正面斜め上

レノボ ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) は、AMD Ryzen 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載した 15.6型ノートPCです。

スタイリッシュなデザインにしっかりとした基本性能を搭載し、指紋認証センサーやプライバシーシャッターを標準搭載するなど実用性にもすぐれています。

ビジネスのみならずプライベートでも十分活用できるスタンダードノートです。

レビューではメーカーからお借りした実機を使用し、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

■ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) の特徴

  • AMD Ryzen 5000 シリーズ・モバイルプロセッサーを搭載
  • ビジネス向けでもスリム&スタイリッシュなデザイン
  • 充実のインターフェース
  • フルHD液晶ディスプレイ
  • バックライト付きフルサイズ・キーボード
  • 指紋認証センサーとプライバシーシャッターを標準搭載

天面(壁紙)

レビューは 2022年5月26日時点の内容です。

 

スペック構成

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) は、CPU/メモリ/ストレージなどスペック構成の異なるモデルが複数ラインナップしています。また、使いかたや予算にあわせてスペック変更ができるカスタマイズモデルもラインナップしています。

おもなスペックは以下のとおり。

OS ■Windows 11 Home (64bit)
■Windows 11 Pro (64bit)
■Windows 10 Home (64bit)
■Windows 10 Pro (64bit)
CPU ■AMD Ryzen 7 5700U
■AMD Ryzen 5 5500U
メモリ ■16GB (オンボード) PC4-25600 DDR4 SDRAM
■8GB (オンボード) PC4-25600 DDR4 SDRAM
■4GB (オンボード) PC4-25600 DDR4 SDRAM
ストレージ ■1TB SSD (PCIe NVMe)
■512GB SSD (PCIe NVMe)
■256GB SSD (PCIe NVMe)
ディスプレイ ■15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080), 光沢なし, sRGB 100%, 300 nit
■15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080), 光沢なし, NTSC 45%, 300 nit
■15.6型 FHD IPS液晶 (1920×1080), 光沢なし, NTSC 45%, 250 nit
■15.6型 FHD TN液晶 (1920×1080), 光沢なし, 220 nit
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
LAN 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
ワイヤレス Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)
カメラ、マイク HD 720p カメラ (プライバシーシャッター付き)、デジタルマイクロホン
バッテリー駆動時間 最大 約10.7時間 (JEITA測定法Ver2.0)
指紋認証センサー あり (電源ボタンに内蔵)
本体サイズ(W×D×H) 約 357×235×18.9 mm
本体質量 約 1.7kg

上記は、記事執筆時点で販売中のモデルのスペックをまとめています。

ラインナップモデルの詳細なスペック構成や価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

レノボ ThinkBook 15 Gen 3 (AMD)
税込 7万円台から

関連リンク

 

外観チェック

デュアルトーン・カラーでスタイリッシュなデザイン

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) は、ビジネス向けのスタンダードノートながらスタイリッシュなデザインです。

正面側 右側

背面側 右側

ミネラルグレーのデュアルトーン・カラーが印象的で、主張強めの「ThinkBook」ロゴと ほどよくマッチしています。

天面斜め(その1)
ミネラルグレーのデュアルトーン・カラーが印象的な天面

天面斜め(その2)
主張強めの ThinkBook ロゴがアクセント

天面とパームレスト
スタイリッシュなフォルム

15.6インチの大画面ノートでも そこそこスリムです。

スリムボディ(前面側から)

スリムボディ(背面側から)
15.6インチサイズとしてはスリムなボディ

底面部は剛性を重視した「ユニボディ」の構造で、見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)

ゴム足は前面側左右2箇所と背面側の1箇所、合計3箇所に実装されています。少し硬めのゴム足ですが本体の安定感は良好です。

とくに、背面側のゴム足は少し高さをつけることで吸気効率を高め、さらに排気口から出される温かい空気が再び吸気口に入り込むのを遮断する役割も兼ねています。

排気口
排気口

必要十分なインターフェース

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①USB Type-C 3.2 Gen 2 ×2

②HDMI

③USB 3.2 Gen1

④マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑤4-in-1メディアカードリーダー

⑥USB 3.2 Gen1

⑦イーサネットコネクター(RJ-45)(部分開閉カバー付き)

⑧セキュリティキーホール

 

