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日本HP『OMEN by HP 15』の実機レビュー 後編です。

後編は、『OMEN by HP 15-ah0000』ハイパフォーマンスモデルを使用して、各種ベンチマークのほか、RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測、起動・シャットダウン時間計測などの性能レビューを行います。

OMEN by HP 15 背面側(その3)

【 目 次 】
(前編)
外観について
スペックについて
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
(後編)
ベンチマーク
RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測
駆動音・表面温度
サウンド チェック
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

レビュー内容については 2018年9月19日時点のものです。

レビュー機のスペック構成については「スペックについて」の章をご覧ください。

 

ベンチマーク

『OMEN by HP 15』の基本性能や総合的なパフォーマンスのほか、CPU、グラフィック、ストレージ、バッテリーの性能を測定します。

基本性能

Windowsに搭載されているシステム評価ツール「WinSATコマンド」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

WinSAT

WinSAT スコア

「WinSAT」による測定は、PCの性能を相対的に数値化して表現したもので、各項目の説明は次のとおりです。

CPUScore CPU のスコア
D3DScore ゲーム用グラフィックスのスコア
ただし、従来のゲーム用グラフィックスのスコアのため Windows 10では計測対象外(9.9というスコアは無視)
DiskScore プライマリハードディスクのスコア
GraphicsScore グラフィックスのスコア
MemoryScore メモリのスコア
TimeTaken 前回の評価(「MostRecentAssessment」は直近の評価を表します)
WinSATAssessmentState 評価の状態を表す値(1:評価済み、2:要再評価)
WinSPRLevel 基本スコア(SPR:System Performance Rating)

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

『OMEN by HP 15』の CPU には 6コア12スレッドで動作が可能な第8世代インテル Core i7-8750H プロセッサーを搭載しています。

第7世代のデスクトップ向け CPU の Core i7-7700K プロセッサーの CPU スコアが 1170 cb くらいですから、それに迫るくらいの CPU 性能です。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター
■ファイナルファンタジーXV
■SteamVR パフォーマンステスト
■VRMark

3DMark

3DMark は、「ICE STORM」「CLOUD GATE」「SKY DIVER」「FIRE STRIKE」「TIME SPY」、各シーンについてグラフィック性能を測定します。

結果は以下のとおり。

3DMark

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX ベンチマークの結果です。

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1920×1080)
最高品質、解像度 1920×1080

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質 解像度 1280×720
最高品質、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 最高品質 解像度 1920×1080
最高品質 解像度 1920×1080、DirectX 11

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXV ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジーXV 標準品質 解像度 1280×720
標準品質、解像度 1280×720

ファイナルファンタジーXV 標準品質 解像度 1920×1080
標準品質 解像度 1920×1080

SteamVR パフォーマンステスト

SteamVR パフォーマンステスト結果です。

SteamVR パフォーマンステスト
SteamVR パフォーマンステスト

VRMark

VRMark を使用して、VR性能を測定します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

Orange Room

Orange Room は VRアプリケーションを快適に楽しめるか標準的な負荷でのテストです。

VRMark Orange Room スコア

VRMark Orange Room スコア比較VRMark Orange Room

Blue Room

Blue Room は VRアプリケーションで利用される典型的なグラフィックス処理を高クオリティで処理させる高負荷なテストです。

VRMark Blue Room スコア

VRMark Blue Room スコア比較VRMark Blue Room

Cyan Room

Cyan Room は Orange Room と Blue Room の中間的な負荷のテストで、DirectX 12 でどの程度の VRパフォーマンスを発揮できるかを判定するテストです。

VRMark Cyan Room スコア

VRMark Cyan Room スコア比較VRMark Cyan Room

 

上記のベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『OMEN by HP 15』のグラフィック性能レベルは、ゲーミングノートとして非常に高いレベルで、ヘビーなゲームタイトルから VR までほとんどのコンテンツを快適に楽しめる性能レベルです。

ストレージ

『OMEN by HP 15』には、高速ストレージ SSD と 大容量ストレージ HDD がデュアルドライブで搭載されています。

ストレージのドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ストレージのドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

まず、SSD から見てみます。

SSD は、SAMSUNG製で 容量 256GB(PCIe NVMe/M.2)です。

ストレージ情報(SSD)
ストレージ情報(SSD)

SSD のデータ転送速度です。

データ転送速度(SSD)
データ転送速度(SSD)

SSD が搭載されていると、Windows やアプリの起動が早く、サクサク使えて快適です。

とくに、『OMEN by HP 15』に搭載されている SSD は、対応規格 PCIe / 転送モード NVMe なので、Windows やアプリの起動などストレージへのアクセスは、体感的にも爆速です。

NVMe は、SATA接続の SSD よりも 高速なデータアクセスが可能なインターフェースです。SSD の高速アクセスを活かしてくれるインターフェースなので、Windows や アプリもより高速に起動できます。

次に、HDD を見てみます。

HDD は、東芝製で 容量は 2TB、回転数は 5400rpm です。

ストレージ情報(HDD)
ストレージ情報(HDD)

HDD のデータ転送速度です。

データ転送速度(HDD)
データ転送速度(HDD)

回転数が 5400rpm の HDD として平均的なスコアです。

SSD と HDD のデュアルドライブ構成は、Windows や ゲームなどのアプリは SSD から素早く起動でき、ゲームプレイの録画などサイズの大きいデータは HDD にたくさん保存することができる、ストレージとしてコストパフォーマンスに優れた構成です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 10 Extended

PCMark 10 Extended は、以下の 4つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)
■Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)
■Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Extended スコア

PCMark 10 Extended スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定

 

