レノボ『Legion Y540(15)』レビュー:パワフルで高コスパな15インチゲーミングノートPC

 

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貸出機材提供:レノボ・ジャパン合同会社

真正面(壁紙あり)

レノボ『Legion Y540(15)』は、第9世代インテル Core i7/Core i5 Hプロセッサーに NVIDIA GeForce GTX 1650/1660 Ti を搭載したハイパフォーマンスな 15.6インチサイズのゲーミングノートPCです。

価格はクーポン適用で税込11万円台後半からと意外にリーズナブル。

リーブナブルな価格のわりに性能レベルが高くベンチマークによる性能評価も優秀です。

コスパに優れたパワフルでハイパフォーマンスなゲーミングノートをお探しのユーザーはチェックしておきたいモデルです。

■Legion Y540(15) の特徴

  • パワフルでハイパフォーマンス
  • 描画される映像がキレイ
  • 144Hzの高リフレッシュレートでなめらか描画
  • 迫力ある高音質サウンド
  • ゲーミングノートながら薄くてスタイリッシュなデザイン
  • 高コスパ!

レビューでは、前半で外観デザイン、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

なお、性能評価については『Legion Y540(15)』の上位機種「Legion Y740(15)」のスコアと比較・評価します。

背面側(壁紙あり)

レビュー内容は 2019年11月28日時点のものです。

 

スペック構成

『Legion Y540(15)』の主なスペック構成です。

OS ■Windows 10 Home 64bit
■Windows 10 Pro 64bit
CPU ■インテル Core i5-9300H プロセッサー
■インテル Core i7-9750H プロセッサー
メモリ ■8GB PC4-21300 DDR4 SODIMM
■16GB PC4-21300 DDR4 SODIMM (8GBx2)
ストレージ ■512GB SSD (M.2 PCIe-NVMe)
■256GB SSD (M.2 PCIe-NVMe)+ 1TB HDD (SATA, 7200rpm)
■1TB SSD (M.2 PCIe-NVMe)
その他
ディスプレイ 15.6型 FHD (1920 x 1080) IPS液晶 (1920×1080ドット、リフレッシュレート:144Hz) 光沢なし
グラフィックス ■NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB GDDR5
■NVIDIA GeForce GTX 1660Ti 6GB GDDR6
LAN 100BASE-TX/1000BASE-T
ワイヤレス IEEE 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth v4.2
カメラ、マイク HD 720p カメラ、デジタルアレイ マイクロホン
本体サイズ(W×D×H) 約 360×267×24.2 mm(最薄部)
質量 約 2.3kg
価格(税込・送料無料) 118,404円から(クーポン適用後の価格)

メモリ・ストレージ・グラフィックスのスペックの違いにより複数のモデルがラインナップ。カスタマイズ可能なモデルもラインナップしています。

レビューで試用するスペックは以下のとおり。

■レビュー機の基本スペック
Core i7-9750H/16GBメモリ/1TB SSD/GeForce GTX 1660Ti グラフィックス

モデルごとの価格・クーポンなどの最新情報はレノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」をご確認ください。

 

正面ななめ

レノボ Legion Y540(15)
税込9万円台から
※クーポン適用価格

関連リンク

 

外観チェック

ブラックを基調としたスタイリッシュなデザイン

『Legion Y540(15)』はスクエアで「シュッ」としたスタイリッシュなデザインです。

正面(向かって斜め右)

本体のカラーはブラック。「LEGION」のロゴがアクセントになってカッコいいです。電源オンすれば「LEGION」の「O」が光ります。

LEGION の光ったロゴ

天面をチェックします。

天面(その1)

天面(その2)

天面は「LEGION」ロゴの「O」を中心として同心円状に波打つテクスチャー加工が施されています。

天面(その3)

テクスチャー加工されているので感触は少しザラザラとしていますが質感はグッドです。指紋や皮脂の跡も目立ちにくいです。

底面部をチェックします。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面の半分近くが吸気用に確保されているのが印象的です。吸気用のファンは左右に2基、CPUとGPUを別々に冷却する「デュアルチャネルサーマルシステム」です。

吸気ファン
ファンは2基実装されています

排気口は背面側左右に2つ、左右側面の奥に2つ、計4つ実装されています。

排気口
矢印の指すところが排気口

吸気と排気を左右それぞれで行うデュアルチャネルサーマルシステムは CPUとGPUを別々に冷やす効率的な冷却システムなので、高負荷時でもパフォーマンスが低下することはありません。

