HP OmniDesk (インテル) レビュー:頼れるパフォーマンスと洗練されたデザインのデスクトップPC

 

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貸出機材提供:株式会社日本HP

左振り

日本HP が販売する HP OmniDesk (インテル)[以下、HP OmniDesk と記載]は、第14世代インテル Core プロセッサーを搭載したミニタワータイプのデスクトップPC です。

日常使いから負荷の高いクリエイティブ作業まで快適に使える性能を搭載。ベンチマークによる性能評価も良好です。

シンプルでスタイリッシュなデザインなのでインテリア空間にもマッチ。書斎やリビングなどにも圧迫感なくスマートに設置できます。

■HP OmniDesk (インテル) の特徴

  • 第14世代インテル Core プロセッサーと DDR5メモリを搭載
  • シンプルでスタイリッシュなデザイン
  • 前面側と背面側に豊富なインターフェースを搭載
  • 2画面出力に対応
  • コンパクトなミニタワータイプなので省スペースに設置できる
  • 本体内部へのアクセスはかんたん
  • スタンダードなデスクトップとして拡張性は十分
  • ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスが付属

本記事では、メーカーからお借りした実機を試用し、前半で外観デザインや本体内部をチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能評価を行います。

右振り

レビューは 2025年5月7日時点の内容です。

 

スペック構成

HP OmniDesk のおもなスペック構成は以下のとおり。

シリーズ名 HP OmniDesk M02-0000jp シリーズ
OS Windows 11 Home
プロセッサー ■インテル Core i5-14400 プロセッサー
■インテル Core i7-14700 プロセッサー
メモリ ■16GB (16GB×1)
■32GB (16GB×2)
※DDR5-4800MT/s
ストレージ ■512GB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD
■1TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD
グラフィックス ■インテル UHD グラフィックス 730 (Core i5 内蔵)
■インテル UHD グラフィックス 770 (Core i7 内蔵)
LAN 10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション
ワイヤレス IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.4
本体サイズ (W×D×H) 約 155×315×337 mm
質量 約 5.21kg

HP OmniDesk は、CPU、メモリ、ストレージなどの構成により「コンベンショナルモデル」「スタンダードモデル」「エンハンスドモデル」の3モデルがラインナップしています。

■コンベンショナルモデル
Core i5-14400/16GBメモリ/512GB SSD

■スタンダードモデル
Core i5-14400/16GBメモリ/1TB SSD

■エンハンスドモデル
Core i7-14700/32GBメモリ/1TB SSD

 
詳しいスペックや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP公式サイトをご確認ください。

アイキャッチ

HP OmniDesk (インテル)
税込9万円台から

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外観チェック

シンプルで洗練されたスタイリッシュなデザイン

HP OmniDesk はスタイリッシュなデザインです。

正面左振り

正面右振り

前後からの外観です。

外観(前後)
前後左右からの外観

フロントパネルのデザインは、シンプルながら洗練されたスタイリッシュなイメージ。

フロントパネル

左右側面です。

左側面
左側面(本体正面に向かって)

右側面
右側面(本体正面に向かって)

天面側と底面側です。

本体天面
天面側

本体底面
底面側

ゴム足は前面側の左右に実装されています。背面側は型取りされたボディの一部ですが安定性は良好です。

 

省スペースに置ける

本体の大きさは 約 155(幅)×315(奥行き)×337(高さ) mm。

本体は意外にコンパクト。奥行きが浅く、高さも小さく、ましてやデザインもスタイリッシュなのでデスク上に設置しても圧迫感は少ないと思います。デスク上のスペースも有効に活用できるでしょう。

本体の大きさのイメージは以下のとおり。

本体の大きさイメージ
2リットルのペットボトルと大きさ比較

モニター比較イメージ(21.5)
21.5インチモニターと大きさ比較

モニター比較イメージ(23.8)
23.8インチモニターと大きさ比較

コンパクトサイズにくわえ質量 約 5.21kg の軽さは取り回しがラクにできるメリットがあります。

 

インターフェースのチェック

インターフェースは充実

HP OmniDesk はスタンダードなデスクトップとして十分なインターフェースを実装しています。

インターフェース(前面側)

■前面側

①電源ボタン

②ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート

③SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×3

④USB Type-C 10Gbps

インターフェース(背面側)

■背面側

①ライン出力

②Displayport

③HDMI

④USB 2.0 Type-A ×4

⑤ネットワークポート(RJ45)ギガビット対応

なお、Displayport と HDMI は、4K(3840×2160)@60Hz に対応しています。

また、SDカードスロットや光学ドライブは実装していないため、必要に応じて USB対応機器を用意してください。

 