総合的なパフォーマンスは、ゲーミングノートとして とても快適なパフォーマンスが期待できるスコアです。

とくに、PCMark 10 Extended では Gaming ジャンルのテスト結果が突出していてスゴイです。

バッテリー

『OMEN by HP 15』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間)を測定します。

通常、ゲームプレイのときは電源アダプターをつないでプレイしますが、バッテリー性能を把握するため駆動時間を測定しておきます。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

バッテリー駆動時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリーの残量は、大よその数字で 1時間当たり 30% 程度減少しています。

バッテリーによる駆動は 3時間 5分経過後、Windows がバッテリー不足を検知し、パソコンは休止状態になりました。

ハイパワーなゲーミングノートなので、3時間程度バッテリーが持続するなら充分といえるでしょう。

なお、実際の使用にあたっては、環境や条件などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『OMEN by HP 15』で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測してみます。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・撮影カメラ SONY NEX-5

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 54.1秒 5.8GB
HDD 53.8秒 5.5GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 14
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間

■処理時間

出力先 処理時間 メモリ使用量
SSD 2分13秒5 5.3GB
HDD 2分13秒2 5.3GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

 

駆動音・表面温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると「サーッ」という排熱のための気流音がそれなりに大きくなります。

個人差はあると思いますが、ゲーミングPCという特性上、サウンドなどの効果音やヘッドフォンを付けるなどで、排気音はそれほど気にならないと思います。

また、本体の表面温度については、負荷のかかる処理中は、キーボードの奥側(電源ボタンやOMENロゴ、BOロゴ周辺)が少し熱くなります。

キーボード上も温かくなりますがタイピングするうえでは不快な感じはありません。パームレストは本体内部の熱の影響はほとんどありません。

本体の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『OMEN by HP 15』は BANG & OLUFSEN サウンドシステムを搭載し、スピーカーは Bang & Olufsen デュアルスピーカーを内蔵しています。

BANG & OLUFSEN ロゴ

また、音質を調整できるユーティリティソフトもインストールされています。

BANG & OLUFSEN サウンド コントロール画面(出力)

音域の出力量を調整できるイコライジング機能や音楽ジャンルに最適化されたプロファイルも搭載されています。

BANG & OLUFSEN サウンド コントロール画面(イコライジング機能)

サウンドを実際に聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
低音域から高音域まで広い音域が再現されて高音質。
ゲームのサウンドや効果音がゲームの楽しさを倍増させてくれる。
イコライザー機能もあるが、使う必要がないくらい最適化されている。

■ヘッドホン
低音域がさらに強調され、サウンド全体のメリハリ出てきて音質もクリアになり、臨場感と迫力がアップする。
迫力と臨場感も格段にアップして、ゲームに没入できる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間

感覚的にも結果が示す通り「かなり早い」です。

 

搭載ソフトウェア

『OMEN by HP 15』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

スタートメニュー

Windows標準のソフトのほか、HPヘルプ&サポートソフト、セキュリティソフト「マカフィー リブセーブ」などがインストールされています。

HPヘルプ&サポートソフトとしては、PCのメンテナンスや問題の回避/解決に役立つ機能が搭載された「HP Support Assistant」、パソコンのバックアップ・リカバリーに便利な「HP Recovery Manager」などがインストール。リカバリメディアを作成するツール「Recovery Media Creation」も入っています。リカバリメディアを作成しておけば、もしものときでもコンピューターを出荷時の状態に復元することができます。

また、「OMEN Command Center」もインストールされています。

OMEN Command CenterOMEN Command Center
(クリックで拡大表示できます)

OMEN Command Center は、システム状態のモニターや、ネットワークのトラフィック調整、キーボード・バックライトのカラー設定、パフォーマンスの最適化にくわえ、ゲームストリーミングも楽しめます。

ちなみに、ゲームストリーム機能は、OMEN をホストPC として、リモートPC でストリーミングされたゲームを楽しめる機能です。

 

付属品

『OMEN by HP 15』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類など)です。

『OMEN by HP 15』本体セット

付属しているドキュメント類です。

『OMEN by HP 15』ドキュメント

【上記写真のドキュメント類について】
■上段左側から
・クイックセットアップ(OMEN と書かれた黒色の大きいドキュメント)
・将来の下取りでプレミアムキャッシュバック受け取りの案内
・サービスおよびサポートを受けるには
・パソコン生活まるごと ガイドブック
■下段左側から
・速攻!HPパソコンナビ 特別編
・製品の仕様に関する注意事項
・アンケートの案内
・お友達・ご家族紹介キャンペーン

 

まとめ

以上、『OMEN by HP 15』のレビュー記事をお届けしました。

2018年7月に登場した『OMEN by HP 15-ah0000』は、従来モデルにくらべ、性能・デザインともに進化しています。

最新パーツの搭載やエアフローの改善などによりパフォーマンスもアップ、ほとんどのゲームタイトルを楽しめる性能レベルにくわえ拡張性があるのも大きな魅力です。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・ゲーミングノートとしてとても高い性能レベル
・デザインがカッコいい
・コンパクトで薄く、持ち運びしやすくなった
・拡張性がある

チョット残念なところ
・背面側ポートが扱いにくさを感じるかも

『OMEN by HP 15-ah0000』の価格は 179,700円(税抜)~。

価格は記事執筆時点のキャンペーン価格で、通常より 20,100円オフの価格です。

なお、最新価格やキャンペーンなどの最新情報は、日本HPの直販サイト「HP Directplus」でチェックできます。

 


日本HP直販「HP Directplus」公式サイト
⇒ 『OMEN by HP 15』 製品ページ
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OMEN by HP 15 正面側

 

 

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