レノボ IdeaPad S540 ゲーミングエディション レビュー:パワフル&高コスパ!モバイルできるスリムな 15.6型ノートPC

 

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貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社

真正面(背景付き)

レノボ『IdeaPad S540 (15) ゲーミングエディション』(以下 IdeaPad S540 と記載)は 15.6インチサイズのスタンダードタイプのノートPC に専用グラフィックス「NVIDIA GeForce GTX 1650」を搭載したゲーミングノートです。

見た目は薄型で軽くて持ち運びもできるスタイリッシュなデザインですが中身はパワフル!

中量級のゲームはもちろんのこと、重量級のゲームでも画質や解像度を調整すれば快適なプレイができるくらいにパワフルです。

スタンダードタイプのノートパソコンとは思えないくらいパワフルでベンチマークでの性能評価も優秀でした。

ゲーム以外にもオフィスソフトを使った作業や写真・動画編集などクリエイティブな作業も快適にこなせる性能を備えています。

スタイリッシュなデザインでゲームも快適にプレイできるノートパソコンを検討しているユーザーはチェックしておきたいモデルです。

■IdeaPad S540 の特徴

  • 第8世代(Whiskey Lake 世代)のインテル Core プロセッサー(Core i5/Core i7)に専用グラフィックス「NVIDIA GeForce GTX 1650」を搭載
  • 見た目はスタイリッシュなスタンダードノートでも意外とパワフル
  • 軽快な動作でパフォーマンスも快適
  • 薄くて軽いからモバイルも意外とラク
  • 映像を鮮やかでキレイに描画できるナローベゼルの液晶ディスプレイ
  • 長時間駆動できるバッテリー&急速充電もOK
  • 高性能&高品質で高コスパ

レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

天面(背景付き)

レビュー内容は 2019年12月7日時点のものです。

 

スペック構成

『IdeaPad S540 (15) ゲーミングエディション』には、CPU、メモリ、ストレージなどのスペックにより 2種類のモデルがラインナップしています。

OS Windows 10 Home 64bit
CPU インテル Core i5-8265U プロセッサー インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ 8GB (内、オンボード4GB) 12GB (内、オンボード4GB)
ストレージ 512GB (PCIe NVMe/M.2) 1TB (PCIe NVMe/M.2)
ディスプレイ 15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080ドット、1,677万色以上、16:9) 、光沢なし
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5
ワイヤレス IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
カメラ、マイク HD 720p カメラ (プライバシーシャッター付)、デジタルアレイ マイクロフォン
本体サイズ(W×D×H) 約 358×245×18.9 mm
重量 約 1.9 kg

この記事ではメーカーからお借りした Core i7 搭載モデルを試用してレビューを行います。

なお、各モデルの販売価格やクーポンなどの最新情報はレノボ・ショッピングをご確認ください。

 

正面斜め

レノボ IdeaPad S540
ゲーミングエディション

税込8万円台から
※クーポン適用価格

※通常モデルと一緒にラインナップしています。

関連リンク

 

外観チェック

ゲーミングノートとは思えないスリムでスタイリッシュなデザイン

IdeaPad S540 の外観はゲーミングノートとは思えないくらいスリムでスタイリッシュなデザインです。

正面(向かって斜め左)

背面側(向かって斜め左)

ちなみに、ゲーミングエディションの筐体のベースは IdeaPad S540 の通常モデルと同じです。

素材はアルミ製で、厚みが2mm、重量が100g 増える程度で見た目のスタイリッシュさも通常モデルと同じです。

天面をチェックします。

天面(その1)

天面(その2)

本体のカラー「ミネラルグレー」は濃い目のグレーで感触はサラサラとしています。指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

天面(その3)

底面部をチェックします。

底面側(その1)

底面部は「ユニボディ」といわれる剛性を重視した構造はパーツの継ぎ目がなく見た目もスッキリしています。

ゴム足は前後に平行して 3箇所に実装されており、本体の安定性は良好です。

ゴム足
矢印の指すところがゴム足

排気口は本体奥 ヒンジのところにあります。

排気口

吸気口と排気口のあいだにあるゴム足が、排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むのを遮断する役割も兼ねており、本体内部を効率的に冷却することができます。

エアフロー

吸気・排気の構造は通常モデルと同じ構造ですが、ゲームプレイ中でも本体内部の熱を効率的に冷却できていました。

ゲーミングノートとしては少なめのなインターフェース

IdeaPad S540 に実装されているインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源ジャック
②HDMI
③USB3.0 Type C
④マイクロフォン/ヘッドフォンコンボジャック