本体内部のチェック

HP OmniDesk の本体を分解、内部をチェックします。

※ご自身でパーツを増設・換装するときは自己責任での作業をお願いします。

 

本体内部へのアクセスはかんたん

本体内部へアクセスするには側面カバーを取りはずします。側面カバーは固定しているネジをゆるめてから側面カバーを背面側にスライドすることで取りはずしできます。

ネジの締め付けが固いときはトルクスドライバー T15 またはマイナスドライバーを使用してください。

カバーを固定しているネジ
矢印で示されたネジを十分ゆるめる

カバーを固定しているネジ
ネジの拡大イメージ

カバーをスライド
側面カバーを背面側へスライドする

本体内部の全体イメージです。

本体内部
本体内部の全体イメージ

フロントパネルを取りはずすには矢印で示されたツメ3箇所をはずします。

フロントパネル
フロントパネルを固定しているツメ(矢印)をはずす

フロントパネル

フロントパネル
フロントパネルを開くように取りはずす

フロントパネル
フロントパネルは取りはずせる(ケーブル類はつながっていない)

なお、フロントパネルは筐体(シャーシ)に引っかかっているだけなので、フロントパネルを開くときはパネルが倒れないよう留意してください。

CPU にはファンフードが装着されています。

ファンフード

ファンフードの取りはずしかたは以下のとおり。

※ファンフードの取りはずしは本体を横向きにしたほうが作業しやすいです。

まず、ファンフードの排気口側をシャーシから取りはずします。

ファンフード
ファンフードを引っ張るように取りはずす

つぎに、CPU に装着されている部分を取りはずします。

ファンフード
ファンフードを固定しているタブ2箇所を外向き(矢印の方向)に押し広げて取りはずす

 
これで本体内部すべてのパーツにアクセスできます。

本体内部全体のイメージは以下のとおり。

本体内部
本体内部の全体イメージ

各パーツの実装エリアをチェックします。

CPU、メモリ、SSD の実装エリアです。

CPU
CPU、メモリ、SSD の実装エリア

なお、ファンフード内には CPU のほかに SSD も実装されています。

PCI 拡張スロットは SSD の下に実装されています。

PCIeスロット
PCI 拡張スロット

■PCI 拡張スロットの内訳(上段から)

・PCI Express4.0 x16 × 1スロット

・PCI Express3.0 x1 ×1スロット

対応する規格の PCIe カードなら奥行きサイズを気にする必要はなさそうです。

ワイヤレスLANカードの実装エリアはフロント側。

LANカード
ワイヤレスLANカード

なお、電源ユニットは 80PLUS GOLD(最大出力 180W)です。

電源ユニット
電源ユニットは 80PLUS GOLD

 
また、3.5インチストレージはフロント側シャーシの下に実装できます。

HDD増設
3.5インチストレージはフロント側シャーシの下に増設可能

HDD増設
3.5インチHDD の増設イメージ

HDD増設
ストレージは矢印の指すネジで固定(3点止め)

なお、STAT電源コネクタと SATAデータ転送用コネクタは 2基ずつ実装されています。

HDD増設
SATA電源(赤色の矢印)と SATAデータ転送用(黄色の矢印)のコネクタ

ただし、SATA電源ケーブルと SATAデータ転送ケーブルは付属していないため、別途用意してください。

 
本体内部へのアクセスはかんたんです。拡張性は、スタンダードなデスクトップとして十分といえるでしょう。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、レビュー機の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか総合的なパフォーマンスを評価します。

■レビュー機の基本スペック

OS Windows 11 Home
プロセッサー インテル Core i7-14700 プロセッサー
メモリ 32GB (16GB×2)
ストレージ 1TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 770

■使用したベンチマーク

比較項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark Time Spy
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10

なお、ベンチマークの実施にあたっては、電源オプションの電源プランは「バランス」に設定し、電源モードを「バランス」と「最適なパフォーマンス」の2モードそれぞれで実施しています。

電源プラン
電源プランの設定

電源モード
電源モードの設定

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R23(マルチコア/シングルコア) と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・インテル Core i7-14700F プロセッサー

・インテル Core i5-14400 プロセッサー

・インテル Core i7-13700K プロセッサー

・インテル Core i7-13700F プロセッサー

・インテル Core i5-13400 プロセッサー

・インテル Core i7-12700 プロセッサー

・インテル Core i7-12700K プロセッサー

・AMD Ryzen 7 8700G プロセッサー

・AMD Ryzen 5 8500G プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5600X プロセッサー

・インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H (*1)

・インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H (*1)

・インテル Core i7-13700HX プロセッサー(*1)

