当サイトでは『LAVIE Direct HZ』(2018年秋冬モデル)の実機レビューを実施しています。こちらの記事もあわせてご覧ください。
NEC『LAVIE Direct HZ』2017年春モデルの実機レビュー 前編です。
『LAVIE Direct HZ』2017年春モデルは、最新CPU の搭載にくわえ、ベゼル(ディスプレイのフレーム枠)も薄くなった狭額縁デザインの超軽量 2in1モバイルノートPCです。
前編では、外観のデザインや、ディスプレイ、キーボード、タッチパッドのほか、オプションのフェルトケースについてのレビューを行います。
※レビュー機は、NEC Direct からの貸出機です。
(後編) ベンチマーク YAMAHA サウンド Windows の起動・シャットダウン時間計測 搭載ソフトウェア 付属品 まとめ |
※記事内容は 2017年4月24日時点のものになります。
<参考>
『LAVIE Direct HZ』の従来モデルではクラムシェルタイプと 2in1 タイプがラインアップしていましたが、2017年春モデルでは 2in1タイプに統一されています。
また、『LAVIE Direct HZ』2017年春モデルは、最新CPUの搭載により性能が進化しています。
CPU、メモリ、ストレージ等のスペック構成により「エントリーモデル」「コストパフォーマンス」「ハイスペックモデル」がラインナップしており、各モデルともに使い方に合わせたカスタマイズが可能です。
本体カラーは、「メテオグレー」「ムーンシルバー」「プレシャスゴールド」から選ぶことができます。
今回レビューを行うのは、コストパフォーマンスモデル(Core i3 搭載、本体カラー:メテオグレー)とハイスペックモデル(Core i7 搭載、本体カラー:プレシャスゴールド)です。
外観について
『LAVIE Direct HZ』のボディカラーは、メテオグレー、プレシャスゴールドともにマットな色合いで落ち着いたイメージです。
メテオグレー
プレシャスゴールド
背面側から見てみます。
底面部をみてみます。
底面部のゴム足は、四隅と中央に 計5箇所あり、シッカリとボディを固定してくれます。
なお、バッテリーは取り外しできないようです。
次に、ヒンジをみてみます。
ディスプレイ面がクルリと360度回転するヒンジで、どのスタイルにしてもヒンジはシッカリしており、グラつきはないです。
前後左右の側面からみてみます。
前面側
背面側
左側面
右側面
次に、インターフェース類を見てみます。
左側面には、「DCコネクタ」、「電源スイッチ」、「音量ボタン」が実装されています。
右側面は、「SD メモリーカードスロット」、「ヘッドフォン/ヘッドフォンマイク端子」、「USB 3.0(パワーオフUSB充電機能対応)」、「USB 3.1」、「HDMI出力端子」、「盗難防止用ロック」が実装されています。
SD メモリーカードスロットは、プッシュロック式です。SDカードを挿入するときは押し込んでロックさせ、取り出すときはもう一度押し込むことでカードが飛び出す構造です。
正面側には、「パワーオン LED」、「バッテリー充電中 LED」、「Caps Lock LED」の 状態表示LED が実装されています。
スピーカーは、前面側 底面の左右に実装されています。
Webカメラとマイクです。
次に、本体を閉じたときの高さを実測してみます。
ゴム足を含めた高さの実測値は 約 18 mm。モバイルノートとして、スリムな薄型タイプです。
本体の大きさのイメージです。本体の上には A4コピー用紙と B5版ノートを 載せています。
次が重さ。
本体の重さは、コストパフォーマンスモデル(Core i3 搭載、本体カラー:メテオグレー)が 776g、ハイスペックモデル(Core i7 搭載、本体カラー:プレシャスゴールド)が 833g です。
いずれのモデルも、外出するときの持ち歩きもラクにできる軽さです。
ちなみに、電源アダプターと電源コードの重さは、それぞれ 177g、37gです。
なお、電源アダプターの大きさは手のひらサイズなので、本体と一緒でも かさばることはなさそうです。
次に、『LAVIE Direct HZ』のスタイルを切り替えてみます。
ノートパソコン
スタンド
テント
タブレット
なお、タブレットのスタイルに切り替わるとキーボードやタッチパッドは自動的に無効に、タブレットスタイル以外に切り替えるとキーボードやタッチパッドは自動的に有効となります。