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) はプライベートから仕事まで必要十分なインターフェースを実装しています。

なお、USB Type-C コネクタは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB Type-C コネクタ対応表(2ポート共通、当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W) △(低速充電)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

 

メディアカードリーダーは抜き差し方式です。

メディアカードリーダー
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態

カードは少し出っ張るためカードを挿した状態での持ち運びは注意してください。

電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵

電源ボタンはキーボード右上にレイアウトされています。

電源ボタン

電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。パスワードを入力することなく指先をセンサーにタッチするだけで Windows サインインできて便利です。

指紋認証
指紋認証でサインイン

とくに、ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) の指紋センサーは電源ボタンを押したときにパワーオンと同時に指紋を読み込むことができます。サインイン画面で再度指紋センサーにタッチする必要はなく、そのまま Windows にサインインできます。

指紋認証はマスクを着用しているときでも指紋センサーにタッチするだけでかんたんに Windows にサインインできるメリットがあります。

プライバシーシャッターでカメラを遮断できる

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) は、カメラを遮断できる「プライバシーシャッター」が付いています。

プライバシーシャッター
上の画像:シャッターを開いてカメラ有効
下の画像:シャッターを閉じてカメラを遮断
カメラの上部に切り替えスイッチがある

シャッターはスライド式(手動)ですがスムーズに操作できます。

スピーカーは底面の前面側左右に実装

スピーカーは底面の前面側左右に実装されています。

スピーカー
矢印の指すところがスピーカー

スピーカー(拡大)
スピーカーの拡大写真

音質としては少しこもった印象があるものの低音域から高音域まで広い音域を再現しており高音質です。

15.6インチサイズでも、そこそこスリムで軽量

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測でおよそ 21.5~24mm (最厚部)。CDケース 2枚より少し厚みがある程度で そこそこスリムです。

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,832g
・電源アダプター:226g
・電源コード:106g

本体の重量は一般的な 15.6インチノートにくらべ軽量です。(一般的な15.6インチノートは 2kgくらい)

外出先への持ち運びはキビシイですが、部屋間の移動や会議室などへの持ち運びは十分ラクにできます。

電源アダプターの最大出力は 65W。その大きさは手のひらに収まるサイズです。

電源アダプターの大きさ

電源アダプターの大きさ(実測)

 

ディスプレイのチェック

自然な色合い描画できる液晶パネル

レビュー機の液晶パネルは Chi Mei製です(型番:N156HCA-EAC)。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

表示される文字の大きさ
テキストの表示例

描画される映像は、自然な色合いでキレイです。

トーンカーブは、緑が少し強めに出ていますが RGBともに理想的な 45度の直線に近い形状です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

輝度はディスプレイの明るさ設定 100 のとき「287 cd/m2」(パネル仕様では 300cd/m2)。

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

規格 カバー率
sRGB 68.7% 69.4%
Adobe RGB 51.5% 51.5%

 

レビュー機の液晶は、色域が広くはないものの輝度/色調バランスともに良好で、一般的なビジネス用途(メール・ネット検索・オフィスソフトなど)では十分なレベルです。(液晶パネルの性能としては標準レベル)

 

狭額ベゼルで画面周りスッキリ

ベゼルは狭額縁です。

左右のベゼルは狭額縁

15.6インチの大画面ながら左右のベゼルは鉛筆の太さと同じくらいの幅で画面周りがスッキリしています。

 

映り込みは気にならない

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)

上記写真のとおり非光沢液晶は画面への映り込みは低減されており、ほとんど気になりません。長時間作業でも眼への負担を軽減できます。

視野角は広い

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからでも映像をしっかり確認できます。

ディスプレイはフラットにできる

天面はほぼフラットまで開くことができます。

ディスプレイの最大角度

ディスプレイがフラットになれば、打ち合わせなどで画面共有に便利です。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ18.5mm、テンキーは 約16.5mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ
フルサイズ相当のキーピッチ

キーピッチはフルサイズ相当で狭さを感じません。ただし、[¥]キーのサイズは極端に小さいので打ちにくさを感じるかもしれません。

キートップ表面は ほぼフラットな形状。ツルツルした感触で質感も良好です。

キートップ

キーストロークは(感覚的に)1.5mmくらい。ノートパソコンの平均的なキーストロークです。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音
音の大きさは普通

