デル『XPS 15 (7590)』レビュー:写真編集も快適!スタイリッシュ&ハイパフォーマンスな15.6型ノートPC

 

【アフィリエイト広告】
貸出機材提供:デル・テクノロジーズ株式会社

真正面(背景付き)

デル『XPS 15 (7590)』は CPU に第9世代インテル Core i7/Core i5 プロセッサー、専用グラフィックスに GeForce GTX 1650 を搭載したハイパフォーマンスな 15.6型ノートPC です。

その性能レベルはパワフルでRAW現像や動画エンコードなどクリエイティブな作業も快適にこなせます。とくに、4K液晶なら超高精細でキレイな映像でこだわりの写真・動画編集も可能です。

デザインも XPS ノートパソコンのシリーズらしくスタイリッシュでカッコいい!

性能・デザイン・使いやすさなど所有満足度が非常に高い機種です。

■XPS 15 (7590) の特徴

  • 写真・動画編集が快適にこなせるパワフル性能
  • 性能レベルが高くバランスがイイ!
  • スタイリッシュなデザイン
  • 高精細で鮮やか、映像をキレイに描画できるナローベゼルの液晶ディスプレイ
  • 迫力ある高音質サウンド

レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

なお、性能評価については『XPS 15 (7590)』の姉妹機種「XPS 15 2-in-1 (9575)」のスコアと比較・評価します。

天面(背景付き)

レビュー内容は 2019年12月3日時点のものです。

 

スペック構成

『XPS 15 (7590)』には、CPU、メモリ、ストレージなどのスペックによりいくつかのモデルがラインナップしています。

OS Windows 10 Home (64ビット) 日本語
CPU ■インテル Core i5-9300H プロセッサー
■インテル Core i7-9750H プロセッサー
メモリ ■8GB (4GB×2)
■16GB (8GB×2)
メモリ仕様 DDR4-2666MHz
ストレージ ■512GB M.2 PCIe NVMe SSD
■256GB M.2 PCIe NVMe SSD
ディスプレイ ■15.6インチ FHD (1920 x 1080) InfinityEdge(非光沢・タッチ非対応)
■15.6インチ 4K UHD (3840 x 2160) InfinityEdge(非光沢・タッチ対応)
■15.6インチ 4K UHD (3840 x 2160) OLED (有機EL) InfinityEdge(非光沢・タッチ非対応)
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5
ワイヤレス Killer Wi-Fi 6 AX1650
カメラ、マイク HDカメラ(720 p)、内蔵デュアル アレイ マイク
本体サイズ(W×D×H) 約 357×235×22~17 mm
重量 約 1.8 kg(最小構成)

今回のレビューでは、メーカーからお借りしたプラチナ(4K有機EL・大容量メモリー搭載)モデルを試用してレビューを行います。

■プラチナ(4K有機EL・大容量メモリー搭載)モデルの基本スペック
Core i7/16GBメモリ/256GB SSD/4K有機EL ディスプレイ

モデルごとの価格・クーポンなどの最新情報はデルオンラインストアでチェックできます。

デル直販「デルオンラインストア」公式サイト

 

外観チェック

圧倒的所有感のあるスタイリッシュ・デザイン

XPS 15 (7590) はスクエアで「シュッ」としたスタイリッシュなデザインです。

正面(向かって斜め左)

背面側(向かって斜め左)

天面をチェックします。

天面(その2)

天面の素材はアルミニウム。表面はサラサラとした感触で質感も良好、なにより高級感のあるフォルムがカッコよく圧倒的な所有感のあるデザインです。

天面(その3)

CNC削り出しで成型されているので堅牢性にも優れています。

指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

底面部をチェックします。

底面側(その1)

底面は「ユニボディ」といわれる剛性を重視した構造でパーツの継ぎ目がなく見た目もスッキリしています。

XPS ロゴのカバーを開くとサービスタグやエクスプレスサービスコードが記載されています。これらはサポートサービスなどで必要となります。

ゴム足は前後に平行して実装されています。本体の安定性は良好です。

ゴム足
矢印の指すところがゴム足

排気口は本体奥 ヒンジのところにあります。

排気口

吸気口と排気口のあいだにあるゴム足が、排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むのを遮断する役割も兼ねており、本体内部を効率的に冷却することができます。