また、『LAVIE Direct HZ』2017年春モデルでは、ベゼル(ディスプレイのフレーム枠)が狭額縁となっています。
鉛筆よりも細い(狭い)ベゼルなので、タブレットスタイルで持ちやすくするために「スマートベゼル機能」が搭載されています。
スマートベゼル機能
スマートベゼル機能を有効にすることで、ディスプレイの左右 1cmくらい 描画エリアを縮小し、手持ちできるスペースを確保できます。
左がスマートベゼル有効、右はスマートベゼル無効
スマートベゼルを有効にしたとき
スマートベゼルは、タブレットとして手持ちのしやすさはありますが、ディスプレイの両端が指紋などで汚れる可能性があります。
ただ、タブレットとして使う以上、タップやフリップなどで画面に指紋などの跡が付くので、両端に手持ちの跡が残ったとしても致し方なしと思います。
こまめに手入れすれば気持ちよく使えます。
スペックについて
レビューに使用した『LAVIE Direct HZ』2017年春モデルのスペックです。
モデル | コストパフォーマンス | ハイスペック |
---|---|---|
OS | Windows 10 Pro(カスタマイズによりアップグレード) | |
CPU | 第7世代 インテル Core i3-7100U プロセッサー | 第7世代 インテル Core i7-7500U プロセッサー |
メモリ | 4GB(LPDDR3 SDRAM/オンボード 4GB) | 8GB(LPDDR3 SDRAM/オンボード 8GB) |
ストレージ | SSD 約256GB(PCIe)(カスタマイズによりアップグレード) | SSD 約512GB(PCIe)(カスタマイズによりアップグレード) |
光学ドライブ | なし | |
ディスプレイ | 13.3型ワイド LED IPS液晶(広視野角・高色純度・ノングレア・タッチパネル)(Full HD) | |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620(CPUに内蔵) | |
LAN | なし ※USB-LAN変換アダプタ(RJ45×1に変換可能)を選択した場合、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T 対応可能。 |
|
ワイヤレス | 11ac(867Mbps)対応ワイヤレスLAN本体内蔵(IEEE802.11ac/a/b/g/n準拠、Wi-Fi Direct準拠) | |
Webカメラ | HD解像度(720p)対応カメラ、有効画素数92万画素/ステレオマイク内蔵 | |
本体サイズ(W×D×H) | 305×205×16.9 mm | |
本体質量 | 約 769g | 約 831g |
CPUやメモリなど、ハードウェアの詳細な情報をキャプチャーした結果は次のようになります。
(左側がコストパフォーマンスモデル、右側がハイスペックモデルです)
CPU
キャッシュ
メインボード
メモリ
グラフィックス(CPU内蔵)
レビュー機の CPU には、第7世代インテル Core プロセッサーが搭載されています。
第7世代インテル Core プロセッサー(開発コード:Kaby Lake カビーレイク)は、ビデオエンジンに改良がくわえられており、5年前のPCと比較すると、一般的な処理は1.7倍速く、4K動画の編集と共有処理で 8.6倍高速化し、HD画質でゲームをプレイする場合も 3倍も高速なパフォーマンスを実現しています。
おもにグラフィック性能がアップしており、映像の描画も より快適なパフォーマンスが期待できそうです。
なお、双方のモデルの違いは、CPU のほか、メモリ容量、ストレージ容量です。(ベンチマークによる性能の違いは後編に掲載します。)
ディスプレイ
『LAVIE Direct HZ』2017年春モデルのディスプレイは 13.3型ワイド LED IPS液晶、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)です。タッチパネルとしては珍しいノングレア(非光沢)タイプです。
写真の描画もキレイです。
ディスプレイの映り込み具合を見てみます。
非光沢液晶なので映り込みはほとんど気になりません。
次に、視野角を確認してみます。
正面