キーを押し込む硬さやキーを押し込んだ後の反発も良好で、タイピングしやすいキーボードです。

ちなみに、[F9]キーは「Service Hotkey」に割り当てられています。

Service Hotkey

[F9]キーを押すとブラウザが起動し公式サイトのサポートページが表示されます。(保証とサービス内容を確認できる)

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーバックライト

キーボード・バックライトの明るさは、2段階で切り替えできます。

[Fn]+[Space]キー押下:点灯(暗)→点灯(明)→オフ

質感の良いパームレスト

パームレストはサラサラとした感触で上質感があります。

パームレスト
上質感のあるパームレスト

指紋や皮脂の跡は目立ちにくく、気持ちよくキーボード操作ができます。

スベリもなめらかで反応の良いタッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

操作しやすいサイズ感で、感触はツルツルしています。なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Home
CPU AMD Ryzen 5 5500U
メモリ 8GB (オンボード) PC4-25600 DDR4 SDRAM
ストレージ 256GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス

 

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10

なお、ベンチマークの実施にあたっては、付属のソフトウェア「Lenovo Vantage」の電源スマート設定で[エクストリーム・パフォーマンス]と[インテリジェント・クーリング]の 2モードで評価しています。

Lenovo Vantage 電源スマート設定
Lenovo Vantage 電源スマート設定

エクストリーム・パフォーマンス システム・パフォーマンスを最大化できるモード。
インテリジェント・クーリング ファン速度とシステム・パフォーマンスのバランスが取れた状態で最高のエクスペリエンスを実現できるモード。ゲーム中はパフォーマンスが最大化され、オフィス作業は騒音が軽減される。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 7 5800U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 7 5800U
3629 pts
Ryzen 7 5700U
3362 pts
Ryzen 5 5500U(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
3258 pts
Ryzen 5 5600U
2999 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Ryzen 5 5500U
2743 pts
Ryzen 5 5500U(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
2462 pts
Ryzen 5 4500U
2040 pts
Core i7-1165G7
1908 pts
Core i5-1135G7
1812 pts
Core i3-1115G4
1121 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 7 5800U
19295
Ryzen 7 5700U
17516
Ryzen 5 5600U
16487
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 5500U
12801
Ryzen 5 5500U(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
12537
Ryzen 5 5500U(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
12240
Core i7-1165G7
11270
Core i5-1135G7
10914
Ryzen 5 4500U
11105
Core i3-1115G4
6510

レビュー機の CPU パフォーマンスは優秀です。

平均値相当のスコアで、保有している性能をシッカリと発揮できています。

一般的な使いかた(ネット・メール・オフィスソフト・オンライン会議など)では十分なパフォーマンスが期待できます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5800U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5600U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 5700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 5500U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4090
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3449
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3414
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3114
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
2971
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2356
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2327
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2308
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
1697
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
1679

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
11198
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
10463
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
9998
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9589
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
9325
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7296
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
6969
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
6594
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
4394
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
4378

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4381
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3893
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3738
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3652
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3553
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3546
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2787
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2589
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2589
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
1677
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
1557

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3456
AMD Radeon(Ryzen 7 5800U)
3370
AMD Radeon(Ryzen 7 5700U)
3328
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
AMD Radeon(Ryzen 5 5600U)
3099
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2896
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2450
AMD Radeon(Ryzen 5 5500U)
2380
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2340
AMD Radeon(レビュー機/インテリジェント・クーリング)
1613
AMD Radeon(レビュー機/エクストリーム・パフォーマンス)
1611

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかに搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)にも依存します。

レビュー機のスコアが低いのはメモリがシングルチャネル構成のため。

メモリ構成
レビュー機のメモリ構成

一般的な使いかた(メール・ネット検索・オフィスソフト・動画閲覧など)なら問題なく使えますが、画像編集作業にも使用するならデュアルチャネル構成がおすすめです。

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) でデュアルチャネル構成にするときは、16GBメモリを搭載したモデルを選択するか、カスタマイズモデルでオンボード 8GB(または4GB)メモリを選択し 8GB(または4GB)メモリを追加してください。

以下は、カスタマイズモデルでのメモリ選択例です。(オンボードメモリーとメモリーの選択でトータルメモリーと構成が決まる)

