9587
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
9531
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
9444
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
8647
インテル Iris Xe(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
8435
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
8430
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
7486
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
7196
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
6792
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
6540

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレのベンチマーク結果です。

暁月のフィナーレ
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
6147
インテル Iris Xe(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
5697
インテル Iris Xe(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
5515
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
5392
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
5340
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
5273
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
4962
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
4184
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
4123
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
4120
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
4108
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
3831
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3714
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3613

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
5806
インテル Iris Xe(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
5635
インテル Iris Xe(Core i7-1360P)
4257
インテル Iris Xe(Core i5-1340P)
3860
インテル Iris Xe(Core i7-1355U)
3855
インテル Iris Xe(Core i7-1260P)
3828
AMD Radeon(Ryzen 7 7730U)
3665
インテル Iris Xe(Core i5-1240P)
3485
AMD Radeon(Ryzen 7 5825U)
3340
インテル Iris Xe(Core i7-1255U)
3174
AMD Radeon(Ryzen 5 5625U)
3141
AMD Radeon(Ryzen 5 7530U)
3026
インテル Iris Xe(Core i5-1235U)
2954
インテル Iris Xe(Core i5-1335U)
2657

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

レビュー機はグラフィックス性能も優秀です。

写真・動画編集などクリエイティブな作業のほか、オンライン会議で複数のアプリを並行して動かすようなケースでも快適に使うことができるでしょう。

とくに、16インチの大画面はクリエイティブ作業やオンライン会議には有効です。画面の作業領域が広いぶん複数のウィンドウを並べて表示できる余裕があるからです。

ちなみに、CPU内蔵のグラフィックスは CPU性能のほかに搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル/クアッド)に依存します。

レビュー機は 16GBメモリのクアッドチャネル構成により グラフィックス・パフォーマンスをシッカリ発揮できています。

メモリ構成(レビュー機)
レビュー機のメモリ構成

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは PCIe-NVMe Gen4 の SSD(容量 512GB) を搭載しています。

ストレージ情報
レビュー機のストレージ情報

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

データ転送速度)
レビュー機のデータ転送速度

※Lenovo Vantage の[スマート・パワー]をインテリジェント・クーリングに設定して計測した結果。エクストリーム・パフォーマンスでの計測結果も同等です。

計測結果は優秀です。体感的にもデータアクセスは爆速でファイルの読み書きもスムーズです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・レノボ Yoga 9i Gen 8

・VAIO F16 (2023年6月モデル)

・HP Pavilion 15-eg (2023年モデル)

・デル Inspiron 16 (5635)

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当した設定でのスコア)

スペック Yoga 7i
(レビュー機)
Yoga 9i VAIO F16 HP Pavilion 15 Inspiron 16
CPU インテル Core i5-1340P インテル Core i7-1360P インテル Core i7-1355U インテル Core i7-1355U AMD Ryzen 5 7530U
メモリ 16GBメモリ 16GBメモリ 32GBメモリ 16GBメモリ 16GBメモリ
ストレージ 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 1TB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe) 512GB SSD (NVMe)
グラフィックス Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe Intel Iris Xe AMD Radeon

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

総合的なパフォーマンス
Essentials
Yoga 7i(インテリジェント・クーリング)
10552
Yoga 7i(エクストリーム・パフォーマンス)
10556
Yoga 9i
11008
VAIO F16
10058
HP Pavilion 15
10676
Inspiron 16
9598
目標値
4100
Productivity
Yoga 7i(インテリジェント・クーリング)
7604
Yoga 7i(エクストリーム・パフォーマンス)
7519
Yoga 9i
7740
VAIO F16
7247
HP Pavilion 15
7778
Inspiron 16
9396
目標値
4500
Digital Contents Creation
Yoga 7i(インテリジェント・クーリング)
6721
Yoga 7i(エクストリーム・パフォーマンス)
6785
Yoga 9i
7168
VAIO F16
6033
HP Pavilion 15
6062
Inspiron 16
5535
目標値
3450

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集などクリエイティブな作業を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。処理性能の高さにくわえバランスが取れたスコアです。

とくに、クリエイティブな性能レベルも高いので、大画面を活かした写真・動画編集、デッサンなどでも快適に活用することができそうです。

関連記事

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

※Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンスを「インテリジェント・クーリング」に設定して計測

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 5時間 38分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
46分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
1時間 18分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
2時間 15分

バッテリーを多く消費する条件とはいえ公称値「約 21.5 時間」にくらべると駆動時間はかなり短く物足りなさを感じます。

バッテリー駆動で使用するときは画面の明るさを調整するなどバッテリー消費を抑える使いかたがよさそうです。

また、充電については付属ソフトウェア Lenovo Vantage に急速充電設定を「有効」にして実施しましたが、充電時間としては標準的な印象でした。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで比較に使用した機種の処理時間と比較します。

・レノボ Yoga 9i Gen 8

・VAIO F16 (2023年6月モデル)

・HP Pavilion 15-eg (2023年モデル)

・デル Inspiron 16 (5635)

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当した設定での処理時間)

