マウス『m-Book B508H』レビュー オシャレなデザイン&高性能&使いやすい!モバイルもできる 15.6型ノートPC

 

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貸出機材提供:株式会社マウスコンピューター

真正面

マウスコンピューター『m-Book B508H』の実機レビュです。

m-Book B508H はアルミ素材の筐体にゴールドのカラーを採用したオシャレなデザインの 15.6インチノートパソコンです。

15.6インチサイズながら、その質量が 約1.5kg とモバイルもできる軽さには驚きです。

一般的な 15.6インチサイズのノートパソコンの質量は 軽くても 2kg 程度。それを 500グラム(500ml のペットボトル1本くらい)軽量化しているからです。

性能面では Whiskey Lake 世代の CPU を搭載しパフォーマンスも快適、シッカリと打鍵感のあるキーボードのタイピングのしやすさもグッド、顔認証カメラも搭載しているので、わずらわしいパスワードを入力することなく顔パスで Windowsにサインインできる使いやすさも備えています。

販売価格は 約11万円台(税込)~とリーズナブル。コストパフォーマンスに優れたモデルです。

高コスパな15.6インチノートを検討しているユーザーにもおすすめしたいモデルです。

レビューでは、前半で外観デザインにくわえ、ディスプレイ、キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークを使った性能レビューを行います。

本体の重さのイメージ

【 目 次 】
スペック構成
外観チェック
ディスプレイ
キーボード&タッチパッド
ベンチマーク
RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測
駆動音・表面温度
サウンド チェック
Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測
搭載ソフトウェア
付属品
まとめ

レビュー内容は 2019年3月4日時点のもので、実機はメーカーからの貸出機です。

なお、掲載している価格は台数限定の特別価格(3,500台限定)です。詳細はマウスコンピューター公式サイトをご確認ください。

⇒ マウスコンピューター公式サイト

 

スペック構成

『m-Book B508H』のスペック構成です。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-8565U プロセッサー
メモリ 8GB (8GB×1)、PC4-19200 DDR4 SODIMM
ストレージ 512GB SSD (M.2 SATA)
ディスプレイ 15.6型 フルHDノングレア (IPSパネル/ 1,920×1,080/ LEDバックライト)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス 620
LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45)
ワイヤレス IEEE802.11 ac/a/b/g/n (最大433Mbps) + Bluetooth 5モジュール内蔵
カメラ、マイク 100万画素カメラ (Windows Hello 顔認証カメラ搭載)、デュアルアレイマイク
本体サイズ(W×D×H) 360.4×244.5×23.1mm (折り畳み時/突起部含む)
質量 約 1.6kg
本体カラー ゴールド

OS、メモリ、ストレージなどは、使い方に合わせたカスタマイズが可能です。(CPU は Core i7-8565U のみ)

レビューで使用するのは初期構成のスペックです。カスタマイズする際は後半のベンチマークを使った性能レビューを参考にしてください。

 

外観チェック

『m-Book B508H』は、15.6インチノートとは思えないくらい薄くてスタイリッシュ。本体カラーのゴールドがスタイリッシュでオシャレなデザインを引きたててくれます。

正面(向かって斜め右)

背面側(向かって斜め右)

天面を見てみます。

天面(その1)

天面(その2)

天面(その3)

本体の素材はアルミニウム。サンドブラスト加工されたボディは上質で高級感があります。

表面はサラサラとした感触で指紋や皮脂の跡も目立ちにくく質感もグッドです。

天面のロゴもなかなかイイ感じです。

天面ロゴ

底面部をみてみます。

底面側(その1)

底面側(その2)

底面部の素材は樹脂製(プラスチック)。

天面の上質感にくらべるとチョット残念な感じもありますが、「ユニボディ」といわれる剛性を重視した構造で、パーツの継ぎ目がなく見た目もスッキリしています。

ゴム足は四隅に実装されています。本体の安定性は良好です。

底面側ゴム足
矢印の指すところがゴム足

次に、ヒンジをみてみます。

ヒンジ(外側)

ヒンジのトルクは少し硬めの感じもしますが、画面の開け閉めにやりにくさはありません。もちろんタイピング中でも画面がグラつくこともありませんでした。

天面とキーボード面のエッジが鋭角なデザインでシャープさも感じさせてくれます。

天面のエッジが鋭角なデザイン

次に、インターフェース等を見てみます。

左側面です。

インターフェース(左側面)

①電源端子
②USB3.0 端子(Type-A)
③USB2.0 端子(Type-A)
④マイク入力・S/PDIF(オプティカル)端子
⑤ヘッドホン出力/ ヘッドセット端子