ちなみに、レノボの担当者によると冷却性能は前モデル(Legion Y520)にくらべ 16%アップしているそうです。

高さのあるゴム足を実装しているのも吸気する空間を確保しているためです。本体の安定性も良好です。

ゴム足
矢印の指すところがゴム足

なお、この冷却システムを実現できたのはヒンジ設計の見直しによるものだそうです。

スライド(ヒンジ設計の見直し)
タイトルの「LEGION YX40」は「LEGION Y740」と「LEGION Y540」のこと

 

ヒンジのトルクも最適化されています。天面の開け閉めはスムースでゲームプレイ中やタイピング中に画面がグラつくこともありません。

ヒンジ(外側)

インターフェースは背面側を中心に実装

『Legion Y540(15)』には必要十分なインターフェースが実装されています。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①USB 3.0
②マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

③USB 3.0

背面側のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(背面側)

④USB3.0 Type-C
⑤Mini DisplayPort
⑥USB 3.0
⑦HDMI 出力ポート
⑧イーサネット・コネクター(RJ-45)
⑨電源コネクタ
⑩セキュリティ・キーホール

ポート類は背面側を中心に実装されていて、わずらわしい配線は背面側に集約できます。たとえば、マウスを背面側のUSBポートにつなげばマウス操作のジャマになることはありません。

電源ボタンは、キーボード奥 中央にあります。

電源ボタン
電源ボタンは LED内蔵。カメラ&マイクはディスプレイ下に実装

スピーカーは前面側の左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

ゲーミングノートでも重くない

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときのゴム足を含めた高さは、実測値で 21mm(最薄部)~31.5mm(ヒンジの突起部) です。

ヒンジの突起部分をのぞけば、次の写真のとおり本体は意外と薄いです。

本体の高さ
『Legion Y540(15)』の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CD の厚さは 10mm)

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重量は 2,197g。電源コードと電源アダプターの重量は、それぞれ 211g、761g です。

本体の重さ

本体の重量は一般的な15インチノートと同じくらいでゲーミングノートとしては軽いです。これなら部屋間の移動もラクにできますし、いわゆる LANパーティへの持ち出しもラクにできそうです。

なお、電源アダプターの最大出力は 230W とハイパワーです。高出力のアダプターなので、その大きさはデカいです。

電源アダプターの大きさイメージ

 

ディスプレイ

高リフレッシュレートで映像がキレイ

『Legion Y540(15)』のディスプレイは高輝度で高精細、描画される映像もキレイです。

ディスプレイに描画された映像(気球)

i1Display Pro で計測したトーンカーブは青みが強く出ていますが理想に近いかたちです。

トーンカーブ

また、レビュー機のディスプレイ・リフレッシュレートは 144Hzです。ゲームをプレイするうえでもなめらかに描画できる高リフレッシュレートです。

ディスプレイのリフレッシュレート

Windows の設定では 143Hz と表示されていますが、ディスプレイのデータを取得・計算する際の誤差と思われます。

上左右のベゼル(ディスプレイのフレーム枠)はナローベゼルでその幅は鉛筆の太さよりせまいです。

左右ベゼル

映り込みの少ない非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オン時 その1)

画面映り込み(電源オン時 その2)

非光沢液晶なので映り込みはかなり低減されています。映り込みが気になることはないでしょう。

広い視野角

視野角を確認します。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

ディスプレイは 180度近くまで開くことができます。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

ディスプレイをフラットすれば、友人や家族とゲームシーンを共有することができます。

ディスプレイを開いて画面共有

 

キーボード&タッチパッド

少しクセのあるレイアウトだけどタイピングしやすいキーボード

『Legion Y540(15)』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

テンキーは扱いにくそうなレイアウトです。

キーボードレイアウトのクセ

ただ、ゲーミングノートという特性を考慮すればテンキーを使う機会は多くないので、テンキーが打ちにくいと感じることはないと思います。

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は、実測で およそ 19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キートップの形状はフラット。サラサラとした感触で質感が良く指先のフィット感も良好です。

キートップ

キーストロークは浅くなくシッカリとした打鍵感でタイピングできます。タイプ感も心地よいです。

キーストローク

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは 2段階で明るさの調整が可能、[FN]+Space キーで 点灯(暗)→点灯(明)→消灯 を切り替えられます。

ゲームプレイの没入感を高めるため部屋を暗くしてプレイするときなどにキーボード・バックライトは便利です。

パームレストの感触や質感は心地よい

パームレストはサラサラとした感触で質感も良いのでキーボード操作も快適です。

パームレスト

指紋や皮脂の跡が目立ちやすいですが、気になるときは柔らかいクロスなどでこまめにふき取ることで気持ちよく使えます。

扱いやすいタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプです。

いたってフツウのタッチパッドですが、手触り感は良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすいです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

 

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の『Legion Y540(15)』のグラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

測定結果については、性能レベルの程度を把握しやすくするため、『Legion Y540(15)』の上位機種「Legion Y740(15)」のスコアと比較・評価します。

