真正面(壁紙)

レノボ IdeaPad Slim 550 14型 (AMD) [以下、IdeaPad Slim 550 と記載] は、AMD Ryzen 4000 または 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載した高性能な 14型ノートPC です。

プラスチック感の強い筐体が少し残念ではあるものの、ベンチマークによる性能評価は優秀でパフォーマンスも快適に使えます。

価格が税込 5万円台からとリーズナブルながら性能レベルが高くて高コスパなところがいちばんのポイント。

また、モバイルノートの主流サイズ 13.3インチよりも一回り大きい画面サイズにくわえ持ち歩きが十分可能な重量感は、画面が少し大きめのモバイルノートとして活用することもできるでしょう。

■IdeaPad Slim 550 14型 (AMD) の特徴

  • AMD Ryzen 4000 または 5000 シリーズ モバイル・プロセッサーを搭載
  • 14インチサイズながらスリム&コンパクト&持ち歩きも可能な重量感
  • 指紋認証センサー搭載
  • 長時間バッテリー駆動が可能
  • プラスチック感が強い筐体
  • Dolby Audio 対応のサウンド
  • リーズナブルな価格で高コスパ

レビューでは当サイトで購入した実機を使って、前半で外観デザイン/ディスプレイ/キーボードなどをチェック、後半では各種ベンチマークによる性能評価を行います。

天面(壁紙)

レビューは 2021年8月18日時点の内容です。

 

スペック構成

IdeaPad Slim 550 は、AMD Ryzen 4000 シリーズまたは 5000 シリーズ・プロセッサー搭載モデルがラインナップしていますが、記事執筆時点で販売中の 4000 シリーズプロセッサーは AMD Ryzen 5 4500U のみです。

おそらく、AMD Ryzen 5 4500U 搭載モデルは在庫がなくなり次第 販売終了となるのではないでしょうか。

IdeaPad Slim 550 のおもなスペックは以下のとおり。

OS Windows 10 Home 64bit
CPU ■AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー
■AMD Ryzen 3 5300U プロセッサー
■AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
■AMD Ryzen 7 5700U プロセッサー
メモリ ■8GB DDR4-3200 SDRAM オンボード 3200MHz
■16 GB DDR4-3200 SDRAM オンボード 3200MHz (Ryzen 7 5700U 搭載モデルのみ)
ストレージ ■256GB SSD M.2 PCIe-NVMe
■512GB SSD M.2 PCIe-NVMe
ディスプレイ 14インチ FHD IPS 光沢なし LEDバックライト 1920 x 1080
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス (CPUに内蔵)
ワイヤレス IEEE 802.11 ac/a/b/g/n ワイヤレスLAN(WiFi準拠) + Bluetooth v5.0 または v5.1
カメラ、マイク 720p HDカメラ (プライバシーシャッター付)、デジタルアレイ マイクロホン
本体サイズ(W×D×H) 約 321.6×211.6×17.9mm (最薄部)
本体質量 約 1.45kg
本体カラー プラチナグレー

ラインナップしているモデルのスペック詳細、価格など最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

 

真正面

レノボ IdeaPad Slim 550 14型 (AMD)
税込 5万円台から
(クーポン適用価格)

※クーポンコードは公式サイトをご確認ください。

 

外観チェック

シンプルでスタイリッシュなデザイン

IdeaPad Slim 550 のデザインはシンプルでスタイリッシュです。

正面側 右側

背面側 右側

筐体の素材は樹脂製(プラスチック製)ですが、サラサラとした感触で質感は良好です。

天面斜め(その1)

天面斜め(その2)

本体は意外にスリムで、プラチナグレーのカラーは指紋や皮脂の跡が目立ちにくいです。

天面斜め(その3)

天面斜め(その4)
本体は意外にスリム

天面の先端中央は少し出っ張ったデザインで指をかけやすく、天面が開けやすくなっています。

天面を開けやすいデザイン

 