ヒンジのトルクはちょうど良い感じで天面の開け閉めもスムーズです。タイピング中の画面のグラつきもありません。

ヒンジ

必要十分なインターフェース

XPS 15 (7590) に実装されているインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源アダプタポート
②USB 3.1 Gen 1 ポート
 (PowerShare 機能付き)
③HDMI ポート
④USB 3.1 Gen 2 Type-Cポート
 (Power Delivery搭載Thunderbolt 3)
⑤ヘッドセットポート

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑥SD カードスロット
⑦USB 3.1 Gen 1 ポート
 (PowerShare 機能付き)
⑧バッテリー充電ステータスライト
⑨バッテリー充電ステータスボタン
⑩セキュリティ ケーブル スロット

SD カードスロットは抜き挿し式です。SDカードを挿入したときはカードが少し出っ張ります。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

電源ボタンはキーボード面の右奥に実装されています。

電源ボタン
電源ボタンは LED非搭載

なお、電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。指紋センサーの認証精度は良好でわずらわしいパスワードを入力することなく指先をセンサーにタッチするだけで Windows にサインインできます。

指紋認証
指紋認証でサインイン

スピーカーは底面部 左右の前面側に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

XPS 15 (7590) には、USBポート・HDMI・SDカードスロットなど、必要十分なインターフェースが実装されています。

薄くてコンパクト、持ち歩きもできる

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ(その1)

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
XPS 15 (7590) の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

XPS 15 (7590) の高さは最厚部でも CDケース 2枚より少し厚みがある程度です。(実測で 19~22.5mm)

本体の重量は 1,964g。電源アダプターと電源コードの重量は、それぞれ 348g、100g です。

本体の重さ

本体の重量は 15.6型ノートとしては軽めで持ち歩きも十分可能な重量感とサイズ感です。

電源アダプターの最大出力は 130W (19.5V – 6.67A)。ハイパワーなのでその大きさはそれなりにデカいです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイ

超高精細で鮮やか!映像描画がキレイなディスプレイ

レビュー機のディスプレイは 4K有機EL液晶ディスプレイです。高輝度で高精細、描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(デスクトップ画面)

とくに色の濃淡がクッキリとしているのが印象的です。

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

ディスプレイに描画された映像(文字)

i1Display Pro で計測したトーンカーブは ほぼ45度の角度の直線に近いかたちで色調のバランスはおおむね良好です。

トーンカーブ

ディスプレイの色域の計測結果です。

Adobe RGBカバー率 99.9%

Adobe RGBカバー率
Adobe RGBカバー率

 

sRGBカバー率 100%

sRGBカバー率
sRGBカバー率

非常に高い色域カバー率です。色域にこだわる写真編集も可能です。

映り込みを感じさせない非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ時)
電源オフ時の画面映り込み

画面映り込み(電源オン時)
電源オン時の画面映り込み

映り込みは感じません。映り込みが気になることはないといって良いでしょう。

広い視野角

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

InfinityEdge でベゼルがせまい

XPS 15 (7590) の ベゼルは InfinityEdge と呼ばれる狭額縁ディスプレイです。

上左右のベゼルは鉛筆の太さと同じくらいのせまさです。

左右ベゼル

ディスプレイを開くことができる最大角度はこんな感じ。

ディスプレイの最大角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとしては充分といえる範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッド

心地よいタイプ感のキーボード

XPS 15 (7590) のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーボードのレイアウトはほぼ標準的ですが、[Enter]キーや[back space]キー、[¥]キーの横幅サイズが小さく感じるかも。

テンキーは搭載されていませんがタイピング時の両手のホームポジションが中央寄りになり視線も画面のセンターになるメリットがあります。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で 約19mm。デスクトップPCのキーボードと同じフルサイズです。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは若干浅めですがシッカリとした打鍵感でタイプ感も心地良いです。

キーストローク

キートップの表面はほぼフラットな形状。サラサラとした感触でフィット感も良好です。

キートップ

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

パームレストはカーボンファイバー製です。

パームレスト

しっとりとした感じで触れても熱くなりにくく手触り感もグッドです。タイピング操作も快適にできそうです。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドは大きめサイズで手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

 