・インテル Core i7-13700H プロセッサー(*1)

・インテル Core i5-13500H プロセッサー(*1)

・AMD Ryzen 7 8840HS プロセッサー(*1)

※当サイトで計測したスコアの平均値
(*1)はノートPC 向け CPU のスコア

 

CINEBENCH R23[CPUのレンダリング性能評価]

CINEBENCH R23 (マルチコア)
Core i7-13700K
28431 pts
Core i7-14700F
25086 pts
Core i7-14700(レビュー機/最適なパフォーマンス)
24412 pts
Core i7-14700(レビュー機/バランス)
24348 pts
Core i7-13700F
24151 pts
Core i7-12700K
22459 pts
Core i7-12700
18566 pts
Core i7-13700HX
17945 pts
Ryzen 7 8700G
16667 pts
Core i7-13700H
15945 pts
Core i5-13400
14327 pts
Core i5-13500H
14234 pts
Core i5-14400
13897 pts
Ryzen 7 8840HS
12647 pts
Core Ultra 7 155H
12557 pts
Ryzen 5 8500G
11094 pts
Ryzen 5 5600X
10431 pts
Core Ultra 5 125H
9920 pts

 

CINEBENCH R23 (シングルコア)
Core i7-13700K
2076 pts
Core i7-14700F
2056 pts
Core i7-14700(レビュー機/バランス)
2024 pts
Core i7-14700(レビュー機/最適なパフォーマンス)
2010 pts
Core i7-13700F
1997 pts
Core i7-12700K
1924 pts
Core i7-13700H
1880 pts
Core i7-12700
1866 pts
Core i7-13700HX
1858 pts
Ryzen 7 8700G
1797 pts
Core i5-14400
1787 pts
Core i5-13400
1744 pts
Ryzen 7 8840HS
1725 pts
Core Ultra 7 155H
1671 pts
Core Ultra 5 125H
1661 pts
Ryzen 5 5600X
1521 pts
Core i5-13500H
1501 pts
Ryzen 5 8500G
1473 pts

 

CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark (PassMark PerformanceTest)
Core i7-13700K
46366
Core i7-14700(レビュー機/最適なパフォーマンス)
42147
Core i7-14700(レビュー機/バランス)
42144
Core i7-13700F
40791
Core i7-14700F
39925
Core i7-12700K
34664
Core i7-12700
32463
Core i7-13700HX
31774
Ryzen 7 8700G
29797
Core i7-13700H
28429
Core Ultra 7 155H
25726
Ryzen 7 8840HS
25442
Core i5-13500H
25438
Core i5-14400
25413
Ryzen 5 8500G
21794
Core i5-13400
21695
Ryzen 5 5600X
21679
Core Ultra 5 125H
21632

 
レビュー機のスコアは良好です。

Core i7-14700F の平均値と同等のスコアが出ており、保有している性能をしっかりと発揮できています。

一般的な使いかた(オフィスソフト・メール・ネット検索・オンライン会議など)はもちろんのこと、写真・動画編集のような負荷の高い作業においても十分なパフォーマンスで活用できます。

※Core i7-14700F は、Core i7-14700 のグラフィックス機能が内蔵されていないプロセッサーです。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで評価します。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックス(デスクトップ向けCPU内蔵グラフィックス)のスコアと比較します。

・インテル UHD グラフィックス 770

・インテル UHD グラフィックス 750

・インテル UHD グラフィックス 730

・AMD Radeon 780M グラフィックス

・AMD Radeon グラフィックス

※当サイトで計測したスコアの平均値

 

3DMark Time Spy

Time Spy は DirectX 12 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Time Spy
AMD Radeon 780M
1645
インテル UHD 770(レビュー機/最適なパフォーマンス)
933
インテル UHD 770(レビュー機/バランス)
933
AMD Radeon
903
インテル UHD 770
845
インテル UHD 750
690
インテル UHD 730
668

 

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
インテル UHD 770(レビュー機/バランス)
2646
インテル UHD 770(レビュー機/最適なパフォーマンス)
2645
AMD Radeon 780M
2549
インテル UHD 770
2174
AMD Radeon
1894
インテル UHD 730
1558
インテル UHD 750
1494

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

 

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV
AMD Radeon 780M
1232
インテル UHD 770(レビュー機/最適なパフォーマンス)
976
インテル UHD 770(レビュー機/バランス)
970
インテル UHD 770
809
AMD Radeon
759
インテル UHD 750
628
インテル UHD 730
622