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

RAWデータ現像
PhotoDirector
Yoga 7i(インテリジェント・クーリング)
40秒0
Yoga 7i(エクストリーム・パフォーマンス)
38秒2
Yoga 9i
37秒9
VAIO F16
43秒8
HP Pavilion 15
44秒8
Inspiron 16
55秒8
Photoshop Lightroom
Yoga 7i(インテリジェント・クーリング)
18秒6
Yoga 7i(エクストリーム・パフォーマンス)
17秒6
Yoga 9i
13秒8
VAIO F16
18秒8
HP Pavilion 15
22秒3
Inspiron 16
25秒0
Lightroom Classic
Yoga 7i(インテリジェント・クーリング)
26秒2
Yoga 7i(エクストリーム・パフォーマンス)
21秒8
Yoga 9i
19秒1
VAIO F16
24秒1
HP Pavilion 15
27秒6
Inspiron 16
30秒6

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

動画エンコード
PowerDirector
Yoga 7i(インテリジェント・クーリング)
1分54秒2
Yoga 7i(エクストリーム・パフォーマンス)
1分45秒0
Yoga 9i
1分43秒0
VAIO F16
1分48秒7
HP Pavilion 15
1分57秒3
Inspiron 16
2分0秒9

 

実際のソフトウェアを使った評価も優秀です。

写真・動画編集などのクリエイティブ作業でも良好なパフォーマンスと大画面の利便性を活かして快適に活用することができるでしょう。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量測定イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
インテリジェント・
クーリング
33.8db 41.6db
(41db台)
41.6db
(41db台)
エクストリーム・
パフォーマンス
34.2db 44.3db
(43~44db)
44.0db
(43~44db)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

アイドル状態は「サーッ」という気流音がかすかに聞こえる程度です(耳を近づけて判別できるレベル)。

高負荷な状態では「サーッ」という排気音が大きくなります。個人差はありますが、うるさく感じるかもしれません。

負荷低減後は 1~2分経過すれば排気音が気にならないレベルまで静かになりますが、アイドル時の状態に戻るまでは、さらに 2~3分程度かかります。

※アイドル時の状態に戻る時間は使用環境などの状況により変動します。

 

表面温度のチェック

表面温度については、下記を実施したときの表面温度を測定し評価します。

・アイドル状態で15分放置後

・Youtube 動画 30分間視聴後

・10分間動画のエンコード実行後

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※Lenovo Vantage の電源およびパフォーマンスを「インテリジェント・クーリング」に設定して実施

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で15分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

負荷が高い状態ではキーボード奥 中央から左側にかけて温度が上昇します。多少の温かさを感じますがタイピングに影響はありません。

また、パームレストは左側の温度が少し高めですが、負荷状況にかかわらず表面温度に大きな変動はなく負荷の高い状態でタイピングしても不快に感じることはないと思います。

 

サウンド チェック

Yoga 7i Gen 8 のサウンドユーティリティソフトは「Dolby Access」がインストールされています。

サウンドユーティリティソフトサウンド ユーティリティソフト

Dolby Access のドルビーアトモスでは、スピーカーから出力されるサウンドのコンテンツに合わせたプリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることができます。

以下は、実際にサウンドを試聴した印象です。

※プリセット「ミュージック」、インテリジェントイコライザ「オフ」で試聴

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域をカバーし高音質。音声もはっきり聴き取れる。

■ヘッドホン
スピーカー同様に広い音域を再現して高音質。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

回数 起動 再起動 シャットダウン
1回目 8.6秒 34.1秒 8.2秒
2回目 9.2秒 33.0秒 9.4秒
3回目 8.5秒 32.7秒 8.5秒
4回目 8.4秒 33.8秒 8.2秒
5回目 9.2秒 33.9秒 9.0秒
平均 8.8秒 33.5秒 8.7秒

起動とシャットダウンは体感的にも早いです。

再起動は多少時間がかかります(筆者の目安は再起動に 30秒くらい)が、頻繁に行う操作ではないので処理待ちのストレスを感じることはないと思います。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows Update など状態により変動するので参考値としてください。

 

同梱品

Yoga 7i Gen 8 16型の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式
同梱品リスト
・Yoga 7i Gen 8 16型 本体
・電源アダプター
・Lenovo デジタルペン、ペンホルダー
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、Yoga 7i Gen 8 16型 のレビュー記事をお届けしました。

Yoga 7i Gen 8 は16インチの大画面がゆえにコンバーチブルノートとしての取り回しに少し難があるものの処理性能はとても優秀です。

コンバーチブルノートのメリットはスタイル自在に使えるところ。くわえて本機は16インチの大画面です。デッサンやイラスト作成のほか写真・動画編集のようなクリエイティブ作業、複数ウィンドウを開きながらのオンライン会議など活用の幅が広がるデバイスといえるでしょう。

高評価のポイント

  • 優秀な処理性能でサクサク動く
  • 画面が大きいぶん広いキャンバスでデッサン用途としても活用できる
  • アクティブペンの追従性は良好
  • アスペクト比 16:10 の広色域ディスプレイ
  • タイピングしやすいキーボード
  • 高音質スピーカー

気をつけておきたいところ

  • 少し重めでサイズが大きいぶん、はじめのうちは画面回転でやりにくさを感じるかも

 

ラインナップしているモデルや価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

Yoga 7i Gen 8 16型
税込 14万円台から

関連リンク

 

そのほかの取り扱い公式ショップは以下のリンクからご確認ください。

 

 

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