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビューで試用している XPS 15 (7590) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

測定結果については、性能レベルの程度を把握しやすくするため、XPS 15 (7590) の姉妹機種 XPS 15 2-in-1 (9575) のスコアと比較・評価します。

2機種の基本スペックは以下のとおり。

■XPS 15 (7590) プラチナ(4K有機EL・大容量メモリー搭載)
Core i7-9750H/16GBメモリ/256GB SSD/NVIDIA GeForce GTX 1650

■XPS 15 2-in-1 (9575) プラチナ・4Kタッチパネル
Core i7-8705G /8GBメモリ/512GB SSD(PCIe NVMe M.2)/Radeon RX Vega M GL グラフィックス

XPS シリーズの 15.6型ノートPC のなかから、クラムシェルタイプの XPS 15 (7590) あるいは コンバーチブルタイプの XPS 15 2-in-1 (9575) を選択する際の参考になると思います。

比較に使用したベンチマークは以下のとおりです。

比較項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R15
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
グラフィック性能 3DMark
ドラゴンクエストX
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)
※レビュー機の XPS 15 (7590) のみ掲載

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R15 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest)で計測したスコアで比較します。

■CINEBENCH R15

CINEBENCH R15
CPU
1118 cb
658 cb
CPU (Single Core)
183 cb
171 cb
 MP Ratio
6.11 x
3.84 x
XPS 15 XPS 15 2-in-1

■CPU Mark

PassMark PerformanceTest CPU Mark
PassMark Rating
4938.6
3243.8
XPS 15 XPS 15 2-in-1

CPU の開発世代の違いや コア数の違いなどにより、スコアにかなりの開きがあります。

<参考:コア数/スレッド数>
Core i7-9750H:6コア/12スレッド
Core i7-8705G:4コア/8スレッド

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark
Cloud Gate
19057
19313
Sky Diver
22205
16659
Fire Strike
7885
6262
Time Spy
3653
2210
XPS 15 XPS 15 2-in-1

3DMark の各テスト内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX[スコア(評価)]
最高品質
解像度 1920×1080
11798(すごく快適)
7680(とても快適)
XPS 15 XPS 15 2-in-1

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV は「紅蓮のリベレーター」のベンチマークを使用します。

■紅蓮のリベレーター

紅蓮のリベレーター[スコア(評価)]
高品質(ノートPC)
解像度 1920×1080
10139(非常に快適)
8062(非常に快適)
最高品質
解像度 1920×1080
8376(非常に快適)
5734(とても快適)
XPS 15 XPS 15 2-in-1

 

グラフィックス性能は、なめらかな映像描画の指標になります。

CPU の性能レベルの差が関係しているとはいえ、グラフィックス性能でも NVIDIA GeForce GTX 1650 を搭載した XPS 15 (7590) が Radeon RX Vega M GL グラフィックスを 搭載した XPS 15 2-in-1 を圧倒しています。

ただ、Radeon RX Vega M GL グラフィックスも優秀で、写真・動画編集、3Dレンダリングなど、高度なグラフィックス処理でも快適な映像描画が期待できます。

高度なグラフィックス処理をよりパワフルにこなすなら NVIDIA GeForce GTX 1650 を搭載した XPS 15 (7590) の選択がおすすめといったところでしょうか。

 

ストレージ性能

CrystalDiskMark を使用して計測したデータ転送速度の結果です。

CrystalDiskMark
シーケンシャルリード
(読み込み)
3052.1 MB/s
3172.0 MB/s
シーケンシャルライト
(書き込み)
1723.1 MB/s
1131.0 MB/s
XPS 15
(NVMe対応 SSD) XPS 15 2-in-1
(NVMe対応 SSD)

いずれの SSD も PCIe / NVMe 対応でデータ転送速度に若干の違いがありますが、性能レベルは同等とみて良いでしょう。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

PCMark 10 Extended
Total Score
5327
4660
 Essentials
8276
7837
 Productivity
7298
6582
 Digital Contents Creation
5496
4821
 Gaming
6556
5127
XPS 15 XPS 15 2-in-1