右側 ディスプレイ面から45度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から45度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度
垂直方向、水平方向ともに視野角は広いです。斜めからの映像もキレイなのが印象的です。
次は、ディスプレイに表示される文字の大きさを確認してみます。
インターネットエクスプローラーに表示される文字の大きさはこんな感じ。(『LAVIE Direct HZ』の公式ページを表示)
拡大設定 100%
インターネットエクスプローラーでは拡大設定が 100% の場合、表示される文字は意外と小さめです。
デフォルト設定の 150% に変更することで、かなり見やすくなります。
拡大設定 150%(デフォルト値)
なお、Windows の設定では、ディスプレイに表示するテキストのスケーリングは 150% が推奨値となっていました。
キーボード&タッチパッド
『LAVIE Direct HZ』のキーボードのレイアウトです。
[Fn]キーと[Ctrl]キーの配置はチェックが必要です。
キーストロークは浅くなく、打鍵感もシッカリとしています。
キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は およそ18mm。デスクトップPC のキーボードよりは若干狭いです。
キーピッチの測定は、便宜的にキートップの左端を基準にして測定しています。
キーボードに両手を置いたときのイメージです。感覚的にも少し窮屈な感じがします。
ただ、極端に狭いという感覚ではないので、個人的にはタイピングに問題はありませんでした。
キーボードの全体的な印象としては、キーピッチが若干狭さを感じるもののタイピングには影響がなく、コンパクトサイズながら意外と扱いやすいといった印象です。
ただ、上述したとおり、[Fn]キーと[Ctrl]キーの配置については、チェックしておいた方がよいでしょう。
次がタッチパッド。
2017年春モデルでは、クリックボタン独立型のタッチパッドとなりました。
クリックボタンが独立したことで、タッチパッドの縦方向のサイズが少し小さくなっています。
スベリや反応も良く、指2本を使ってのジェスチャー操作もスムーズですが、操作によってはタッチパッドの狭さを感じるかもしれません。
ただ、クリックボタンが独立型となったことで、タッチパッド全体としての扱いやすさはアップしていると思います。
フェルトケース
『LAVIE Direct HZ』には、オプションとして専用の LAVIE Hybrid ZERO 用 ハンドメイドケースがラインアップしています。
ハンドメイドケースの種類としては、フェルトケース(オレンジ/ブラック)とレザーケース(ブラウン/ブラック)から選ぶことができます。
ここでは、フェルトケース(ブラック)のレビューを行います。
フェルトケースは LAVIE Direct HZ にぴったりサイズで、本体の出し入れもラクにできます。
フェルトケースは LAVIE Direct HZ にぴったりサイズ
ケースは、とじ紐付きの封筒をイメージさせる作りです。
ボタンは固いプラスチック素材です。紐は麻をイメージした色合いで、素材はおそらく合皮だと思いますが、作りはシッカリとしています。
なお、ケースを作っているのは、埼玉県川越市に所在する buzzhouse design (バズハウスデザイン) 社です。
フェルト生地は厚手で、柔らかな質感です。本体をキズや汚れからシッカリとガードしてくれそうです。
フェルトケースは、日本の職人さんの手により一つずつ丁寧に仕上げているそうで、縫製もシッカリとしている印象です。
有料オプションではありますが、持ち歩きを前提としたモバイルノートだけに、キズや汚れからガードするためにも、揃えておきたいものだと思います。
後編では、『LAVIE Direct HZ』2017年春モデルの機能・性能についてレビューしています。
NEC直販「NEC Direct」公式サイト ⇒ 『LAVIE Direct HZ』 製品ページ |
NEC Direct のメルマガ会員に登録すれば通常クーポンより割引率の高い「スペシャル割引クーポン」を利用できます。メルマガ会員の入会・年会費は無料、入会後スグにスペシャル割引クーポンを利用できます。
⇒ 『メルマガ会員』 詳細