底面部はプラスチック感がやや強いですが剛性を重視した「ユニボディ」の構造です。見た目もスッキリしています。

底面側(斜め)
底面は「ユニボディ」のデザイン

ゴム足は前面側左右に2箇所と背面側に1箇所に実装されています。本体の安定性は良好です。

吸気口は底面側に、また排気口はヒンジのあいだに実装されています。

吸気口
吸気口

排気口
排気口

本体の左右にモノを置いても排熱で温められることはありません。

必要十分なインターフェースを実装

IdeaPad Slim 550 のインターフェースをチェックします。

左側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(左側面)

①電源ジャック

②USB3.0 Type-C(Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き)

③HDMI

④マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック

⑤Novo ボタン

USB Type-C コネクタは映像出力や PD充電器に対応しています。

■USB 3.0 Type-C コネクタ対応表(当サイトの検証結果)

映像出力
PD充電器(30W)
PD充電器(45W)
PD充電器(65W)

 

右側面のインターフェースなど各部名称です。

インターフェース(右側面)

⑥4-in-1メディアカードリーダー

⑦USB3.0×2

4-in-1メディアカードリーダーは抜き差し方式です。

SDカードスロット
SDカードをシッカリ挿し込んだ状態
(意外に出っ張る)

 

IdeaPad Slim 550 には、実用的で必要十分なインターフェースが実装されています。

 

電源ボタンはキーボード右上にレイアウトされています。

電源ボタン

 

スピーカーはキーボードの左右に実装されています。

スピーカー
赤枠の部分がスピーカー

 

指紋認証でかんたんサインイン

IdeaPad Slim 550 の電源ボタンには指紋センサーが内蔵されています。

指紋認証でサインイン
指紋センサーは電源ボタンに内蔵

指紋認証の際は LEDの色がオレンジに点灯します。

センサーは小さく細長いですが、認証精度は良好で指紋センサーにタッチするだけでかんたんに Windows にサインインできます。

とくに指紋センサーはマスクを着用しているときに便利です。

シャッターでカメラを遮断できる

IdeaPad Slim 550 はカメラを遮断できる「プライバシーシャッター」を標準搭載しています。

プライバシーシャッター付きカメラ
上の画像:シャッターが開いてカメラ有効
下の画像:シャッターが閉じてカメラを遮断
カメラの上側に切り替えスイッチがある

シャッターはスライド式(手動)です。オンライン会議などでこちらの光景を見せたくないときはシャッターでカメラをふさぐことができます。

持ち歩きも十分可能なサイズ感と重量感

本体の大きさのイメージです。本体の上に A4コピー用紙と B5版ノートを載せています。

本体の大きさイメージ

A4 横より少し幅があるくらいのサイズ感です。

本体を閉じたときの高さのイメージです。

本体の高さ
本体の高さを CD ケース(通常サイズ)2枚と比較
(通常サイズの CDケースの厚さは 10mm)

ゴム足を含めた本体の高さは実測で 20~24mm。最厚部でも CDケース 2枚より少し厚みのある程度です。

本体の高さ(イメージ)
意外にスリムなボディ

本体や電源アダプターなどの重量を実測します。

本体の重さ
・本体:1,403g
・電源アダプター:214g

本体は軽量とまではいきませんが持ち歩きも十分可能な重量感です。

本体の重さ(イメージ)

電源アダプターの最大出力は 65W。大きさは手のひらサイズです。

電源アダプターの大きさ

電源アダプターの大きさ比較

 

ディスプレイのチェック

自然な色合いで描画できるディスプレイ

レビュー機のディスプレイは Chi Mei製のフルHD液晶パネルです。

高輝度ではありませんが、自然な色合いで描画される映像はそこそこキレイ、表示される文字もクッキリとして見やすいです。

ディスプレイに描画された映像(気球)
画像の表示例

Microsoft Edge に表示される文字の大きさ
テキストの表示例

トーンカーブは 後と緑が若干強めに出ていますが、RGB ともに理想的な45度の角度に近い形状です。

トーンカーブ
トーンカーブ
(キャリブレーションツール「i1Display Pro」で計測)

 

色域の計測結果です。

色域
色域
(色度図作成ソフト「ColorAC」にて作成)

sRGBカバー率 68.3%
Adobe RGBカバー率 51.1%

色調バランスはまずまずですが色域は広くはありません。液晶パネルの性能としては標準レベルです。

 