※高品質/解像度 1920×1080 で実施

 
レビュー機のスコアは、CPU内蔵グラフィックスとしては良好です。

一般的な使いかたのほか、写真・動画編集のような多少高度なグラフィックス処理を伴う作業でも十分快適にこなせる性能レベルです。

ちなみに、CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)に依存します。メモリの総容量が同じでもシングルチャネルよりデュアルチャネルのほうがグラフィックス・パフォーマンスは断然優位です。

レビュー機の HP OmniDesk には 16GB (16GB×1) メモリでシングルチャネル構成のモデルがラインナップしていますが、8GB×2 のデュアルチャネル構成に換装することでグラフィックス・パフォーマンスのさらなる向上が見込めます。ただし、おすすめは 16GBのメモリを増設し 32GB (16GB×2) メモリのデュアルチャネル構成にしたほうが、将来的にも「吉」といえます。

 

ストレージ性能

レビュー機に搭載されている SSD は PCIe Gen4 対応の SSD(容量 1TB)を搭載しています。

CrystalDiskInfo
ストレージ情報
(シリアルナンバーは隠しています)

ストレージ性能は、CrystalDiskMark を使用しデータ転送速度を計測・評価します。

CrystalDiskMark
データ転送速度

※電源モードを「バランス」に設定して計測した結果。「最適なパフォーマンス」での計測結果も同等です。

計測結果は優秀です。PCIe Gen4 対応の SSD は、体感的にも高速なデータアクセスでファイルの読み書きがとてもスムーズです。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの違いを把握するため下記機種のスコアと比較します。

・Inspiron スモールデスクトップ 3030

・HP Pro SFF 400 G9

・HP ProDesk 2 Tower G1a Desktop AI PC

※当サイトで計測したスコア(パフォーマンスモードに相当する設定で計測したスコア)

各機種の基本スペックは以下のとおり。

スペック HP OmniDesk (インテル)
(レビュー機)
Inspiron 3030       Pro SFF 400        ProDesk 2 Tower    
CPU インテル Core i7-14700 インテル Core i5-14400 インテル Core i5-13500 AMD Ryzen 7 8700G
メモリ 32GB(16GB×2) 16GB(16GB×1) 16GB(8GB×2) 16GB(16GB×1)
ストレージ 1TB SSD 512GB SSD 256GB SSD+500GB HDD 512GB SSD
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 770 インテル UHD グラフィックス 730 NVIDIA T400 4GB AMD Radeon 780M

 
ベンチマーク結果は以下のとおり。

Essentials
HP OmniDesk (レビュー機/バランス)
10418
HP OmniDesk (レビュー機/最適なパフォーマンス)
10457
Inspiron 3030
10337
Pro SFF 400
9954
ProDesk 2 Tower
9975
目標値
4100
Productivity
HP OmniDesk (レビュー機/バランス)
8601
HP OmniDesk (レビュー機/最適なパフォーマンス)
8558
Inspiron 3030
7611
Pro SFF 400
9383
ProDesk 2 Tower
10636
目標値
4500
Digital Contents Creation
HP OmniDesk (レビュー機/バランス)
7366
HP OmniDesk (レビュー機/最適なパフォーマンス)
7348
Inspiron 3030
5824
Pro SFF 400
6770
ProDesk 2 Tower
8750
目標値
3450

※テスト項目説明

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

※目標値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 
レビュー機のスコアは、ジャンルを問わず優秀です。

日常使いはもとより、オフィスソフトを使った作業からオンラインミーティング、写真・動画編集のようなクリエイティブ作業まで快適なパフォーマンスが期待できます。

関連記事

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した機種の処理時間と比較します。

・Inspiron スモールデスクトップ 3030

・HP Pro SFF 400 G9

・HP ProDesk 2 Tower G1a Desktop AI PC

※当サイトで計測した処理時間(パフォーマンスモードに相当する設定で計測した処理時間)

 

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

Adobe Photoshop Lightroom

Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

Photoshop Lightroom
HP OmniDesk (レビュー機/バランス)
9秒7
HP OmniDesk (レビュー機/最適なパフォーマンス)
9秒7
Inspiron 3030
22秒3
Pro SFF 400
15秒3
ProDesk 2 Tower
26秒4
Lightroom Classic
HP OmniDesk (レビュー機/バランス)
9秒3
HP OmniDesk (レビュー機/最適なパフォーマンス)
9秒3
Inspiron 3030
23秒9
Pro SFF 400
19秒8
ProDesk 2 Tower
24秒2

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア

CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理結果

PowerDirector
HP OmniDesk (レビュー機/バランス)
49秒0
HP OmniDesk (レビュー機/最適なパフォーマンス)
49秒2
Inspiron 3030
1分37秒4
Pro SFF 400
1分12秒2
ProDesk 2 Tower
1分52秒9