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

XPS 15 (7590) のスコアが優位ですが XPS 15 2-in-1 (9575) のスコアもそれなりに高いレベルです。

XPS 15 2-in-1 (9575) のメモリ容量を 16GB にアップすれば、XPS 15 (7590) にせまるくらいのスコアが期待できます。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機 XPS 15 (7590) のバッテリー駆動時間と充電時間を掲載します。

■駆動時間の測定条件
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 8時間 25分
バッテリー充電時間
(50%)
56分
バッテリー充電時間
(80%)
1時間 33分
バッテリー充電時間
(100%)
2時間 38分

15.6インチサイズのノートPC ながら バッテリー駆動時間が 8時間を超えれば十分といえるでしょう。

使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすこともできます。

バッテリーは急速充電にも対応しているようなので、バッテリー残量が少ないときもアクティブに対応できそうです。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間の計測で評価します。

結果については、レビュー機の XPS 15 (7590) とベンチマークで比較対象の XPS 15 2-in-1 (9575) を比較・評価します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

XPS 15 XPS 15 2-in-1
処理時間 45秒3 1分 4秒1

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

XPS 15 XPS 15 2-in-1
処理時間 2分 5秒7 2分 51秒1

 

結果的には、CPU・メモリ・グラフィックスのスペックが大きく関係しており、全体的な性能レベルの高い XPS 15 (7590) が圧倒しています。

ただ、XPS 15 2-in-1 (9575) の処理もかなり高速といえます。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音については、負荷の高い処理になると排熱のため「サーッ」という気流音が大きくなります。静かな環境では耳ざわりに感じるかもしれません。

ただ、平常時は静かですし高負荷な状態が終始続くわけではないので駆動音についてはそれほど気になることはないと思います。

本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥 排気口周辺が温かくなります。

キーボード上は奥側ほど温かさの度合いが強くなっていきますがタイピングに影響があるほどではありません。パームレストは本体内部の熱の影響がほとんどないので不快な感じはありません。

キーボードの表面温度【単位:℃、測定時の気温:24℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度【単位:℃、測定時の気温:24℃】

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

XPS 15 (7590) には サウンドユーティリティソフト「MaxxAudio Pro」がプリインストールされています。

サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト
MaxxAudio Pro サウンド ユーティリティソフト

実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで音域も広く高音質。ノートパソコンの音質としてはトップクラスに入るくらいの高音質サウンド。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで音量が増幅され、クリアで迫力がアップ、より高音質なサウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

an>

起動 再起動
1回目 17.6秒 36.6秒
2回目 18.4秒 36.3秒
3回目 19.9秒 36.8秒
4回目 19.0秒 36.8秒
5回目 18.6秒 36.1秒
平均 18.7秒 36.5秒

 

付属品

『XPS 15 (7590)』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類)です。

『XPS 15 (7590)』本体セット

マニュアル類は簡易的でかんたんな内容が記載されている程度ですが、製品の使い方や取り扱いに関する詳細な情報はデル公式サイトで公開されています。

 

まとめ

以上、『XPS 15 (7590)』のレビュー記事をお届けしました。

XPS 15 (7590) はスタイリッシュなデザインで性能レベルも高く所有満足度の高さを感じるモデルです。

性能レベルの高さににくわえ、今回のレビュー機 4K有機EL 液晶は映像が超高精細で色の濃淡がクッキリと再現されており、とにかく見入るくらいにキレイです。

色調のバランスや色域も良好で、色にこだわる写真編集も快適にできそうです。

価格は 19万円台後半から(クーポン適用前の価格、税込・配送料込)。

価格はそれなりですが、圧倒的所有感の得られるスタイリッシュでハイパフォーマンスな15.6型ノートPC といえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・性能レベルが高くパワフルに使える!
・キーボードのタイプ感もグッド
・スタイリッシュで所有満足度の高いデザイン
・4K有機EL液晶は色の濃淡がクッキリと再現できる
・色にこだわる写真編集が快適にできる
・性能・デザイン・使いやすさなど高い所有満足度が得られる

チョット残念なところ
・(しいてあげれば)価格もそれなりにする

ラインナップしているモデルや価格、割引クーポンなど最新情報はデル直販サイト「デルオンラインストア」でチェックできます。

 

デル直販「デルオンラインストア」公式サイト

 

XPS 15 (7590) 正面側(背景付き)

 

タイトルとURLをコピーしました