2機種の基本スペックは以下のとおり。

■Legion Y540(15)
Core i7-9750H/16GBメモリ/1TB SSD/GeForce GTX 1660Ti グラフィックス
価格:税込17万円台前半
(クーポン割引後の価格)

■Legion Y740(15)
Core i7-9750H/16GBメモリ/512GB SSD+1TB HDD/RTX 2070 with Max-Q Design グラフィックス
価格:税込20万円台後半
(クーポン割引後の価格)

上位機種 Legion Y740(15) のパフォーマンスとどの程度の差があるか参考になると思います。

なお、比較に使用したベンチマークは以下のとおりです。

比較項目 使用するベンチマーク
グラフィック性能 3DMark
ドラゴンクエストX
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ
ファイナルファンタジーXV
VRMark
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー駆動時間 BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

CPU の性能レベルについては、上位機種「Legion Y740(15)」のレビュー記事をご覧ください。
⇒ Legion Y740(15) 実機レビュー

 

ゲームシーン

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark
Night Raid
29230
38004
Sky Diver
27843
35665
Fire Strike
12056
14153
Time Spy
5419
6448
Port Royal
1495
3673
Legion Y540 Legion Y740

3DMark の各テスト内容は以下のとおり。

Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Port Royal DirectX のレイトレーシング(DXR)を使用したリアルタイム・レイトレーシングのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX[スコア(評価)]
最高品質
解像度 1920×1080
19840(すごく快適)
20475(すごく快適)
Legion Y540 Legion Y740

ファイナルファンタジーXIV

ファイナルファンタジーXIV は「紅蓮のリベレーター」と「漆黒のヴィランズ」 2つのベンチマークを使用します。

■紅蓮のリベレーター

紅蓮のリベレーター[スコア(評価/平均フレームレート)]
高品質(ノートPC)
解像度 1920×1080
14492(非常に快適/103fps)
16545(非常に快適/117fps)
最高品質
解像度 1920×1080
12622(非常に快適/86fps)
14304(非常に快適/97fps)
Legion Y540 Legion Y740

■漆黒のヴィランズ

漆黒のヴィランズ[スコア(評価/平均フレームレート)]
高品質(ノートPC)
解像度 1920×1080
14574(非常に快適/112fps)
15886(非常に快適/122fps)
最高品質
解像度 1920×1080
12717(非常に快適/89fps)
14129(非常に快適/99fps)
Legion Y540 Legion Y740

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV[スコア(評価)]
標準品質
解像度 1920×1080
6332(快適)
8382(快適)
高品質
解像度 1920×1080
5498(やや快適)
6060(快適)
Legion Y540 Legion Y740

VRMark

VRMark のベンチマーク結果です。

VRMark
Orange Room
(目標 109fps)
7021(平均 153.06fps)
8650(平均 188.57fps)
Blue Room
(目標 109fps)
1714(平均 37.37fps)
1975(平均 43.06fps)
Cyan Room
(目標 88.9fps)
5074(平均 110.62fps)
5786(平均 126.13fps)
Legion Y540 Legion Y740

VRMark の各テスト内容は以下のとおり。

Orange Room VRアプリケーションを快適に楽しめるか標準的負荷のテスト
Blue Room VRアプリケーションで利用される典型的なグラフィックス処理を高クオリティで処理させる高負荷なテスト
Cyan Room Orange Room と Blue Room の中間的な負荷のテストで、DirectX 12 でどの程度の VRパフォーマンスを発揮できるかを判定するテスト

 

グラフィックス性能は、映像描画の快適性の指標になります。

当然のことながら RTX 2070 with Max-Q Design を搭載した上位機種のLegion Y740(15) が圧倒的に優位です。

ベンチマークスコアで比較すると、グラフィックスの性能レベルは 20% 前後の違いがあります。

ただし、『Legion Y540(15)』のグラフィックス性能レベルが低いわけではありません。重量級のゲームタイトルであれば画質を少しだけひかえめにすれば快適にプレイできます。

 

ストレージ性能

ストレージ性能は SSD で比較します。SSD はいずれの機種も PCIe / NVMe 対応です。

以下は CrystalDiskMark 6.0.2 を使用して計測したデータ転送速度の結果です。

データ転送速度(Legion Y540)
データ転送速度(Legion Y540(15))

データ転送速度(Legion Y740)
データ転送速度(Legion Y740(15))

数値上多少の違いはありますが SSD の性能は同等といえます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

PCMark 10 Extended
Total Score
6254
6873
 Essentials
8212
8711
 Productivity
7277
7436
 Digital Contents Creation
6654
7598
 Gaming
10394
12252
Legion Y540 Legion Y740