狭額ベゼル

ベゼルは狭額縁です。

ベゼルは狭額縁

とくに左右の幅は鉛筆の太さよりもせまく、画面周りがスッキリとしています。

 

眼に優しい非光沢液晶

ディスプレイの映り込み具合をチェックします。

画面映り込み(その1)

画面映り込み(その2)
映り込みは気にならない

映り込みは低減されており、眼への負担も軽減できます。

視野角は広い

視野角をチェックします。

正面
正面

右側 ディスプレイ面から30度の角度
右側 ディスプレイ面から30度の角度

上側 ディスプレイ面から30度の角度
上側 ディスプレイ面から30度の角度

水平方向、垂直方向ともに視野角は広く、斜めからもハッキリとした映像を観ることができます。

ディスプレイを開ける最大角度は十分

ディスプレイを開くことができる最大角度です。

ディスプレイを開くことのできる最大角度

クラムシェルタイプのノートパソコンとして十分な範囲をカバーしています。

 

キーボード&タッチパッドのチェック

タイピングしやすいキーボード

IdeaPad Slim 550 のキーボードレイアウトは標準的です。

キーボードレイアウト(クリックで拡大表示できます)

[Enter]キーや[Backspace]キー周辺が隣接していますが、大きな違和感はありません。

レイアウトで気になる点

キーピッチ(キートップの中心から隣りのキートップの中心までの距離)は実測で およそ19mm。

キーボードに両手を置いたときのイメージ

ゆったりとしていて、窮屈な感じはありません。

キートップは ほぼフラットな形状。少しツルツルとした感触で指先のフィット感は良好です。

キートップ

キーストロークはノートパソコンとして平均的なストローク幅です。

キーストローク
タイプ音は「タクタク」という音
音の大きさは比較的静か

キーの押し込む強さはちょうど良い感じです。キーを押し込んだ後の適度な反発もあってタイプ感は良好です。

 

キーボードにはバックライトを搭載

キーボードにはバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

キーボード・バックライトは明るさを2段階で切り替え可能です。

[fn]+[Space]キー押下:
点灯(暗)→点灯(明)→消灯

プラスチック感の強いパームレスト

パームレストの素材も樹脂製で、こちらはプラスチック感が強く少しザラザラとした感触です。

パームレスト

ややチープな印象はあるものの、指紋や皮脂の跡が目立ちにくいところは好感が持てます。

タッチパッドは扱いやすいサイズ感

タッチパッドはクリックボタンが一体化したタイプです。

タッチパッドのサイズ感
タッチパッドのサイズ感

少しツルツルした感触で、扱いやすさは良好です。

 

ベンチマークによる性能評価

ベンチマークでは、IdeaPad Slim 550 の CPU・グラフィック・ストレージ性能のほかバッテリー性能や総合的なパフォーマンスを評価します。

レビュー機の基本スペック

CPU AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー
メモリ 8GB DDR4-3200 SDRAM
ストレージ 256 GB SSD M.2 PCIe-NVMe
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス

評価に使用したベンチマークは以下のとおりです。

評価項目 使用するベンチマーク
CPU性能 CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]
CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]
グラフィック性能 3DMark FireStrike
ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]
ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]
ストレージ性能 CrystalDiskMark
総合的なパフォーマンス PCMark 10
バッテリー BatteryInfoView(バッテリー残量測定用)

なお、ベンチマークの実施にあたっては、付属のソフトウェア「Lenovo Vantage」の電源スマート設定で[エクストリーム・パフォーマンス]と[インテリジェント・クーリング]の 2モードで評価しています。

電源スマート設定

エクストリーム・パフォーマンス システム・パフォーマンスを最大化できるモード。
インテリジェント・クーリング ファン速度とシステム・パフォーマンスのバランスが取れた状態で最高のエクスペリエンスを実現できるモード。ゲーム中はパフォーマンスが最大化され、オフィス作業は騒音が軽減される。

 