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤Novoボタン(PCリセットなどで使用する)
⑥SDカードスロット
⑦USB3.0 ポート
⑧USB3.0 ポート (Powered USB)

SD カードスロットは抜き挿し式です。SDカードを挿入したときカードが少し出っ張ります。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

電源ボタンはキーボード面の右奥に実装されています。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵

スピーカーは底面部 左右の前面側に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

IdeaPad S540 のインターフェースは通常モデルと同じです。ゲーミングノートとしては物足りなさを感じるかもしれません。

指紋認証でかんたんサインイン

IdeaPad S540 には指紋センサーが搭載されています。

指紋認証情報を登録しておけば指紋センサーへタッチするだけで Windows にかんたんにサインインできます。

指紋認証でサインイン

外出先でもセキュリティを確保しつつ利便性を高めることができるメリットがあります。

シャッターでカメラを遮断できる

IdeaPad S540 にはカメラを遮断できるシャッターが付いています。

Webカメラとマイク
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断している

シャッターはスライド式(手動)です。見られたくない部屋の風景などシャッターでカメラをふさぐことができます。

15.6インチサイズでもスリムで持ち歩きもラクにできる!

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ(その1)

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
IdeaPad S540の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

IdeaPad S540 の高さは CDケース 2枚とほぼ同じです。実測値で 20.5mm と 通常モデルよりわずかに厚みがありますが、15.6インチサイズとしてはかなりの薄さです。(通常モデルの高さは実測値で 18~19.5mm)

本体の高さのイメージ

本体の重量は 1,843g。電源アダプターと電源コードの重量は、それぞれ 334g、106g です。

本体の重さ

本体の重量は 15.6型ノートとしては軽量で持ち歩きも十分ラクにできます。

本体の重さのイメージ

電源アダプターの最大出力は 90W (20V – 4.5A)。専用グラフィックスを搭載しているので通常モデルにくらべ高出力ですが、その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイ

鮮やかでキレイに描画できるディスプレイ

IdeaPad S540 のディスプレイは高輝度で高精細、描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

表示される文字もクッキリとして見やすいです。

ディスプレイに描画された映像(文字)

i1Display Pro で計測したトーンカーブは、赤と青がほんのわずか強めに出ていますが、ほぼ45度の角度の直線で理想に近いかたちです。色調のバランスは良好といえます。

トーンカーブ

ディスプレイの色域の計測結果です。

Adobe RGBカバー率 70.0%

Adobe RGBカバー率
Adobe RGBカバー率

 

sRGBカバー率 90.5%

sRGBカバー率
sRGBカバー率

色域は標準的で色の再現性も良好です。

映り込みの少ない非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(電源オフ時)
電源オフ時の画面映り込み

画面映り込み(電源オン時)
電源オン時の画面映り込み

非光沢液晶なので映り込みはかなり低減されています。映り込みが気になることはほとんどないと思います。

広い視野角

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

フラットに開くディスプレイ

ディスプレイは 180度まで開くことができます。

画面共有

ディスプレイをフラットな角度まで開けば、打ち合わせやゲームプレイでも画面共有することができます。

左右のベゼル(ディスプレイのフレーム枠)は狭額縁で鉛筆の太さよりせまいです。

左右ベゼル

 

キーボード&タッチパッド

心地よいタイプ感のキーボード

『IdeaPad S540』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーボードのレイアウトはほぼ標準的ですが、気になるのが[Enter]キー周辺の一部キーが隣接している点。とくに[¥]キーは横幅が小さく打ちにくさを感じるかもしれません。

キーボードレイアウトで気になる点

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で 約19mm。デスクトップPCのキーボードと同じフルサイズなので窮屈さはありません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは深めではありませんがシッカリとした打鍵感でタイプ感も心地良いです。

キーストローク

キートップの表面はほぼフラット。サラサラとした感触でフィット感も良好です。

キートップ

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

パームレストはアルミ製です。

パームレスト

サラサラとした感触で質感も良好、タイピング操作も快適にできそうです。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドは手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッド

タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れてもタップ操作と認識しない点も好感が持てます。

 

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

測定結果については、性能レベルの程度を把握しやすくするため、IdeaPad S540 通常モデル(Core i5 搭載)のスコアと比較・評価します。

2機種の基本スペックは以下のとおり。

■IdeaPad S540 ゲーミングエディション
Core i7-8565U/12GBメモリ/1TB SSD (PCIe NVMe M.2)/GeForce GTX 1650 グラフィックス