メモリのカスタマイズ例
メモリのカスタマイズ例

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは SSD(PCIe/NVMe対応、容量:256GB) が搭載されています。

ストレージ性能については、CrystalDiskMark を使用して計測したデータ転送速度で評価します。

データ転送速度
データ転送速度

※Lenovo Vantage の電源及びパフォーマンス設定を「インテリジェント・クーリング」で計測した結果(エクストリームパフォーマンスの結果も同等)

計測結果は優秀で Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイトで計測したスコアの平均値

おもなスペックは以下のとおり。

スペック ThinkBook 15
(レビュー機)
Ryzen 7 5700U
搭載機
Ryzen 5 5500U
搭載機
Core i7-1165G7
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
CPU AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 7 5700U AMD Ryzen 5 5500U インテル Core i7-1165G7 インテル Core i5-1135G7
メモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ 8GB/16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 256GB/512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon AMD Radeon AMD Radeon インテル Iris Xe インテル Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおりです。

Total Score
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
3424
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
3430
Ryzen 7 5700U搭載機
4453
Ryzen 5 5500U搭載機
3755
Core i7-1165G7搭載機
4290
Core i5-1135G7搭載機
3838
 Essentials
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
7880
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
7957
Ryzen 7 5700U搭載機
8642
Ryzen 5 5500U搭載機
8380
Core i7-1165G7搭載機
9178
Core i5-1135G7搭載機
8712
基準値
4100
 Productivity
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
7460
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
7417
Ryzen 7 5700U搭載機
7798
Ryzen 5 5500U搭載機
7572
Core i7-1165G7搭載機
6480
Core i5-1135G7搭載機
6064
基準値
4500
 Digital Contents Creation
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
4509
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
4556
Ryzen 7 5700U搭載機
5705
Ryzen 5 5500U搭載機
4750
Core i7-1165G7搭載機
4690
Core i5-1135G7搭載機
4374
基準値
3450
 Gaming
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
1402
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
1392
Ryzen 7 5700U搭載機
2771
Ryzen 5 5500U搭載機
1833
Core i7-1165G7搭載機
3325
Core i5-1135G7搭載機
2625

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機は、ふだん使いやビジネスソフトのテストは優秀ですが、クリエイティブ作業のテストはメモリ構成が影響しているためかスコアは少しひかえめです。

クリエイティブ作業の快適度を上げるならデュアルチャネル構成(できれば 8GB×2の 16GBメモリ)にしておきたいところです。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

なお、計測にあたっては、Lenovo Vantage の電源及びパフォーマンス設定を「インテリジェント・クーリング」に、急速充電をオンに設定しています。

正面側 右側

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 5時間 11分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
29分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
53分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
1時間 43分

バッテリー駆動時間は公称値「最大 約10.7時間」の半分程度ですが、バッテリーを多く消費する条件なのでまずまずといえます。

充電についても 2時間以内で充電完了できれば十分満足できます。ただし、急速充電は通常充電にくらべバッテリーに多少負荷がかかるため経年劣化が早まる可能性があります。充電を急がないときは通常充電をおすすめします。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機の処理時間と比較します。

・Ryzen 7 5700U搭載機

・Ryzen 5 5500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイトで計測した処理時間の平均値

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
1分33秒8
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
1分28秒2
Ryzen 7 5700U搭載機
58秒6
Ryzen 5 5500U搭載機
1分20秒4
Core i7-1165G7搭載機
50秒4
Core i5-1135G7搭載機
55秒9
Photoshop Lightroom
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
1分39秒7
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
1分37秒2
Ryzen 7 5700U搭載機
43秒9
Ryzen 5 5500U搭載機
1分26秒2
Core i7-1165G7搭載機
27秒5
Core i5-1135G7搭載機
36秒2
Lightroom Classic
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
1分38秒6
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
1分34秒3
Ryzen 7 5700U搭載機
47秒5
Ryzen 5 5500U搭載機
1分21秒8
Core i7-1165G7搭載機
33秒9
Core i5-1135G7搭載機
39秒3

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
ThinkBook 15(インテリジェント・クーリング)
3分40秒2
ThinkBook 15(エクストリーム・パフォーマンス)
3分36秒8
Ryzen 7 5700U搭載機
2分4秒7
Ryzen 5 5500U搭載機
3分3秒5
Core i7-1165G7搭載機
3分10秒7
Core i5-1135G7搭載機
3分20秒9