CPU性能

CPU性能は CINEBENCH R20 と CPU Mark(PassMark PerformanceTest) のベンチマークスコアで評価します。

評価にあたっては、性能レベルを把握するため下記 CPU のスコアと比較します。

・AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 5500U プロセッサー

・AMD Ryzen 5 4500U プロセッサー

・インテル Core i7-1165G7 プロセッサー

・インテル Core i5-1135G7 プロセッサー

・インテル Core i3-1115G4 プロセッサー

※当サイトで計測したスコアの平均値

■CINEBENCH R20[CPUのレンダリング性能評価]

CPU
Ryzen 5 5500U(レビュー機・インテリジェント・クーリング)
3131 pts
Ryzen 5 5500U(レビュー機・エクストリーム・パフォーマンス)
3111 pts
Ryzen 5 5500U
2960 pts
Ryzen 7 4700U
2750 pts
Ryzen 5 4500U
2042 pts
Core i7-1165G7
1950 pts
Core i5-1135G7
1796 pts
Core i3-1115G4
1224 pts

■CPU Mark (PassMark PerformanceTest)[CPU性能の総合評価]

CPU Mark
Ryzen 5 5500U(レビュー機・エクストリーム・パフォーマンス)
15261
Ryzen 7 4700U
14790
Ryzen 5 5500U(レビュー機・インテリジェント・クーリング)
14389
Ryzen 5 5500U
13281
Core i7-1165G7
11596
Ryzen 5 4500U
11071
Core i5-1135G7
10715
Core i3-1115G4
6702

Ryzen 5000 シリーズ・プロセッサーの性能レベルは高く、Ryzen 5 5500U でも Ryzen 7 4700U と同等のパフォーマンスです。

とくに、レビュー機に搭載されている Ryzen 5 は平均値を上回るスコアです。体感的にもパワフルさを感じます。

 

グラフィック性能

グラフィック性能はゲーム系のベンチマークで性能評価を行います。

評価にあたっては、グラフィックス性能レベルを把握するため当サイトでレビューした下記グラフィックスのスコアと比較します。

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 7 4700U搭載機)

・AMD Radeon グラフィックス(Ryzen 5 4500U搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1165G7搭載機)

・インテル Iris Xe グラフィックス(Core i5-1135G7搭載機)

・インテル UHD グラフィックス(Core i3-1115G4搭載機)

※当サイトで計測したスコアの平均値

3DMark FireStrike

3DMark FireStrike のベンチマーク結果です。

Fire Strike は DirectX 11 を使用したハイパフォーマンスゲーミングPC向けのグラフィックス性能テストです。

3DMark Fire Strike
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3956
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
2992
AMD Radeon(レビュー機・インテリジェント・クーリング)
2964
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2924
AMD Radeon(レビュー機・エクストリーム・パフォーマンス)
2918
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2333
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2294

ドラゴンクエストX[軽量級のゲーム]

ドラゴンクエストX のベンチマーク結果です。

ドラゴンクエストX
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
10959
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
9124
AMD Radeon(レビュー機・エクストリーム・パフォーマンス)
8872
AMD Radeon(レビュー機・インテリジェント・クーリング)
8796
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
8576
インテル UHD(Core i3-1115G4)
7706
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
7002

※最高品質/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ[中量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマーク結果です。

漆黒のヴィランズ
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
4203
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
3548
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3546
AMD Radeon(レビュー機・インテリジェント・クーリング)
3517
AMD Radeon(レビュー機・エクストリーム・パフォーマンス)
3502
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2775
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2661

※高品質(ノートPC)/解像度 1920×1080 で実施

ファイナルファンタジーXV[重量級のゲーム]

ファイナルファンタジーXV のベンチマーク結果です。

ファイナルファンタジーXV
インテル Iris Xe(Core i7-1165G7)
3297
AMD Radeon(Ryzen 7 4700U)
3129
AMD Radeon(レビュー機・エクストリーム・パフォーマンス)
3126
AMD Radeon(レビュー機・インテリジェント・クーリング)
3097
インテル Iris Xe(Core i5-1135G7)
2688
AMD Radeon(Ryzen 5 4500U)
2440
インテル UHD(Core i3-1115G4)
2389