右側面です。

インターフェース(右側面)

⑥USB3.1 端子(Type-C)
⑦USB3.0 端子(Type-A)
⑧Mini DisplayPort 端子
⑨HDMI 端子
⑩カードリーダー
⑪LAN端子
⑫セキュリティスロット

カードリーダーは抜き挿し方式です。SD カードを挿入したとき、少しだけカードが出っ張ります。

SDカードスロット

本体正面 左端には、「ステータスLED」が実装されています。

ステータスLED

ステータスLED は、電源やバッテリー、無線LANの状態のほか、ストレージのアクセス状況などを確認することができます。

電源ボタンはキーボード面の左奥にあります。LED内蔵です。

電源ボタン

カメラとマイクです。

Webカメラとマイク

顔認証にも対応しているので、Windows Hello の機能を使って認証情報を登録しておけば顔認証でかんたんに Windows にサインインできます。

顔認証でサインイン

認証精度は良好でパソコンの前に座るだけでわずらわしいパスワードを入力することなくサインインできます。

スピーカーは底面部 前面側の左右に実装されています。

スピーカー(底面部 前面側)
矢印の指すところがスピーカー

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
『m-Book B508H』の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CD の厚さは 10mm)

ゴム足を含めた高さは、実測値で 20mm(最薄部)~22.5mm(最厚部)。手に持った印象としても 15.6インチノートとは思えないくらいの薄さです。

本体の薄さのイメージ

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ(その1)

『m-Book B508H』はベゼルが狭額縁なので同じマウスコンピューターの 15.6インチノートPC「m-Book F シリーズ」にくらべサイズが少しコンパクトです。

本体の大きさイメージ

以下では 14インチノート m-Book Bシリーズ「m-Book B400H」と大きさを比較しています。(こちらも狭額ベゼルです)

本体の大きさイメージ(その2)

本体の大きさイメージ(その3)

<関連記事>
m-Book B400H 実機レビュー

次に、本体や電源アダプターなどの重さを計測します。

本体の重さは 1,579g。電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 235g、108gです。

本体の重さ

約1.5kgの重さなら持ち歩きも十分可能です。

本体の重さのイメージ

電源アダプターの最大出力ワット数は 65W(19V – 3.42A)。省電力タイプなので大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイ

『m-Book B508H』のディスプレイは 15.6インチサイズの フルHD液晶ディスプレイです。

ディスプレイは発色も良く、描画される映像は高精細でキレイです。

ディスプレイに描画された映像(ハイビスカス)

ディスプレイに描画された映像(コスモス)

ディスプレイに描画された映像(花束)

左右のベゼル(ディスプレイのフレーム枠)は狭額縁です。その幅は鉛筆の太さと同じくらいです。

左右ベゼル

ディスプレイの映り込み具合を見てみます。

画面映り込み(電源オン時 その1)

画面映り込み(電源オン時 その2)

画面映り込み(電源オン時 その3)

非光沢液晶なので映り込みはかなり低減されています。映像によっては映り込みを感じることはありません。

次に、視野角を確認してみます。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から45度の角度

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

『m-Book B508H』のディスプレイは IPS パネルが採用されているので、水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めから見る映像も鮮明でキレイです。

次が、ディスプレイを開くことができる最大角度。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。

下の画像は、Microsoft Edge に『m-Book B508H』の製品ページを表示したものです。

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ

Microsoft Edge の拡大設定でのデフォルト値は 100%、Windows 設定のディスプレイに表示するテキストスケーリングの推奨値は 125% です。

テキストのスケーリング

14インチノート「m-Book B400H」とディスプレイの大きさを比較します。

画面の文字大きさ比較

14インチノートのテキストスケーリングが 150% 推奨のため、画面に表示されている文字の大きさは同じくらいに見えますが、描画領域でみると 15.6インチの『m-Book B508H』のほうがかなり余裕があることがわかります。

 

キーボード&タッチパッド

『m-Book B508H』のキーボードのレイアウトです。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

レイアウト上、カーソルキーの配置には慣れが必要かもしれません。

キーボードレイアウトのクセ

筆者の場合、テンキーの[0]と[→]や、[1]と[↑]など隣接するキーを押し間違えることがありました。

ただ、キーボードは使っているうちに慣れてくるもので、慣れれば押し間違いも少なくなってきます。

パームレストは天面と同じアルミニウム素材です。手で触れた感触は天面と同じくサラサラとしていて指紋や皮脂の跡も目立ちにくく質感や感触も良好です。

パームレスト

キートップの表面はほぼフラットな形状。指先の感触はサラサラとしており、フィット感も良好です。

キートップ

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は、実測で およそ 18.5mm。ゆったりとした感じで窮屈さは感じません。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