 
実際のソフトウェアを使用したクリエイティブ性能は非常に優秀です。

CPU性能や 32GBメモリのデュアルチャネル構成が大きく作用しているのでしょう。写真・動画編集も非常に快適なパフォーマンスで活用できます。

 

駆動音・パーツ温度のチェック

HP OmniDesk の駆動音とパーツ温度をチェックします。

 

駆動音のチェック

駆動音は、下記処理中の音量(デシベル)を測定し、評価します。

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R23 /マルチ Core」実行中

・10分間動画のエンコード処理中

※一般住宅で周囲の音ができるだけ入らないようにして測定(室温:25℃)

騒音測定イメージ
音量計測イメージ
(使用測定器:Meterk SLM01)

■測定結果

電源モード アイドル状態
(最小音量)
最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
バランス 34.3db 36.7db
(36db台)
35.9db
(35db前後)
最適なパフォーマンス 34.3db 37.1db
(36~37db)
36.7db
(35~36db)

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

 
アイドル時は「ブーン」というファン音が少し聞こえますが、気にならないレベルです。

高負荷時は、計測器の数値が少し上昇しますが、「ブーン」というファン音に大きな変化はなく体感的にはアイドル時とほぼ同じです。負荷状況にかかわらず駆動音が気になることはないと思います。

なお、負荷低減後に駆動音がアイドル時の数値に戻るまでの時間は、電源モードにかかわらず 1分~2分くらいです。

※駆動音は使用環境やパソコンの負荷状況により変動します。

 

パーツ温度のチェック

パーツ温度については、下記を実施中の CPU動作周波数(クロック)と温度を計測・評価します。

・CPU ベンチマーク「CINEBENCH R23 Multi Core」10分間実行中

※電源モードを「バランス」に設定して計測

※計測時の室温:25℃

パーツ温度と動作周波数
CPU ベンチマーク実行中

高負荷な状態が長時間継続しても CPU の温度は 80℃くらいで高いパフォーマンスをキープしています。

ファンフードが効果的に作用しているようで、負荷の高い作業でも快適な動作が期待できます。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 13.7秒 33.4秒 7.8秒
2回目 13.6秒 33.7秒 7.8秒
3回目 13.6秒 30.5秒 7.7秒
4回目 13.3秒 30.5秒 7.7秒
5回目 13.4秒 32.1秒 7.7秒
平均 13.5秒 32.0秒 7.7秒

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや Windows の更新など使用状況により時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

本体ほか同梱品一式です。

本体ほか一式

同梱品リスト
・HP OmniDesk (インテル) 本体
・電源コード
・ワイヤレスキーボード
・ワイヤレスマウス
・レシーバー(キーボード、マウス兼用)
・ドキュメント類

 
同梱されているキーボードとマウスの概要は以下のとおり。

キーボードはテンキー付きの標準レイアウトで、印刷されている英数字が大きくて見やすいです。

キーボードレイアウト
キーボードは標準レイアウト (Copilotキー、テンキー付き)

キーボードレイアウト
おそらくメンブレン式

キーボード傾き
傾きは2段階で変更可能

キーボード電源
電源は単4電池 (LR03、AAA) ×2本

 
また、マウスはホイールクリック機能付きです。

マウス
マウスは軽量タイプ

マウス
底面側

マウスのサイズ
サイズイメージ(筆者の手のひらサイズは中指から手首まで約19.5cm)

マウスの電源
電源は単3電池 (LR6、AA) ×1本

マウス内にはレシーバーも収納されています。(単3電池の右隣り)

なお、マウスのカバーは手のひら側を押し上げるように取りはずせます。(カバーはマグネットでくっついている)

 

まとめ

以上、HP OmniDesk (インテル) のレビュー記事をお届けしました。

HP OmniDeskは、高い処理性能を搭載し、さまざまなシーンで快適に使えるデスクトップPCです。

頼れるパフォーマンスにくわえ、シンプルで洗練されたデザインと充実したインターフェースも魅力のひとつ。拡張性にもすぐれ、日常の作業からクリエイティブな用途、ビジネスシーンまで幅広く対応できる一台といえるでしょう。

高評価のポイント

  • 日常の作業からクリエイティブな用途、ビジネスシーンまで快適に使える処理性能
  • シンプルで洗練されたデザイン
  • 意外にコンパクトで省スペースに設置できる
  • 充実したインターフェースとすぐれた拡張性を備えている

気をつけておきたいところ

  • 光学ドライブや SDカードスロットは搭載されていない

 
ラインナップしているモデルや価格、キャンペーンなど最新情報は日本HP直販サイト「HP Directplus」をご確認ください。

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