 

レビュー機のスペックでは、メモリ構成が影響してクリエイティブ作業に時間がかかることが予想されます。

写真編集などクリエイティブな作業に使用する場合は、補助的な作業にとどめておくか、メモリをデュアルチャネル構成にカスタマイズすることをおすすめします。

 

駆動音・表面温度のチェック

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) の駆動音と表面温度をチェックします。

駆動音のチェック

駆動音については、下記条件の音量(デシベル)計測で評価します。

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R20 /マルチ Core」実行中

・動画エンコード中

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

■測定結果

モード 最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
アイドル時 34.0db
 
インテリジェント・クーリング 39.2db
(38~39db)
39.1db
(38~39db)
エクストリーム・パフォーマンス 44.2db
(43~44db)
42.0db
(41~42db)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 

高負荷な状態でも「ウーッ」というモーター音と「サーッ」という排熱のときの気流音が少し大きくなります。とくに、エクストリーム・パフォーマンス設定のときは音が大きくなるため、(個人差はありますが)うるさく感じるかもしれません。

ただし、負荷が低減すれば即応するように気流音も小さくなるので、駆動音が気になることはほとんどないと思います。

 

表面温度のチェック

表面温度については、アイドル状態、動画視聴時、動画エンコード時の表面温度を測定・評価します。

※単位:℃、測定時の室温:24℃

※写真の左がキーボード表面、右が底面側の計測結果

■アイドル状態で10分放置

アイドル状態で10分放置の表面温度

■Youtube 動画 30分間視聴後

Youtube 動画 30分間視聴後の表面温度

■10分間動画エンコード実行後

10分間動画エンコード実行後の表面温度

 

高負荷な状態でもキーボード奥 中央寄りから左側の温度が少し上昇する程度です。また、パームレストは本体内部の熱の影響を受けにくく、キーボード操作をしていても不快な感じはありません。

 

サウンド チェック

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) は、Dolby Audio 対応ステレオスピーカーを搭載しています。

サウンドユーティリティソフトにはコンテンツに合わせたプリセットが設定されているほか、パーソナライズではイコライジング機能によりお好みのサウンドにチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

※プリセット「音楽」で試聴

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域を再現している。少しこもった印象もあるが十分高音質。カジュアルに高音質サウンドを楽しめる。

■ヘッドホン
全音域が増幅&クリアになってより高音質になる。周囲の音を遮断できるため、サウンドに集中できる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

※Lenovo Vantage の電源及びパフォーマンス設定を「インテリジェント・クーリング」で実施

※起動/再起動はサインイン画面表示までの時間

起動 再起動 シャットダウン
1回目 9.2秒 26.4秒 23.6秒
2回目 9.2秒 27.1秒 23.9秒
3回目 9.2秒 33.5秒 27.4秒
4回目 9.3秒 42.5秒 21.7秒
5回目 9.1秒 40.5秒 27.8秒
平均 9.2秒 34.0秒 24.9秒

起動は体感的にも早いです。

再起動やシャットダウンは、バラツキがあり少し時間がかかるときもありますが、処理待ちのストレスは感じないと思います。

なお、実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の状態などにより時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式 width=
同梱品リスト
・ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) 本体
・電源アダプター
・電源コード
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) のレビュー記事をお届けしました。

ThinkBook 15 Gen 3 (AMD) は、しっかりとした基本性能を搭載した 15.6型スタンダードノートPCで、プライベートから仕事まで活用できます。

価格は税込7万円台から。

実用性にすぐれた高コスパなスタンダードノートを検討中のユーザーはチェックしておきたい機種です。

なお、購入するときの注意点はメモリ構成。

一般的な使いかたならレビュー機のスペックでも十分ですが、将来に備え性能に余裕を持たせておきたいときや複数のアプリを動かしながらオンライン会議を行う使いかたなら 16GBメモリのデュアルチャネル構成がおすすめです。

 

ラインナップモデルの詳細なスペック構成や価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

真正面

レノボ ThinkBook 15 Gen 3 (AMD)
税込 7万円台から

※上記の価格はスペックが固定された短納期モデルの価格です。カスタマイズモデルは価格が安くなるぶん納品までの期間が長くなる点はチェックしておいてください(記事執筆時点で4週間以上)。

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