キーストロークは深めでシッカリとした打鍵感がありタイプ感も心地よいです。

キーストローク

キーボードの使用感としては、一部のクセをのぞき全体的には心地よいタイプ感でとても扱いやすいキーボードだと思います。

次がタッチパッド。

タッチパッドはクリックボタンが独立したタイプです。

タッチパッド(その1)

タッチパッドの大きさはちょうど良いサイズで手触り感も良好、なめらかなスベリで指2本あるいは3本を使ってのジェスチャー操作もスムーズです。全体的に扱いやすい印象です。

タッチパッド(その2)

タイピング中に手のひらがタッチパッドに触れるとタップ操作と認識してしまうのが残念な点。両手のポジションにも関係するので、誤タップが気になるなら両手を少しだけ開き気味に構えてタイピングすれば誤タップはかなり低減できます。

 

ベンチマーク

ベンチマークでは、基本性能にくわえ CPU・グラフィック・ストレージ性能のほか、バッテリー性能や総合的なパフォーマンスを測定します。

基本性能

パソコンの各性能レベルを客観的に評価する「PASS MARK PerformanceTest 9.0」を使用して、パソコンの基本性能を測定します。

PASS MARK PerformanceTest 9.0

PASS MARK PerformanceTest 9.0 スコア(クリックで拡大表示できます)

「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測されたスコアは、全世界のパソコンがアップロードしたスコアと比較、Percentile(パーセンタイル)の数値から自分のパソコンの性能レベルを客観的に把握することができます。

上記の測定結果を例にすると、トータル性能を示す「PassMark Rating」のスコア「3546.9」のパーセンタイルは「75th Percentile」で、計測を行った他のパソコン 75% よりも上位のスコアという意味です。

別な言い方をすると、「PASS MARK PerformanceTest 9.0」で計測しスコアをアップロードした全世界のパソコンのなかで、上位のスコアから 25%(100% - 75%)に位置するスコアということです。

ゲーミングPC やクリエイティブな作業に使うPC などさまざまなカテゴリーのパソコンが混在するなかでも上位クラスに迫るスコアです。

CPU性能

「CINEBENCH」を使って、CPU性能を測定します。

CINEBENCH 測定結果

レビュー機『m-Book B508H』の CPU には 第8世代(Whiskey Lake 世代)のインテル Core i7-8565U プロセッサーが搭載されています。

参考までに、姉妹モデルの14インチノート「m-Book B400H」に搭載されていた同じ第8世代(Kaby Lake R 世代)のインテル Core i7-8550U プロセッサーのスコアと比較します。

Core i7-8565U Core i7-8550U
OpenGL 47.33 fps 42.46 fps
 Ref.Match 97.8 % 97.8 %
CPU 681 cb 554 cb
CPU (Single Core) 188 cb 170 cb
 MP Ratio 3.61 x 3.27 x

ベンチマークのスコアからも Whiskey Lake 世代の CPU の性能レベルの高さが分かります。

なお、CINEBENCH を実行中の動作環境としては、CINEBENCH 以外のアプリは起動せず、常駐アプリは初期設定のままで計測しています。

ちなみに、マウスコンピューターのパソコンレビューはかなりの台数実施していますが、すべての機種においてエアフロー(排熱の効率化)がキチンと考慮されており CPU の性能をシッカリと引き出せていることには感心させられます。

グラフィック性能

グラフィック性能は以下のベンチマークソフトを使って測定します。

■3DMark
■ドラゴンクエストX
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

3DMark

3DMark のベンチマーク結果です。

3DMark

各テストの内容は以下のとおり。

Cloud Gate ホームPCやノートPC向けで DirectX 10 を想定したグラフィックス性能テスト
Night Raid DirectX 12 を使用したモバイルPCなど低スペックPC向けのグラフィックス性能テスト
Sky Diver DirectX 11 を使用したミドルレンジ・ゲーミングノート向けのグラフィックス性能テスト
Fire Strike DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト
Time Spy DirectX 12 を使用したゲーミングPC向けのグラフィックス性能テスト