※軽量品質/解像度 1280×720 で実施

 

CPU内蔵のグラフィックスは、CPU性能のほかにも搭載されているメモリ容量や構成チャネル(シングル/デュアル)に依存します。

レビュー機はデュアルチャネル構成にくわえ性能自体もアップしたことで、Ryzen 7 4700U 内蔵グラフィックスに相当するパフォーマンスを発揮しています。

写真・動画編集などクリエイティブな作業も快適なパフォーマンスが期待できるでしょう。

 

ストレージ性能

レビュー機のストレージは NVMe対応の SSD(容量 256GB) が搭載されています。

データ転送速度
データ転送速度(CrystalDiskMark で計測)

計測結果は優秀です。

データアクセスも超高速にできて、Windows やアプリの起動も早いです。

参考までに SSD は大容量になるほどデータ転送速度が速くなる傾向があります。目安として 512GB以上で速度の違いが顕著になってきます。

 

総合的なパフォーマンス

PCMark 10 Extended を使って、実際の使用を想定した性能評価を行います。

評価にあたっては、性能レベルの程度を把握するため当サイトでレビューした下記機種のスコアと比較します。

・Ryzen 5 4500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイト計測スコアの平均値

スペック IdeaPad Slim 550
(レビュー機)
Ryzen 5 4500U
搭載機
Core i7-1165G7
搭載機
Core i5-1135G7
搭載機
CPU AMD Ryzen 5 5500U AMD Ryzen 5 4500U インテル Core i7-1165G7 インテル Core i5-1135G7
メモリ 8GBメモリ 8GBメモリ 16GBメモリ 8GBメモリ
ストレージ 256GB SSD (NVMe) 256GB SSD (NVMe) 512GB/1TB SSD (NVMe) 256GB/512GB SSD (NVMe)
グラフィックス AMD Radeon AMD Radeon インテル Iris Xe インテル Iris Xe

 

ベンチマーク結果は以下のとおり。

Total Score
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
4276
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
4261
Ryzen 5 4500U搭載機
3590
Core i7-1165G7搭載機
4250
Core i5-1135G7搭載機
3861
 Essentials
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
8738
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
8752
Ryzen 5 4500U搭載機
8140
Core i7-1165G7搭載機
9213
Core i5-1135G7搭載機
8811
基準値
4100
 Productivity
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
7665
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
7635
Ryzen 5 4500U搭載機
7067
Core i7-1165G7搭載機
6454
Core i5-1135G7搭載機
5994
基準値
4500
 Digital Contents Creation
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
5466
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
5506
Ryzen 5 4500U搭載機
4287
Core i7-1165G7搭載機
4512
Core i5-1135G7搭載機
4282
基準値
3450
 Gaming
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
2470
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
2421
Ryzen 5 4500U搭載機
1837
Core i7-1165G7搭載機
3323
Core i5-1135G7搭載機
2720

※テスト項目説明

・Total Score(総合的な評価)

・Essentials(普段の作業を想定した基本的なテスト)

・Productivity(ビジネスソフトの使用を想定したテスト)

・Digital Contents Creation(写真・動画編集を想定したテスト)

・Gaming(ゲーミングソフトの使用を想定したテスト)

※基準値はベンチマークソフト開発メーカーの推奨スコア

 

レビュー機のスコアは優秀です。

筐体の見た目にイマイチ感があったとしても、性能面は「なかなかのもの」といえるでしょう。

 

バッテリー

バッテリー性能については、レビュー機のバッテリー駆動時間と充電時間を計測・評価します。

■駆動時間の測定条件

・無線LANでインターネットに接続

・YouTubeを全画面で連続再生

・画面の明るさ:最大レベル

・音量:最大レベル

■充電時間の測定条件

・測定開始はバッテリー残量がほぼゼロの状態

・電源アダプターを接続し Windows を起動

・スクリーンセーバー(ラインアート)でパソコンはアイドル状態

※スクリーンタイムアウトや PCスリープは設定しない。

バッテリーの駆動時間と充電時間の測定結果は以下のとおり。

バッテリー駆動時間 10時間 15分
バッテリー充電時間
(50%までの充電時間)
32分
バッテリー充電時間
(80%までの充電時間)
55分
バッテリー充電時間
(100%までの充電時間)
1時間 55分