■IdeaPad S540 通常モデル
Core i5-8265U /8GBメモリ/256GB SSD(NVMe)/インテル UHD 620 グラフィックス

Core i7・GeForce GTX 1650 グラフィックスを搭載することで、どの程度パフォーマンスがアップするか参考になると思います。

<関連記事>
IdeaPad S540 (15) レビュー

なお、比較に使用したベンチマークは以下のとおりです。

比較項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R15
CINEBENCH R20
グラフィック性能 3DMark
ドラゴンクエストX
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
ファイナルファンタジーXV
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)
※レビュー機の IdeaPad S540 のみ掲載

ゲームシーン

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R15 と CINEBENCH R20 のベンチマークで比較します。

■CINEBENCH R15

CINEBENCH R15
CPU
666 cb
536 cb
CPU (Single Core)
190 cb
156 cb
 MP Ratio
3.50 x
3.43 x
ゲーミング 通常モデル

■CINEBENCH R20

CINEBENCH R20
CPU
1523 cb
1236 cb
CPU (Single Core)
465 cb
387 cb
 MP Ratio
3.27 x
3.20 x
ゲーミング 通常モデル

Core i7 と Core i5 のパフォーマンスは約1.2倍の差があります。

Core i5 もレベルは高いですが、当然のことながら よりパワフルに使うなら Core i7 がおすすめです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark
Cloud Gate
21807
8537
Night Raid
22041
5119
Sky Diver
20860
4414
Fire Strike
7315
1053
Time Spy
3230
395
ゲーミング 通常モデル

3DMark の各テスト内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX[スコア(評価)]
最高品質
解像度 1280×720
12569(すごく快適)
7712(とても快適)
最高品質
解像度 1920×1080
9167(とても快適)
4036(普通)
ゲーミング 通常モデル

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV は「紅蓮のリベレーター」と「漆黒のヴィランズ」 2つのベンチマークで比較・評価します。

■紅蓮のリベレーター

紅蓮のリベレーター[スコア(評価/平均フレームレート)]
高品質(ノートPC)
解像度 1280×720
12915(非常に快適/96fps)
2936(やや快適/20fps)
高品質(ノートPC)
解像度 1920×1080
10851(非常に快適/74fps)
1530(設定変更を推奨/10fps)
ゲーミング 通常モデル

■漆黒のヴィランズ

漆黒のヴィランズ[スコア(評価/平均フレームレート)]
高品質(ノートPC)
解像度 1280×720
12685(非常に快適/106fps)
2846(やや快適/20fps)
高品質(ノートPC)
解像度 1920×1080
10795(非常に快適/76fps)
1403(設定変更を推奨/9fps)
ゲーミング 通常モデル

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV[スコア(評価)]
軽量品質
解像度 1280×720
8708(快適)
1250(動作困難)
軽量品質
解像度 1920×1080
6143(快適)
(未実施)
標準品質
解像度 1920×1080
4658(やや快適)
(未実施)
ゲーミング 通常モデル

 

グラフィックス性能は、なめらかな映像描画の指標になります。

NVIDIA GeForce GTX 1650 を搭載することでグラフィックス性能が劇的にアップしていることがわかります。

NVIDIA GeForce GTX 1650 のパフォーマンスは意外に高く、中量級のゲームはもちろんのこと重量級のゲームでも画質や解像度を調整すれば快適にプレイできそうです。

 

ストレージ性能

CrystalDiskMark 6.0.2 を使用して計測したシーケンシャルリード/ライト時のデータ転送速度です。

CrystalDiskMark
シーケンシャルリード
(読み込み)
3517.2 MB/s
3134.9 MB/s
シーケンシャルライト
(書き込み)
3021.6 MB/s
1065.5 MB/s
ゲーミング
(NVMe対応 SSD) 通常モデル
(NVMe対応 SSD)

いずれの SSD も PCIe / NVMe 対応ですがデータ転送速度に違いがあるのは容量が違うから。SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなります。(512GB以上で違いが顕著になります)

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

PCMark 10 Extended
Total Score
4896
2577
 Essentials
8253
8188
 Productivity
6797
5835
 Digital Contents Creation
4747
2836
 Gaming
5836
881
ゲーミング 通常モデル