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストX ベンチマークの結果です。

ドラクエベンチマーク(標準品質、解像度 1280×720)
標準品質、解像度 1280×720

ドラクエベンチマーク(最高品質、解像度 1280×720)
最高品質、解像度 1280×720

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークの結果です。

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 標準品質(ノートPC) 解像度 1280×720
標準品質(ノートPC)、解像度 1280×720、DirectX 11

ファイナルファンタジー 紅蓮のリベレーター 高品質(ノートPC) 解像度 1280×720
高品質(ノートPC) 解像度 1280×720、DirectX 11

 

上記のベンチマークソフトを使ったグラフィック性能の測定結果をみると、『m-Book B508H』のグラフィック性能レベルは、ライトなゲームタイトルや写真・動画編集など、ある程度 高度なグラフィック処理が必要なアプリでも気軽に楽しむことができるレベルです。

ストレージ

ストレージのベンチマークです。

レビュー機に搭載されているストレージは ADATA製の SSD で、容量は 512GB(SATA接続)です。

ストレージ情報
ストレージ情報

ドライブ構成は次のようになります。

ストレージのドライブ構成ドライブ構成
(クリックで拡大表示できます)

ストレージのデータ転送速度です。

データ転送速度
データ転送速度

SSD が搭載されていると、測定結果が示す通り Windows や アプリの起動も高速です。

総合的なパフォーマンス

「PCMark 8」および「PCMark 10」を使用して、PCのアプリケーション実行における総合的なパフォーマンスを測定します。

PCMark 8(Home Test)

家庭での利用を想定したテストです。

PCMark 8 Home Test スコア

PCMark 8 Home Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 8(Creative Test)

クリエイティブな利用を想定したテストです。

PCMark 8 Creative Test スコア

PCMark 8 Creative Test スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

PCMark 10 Express

PCMark 10 Express は、以下の 2つの Test Group のテストを実施します。
(テスト結果はクリックで拡大表示できます)

■Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)
■Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

PCMark 10 Express スコア

PCMark 10 Express スコア比較OpenCL対応の Accelerated にて測定

 

総合的なパフォーマンスは、家庭での利用からビジネスシーンまで快適なパフォーマンスが期待できるスコアです。

写真・動画編集などクリエイティブな作業も快適にこなせる性能レベルです。

バッテリー

『m-Book B508H』に搭載されているバッテリーの性能(駆動時間と充電時間)を測定します。

■駆動時間
バッテリーでの駆動は、次の条件でバッテリーによる駆動時間を計測します。
・無線LANでインターネットに接続
・YouTubeを全画面で連続再生
・画面の明るさ:最大レベル
・音量:最大レベル

■充電時間
バッテリー充電時間の計測は以下の条件で行います。
・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態
・電源アダプターを接続し Windows を起動
・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態
※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のようになります。

バッテリー残量グラフ

バッテリー駆動時間 6時間 16分
バッテリー充電時間
(50%)
53分
バッテリー充電時間
(100%)
3時間 7分

バッテリー性能としては、駆動時間/充電時間ともに十分満足できるレベルといえるでしょう。

また、使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整すればバッテリー駆動時間を伸ばすことができます。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動時間は変動するので、参考値としてください。

 

RAWデータ現像・動画エンコード処理時間計測

『m-Book B508H』で、RAWデータ現像と動画エンコードの処理時間を計測します。

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector 7
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・RAWデータ 50ファイルを一括書き出し
・プリセット等 編集は適用しない
・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

処理時間 メモリ使用量
1分 3秒7 3.7GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector 15
(筆者所有のソフトウェア)

■条件等
・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力
(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)
・動画再生時間 10分間
・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

■処理時間

処理時間 メモリ使用量
3分 53秒8 3.7GB

※メモリ使用量は処理中の「コミット済みメモリ」(最大値)。
 (パソコンがシステム全体で実際に使用しているメモリの使用量)

 

RAW現像・動画エンコードともに処理速度もまずまずで、写真・動画編集も快適なパフォーマンスで楽しめそうです。

メモリを 16GB以上にカスタマイズすれば、さらに高速な処理が期待できます。本機で写真・動画編集の快適度をさらにアップするならメモリのカスタマイズをおすすめします。

 

駆動音・表面温度

駆動音については、負荷のかかる処理になると排熱のため「サーッ」という排気音がわずかに大きくなりますが、耳ざわりに感じるほどではありません。

平常時は静かであることや高負荷状態でも排気音はわずかに大きくなるだけなので、駆動音を気にすることはないと思います。

本体の表面温度については、負荷のかかる処理になると、キーボード奥側がわずかに温かくなります。

キーボード上は手のひらを置いてみると温かいかな?と感じる程度、パームレストは本体内部の熱の影響がほとんどないので不快な感じはありません。

駆動音、表面温度ともに気にすることなく快適に使えます。

キーボードの表面温度(単位:℃)