バッテリーを多く消費する条件のなかでも バッテリーで 10時間使えるなら十分満足できます。

使うシーンに合わせて画面の明るさや音量を適正レベルに調整することでバッテリー駆動時間を伸ばすこともできます。

また、急速充電にも対応しており、30分程度で 50%まで充電できるのも魅力です。

なお、実際の使用にあたっては、環境や使い方などによりバッテリーの駆動/充電時間は変動するので参考値としてください。

 

クリエイティブ性能の評価

クリエイティブ性能は RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)と動画エンコードの処理時間で評価します。

評価にあたっては、上記の総合的なパフォーマンスで使用した比較対象機の処理時間と比較します。

・Ryzen 5 4500U搭載機

・Core i7-1165G7搭載機

・Core i5-1135G7搭載機

※当サイト計測の平均処理時間

 

RAWデータ現像

RAWデータ現像に使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PhotoDirector
Adobe Photoshop Lightroom
Adobe Photoshop Lightroom Classic

■条件等

・RAWデータ 50ファイルをJPEG形式で一括書き出し

・RAWデータサイズ 4,592×3,056(約14MB)

・プリセット等 編集は適用しない

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PhotoDirector
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
1分6秒2
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
1分3秒3
Ryzen 5 4500U搭載機
1分19秒3
Core i7-1165G7搭載機
49秒2
Core i5-1135G7搭載機
56秒2
Photoshop Lightroom
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
52秒4
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
51秒5
Ryzen 5 4500U搭載機
44秒3
Core i7-1165G7搭載機
24秒5
Core i5-1135G7搭載機
33秒6
Lightroom Classic
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
52秒0
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
49秒4
Ryzen 5 4500U搭載機
47秒1
Core i7-1165G7搭載機
32秒0
Core i5-1135G7搭載機
38秒1

 

動画エンコード

動画エンコードに使用したソフトウェアや条件、処理時間は以下のとおりです。

■使用ソフトウェア
CyberLink PowerDirector

■条件等

・AVCHD動画(1920×1080)を mp4 形式で出力(m2ts→mp4、720p、1280×720/30p 16Mbps)

・動画再生時間 10分間

・ほかのアプリは起動しない(常駐アプリは除く)

PowerDirector
レビュー機(インテリジェント・クーリング)
2分5秒8
レビュー機(エクストリーム・パフォーマンス)
2分0秒0
Ryzen 5 4500U搭載機
3分5秒1
Core i7-1165G7搭載機
3分11秒9
Core i5-1135G7搭載機
3分24秒7

 

RAWデータ現像(JPEGファイル書き出し)では比較対象にくらべ少し時間がかかっています(それでも十分早い)が、動画エンコードでは比較対象を圧倒する早さです。

また、レンダリング(編集内容の画面への反映)についてもスムーズな描画です。

写真・動画編集などクリエイティブな作業でも快適に使えそうです。

 

駆動音・表面温度のチェック

駆動音については、ベンチマーク(CINEBENCH R20 のマルチ Core)実行中と動画エンコード中の音量(デシベル)計測で評価します。

※付属ソフトウェア「Lenovo Vantage」の電源スマート設定で[エクストリーム・パフォーマンス]と[インテリジェント・クーリング]の 2モードで計測

騒音測定イメージ
使用測定器:Meterk SLM01

■測定結果

モード 最大音量
下段はピーク時の音量推移
ベンチマーク中 動画エンコード中
アイドル時 34.0 db
 
エクストリーム・パフォーマンス 41.8 db
(40~42 db)
42.0 db
(41~42 db)
インテリジェント・クーリング 39.9 db
(39 db 台)
39.6 db
(38~39 db)