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

通常モデルもゲーミング以外のジャンルでは優秀なスコアですが、ゲーミングエディションの性能レベルは高くバランスが取れているのが印象的です。

ゲーミングエディションは さまざまなジャンルで快適なパフォーマンスが期待できる性能を備えていることがわかります。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のゲーミングエディションのバッテリー駆動時間と充電時間を掲載します。

■駆動時間の測定条件
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で、充電完了までの時間を計測します。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 12時間 14分
バッテリー充電時間
(50%)
42分
バッテリー充電時間
(80%)
1時間 10分
バッテリー充電時間
(100%)
2時間 8分

バッテリーを多く消費する条件でもバッテリー駆動時間が 12時間以上持続できれば、持ち歩いてもバッテリーの残量を気にすることなく安心して使えます。

ただ、ゲームプレイではさらに多くのバッテリーを消費するので長時間プレイするときは電源コンセントへつないでプレイしたほうが良いでしょう。

実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間の計測で評価します。

結果については、レビュー機のゲーミングエディションとベンチマークで比較対象の通常モデルを比較・評価します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

ゲーミング 通常モデル
処理時間 1分 3秒3 1分 0秒9

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

ゲーミング 通常モデル
処理時間 3分 23秒4 4分 14秒2

 

RAWデータ現像は同程度の処理時間ですが、動画エンコードでの処理時間の違いはグラフィックス性能の差によるものです。

ゲーミングエディションは写真・動画編集のようなクリエイティブな作業にも優位性があります。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音については、負荷の高い処理になると排熱のため「サーッ」という気流音が少し大きくなりますが耳ざわりに感じるほどではありません。

平常時は静かなので駆動音が気になることはないと思います。

本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥 ヒンジ近くが温かくなります。

キーボード上は奥側(中央から左側)ほど温かさの度合いが強くなっていきますがタイピングに影響があるほどではありません。パームレストは本体内部の熱の影響がないので不快な感じはありません。

キーボードの表面温度【単位:℃、室温:25℃】

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『IdeaPad S540 (15) ゲーミングエディション』には、Dolby Audio Speaker System が搭載されています

ドルビーのロゴ

サウンド・ユーティリティソフトには「ドルビーアトモス」がインストールされています。映画/音楽/ゲーム/ボイスなどの用途に合わせたサウンドに調整できます。

サウンドユーティリティソフト

実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
音域も広く高音質。カジュアルに高音質サウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで音量が増幅され、クリアで迫力がアップ、より高音質なサウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 8.2秒 20.0秒 6.9秒
2回目 9.0秒 20.9秒 6.7秒
3回目 8.8秒 20.4秒 7.3秒
4回目 8.3秒 20.6秒 7.1秒
5回目 8.7秒 20.3秒 8.8秒
平均 8.6秒 20.4秒 7.4秒

 

付属品

『IdeaPad S540 (15) ゲーミングエディション』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類)です。

本体セット

付属しているドキュメント類は以下のとおりです。

ドキュメント類

【上記写真のドキュメント類について】
(上段左側から)
・安全上の注意と保証およびセットアップについての手引き
・セットアップガイド
・サポートのしおり
(下段)
・lenovoパソコン全国出張サービス

 

まとめ

以上、『IdeaPad S540 (15) ゲーミングエディション』のレビュー記事をお届けしました。

一般的なノートパソコンに搭載されている省電力タイプの Uプロセッサーに専用グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1650 を搭載しただけで、全体的なパフォーマンスが劇的にアップしているのは圧巻です。

価格がクーポン適用で 税込8万円台からとリーズナブルな価格も魅力です。

デザインはスタイリッシュで本格的なゲーミングパソコンとは一線を画しており、ゲーミング以外にもビジネスシーンやコンテンツクリエーションなど、さまざまなシーンにおいて高いパフォーマンスを発揮できるモデルといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • パワフルでハイパフォーマンス!
  • 性能バランスがイイ!
  • ビジネスシーンやコンテンツクリエーションにも使える
  • スタンダードタイプのノートPCでも持ち歩きできる軽さ
  • 高性能&高品質で高コスパ

チョット残念なところ

  • [Enter]キー周辺のキーが打ちにくいかも

ラインナップしているモデルや価格、割引クーポンはレノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」をご確認ください。

 

正面斜め

レノボ IdeaPad S540
ゲーミングエディション

税込8万円台から
※クーポン適用価格

※通常モデルと一緒にラインナップしています。

関連リンク

 

 

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