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

 

サウンド チェック

『m-Book B508H』は サウンドユーティリティソフト「Realtek Audio Console」が搭載されています。

Realtek Audio Console には、サウンドに合わせたプリセットが数多く設定されているほか、スピーカーやヘッドフォンなどサウンドを再生する機器に合わせて、お好みのサウンドにチューニングすることもできます。

Realtek Audio Console サウンドユーティリティソフト
Realtek Audio Console ユーティリティソフト

実際にサウンドを聴いてみた印象としては・・・

■スピーカー
再現できる音域、音質ともにそれなりだが、カジュアルにならそこそこ楽しめるレベル。

■ヘッドホン
スピーカーよりは高音質サウンドを楽しめるレベル。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動時間、再起動時間、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 15.4秒 29.0秒 6.1秒
2回目 13.7秒 26.9秒 5.6秒
3回目 13.7秒 25.5秒 5.8秒
4回目 13.5秒 26.6秒 5.7秒
5回目 13.5秒 25.5秒 5.7秒
平均 14.0秒 26.7秒 5.8秒

感覚的にも結果が示す通り「かなり早い」です。

 

搭載ソフトウェア

『m-Book B508H』に搭載されている主なソフトウェアです。(クリックで拡大表示できます)

主なソフトウェア

インストールされているソフトウェアで注目したいのが「乃木坂マウスギャラリー」!

乃木坂マウスギャラリーを実行すると乃木坂メンバーの映像がスライドショーとして画面に描画されます。

乃木坂マウスギャラリー(その1)

設定した待ち時間(1分/3分/5分から選択可能)が経過すれば乃木坂マウスギャラリーが起動されスクリーンセーバー代わりに乃木坂メンバーの映像をスライドショーで観ることができます。

また、パソコンの動作状態をコントロールするユーティリティソフト「コントロールセンター」もインストールされています。

コントロールセンター

コントロールセンターは、使用環境に合わせて画面の明るさやファンのスピードなど、パソコンの状態を調整・管理することができます。

 

付属品

『m-Book B508H』の本体ほか同梱品一式(電源アダプター、電源コード、ドキュメント類など)です。

『m-Book B508H』本体セット

付属しているドキュメント類は以下のとおりです。

『m-Book B508H』ドキュメント類

【上記写真のドキュメント類について】
■上段左側から
・サポートマニュアル
・ファーストステップガイド
・製品仕様書
■下段左側から
・保証書
・U-NEXT プレミアムチケット

サポートマニュアルには、初回設定手順のほか、サポートセンターへの問い合わせ方法についても詳細に記載されています。

サポートセンターへは、電話、メール、FAX での問い合わせが可能で、製品の技術的な問い合わせも OK です。

筆者はマウスコンピューターの飯山工場に見学してきたときに感じたのが、サポート体制の素晴らしさと製品品質へのあんしん感です。

電話による問い合わせが 24時間365日対応していることや、ユーザーが抱えている問題やトラブルの解決を目的としたサポートなど、ユーザーに寄り添った対応はパソコンを使う上でのあんしん感が格段に違うことを実感できるはずです。

 

まとめ

以上、『m-Book B508H』のレビュー記事をお届けしました。

『m-Book B508H』は高性能で快適に使える 15.6インチサイズのノートパソコンです。

その性能レベルは家庭での利用からビジネスシーンはもちろんのこと、写真・動画編集などクリエイティブな作業も快適にこなせる性能を備えています。

デザイン性も高く、15.6インチサイズながら 約1.5kg の質量はモバイルも可能。

性能・デザイン・使いやすさなど高いレベルでトータルバランスに優れているわりに価格がリーズナブル。まさに高コスパな大画面ノートといえます。

評価のポイントをまとめると・・・

高評価のポイント
・性能レベルが高く動作も軽快
・スタイリッシュでオシャレ、上質感のあるデザイン
・画面が大きく映像もキレイ
・キーボードのタイプ感が心地よい
・15.6インチでもモバイルできる軽さ
・乃木坂マウスギャラリーの特典アプリ付き
・リーズナブルな価格

チョット残念なところ
・底面部の素材が樹脂製(価格とコストの兼ね合い?)

 

詳細はマウスコンピューターの公式サイトをご確認ください。

⇒ マウスコンピューター公式サイト

 

m-Book B508H 正面側

 

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