※防音室での測定ではありませんが、周囲の音ができるだけ入らないようにして測定しています。

■騒音の目安

騒音の大きさ 騒音の具体例
60 デシベル 走行中の自動車内
普通の会話
デパート店内
50 デシベル 家庭用エアコンの室外機
静かな事務所の中
40 デシベル 閑静な住宅地の昼
図書館内
30 デシベル 深夜の郊外
鉛筆での執筆音
20 デシベル 木の葉の触れ合う音
雪の降る音

参考:埼玉県深谷市ホームページ「騒音・振動の規制について」

平常時は静かです。

高負荷時は「サーッ」という排熱のときの気流音が若干大きくなりますが、耳ざわりに感じることはないと思います。

 

表面温度のチェック

表面温度については、平常時と動画エンコード時の表面温度の測定結果で評価します。

※単位:℃、測定時の室温:25℃

※動画エンコード時に温度が下がっている箇所はエアフローによるものです。

キーボードの表面温度

キーボードの表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

底面部の表面温度

底面部の表面温度
左側の画像:平常時(Windows起動後10分放置)
右側の画像:動画エンコード時(10分間の動画エンコード終了直前)

高負荷な状態になるとキーボード中央寄りの温度がわずかに上昇する程度で、平常時とくらべても大きな温度上昇はありません。また、パームレストは本体内部の熱の影響がないので不快な感じはありません。

高負荷時でもタイピングへの影響はないと思います。

 

サウンド チェック

IdeaPad Slim 550 のサウンドは Dolby Audio 対応です。

Dolbyロゴ

サウンドユーティリティソフトもプリインストールされており、コンテンツにあわせたプリセットやイコライジング機能でお好みの音質にチューニングすることもできます。

サウンドユーティリティソフト
サウンド ユーティリティソフト

以下は、実際にサウンドを聴いた印象です。

※プリセット「音楽」で試聴

■スピーカー
低音域がやや物足りないものの、高音域まで広い音域を再現している。
音が少しこもった感じもするが、まずまずの高音質サウンド。

■ヘッドホン
低音域から高音域まで増幅されてクリアになって、より高音質になる。

 

Windows の起動・再起動・シャットダウン時間計測

Windows の起動、再起動、シャットダウン時間を それぞれ 5回ずつ計測しました。

起動 再起動 シャットダウン
1回目 8.3秒 25.4秒 6.7秒
2回目 8.2秒 25.6秒 6.4秒
3回目 8.2秒 26.0秒 6.9秒
4回目 8.2秒 25.9秒 6.5秒
5回目 8.2秒 25.8秒 6.5秒
平均 8.2秒 25.7秒 6.6秒

体感的にも早いです。処理待ちのストレスを感じることはないでしょう。

実際の使用にあたってはインストールしているアプリや使い方などにより起動時間は変動するので参考値としてください。

 

同梱品

IdeaPad Slim 550 の本体ほか同梱品一式です。

同梱品一式
同梱品リスト
・IdeaPad Slim 550 本体
・電源アダプター
・ドキュメント類

 

まとめ

以上、IdeaPad Slim 550 14型 (AMD) のレビュー記事をお届けしました。

今回レビューした IdeaPad Slim 550 は、最新 Ryzen 5000 プロセッサー搭載により性能レベルが高くパフォーマンスもパワフルです。

筐体の見た目に若干のチープ感はあるものの、性能重視で選ぶなら非常に高コスパな機種です。

高評価のポイント

  • AMD Ryzen 5000 プロセッサー搭載モデルは性能レベルが高くパフォーマンスもパワフル
  • 大きすぎず小さすぎない使いやすいサイズ感
  • 14インチサイズでも持ち歩きできる重量感でモバイルノートとしても活用できる
  • 指紋センサーやプライバシーシャッターのセキュリティ機能も搭載している
  • 性能重視で選ぶなら非常に高コスパ!

チョット残念なところ

  • キーボード面や底面カバーにプラスチック感がある

ラインナップしているモデルや価格、クーポンなど最新情報はレノボ直販サイト「レノボショッピング」をご確認ください。

 

真正面

レノボ IdeaPad Slim 550 14型 (AMD)
税込 5万円台から
(クーポン適用価格)

※クーポンコードは公式サイトをご確認ください。

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