※テスト項目説明
 Total Score(総合的な評価)
 Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
 Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
 Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
 Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

 

いずれも高いレベルのスコアですが、上位機種のLegion Y740(15) が若干優位です。

2つのモデルの価格差は 3万円弱(記事執筆時点のクーポン適用価格)。

上位機種の Legion Y740(15) はレイトレーシングに対応したグラフィックスを搭載していることを考慮すると Legion Y740(15) のほうが価格差以上に幅広いゲームプレイを楽しめるかもしれません。

 

バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間の測定結果です。

測定条件は以下のとおり。

■駆動時間の測定条件
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

Legion Y540(15) Legion Y740(15)
バッテリー駆動時間 2時間 52分 2時間 5分

グラフィックスの消費電力が大きく関係しているようです。

ゲーミングノートなのでバッテリー駆動でのゲームプレイはほとんどないとは思いますが参考程度としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で比較・評価します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し
・出力先は SSD ドライブ
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

Legion Y540(15) Legion Y740(15)
処理時間 50.0秒 43.9秒

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

Legion Y540(15) Legion Y740(15)
処理時間 2分26秒7 2分19秒4

 

駆動音・表面温度

駆動音については、ゲームプレイなど高負荷な状態になると排熱のため「サーッ」というファンの回転音(排気音)が大きくなります。

ただ、負荷が低減してくると即応するようにファン音も静かになりますし、ゲーム中はサウンドが再生されていたりヘッドホンを装着してのプレイがほとんどなので耳ざわりに感じることはないと思います。

本体の表面温度については、高負荷時はキーボード奥が温かくなります。

キーボード上は奥に行くほど手のひらを置いて温かさの度合いが強くなりますがタイピングに影響はなく、パームレストは本体内部の熱の影響がないので不快に感じることはないでしょう。

キーボードの表面温度(単位:℃)

本体の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

吸気と排気を左右それぞれで行う「デュアルチャネルサーマルシステム」が本体内部の冷却に効果的に作用しているようです。

 

サウンド チェック

『Legion Y540(15)』には Harman製ステレオスピーカーが搭載されています。

harman ロゴ

また、サウンドユーティリティソフトには「Dolby Atmos Speaker System」がインストール。サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほかイコライジング機能でお好みのサウンドにチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト

とくにゲームではジャンルごとに最適化されたプリセットが設定されているので迫力あるサウンドでゲームプレイを楽しめます。

サウンドを実際に聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再現してかなりの高音質
ゲームから音楽、映画まで迫力のあるサウンドが期待できる。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで音量レベルがアップ、クリアでより迫力のある高音質サウンドを楽しめる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 10.1秒 35.0秒 11.8秒
2回目 10.0秒 35.6秒 11.0秒
3回目 9.8秒 35.8秒 11.9秒
4回目 10.0秒 35.4秒 11.1秒
5回目 10.0秒 35.7秒 10.3秒
平均 10.0秒 35.5秒 11.2秒

起動、シャットダウンの処理時間は早いのですが、再起動はスペックのわりに少し時間がかかるようです。

 

付属品

『Legion Y540(15)』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類)です。

『Legion Y540(15)』本体セット

2.5インチHDD/SSD 増設用の SATA コネクタケーブルも同梱されています。

増設用 SATA コネクタケーブル

付属しているドキュメント類は以下のとおりです。

『Legion Y540(15)』ドキュメント類

【上記写真のドキュメント類について】
■上段左側から
・セットアップガイド
・安全上の注意と保証についての手引き
・サポートのしおり
■下段
・lenovoパソコン出張サービス

 

まとめ

以上、『Legion Y540(15)』のレビュー記事をお届けしました。

ベンチマークによる性能評価では上位機種の Legion Y740(15) と比較しましたが、Legion Y540(15) の性能は上位機種にせまるくらいハイレベルです。

実際の使用感としてもほとんどのゲームタイトルで快適にプレイできそうな印象でした。

価格はクーポン割引で 税込11万円台後半からと意外にリーズナブル。価格以上にパワフルでハイパフォーマンスなゲーミングノートといえます。(価格は記事執筆時点)

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント

  • パワフルでハイパフォーマンス!
  • ほとんどのゲームプレイを快適に楽しめる
  • 高リフレッシュレートで映像描画がなめらかなディスプレイ
  • ゲーミングノートとしてはリーズナブルで高コスパ

チョット残念なところ

  • テンキーのレイアウト

ラインナップしているモデルや割引クーポンは、レノボ直販サイト「レノボ・ショッピング」をご確認ください。

 

正面ななめ

レノボ Legion Y540(15)
税込9万円台から
※クーポン適用価格

関連リンク

 

Legion Y540(15) 正面

 

 

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